JPS6345088A - 複写方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 援逢立互 本発明は、簡単な露光装置を用いて、単色原画像を他の
色又は複数色の色で複写を行なう方法に関する。

従来技術 黒白印刷物等の原画像を電子写真装置等を使用せずに簡
単な装置で他の色又は複数色で複写することができれば
便利である。

印刷物又は手書きの黒色原画像にシルクスクリーン状の
原紙を重ねフラッシュ露光して原画像の放射熱により原
版の対応する位置のワックスを溶融して原稿紙に転写除
去し、印刷原版を作り、任意の色のインクを載せて、何
枚も印刷する簡単なプリント装置が特に年賀状等を手製
で作成する目的で最近普及している。

しかし、原画像から１枚だけカラー複写を作ろうとする
場合この方法は手数、コストの点で不適当である。

目　　　的 本発明は、上記の実情にかんがみ、簡単な装置で簡易に
家庭や学校などで遊びや学習の一貫として印刷物等の原
画像から１枚の単色又は複数色のカラーコピーを作成す
る方法を提供することを目的とする。

眉−」叉 本発明は、上記の目的を達成させるため、放射率の高い
材料で画かれた原画像を有するシートの背面に上記原画
像の範囲を覆って熱溶融性顕色材料を塗布し、次いで該
塗布面に圧接して転写材を重ね合せ、原画像側から閃光
照射することにより、上記転写材上に上記顕色材料によ
る原画像パターンを形成することを特徴する。

以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。

第１図は本発明の複写方法を順を追って説明する図であ
る。先づ、（ａ）図に示す如く、原画像Ｉａ（第２図に
その図形を示す。）を画いた原稿１を用意する。

次に、（ｂ）図に示す如く、原稿ｌの裏面に表面の原画
像１ａに概ね合せた、あるいはパターンに応じて、例え
ば第３図に示す如く所望の異る色Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄにクレ
ヨン、フレパス（商品名）等の熱溶融性顕色材で塗り分
ける。

次いで、（Ｃ）図に示す如く、複写像を形成しようとす
る紙、布、冊紙、その他車体物等の転写体２を、顕色材
を塗った面に密着させる。

次ぎに（ｄ）図に示すように、原稿ｌの原画像ｌａ側か
ら例えば、キセノンフラッシュランプのような閃光光源
３で露光する。原稿１上の原画像１ａはその光を吸収し
、発熱する。この熱は原稿１の用紙層を介してＡ、Ｂ、
Ｃ，Ｄの各色の顕色材に達し、各色顕色材は原稿の原画
像に対応する加熱された部分のみ溶融し、原稿裏面に密
着している転写体２の表面に融着する。

そこで（ｅ）図に示す如く、ｇ稿１から転写体２を除々
に分離すると転写体２の表面には、第４図に示す如＜、
Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄの色彩をもつ原画像と同じパターン２ａ
が形成される。このパターンは正像である。

原稿用紙１は原画像の放射する熱を裏面に伝達しなけれ
ばならないので熱伝導率が高いことが好ましい。又、露
光時、フラッシュランプの光が直接顕色材を照射し、原
画像に無関係に顕色材を溶融することのないようにある
程度の遮光性を有することが必要である。上記の熱伝導
率及び遮光性は、−数的には薄手の普通紙で良好な値が
得られる。原画像は光を充分吸収する（放射率の高い）
材料で画かれていることが必要である。例えば、乾式複
写機で作成したコピーの画像はカーボンを主としており
、黒体に近いので優れた材料と云える。又、長波長成分
の吸収のよいブルー、シアン等の画材料も発熱効率が高
く、望ましいものである。又、鉛筆で書かれた線画など
もカーボンが多く、良い原画となる。

光源としては、長波長成分を多く発する低電流型の閃光
が良い。閃光でなく連続光でも可能ではあるが、長時間
照射の必要があるのと、原稿像ｌａでの発熱が原稿１の
基材を伝播する際に周囲に拡がり易く、画線の劣化が起
き易い。そのため、短時間で高エネルギーの得られキャ
ノンフラッシュランプが適している。

顕色材としては、クレヨン、フレパスに限らず、パラフ
ィン、ワックス等を主とする熱溶融性のものならいずれ
でも使用可能である。露光ムラなどにより転写不充分の
部分が存在する場合には、繰返して多重発光、位置をず
らしての発光を行なえば転写ミスは防止できる。又、顕
色材は原画像の発熱により溶融されるので、原画像の色
と相関する必要はなく、又複数色でも可能である。

丸−求 本発明の複写方法によれば、顕色材の塗布は原画像を覆
ってさえおれば、い＼加減に塗布することで原画像に忠
実なカラーパターンが手軽ｔこ得られる。したがって、
年少者にも簡単に上手、下手な〈実施することができ、
又、顕色材も！！遍的な材料で十分使用でき、遊びなが
ら、あるいは学習しながら、複写を楽しむことができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図の（ａ）、（ｂ）、（Ｃ）、（ｄ）。 （ｅ）は本発明の方法の一例をその手順にしたがって説
明する図式図であり、第２図、第３図及び第４図は夫々
前記工程の（ａ）、（ｂ）及び（ｅ）図で説明した夫々
の工程での原稿の表面、裏面及び転写材表面の画像を示
す図である。 １・・・原稿　　　　　１ａ・・・原稿上の原画像２・
転写材　　　　２ａ・・・転写像 ３　・フラッシュランプ Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ・顕像材料

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）放射率の高い材料で画かれた原画像を有するシー
   トの背面に上記原画像の範囲を覆って熱溶融性顕色材料
   を塗布し、次いで該塗布面に圧接して転写材を重ね合せ
   、原画像面側から閃光照射することにより、上記転写材
   上に上記顕色材料による原画パターンを形成することを
   特徴とする複写方法。
2. （２）上記の熱溶融性顕色材料が、原画像色と相関しな
   い複数の色彩より成ることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の複写方法。