JPS6342976A - 改質モノフイラメント - Google Patents

改質モノフイラメント

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JPS6342976A
JPS6342976A JP61181884A JP18188486A JPS6342976A JP S6342976 A JPS6342976 A JP S6342976A JP 61181884 A JP61181884 A JP 61181884A JP 18188486 A JP18188486 A JP 18188486A JP S6342976 A JPS6342976 A JP S6342976A
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JP
Japan
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monofilament
coating
modified
durability
strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP61181884A
Other languages
English (en)
Inventor
中西 重明
博 斎藤
孝司 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Monofilament Co Ltd
Original Assignee
Toray Monofilament Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toray Monofilament Co Ltd filed Critical Toray Monofilament Co Ltd
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、表面に強度の耐久性がすぐれた硬質被膜を有
する改質モノフィラメン1へに関し、ざらに詳しくは、
釣糸や漁網などの水産資材およびブラシ、ベルト布、フ
ィルターなどの工業資材などの産業用途に適した改質モ
ノフィラメントに関するものでおる。
(従来の技術) ポリアミド、ポリエステルおよびポリオレフィンなどの
熱可塑性樹脂からなる糸条、とくにモノフィラメントの
表面に対し、種々のコーティング被膜を施して、糸条の
吸水性、撥水性、撥油性、制電性および導電性などを改
質する試みは、従来から広く行われており、たとえばポ
リアミドモノフィラメントに塩化ビリリデン系共重合体
を被覆して、吸水性を改良することにより、釣糸や歯ブ
ラシなどの水中で使用する場合の特性を向上させる方法
(特開昭58−214582号公報)、ポリアミドモノ
フィラメントの表面に、N−アルコキシアルキル化ポリ
アミドの薄層を被覆することにより、外柔内剛構造とな
して、結節強度を向上させる方法(特開昭61−678
号公報)および導電性物質を分散含有する繊維の表面に
、ゴム状弾性体の層を被覆することによって、その繊維
を複写機のブラシとして使用する場合の帯電特性を改良
する方法(特開昭60−150064M公報)などが提
案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した従来の表面改質糸条は、目的と
する特性の改良は速成されるものの、被膜が比較的柔ら
かくて、外的な力に弱く、わずかな力によって被膜が破
壊されるため、使用中に強度が大巾に低下したり、また
糸条の先端がちびれて脱落するなどの欠点があるばかり
か、改質効果および強度の耐久性に欠け、永続的な改質
効果を期待できないという問題があった。
そこで本発明者らは、強度の耐久性がすぐれた硬質被膜
を有する表面改質モノフィラメントの取得を目的として
検討した結果、通常プラスチック成形品のハードコート
剤としして使用されている特定の被覆剤をモノフィラメ
ント表面に施すことにより、被膜があまりにも硬すぎ、
折り曲げ時にクラックや脱落を生じやすいという予想に
反して、強度の耐久性がすぐれた硬質被膜を形邊するこ
とができ、しかも得られた表面改質モノフィラメントは
、たわみ抵抗力が高く、かつ曲がりぐせがつきにくいと
いうすぐれた特性を呈することを見出し、本発明に到達
した。
(問題点を解決するための手段) すなわち本発明は、熱可塑性樹脂モノフィラメントの表
面に、ポリシロキサン系被覆剤および架橋アクリル系被
覆剤から選ばれた、鉛筆硬度が3H以上の硬質被膜を付
与してなることを特徴とする改質モノフィラメントを提
供するものである。
本発明で用いる熱可塑性樹脂モノフィラメントとは、ナ
イロン6、ナイロン66、ナイロン6101ナイロン6
12、ナイロン11およびナイロン12などのポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートおよびブロックポリエーテルエステルなどのポ
