JPS6344276B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6344276B2 JPS6344276B2 JP57202788A JP20278882A JPS6344276B2 JP S6344276 B2 JPS6344276 B2 JP S6344276B2 JP 57202788 A JP57202788 A JP 57202788A JP 20278882 A JP20278882 A JP 20278882A JP S6344276 B2 JPS6344276 B2 JP S6344276B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating chamber
- frequency
- waveguide
- coupling hole
- waves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 61
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 20
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 20
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 20
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、加熱室内に収容された被加熱物を誘
電加熱する高周波加熱装置に関するものである。
電加熱する高周波加熱装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来この種の高周波加熱装置には、加熱室内に
収容された被加熱物を均一に加熱する方法として
加熱室内へ供給された高周波の電界をスタラーフ
アンで撹拌したり、高周波の放射源であるアンテ
ナを回転させたり、あるいは被加熱物を載せた載
置台を回転させる方法などが用いられていた。
収容された被加熱物を均一に加熱する方法として
加熱室内へ供給された高周波の電界をスタラーフ
アンで撹拌したり、高周波の放射源であるアンテ
ナを回転させたり、あるいは被加熱物を載せた載
置台を回転させる方法などが用いられていた。
また加熱室内へ高周波を励振するには、高周波
発振器であるマグネトロンを加熱室壁に取付けて
ダイポールアンテナを加熱室内に臨ませる方法と
高周波発振器からの高周波を導波管を経て加熱室
上壁又は底壁に設けられた結合孔から加熱室内へ
励振させるいずれかの方法である。
発振器であるマグネトロンを加熱室壁に取付けて
ダイポールアンテナを加熱室内に臨ませる方法と
高周波発振器からの高周波を導波管を経て加熱室
上壁又は底壁に設けられた結合孔から加熱室内へ
励振させるいずれかの方法である。
このダイポールアンテナを加熱室内に臨ませて
高周波を励振させる方法は、電界の励振方向が比
較的単純であるため、加熱室内に発生する定在波
モードの解折が簡単である反面、加熱室内の有効
面積が小さくなる。
高周波を励振させる方法は、電界の励振方向が比
較的単純であるため、加熱室内に発生する定在波
モードの解折が簡単である反面、加熱室内の有効
面積が小さくなる。
またマグネトロンからの高周波を導波管を経て
結合孔から加熱室内へ励振する方法は、結合孔の
大きさや形状によつて励振される電界が異なるた
め、加熱室内に発生する定在波モードの解折が困
難であり、結合孔の位置や形状を決めるには実験
に負うところが大きく、設計に長時間費やすとい
う欠点があつた。
結合孔から加熱室内へ励振する方法は、結合孔の
大きさや形状によつて励振される電界が異なるた
め、加熱室内に発生する定在波モードの解折が困
難であり、結合孔の位置や形状を決めるには実験
に負うところが大きく、設計に長時間費やすとい
う欠点があつた。
発明の目的
本発明は上記従来の欠点を解消するもので、安
定した定在波を簡単な構成で加熱室内に励振させ
ることができ、しかも加熱室内に発生する定在波
モードの解折のしやすい高周波加熱装置の提供を
目的とするものである。
定した定在波を簡単な構成で加熱室内に励振させ
ることができ、しかも加熱室内に発生する定在波
モードの解折のしやすい高周波加熱装置の提供を
目的とするものである。
発明の構成
上記目的を達成するため、本発明の高周波加熱
装置は、導波管と加熱室内との電波的な結合孔を
加熱室の上壁又は底壁の略中央に設け、前記導波
管の高周波の進行方向の長さを高周波の自由空間
とし、短絡板を前記結合孔の中央部に高周波の進
行方向に沿つて設ける構成であり、加熱室内に偶
数波の電界の強い定在波モードを安定して励振さ
せることができるため、被加熱物全体をほぼ均一
に加熱することができるとともに、加熱室内に励
振させる定在波モードの解折もしやすくなるなど
加熱室の設計時間の短縮を図ることができるとい
う効果を有するものである。
装置は、導波管と加熱室内との電波的な結合孔を
加熱室の上壁又は底壁の略中央に設け、前記導波
管の高周波の進行方向の長さを高周波の自由空間
とし、短絡板を前記結合孔の中央部に高周波の進
行方向に沿つて設ける構成であり、加熱室内に偶
数波の電界の強い定在波モードを安定して励振さ
せることができるため、被加熱物全体をほぼ均一
に加熱することができるとともに、加熱室内に励
