JPS6278276A - 複合紐状品 - Google Patents

複合紐状品

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JPS6278276A
JPS6278276A JP21179485A JP21179485A JPS6278276A JP S6278276 A JPS6278276 A JP S6278276A JP 21179485 A JP21179485 A JP 21179485A JP 21179485 A JP21179485 A JP 21179485A JP S6278276 A JPS6278276 A JP S6278276A
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JP
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polyurethane elastomer
resin
fibers
composite string
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JP21179485A
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常盤 真三郎
岩田 信孝
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TEIKOKU SANGYO KK
Original Assignee
TEIKOKU SANGYO KK
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高強度低伸度繊維紐状品の被覆複合紐状品、特
に本発明は高強度低伸度繊維の紐状品の耐屈曲疲労性、
耐摩耗性を改良した被覆複合紐状品に関する。
〔従来の技術〕
一般にアラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維等の高強度
低伸度繊維は、良好な熱安定性、高温および高湿下にお
ける強度の保持性を有し、寸法安定性にすぐれているた
め、これら繊維から作られた紐状品はワイヤーその他の
代替品として利用されている。
しかしながら上述した高強度低伸度繊維を、マルチフィ
ラメントの無撚糸、下撚した単糸およびこれら複数本か
らなる引揃え糸、撚糸、組紐あるいはこれらwi本から
なるコードあるいはローブ(以下これらを紐状品と称す
る)として使用するには、耐屈曲疲労性、耐摩耗性が劣
るという欠点を有していた。
かかる高強度低伸度繊維からなる紐状品の耐屈曲性およ
び耐摩耗性を改良した紐状品として、本発明者等は先に
ポリウレタンエラストマー樹脂で高強度低伸度繊維紐状
品を含浸せしめ、これを更に熱可塑性樹脂で被覆した複
合紐状品を見出し、特許出願した(昭和60年9月2日
付)0〔発明が解決しようとする問題点〕 上述した複合紐状品は、その耐屈曲疲労性および耐摩耗
性において非常に改良されているのであるが、本発明者
等は更に研究を続けた結果、上記改良された性質を有す
る紐状品の性質、特に耐屈曲疲労性を更に改良しうるこ
とを見出し本発明を完成した。
従って本発明の目的はポリウレタンエラストマー樹脂で
含浸した高強度低伸度繊維紐状品を熱可塑性樹脂で被覆
してなる複合紐状品の耐屈曲疲労性を更に改良した複合
紐状品を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は反応性プライマーで処理した後、ポリウレタン
エラストマー樹脂で含浸した高強度低伸度繊維紐状品を
熱可塑性樹脂で被覆してなる複合紐状品にある0 即ち1本発明は上述した先の出願の発明に係る複合紐状
品において1高強度低伸度繊維を反応性プライマーで処
理することによって一得られる複合紐状品の耐屈曲疲労
性か著しく改良しうることを見出したことに基づいてい
る。
本発明で使用する高強度低伸度繊維としては、アラミド
線維、炭素繊維、ガラス繊維かあり、本発明の紐状品は
これらの鉱雄の1種以上からなるマルチフィラメントの
無撚糸、下撚した単糸およびこれら俵数本からなる引揃
え糸、撚糸、組紐あるいはこれら複数本からなるフード
もしくはローブ等任意の形態(紐状品)であることがで
きる。
本発明で使用しつるアラミド繊維には、芳香族ポリアミ
ド、芳香族ポリエーテルアミド、芳香、族ポリサルファ
イドアミド、芳香族ポリスルホンアミド、芳香族ポリメ
チレンアミド1芳香族ポリクトンアミド、芳香族ポリア
