JPS6344881A - ヒト抗リ−サスd産生ヘテロハイブリド−マ - Google Patents

ヒト抗リ−サスd産生ヘテロハイブリド−マ

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JPS6344881A
JPS6344881A JP62101714A JP10171487A JPS6344881A JP S6344881 A JPS6344881 A JP S6344881A JP 62101714 A JP62101714 A JP 62101714A JP 10171487 A JP10171487 A JP 10171487A JP S6344881 A JPS6344881 A JP S6344881A
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rhd
cells
heterohybridoma
producing
lymphocytes
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JP62101714A
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ネビン、カンベル、ヒューズ−ジョーンズ
キース、マイケル、トンプソン
マーク、デイビッド、メレームド
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CENTRAL BURATSUDO LAB OOSORITEII
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CENTRAL BURATSUDO LAB OOSORITE
CENTRAL BURATSUDO LAB OOSORITEII
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒト赤血球ジーサス(Rhesus) D抗
原(以後、RhD抗原と称する)に対するヒトモノクロ
ーナル抗体、即ち血液型判定用又は新生児溶血性疾患(
HDNB)を予防するためのRhD−母体受動免疫用に
適したIgM又はIgGクラスのヒト抗RhDモノクロ
ーナル抗体を分泌する新規マウス−ヒトヘテロハイブリ
ドーマに関する。
HDNBは、抗RhD  IgG抗体が妊娠期に胎盤を
通過して胎児赤血球破壊を起こす結果RhD抗原で事前
に感作されたRhD−母体のRhD  新生児において
発生する。RhD抗原に対するRhD−母体の感作は、
胎児赤血球が母体循環に入り母体免疫系で認識されるた
めに、最初のRhD+児出生時に生じ得る。HDNB発
生率を低下さけるために、英国及び他の多数の国ではR
hD+幼児出生後直ちにRhD−母体に抗RhD抗体を
投すする一般的処置が行なわれ、その結果11体循環に
入った胎児RhD+赤血球は迅速に除去される〔モリメ
ン、ピー・エル(1983)臨床医学における輸血、第
7版、ブラックウェル・サイエンティフィック、オック
スフォード(Mo11ison、P、l、、(1983
)Blood Transfus−ion  In  
C11nical  Mcdic4ne、7Lb  e
dn、BlackwellScicnLiric、Qx
f’ord)]。
現在、抗RhD抗体は、妊娠期に免疫された供与者から
、又は不適合輸血もしくはボランティアの意識的免疫に
より、直接大量に得られる。適切な血漿抗RhD濃度を
得るためには、多数の供与者は赤血球の追加免疫注射を
要したが、この操作では厳格な監視にもかかわらず赤血
球導入をうける場合に共通した危険、例えば肝炎ウィル
ス及びHIV導入の危険を伴う。しかも、凝集性IgM
抗Rh Dは特にRh型判定に役立つものの、免疫供I
ゴ1者からはめったに高力価で産生されないため、人手
が非常に困難である。したがって、イン・ビトロにおけ
る抗RhD抗体の産生手段に多大な関心が集まっている
抗RhD供与者のヒトBリンパ球はエプスタイン・バー
ル・ウィルス(EBV)で感染後組織培養により抗Rh
Dを産生じ得るが、残念なことにこれらのリンパ芽球細
胞は通常数か列後に抗RhD産生を停止することがすで
に明らかにされている〔ボイルストンら、スカンジナビ
アン・ジャーナル・オブΦイムノロジー、第12巻、第
355頁、1980年(Boylston et al
、5candi−navlan Journal or
Immunology、 12,355(1980))
及びメラミドら、ヨーロピアン・ジャーナル争オブ・イ
ムノロジー、第15巻、第742頁、1985年(Me
laIIled et al、European Jo
urnalofIIIv+uno1ogy、15,74
2(1985)) ] aより安定なヒト免疫グロブリ
ン分泌細胞系を得るために、様々な研究者が融合ハイブ
リドーマを製造した。例えば、1973年にシュウニー
バー(5chvaber)及びニーエン(Cohen)
は、マウスミエローマ系(TEP(、−1,5)及びヒ
ト末梢血Bリンパ球間で最初に成功した融合について報
告した〔シュウニーバー及びニーエン、ネーチャー (
Nature)、第2448、第444頁、1973年
〕。得られるヘテロハイブリドーマはマウス及びヒト双
方のIgを分泌するか、それでもなおヒトIgの選択的
合成は必要なヒ!・抗体の首尾よい産生のために必要と
される。
