JPS6344318A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPS6344318A
JPS6344318A JP18718986A JP18718986A JPS6344318A JP S6344318 A JPS6344318 A JP S6344318A JP 18718986 A JP18718986 A JP 18718986A JP 18718986 A JP18718986 A JP 18718986A JP S6344318 A JPS6344318 A JP S6344318A
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film layer
protective film
gas
magnetic
amorphous carbon
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JP18718986A
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Takashi Kubota
隆 久保田
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Maxell Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は磁気記録媒体の製造方法に関し、さらに詳し
くは耐久性に優れた磁気記録媒体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、金属もしくはそれらの合金などを真空蒸着、ス
パッタリング等によって基体フィルム上に被着するか、
あるいは磁性粉末を結合剤成分とともに基体フィルム上
に結着してつくられる磁気記録媒体は、記録再生時に磁
気ヘッド等と激しく摺接するため磁性層が摩耗されやす
く、特に真空蒸着等によって形成される強磁性金属薄膜
層は、高密度記録に通した特性を有する反面、磁気ヘッ
ドとの摩擦係数が大きくて摩耗や損傷を受けやすい。
このため、従来から磁性層上に種々の保護膜層を設ける
などして耐久性を改善することが行われており、たとえ
ば、グラファイトターゲットをアルゴンガスや水素ガス
でスパッタリングしてアモルファス状カーボンからなる
保護膜層を磁性層上に設けることが試みられている。(
特開昭53−143206号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、このようにグラファイトターゲットを不活性
ガスや水素ガスでスパッタリングする方法では、形成さ
れる保護膜層の架橋がいまひとつ不充分で、硬質のアモ
ルファス状カーボンからなる保護膜層が形成されず、未
だ、耐久性を充分に向上することができない。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、かかる現状に鑑み鋭意研究を重ねた結果な
されたもので、基体上に磁性層を形成し、次いで、炭素
を主体とするターゲットを非重合性フッ素化合物を含む
ガスでスパッタリングすることによって、処理槽内のガ
スや形成された保護膜層内に含まれる水素原子を非重合
性フッ素化合物から解離したフッ素原子と反応させて排
除し、保護膜層の架橋を充分にして、硬質のアモルファ
ス状カーボンからなる保護膜層を磁性層上に強固に被着
形成し、耐久性を充分に向上させたものである。
この発明において、磁性層上に形成されるアモルファス
状カーボンからなる保護膜層は、処理槽内に炭素を主体
とするターゲットをセットし、これをアルゴンガス、ヘ
リウムガスなどの不活性ガスあるいは水素ガス等に、非
重合性フン素化合物を混合した混合ガスで、高周波によ
りスパッタリングすることによって形成される。非重合
性フッ素化合物としては、たとえば、CF4ガスなどが
好ましく使用され、このCF4ガスなどが含まれた混合
ガスを使用して高周波によるスパッタリングが行われる
と、CF、ガスなどが解離されてフッ素原子が生じ、こ
の解離されたフッ素原子が処理槽内のガス中に存在する
水素原子や形成された保護膜層内に存在する水素原子と
反応し、HFとなって排除されるため、極めて架橋の進
んだ硬質のアモルファス状カーボンからなる保護膜層が
形成され、耐久性が充分に向上される。
このようなスパッタリングを行う場合、非重合性フッ素
化合物を含むガスのガス圧および高周波の電力は、析出
速度を良好にし、形成されたアモルファス状カーボンか
らなる保護M’JFiの過剰な分解を防止するため、ガ
ス圧を5X1(1’〜5×10−2トールとし、平方セ
ンチあたりの高周波電力を0.5〜IOW/cutの範
囲内とすることが好ましい。また非重合性フッ素化合物
の含有割合は、アルゴンガス、ヘリウムガス等の不活性
ガスや水素ガスとの合計量に対して0.1〜20容量%
の範囲内にするのが好ましく、少なすぎると所期の効果
が得られず、多すぎるとフッ素原子が膜中に取り込まれ
やすくなる。
このようにして形成されるアモルファス状カーボンから
なる保護膜層は、保護膜層中における水素原子、フッ素
原子および残留ガスから取り込まれる酸素原子が、炭素
原子に対する原子数比で、それぞれ0.2倍以下、0.