ミンアミド、およびこれらの共重合体からなる繊維かあ
る0また本発明で使用しつる炭素繊維には・セルロース
、ポリアクリロニトリル)リグニン1石油系ピッチ等を
原料として作られた任意の炭素繊維がある。
また本発明で使用しうるガラス繊維には、無アルカリガ
ラス(ボロシリケートガラスよりなるEガラス)、含ア
ルカリガラス(ソーダライム系ガラスよりなる0ガラス
もしくはAガラス)よりなる線維、あるいは近時フンポ
ジット補強材として注目されているs−2ガラス繊維(
オーウエンス・フーニング社製)などがある。
これらの繊維はその2種以上を混合使用することもでき
る。
本発明によれば上述した高強度低伸度繊維紐状品を予め
反応性プライマーで処理するのである。
プライマー処理に使用しつるプライマーとしては、反応
性のエポキシ基を含有する化合物・またはイソシアネー
ト基を含有する化合物、あるいはシラン系もしくはチタ
ニウム系のカップリング剤がある。
上記反応性のエポキシ基含有化合物としては・ビスフェ
ノールAのジグリシジルエーテル、グリフールのジグリ
シジルエーテル1ポリオールのポリグリシジルエーテル
、あるいはフェノール・ノボラック型エポキシ誘導体、
テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、トリグリ
シジルメタアミンフェノール等があり、これらは適当な
溶媒例えは水、キシレン、トルエン1メチルエチルナト
ン(M’KK )等に溶解した溶液の形で使用するのが
有利である。上記エポキシ基含有化合物で処理するに当
っては、繊維への反応を促進するための助剤例えばアミ
ン系硬化剤、イミダゾール化合物、アンモニュウム塩を
加え、通常pH9〜13で処理するのが好ましい。
上記反応性イソシアネート基含有化合物としては、反応
性イソシアネート基を含有するポリウレタンエラストマ
ー樹脂かあり、有利にはイソシアネート基を樹脂中に5
〜20重叡%含有する化合物を使用する。上記ポリウレ
タンエラス)V−樹脂としては後述する含浸用ポリウレ
タンエラストマー松脂より適宜選択し1これらの分子中
に反応性イソシアネート基を含有するものを使用すると
よい。
上記シラン系カップリング剤としては)各拙ハロゲン化
アルキルシラン、あるいは芳香族アミノ官能性シラン、
またはアルキル置換シラン1またはこれらのアミン基、
ビニル基および/まメトキシシラン、T−(2−アミノ
エチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、T−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、T−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、T−アミノプロピルトリエトキ
シシラン等が使用できる。
上記チタニウム系カップリング剤としては、例えばアル
キルトリアルキロイルチタネート、アルキルトリス(ア
リルスルホニル)チタネート、テトラアルキルビス(ジ
アルキルピロホスフェート)チタネート−シアルキロイ
ルエチレンチタネート等を使用できる。
上述したシラン系あるいはチタニウム系カップリング剤
プライマーは特に力゛ラス繊維紐状品に対して有効であ
る。
処理に当っては上述したプライマーを溶媒に溶解し、通
常0,1〜15重量%、特に反応性エポキシ基またはイ
ソシアネート基含有化合物の場合には5〜15重猷%、
シラン系またはチタニウム系カップリング剤の場合には
01〜5重量%の濃度とし、温度20°Cで粘度500
0ape以下、好才しくは500 cps以下で使用す
るのが好ましい。
通常プライマーの付着量は紐状品線維の爪針に対し、不
揮発分として0.05〜10重組%、好ましくは0.1
〜8重M%とするとよい。
本発明によれば上述した如く反応性プライマー処理した
紐状品を、次いで後述するポリウレタンエラストマー樹
脂で含浸させる。
本発明で使用しつるポリウレタンエラストマー樹脂は熱
可塑性ポリウレタンエラストマー樹脂でもよく、また硬
化型ポリウレタンエラストマー樹脂であってもよい0か
かるポリウレタンエラストマー樹肥はポリイソシアネー
ト成分とポリオール成分との反応生成物であり・所望に
より、種々の架橋剤および架橋促進剤を使用することが
できる。
ポリイソシアネート成分としては4,4′−ジフェニル
メタンジイソシアネート、4.4′−ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネート、インホロンジイソシアネート
