JPS6343927B2 - - Google Patents

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JPS6343927B2
JPS6343927B2 JP55116852A JP11685280A JPS6343927B2 JP S6343927 B2 JPS6343927 B2 JP S6343927B2 JP 55116852 A JP55116852 A JP 55116852A JP 11685280 A JP11685280 A JP 11685280A JP S6343927 B2 JPS6343927 B2 JP S6343927B2
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Koichi Yomogihara
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K21/00Details of pulse counters or frequency dividers
    • H03K21/40Monitoring; Error detection; Preventing or correcting improper counter operation
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B9/00Safety arrangements
    • G05B9/02Safety arrangements electric

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、フエイルセイフな計数装置、さら
に詳しくは、構成する回路の故障により安全側に
故障する計数装置に関する。
例えば、列車運行管理に関して、ある閉塞区間
の信号保安を確保するため、当該閉塞区間に進入
した列車の車軸数と当該閉塞区間から進出した列
車の車軸数とを照合して、当該閉塞区間における
列車の有無を検知する列車検知装置が用いられ
る。
この列車検知装置は二つの車軸計数器、すなわ
ち、進入列車の車軸を計数する計数器と進出列車
の車軸を計数する計数器及び両計数器の計数値を
照合する照合器から構成されるが、列車検知装置
が故障したとき当該閉塞区間について安全側に制
御するフエイルセイフ性を保障するためには、単
に各構成要素の故障モードが非対称故障モードを
示すのみでは足りず、前記進入列車車軸計数器に
ついては故障したときはその計数値が当該閉塞区
間への実際の進入車軸数よりも多くなる側(計数
値の進む側)に故障し、前記進出列車車軸計数器
については、故障したときはその計数値が当該閉
塞区間からの実際の進出車軸数よりも少なくなる
側(計数値の進まない側)に故障することが必要
である。
この発明は、上記二つの車軸計数器のうち、進
出列車車軸計数器に使用可能な計数装置に関連す
る。
[解決しようとする技術課題] 計数装置に計数値出力をパラレルに出力させる
場合は、計数値を各ビツトごとに出力させる記憶
回路群からなる記憶装置が必要である。従つて、
上述のように、計数装置が故障した場合に、その
出力値が特定の側(計数値が進まない側)に偏向
されるには、計数装置の構成要素たる記憶装置
も、同様の非対称故障モードを示すものでなけれ
ばならない。
従来の計数装置はこれを構成する記憶装置も含
めて、IC(集積回路)素子やC―MOSやTTLに
よるデイスクリートなゲート、あるいは、フリツ
プフロツプ等によつて構成されており、出力信号
が故障で論理値“1”にも“0”にも誤り(対称
誤りの出力特性と呼ばれる)、何らのフエールセ
ーフ処理が施されていないため、回路系に事故や
故障が発生したときに必ずしも一定の出力(安全
側出力)を得ることができず、ランダムな信号を
出力するものであり、上述された特定の側の非対
称故障モードを示す計数装置はまだ市場に供給さ
