JPS5856519B2 - イロブンカイフクシヤホウホウ - Google Patents

イロブンカイフクシヤホウホウ

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JPS5856519B2
JPS5856519B2 JP49110481A JP11048174A JPS5856519B2 JP S5856519 B2 JPS5856519 B2 JP S5856519B2 JP 49110481 A JP49110481 A JP 49110481A JP 11048174 A JP11048174 A JP 11048174A JP S5856519 B2 JPS5856519 B2 JP S5856519B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は、転写型感熱性複写材料を用いて多色印刷物等
のカラー原画から特定な色のパターンのみを特定な色の
転写材料で複写する新規な色分解複写方法に関する。
一般に多色カラー印刷を行う場合に、予め色版を作製す
る手段として色分解技術が適用される。
即ちカラー印刷の場合、カラー原画から置版、赤版、背
版等の分解ネガ版が前記色と余色関係にある色分解フィ
ルターによって夫々作製され、更に個々の分解ネガ版か
らマスキング、網版作成等を経て夫々の色刷版が作製さ
れる。
そして多色カラー印刷は夫々の前記色刷版に応じたイン
クを用い多重印刷することによって行われる。
前記方式に代えて写真的色校正法所謂カラースキャナと
呼ばれる。
即ちカラーフィルム、反射原稿等を小さい光点で走査し
、その透過光または反射光を3分して三色フィルターを
経て光電管に受け、光電管の出力を真空管によって変調
し、色修整そのほかの修整や加減を電流の強さにくわえ
、それで露光用光源を加減して感光フィルムに露光して
修整のなされた分解ネガや分解ポジを得る方式も知られ
ている。
したがってこの方式を用いれば前記のような色刷版を経
ないで網版その他の焼き付は原稿からの直接焼き付けを
繰返してカラー像を得ることが出来る。
なおこの方式としてオーバレイ法やサーブリント法によ
る色校正側法があり、また電子写真方式を応用したレフ
ツク静電印刷色校正法などが知られている。
しかし前記いずれの方式も、カラー像を得るにはあらか
じめ色分解版の作製が要求される。
そしてこのようなカラー原画からの色版作製は高度の専
門的熟練技術を必要とし、一般の者が手軽に行うことは
できない。
最近、電子写真複写の分野で全自動カラー複写機が注目
を集めている。
このものはスイッチを押すだけで数分後にはカラー複写
が得られるという便利さがある。
が、帯電、色分解、露光、現像等の各操作を数回繰返す
機構を内蔵しており、当然装置が複雑化し、大型化され
、このような装置もまだまだ一般的とは云えない。
本発明の目的は、このような高度の煩雑な専門技術を必
要とすることなく、また複雑な装置を用いないで、比較
的操作が簡便である乾式プロセスによる転写型感熱複写
方法を用いることによって色分解複写を行なうことにあ
る。
また他の目的は色分解によって得られた単色透過パター
ンを複数種重ね合わせて、いわゆるオーバーレイ方式に
より多色原画を再現するとか、あるいは任意の基材に複
数の色パターンを重ねて転写することにより多色原画を
複製することにある。
本発明は転写型感熱性複写材料の感熱転写層に用いられ
る着色剤を適当に選択することにより、原画面上の多色
パターンのうち、特定の色像のみを選択的に複写するこ
とができることを知見し、該知見にもとづいて次のよう
な本発明の色分解複写方法を提案するものである。
本発明は少くとも2以上の互いに異る色相の画像を有す
る原画と、無色透明な支持シート上に可視光を吸収して
発熱し得る着色剤と加熱により軟化流動し得る感熱剤と
からなる感熱転写層を設けてなる転写シートの感熱転写
層上に接して無色透明な受容シートを密着するように重
ね合せた転写型感熱性複写材料であって、感熱転写層が
原画の画像の色の一つと同じ色に着色されているものと
を重ね、転写型感熱複写材料側から可視光を照射し感熱
転写層の色と異る色の原画部分と対向する感熱転写層を
吸光発熱させ軟化させて受容シートに転写することによ
り、支持シート上に原画の一つの色の画像と同色同形の