振させる定在波モードの解折もしやすくなるなど
加熱室の設計時間の短縮を図ることができるとい
う効果を有するものである。
実施例の説明
以下、本発明の実施例を第1図から第3図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第1図において、1は高周波加熱装置の本体で
この本体1内に被加熱物2を収容する略長方体の
加熱室3が設けられている。この加熱室3の寸法
は、1/λ=√(2)2+(2)2+(
2c)2の式にもとづいて偶数の強電界をもつ定在波
が励振されるように構成されている。
この本体1内に被加熱物2を収容する略長方体の
加熱室3が設けられている。この加熱室3の寸法
は、1/λ=√(2)2+(2)2+(
2c)2の式にもとづいて偶数の強電界をもつ定在波
が励振されるように構成されている。
上記の式において、λは使用波長、a,b,c
は加熱室3の幅,奥行き、高さの寸法、m,n,
pは加熱室3のa,b,c方向に発生する電界の
波の整数である。4は加熱室3内へ高周波を供給
する高周波発振器で、この高周波発振器4で発振
された高周波は導波管5を経て加熱室の上壁6に
設けられた結合孔7から加熱室3内へ励振され
る。この導波管5の寸法は、第2図に示す如く高
周波の進行方向の長さLを高周波の自由空間と
し、結合孔7の長手方向に沿つて中央部に短絡板
8が設けられ、結合孔7が2分割されている。
は加熱室3の幅,奥行き、高さの寸法、m,n,
pは加熱室3のa,b,c方向に発生する電界の
波の整数である。4は加熱室3内へ高周波を供給
する高周波発振器で、この高周波発振器4で発振
された高周波は導波管5を経て加熱室の上壁6に
設けられた結合孔7から加熱室3内へ励振され
る。この導波管5の寸法は、第2図に示す如く高
周波の進行方向の長さLを高周波の自由空間と
し、結合孔7の長手方向に沿つて中央部に短絡板
8が設けられ、結合孔7が2分割されている。
以下上記構成における作用について説明する。
まず加熱室3内に被加熱物2を収め外部から高周
波発振器4を動作させると、高周波発振器4で発
振された高周波は加熱室3の上壁6に設けられた
結合孔7から加熱室3内へ励振される。この加熱
室3の上部又は下部で偶数の定在波モードの電界
を励振させるには、加熱室3の寸法、方向(a,
b,c)に発生する電界の波の整数(m,n,
p)のうち、幅方向(m)、奥行き方向(n)の
整数が重要となる。また加熱室3の寸法によつて
m′,n′,p′の定在波が励振されることがあり、前
記m,n,pの定在波と混在すると、m,n,p
の定在波の電界モードは、全く性質の異なつたも
のになる。従つて単一のm,n,pモードの定在
波を励振させるには、結合孔7の位置や形状が重
要となる。例えば加熱室3の幅方向(m)と奥行
き方向(n)の電界の波が両方とも奇数の場合は
加熱室3の上壁6又は底壁のほぼ中央に結合孔7
を設ければよいので簡単である。またm,nのい
ずれか一方が偶数の時は、加熱室3の上壁6又は
底壁において、m,nモードの電界最大点に結合
孔7を設けると所定のm,nモードの電界を励振
することができるが、同時に奇数のm′,n′モード
の定在波も励振されることになる。
まず加熱室3内に被加熱物2を収め外部から高周
波発振器4を動作させると、高周波発振器4で発
振された高周波は加熱室3の上壁6に設けられた
結合孔7から加熱室3内へ励振される。この加熱
室3の上部又は下部で偶数の定在波モードの電界
を励振させるには、加熱室3の寸法、方向(a,
b,c)に発生する電界の波の整数(m,n,
p)のうち、幅方向(m)、奥行き方向(n)の
整数が重要となる。また加熱室3の寸法によつて
m′,n′,p′の定在波が励振されることがあり、前
記m,n,pの定在波と混在すると、m,n,p
の定在波の電界モードは、全く性質の異なつたも
のになる。従つて単一のm,n,pモードの定在
波を励振させるには、結合孔7の位置や形状が重
要となる。例えば加熱室3の幅方向(m)と奥行
き方向(n)の電界の波が両方とも奇数の場合は
加熱室3の上壁6又は底壁のほぼ中央に結合孔7
を設ければよいので簡単である。またm,nのい
ずれか一方が偶数の時は、加熱室3の上壁6又は
底壁において、m,nモードの電界最大点に結合
孔7を設けると所定のm,nモードの電界を励振
することができるが、同時に奇数のm′,n′モード
の定在波も励振されることになる。
従つて、本実施例のように導波管5の電波進行
方向の長さLを使用電波の自由空間波長程度とし
結合孔7の幅方向の中央部に長手方向に沿つて短
絡板8を設けることによつて、第1図に示すよう
に導波管5内の電界9が同一方向の加熱室3内に
励振されるので、m,nモードのいずれか一方は
偶数モードの電界が励振され、寄数モードの電界
が励振されなくなるため、加熱室3内の被加熱物
2の中央部Aを強く誘電加熱することができる。
方向の長さLを使用電波の自由空間波長程度とし
結合孔7の幅方向の中央部に長手方向に沿つて短
絡板8を設けることによつて、第1図に示すよう
に導波管5内の電界9が同一方向の加熱室3内に
励振されるので、m,nモードのいずれか一方は
偶数モードの電界が励振され、寄数モードの電界
が励振されなくなるため、加熱室3内の被加熱物
2の中央部Aを強く誘電加熱することができる。
第3図は他の実施例を示し、加熱室3内におけ
る誘電加熱のバランスをよくするために、高周波
