JPS6345242A - ジフエニルメタン系化合物、その製法及びこれを用いる樹脂組成物の製法 - Google Patents

ジフエニルメタン系化合物、その製法及びこれを用いる樹脂組成物の製法

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JPS6345242A
JPS6345242A JP61239113A JP23911386A JPS6345242A JP S6345242 A JPS6345242 A JP S6345242A JP 61239113 A JP61239113 A JP 61239113A JP 23911386 A JP23911386 A JP 23911386A JP S6345242 A JPS6345242 A JP S6345242A
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epoxy resin
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JP61239113A
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Shigeru Ishii
繁 石井
Nobuo Takahashi
信雄 高橋
Takahiko Kamimura
上村 多嘉彦
Yasuo Nakano
中野 泰男
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規なジフェニルメタン系化合物。
その製法及びこのジフェニルメタン系化合物の硬化剤と
しての利用に関する。
従来の技術 芳香族ジアミン類はウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の硬
化剤として広く用いられている。
例えば式(3) (式(3)においてXはBr又はメチルを表す)で示さ
れるジフェニルメタン系ジアミン類も前記した樹脂用の
硬化剤として知られている。しかじ式(3)で示される
化合物のうちメチレンビス(2゜6−シメチルアニリン
)はこれを硬化剤として使用したウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂の成型物(硬化物)の難燃性が十分でないという
欠点がある。
又、式(3)で示される化合物のうちメチレンビス(2
,6−ジブロムアニリン)はこれを用いて見られた硬化
物の難燃性はよいというもののメチレンビス(2,6−
ジブロムアニリンの融点がたかいため(300℃以上)
硬化剤としての適用範囲に制限があるという欠点がある
。ところで一般てジフェニルメタン系のブロム化におい
ては副反応としてメチレン基の切断が起り目的物を高収
率で得ることができない場合が多い。特に芳香核にアル
キル基を有するメチレン系芳香族化合物をブロム化する
場合にあってはメチレン基の切断の他にアルキル基への
ブロム化(ハロホルム反応)が起こるため、ブロム化試
剤及び反応条件の設定が目的物を高収率で得るために極
めて重要である。
なお、メチレンビス(2,6−ジブロムアニリン)の製
法については米国特許ムロ6ム619号。
\41a570号に報告されているが芳香核にアルキル
置換された化合物についての報告の例はない。
発明が解決しようとする問題点 ウレタン樹脂、エポキシ樹脂の硬化剤として使用するの
に好ましい融点を示し、かつえられた硬化ウレタン樹脂
又はエポキシ樹脂等て難燃性を付与するような硬化剤の
開発が望まれている。
問題点を解決するための手段 本発明者らは前記したような問題点を解決すべく鋭意研
究を重ねた結果本発明に至ったものである。即ち本発明
は。
(式い)ておいてR1及びR2はそれぞれ独立にC1〜
C4のアルキルを表す) で示されるジフェニルメタン系化合物1式(2)(式(
2)においてR1及びR2はそれぞれ独立にC1〜C4
のアルキルを表す) で示される化合物にアルコール溶媒中臭素を作用させる
ことを特徴とする弐〇)で示されるジフェニルメタン系
化合物の製造法及びインシアネート末端ポリウレタンプ
レポリマー又はエポキシ樹脂を硬化するにあたり弐〇)
で示されるジフェニルメタン系化合物を硬化剤として使
用することを特徴とする硬化ポリウレタン又はエポキシ
樹脂組成物の製法を提供する。
本発明につき詳細に説明する。
式(2)で示されるジフェニルメタン系化合物をブロム
化するためのブロム化試剤として一般的には臭素、臭化
水素酸と過酸化水素あるいは次組塩素(又は臭素)酸等
が考えられるが1例えば臭化水素酸と過酸化水素による