再転写可能な感熱転写層を残す色分解複写方法である。
本発明に用いる転写型感熱性複写材料(以下単に複写材
料ということがある。
)の基本的構成は既に知られているものと同様である。
既知の転写型感熱性複写材料の基本的構成は第1図を利
用して説明すると、支持シート1上に染料などの着色剤
とワックスなどの熱軟化性物質からなる感熱転写層2を
設けた転写シート3と受容シート4からなる。
転写シートと受容シートは通常別々に保存されており、
使用時に重ね合わせて用いられるが、あらかじめ転写が
起らない程度の温度で両者を押圧して一体化しておくと
、転写が均一になる。
転写は転写シートの感熱転写層上に受容シートを重ね、
転写シートの一部を加熱物体と接触させるなど側らかの
手段で加熱するとその部分の感熱転写層が熱により軟化
し受容シートに接着する。
そこで受容シートを転写シートからはがすと前記の加熱
された部分の感熱転写層が転写された受容シートが得ら
れる。
本発明方法においては支持シート、受容シートは無色透
明な材料を選ぶ必要がある。
これは、本発明方法においては露光時これらのシート中
を光が透過しなければならないからである。
本発明の方法に用いる転写型感熱複写材料の着色剤は可
視光を吸収して発熱しうるのでなければならないが、驚
くべきことに透明支持シートを用いる転写シートに従来
利用されている着色剤は大抵その性質を有する。
そのような着色剤の例は、オイルレッド、オイルブルー
、オイルイエロウ、オイルブラック等の油鼎性染料、メ
チレンブルー、コンゴーレッド等の水溶性染料、ローダ
ミン、ヴイグトリアグリーン、クリスタルバイオレット
の如きスピリット染料、ディスパースオレンジ、ディス
パースレッド、ディスパースブルーなどの分散染料、カ
ーボンブラック、ベンガラ、フタロシアニンブルーなど
の有機、無機の各顔料から選ばれる。
本発明の複写方法では可視光が複写材料を透過するので
着色剤は透明度の高いものを用いる方がよい。
染料は透明性がよいが顔料は遮蔽性がよいので光の大半
が透過できるようその使用量が多くなりすぎないように
しなければならない。
又、複写材料に用いる熱軟化性物質すなわち感焼剤とし
ては、感熱温度40〜200°Cのものが、パラフィン
、密ロウ、モンタンワックス、カルナバワックスなどの
ワックス、石油樹脂、アルキルフェノール樹脂、ポリ塩
化ビニル、ポリメクアクリレート、ポリビニルブチラー
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
レート共重合体などの如き各種合成樹脂、各種ゴム、ロ
ジンなどの単独または相互に混合したものから選ばれる
本発明の複写方法は、少くとも2以上の相異る色相の画
像を有する原画に前記の構成の複写材料であって原画の
画像の一つと同じ色のものを重ね複写材料側から可視光
を照射することによって行われる。
原画は複写材料の支持シート側又は受容シート側のどち
らに接するように重ねてもよい。
受容シート側に原画を重ね合わせた場合を第2図に示す
第2図において原画の画像7は青色であり、他の部分は
赤色であり、複写材料5の感熱転写層2も青色であると
すると、複写材料側から照射された白色可視光中の青色
に相当する光は感熱転写層で一部反射されるが大部分は
通過し青色の画像面で反射され再びその大部分が青色の
感熱転写層を通過していく。
また、赤色の画像面では青色に相当する光は大部分が吸
収され残りが反射されるが再び青色の感熱転写層を通過
してしまい吸収されないので、吸光発熱に殆んど利用さ
れない。
一方、白色光中の赤色に相当する光は青色の感熱転写層
に吸収されるが一部分は透過する。
その内青色の画像に達したものは吸収され殆んど反射さ
れないが、赤の画像に達したものは大部分反射され再び
感熱転写層に達しそこで吸収される。
従って、赤い光が青い感熱転写層に吸収される量は原画
の赤い画像に対向している部分が青い画像に対向してい
る部分より多い事になり、そのより多く、光を吸収した
部分の感熱転写層がより強く加熱され、感熱層が軟化流
動し支持シート1から離れ受容シート4に接着する。
ついで転写シート3から受容シートを剥すと赤色の原画
像に対応した青色の転写画像(ネガ画像)を有する受容
シートと青色の原画像に対応した感熱転写層(ポジ画像
)を残した転写シートが得られる。
このようにして得られたポジ像及びネガ像は、スライド
