JPS6343436Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6343436Y2
JPS6343436Y2 JP1984102317U JP10231784U JPS6343436Y2 JP S6343436 Y2 JPS6343436 Y2 JP S6343436Y2 JP 1984102317 U JP1984102317 U JP 1984102317U JP 10231784 U JP10231784 U JP 10231784U JP S6343436 Y2 JPS6343436 Y2 JP S6343436Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
passage
separator plate
cover case
impeller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984102317U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6117499U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10231784U priority Critical patent/JPS6117499U/ja
Publication of JPS6117499U publication Critical patent/JPS6117499U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6343436Y2 publication Critical patent/JPS6343436Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は水冷式エンジンの冷却系等に用いられ
る、ウオータポンプに関するものである。
(2) 従来の技術 一般に水冷式エンジンでは、エンジンに冷却水
を強制循環するためのウオータポンプが設けられ
るが、従来のかかるポンプは、第4図に示される
ように、ポンプケース本体04にインペラ011
を固着したポンプ軸05を回転自在に支承すると
ともに、前記ポンプケース本体04の開口端面に
固着されるカバーケース02に一体に設けた画壁
部012aによつて、吸入通路025に連なるカ
バーケース012内の連絡通路013と、吐出通
路014とを区画するように構成されている。し
たがつて前記カバーケース012は複雑な形状を
要求され、その鋳造にあたつて、中子を必要とす
るばかりでなくカバーケース012自体が大型に
なり、さらに寸法精度を確保するため鋳造後の後
加工が必要となつて、前記カバーケース012の
大型化、重量増、およびコスト高を招くという問
題があつた。
(3) 考案が解決しようとする課題 本考案は上記実情にかんがみてなされたもの
で、ポンプケース本体とカバーケース間に上記連
絡通路と吐出通路とを区画するセパレータを介在
させることにより、カバーケースの形状を単純化
して前記問題点を解決できるようにし、しかもそ
のセパレータを定位置に安定強固に支持すること
ができ、且つその支持のためにポンプケース本体
及びカバーケースの接合面の加工性が低下しない
ようにした、ウオータポンプを提供することを目
的とするものである。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 本考案によれば、前記目的達成のため、吸入通
路及び吐出通路を形成したポンプケース本体に、
インペラを固着したポンプ軸を回転自在に支承
し、該ポンプケース本体の平坦な開口端面にカバ
ーケースの同じく平坦な開口端面を接合すると共
に、その接合面間には、板材より形成されて前記
吐出通路とカバーケース内の連絡通路とを区画す
るセパレータ板を全周に亘つて挟着し、このセパ
レータ板には、前記吐出通路に連なるポンプ室の
端壁を形成すべく前記インペラの傾斜外端面に対
面する円錐テーパ部を一体に設けると共に、前記
吸入通路及び連絡通路間を連通させる第1の通孔
と、前記連絡通路及びポンプ室間を連通させる第
2の通孔とを穿設したことを特徴とする。
(2) 作用 前記構成によれば、ポンプケース本体とカバー
ケース間に介在するセパレータ板によつてカバー
ケース内の連絡通路とポンプケース本体内の吐出
通路とを区画することができるので、その区画の
為の画壁部をカバーケースやポンプケース本体自
身に特別に形成する必要はなくなり、それらケー
スの形状、構造が簡素化される。
特に上記セパレータ板は板材より形成されてポ
ンプケース本体およびカバーケースの平坦な接合
面間にその全周に亘つて挟着されるから、該セパ
レータ板の外周部をその全周に亘つてポンプケー
ス本体およびカバーケースの接合面間に極めて安
定強固に固定することができる。しかも上記セパ
レータ板を支持するのに、ポンプケース本体とカ
バーケースとの接合面に高い寸法精度を要求され
る段差や凹部を特別に設ける必要はなく、該接合
面を加工容易な同一平面に形成できる。
また上記セパレータ板には、インペラの傾斜外
端面に対面する円錐テーパ部を一体に設けている
から、その円錐テーパ部によつて、インペラの傾
斜外端面に沿つたポンプ室の端壁を難なく形成す
ることができる。
さらに上記セパレータ板がポンプケース本体お
よびカバーケースの接合面間にその全周に亘つて
挟着されても、カバーケース内の連絡通路と、ポ
ンプケース本体側の吸入通路およびポンプ室との
各間は、該セパレータ板に穿設した前記第1およ
び第2の通孔によつてそれぞれ連通される。
(3) 実施例 次に第1,2図により本考案ウオータポンプを
水冷式内燃エンジンに実施した場合の実施例につ
いて説明する。
エンジンケース1にはクランク軸2が回転自在
に支承され、このクランク軸2の一端には、駆動
歯車3が固着され、エンジンケース1の一部は、
ポンプケース本体4に形成されており、このポン
プケース本体4には、前記クランク軸2と平行に