リエステル、ポリエチレンおよびポリプロピレンなどの
ポリオレフィン、ポリ弗化ビリリデンおよびポリ塩化ビ
ニリデンなどのポリハロゲン化炭化水素およびこれらの
ポリマを主成分とする共重合体やポリマブレンドなどの
熱可塑性樹脂を通常の方法により溶融紡糸、延伸および
必要に応じて熱セットしてなる、直径が0.05〜3.
0mのモノフィラメントである。
次に本発明で用いるポリシロキサン系被覆剤および架橋
アクリル系被覆剤とは、上述したように、通常プラスチ
ック成形品のハードコート剤として用いられているもの
であり、具体的には、多官能シラン化合物、カーボンフ
ァンクショナルシランなどを組合せ、さらに触媒や添加
剤などを添加し、硬化してなるポリシロキサン系被覆剤
、ウレタン変性アクリレートに架橋成分、触媒、添加剤
などを添加し、硬化してなる架橋アクリル系被覆剤およ
びフェノキシエチルアクリレートなどのモノアクリレー
ト、ジエチレングリコールジアクリレートなどのジアク
リレート、トリメチロールプロパントリアクリレートな
どのトリアクリレートなどのモノマ・プレポリマに変性
成分を組合せ、ざらに触媒、添加剤などを添加し、硬化
してなる架橋アクリル系被覆剤などが挙げられる。
ただし、これらポリシロキサン系被覆剤および架橋アク
リル系被覆剤は、形成された被膜の硬度が、JIS  
K5400−1979 6.14の鉛筆引っかき試験に
準じて測定した鉛筆硬度が3H以上、とくに4日以上を
示すものを選択する必要がある。本発明において、鉛筆
硬度が3H未満の被膜を形成する場合には、被膜の耐久
性が劣り、効果の永続性に欠けるため好ましくない。
モノフィラメントに対する被膜の付与方法としては、前
記被覆剤を浸漬法、吹付法、塗付法などの方法により、
モノフィラメントの表面に付与した後、熱風、赤外線、
高周波などによる加熱方式あるいは紫外線照射などのよ
うな光エネルギ一方式などにより硬化あるいは架橋反応
する方法が挙げられる。
硬質被膜の厚みは0.1.〜50μ、とくに0゜5〜1
0μの範囲が好適であり、0.1μ未満では改質効果が
十分に発揮されず、また50μを越えると、モノフィラ
メントを折り曲げる際に被膜の破壊を招く場合があり、
好ましくない。
また硬質被膜は、必ずしもモノフィラメントの全表面に
付与される必要はなく、場合によっては、モノフィラメ
ント表面にランダムまたはアトランダムに被膜を点在さ
せたり、部分的に被膜を形成したりすることも可能であ
る。
かくしてなる本発明のモノフィラメントは、硬質被膜の
強度の耐久性がすぐれ、しかもたわみ抵抗力が高く、か
つ曲がりぐせがつきにくいというすぐれた特性を有して
いるため、とくに釣糸や漁網などの水産資材およびブラ
シ、ベルト布、フィルターなどの工業資材などの産業用
途に好適である。
以下に実施例を挙げて、本発明の効果をさらに説明する
(実施例1) 極限粘度が3.4のナイロン6を、孔径1.Omのノズ
ルを供えた溶融押出紡糸機に供し、溶融紡糸、冷却、5
.2倍に延伸、熱セットすることにより、直径0.24
Mのポリアミドモノフィラメントを得た。
このポリアミドモノフィラメントを、2対のローラの間
に脱脂・洗浄装置、被覆剤付与装置、熱風乾燥機および
紫外線照射装置を順次設置したモノフィラメントコーテ
ィング装置に供し、以下の被覆処理を行なった。
すなわち被覆剤付与装置に、日本錆化■装つレタンアク
リル樹脂系被覆剤“N5C−7106”を投入し、この
被覆剤付与装置、80’Cに温−した熱風乾燥機および
紫外線照射量80W/cmの紫外線照射装置に、モノフ
ィラメントを順次4m/分の通過速度で通過させること
により、膜厚2μの硬質被膜を付与した改質モノフィラ
メントを得た。
なおこの処理によって得られる被膜の鉛筆硬度は6日で
あった。
得られた表面改質モノフィラメントは、均一なコーティ
ング被膜を有しており、折り曲げても、被膜の剥離やク
ラックを全く生じなかった。
また未処理のモノフィラメントに比較して、腰が強く、
くせがつきにくいことから、釣糸のハリスとして好適な
特性を有している。
一方、上記で得た改質モノフィラメントを、長さ2.6
mの投釣り竿のリールに150m巻き取り、先端に市販
の15号ナス型おもりを取付けて、愛知県蒲郡市西浦町
の海岸において、50回の繰り返し投げ試験を行なった
その結果、繰り返し投げ試験前の改質モノフィラメント
の乾引張強ざは79.8Kff/miであったのに対し
、繰り返し投げ試験侵の先端部から5〜10mの個所の
乾引張強さは79.1g/−であり、強度低下率99.
5%と耐久性がすぐれていた。
また比較のため、硬質被膜を付与していないポリアミド
モノフィラメントの乾引張強ざは78、6Kff/mr
#、これを上記と同様の繰り返し投げ試験に供した後の
乾引張強ざは71.1Kg/miであり、強度低下率9
0.5%と耐久性の劣るも′ のであった。
(実施例2) 相対粘度が0.71のポリエチレンテレフタレートを、