れていない。
この発明は、構成回路に故障が発生したとき
は、計数値が進まない側に故障する、すなわち、
出力電圧がいずれも必ず0に固定(stack―at0=
Oに縮退)するフエイルセイフな計数装置を提供
しようとするものである。
[課題を解決する手段] 上記課題を達成するため、この発明による計数
装置は、 (イ) 第1入力端子に印加されるバイアス信号と第
2入力端子に入力されるセツト信号との論理積
により出力し、その出力を第2入力端子に帰還
されて自己保持する非対称誤り論理積回路で構
成されたn段の記憶回路を並列に備えた記憶装
置を有し、 (ロ) 正負の極性を有する計数入力信号のうち逆流
阻止回路を介して与えられる計数すべきでない
ときの極性の電圧と、それぞれ前記記憶装置の
記憶回路i(i=2,3,…,n)の前段すな
わちi−1段目の記憶回路の出力電圧との論理
積により前記前段の記憶回路の出力電圧を記憶
して出力する第1の非対称誤り論理積回路と、
前記計数入力信号のうち計数すべきときの極性
の電圧と前記第1の非対称誤り論理回路の出力
との論理積により出力する第2の非対称誤り論
理積回路とを結合してなるn―1段のゲート回
路を並列に備えたステアリングゲート回路を有
し、 (ハ) 上記記憶装置とステアリングゲート回路を記
憶装置の初段の記憶回路の第2入力端子には前
記計数入力信号のうち計数すべきときの極性の
電圧が逆流阻止回路を介して前記セツト信号と
して入力され、第二段以下の記憶回路の第2入
力端子には当該記憶回路に対応する前記ゲート
回路の第2の非対称誤り論理積回路の出力が前
記セツト信号として入力されるように接続して
構成されている。
[この発明の実施例] 次に、図面に基いて、この発明を説明する。
この発明に係る計数装置は、第1図に示すよう
に、概括的には、計数入力信号CPを入力して記
憶すべきビツト素子を順次指定するi―1段(i
=2〜n、図示の例では3段)のゲート回路G1
〜G3を有するステアリングゲート回路STGと、
このステアリングゲート回路の各ゲート回路の出
力によつて前記計数入力信号CPを計数するとと
もに、リセツト信号RSによつてリセツトされる
n段(図示の例では4段)の記憶回路LS1〜LS4
を有する記憶装置MYとから構成されている。
ステアリングゲート回路STGのゲート回路G1
は、正負の極性を有する計数入力信号CPを逆流
阻止回路としてのダイオードD2を介して端子e
に入力する第1の非対称誤り論理積回路AL1と、
第1の非対称誤り論理積回路AL1の出力を端子e
に入力するとともに、計数入力信号CPを端子a,
bに入力する第2の非対称誤り論理積回路AL4
で構成されている。他のゲート回路G2,G3も、
ゲート回路G1と同様に、それぞれ第1の非対称
誤り論理積回路と第2の非対称誤り論理積回路
AL2,AL5、AL3,AL6とからなつている。
各ゲート回路の第1の非対称誤り論理積回路
AL1〜AL3の各出力P1〜P3はそれぞれ同回路の端
子eにフイードバツクされるようにしてある。
また、前記記憶装置MYの各記憶回路LS1
LS4は、それぞれ第1入力端子aにそれ自身の出
力CV1〜CV4を帰還されて自己保持するととも
に、それぞれ第2入力端子bにバイアス信号RS
を入力される非対称誤り論理積回路からなつてい
る。
記憶回路LS1〜LS3の出力CV1〜CV3はそれぞ
れステアリングゲート回路の後段のゲート回路
G1〜G3の第1の非対称誤り論理積回路AL1
AL3の端子a,bに入力され、また、初段の記憶
回路LS1の第1入力端子aにはダイオードD1を介
して前記計数入力信号CPがセツト信号として入
力されるとともに、第二段以下の記憶回路LS2
LS4の端子aにはそれぞれの記憶回路に対応する
ゲート回路G1〜G3の出力ST1〜ST3がセツト信号
として入力されるように接続してある。
なお、前記ダイオードD1〜D4はそれぞれ記憶
回路LS1及び第1の非対称誤り論理積回路AL1