ブロム化では、不明成分多数からなるタール状物質しか
得られず高収率で目的物を得ることはできなかった。こ
のためブロム化試剤及び好ましい溶媒につき種々検討を
行なった結果、アルコール類の溶媒中、臭素でブロム化
すると高収率で目的物(式(1)で示される化合物)が
得られることを見出したものであるが、本発明で溶媒と
して使用されるアルコール類の具体例としてはメタノー
ル、エタノール、プロパツール、インプロパツール等が
挙げられ特にメタン−ルが工業的見地から好ましい溶媒
である、溶媒の使用量は任意であるが1式(2)で示さ
れる化合物100部に対し100〜1000部用いるの
が好ましい。使用する臭素はそのまま、あるいは反応で
使用する溶媒に希釈して用いてもよ(、小スケールの場
合希釈して用いる方が操作上好ましい。
臭素の使用量は式(2)で示される化合物1モル(で対
し1.9〜2.5モル好ましくは2.0〜2.4モルで
ある。臭素の滴下時間はスケールによって異なるが通常
0.5〜6時間であり好ましくは2〜6時間である。急
激な臭素の滴下は副反応を招き好ましくない。臭素の滴
下時及び滴下後の温度は45℃以下好ましくは35℃以
下である。これより高い温度ではやはり副反応がおこり
やす(なる。本発明の方法によるブロム化は、臭素の滴
下開始同時廻反応が開始され、臭素滴下終了後0.5〜
1時間反応させるだけで反応はほぼ完結する。
反応が完結した後少量のチオ硫酸ソーダ又は酸性亜硫酸
ソーダで過剰の臭素を分解した後1反応液を中和しろ過
するかあるいは中和後溶媒を留去した後ろ過することに
よね目的物が得らnる。また場合によっては、塩酸塩の
結晶を取り出した後中和することも可能である。
次に式(2)で示される化合物はアミノ基のオルソ位ニ
アルキル基が置換した芳香族アミンとホルマリンを公知
の方法で縮合することによって製造することができる。
その場合通常次式で (ここでR,、R2は前記に同じ又RはR1又はR2で
ある) で示されるポリアミン(3核体と称す)を少量含有して
いるが通常そのままブロム化に供しても本発明を実施す
る上で何ら悪影響を与えな゛い。もし必要であれば蒸留
あるいは再結晶を行なって3核体を除いてブロム化に供
してもよい。
また、アミノ基のオルン位に置換したアルキルの種類の
異なった芳香族アミンを用いてホルマリンと結合すれば
アルキル基の異なる式(2)で示される化合物を得るこ
ともでき本発明の範囲に含まれる。式(2)で示される
化合物の具体例としては、メチレンビス(0−トルイジ
ン)、メチレンビス(0−エチルアニリン)、メチレン
ビス(0−プロピルアニリン)、メチレンビス(O−イ
ンプロピルアニリン)、メチレンビス(0−ブチルアニ
リン)、3−メチル−3′−エチル−4,4′−ジアミ
ノジフェニルメタン、5−メチル−5’ −(igo 
又ハn−)7’口ピル−4,4′−ジアミノジフェニル
メタン、3−エチル−3’ −(1!10又はrr−)
プロピル−4,4′−ジアミノジフェニルメタン、3−
メチル−3′−ブチル−4,4′−ジアミノジフェニル
メタン、3−エチル−3′−ブチル−4,4′−ジアミ
ノジフェニルメタン、等があげられる。式(1)で示さ
れる目的化合物中に場合によっては次式。
(R,、R2は前記に同じ、RはR1又はR2を示す)
で示される化合物(3核体)が微量含有されることがあ
るがこれは必要があれば再結晶等によって安易に除去す
ることができるが硬化剤としての用途の為には通常その
まま使用しても何ら問題はない。
次に弐〇)の化合物を硬化剤として使用する硬化ポリウ
レタン樹脂組成物の製法につき説明する。
本発明の製法で使用するインシア隼−ト末端ポリウレタ
ンプレポリマーはポリプロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール等のポリグリコールと過剰のポリイソシ
アネー) flJえばジフェニルメタンジイノシアネー
ト、トリレンインシアネート、ナツタレンジイノシアネ
ート等の芳香族ポリインシアネート、あるいはジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート等の脂環式ポリインシ
アネートあるいは脂肪族ポリイソシアネートとを反応さ
せて得られるものでこれらは本業界ではよく知られてい
るところであり例えば米国特許第3188302号中に
開示されている。これらのプレポリマーは現在市場から
容易に入手され1本発明の製法でば市販されているプレ
ポリマーをそのまま使用することができ、イノシアネー
ト残基の含有量が2%〜20%(重量)のものを使用す