発振器4の取付け側の結合孔7の開口面積を小さ
くし、導波管5の先端部へ向うに従つて開口面積
を大きくしたもので、加熱室3内全体に高周波が
ほぼ均一に放射され、安定した定在波モードの電
界を励振することができる。
る誘電加熱のバランスをよくするために、高周波
発振器4の取付け側の結合孔7の開口面積を小さ
くし、導波管5の先端部へ向うに従つて開口面積
を大きくしたもので、加熱室3内全体に高周波が
ほぼ均一に放射され、安定した定在波モードの電
界を励振することができる。
発明の効果
以上のように本発明によれば次の効果を得るこ
とができる。
とができる。
導波管と加熱室内との電波的な結合孔を加熱室
の上壁又は底壁のほぼ中央に設け、導波管の電波
進行の長さを高周波の自由空間とし、短絡板を結
合孔の略中央部に高周波の進行方向に沿つて設け
たことにより、加熱室内に偶数波の電界の強い定
在波モードを安定して励振させることができるた
め特に加熱むろになりやすい被加熱物の中央をも
均一に加熱することができる。
の上壁又は底壁のほぼ中央に設け、導波管の電波
進行の長さを高周波の自由空間とし、短絡板を結
合孔の略中央部に高周波の進行方向に沿つて設け
たことにより、加熱室内に偶数波の電界の強い定
在波モードを安定して励振させることができるた
め特に加熱むろになりやすい被加熱物の中央をも
均一に加熱することができる。
また加熱室内に励振される定在波モードの解折
がしやすくなるため、加熱室の設計時間を短縮す
ることができるという効果が得られる。
がしやすくなるため、加熱室の設計時間を短縮す
ることができるという効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例である高周波加熱装
置の正断面図、第2図は同第1図の導波管の要部
を示す平断面図、第3図は本発明の他の実施例で
ある高周波加熱装置の導波管の要部を示す断面図
である。 3…加熱室、4…高周波発振器、5…導波管、
7…結合孔、8…短絡板。
置の正断面図、第2図は同第1図の導波管の要部
を示す平断面図、第3図は本発明の他の実施例で
ある高周波加熱装置の導波管の要部を示す断面図
である。 3…加熱室、4…高周波発振器、5…導波管、
7…結合孔、8…短絡板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被加熱物を収容する略直方体の加熱室と、こ
の加熱室内へ高周波を供給する高周波発振器と、
この高周波発振器からの高周波を前記加熱室内へ
導く導波管とを備え、前記導波管と前記加熱室と
の電波的な結合孔を前記加熱室の上壁又は底壁の
略中央に設け、前記導波管の高周波の進行方向の
長さを高周波の略自由空間波長とし、短絡板を前
記結合孔の略中央部に高周波の進行方向に沿つて
設ける構成とした高周波加熱装置。 2 結合孔の開口面積は、前記導波管の先端に向
うに従つて広くなる構成とした特許請求の範囲第
1項記載の高周波加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20278882A JPS5991695A (ja) | 1982-11-17 | 1982-11-17 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20278882A JPS5991695A (ja) | 1982-11-17 | 1982-11-17 | 高周波加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5991695A JPS5991695A (ja) | 1984-05-26 |
JPS6344276B2 true JPS6344276B2 (ja) | 1988-09-05 |
Family
ID=16463198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20278882A Granted JPS5991695A (ja) | 1982-11-17 | 1982-11-17 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5991695A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5365034A (en) * | 1976-11-22 | 1978-06-10 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Competitive circuit |
-
1982
- 1982-11-17 JP JP20278882A patent/JPS5991695A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5365034A (en) * | 1976-11-22 | 1978-06-10 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Competitive circuit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5991695A (ja) | 1984-05-26 |
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