AL3の出力と計数入力信号CPとを極性によつて
分離するものである。
こうして、記憶回路LS1〜LS4はバイアス信号
RSを与えられている状態で、計数入力信号CPを
計数した時(セツト信号である計数入力信号CP
又は出力ST1〜ST3を入力した時)に、正電圧の
計数値CV1〜CV4を出力するととも、バイアス信
号RSの電圧が0値又は負極性でリセツトされる
ようになつている。
ところで、前記非対称誤り論理積回路AL1
AL6は一例としてそれぞれ第2図のような構成と
なつており、一方、前記記憶回路LS1〜LS4に用
いられる非対称誤り論理積回路は一例としてそれ
ぞれ第3図のような構成となつている。すなわ
ち、非対称誤り論理積回路は、いずれも、大きく
分けて、発振部、増幅部、及び整流出力部からな
つている。
第2図のものについて説明すれば、端子aに正
電圧が印加されると、発振回路1が発振し、その
発振出力がコンデンサC1を経て、トランジスタ
Q1のベース端子に加えられる。そして、端子b
に正電圧が印加されると、抵抗R2を経て前記ト
ランジスタQ1が駆動され、その出力がカツプリ
ング用のコンデンサC2を経てトランジスタQ2
ベース端子に印加され、また、端子eに負電圧が
印加されると、抵抗R4を経て前記トランジスタ
Q2が駆動されるので、その出力がトランスTFの
一次巻線T1の出力はダイオードD10で整流された
後、コンデンサC3で平滑化されて端子cより直
流正電圧信号として出力され、二次巻線T2の出
力はダイオードD11で整流された後、コンデンサ
C4で平滑化されて端子dより直流負電圧信号と
して出力される こうして、端子a,b,eのいずれか一つに入
力されない場合は、端子c及びdから直流信号が
出力されないので、出力c又はdは、入力a,
b,eの正負入力の論理積となる。そして、いず
れの構成部品が故障しても直流出力は消滅する側
にあるから、第2図の回路は非対称誤り論理回路
である。
一方、第3図の非対称誤り論理回路は、第2図
における負電圧の入力端子eを正極性電圧にして
正極性入力端子bに接続し、かつ、トランジスタ
Q2をNPN型トランジスタにしたものである。な
お、第3図には第2図の抵抗R4を省略してある。
こうして、第3図の場合の出力c又はdは、a及
びbの正入力のみの論理積となる。すなわち、各
記憶回路LS1〜LS4は、端子bに正電圧を印加し
ている間に端子aに正電圧信号を入力すると端子
cから正電圧信号を出力する位相非反転の特性を
もつた非対称誤り論理積回路である。
第2図及び第3図は、この発明において用いら
れる非対称誤り論理積回路AL1〜AL6,LS1
LS4の単なる一例(回路構成は新規である。)を
示すにすぎない。非対称誤り論理積回路の他の例
は、特公昭45―29054号、特公昭48―30777号の特
許公報、その他に示されており、この発明にはこ
れらを用いることも可能である。
上記計数装置の構成において、記憶回路MYを
構成する記憶回路LS1〜LS4の各端子cの出力
CV1〜CV4はそれぞれ入力端子aにフイードバツ
クされて自己保持回路を構成すると同時に、初段
の記憶回路LS1の端子aには、ダイオードD1を介
して計数入力信号CPが入力され、2段目の記憶
回路LS2〜LS4の端子aには、前記ステアリング
ゲート回路STGからの信号ST1〜ST3が入力さ
れ、各端子bにはバイアス信号RSが入力される
ようになつている。
従つて、各端子bに正電圧が印加されている時
に、各端子aに正電圧のパルス信号が入力される
と、記憶回路LS1〜LS4の発振回路1が発振し、
増幅部及び整流部を経て、端子cから直流正電圧
の信号CV1〜CV4が出力して、これが端子aにフ
イードバツクされるので、以後、端子aへの正電
圧のパルス信号(CP,ST1〜ST4)が消滅して
も、記憶回路LS1〜LS4は発振を継続するととも
に、出力CV1〜CV4も正電圧を保持する。
ところが、バイアス信号RSが0Vとなり、これ