別の融合は、肺臓〔ノウインスキーら、サイエンス、第
210巻、第537頁、1980年(Novinski
 eL al、5eienee 210,537(19
80)) ]、リンパ節〔シュロームら、プロシーデイ
ンゲス・オブ昏ナショナル・アカデミ−ψオブ・サイエ
ンス、第77巻、第6841頁、1980年(Sch−
1om at al、Procecdings of 
National Academy ofScienc
e、77.1i841(1980)):l又は末梢血〔
クロース(Croec)ら、プロシーデインゲス・オブ
φナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンス、第76
巻、第3416頁、1976年及びレーンら、ジャーナ
ル・オブ・エクスペリメンタル・メディシン、第155
巻、第333頁、1982年(Lane eLal、J
ournal  of’ Experimental 
 Medicine、155 .333(19g2))
 ’]からのB細胞を用いたものについて報告されてい
る。これらの融合の場合、マウスミエローマ系NSI又
はSPIが使用された。IgM抗破傷風菌モノクローナ
ル抗体を分泌するヘテロハイブリドーマを得るために、
EBv感染ヒト末梢血B細胞及び非Ig分泌細胞系X 
6’3−A g8.653マウスミ工ローマ細胞間で成
功した融合についても報告された〔コズバーら、198
2年、ハイブリドーマ、第1巻、第323−328頁(
Kozbor et al、(1982)Hybrjd
oIlla l 、323−328) 〕。このように
してコズバーらにより得られたすべてのヘテロハイブリ
ドーマはにL鎖をもつヒトIgMを産生ずることが判明
した。これら4種のへテロハイブリドーマを用いて更に
研究を積重ね、それらが2×104細胞/ウエル/2m
lで10%牛脂児血清(Fe2)補助RPMI−164
0培地含有のウェルに播種された場合において、9〜1
0日後の特異的抗破傷風菌抗体の産生量は2μg/ml
を超えないことが判明した。
IgM又はIgGクラスの抗RhDモノクローナル抗体
を分泌する安定な細胞系を得るために、ヒトミエローマ
細胞及び細胞系X63−Ag8.653マウスミ工ロー
マ細胞間で形成されたそれ自体がヘテロハイブリドーマ
たるミエローマとのEBV形質転換ヒト末梢而B面胞の
融合については、公開PCT出願第85702413号
明細書に更に開示されている。しかしながら、得られる
ヘテロハイブリドーマが例えば約1×106細胞/m+
で培養中20μg/mt/24時間以上の十分な力価の
抗RhDモノクローナル抗体を産生じ得るか否かについ
ては開示されていなかった。
我々は、適9Jな条件下で培養した場合にマウスIg非
存在ドで高力価のヒト抗RhDモノクローナル抗体を産
生ずるマウス−ヒトヘテロハイブリドーマを、非Ig分
泌性マウスミエローマ細胞を直接RhD高度免疫供与者
のEBV形質転換ヒトBリンパ球と融合させることによ
って得ることかり能であることを見出した。我々は、こ
のようなヒトBリンパ球が、PCT出願第851024
13号明細書におけるようにヒトミエローマ細胞と予備
融合させなくとも、マウスミエローマ細胞と適合するこ
とを発見した。
本発明の一面において、我々は、非Ig分泌性マウスミ
エローマ細胞、好ましくはマウスX63−Ag8.65
3ミエローマ細胞とEBV形質転換ヒ)Bリンパ球の抗
RhD  Ig産生群との融合により形成される抗Rh
Dモノクローナル抗体産生ヘテロハイブリドーマを提供
するが、このヘテロハイブリドーマは下記ハイブリドー
マ培地937℃約1×106細胞/m+で培養した場合
に抗RhDモノクローナル抗体20μg/ml/24時
間以上を産生ずる。抗RhDモノクローナル抗体は通常
IgM又はIgGクラスに属する。
本明細書で用いられる“ハイブリドーマ培地”という語
は、10%(v/v) F CS補助RPMI−164
0培地を含有する培地又は同一条件下で同等の増殖を維
持する培地を意味すると理解されるべきである。
RhD抗原で高度免疫された供与者の103又は104
個の末梢血Bリンパ球中1個だけが抗RhD分泌体であ
ることが知られている〔エルラン及びブラッドリー、ラ
ンセット、第1巻、第789頁、1970年(Elso
n及びBradlcy。
Lancet  1.、789(1970)) ) 、
 RhD抗原で自然に及び/又は故意に免疫されたRh
D−供与者から111 離されるBリンパ球のEBV形
質転換は、選択されたミエローマ細胞との融合を実施す
る前において、イン・ビトロでの活発な増殖性及び高抗
RhD力価に基づき選択を容易にさせる。しかもEBV
形質転換Bリンパ球は、同一条件下の非EBV形質転換
Bリンパ球と比較して高い確率でマウスX63−Ag8
.653細胞と融合することが判明した。このように、
同数の非EBV形質転換ヒト末梢血Bリンパ球及びマウ
スX63−Ag8.653細胞が慣用的融合条件下にお
かれた場合の平均融合数は約8.4X10 ’であるこ
とがわかった。非EBV形質転換Bリンパ球をEBV形
質転換Bリンパ球で代用した場合は、平均融合数が約1
.0X10”−’に増加する。
本発明のヘテロハイブリドーマの製造のためには、マウ
スミエローマ細胞との融合用に選択されるEBV形質転
換Bリンパ球群は、下記リンパ芽球細胞培地中37℃で
培養した場合に、抗RhD200ng/106細胞/2
4時間以上、最も好ましくは抗RhD250ng/10
