JPS6345323A - 金属帯加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は金属帯加熱装置に関し、予熱帯における燃焼排
ガスを効率良く燃焼せしめ得ろように工夫したものであ
る。

〈従来の技術〉 金属帯の連続焼鈍用の直接火炎加熱形無酸化炉（以下単
に無酸化炉と称す）では、燃焼バーナの文で直接金属帯
を加熱し、その際金属帯を酸化させないように化学当量
以下の酸素量で燃料を燃やしている。このため、このと
きの燃焼に伴なう燃焼排ガス中には未燃ガスが残存して
いる。そこで、前記無酸化炉では、従来より、未燃ガス
を含んだ加熱帯の燃焼排ガスを金属帯の移動方向におけ
ろ上流の予熱帯へ導き、この予熱帯で空気を供給するこ
と：こより燃焼排ガスをアフターバーニングさせること
により得る熱で金属帯を予熱していｔこ。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、従来技術に係る無酸化炉においてＳ燃焼排ガ
スのアフターノ（−ニング用の空気の供給は、炉の側面
にあけられた１ａＩの穴を介して行なっていた。したが
って、この場合には前記穴から噴出する空気に沿って炎
のフレームができろ。このため、上記従来技術において
；よ次の様な欠点があった。

イ）　燃焼排ガスは炉の断面全体を通るが、未燃ガスが
アフターバーニングするの（よ炎のフレームがある付近
を通った燃焼排ガスのみであり、アフターバーニングす
る部分が限られていた。

−Ｉ）　　フレームから遠い位置を通った燃焼排ガスは
、燃九ないまま燃焼排ガスの移動方向における下流へ流
れてそのまま排出されてしまう。

ハ）　前記炎のフレームで金属帯を加熱するが、フレー
ムが金属帯の幅方向に一様でなく、加熱された金属帯の
幅方向に温度むらができる。

本発明は、上記従来技術に鑑み、無酸化炉の予熱帯にお
いて炉の断面全体に燃焼排ガスのアフターバーニング用
の空気を供給し得る金属帯加熱装置を提供することを目
的とする。

く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成する本発明の構成は、未燃ガスを含んだ
加熱帯の燃焼排ガスを予熱帯へ導くようにした金属帯の
連続焼鈍用の無酸化炉におけろ前記予熱帯に、前記燃焼
排ガスをアフターバーニングさせる空気を供給する複数
個の空気供給口を炉幅方向に亘り有する空気供給チュー
ブを設けたことを特徴とする。

く作　　　用〉 上記構成の本発明におり１ては、空気供給チューブの空
気供給口を介して予熱帯の炉幅方向全域に亘り空気が燃
焼排ガスに向けて噴射される。

く実　施　例〉 以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

第１図は本発明の実施例を、これを適用する無酸化炉の
全体構成とともに概念的に示す概略構成図である。同図
に示すように、無酸化炉１は隔壁１ａで仕切られた加熱
帯１ｂ及び予熱帯１ｃを有している。金属帯２はロール
１ｄによりシールロール１ｅを介して炉内の予熱帯１ｃ
に搬入され炉内を図中左方から右方へ向かって搬送され
る。これに伴ない金属帯２は、予熱帯１ｃで予熱された
後、加熱帯１ｂで直火バーナ１ｆにより加熱・焼鈍され
ろ。加熱帯１ｂの燃焼ガスは図中に矢印で示すように、
加熱帯１ｂから予熱帯１ｃに至り排気口１じを介して外
部に排出される。空気供給チューブ３は、金属帯２と平
行に、またその進行方向と直角な方向（第１図の紙面に
垂直な方向）、即ち炉幅方向に亘り配設されている。

第２図は空気供給チューブ３の部分を抽出して示す拡大
図である。同図に示すように、空気供給チューブ３はそ
の軸方向に亘り？を数伺の空気供給口３ａを有し、この
空気供給口３ａを介して炉内に空気を噴出するようにな
っている。かくて、金属帯２の酸化を防ぐため酸素不足
の直火加熱式により加熱帯１ｂで金属帯２を加熱した燃
焼排ガスが予熱帯１ｃに流入した場合、この予熱帯１ｃ
で空気を供給して前記燃焼排ガス中の未燃ガスを燃焼せ
しめることにより金属帯２を予熱することができる。