が記憶回路LS1〜LS4の端子bに印加される(リ
セツトされる)と、記憶回路は発振を停止するの
で、その出力CV1〜CV4が0Vとなる。
一方、前記ステアリングゲート回路STGのゲ
ート回路G1〜G3は、計数入力信号CPが入力する
たびに、記憶装置の前段の記憶回路の出力条件に
より、それぞれ対応する記憶回路LS1〜LS4をセ
ツトすべきか否かを判定し、セツトすべきでない
ときは0を出力し、セツトすべきときは正電圧の
セツト信号ST1〜ST4を出力する。
続いて、上記構成による計数装置の全体的な作
用を、第1A図のタイムチヤートを用いて説明す
る。記憶回路MYが0V又は負電圧のバイアス信
号RSによりリセツトされて、出力CV1〜CV4
すべて0となつた後、正電圧のバイアス信号が印
加された状態で、一番目の計数入力信号CP1(正
電圧)が入力されると、これがダイオードD1
経て記憶回路LS1にセツト信号として入力されて
記憶回路LS1がセツトされ、第1A図のタイムチ
ヤートハに示すように、その出力CV1が正電圧と
なるとともに、自己保持する。その出力CV1の正
電圧がゲート回路G1の第1の非対称誤り論理積
回路AL1の端子a及びbに入力される。そして、
一番目の数計入力信号CP1の負電圧信号が入力さ
れると、ダイオードD2を経て非対称誤り論理積
回路AL1がセツトされ、その出力P1は第1A図チ
ヤートニに示すように負電圧となり、端子eにフ
イードバツクされて保持される。すなわち、これ
により第1の非対称誤り論理積回路AL1は一番目
の計数入力信号CP1の終了を記憶したことにな
る。
この状態において、二番目の計数入力信号CP2
(正電圧)が入力されると、第2の非対称誤り論
理積回路AL4がセツトされるため、正電圧の信号
ST1が出力されて、記憶装置の記憶回路LS2をセ
ツトする。こうして、二番目の計数入力信号CP2
(正電圧)の入力により、記憶回路LS2の出力
CV2が正電圧となる。これと同時に、その出力
CV2がステアリングゲート回路の次段の非対称誤
り論理積回路AL2の端子a及びbに入力される。
二番目の計数入力信号CP2の負電圧信号が入力
されると、ダイオードD3を経て非対称誤り論理
積回路AL2がセツトされて、その出力P2は第1A
図チヤートヘに示すように負電圧となり、端子e
にフイードバツクされて保持される。すなわち、
これにより第1の非対称誤り論理積回路AL2は二
番目の計数入力信号CP2の終了を記憶したことに
なる。
以下同様に、三番目の計数入力信号CP3(正電
圧)の入力によつて信号ST2が出力され、これに
よつて第1A図チヤートトに示すように、記憶回
路LS3の出力信号CV3が正電圧となり、四番目の
計数入力信号CP4(正電圧)の入力によつて信号
ST3が出力され、これによつて記憶回路LS4の出
力信号CV4が正電圧となる。
このように、計数入力信号CP(正電圧)の入力
に従つて、記憶装置MYの記憶回路LS1〜LS4
順次セツトされ、信号CV1〜CV4が順次正電圧と
なつて出力される。
なお、前記ゲート回路G1〜G3はそれぞれ正電
圧の計数入力信号CPが入力する前に、記憶装置
MYの前段の信号CV1〜CV3が正電圧に変化しな
い限り、信号ST1〜ST3を生じない。例えば、ゲ
ート回路G1は正の計数入力信号CPが入力されて
いるときは、記憶装置MYの出力CV1が正電圧と
なつても、ゲート回路G1の非対称誤り論理積回
路AL1は動作せず、前記計数入力信号CPが負電
圧となつた時に初めて発振出力動作する。従つ
て、ステアリングゲート回路STGは非対称誤り
論理積回路を第1図のように用いることにより、
計数入力信号CP及び出力信号CV1〜CV4に対し
て正確に応動し、計数入力信号を入力して記憶す
べきビツト素子の順次指定に高信頼性を発揮す
る。
また、ダイオードD1は記憶回路LS1の出力CV1
が計数入力信号CPに影響しないように挿入した
ものであり、ダイオードD1を挿入しなければ、
第1番目の計数入力信号CPでセツトされた記憶