を使用でき、ポリオール成分としては、エチレングリコ
ール、1.4−ブチレングリコール、1.6−ヘキサン
ジオール、ポリ(エチレンアジペート)、ポリ(1゜4
−ブチレンアジペート)、ポリ(1,6−ヘキサンアジ
ペート)、ポリ−ε−カプロラクトン、ポリオキシテト
ラメチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール
、エチレレオキシド/プロピレンオキシド共重合体・テ
トラヒドロフラン/エチレンオキシド共重合体1テトラ
ヒドロ7ラン/プロピレンオキシド共重合体・ポリ(ジ
エチレンアジペート)、ポリ(プロピレンアジペート)
、ポリ(ヘキサメチレンアシヘート)、ポリ(ネオペン
チランアジベート)を使用できる。また所望によって使
用しうる架橋剤としてはエチレングリコール・I。
6−ヘキサンジオール、ビスヒドロキシエトキシグリコ
ールの如きグリコール系架橋剤、トリエチレンジアミン
、ペンタメチレンジエチレントリアミンの如きアミン系
架橋剤、含窒素多価アルコール、更にはイソシアネート
系架橋剤モ使用しうる。また所望によって使用しつる架
橋促進剤としては、トリエチレンジアミン、ビス(ジメ
チルアミノエチル)エーテルN N 、 N’−ジメチ
ルシクロヘキシルアミン、N、N−ジシクロヘキシルメ
チルアミン、トリエチルアミンノ如キアミン系架橋促進
剤、スタナトオクトエート、ジブチルチンジアセテート
、ジプチルチンジラウレート、ジブチルチンメルカプチ
ド、ジブチルチンチオカルボキシレート、ジブチルチン
ジアセテート、ジオクチルチンメルカプチド1ジオクチ
ルチンチオカルボキシレートの如き有機金属系架橋促進
剤かある。
上述した本発明で使用するポリウレタンエラストマー樹
脂は・有利には有撮溶g2.(または水系溶媒に溶解し
た溶液の形で含浸させるのが好ましい。使用しうる有択
溶婬としては、メチルエチルケトン(MKK ) 、ジ
メチルホルムアミド(DMF ) 、内′1酎エチル等
周知の溶媒を使用できる。
本発明で使用するポリウレタンエラストマー樹脂は、湿
度20°C1相対湿度65%で、フィルム成形物とした
ときの100%モジュラスが5〜50に9/cJ、好ま
しくは5〜30Kg/a!であるのが望ましい。100
%モジュラスが5 Kq/cLA未満になると、繊維の
集合性か悪くなり、屈曲により繊維間の摩擦が生じ、耐
屈曲疲労性が悪くなる、また50Ky/clを越えると
得られる紐状品が硬くなりすぎ、耐屈曲疲労性か劣るよ
うになる。
本発明によりポリウレタンエラストマー樹脂で紐状品を
含浸させるに当っては、不揮発分が2〜20重量%、好
ましくは5〜15重′M%とし、f!+1.度か温度2
0″Cで5000 ape以下、好ましくは500 c
psの溶液の形で使用するとよい。粘度が500 Q 
cpaを越えるとct脂浴溶液繊維間に含浸し獣り、特
に紐状品とした後含浸させた場合等にはその中心部に含
浸が充分に行なわれぬことがあるので好ましくない。含
浸が充分に行なわれぬとその剖(分での繊維間摩擦が生
じ、耐屈曲疲労性の改良か得られない。ポリウレタンエ
ラストマー樹脂の紐状品に対する何着Yは紐状品の高強
度低伸度粍;維に対して05〜20重4%、好ましくは
5〜15止縫%とするとよい。付着量か0.5重量%未
満であると、紐状品を構成する繊維が分離し易く、また
屈曲により繊維間の摩擦が生じ耐屈曲疲労性が悪くなる
、一方15重量%を越えると紐状品が硬くなりすき・耐
屈曲疲労性が劣るようになるので奸才しくない。
ポリウレタンエラストマー樹脂で高強度低伸度繊維から
なる紐状品を含浸するに肖っては、例えば前述した如き
マルチフィラメントの無撚糸、下撚した単糸およびこれ
らDi本からなる引揃え糸、撚糸、組紐あるいはこれら
複数本からなるフードあるいはローブをポリウレタンエ
ラストマー溶液に浸漬加圧し、充分に各WFA同に含浸
させた後、加熱キュアすればよい。
上述した如くしてポリウレタンエラストマー樹脂で含浸
した紐状品を本発明によれば次いで更に熱可塑性樹脂で
被歌するのである。この被覆に使用しうる熱可塑性樹脂
としてはポリウレタンエラストマー樹脂、ポリエステル
エラストマー樹脂、アイオノマーMIj脂、ポリアミド
樹脂等がある。上記ポリウレタンエラストマー樹脂とし
ては押出成形に使用しうる樹脂であれはよく、例えばエ
ラストラン(商品名二日本エラストラン社?!り、バン
デツクス(商品名二人日本インキ化学社!!り、タケラ
ック(Wp品名:武田薬品工業社製)等が使用できる。
ポリエステルエラストマー樹脂としては曲げ弾性率が小
