JPS6343153B2 - - Google Patents

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JPS6343153B2
JPS6343153B2 JP54108958A JP10895879A JPS6343153B2 JP S6343153 B2 JPS6343153 B2 JP S6343153B2 JP 54108958 A JP54108958 A JP 54108958A JP 10895879 A JP10895879 A JP 10895879A JP S6343153 B2 JPS6343153 B2 JP S6343153B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
paint
drying
grooves
filler
Prior art date
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Expired
Application number
JP54108958A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5633061A (en
Inventor
Susumu Okamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokusan Co Ltd
Original Assignee
Hokusan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hokusan Co Ltd filed Critical Hokusan Co Ltd
Priority to JP10895879A priority Critical patent/JPS5633061A/ja
Publication of JPS5633061A publication Critical patent/JPS5633061A/ja
Publication of JPS6343153B2 publication Critical patent/JPS6343153B2/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溝付き化粧合板の溝内塗装方法に関
するものである。
化粧合板の表面には板面のアクセントを兼ねて
所定の間隔で溝が設けられているが、この溝は単
に切削したままだと化粧合板の表面の色とも異な
り、所期の目的を達し得ないため溝内を所定の色
に塗装している。この塗装は通常の塗料で塗装す
る方法が行われていた。しかしながら3プライ合
板の場合には、構成する単板が、それぞれの繊維
方向が相互に直角方向になるように重ねられてい
るので、角溝加工時に角溝底面にあたる中芯板が
繊維方向に対して直角に切削されるため切削肌が
悪くなり、角溝底面が凹凸になると共に中芯材と
して小幅ものが使用されることと中芯材の材質欠
点に起因して角溝底面にトンネルやピンホールが
現われたりするが、従来の塗料で塗装したのでは
一回の塗装で厚く塗布できずそのため溝底面の凹
凸及びトンネルやピンホール等を完全に埋めるこ
とはできなかつた。
これら欠点を解消するため、溝底面に塗料とは
やや異なるホツトメルト樹脂を溶融塗布するとか
或いはテープ、単板等を接着被覆する方法が提案
されているが、これらはいずれも複雑な機械装置
を使用しなければならず、それに伴つて機械装置
のトラブルが発生したり、加工材料の原料高に起
因して製品がコストアツプになる等の問題があつ
た。
本発明は上記点を解消した溝付き化粧合板の溝
内塗装方法を提供することを目的とするものであ
る。
本発明の化粧合板の溝内塗装方法は、表面板、
並置された複数の小幅板からなる中芯板、および
裏面板をその繊維方向が交互に直角に配向するよ
うに積層成形された3プライ化粧合板の表面に、
中芯板の内部に達する深さで形成された切削角溝
を塗装するにあたり、該切削角溝の底面に、スチ
レン・ブタジエン系ラテツクスゴムと無機粉末の
充填剤を約1:6の比で含みかつ水分含量20%な
いし40%である高固形分水性エマルジヨン塗料を
塗布し、そして100℃〜130℃で半乾燥した後また
乾燥することなしに、塗布面をローラー、コテ等
で平滑にし、その後乾燥することを特徴とするも
のである。
本発明に使用する水性エマルジヨン塗料は、ス
チレン・ブタジエン系ラテツクスゴム(SBR)
と無機粉末の充填剤を約1:6の比で含む水分含
量20%ないし40%の塗料である。スチレン・ブタ
ジエン系ラテツクスゴムは、従来より接着剤等と
して利用されているものであるが、高固形分とし
ても大変低い粘度であるので具合が良い。
本発明塗料中に含まれる充填剤としては、チタ
ン白、石粉、クレー粉などの無機粉末が使用され
る。このような充填剤の含有により、塗布した塗
膜の収縮が少なくなるので、切削溝底面に凹凸や
ピンホール等があつても平滑に同溝底面を塗装す
ることができる。
本発明の塗料は、上記樹脂および充填剤のほか
に、着色成分として顔料または染料を加えること
ができる。
本発明の塗料において樹脂成分と充填剤の割合
は、ほぼ、スチレン・ブタジエン系ラテツクスゴ
ム10:充填剤60であることが必要とされる。すな
わち、本発明の塗料は、無機充填剤を高い割合で
含むものであり、艷消し等のため充填剤を数%
(樹脂成分に対し数分の一から十数分の一の量)
含む従来慣用の塗料とは基本的組成が異なる。
本発明塗料は、むしろ接着剤組成物に近いもの
である。
また、本発明に使用される高固形分の水性塗料
は、水分含量20%ないし40%の大変粘稠な液体で
あることが必要とされる。換言すれば、スチレ
ン・ブタジエン系ラテツクスゴムの水性エマルジ
ヨン塗料の場合には、BM型粘度計測定で2000〜
15000cpsの高い粘度を有するものであることが必
要とされる。
したがつて、本発明の塗料としては、たとえば
スチレン・ブタジエン系ラテツクスゴム10%、無
機充填剤60%および水分30%の組成からなるもの
が利用される。
樹脂成分および充填剤の配合割合並びに塗料中
の水分含量が上記の割合および範囲であると、3
プライ化粧合板の切削溝にみられる溝底面の凹凸
やピンホール等を完全に埋めることができ、かつ
ローラー等を使用して容易に溝内の塗料の表面を
平滑にすることができる。しかし、充填剤の量が
多すぎると、塗料の流動性が悪くなるので溝内塗
料を平滑に仕上げにくくなり、充填剤の量が少な
すぎると、塗膜の収縮を少なくするという充填剤
添加の効果が充分に発揮されない。また、水分含
量が40%を越えると、塗料が合板内部に浸透しや
すく、これを溝底面に厚く塗布できないので溝底
面の凹凸やピンホール等を不充分にしか埋めるこ
とができず塗料表面が凹凸になり、一方水分含量
20%未満であると、塗料がきわめて高粘度となる
ため、これを均一に塗布できないから平滑な塗膜
が得られにくくなる。
本発明の塗装方法は、上記塗料を切削溝に塗布
し、次いで100℃〜130℃で半乾燥するかまたは乾