回路LS1の出力CV1が計数入力信号CPを正電圧と
してしまい、計数入力信号CPは負電圧にならな
いので計数不能になる。さらに、ダイオードD2
〜D4も非対称誤り論理積回路AL1〜AL3の出力P1
〜P3が計数入力信号CPに影響しないように挿入
したものであり、これらのダイオードを挿入しな
ければ、例えば、記憶回路LS1の正電圧出力CV1
と計数入力信号CPの負電圧とで発振動作した非
対称誤り論理積回路AL1の出力P1(負電圧)が、
計数入力信号CPを負電圧にしてしまい、計数入
力信号CPは正電圧になることができない。
ところで、記憶装置MYの記憶回路LS1〜LS4
は第3図に示すような非対称誤り論理回路で構成
されているから、回路に故障が生じても、その出
力CV1〜CV4は正電圧とならない。また、端子c
及びa間のフイードバツクラインが断線すると、
セツト信号によつて自己保持されないため、その
出力CV1〜CV4は正電圧に維持されず、セツト信
号及びバイアス信号RSの各ラインが断線すると、
記憶回路LS1〜LS4が発振動作しないので、その
出力CV1〜CV4は正電圧とはなり得ない。
他方、ステアリングゲート回路STGを構成す
る非対称誤り論理積回路AL1〜AL6は、それぞ
れ、第2図に示すような非対称誤り論理回路であ
るから、構成する回路に故障が生じても、その出
力ST1〜ST3が正電圧になることはない。また、
非対称誤り論理積回路AL1〜AL3の端子d及びe
間のフイードバツクラインが断線すると、計数入
力信号CP(負電圧)によつて自己保持されないた
め、その出力P1〜P3は負電圧を維持できず、次
段の非対称誤り論理積回路AL4〜AL6が発振動作
しないので、その出力ST1〜ST3は正電圧となら
ない。
さらに、ステアリングゲート回路STGの入出
力ラインに断線故障が発生した場合も、その信号
ST1〜ST3が正電圧となることはない。ダイオー
ドD1〜D4に開放状態の故障が生じた場合には、
計数入力信号CPが入力されないので、計数動作
が進行せず、その出力も正電圧となることはな
い。ダイオードD1〜D4に短絡故障を生じた場合
には、ダイオードを挿入しない場合と同様であ
り、上述のようにゲート回路G1〜G3に計数入力
信号CPが入力されないので、出力CV1〜CV4
正電圧になることはない。
このように、記憶装置MY及びステアリングゲ
ート回路STGをそれぞれ非対称誤り論理積回路
で構成したので、いずれの故障の場合にも、計数
値の出力CV1〜CV4が正電圧になることはなく、
常に0に固定される。換言すると、この計数装置
は、構成回路の故障により計数値が進まない安全
側に故障する。
上記計数装置はその基本的構成を逸脱しない範
囲で、多様な代替構成を採ることができる。例え
ば、第1図のダイオードD1の代りに、第3図の
非対称誤り論理回路を第4図に示すように接続し
て、逆流阻止回路として用いることができる。ま
た、第2図及び第3図における各トランジスタを
第5図及び第6図に示すようにPNP型からNPN
型へ、又はその逆に交換すれば動作する入力電圧
の極性が逆転する。従つて、第1図の論理積回路
の極性をすべて逆にして計数入力信号及びリセツ
ト信号の極性も逆にすれば、同一の機能が得られ
ることは明らかである。第7図はこのように極性
を逆にした場合の回路構成を示す。
以上のことから、この発明による計数装置の構
成条件は、次のように要約することができる。
(1) ステアリングゲート回路及び記憶装置の各論
理積回路は非対称誤り論理積回路で構成されて
いる。
(2) 各記憶回路はセツト信号が入力されたとき出
力電圧を生じて計数値“1”を発生する(故障
したときは計数値が出ない。)。また、ステアリ
ングゲート回路の各ゲート回路は計数入力信号
が入力されたときに前段の記憶回路が計数値
“1”を出力している場合は、対応する記憶回
路をセツトさせるセツト信号として出力電圧を
発生する(故障したときはセツト信号が出な