6細胞/24時間以上を産生ずることが望まれる。
本明細書で用いらる“リンパ芽球細胞培地”という語は
、10%(v/v) F CS 、ベンジルペニシリン
K(100μg/ml)、硫酸ストレプトマイシン(1
00μg/ml)、アムホテリシンーB(2,5μg/
ml)、2−メルカプトエタノール(50μM)及びL
−グルタミン(2mM)補助RPMI−1640培地、
又は同一条件下でEBV形質転換Bリンパ球の同等の増
殖を維持し得る等価培地を意味すると理解されるべきで
ある。
上記融合用に好ましいEBV形質転換Bリンパ球群を得
るために、8928球の出発群は二次免疫後約13〜5
7日目、最も好ましくは約13〜280口にRhD高度
免疫供与者の血液から採取されることが好ましいと判明
した。出発Bリンパ球を上記期間内でRhD高度免疫供
与者の血液から得ることからなる、永続的細胞系との融
合用の抗RhD+であってEBVで形質転換されたヒト
Bリンパ球の産生方法は、本発明のもう一面を構成する
選択されたヒト供与者の血液からの8928球の採取の
後に、例えば最初に“軟膜分画” (白血球)をr、1
を離し、単核球を分離し、しかる後T細胞及び混入血小
板を除去することによる8928球の採取の後に、単離
されたB細胞のEBVによる形質転換、続いて1以上の
増殖及び選択工程が行なわれることが適切であって、コ
ロニーの選択は活発な増殖性及び高抗RhD力価に基づ
いて行なわれる。所望であれば、表面抗RhD  Ig
発現細胞を含有する単離Bリンパ球コロニーは、EBV
形質転換前におけるパパイン処理RhD+赤血球を用い
た抗RhD産生Bリンパ球の植換えによって選択するこ
とができる。又は、EBV処理B細胞の初期コロニーは
、同様の方法により表面抗RhD  Ig発現B細胞の
存在に関して試験することもできる。この型の免疫グロ
ブリンについて陽性のコロニーの場合における抗RhD
力価の定量は、慣用的方法で実施し得る。単離されたB
細胞のEBV形質転換は、細胞を例えばメラミドら、ヨ
ーロピアン・ジャーナルψオブ・イムノロジー、198
5年、第15巻、第742−746頁[Melamed
 et al、European Journal o
f’ Immunoi−ogy(1985) 15.7
42−7463 ニ記載された895、Bマーモセツト
細胞系の過増殖培養物の培養上澄と接触させることによ
って行なうことが便利である。
マウスミエローマ細胞系X63−Ag 8.653と、二次免疫後それぞれ7週日及び13日1
にRhD高度免疫供与者の末梢血から得られる高抗Rh
D力価を有するEBV形質転換ヒトBリンパ球の異なる
2群との融合細胞により得られる、本発明の2種のハイ
ブリドーマ細胞系は、欧州動物細胞培養物寄託機関(E
uropean−17−5] Co11ection  of Animal  Ce
1l  Cu1tures、ECACC)  、ポート
ン・ダウン、英国に寄託された。それぞれMAD−2及
びFOM−1と称されるこれらのヘテロハイブリドーマ
は、いずれもラムダL鎖をもつIgMクラスの抗RhD
モノクローナル抗体を産生ずることができる。MAD−
2は1986年4月180に寄託No、、860418
03号としてECACC,英国に寄託された。FOM−
1は1987年2月13日に寄託No、、 87=02
1301号としてECACCに寄託された。
細胞系MAD−2により産生されるIgM抗RhD抗体
について更に研究したところ、その抗体は輸血実施に際
するRhD型判定のための使用に非常に適した抗体であ
ることが判明した。
MAD−2培養物(37℃24時間で約1×10 細胞
/mlのハイブリドーマ培地)及びバイオロジー・リサ
ーチ及びレビューの米国オフィス(U、S、0frlc
c orBiologies、Re5earch an
d Revi−ew)IgM抗り標準製剤の効能比較試
験では、培養1−澄は参照標準よりも約32倍高い効能
を有することか見出され、このため日常的使用のために
希釈することができる。下記表1で示されるように、M
AD−2IgMは試験されたすべてのRhD+hD+及
び大半のDu赤血球を凝集させることが見出されたが、
希少のDB細胞とは反応しない(1/1000の確率)
。このとは、Rh−に属するためにRh−血液が投与さ
れる輸血受容者にとって重要ではない。このIgM抗R
hDをもつRh−供与者は、DU及びDB抗原の存在を
調べるために、例えばポリクローナルIgG抗RhDで
スクリーニングされることが必表   1 異種遺伝子型の赤血球を用いたMAD−2IgMとの凝
集試験結果 細胞遺伝子型    供与者  凝  集0R1r  
          + OR2、r            ’ +ORo r
  、           +Or’r      
       −Or’r             
−Alrr            − 〇 r r                    
  −DU        5   415*D133
   0/3 I  gG−1皮覆7 C,3−C4−被覆7 + ρ集あり 一 凝集なし * インキュベート開始1分後5例中4例陽性X イン
キュベ−1・開始30分後 ≠ IgG抗Cで強固に被覆されたRh−細胞又は補体
成分C3及びC4で被覆されたRh−細胞。これらの細
胞はコントロールに属し、IgM抗RhDか“非抗Rh
D”IgG被覆細胞の非特異的凝集を生じないことを示