1倍以下、0.1倍以下であることが好ましく、多すぎ
ると炭素原子同士の架橋を断たれる箇所が増加するため
、耐久性が充分に改善されない。またこの保護膜層の膜
厚は、20〜1000人の範囲内であることが好ましく
、20人より薄いとこのカーボンからなる保護膜層によ
る耐久性の効果が充分に発揮されず、1000人より厚
くするとスペーシングロスが大きくなりすぎて電気的特
性に悪影響を及ぼす。
基体上に形成される磁性層は、γ−F8203粉末、F
e3O4粉末、CO含有r−Fe203粉末、CO含有
Fly304粉末、Fe粉末、C0粉末、F e−N 
i粉末などの磁性粉末を結合剤成分および有機溶剤等と
ともに基体上に塗布、乾燥するか、あるいは、Go、F
e、Ni、、Co−Ni合金、Co−Cr合金、Co−
P合金、Co−N1−P合金などの強磁性材を、真空蒸
着、イオンブレーティング、スパッタリング、メツキ等
の手段によって基体上に被着するなどの方法で形成され
る。
また、磁気記録媒体としては、ポリエステルフィルム、
ポリイミドフィルムなどの合成樹脂フィルムを基体とす
る磁気テープ、合成樹脂フィルム、アルミニウム板およ
びガラス板等からなる円盤やドラムを基体とする磁気デ
ィスクや磁気ドラムなど、磁気ヘッドと摺接する構造の
種々の形態を包含する。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1 厚さ10μmのポリエステルフィルムを真空蒸着装置に
装置し、lXl0’トールの真空下でコバルトーニッケ
ル合金(重量比80:20)を加熱蒸発させてポリエス
テルフィルム上に厚さ1500人のコバルト−ニッケル
合金からなる強磁性金属薄膜層を形成した。次いで、第
1図に示すスパッタリング装置を使用し、強磁性金属薄
膜層を形成したポリエステルフィルム1を処理槽2内の
基板電極3にセットした。次に、処理槽2に取りつけた
ガス導入管4からArガスおよびCF4ガスをそれぞれ
100sccmおよび10105cの流量で導入し、グ
ラファイトからなるターゲット5をセットした電極6に
13.56MHzの高周波電力を1ooowで印加して
スパッタリングし、厚さ200人のアモルファス状カー
ボンからなる保護膜層を形成した。しかる後、所定の巾
に裁断して第2図に示すようなポリエステルフィルム1
上に強磁性金属薄膜層9およびアモルファス状カーボン
からなる保護膜層10を順次に積層形成した磁気テープ
Aをつくった。なお、第1図中7は処理槽2内を減圧す
るための排気系、8は電極6に高周波を印加するための
高周波電源である。
実施例2 実施例1における保護膜層の形成において、ガス導入管
4から導入するガスを、Arガス101005eと水素
ガス10105eおよびCF4ガスIQsccmの混合
ガスに変更した以外は、実施例1と同様にしてアモルフ
ァス状カーボンからなる保護膜層を形成し、磁気テープ
Aをつくった。
実施例3 α−Fe磁性粉末       600重量部エスレッ
クCN(積木化学工業  80 〜?[、lfi化ヒニ
ルー酢酸ビニ ル共重合体) パンデックスT−5250(大  30〃日本インキ化
学工業社製、ウ レタンエラストマー) コロネー1−L(日本ポリウレタ  10  〃ン工業
社製、三官能性低分子 量イソシアネート化合物) メチルイソブチルケトン    400〃トルエン  
         400〃この組成物をボールミル中
で72時間混合分散して磁性塗料を調製し、この磁性塗
料を厚さ10μmのポリエステルフィルム上に乾燥厚が
4μmとなるように塗布、乾燥して磁性層を形成した。
次いで、これに実施例1と同様にしてアモルファス状カ
ーボンからなる保護膜層を形成し、磁気テープをつくっ
た。
比較例1 実施例1における保護111層の形成において、ガス導
入管4から導入するガスを、Arガス20secmに変
更した以外は、実施例1と同様にしてアモルファス状カ
ーボンからなる保護膜層を形成し、磁気テープをつくっ
た。
比較例2 実施例1における保護膜層の形成において、ガス導入管
4から導入するガスを、水素ガス12secmに変更し
た以外は、実施例1と同様にしてアモルファス状カーボ
ンからなる保護膜層を形成し、磁気テープをつくった。
比較例3 実施例1において、アモルファス状カーボンからなる保
護膜層の形成を省いた以外は、実施例1と同様にして磁
気テープをつくった。
各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
常温スチル寿命を測定した。常温スチル寿命は、スチル
寿命試験機を用いて行い、摩耗粉によってヘッド目づま
りを生じたり、磁性層が剥離して出力が認められなくな
るまでの時間を測定した。
下表はその結果である。
〔発明の効果〕
上表から明らかなように、この発明で得られた磁気テー
プ(実施例1ないし3)は、いずれも比較例1ないし3
で得られた磁気テープに比し、常温スチル寿命が長く、
このことからこの発明の製造方法によって得られる磁気
記録媒体は、耐久性が一段と向上されていることがわか
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は保護膜層を形成する際に使用するスパッタリン
グ装置の1例を示す概略断面図、第2図はこの発明の製
造方法によって得られた磁気テープの部分拡大断面図で
ある。 1・・・ポリエステルフィルム(基体)、9・・・強磁
性金属薄膜層(磁性層)、10・・・保護膜層、A・・
・磁気テープ(磁気記録媒体) 特許出願人  日立マクセル株式会社 第1図 第2図 1ポリエステルフイルム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基体上に磁性層を形成し、次いで、炭素を主体とす
    るターゲットを非重合性フッ素化合物を含むガスでスパ
    ッタリングして磁性層上にアモルファス状カーボンから
    なる保護膜層を形成することを特徴とする磁気記録媒体
    の製造方法 2、非重合性フッ素化合物がCF_4ガスである特許請
    求の範囲第1項記載の磁気記録媒体の製造方法
JP61187189A 1986-08-09 1986-08-09 磁気記録媒体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0760523B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01269222A (ja) * 1988-04-20 1989-10-26 Hitachi Ltd 磁気ディスク及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60209929A (ja) * 1984-04-03 1985-10-22 Nec Corp 磁気記憶体およびその製造方法

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