い。)。
(3) ステアリングゲート回路の各ゲート回路は、
計数入力信号の入力で前段の記憶回路が動作し
たこと(計数して出力電圧を発生したこと)、
及びその計数入力信号の入力が終つたことを記
憶し、次の計数入力信号をセツト信号として発
生させる。前の計数入力信号の入力が終つたこ
とを記憶するために、計数入力信号は正負の極
性を有する信号でなければならない(すなわ
ち、前の計数入力信号の入力が終つたときに電
圧値が0であると、記憶できない。)。
[この発明の効果] 以上のように、この発明による計数装置は、ス
テアリングゲート回路及び記憶装置を、各構成回
路、フイードバツクライン、セツト信号及びバイ
アス信号の各ラインのいずれが故障・断線して
も、出力が常に電圧0の側に固定する、非対称故
障モードを示す非対称誤り論理積回路で構成され
ているので、記憶装置及びステアリングゲート回
路のいずれに故障が生じても、各記憶回路の出力
電圧が0に固定する。そして、記憶装置の各記憶
回路に順次出力電圧が生じたときのみ計数値が歩
進するので、この計数装置は、回路の故障によつ
て計数値が進まない安全側故障となる特質を有す
る。すなわち、フエイルセイフな計数装置であ
る。
このような計数装置は、例えば、上記進出列車
車軸計数器などに用いると、列車検知のフエイル
セイフ性が保証される。しかし、この発明の用途
はこの例に制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す回路構成図、
第1A図は第1図の要部の波形を示すタイチヤー
ト、第2図及び第3図はそれぞれこの発明で用い
る非対称誤り論理積回路の一例を示す回路図、第
4図はダイオードの等価回路を示す図、第5図及
び第6図はそれぞれ第2図、第3図の回路におい
て極性を逆転した場合の非対称誤り論理積回路の
例を示す回路図、第7図は同様に、極性を逆にし
た場合の計数装置の回路構成図である。 CP…計数入力信号、STG…ステアリングゲー
ト回路、G1〜G3…ゲート回路、MY…記憶装置、
CV1〜CV4…計数値出力信号、AL1〜AL6…非対
称誤り論理積回路、LS1〜LS4…記憶回路、D1
D4…ダイオード(逆流阻止回路)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 第1入力端子に印加されるバイアス信号
    と第2入力端子に入力されるセツト信号との論
    理積により出力し、その出力を第2入力端子に
    帰還されて自己保持する非対称誤り論理積回路
    で構成されたn段の記憶回路を並列に備えた記
    憶装置と、 (ロ) 正負の極性を有する計数入力信号のうち逆流
    阻止回路を介して与えられる計数すべきでない
    ときの極性の電圧と、それぞれ前記記憶装置に
    おける記憶回路i(i=2,3,…,n)の前
    段、すなわちi−1段目の記憶回路の出力電圧
    との論理積により前記前段の記憶回路の出力電
    圧を記憶して出力する第1の非対称誤り論理積
    回路と、前記計数入力信号のうち計数すべきと
    きの極性の電圧と前記第1の非対称誤り論理回
    路の出力との論理積により出力する第2の非対
    称誤り論理積回路とを結合してなるn―1段の
    ゲート回路を並列に備えたステアリングゲート
    回路とを、 (ハ) 前記記憶装置の初段の記憶回路の第2入力端
    子には前記計数入力信号のうち計数すべきとき
    の極性の電圧が逆流阻止回路を介して前記セツ
    ト信号として入力され、第二段以下の記憶回路
    の第2入力端子には当該記憶回路に対応する前
    記ゲート回路の第2の非対称誤り論理積回路の
    出力が前記セツト信号として入力されるように
    接続して構成された、 フエイルセイフな計数装置。
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