るのが一般的である。
弐〇)で示されるジアミン類の具体例としてはメチレン
ビス(2−エテル−6−ブロムアニリン)。
メチレンビス(2−インプロビル−6−プロムアニリン
)、メチレンビス(2−7’チル−6−ブロムアニリン
)、2−メチル−2′−エチル−6,6’−ジブロム−
4,4′−ジアミノジフェニルメタン、2−メチル−2
′−イソプロピル−6,6′−ジブロム−4,4′−ジ
アミノジフェニルメタン、2−エチル−2′−インプロ
ビル−6,6′−ジブロム−4,4′−ジアミノジフェ
ニルメタン、メチレンビス(2−メチル−6−ブロムア
ニリン)等があげられこれらはインシアネート末端ポリ
ウレタンプレポリマーのインシアネート残基の80%〜
120%(化学当量)を使用するのが好ましい。
イソシアネート末端ポリウレタンプレポリマーと弐〇)
で示される硬化剤の反応は1通常40℃〜90℃に加熱
されたインシアネート末端ポリウレタンプレポリマー中
に1式い)で示される硬化剤を融点以上で熔融したもの
を加え、均一に混合溶解した後注型を行ない、その後、
aO〜150℃好ましくは100〜120℃で後硬化を
2〜8時間行ない離型することにより硬化したポリウレ
タン樹脂組成物を得ることができる。
通常この方法においてあ要とされる可使時間は。
4分以上である。
また本発明による方法は必要であれば溶媒を用いてもよ
(、可使時間の長いことを利用して、塗料等の用途にも
供することができる。
また本発明の方法による硬化したポリウレタン樹脂組成
物は1強い難燃性を有し、このような性買は従来の硬化
剤には認められなかった特性である。
更に式(1)の化合物を硬化剤として使用する硬化エポ
キシ樹脂組成物の製法につき説明する。
本発明の製法で使用することのできるエポキシ樹脂とし
ては例えばビスフェノールA系エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールF系エポキシ樹脂、クレゾール又はフェノールノ
ボランク樹脂、グリシジルアミン系樹脂、臭素化ビスフ
ェノールA系エポキシ樹脂、臭素化フェノールノボラッ
ク型エポキシ樹脂等があげられる。さらには「新エポキ
シ樹脂」(垣内弘編著)に記載されている如き種々の公
知のエポキシ樹脂を使用することができる。
硬化剤として使用する前記具体例を示したい)で示され
るジフェニルメタン系化合物の使用量はこれらエポキシ
樹脂に対し、75〜iio%c化学蟲量)の範囲で使用
するのが好ましい。
本発明の製法により硬化エポキシ樹脂組成物を得るには
上記エポキシ樹脂と微細にするか又は融点以上に加熱さ
れた弐〇)で示されるジフェニルメタン系化合物を所定
の温度で混合溶解して硬化することができる。また、場
合によっては、式い)で示されるジフェニルメタン系化
合物を有機溶媒に溶解して用いることもでき、紙、ガラ
ス繊維。
あるいは炭素繊維等との複合材を得る場合に適している
本発明の方法によるエポキシ樹脂の硬化温度は任意であ
るが1通常室温〜+7Q℃の範囲で硬化させる。さらに
詳しくは、Bステージ(半硬化)を経由させる場合は室
温〜120℃でまた。Bステージを経由しない場合12
0℃〜170℃の範囲で硬化するのが一般的である。ま
た本発明の方法では必要であれば三フッ化ホウ素のアミ
ン塩あるいはサリチル酸等の触媒を使用することもでき
る。
弐〇)で示されるジフェニルメタン系化合物は新規な化
合物であり本発明の方法によって収率よく製造されるも
のである。この化合物を硬化剤としてポリウレタンプレ
ポリマーの硬化に適用した場合可使時間が長いので硬化
作業が容易であり、見られた硬化ポリウレタン組成物の
物性(難燃性、物理的特性)がすぐれている。更にこの
化合物をエポキシ樹脂の硬化剤として用いた場合もこの
ものがエポキシ樹脂に対して相溶性が良好なので硬化作
業が容易でありえられた硬化エポキシ樹脂組成物の物性
(難燃性、物理的特性)にすぐれている。なお式(1)
で示されるジフェニルメタン系化合物は毒性が小さいの
で取扱い上も好都合である。
実施例 本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例1 500cc4つロコルペンにメチレンビス(0−トルイ
ジン)22.65’メタノール100 eeを仕込み攪
拌下5℃て冷却した後、臭素53・52を2時間を要し
て滴下した。この間の反応温度は4〜7℃であった。臭
素滴下後さらに1時間熟成を行なった後、酸性距硫酸ソ
ーダ0.21を加え、過剰の臭素を分解した後20%苛
性ンーダ422でpH8まで中和した後、ろ過乾燥した
ガスクロマトグラフィーによる分析の結果4.6−ジプ