ポンプ軸5が回転自在に支承される。
前記ポンプ軸5は、クランク室6とポンプ室7
とに亘つてのびており、それらの室6,7は該ポ
ンプ軸5の外周に設けられるオイルシール8およ
びメカニカルシール9によつて液密にシールされ
る。クランク室6内において、ポンプ軸5の基端
には、被動歯車10が固着され、該被動歯車10
は、前記駆動歯車3に噛合されてポンプ軸5をク
ランク軸2によつて駆動する。ポンプ室7内にお
いて、ポンプ軸5の端部にはインペラ11が固着さ
れ、このインペラ11の外端部は、ポンプケース
本体4の開口端面よりも外方に突出される。
ポンプケース本体4の平坦な開口端面には、カ
バーケース12の同じく平坦な開口端面が接合さ
れ、それら本体4及びケース12間は複数本の連
結ボルト21によつて固着される。
ポンプケース本体4には、その開口端面に開口
する吸入通路25及び吐出通路14が形成され、
その吸入通路25は接続管15を介してラジエタ
回路16に接続され、また吐出通路14はポンプ
室7に直接連通すると共に、接続管17を介し
て、エンジンケース1に形成されるウオータジヤ
ケツト(図示せず)に接続される。
ポンプケース本体4とカバーケース12の接合
面間には両面にガスケツト18,19を介在し
て、板材よりなるセパレータ板20が全周に亘つ
て挟持され、このセパレータ板20は、前記カバ
ーケース12とともにポンプケース本体4に前記
連結ボルト21を以て共締めされる。
前記セパレータ板20は、カバーケース12に
形成されてその開口端面に開口する連絡通路13
と、前記吐出通路14間を区画してそれらの通路
13,14が短絡しないように区画する。またセ
パレータ板20には、ポンプ室7の端壁を形成す
べく前記インペラ11の傾斜外端面11aに対面
する円錐テーパ部20aが一体に形成されると共
に、前記吸入通路25及び連絡通路13間を連通
させる第1の通孔22と、前記連絡通路13及び
ポンプ室7間を連通させる第2の通孔23とが穿
設されている。
前記セパレータ板20のシール部材としては前
記ガスケツト18,19の代わりに、第3図Aに
示すように両面全面にゴム材24,25をコーテ
イングし、また第3図Bに示すようにOリング2
6,27を使用し、あるいは第3図Cに示すよう
にセパレータ板20の両面に固ゴム糊28,29
をプリントするようにしてもよい。
次に第1,2図に示す実施例の作用について説
明すると、いまエンジンが運転されると、駆動、
および被動歯車3,10を介してポンプ軸5が回
転され、それに固着されるインペラ11によつて
ラジエタ回路16からの冷却水は第1図矢印に示
すようにポンプケース本体4内の吸入通路25、
第1の通孔22、カバーケース12内の連絡通路
13を通つて第2の通孔23よりポンプ室7内に
流入し、前記インペラ11で加圧されて吐出通路
14へと流れ、そこからエンジンケース1内のウ
オータジヤケツト(図示せず)へと流れる。
前記冷却水の流動において、前記セパレータ板
20は、連絡通路13と吐出通14とが短絡しな
いように、それらの通路13,14を区画する。
C 考案の効果 以上のように本考案によれは、吸入通路及び吐
出通路を形成したポンプケース本体に、インペラ
を固着したポンプ軸を回転自在に支承し、該ポン
プケース本体の平坦な開口端面にカバーケースの
同じく平坦な開口端面を接合すると共に、その接
合面間には、板材より形成されて前記吐出通路と
カバーケース内の連絡通路とを区画するセパレー
タ板を全周に亘つて挟着し、このセパレータ板に
は、前記吐出通路に連なるポンプ室の端壁を形成
すべく前記インペラの傾斜外端面に対面する円錐
テーパ部を一体に設けると共に、前記吸入通路及
び連絡通路間を連通させる第1の通孔と、前記連
絡通路及びポンプ室間を連通させる第2の通孔と
を穿設したので、ポンプケース本体とカバーケー
ス間に介在するセパレータ板によつて、カバーケ
ース内の連絡通路とポンプケース本体内の吐出通
路とを区画することができ、従つてその区画の為
の画壁部をカバーケースやポンプケース本体自身
に特別に形成する必要はなくなり、それらケース
の形状、構造の簡素化に寄与し得る。
特に上記セパレータ板は板材より形成されてポ
ンプケース本体およびカバーケースの平坦な接合
面間にその全周に亘つて挟着されるから、該セパ
レータ板の外周部をその全周に亘つてポンプケー
ス本体およびカバーケースの接合面間に極めて安
定強固に固定することができ、セパレータ板のガ
タつきを確実に抑えることができる上、該セパレ
ータ板と、ポンプケース本体あるいはカバーケー
スとの当接面間のシール性向上にも寄与し得る。
しかも上記セパレータ板を支持するのに、ポンプ
ケース本体とカバーケースとの接合面に高い寸法
精度を要求される段差や凹部を特別に設ける必要
はなく、該接合面を加工容易な同一平面に形成で
きるから、前述の如く吸入、吐出通路の画壁部を
設ける必要がないことと相俟つてポンプケース本
体およびカバーケースの加工性が頗る良好であ
る。
また上記セパレータ板には、インペラの傾斜外
端面に対面する円錐テーパ部を一体に設けている
から、その円錐テーパ部によつて、インペラの傾
斜外端面に沿つたポンプ室の端壁を難なく形成す
ることができ、その上、かかる円錐テーパ部は、
平板状ワークに対し1段の絞り加工を施すだけで
容易に得られるから、セパレータ板自体の加工性
も良好である。
さらに上記セパレータ板がポンプケース本体お
よびカバーケースの接合面間にその全周に亘つて
挟着されても、カバーケース内の連絡通路と、ポ
ンプケース本体側の吸入通路およびポンプ室との
各間は、該セパレータ板に穿設した前記第1およ
び第2の通孔によつてそれぞれ連通されるから、
該吸入通路から連絡通路を経てポンプ室に向かう
水の流れがセパレータ板によつて阻害される惧れ
はない。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案ウオータポンプの実施例を
示すもので、第1図は該ウオータポンプを備えた
エンジンの一部の縦断側面図、第2図は第1図