す。
新規MAD−2細胞系は大規模バルク培養で十分に増殖
し、良好な収率で抗体を産生ずる。約2〜311/週の
産生速度は現実の輸血実務に際して5子方人の血液型判
定に十分なIgM抗RhDを提供し、約20Ω/週では
受動免疫に十分な抗RhDを提供する。培養上澄は、約
1×106細胞/mlで24時間の培養後に、20μg
 / m1以上、通常25μg / m1以上のIgM
含有量で得ることができる。
本発明の同様の方法で産生されるF’0M−1及び他の
細胞系も、良好な増殖及び抗体産生特性を有する。MA
D−2IgMと同様に、細胞系FOM−1から分泌され
るIgMは、ジーサス系のD成分に対して非常に特異的
であって、しかもRhD+hD+の診断凝集反応を誘導
する上で非常に有効であることが判明した。
本発明はMAD−2及びFOM−1を包含する他に、そ
のIgM抗RhD産生変異株をも包含すると理解される
べきである。
本発明の別の面として、我々はヒトIgM抗RhD20
μg / ml以−Lを含有する細胞培養物の未濃縮1
−澄を提供する。かかる上澄は適切な希釈後にRh型判
定用として直接有利に使用することができる。
本発明の更に他の面として、我々は、本発明のヘテロハ
イブリドーマから産生されるモノクローナル抗RhD免
疫グロブリン、好ましくはMAD−2又はF O’M 
−1のIgMのような本発明のモノクローナルIgM抗
RhDを用いる赤血球Rh型1′す定方性、並びに母体
のRhD抗原感作を予防するためのRhD+児出生後出
生後るRhD−母体受動免疫用としてのかかる抗体の用
途を提供する。ヒトへの注射に適した本発明の抗体の無
菌溶液は、いずれかの生理学的に許容される水性媒体、
例えば等張リン酸緩衝液又は血清で調製することがてき
る。抗体は所望であれば使用前希釈用の凍結乾燥品とし
ても供給できる。
下記例は本発明を更に詳細に説明するものである。
例  1 “軟膜分画” (白血球)を、ケンブリッジ輸血センタ
ー(Cambridge Blood Transfu
sion Centre)ケンブリッジ、英国で10年
前に6回のRh+細胞(R2R2)注射で初期に免疫さ
れたRh−供与者の血液から得た。最後の追加免疫注射
は採血の7週間前であった。
単核細胞をフィコール−ハイパクー(Pjcoll−1
1ypaque) [ファルマシア(Pharmaei
a)、゛アップサラ、スウェーデン〕で単離し、混合血
小板を50%パーコール(Percoll)等張渡中で
の二次遠心分離(40,Oxgで10分間)により除去
した。T細胞を次いで2−アミノエチルイソチオウロニ
ウムブロミド処理羊赤血球を使用して除去した〔メトセ
ンら、1980年、ジャーナル拳オブ脅イムノロジカル
・メソッズ、第33巻、第323頁(Medscn c
t all(1980)Journal of Imm
unologyMethods 33,323) )。
(11)巣、1IIIIB細胞のEBV形質転換マーモ
セット細胞系895、B (ミラー及びリップマン、1
973年、プロシーデインダス・オブ・ナショナル・ア
カデミ−・オブ・サイエンスUSA、第70巻、第19
0頁(Miller and Lj−pman(197
3)Proceedings or’ Nationa
l Academy of’5cience US^、
70,190) ]を標準組織培地中で増殖させ、コロ
ニー形成させ、次いで使用前に更に1週間インキュベー
トした。消費された」1澄を採取し、0、Bμm膜に通
過させて濾過し、B細胞を感染させるために106細胞
/mlで1.5〜2時間37℃で使用した〔メラミドら
、1985年、ヨーロピアンやジャーナルφオブ・イム
ノロジー、第15巻、>17.42−746頁(Mel
aied 6t at。
(1985)lシuropcan Journal o
f limunologL p、742−746)  
)  。
(lit)リンパ芽球細胞系の確立 EBV形質転換B細胞を、192平底ウエル(200,
cl)中初期密度5X105/mlで増殖させた〔培地
;10%(v/v) F CS 、ベンジルペニシリン
K (100μsr/ml) 、硫酸ストレプトマイシ
ン(100μg/ml)、アムホテリシンーB (2,
5μg/mり 、2−メルカプトエタノール(50μM
)及びL−グルタミン(2mM)補助RPMI−164
0培地〕。
組織培養ウェルから得られるIgM及びIgG抗RhD
の検出及び分析は、微量滴定プレート中それぞれ天然及
びパパイン処理赤血球を最終細胞濃度0.5%で用いる
凝集により実施した〔メラメドら、1985年、ヨーロ
ピアン・ジャーナル拳オブ中イムノロジー、第15巻、
第7.42−746頁〕。双方の抗体クラスに関する分
析感度は約1. n g /、mIである。
増殖はすべてのウェル中で確立され、抗RhDは2週間
後にウェル中71%で存在1ていた。2個のウェルをそ
れらの活発な増殖性及び高抗RhD力価(,2009以
上)に基づき選択し、フラスコ中80cxl に達する
まで増殖させた。一方のウェルはIgG抗RhDを産生
し、他方はIgM抗RhDを産生した。2か列後、Ig
G抗、RhD産生速度は低下する(力価81)ことがわ
かったが、IgM抗RhD産生は安定であった(力価約
5000)。双方の培養上澄はα、γ及びμH鎖並びに
に及びλL鎖を含有していた。
(Iv)紋−介 融合相手としてのX63−Ag8.653の適合性を調
べるために考えられた最初の実験では、融合効率がおよ