フィルム、オーバーヘッドプロジェクタ−用トランスペ
アレンジ−等の投影用フィルムとして、また複写用中間
マスターとして用いることができるが、転写シート上の
ポジ像は熱転写性を依然として有しているため、これを
任意基材の表面に熱圧着転写させることにより、ポジ像
を再生することができる。
なお任意基材としては例えば紙、布、陶磁器、木材、金
属、プラスチック成型物、その他多くの形状のあらゆる
材料が適用される。
これら基材の被転写面と像を有する転写シートとを重ね
、アイロン、熱ロール、熱風で加熱するとか、あるいは
、予め加熱しておいた基材面へ転写シートを圧着する等
の種々の方法で熱圧着転写が遠戚できる。
選択的複写について詳しく説明すると、いま、複写材料
の透過率をT1複写材料の吸収率をa1原画の反射率を
R1照射光強度をIcとすると原画からの1回反射を含
めた複写材料に吸収される光の強度■は、一次光吸収に
よるaIoと反射光吸収によるaTRIoの和すなわち
a (1+T R)Ioとなる。
第4図は感熱転写層にオイルブルー及びオイルレッドを
含ませた場合の複写材料の分光透過率(Tλ)である。
第4図で、Aは着色剤としてオイルブルー、Bは同じく
オイルレッドを用いた場合の夫々の透過スペクトルであ
る。
このうちオイルブルーを含む青色複写材料と多色像を有
する原画と密着させて複写材料側より白色光露光した場
合、青色複写材料を1度通過し、原画の白地及び青・赤
各インクの部分から反射される光の分光分布は第5図の
ようになる。
第5図では、Cが白地、Dが青インク部分、Eが赤イン
ク部分からの反射光スペクトルである。
この反射光が複写材料に吸収されて実質的に画像コント
ラストを形成することになるが、一回反射までを考えた
トータル光吸収は、一次光吸収が反射光吸収に加算され
るから第6図のようなトータル分光吸収となる。
同様に感熱転写層の着色材料にオイルレッドを用いた場
合は第7図のようなトータル分光吸収となる。
第6図と第7図でF、Jは白地、G、には青パターン、
H2Lは赤パターンに対応する光吸収スペクトルである
青色複写材料に原画の青パターンを複写する時には、第
6図の波長域■の光吸収コントラストを利用することに
なる。
波長域■では、原画の青パターンに対応する複写材料の
吸光特性Gは他の赤I(や白背景Fのそれよりも光吸収
が少ない。
そこで可視光照射の強度をコントロールすることによっ
て、青パターンに対応する部分以下は充分吸光発熱転写
し、目的とする青パターン対応部分は、吸光発熱転写が
起らない程度に光照射すれば、青パターンの選択的複写
像が転写シート上に残る。
この場合、青色複写材料は第6図の如く可視域のうち波
長域■に於いて光吸収率が比較的大きいので、光照射の
際必ずしも波長域■のみの光を用いる必要はない。
即ち、色分解用のフィルタ−を用いないで白色光を用い
ることができる。
ここに本発明の特徴がある。
勿論、場合によっては補助的に色分解フィルターを用い
てもよい。
また、可視光照射の強度を上記の場合よりも弱くして白
背景に対応する部分のみが吸光発熱転写し、他の画像部
対応部分の転写が起らない程度に光照射すれば、選択複
写は起らず、画像部がすべて非選択に複写される。
赤色複写材料に原画の赤パターンを複写する時には第7
図の波長域Iの光吸収コントラストを利用することにな
る。
青色複写材料と同様にして、照射光強度をコントロール
し、吸光特性のJ(白)、K(青)に相当する部分は充
分吸光発熱転写せしめ、L(赤)に相当する部分を転写
シートに選択的に残すことで選択的複写が達成される。
同様の方法で黄インクを含む原画の選択複写も可能であ
り、緑のような混合色の原画の場合においても同様に選
択複写が可能である。
このように、例えば青色複写材料で青色原画を選択複写
する場合で代表されるような等色複写材料への色分解複
写の場合において従来の色分解技術で用いられる色分解
フィルターの使用を必要としないのが本発明の大きな特
徴の一つであり、本発明に用いる転写型感熱複写材料に
対して従来の色分解技術を適用し、色分解フィルターを
用いて可視光吸収感熱複写法により色分解複写を行なう
方法に比してより簡便である特徴を有する。
本複写法に用いられる光は実質的に可視光のみを含むこ
とが必要である。
特に注意せねばならぬことは、もし赤外光を多量に含む
と原画自身の吸光発熱の影響があられれ、良好な複写が