燥をすることなしに、ローラー、コテ等を用いて
溝内塗装面を平滑にしその後乾燥し仕上げる方法
である。
本発明の方法により化粧合板溝底面塗装後或い
は塗装前に溝の両側面を従来の水性塗料で塗装す
ることもできる。このように溝の両側面をも塗装
することによつて溝内全面が塗装されるので優れ
た美観の溝付き化粧合板が得られる。
次に本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、3プライ合板1に複数の
切削溝2を設け、該切削溝2の底面3に、塗料タ
ンク4からポンプ5によつて輪送させた本発明の
塗料6を、切削溝2の上部に近接して位置させた
ノズル7から噴出させて塗布する。得られた塗膜
8aをそのま或いは半乾燥後第2図に示すよう
に、圧延体9で圧延加圧して平滑な塗膜8bを得
る。尚図中、8aは圧延前の塗膜の状態を示し、
8bは圧延後の塗膜の状態を示す。続いて乾燥機
に入れて100〜130℃で加熱して塗膜を硬化させる
と溝底面の凹凸及びトンネルやピンホール等を完
全に埋めた平滑な塗膜が得られる。尚上記実施例
で使用した本発明の塗料は、ブタジエンスチレン
ゴム10%、充てん剤60%及び水30%とからなる粘
度9500cps(BM型粘度計)のエマルジヨン塗料で
あるが他の本発明の塗料を使用しても同様に良好
な結果が得られる。
本発明のエマルジヨン塗料は、水分含有量が少
いので塗膜のやせが少いことと比較的乾燥しやす
いので圧延加圧前に特に乾燥する必要もないが半
乾燥する場合でも100ないし130℃で2〜3分間と
いう短時間の加熱で十分である。
圧延体9としては、ローラー、コテ、ヘラ及び
圧延棒などを使用することができる。
このようにして得た角溝底面を着色した溝付き
化粧合板に、更に第3図に示すようにピースガン
またはスプレーガン等10によつて底面と同色の
着色塗料を溝内に散布することによつて角溝両側
面も着色された溝付き化粧合板を得ることができ
る。またこのような側面塗料は、第4図及び第5
図にすようにワイピング式V溝(角溝)コーター
によつて全面塗し、布ベルト11で表面塗料を拭
き取るようにして行つてもよい。溝内両側面の乾
燥も乾燥機中100ないし130℃で乾燥させればよ
い。
以上述べたように本発明の化粧合板の溝内塗装
方法は、水分含量が少く、充てん剤を含有する特
殊エマルジヨン塗料を使用しているので、これを
塗装するという簡単な方法で複雑な機械装置を使
用したり、高価な材料を使用しなくとも、溝底面
の凹凸及びトンネルやピンホール等を埋めて平滑
な塗膜が得られる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明方法を説明するため
の断面図、第3図ないし第5図は、溝内両側面の
塗装を説明するための断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面板、並置された複数の小幅板からなる中
    芯板、および裏面板をその繊維方向が交互に直角
    に配向するように積層形成された3プライ化粧合
    板の表面に、中芯板の内部に達する深さで形成さ
    れた切削角溝を塗装するにあたり、該切削角溝の
    底面に、スチレン・ブタジエン系ラテツクスゴム
    と無機粉末の充填剤を約1:6の比で含みかつ水
    分含量20%ないし40%である高固形分水性エマル
    ジヨン塗料を塗布し、そして100℃〜130℃で半乾
    燥した後また乾燥することなしに、塗布面をロー
    ラー、コテ等で平滑にし、その後乾燥することを
    特徴とする化粧合板の溝内塗装方法。 2 ピースガン、スプレーガンまたはワイピング
    式V溝コーターによつて切削角溝の両側面を着色
    塗料で塗装することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の溝内塗装方法。
JP10895879A 1979-08-27 1979-08-27 Intra-groove coating method for decorative plywood Granted JPS5633061A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10895879A JPS5633061A (en) 1979-08-27 1979-08-27 Intra-groove coating method for decorative plywood

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10895879A JPS5633061A (en) 1979-08-27 1979-08-27 Intra-groove coating method for decorative plywood

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5633061A JPS5633061A (en) 1981-04-03
JPS6343153B2 true JPS6343153B2 (ja) 1988-08-29

Family

ID=14497963

Family Applications (1)

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JP10895879A Granted JPS5633061A (en) 1979-08-27 1979-08-27 Intra-groove coating method for decorative plywood

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2617979B2 (ja) * 1988-03-31 1997-06-11 理研ビニル工業株式会社 多層化粧フィルムの製造方法
JP5098421B2 (ja) * 2007-04-27 2012-12-12 大日本印刷株式会社 溝付板材の溝塗装方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5244210A (en) * 1975-10-03 1977-04-07 Matsushita Electric Works Ltd Method of painting grooves for grooved decorated plywood
JPS5279012A (en) * 1975-12-26 1977-07-02 Nakamura Plywood Co Ltd Method of painting grooved plywood and apparatus used for same

Patent Citations (2)

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JPS5633061A (en) 1981-04-03

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