JPS634426A - ピツクアツプの傾角調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ】　産業上の利用分野 本発明は例えばディスクに記録された情報を光学的に読
み取る光ピツクアップの傾角調整装置に関する。

（ロ）従来の技術 近年、コンパクトディスクプレーヤ等ディスクに記録さ
れた情報を光学的に読み取る光デイスク再生装置が開発
されている。斯種再生装置では光源として一般に半導体
レーザが用いられ、この光源からの出射光をコリメータ
レンズ、ビームスプリッタ、対物レンズ等を有する光学
系によってディスク上に照射し、ディスク上に記録され
た情報により変調を受けて反射する反射光を再び光学系
により導き、受光素子により受光して情報を再生してい
る。また前記光源、光学系、及び受光素子等はピックア
ップ装置内に収納されており、このピックアップ装置を
ディスクの径方向に移動することによりディスク全領域
の情報が再生される。

前記ディスク再生装置では、ディスクに入射されるビー
ムの光軸はディスク面に対して直交する場合の再生特性
が最も良く、このためにピックアップの傾角を調整する
装置が必要となる。

斯かる傾角調整装置としては例えば実開昭６０−７４２
１９号公報に開示されている技術が公知であるが、斯種
従来技術ではピックアップ装置本体の外側にピックアッ
プ装置を回動するための部材を設ける必要があり、構造
が複雑となると共に部品点数が増加するという欠点を有
している。

ｌ／１　　発明が解決しようとする問題点本発明は簡単
な構造で確実にピックアップの傾角調整ができる傾角調
整装置を提供せんとするものである。

に）問題点を解決するための手段 本発明は平行配置された第１及び第２のガイドレールに
沿って摺動するピックアップの傾角を調整する装置であ
って、外周に対して内周が偏心している第１の中空パイ
プ内に、逃し部を有する第２の中空パイプを挿着して傾
角調整用の介挿部材を形成し、一方、前記ピックアップ
には平行に第１及び第２の透孔を穿設し、前記第１の透
孔に前記第１のガイドレールを挿入すると共に前記第２
の透孔に前記第２のガイドレールを前記介挿部材を介し
て挿入する構成とした。

（ホ）作用 ピックアップは第１及び第２のガイドレールに沿ってデ
ィスクの径方向に移動できる様に支持され、更に第１の
中空パイプを回転させると、第１の中空パイプの第２の
ガイドレール軸に対する偏心によりピックアップが第２
のガイドレールに対して変位して第１のガイドレールを
軸として回動し、ピックアップの傾角が変化せしめられ
る。

（へ）実施例 （１）はピックアップで、対物レンズ（２）の光軸に対
して垂直に、且つ互いにそれぞれ平行に第１及び第２の
透孔（３）及び（４）が穿設されている。（５）は第１
のガイドレールで前記第１の透孔（３）に挿入されてい
る。（６）は第２のガイドレールで、第１のガイドレー
ル（５１に対して平行に配設されると共に介挿部材（２
）を介して第２の透孔（４）に挿入されている。斯様に
ピックアップ（１）はガイドレール（５）及び（６）に
平行に移動可能に支持されている。（８）はターンテー
ブルで、その中心と対物レンズ（３）の中心を結んだ線
はピックアップ（υの移動方向と平行になる様に配設さ
れている。斯様にターンテーブル（８）を配設すること
により、ターンテーブル（８）上にディスク（Ｄ）を載
置した場合にピックアップを移動させると、対物レンズ
（２）の光軸がディスク（Ｄ）の径方向に移動するよう
になる。

上記の様に配設されるピックアップに対する傾角調整装
置について以下に詳述する。

介挿部材■は第１の中空パイプ（９）及びこの中空パイ
プ（９）に挿着される第２の中空パイプααによって構
成されている（第２図参照）。第１の中空パイプ（９）
には中央部周方向に透し溝（９ａ）が穿設されており、
中空部（９ｂ）が開放されている。また−端に鍔部（９
Ｃ）が設けられ、この鍔部（９０に突起部（９ｄ）が設
けられている。更に、第１の中空パイプ（９）は中空部
（９ｂ）が外周に対して偏心して形成されている。