そ1×10 中の1であることがわかった。
マウスミエローマX63−Ag8.653を空気中5%
CO2雰囲気下37℃において10%(v/v) F 
CS、 2mMグルタミン補助!?MI−1640中で
増殖させた。これら条件下において、細胞系は18〜2
0時間の倍化時間を有し、毎日の継代培養により対数増
殖用を維持し得る。融合前において、細胞生存率にグロ
シン色素排除率による測定)は95%を超えた。常時、
8−アザグアニンを、ヒポキサンチン−アミノプテリン
−チミジン(HAT)培地で生存する変異体を排除する
ため、培地中20μg/ml含有させた。
選択されたIgM抗RhD産生リンパ芽球細胞培養物(
1×107)及びミエローマ細胞(1×107)の細胞
群を25m1プラスチツク製容器に一緒に加え、リン酸
緩衝液(NaC1150mM;P 0410 m M 
)で希釈し、200xgで10分間回転させて通常のペ
レットとした。ペレットをほぐした後、45%ポリエチ
レングリコール4000 (メルク(Merck)、ダ
ルムスタッド(DarLllstadt)、FRG)1
ml及びリン酸緩衝液中5%ジメチルスルホキシドを一
定に撹拌しながら1分間かけて滴下した。撹拌は水浴中
37℃で90秒間継続し、しかる後細胞を室温で徐々に
塩水で希釈した。細胞を200xgで5分間遠心分離し
、次いで完全RPMI−1640に静かに再懸濁し、マ
ウス腹膜細胞(2X’IO’個/ウェル)が予め播種さ
れた96ウエルトレーに分配し、各ウェルに培地100
μρ中ミエローマ細胞lX105を含有させた。24時
間のインキュベート後、2倍濃縮HAT及び2μMウア
バイン含有の培地100μΩを加えた。HATは未融合
マウスミエローマ細胞の過増殖を防止し、ウアバインは
未融合リンパ芽球細胞を殺す。
ウェルは、培地!It分をHAT及び1μMウアバイン
含有新鮮培地と交換することにより給餌が開始された7
日後に試験した。給餌は2又は3日毎に繰返した。増殖
陽性ウェルを、°細胞がウェルの底半分を覆った時点で
、免疫グロブリン産生についてスクリーニングした。目
的とするハイブリッドを96ウエルI・レーから直接ク
ローニングした。
HAT/ウアバイン選択を融合後3週間続け、標準組織
培地での培養前に細胞をHT含有培地に通過させた。
(V)ハイブリッドのクローニング 融合が行なわれたすべてのウェルでは活発な増殖を示し
た。ポリエチレングリコール工程が省略された2つの擬
融合のいずれのウェルにおいても、増殖が見られなかっ
た。融合後4週間目において、ウェル96個中30個が
100以上の抗RhD力価を示した。1個のウェルを良
好な増殖性及び抗RhD力価に基づき選択した。ハイブ
リッドは、マイクロマニピュレーター及び顕°微鏡を使
用して、対数的増殖相の培養物を1個だけマウス腹膜支
持細胞が予め播種された96ウエルトレー中の個々のウ
ェルに移し変えた。単独の細胞だけが移し変えられるこ
とを確実にするため、細胞を高倍率レンズの視□野内で
1個だけとなったときのみ選別し、最終ウェルに移す前
に試験用中間容器に入れた。
クローン細胞を4週間後に再クローニングした。
最初のクローニング後、サブクローン13個中10個は
抗RhD力価に関し陽性であった。第二のクローニング
後、サブクローン40個中33個は抗RhD産生に関し
陽性であった。
酵素結合免疫試験法により、上iをヒト免疫グロブリン
の産生に関してスクリーニングした。
E IA)レー〔ダイナ□チック(Dynatech)
 、ビリングシュルスト(BillngshursL)
 、サセックス〕をヤギ抗多価ヒト免疫グロブリン抗体
〔シグマ(Sigvlla)、プール(Poole)、
ドーセット〕で被覆した。培養上澄を次いで被覆トレー
中でインキュベートした。トレーを0.1%ツイーン2
0(Tveen20)含有リン酸緩衝液で洗浄し、次い
でアルカリホスファターゼに結合した抗ヒトH鎖又はL
鎖特異的抗体(シグマ)と−緒にインキュベートした。
最後の洗浄後、トレーをp−ニトロフェニルリン酸エス
テルと一緒にインキュベートし、“タイタルチック・マ
ルチスキャン(TitertekMultiskan)
”EIA解読機で変色をモニターした。
第二のクローニング後、最大のヒトIgM抗RhD産生
を行なうクローンヘテロハイブリドーマをMAD−2と
命名した。
例2 MAD”−2細飽系の大規模培養 MAD−2細胞系細胞(ECACCNo。
86041803号)は培地としてRPMI−1640
を用いて2ONスピナー培養器中37℃で増殖させた。
IgM抗RhDを産生する細胞確率は初期において90
%(再クローニングにより測定)であったが、このレベ
ルは数か列後も変化しないことがわかった。I X 1
0’細胞/m+で培養の24時間後におけるIgM抗R
hD濃度は25〜50μg / mlであることがわか
った。【培養上澄中に存在する抗RhDの定量は阻害免
疫状験法により実施した。   l標識抗RhD及びR
2R2赤血球を培養上澄の存在及び非存在下でインキュ
ベートし、反応混合物を平衡化させた。
赤血球に結合した125I標識抗RhDの量を次いで調
べ、培養上澄中の抗RhD濃度を抗り国際標準(68/
419)使用標準曲線との比較により計算した。〕 IgMはすべてのRhD+赤血球及び少量のDU細胞と
反応したが、Rh−又はDB細胞とは反応しなかった。
RhD+細胞1%懸濁液に最終濃度5μg/mlで加え
た場合に、約30秒間で完全凝集を起こした。抗体は4