ロムー0−)ルイジン2.38%(メチレン基の切断に
より生成) 6−プロムー3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミノ
ジフェニルメタン 6.5% (モツプロム化物) 6.6′−ジブロム−5,5′−ジメチル−4,4′−
ジアミノジフェニルメタン 9o、62チ(目的物) 不明高沸分  0.5% であった。乾燥得量3S、6?C収率92.7%)次に
D M F 50 cCに乾燥品を加熱溶解した後、メ
タノールaoaccで希釈、冷却して析出した結晶をろ
取乾燥し褐色結晶の6,6′−ジブロム−3,3’ −
ジメチル−4,4′−ジアミノジフェニルメタン332
を得た(通算収稟85.9%)。
融点 222℃〜223℃ 元素分析値 CHN    Br 実測値(%)47.47   L26 7・21 41
.06計算値(チ)46.88  4.177.29 
41.67(C15E+6”2”2として) 本実施例で見られた6、6′−ジブロム−34′−ジメ
チル−4,4′−ジアミノジフェニルメタンを用いて常
法によってビスフェノールA系のエポキシ樹脂の硬化を
行ったところ見られた硬化エポキシ樹脂の難燃性がすぐ
れていた。
実施例2 実施例1においてメチレンビス(0−)ルイジン)22
−61の代9にメチレンビス(0−エチルアニリン) 
25.29を、また臭素33.5pの代りに臭素352
を使用した以外は実施例1と同様にして反応を行った後
20%苛性ソーダ43.8S’で中和し、溶媒のメタノ
ールを留去して、下記組成の生成物40・4?を得た(
見掛収率98%)。
ガスクロマド分析結果 4.6−ジフロムー2−エチルアニリン      1
.6 %メチレンビス(6−7’ロム−2−エチルアニ
リン)     98 %高沸不明弁        
    0.4%上記生成物の一部をとりトルエンで再
結晶して褐色結晶のメチレンビス(6−プロムー2−エ
チルアニリン)を得た。融点及び元素分析値を示す。
融点 151℃〜132℃ 元素分析 CHN    Br 実測値(%) 49.60  4.87 6.65 3
8.88計算値(%) 49.54  4.86  6
.80  38.80(C17H2ON2”2として) 本実施例で見られたメチレンビス(6−プロムー2−エ
テルアニリン)を用いて常法によってビスフェノールA
系エポキシ樹脂の硬化を行ったところ見られた硬化エポ
キシ樹脂の難燃性がすぐれていた。
実施例3 実施例1においてメチレンビス(0−トルイジン)22
.65’の代すにメチレンビス(0−インプロピルアニ
リン)2B・41を用いる他は実施例1と同様に反応を
行って下記組成のブロム化物を得た。収!43r(見掛
収率97.3%)4.6−ジプロムー2−インプロピル
アニリン  2.3幅メチレンビス(6−ブロム−2−
イソブロピルアニ’)7) 97.4%高沸不明分  
          0.3%この一部を再結晶して褐
色結晶としてメチレンビスt6−プロムー2−イングロ
ビルアニリン)ヲ得た。
融点 78℃〜79℃ 元素分析 CHN         Br 実測値(%)  5+、70 5.44 6.37 3
6・49計算i(%)  5+、82 5.45 6.
36  S6.36(C19H24N2Br2として) 本実施例で見られたメチレンビス(6−プロムー2−イ
ンブロビルアニリ/)を用いて常法によってビスフェノ
ールA系エポキシ樹脂の硬化を行ったところ見られた硬
化エポキシ樹脂の難燃性がすぐれていた。
実施例4 実施例1においてメチレンビス(0−)ルイジン) 2
2.69の代りに、 メチレンビス(0−トルイジン)
444.メチレンビス(0−エテルアニIJ 7 ) 
22%ヲ含有する3−メチル−5′−エチル−4,4’
−ジアミノジフェニルメタン24.0pを用いる他は実
施例1と同様に反応を行って下記組成のブロム化物を得
た。
4.6−ジプロムー〇−トルイジン        0
.7%4.6−ジフロムー0−エテルアニリン    
  1・5%メチレンビスC6−ブロム−〇−トルイジ
ン)13.0%メチレンビス(6−プロムー0−エチル
アニリン)21.0%高沸不明分          
   0.5多次にこのブロム化物をメタノール及びト
ルエンで精製して3−メチル−3′−エテル−6,6′
−ジブロム−4,4゛−ジアミノジフェニルメタンを分
離した。
物性値は下記の通りであった。
融点 168℃〜169℃ 元素分析 CHN    Br 実測値(%)48・O54,507・1040・35計
算値(%) 48.24 4.52 7.04 40.