一方、第２の中空パイプ（１αは一端に鍔部（１０りを
有し、この鍔部（１０り側端部に設けられた逃し部（１
０ｂ）によって中空部（１０りが開放されている。

第３図に示す様にピックアップ（υは先づ第２の透孔（
４）に第１の中空パイプ（９）が挿入され、次にこの第
１の中空パイプ（９）の中空部（９ｂ）にｔｆ、２の中
空パイプａαが挿入され、更に第２の中空パイプααの
逃し部（１０ｂ）から第２のガイドレール（６）が挿入
されることにより第２のガイドレール（６）に支持され
る。またピックアップ（υと介挿部材（２）は第１の中
空パイプ（９）の透し溝（９ａ）を介して第２の中空パ
イプ（１０）をネジ（１１）により押圧することにより
仮止めされる。

今、ピックアップ（１）、介挿部材Ｗ、及び第２のガイ
ドレール（６）が第４図＋ａ）　Ｊこ示す状態にあると
する。この時、第２のガイドレール（６）の軸とピック
アップ（υの端面との距慝はＬである。この状態で第１
の中空パイプ（９）をピックアップ（１）の第２の透孔
（４ン内に於いて時計方向に回転させると（第４図（ｂ
）参照）、第１の中空パイプ（９）の中空部（９ｂ）が
外周に対して偏心しているため、第２のガイドレール（
６）の軸とピックアップ（１）の端面との距１．１ｌｌ
Ｌはしよりも小さくなる。第２のガイドレール（６）が
固定されている場合、前記距巖し及びＬの差はピノクア
ップ（１）が移動して補償されなければならず、即ち第
１の中空パイプ（９）を時計方向に回転するとピックア
ップ（１）は第２のガイドレール（６）に対して矢印Ｔ
方向に移動すべく付勢される。

斯様にピックアップ（１）が第２のガイドレール（６）
に対して矢印Ｔ方向に付勢されると、ピックアップ（１
）は第１のガイドレール（５）によっても支持されてい
る為、第１のガイドレール（５）に対して時計方向に回
転する（第５図＋ａｌ　ｌｂ）参照）。

ピックアップ（υが時計方向に回転すると、ピックアッ
プ＋１１の第２の透孔（４）内で第２のガイドレール（
６）の位置ずれが生じるが、第２の中空パイプα■が回
転して第２のガイドレール（６）が逃し部（１０ｂ）内
を移動することにより前記位置ずれが吸収される。

一方、第１の中空パイプ（９）を反時計方向に回転した
場合は上記と同様の理由によりピックアップ（１）は反
時計方向に回転する。

以上のように本実施例では第２の中空パイプを回転させ
るだけでピックアップを回転させることができ、ピック
アップから出射されるビームの光軸を簡単に調整できる
。

（ト）　　発明の効果 本発明は平行配置された第１及び第２のガイドレールに
沿って摺動するピックアップの傾角を調整する装置であ
って、外周に対して内周が偏心している第１の中空パイ
プ内に、逃し部を有する第２の中空パイプを挿着して傾
角調整用の介挿部材を形成し、一方、前記ピックアップ
には平行に第１及び第２の透孔を穿役し、前記第１の透
孔に前記第１のガイドレールを挿入すると共に前記第２
の透孔に前記第２のガイドレールを前記介挿部材を介し
て挿入することにより構成したので、構造が極めて簡凰
累化されるとともに部品点数が減少し、装置の小型化が
可能となる。更にピックアップの傾角は第１の中空パイ
プを回転させるだけ、で調整でき、操作が簡単となる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明の一実施例を示す図である。第
１図ｆａ＋はピックアップの支持状態を示す≠面図、ｆ
ｂ）は同じく側面図、第２図は介挿部材を示す図、第３
図はピックアップ、介挿部材、及びｆａ）ｆｂ）は介挿
部材の作用を示す図、第５図（ａ）（ｂｌはピックアッ
プの傾角調整を示す図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）平行配置された第１及び第２のガイドレールに沿
   つて摺動するピックアップの傾角を調整する装置であつ
   て、 外周に対して内周が偏心している第１の中空パイプ内に
   、逃し部を有する第２の中空パイプを挿着して傾角調整
   用の介挿部材を形成し、一方、前記ピックアップには平
   行に第１及び第２の透孔を穿設し、 前記第１の透孔に前記第１のガイドレールを挿入すると
   共に前記第２の透孔に前記第２のガイドレールを前記介
   挿部材を介して挿入することを特徴とするピックアップ
   の傾角調整装置。