℃の水溶液中8か月間にわたり安定であることがわかっ
た。
脛一旦 (1)血液試料 血液試料は、英国の化ロンドン地域又はケンブリッジ地
域輸血センター(Nortl+ London Reg
ion−al or Caml)ridge Regi
onal Blood Transfusioncen
tres)において、ボランティア抗RhD血漿供与者
のパネラ−員から人手した。
3年間にわたり、55例の“軟膜分画”が高レベルの循
環抗RhD抗体を有するRhD高度免疫供与者の日常的
抗RhD血漿献体から処理された。
これらの血漿献体は、最後の追加免疫後の時間に   
 ′かかわらず選択された。
抗凝固血液試料20m1も、追加免疫後6〜8週間にわ
たり5例のRhD高度免疫者から毎週採取した。免疫は
、厳格な安全管理下で選択された洗浄RhD+赤血球の
10%等張塩水懸濁液5mlの静脈注射により行なった
〔ギブソン、1973年、ボックス・サンプ、第24巻
、第425頁(Gib−son(197g)Vox、S
ang、24,425) )。
供与者5例中、4例は追加免疫後7〜10日目にIgM
抗RhD力価のピークをむかえたが、IgG抗RhDレ
ベルには有意の変化がなかった。
膜結合抗RhDを発現する末梢リンパ球に関して試験さ
れた4例の供与者はすべて、追加免疫後7〜16日目に
顕著なピークを示した。約3週間後における“ロゼツト
(rosette)′数の第二の上昇は、おそらく分泌
抗体で一緒に支持されている弱く付着した赤血球の凝集
又は集合の発現に基因するものであった。これらは、第
1週に見られた膜Igの完全な単層ロゼツト特性とは外
観が全く異なっていた。
(11)末梢血B細胞の単離 日常的抗RhD血漿献体より得られる“軟膜分画”から
、血小板を50%等張パーコール(Per−coll)
中での遠心分離(400x gで10分間)により除去
した。T細胞を4%デキストラン中羊赤血球とロゼツト
形成させることにより除去した「ブラウンら、1975
年、クリニカル・アンド・エクスペリメンタル・イムノ
ロジー、第20巻、第505頁(1)orwn eL 
at(+975)CIinical andlExpc
rimenLal 1+l1muno1ogy、2[1
,5(15) )。
20m、l血液試料の細胞をフィコール−ハイパクー界
面で集菌し、無菌塩水で2回洗浄し、200xgで5分
間遠心分離することにより細胞を集めた。
フィコール−ハイパクー界面で集められた単核細胞から
抗RhD表面Ig発現B細胞を分離するために、ド記“
ロゼッティング(rosctt ing)”技術を利用
した。集めた単核細胞を例1 (lii)で使用された
ような培地中に懸濁しく106細胞/ mlで0.2m
1)、十分に洗浄されたパパイン処理RhD  赤血球
と混合しく比率1:10)、混合物を200 x gで
5分間遠心分離した。室温で30分間インキュベートし
た後、」1澄を除去し、ベレットをフルオレセインジア
セテート2.5μg/ml含有培地〔ラマサミー及びム
ンロ、1974年、イムノロジー、第26巻、第563
頁(Rall1asaIIly2A    − and Munro(1974)1mmuno1ogy
、26,503) ]に静かに懸濁した。細胞105個
中のロゼツト数を明視野顕微鏡で計測した。Rh−細胞
はコントロールとして使用され、測定可能なカウントを
示さなかった。
(iii)単離B細胞のEBV形質転換T細胞非存在下
における単離B細胞のウィルス処理は、例1 (ii)
のようにメラミドらの方法に従い実施した。
EBV形質形質転換子細胞除去がなされなかったB細胞
は、4×106細胞/ mlでウィルスに接触させ、1
:10’0フイトヘマグルチニン含有培地に2×105
細胞/ウエル(0、2ml )で移し替えた〔モスら、
1979年、インターナショナル・ジャーナル・オブ・
キャンサー、第23巻、第618頁(Moss Ot 
al、(1979)InternationalJou
rnal of Cancer、28.[118) 〕
(iv)リンパ芽球細胞系の確立 (a)  ランダムな時間に集められた血液試料から得
られるEBv処理B細胞の場合には、例1 <111)
と同様の操作が行なわれた。最初のEBV処理B細胞群
のうち5個だけが抗RhD系を産生じたが、この系は首
尾よい融合が可能となる時点まで増殖させることができ
た。
(b)  追加免疫後約6〜8週間にわたり毎週5例の
RhD高度免疫供与者から採取された血液試料より得ら
れるEBV処理B細胞は(例1 (iii)のような培
地「1す、初期密度1×10′6細胞/mlで96又は
192平底微量滴定ウェルに播種した。
ウェルの抗RhD力価測定は形質転換後はぼ1週間間隔
で実施した。一過性の特異的抗体応答は最初の2週間に
わたり多数のウェルで観察された。
この応答用は定量が困難であったが(例1 (ill)
のようにa+++定される)、力価は通常100以下で
あった。約3週間後、この初期応答の大半は低下し、大
半のウェルは細胞数が増加した。最大の力価をもつそれ
らの培養物を24ウエルプレートに移した。二次応答用
に関しては、同一の供与者から追加免疫後の異なる時期
に集められた試料間で有意差が見られなかった。追加免
疫後約2〜4週間にわたり集められたそれらの試料の場
合には、いくつかのウェルは力価及び細胞数が増加し続
け、24ウエルプレートに移した時に250〜6000
の力価を有した。この期間外に集められた試料では、力