20(c16H18”2Br2として) 実施例5 200ccビーカーに4.25重量%のN CQ基を含
むインシアネート末端ポリウレタンプレポリマー「アジ
プレンL−100J(商品名、E、工、デュポン社製)
1ooyを加え攪拌下80℃に加熱した。
次いで50ccビーカー中でメチレンビス(2−エチル
−6−ブロムアニリン)2(1,59を130℃で溶融
した後上記イソシアネート末端ポリウレタンプレポリマ
ー中に加え1分間攪拌して両者を均一に溶解した。
次いで金型に注ぎ入れた後120℃で5時間加熱した後
、型から外して硬化したポリウレタン樹脂組成物を得た
この条件下における可使時間(注型可能な時間)は12
分であった。
まだ硬化した樹脂組成物のJ工S  K  6501の
方法による物性値を表−1に示す。またこの硬化した樹
脂組成物についてのガスバーナーにヨル燃焼テストでは
白煙を生じただけで炎をあげて燃焼することはなかった
実施例6 実施例5と同様てして6.0重量%のNCO基を含むイ
ンシアネート末端ポリウレタンプレポリマー、「コロネ
ー)C−4095J(商品名、日本ポリウレタン社製)
 1oopを65℃に加熱し。
メチレンビス(2−エチル−6−ブロムアニリン)2B
、89を130℃に加熱溶融したものを攪拌下加えた後
は実施例5と同様に処理して硬化した樹脂組成物を得た
この条件下における可使時間は6.5分であった。
また硬化した樹脂組成物の物性値(J工S  K630
1)を表−1に示す。
また、この硬化した樹脂組成物についてのガスバーナー
による燃焼テストでは白煙を生じただけで燃焼はしなか
った。
実施例7 実施例5で用いたメチレンビス(2−エチル−6−ブロ
ムアニリン)20.5pの代りにメチレンビス(2−イ
ソプロピル−6−ブロムアニリン)21・52を用いた
他は実施例5と同様にして硬化したポリウレタン樹脂組
成物を得た。
この条件における可使時間は18分であった。
硬化した樹脂組成物の物性値(JmS  K  630
4の方法)を表−1に示す。また燃焼テストで燃焼性は
認められなかった。
比較例1 実施例5で使用したメチレンビス(2−エチル−6−ブ
ロムアニリン)20.55’の代りにメチレンビス(2
−クロルアニリン)+3.5部を用い他は実施例5と同
様にして硬化したポリウレタン樹脂組成物を得た。
この条件における可使時間は9分であった。
硬化した樹脂組成物の物性値(J工S  K  630
+の方法)を表−1に示す。また燃焼テストでは、炎を
発生し燃焼した。
表−1 (注)試験方法 J工S K 630+による実施例8 ビスフェノールA系エポキシ樹脂「エピコート+328
J(商品名シェル化学社B)1oo?をオイルバスで1
50に加熱し次いで130℃で溶解シタメチレンビス(
2−エチル−6−ブロムアニリン)54.2?を加え均
一に攪拌溶解し同温度で硬化した。ゲルタイム(硬化時
間)及び硬化物のガラス転位温度及びこの硬化樹脂組成
物の室温におけるボットライフを表2に示す。
この硬化樹脂組成物はガスバーナでの燃焼試験で。
バーナーの炎に接触している時は燃焼が認められるが、
バーナーの炎を遠ざけると直ちて白煙を生じ消火した。
実施例9 ウレタン変性エポキシ樹脂「アデカレジンEPU−6J
 (旭電化工業社製)+ ooyを150℃に加熱し次
いで実施例8で使用したメチレンビス(2−エチル−6
−ブロムアニリン) 4 S、S 9を130℃て加熱
溶融して刃口えさらに三フッ化ホウ素モノエチルアミン
錯体4.0?を触媒として加え150℃で硬化した。ゲ
ルタイム及び硬化樹脂組成物のガラス転位温度及びこの
組成物の室温でのポットライフを表2に示す。
この硬化樹脂組成物は実施例8と同様の燃焼試験の結果
、実施例8と同様にバーナーの炎に接触させている時に
は燃焼が認められたものの灸を遠ざけると直ちに消火し
た。
実施例10 クレゾールノボラック系エポキシ樹脂「EOcN−10
2SJ(日本化薬社製)100?を150℃に加熱し次
いで2−メチル−6−ブロム−2′−エテル−6′−フ
ロム−a、a’−ジアミノジフェニルメタン47.49
を加え攪拌下溶解し同温度で硬化した。
ゲルタイム及び硬化樹脂組成物のガラス転位温度及び室
温におけるボットライフを表2に示す。
この硬化樹脂組成物についての実施例8と同様の燃焼試
験では実施例8とまったく同様の結果であった。
実施例11 脂環式エポキシ樹脂[AK−6o+J(日本化薬社p 