さいものか好ましく、例えばハイトレル(商品名二乗し
令デュポン社製)等か使用できる。アイオノマー樹脂と
してはサーリン(商品名:デュポン社製)1ハイミラン
(商品名二三井・デュポン・ポリケミカル社製〕を使用
できる。ポリアミド樹脂としては曲げ弾性率の小さいナ
イロン12か適しており、ダイアミド(商品名:ダイセ
ル・ヒュルス社製)等を使用できる。
これらの熱可塑性樹脂で被覆を形成するに当っては一般
の電線被覆用押出成形機を用いることかできる。
上記熱可塑性樹脂の被伽を設ける理由は、上述した如く
ポリウレタンエラストマー樹脂M脂で含浸した紐状品の
粘着性が高く、また耐摩耗性に劣るため、その才までは
紐状品としての用途に供し得ないので上記被覆を設ける
のである。
被覆の厚さは通常0.1〜5+mとすればよく、ポリウ
レタンエラストマー樹脂含浸紐状品の直径によって、お
よび本発明による複合紐状品の用途に応じて適宜選択す
ればよい。
これら被覆相の熱可塑性樹脂は曲は弾性率か400〜1
5000 Kvloffの範囲のものか好ましく、40
0Kp/c++を未満であると、本発明による複合紐状
品としての用途によっては圧力が掛った状態で他に接着
する傾向があり、好ましくない1また] 5000Kq
/clを越えると、複合紐状品が硬くなりすぎ耐屈曲疲
労性が忠くなる。
本発明によれば、上述した如く、ポリウレタンエラスト
マー樹脂で含浸した紐状品を1熱可塑性樹脂で被覆する
前に、接着剤の層を付与するのが好ましい。なおこの接
着剤はポリウレタンエラストマー樹脂含浸溶液に混入し
てもよい。
かかる接着剤としては例えは反応性イソシアネート基を
有するポリウレタンエラストマー樹脂等が使用できる。
接着剤を本発明で使用するポリウレタンエラストマー樹
脂溶液に混入して、または接着剤層として使用したとき
には、これらを用いない場合に比し、耐屈曲疲労性が改
良される利点を有する。
〔作用〕
本発明により・高強度低伸度繊維紐状品を予め反応性プ
ライマーで処理し、次いでポリウレタンエラストマー樹
脂を含浸させ・熱可塑性樹脂で被覆することにより、各
構成繊維、即ち高強度低伸度繊維間の摩擦を減すること
ができ、反応性プライマー処理をせずにポリウレタンエ
ラストマー樹脂を含浸させ、熱可塑性樹脂で被覆させた
複合紐状品の耐屈曲疲労性を増強することができる。
〔実施例〕
以下に実施例および参考例を挙けて本発明を説明する。
下記実施例1〜4および参考例1〜4においては、アラ
ミド鯵維(デュポン社製、ケブラー49〕のマルチフィ
ラメント1420dに下撚100回/mをかけた単糸を
使用した。
また実施例5および参考例5および6においては、無ア
ルガラス(Eガラス)の長繊維撚糸IC0G 37 l
/2− I Sを上撚100回/飢かけた3本撚ストラ
ンドを使用した。
耐屈曲疲労試験AはJ工5G3535(航空機用ワイヤ
ローブ)の耐久試験機を使用し・ローラ径(D)の紐状
物径(d)に対する比、即ちD / aが25−、引張
力1.5にり、縁返し曲げ回数5000回の条件で行な
い、その後の破断強度を測定した0 耐屈曲疲労試験Bは第1図に示す試験機を用い、D /
 aが25、す1帰力1〜5 K9、往復数800回/
分の条件で破断までの繰返し曲げ回数を測定した。第1
図において、1は各実施例および参考例の披試験紐状物
(直径d)であり、2はローラー(直径D=254)で
あり、3は往復用プーリー(往m数soo回/分)であ
り、4はスプリングであり、これは往復用プーリーの往
復回転により1〜5 Kyの範囲で負荷を変化する。
耐席耗試験は第2図に示す試験機を用い、表面粗さ#2
00番のサンドグライダ−5を60回/分で左右に往復
させ、このとき3 K9の垂錘6をかけた状態で100
0回往復させた後の破断強度を測定した。第2図中7は
ガイドローラーである。
各実施例中部および百分量は他に特記せぬ限り爪E1に
よる。
実施例 1 上記アミド吠糺単糸を下記反応性プライマー処理液に2
0″Cで浸漬後、200@Cで2分間乾燥した。
反応性プライマー処理液 メチルエチルケトン       200部次に下記含
浸処理液に20°Cで浸漬後、60°Cの温度で5分間
加熱乾燥後、120″Cの温度で2分間加熱キュアし、
冷却し巻き取りをした。
含浸処理液 TM架橋剤(イソシアネート残412%)    5部
ジブチルチンジラウレート架橋促進剤      3部
酢酸エチル           200部トルエン 
           300部上記処理液は・それを
キャスティング法で別にフィルムに成形しS温度20°