孔径1.5mのノズルを供えた溶融押出紡糸機に供し、
溶融紡糸、冷却、5.7倍に延伸、0.9倍で弛緩熱セ
ットすることにより、直径0.48のポリエステルモノ
フィラメントを得た。
このポリエステルモノフィラメントを、実施例1と同様
のモノフィラメントコーティング装置に供し、以下の被
覆処理を行なった。
すなわち被覆剤付与装置に、日本錆化■製ポリシロキサ
ン系被覆剤“N5C−1271”を投入し、熱風乾燥機
の温度を180℃に設定すると共に、紫外線照射装置を
省略した以外は、実施例1と同様の条件で、膜厚7μの
硬質被膜を付与した改質モノフィラメントを得た。
なおこの処理によって得られた被膜の鉛筆硬度は8Hで
あった。
得られた表面改質モノフィラメントおよび比較のため硬
質被膜を付与していないモノフィラメントについて、以
下に述べる摩耗耐久性試験を行なった。
すなわちモノフィラメント先端に荷重1oogのおもり
をつけ、これを150ORPMで回転する直径60mの
セラミック製円筒に、三共精粉■製炭酸カルシウム粉末
“ニスカロン”#800の0.5%けんだく液を滴下し
ながら接触させた。
この結果、硬質被膜を付与していないモノフィラメント
は65分後に切断したが、本実施例で得た表面改質モノ
フィラメントは480分経過後であっても切断せず、摩
耗耐久性が大巾に改良されていた。
(比較例1) 武田薬品工業■製ポリウレタン系被覆剤“タケネート”
B−842Nとパタケラツク”UA−702配合品を被
覆剤として用いる以外は実施例2と同様にして、表面改
質ポリエステルモノフィラメントを得た。
ただしこの処理によって得た被膜の鉛筆硬度は2Hであ
った。
この改質モノフィラメントについて、実施例2と同様に
摩耗耐久性を評価した結果、60分で切断を生じ、改質
効果を認めることができなかった。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の改質モノフィラメントは
、被膜の強度の耐久性がすぐれ、しかもたわみ抵抗力が
高く、かつ曲がりぐせがつきにくいというすぐれた特性
を有しているため、とくに釣糸や漁網などの水産資材お
よびブラシ、ベルト布、フィルターなどの工業資材など
の産業用途に好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱可塑性樹脂モノフィラメントの表面に、ポリシロキサ
    ン系被覆剤および架橋アクリル系被覆剤から選ばれた、
    鉛筆硬度が3H以上の硬質被膜を付与してなることを特
    徴とする改質モノフィラメント。
JP61181884A 1986-08-04 1986-08-04 改質モノフイラメント Pending JPS6342976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61181884A JPS6342976A (ja) 1986-08-04 1986-08-04 改質モノフイラメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61181884A JPS6342976A (ja) 1986-08-04 1986-08-04 改質モノフイラメント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6342976A true JPS6342976A (ja) 1988-02-24

Family

ID=16108557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61181884A Pending JPS6342976A (ja) 1986-08-04 1986-08-04 改質モノフイラメント

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JP (1) JPS6342976A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6409621B1 (en) * 2000-05-12 2002-06-25 The Goodyear Tire & Rubber Company Power transmission belt
JP2018171043A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社サンライン 釣糸

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US6409621B1 (en) * 2000-05-12 2002-06-25 The Goodyear Tire & Rubber Company Power transmission belt
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