かかる本実施例においては空気供給口３ａがら空気が予
熱帯１ｃの炉幅方向全域に亘って噴出され、この空気に
含まれろ酸素によって加熱帯１ｂから流れてきた燃焼排
ガス中の未燃ガスを効率良く燃焼させろことができろ。

第３図Ｆａｌ〜第３図ｆｄ）は空気供給口３ａの金属帯
２に対する位置を示す説明図である。即ち、第３図［ａ
ｌに示す位置は金斃帯２に対し上下に配設された空気供
給チューブ３の空気供給口３ａが燃焼排ガス流（図中に
矢印で示す方向）の上流に向いている場合、第３図ｉｂ
）に示す位置は前記空気供給口３ａが金属帯２と反対方
向に向いている場合、第３図ｔｃ＋に示す位置は空気供
給口３ａが燃焼排ガス流の下流に向かっている場合、第
３図ｆｄ）に示す位置は空気供給口３ａが金属帯２の方
向に向″、１でいる場合を夫々示して′、）ろ。

空気供給口３ａの位置により次の様な効果がある。即ち
、第３図ｆａｌに示す場合；よ燃焼排ガスと空気が長方
に混合し燃焼効率が上がる。

第３図１ｂ）及び第３図ｉｄ）に示す場合は夫々の方向
に空気のスクリーンを作ることになり炉断面全域に空気
を供給することができ未燃ガスを燃焼排ガスの下流側に
逃さない。なお、第３図Ｆｄｌに示す場合は、炎が金属
帯２を酸化させないよう適切な距離゛と空気量を選定す
る必要がある。第３図（Ｃ）に示す場合は燃えないまま
通過した未燃ガスを燃やすことができる。

加熱帯１ｂに３００ＯＮｒｎ’／ｈのＣＯＧガスを供給
してその９０％を燃焼させる炉において（予熱帯ＩＣの
入口部で３０ＯＮｒｒ１′／ｈの未燃ガスをアフターバ
ーニングする場合）、従来技術では１６６００　Ｎｒｒ
、’／　ｈの空気を供給する必要があり、それでも炉出
口でＣＯが０３％程度存在していた。また、金属？４１
ｆ２には空気供給点付近で炉幅方向に１５０℃の温度分
布を生起していた。これに対し、本実施例によｎば１４
５０ＯＮｍ’／ｈの空気の供給で良（、炉出口でのＣＯ
濃度は５００　ｐｐｍ　、炉幅方向の温度分布は５０℃
息内となっていた。

〈発明の効果〉 以上実施例とともに具体的に説明したように、本発明に
よれば炉の幅方向及び断面において空気を一様に供給す
ることができるので、未燃ガスを効率良く燃やすことが
できろ。このことにより金属帯の予熱においても予熱能
力が増大するとともに一様な加熱を行なうことができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を、これを適用する無酸化炉の
全体構成とともに概念的に示す概略構成図、第２図はそ
の空気供給チューブの部分を抽出して示す拡大図、第３
図ｔａ＋〜第３図（ｄ）は空気供給口の金属帯に対する
位ｌを示す説明図である。 図　面　中、 １は無酸化炉、 １ｂは加熱帯、 ＩＣは予熱帯、 ２は金属帯、 ３は空気供給チューブ、 ３ａは空気供給口である。 特　　許　　出　　願　　人 三菱重工業株式会社 川崎製鉄株式会社 復　　　代　　　理　　　人

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 未燃ガスを含んだ加熱帯の燃焼排ガスを予熱帯へ導くよ
   うにした金属帯の連続焼鈍用の直接火炎加熱形無酸化炉
   における前記予熱帯に、前記燃焼排ガスをアフターバー
   ニングさせる空気を供給する複数個の空気供給口を炉幅
   方向に亘り有する空気供給チューブを設けたことを特徴
   とする金属帯加熱装置。