) 1009にメチレンビス(2−インプロピル−6−
ブロムアニリン) 7 LS fを加え攪拌下昇温しで
両者を均一て溶解した。1501:iで昇ツした後同温
度で硬化した。ゲルタイム及び硬化樹脂組成物のガラス
転位温度及びこの硬化樹脂組成物の室温におけるポット
ライフを表2に示す。
この硬化樹脂組成物についての燃焼状wILの結果は実
施例8と全く同様の結果であった。
比較例2 実施例8で使用したメチレンビス(2−エチル−6−ブ
ロムアニリン) 54.2 fの代りにメチレンビス(
オルンクロルアニリン)35pを用いて他は実施例8と
同様にして硬化した。
ゲルタイム及び硬化樹脂組成物のガラス転位温度及びこ
の硬化樹脂組成物の室温におけるポットライフを表2に
示す。
この硬化樹脂組成物について実施例8と同様の燃焼試験
を行なったところ、バーナーの炎に接触させている時は
もちろん、バーナーの炎を遠ざけても炎をあげて燃焼し
た。
表−2 (注1)室温(23〜25℃)において、流動性がな(
なった時点をポットライフとし、測定は30日間行なっ
た。
(注2)組成物が室温で固体のため測定不能。
発明の効果 本発明により難燃性を有する新規な化合物を高収率で得
られるようになった。このものはウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂等の硬化剤として有用である。
特許出願人  日本化薬株式会社 手続補正書く方式) %式% 1、事件の表示 昭和61年特許願第239113号 2、発明の名称 ジフェニルメタン系化合物、その製法 及びこれを用いろIf脂組成物の製法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 東京都千代田区富士見−丁目11番2号(408)  
日本化薬株式会社 代表者 取締役社長板野常和 4、代理人 東京都千代田区富士見−丁目11番2号昭和62年1月
27日 とおりく内容に変更なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式(1)においてR_1及びR_2はそれぞれ独立に
    C_1〜C_4のアルキルを表す) で示されるジフェニルメタン系化合物 2、式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式(2)においてR_1及びR_2はそれぞれ独立に
    C_1〜C_4のアルキルを表す) で示される化合物にアルコール溶媒中臭素を作用させる
    ことを特徴とする式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式(1)においてR_1及びR_2は前記と同じ意味
    を表す) で示されるジフエニルメタン系化合物の製造法。 3、イソシアネート末端ポリウレタンプレポリマー又は
    エポキシ樹脂を硬化するにあたり式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式(1)においてR_1及びR_2はそれぞれ独立に
    C_1〜C_4のアルキルを表す) で示されるジフェニルメタン系化合物を硬化剤として使
    用することを特徴とする硬化ポリウレタン又はエポキシ
    樹脂組成物の製法。
JP61239113A 1986-04-09 1986-10-09 ジフエニルメタン系化合物、その製法及びこれを用いる樹脂組成物の製法 Pending JPS6345242A (ja)

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JP8020786 1986-04-09

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5922809A (en) * 1996-01-11 1999-07-13 The Dow Chemical Company One-part moisture curable polyurethane adhesive
US6133398A (en) * 1996-01-11 2000-10-17 The Dow Chemical Company One-part curable polyurethane adhesive

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