得られない。
原画自身の吸光発熱による影響は、可視光のみを用いれ
ば殆んど無視し得るが、必要あれば、原画と複写材料の
間にうすい透明な断熱シートを介在させることにより一
層完全を期することができる。
このように断熱シートを用いると複写に用いる光線中に
多少の赤外線が含まれていても原画自身の吸光発熱によ
る影響は抑えられ、良好な複写ができる。
例えば、50μ厚のセルロースアセテートフィルムを原
画と複写材料の間にはさむだけでキセノン光源の場合赤
外カットフィルターを用いて赤外部をカットしなくても
良好な複写が可能である。
但し断熱シートを厚くするに従い原画面での反射光の散
乱のため複写画質が低下してゆくので、必要最少限度の
厚さにとどめるべきである。
使用する材質によっても異なるが、数ミクロン以上数百
ミクロン以下の厚みであることが望ましい。
光源としては極めて短時間に強力な照射光が得られるキ
セノンフラッシュが好ましい。
なお、複写光中にもし赤外線が多量に含まれる場合には
赤外線カットフィルターによって赤外線を除去すればよ
い。
この目的にかなう赤外線吸収フィルターの例としては、
東芝ガラスフィルターIRQ−80A1コーニングガラ
スフィルターC89−69、保谷B−76等のガラスフ
ィルター、あるいはゼラチンフィルムに硫酸鋼を含ませ
たゼラチンフィルター等がある。
本複写法により色分解複写されたポジ像あるいはネガ像
は単独あるいは重ね合わせてスライドフィルム・オーバ
ーヘッドプロジェクタ−用トランスペアレンジ−複写印
刷用中間マスター等に通用可能であり、重ね合わせて投
影することにより原稿の色に対応した多色像投影が可能
である。
また転写シート上に残留するポジ像は依然として熱転写
性を有しているため、これを任意基材に順次熱圧着転写
することにより、任意基材上に多色像を再生することが
可能である。
これは従来の複写法では全く考えられなかったもので、
本発明によってはじめて達成されたものである。
さらに本発明による方法は、複写材料自身が光を吸収し
て発熱するタイプの吸光感熱記録法であるから、従来の
原稿による赤外線吸収発熱を利用する方法にくらべて熱
拡散による像のにじみが少く、解像性の良い複写が得ら
れるという特長を有している。
以上のように本発明の色分解複写方法は、複写材料に含
ませる着色剤の色に応じて色物原稿の特定の色パターン
のみを色フィルターを用いないでも選択的に複写でき、
色分解ポジ像を複数枚重ねて投影することにより原画に
対応した多色像投影が可能となり、さらに転写シート上
に残留するポジ像を任意基材に重ね転写して多色像を再
生することができると共に、併せて転写型感熱複写材料
であるから、ポジ原画からポジ像・ネガ像の両方が一度
に得られる等のすぐれた特長を有する。
以下に実施例により説明する。
実施例 l 厚さ12μのポリエステルフィルムからなる支持シート
上に下記X組成の着色層を約1.5μの厚さに塗布し、
その上にX組成の感熱層を約1.5μの厚さに塗布し、
XとYからなる感熱転写層を設けた転写シートの感熱転
写層上に50μの酢酸セルロースフィルムを受容シート
として重ね合わせたものを複写材料として用いた。
X:染料(配合は後述のとおり) 30部自己架橋
型アクリル樹脂 45部(商品名:クリスコー
ト9656 大日本インキ化学工業(株)製) マレイン酸樹脂 15部(商品名
:マルテード3002 荒用化学工業(株)製) ポリビニルブチラール樹脂 10部(商品名
:電化ブチラール3000−1 電気化学工業(株)製) 染料配合 青色の場合 バリファストブルー 95部アイゼン
スピロブルー 5部緑色の場合 バリファストブルー 50部バリファ
ストイエロー 50部赤色の場合 バリファストレッド1306 50部tt
2303 30部 アイゼンスピロンレッド 20部(バリフ
ァスト・・・・・は商品名、酸性染料、オリエント化学
工業(株)製 アイゼンスピロン・・・・・・商品名、油尋性染料、保
土谷化学工業(株)製) Y:モンタンワックス 50部カルナバ
ワックス 30部エチレン酢ビ共重合体
20部(エルパックス#4〇−商品名 三井ポリケミカル(株)製) なお、上記の配合は重量比で示されている。
このようにして得られた転写型感熱複写材料は感熱温度
約75℃のものであった。
複写装置はリソーゼリファックスFX−150(理想科