−線断面図、第3図A,B,Cはセパレータの
変形例を示すもので、その一部の断面図、第4図
は従来のウオータポンプの縦断側面図である。 4……ポンプケース本体、5……ポンプ軸、7
……ポンプ室、11……インペラ、11a……傾
斜外端面、12……カバーケース、13……連絡
通路、14……吐出通路、20……セパレータ
板、20a……円錐テーパ部、22……第1の通
孔、23……第2の通孔、25……吸入通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸入通路25及び吐出通路14を形成したポン
    プケース本体4に、インペラ11を固着したポン
    プ軸5を回転自在に支承し、該ポンプケース本体
    4の平坦な開口端面にカバーケース12の同じく
    平坦な開口端面を接合すると共に、その接合面間
    には、板材より形成されて前記吐出通路14とカ
    バーケース12内の連絡通路13とを区画するセ
    パレータ板20を全周に亘つて挟着し、このセパ
    レータ板20には、前記吐出通路14に連なるポ
    ンプ室7の端壁を形成すべく前記インペラ11の
    傾斜外端面11aに対面する円錐テーパ部20a
    を一体に設けると共に、前記吸入通路25及び連
    絡通路13間を連通させる第1の通孔22と、前
    記連絡通路13及びポンプ室7間を連通させる第
    2の通孔23とを穿設してなる、ウオータポン
    プ。
JP10231784U 1984-07-06 1984-07-06 ウオ−タポンプ Granted JPS6117499U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10231784U JPS6117499U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 ウオ−タポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10231784U JPS6117499U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 ウオ−タポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6117499U JPS6117499U (ja) 1986-01-31
JPS6343436Y2 true JPS6343436Y2 (ja) 1988-11-11

Family

ID=30661717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10231784U Granted JPS6117499U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 ウオ−タポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6117499U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2715712B2 (ja) * 1991-07-26 1998-02-18 日産自動車株式会社 V型内燃機関のウォータポンプ
DE10100373B4 (de) * 2001-01-05 2004-03-25 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Wasserpumpe zur Kühlmittelförderung in einer Brennkraftmaschine
JP2009209882A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Daihatsu Motor Co Ltd 内燃機関における冷却水ポンプ
JP5252206B2 (ja) * 2009-01-21 2013-07-31 アイシン精機株式会社 内燃機関用ウォータポンプ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57126597U (ja) * 1981-01-30 1982-08-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6117499U (ja) 1986-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0005933A1 (en) Manifold for internal combustion engine
JPS6343436Y2 (ja)
JPH01198243A (ja) 液冷モータの冷却用管路接合構造
JPH057577B2 (ja)
US3975122A (en) Rotary internal combustion engine
JP2680722B2 (ja) 圧縮機
JPH0356774Y2 (ja)
JPH064224Y2 (ja) プレート型熱交換器
JPH11287114A (ja) 車両用オイルクーラの冷却エレメント
JP2561939Y2 (ja) 車両のエンジンにおけるポンプ装置
JPS63138114A (ja) 水冷式排気マニフオ−ルド付きv形エンジン
JPH0330625Y2 (ja)
JPH064223Y2 (ja) プレ−ト型熱交換器
JPH0313439Y2 (ja)
JPS591827U (ja) 船外機における冷却水の水路構造
JPS60108338U (ja) ホモゲナイザ−用プランジヤ−冷却構造
JPS61114085U (ja)
JPH055210Y2 (ja)
JPS6224069Y2 (ja)
JPH0752351Y2 (ja) エンジンのオイルパン離脱構造
JPH0455279Y2 (ja)
JPH025236Y2 (ja)
JPS6119201Y2 (ja)
JPS645044Y2 (ja)
JPS584777U (ja) 油圧ポンプ・モ−タ