価の継続的増加がまれにしか観察されなかった。EBV
形質形質転換後3退4最大力価をもつ各供与者の各時期
における3つのウェルから細胞を融合用として選択した
(V)融合及びクローニング 選択されたEBV処理細胞群を例1 (iv)のような
マウスミエローマ細胞系X63−Ag3、653の細胞
と融合させた。−貫して抗RhD力価の増加を示すウェ
ルを融合後約3〜4週間口にクローニング用として選択
し、選択クローンのクローニング及び増殖を約90%の
娘細胞が抗RhDを産生ずるまで繰返した。
抗RhD産生ハイブリドーマの首尾よい確立は主に、抗
RhD力価が250以上であって約250ng/mlの
抗RhD濃度を示すリンパ芽球細胞系(LCL)培養物
で行なわれた。相当するウェルの総Igは通常的25μ
g / mlであることから、特異的ハイブリドーマを
産生ずるそれらの1−記培養物においては少なくとも1
%のリンパ芽球細胞が抗RhDを産生じていた。その結
果、それが追加免疫後約2〜4週間目に集められたB細
胞から主に得られ特異的ヘテロハイブリドーマを主に産
生ずる産生的LCL培養物である、と結論づけることが
できる。
下記表2は、確立された11個の抗RhD分泌ヘテロハ
イブリドーマ細胞系、抗RhDモノクローナル抗体のク
ラス及びL鏡型、並びにB細胞がRhD高度免疫供与者
から集められた時点の二次免疫後の1」数の各々につい
て示している。
表   2 1 (POM−1)  I gM    L     
    1.32 IgGI L  +  13 3IgG3に  13 4IgG1に + 21 5 IgG3に  21 6IgM  L  +  57 7     IgM       に      + 
       138IgM  L   13 9 IgM  L  +  20 10 IgM  L  +  27 1、I      IgGI     L      
 +        27* IgG及びIgM抗体は
天然及びパパイン変性赤血球との反応性に基づき識別し
た。その場合にIgGサブクラスはサブクラス特異的抗
血清〔ダッチ・レッド・クロス(DutchRed C
ross)、アムステルダム〕との間接凝集試験法によ
って確認した。
τ 各モノクローナル抗体とのタンパク質A結合性は、
タンパク質Aアガロース〔シグマ・ケミカル社(Sig
ma Chemical Company) :]のカ
ラムに徐々にPBS中の抗体を通過させることによって
測定した。結合抗体はpH4,0で又は必要であればp
H3,,5でクエン酸緩衝液により溶離させた。
すべての上記ヘテロハイブリドーマは、バイブ1月Z−
マ培地中37℃約I X 106細胞/mlで培養した
場合に、20μg/ ml / 24時間以上の速度で
抗RhDモノクローナル抗体を産生ずる。
例4 抗RhDモノクローナル抗体25〜50μg/ml含有
MAD−2細胞系培養物の培養上澄を、0、IM  N
aCl、50sr/j)牛アルブミン、2.4出M  
EDTAナトリウム及びIg/ρアジ化ナトジナトリウ
ム含有7.2の0.05Mリン酸緩衝液で適度に希釈し
た。試薬はpHの微小−40〜 変化を検出し得るようにフェノールレッドで更に補助し
、2〜8℃で貯蔵する前にか過滅菌した。
血液型判定試薬の各バッチを、公認抗RhD標準製剤に
対する有効性に関して評価した。
(jl)試験操作 A、管内技術法:遠心分離 1、  9g/ρNaC1中の洗浄赤血球3%懸濁液を
調製する。
2、  1010X75又は12X75+am+の管内
に血液型判定試薬2容量部を入れる。
3、 細胞懸濁液1容量部を加える。
4、 十分に混合し、1分間放置し、適切な回転速度及
び時間、例えば60秒間500rcfで管を遠心分離す
る。
5、 細胞集合物(cell button)を静かに
再懸濁し、白色背景上で凝集形成について顕微鏡観察す
る。顕微鏡で陰性を読取る。
B、技術法二37℃での沈降分離 1、  9s−/llNaC1中の洗浄赤血球の3%懸
濁液を調製する。
2、  6X50mm管内に血液型判定試薬1容量部を
入れる。
3、 等容は部の細胞懸濁液を加える。
4、 十分に混合し、37℃で60分間インキュベー1
・する。
5、 細胞集合物を静かに再懸濁し、白色背景りで凝集
形成について顕微鏡観察する。顕微鏡で陰性を読取る。
C4管内技術法:20℃での沈降分離 1、  9g/j)NaCl中の洗浄赤血球の3%懸濁
液を調製する。
2、  6X50mn+管内に血液判定試薬]容量部を
入れる。
3、 等容量部の細胞懸濁液を加える。
4、 十分に混合し、室温で(16〜25℃に限定)6
0分間インキュベートする。
5、 細胞集合物を静かに再懸濁し、白色背景上で凝集
形成について顕微鏡観察する。顕微鏡で陰性を読取る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非Ig分泌性マウスミエローマ細胞とエプスタイン
    ・バール・ウィルス(EBV)形質転換ヒトBリンパ球
    の抗リーサスD(RhD)Ig産生群との融合により形
    成される抗RhDモノクローナル抗体産生ヘテロハイブ
    リドーマであって、37℃で本明細書記載のようなハイ
    ブリドーマ培地中約1×10^6細胞/mlにて培養し
    た場合に、抗RhDモノクローナル抗体20μg/ml
    /24時間以上を産生することを特徴とするヘテロハイ
    ブリドーマ。 2、ミエローマ細胞融合相手がマウスミエローマ細胞系