学工業(株)製品、キセノンフラッシュタイプ)を使用
し、複写条件は光源出力最大2800ワツト・秒、放射
時間は1ミリ秒程度であるが、光源出力目盛を4段切換
のに目盛に設定し、放電時間微調整用10段階目盛のダ
イヤルは使用する転写型感熱複写材料の感熱転写層の色
が赤色のとき8〜9、青色のとき1〜2、緑色のとき3
〜4にセットして複写した。
原画として、多色刷印刷を施こされているカラー原画を
用いた。
複写装置のステージガラス上に赤外線カットフィルター
IRQ1−80を置き、その上に青色複写材料を受容シ
ート側を下にして置く。
さらに複写材料の転写シートと密着させてカラー原画を
重ね、複写材料側より可視光フラッシュ露光を行なう。
露光後、転写シートと受容シートを剥離したところ、多
色原画の青パターンに対応する部分を残してそれ以外の
部分の感熱層が感熱して受容シートに転写され、その結
果転写シートに青パターン(ポジ)が、また受容シート
には青パターン(ネガ)が形成された。
すなわち多色原画より青の色分解パターンが得られた。
転写型感熱複写材料として赤あるいは緑を用いた場合も
同様にそれぞれの色分解パターンが得られた。
複写像の解像性は良く、得られたポジ・ネガ両フィルム
はオーバーヘッドプロジェクタ−用フィルムとして良好
に使用できた。
さらに、それぞれの色分解パターンを重ね合わせてオー
バーヘッドプロジェクタ−で投影したところ、良好な多
色投影像が得られた。
実施例 2 赤外線吸収フィルターの作製 予め準備した100μ厚のゼラチンフィルムを20饅硫
酸銅水鼎液に15分間浸漬した後乾燥したゼラチンフィ
ルターの光吸収特性は第8図のとおりであった。
赤外線カットフィルターとして上記試作のゼラチンフィ
ルターを用い、複写材料その他は実施例1と全く同様に
して可視光フラッシュを行なったところ、受容シートに
は色分解ネガパターンが転写シートには色分解ポジパタ
ーンが得られた。
実施例 3 赤色複写材料の受容シート側と多色原画とを密着させ、
転写シート側より露光する以外は実施例1と同様にして
可視光フラッシュ露光を行ない、赤色分解複写画像を得
た。
ポジ像の残った転写シートと上質紙とを重ね90℃に加
熱した熱ローラーで熱圧したところ、上質紙に鮮明な赤
色のポジ像が転写された。
同様にして青、緑の色分解像を有する転写シートを順次
界ポジ像を有する上記上質紙に重ね熱圧転写する。
これにより上質紙上に多色転写像が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は転写型感熱複写材料の拡大横断図を示すもので
、1は支持シート、2は感熱転写層、3は転写シート、
4は受容シートを示す。 第2図、第3図は本発明の方法を模型的に示したもので
、5は転写型感熱複写材料、6は原画、7は画像部であ
る。 第4図は転写型感熱複写材料の可視吸収スペクトルを示
すもので、Aは青色タイプ、Bは赤色タイプである。 第5〜T図は色分解複写の原理を分光的に示したもので
、それぞれ第5図は原画反射スペクトル、第6図は青色
転写型感熱複写材料使用時の感熱層光吸収スペクトル、
第7図は赤色転写型感熱複写材料使用時の感熱層光吸収
スペクトルであり、図中C,F、Jは白の背景、DG、
には原画中の青画像、E、H,Lは赤画像に対応する。 第8図は赤外線吸収ゼラチンフイノンターの透過スペク
トルを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少くとも2以上の互いに異る色相の画像を有する原
    画と、無色透明な支持シート上に可視光を吸収して発熱
    し得る着色剤と加熱により軟化流動し得る感熱剤とから
    なる感熱転写層を設けてなる転写シートの感熱転写層上
    に接して無色透明な受容シートを密着するように重ね合
    せた転写型感熱性複写材料であって感熱転写層が原画の
    画像の色の一つと同じ色に着色されているものとを重ね
    、複写材料側から可視光を照射し、感熱転写層の色と異
    る色の原画部分と対向する感熱転写層を吸光発熱させ軟
    化させて受容シートに転写することにより、支持シート
    上に原画の一つの色の画像と同色同形の転写可能な感熱
    転写層を残す色分解複写方法。
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