    X63−Ag8.653の細胞である、特許請求の範囲
    第1項記載のヘテロハイブリドーマ。 3、IgMクラスの抗RhDモノクローナル抗体を産生
    する、特許請求の範囲第1又は2項記載のヘテロハイブ
    リドーマ。 4、IgGクラスの抗RhDモノクローナル抗体を産生
    する、特許請求の範囲第1又は2項記載のヘテロハイブ
    リドーマ。 5、マウスミエローマ細胞との融合のために、本明細書
    記載のようなリンパ芽球細胞培地中37℃で培養した場
    合に抗RhD200ng/10^6細胞/24時間以上
    産生可能なEBV形質転換ヒトBリンパ球群を使用する
    ことにより形成される、特許請求の範囲第1〜4項のい
    ずれか一項に記載のヘテロハイブリドーマ。 6、マウスミエローマ細胞との融合のために、本明細書
    記載のようなリンパ芽球細胞培地中37℃で培養した場
    合に抗RhD250ng/10^6細胞/24時間以上
    産生可能なEBV形質転換ヒトBリンパ球群を使用する
    ことにより形成される、特許請求の範囲第5項記載のヘ
    テロハイブリドーマ。 7、Bリンパ球融合相手が、二次免疫後約 13〜57日目にRhD高度免疫供与者の血液から単離
    されたヒトBリンパ球より誘導されるものである、特許
    請求の範囲第1〜6項のいずれか一項に記載のヘテロハ
    イブリドーマ。 8、Bリンパ球融合相手が、二次免疫後約 13〜28日目にRhD高度免疫供与者の血液から単離
    されたヒトBリンパ球より誘導されるものである、特許
    請求の範囲第7項記載のヘテロハイブリドーマ。 9、寄託No、86041803号として欧州動物細胞
    培養物寄託機関に寄託されたIgM抗RhD産生ヘテロ
    ハイブリドーマ及びそのIgM抗RhD産生変異体。 10、寄託No、87021301号として欧州動物細
    胞培養物寄託機関に寄託されたIgM抗RhD産生ヘテ
    ロハイブリドーマ及びそのIgM抗RhD産生変異体。 11、特許請求の範囲第1〜10項のいずれかに記載さ
    れたヘテロハイブリドーマにより産生された抗RhDモ
    ノクローナル抗体及びそのRhD抗原結合性断片。 12、特許請求の範囲第9項記載のヘテロハイブリドー
    マにより産生されるIgM抗RhDモノクローナル抗体
    及びそのRhD抗原結合性断片。 13、特許請求の範囲第10項記載のヘテロハイブリド
    ーマにより産生されるIgM抗RhDモノクローナル抗
    体及びそのRhD抗原結合性断片。 14、ヒト抗RhD20μg/ml以上含有する細胞培
    養物からの未濃縮上澄液。 15、抗体産生条件下で特許請求の範囲第1〜10項の
    いずれに記載のヘテロハイブリドーマを培養することか
    らなる抗RhDモノクローナル抗体の産生方法。 16、(a)抗RhDIg陽性のヒト供与者からBリン
    パ球を単離する; (b)このようにして得られた単離Bリ ンパ球をEBVで形質転換し、しかる後1以上の増殖及
    び選択工程を実施し、もって本明細書記載のリンパ芽球
    細胞培地中37℃で培養した場合に抗RhD200ng
    /10^6細胞/24時間以上産生可能な細胞融合用の
    EBV形質転換Bリンパ球群を得る; (c)上記群のEBV形質転換Bリンパ 球を非Ig分泌性マウスミエローマ細胞系の細胞と融合
    する;及び (d)本明細書記載のハイブリドーマ培 地中約1×10^6細胞/mlにて37℃で培養した場
    合に抗RhDモノクローナル抗体20μg/ml/24
    時間以上を産生する、段階(c)で形成された抗RhD
    モノクローナル抗体産生ヘテロハイブリドーマを選択す
    る; 段階からなる、特許請求の範囲第5項記載のヘテロハイ
    ブリドーマの製造方法。 17、使用されるマウスミエローマ細胞がマウスミエロ
    ーマ細胞系X63−Ag8.653の細胞である、特許
    請求の範囲第16項記載の方法。 18、段階(a)において、Bリンパ球が二次免疫後約
    13〜57日目にヒト抗RhD高度免疫供与者の血液か
    ら単離される、特許請求の範囲第16又は17項記載の
    方法。 19、永続的細胞系との融合用のEBV形質転換ヒトB
    リンパ球の抗RhDIg産生群の製造方法であって、 出発Bリンパ球が二次免疫後約13〜57日目にヒトR
    hD高度免疫供与者の血液から得られるものであること
    を特徴とする方法。 20、特許請求の範囲第11〜13項のいずれかに記載
    の抗RhDモノクローナル抗体が使用される赤血球Rh
    型判定方法。 21、赤血球Rh型判定に使用される、特許請求の範囲
    第11〜13項のいずれか一項に記載の抗RhDモノク
    ローナル抗体。 22、ヒト注射に適する、特許請求の範囲第11〜13
    項のいずれか一項に記載の1種以上の抗RhDモノクロ
    ーナル抗体の無菌溶液。 23、RhD抗原に対する母体の感作を防止するための
    RhD^+児出生後におけるRhD^−母体受動免疫用
    の、特許請求の範囲第11〜13項のいずれか一項に記
    載の抗RhDモノクローナル抗体。
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