C1相対湿度65%で測定したときの100%モジュラ
スは24にり/dであった。
上記含浸単糸を更に下記接着剤処理液に浸漬し、100
°Cの湿度で2分間加熱乾燥し、接着剤処理を行なった
接着剤処理液 湿気硬化型ポリウレタン接着剤 (不揮発分50%)             100
部メチルエチルケトン            900
部上述した如く処理した単糸の樹脂付着針は単糸に対し
て10,3%であった。これを下記熱可塑性ポリウレタ
ンエラストマー樹脂を用い、スクリュー径351III
、L/D=24、圧縮比3.0の押出成形機を用い、シ
リンダー各部の温度それぞれ150°C,165℃、1
75℃、ダイス部温度175°C,スクリュー回転数4
0 rpmで押出により被覆を形成した。扱゛覆の厚さ
は0,15順であった。
被覆樹脂 上述した如く作った複合紐状品の耐屈曲疲労試験Aおよ
びB1および耐摩耗試験の結果を表1に示す。
実施例 2 上記アラミド繊維単位を実施例1に記載した如く反応性
プライマー処理を行なった。
次いで接着剤を混合した下記含浸処理液を用いて、20
°Cで浸漬後、60°Cの温度で5分間加熱乾燥後、1
20°Cの温度で2分間加熱キュアし、巻き取った。
このときの樹脂の単糸への付着組は104%であった。
含浸処理液 TD工架橋剤(イソシアネート残基12%)    5
部ジブチルチンジラウレート架橋促進剤      3
部酢酸エチル           200部トルエン
             300部上述した如く含浸
処理した単糸を実施例1と同様に被覆処理を行なった。
被覆の厚さは0.15諭であった。
上述した如く作った複合紐状品の耐屈曲疲労試験Aおよ
びBおよび耐摩耗試験の結果を表1に示す。
実施例 3 上記単糸を実施例1に記載した如く反応性プライマー処
理を行なった。
次に実施例1と同様に含浸処理を行ない、次いで接着剤
処理をせずに被覆処理を行なって複合紐状品を作った。
この場合の樹脂の単糸への付着量は9.7%であった。
被覆の厚さは0.15閣であった。
上述した如く作った知合紐状品の耐屈曲疲労試験Aおよ
びB、および耐摩耗試験の結果を表1に示す。
実施例 4 上記アラミド繊維単糸を下記反応性プライマー処理液で
20°Cで浸漬後、240℃で2分間乾燥した。
反応性プライマー処理液 グリセロールジグリシジルエーテル       3部
10%苛性ソーダ水溶液           03部
水                        
 967部次に実施例1と同様に含浸処理、接着剤処理
および被覆処理を行なった。このとき被覆前の樹脂付着
量は10.0%であった。
上述した如く作った複合紐状品の耐屈曲疲労試験Aおよ
びBおよび耐摩耗試験の結果を表1に示す。
以下に比較のため参考例1〜4を示す。これらについて
の耐屈曲疲労試験AおよびB1および耐M社試験の結果
を表1に示す。
参考@ 1 上記単糸を無処理のまま耐屈曲疲労試験AおよびB・お
よび耐踏耗試験をした。
参考例 2 実施例1において反応性プライマー処理をぜずに、含浸
処理、接着剤処理および被覆処理を行なった。被覆の厚
さは015にであった。このときの被覆前の樹脂の付着
量は9,2%であった。
参考例 3 実施例2において反応性プライマー処理をせすに、含浸
処理および被擬処即を行なった。このときの被覆前の樹
脂の付着量は9.6%であった。
参考例 4 実施例3において反応性プライマー処理をせすに、含浸
処理および被覆処理を行なった。このときの被覆前の樹
脂の付着量は8.3%であった。
実施例 5 前述したガラス3本撚ストランドを下記反応性プライマ
ー処理液に20°Cで浸漬後1120°Cで2分間乾燥
した。
反応性プライマー処理液 ポリビニルアルコール              2
部水                       
  975部次に実施例1と同様に含浸処理、接着剤処
理、および被覆処理を行なった。このときの被覆前の樹
脂付着量は9.8%であった。
上述した如く作った複合紐状品の耐屈曲疲労試験Aおよ
びB1および耐摩耗試験の結果を表2に示す。
参考例 5 上記ガラス3本撚ストランドを無処理のまま耐屈曲疲労
試験AおよびB1および耐摩耗試験を行なった。その結
果を表2に示す。
参考例 6 実施例5において、反応性プライマー処理をせずに含浸
処理、接着剤処理および被覆処理のみを行なった。この
ときの被覆前の樹脂付着量は9.7%であった。
上述した如く作った複合紐状品の耐屈曲疲労試験Aおよ
びB1および耐摩耗試験の結果を表2に示す。
〔発明の効果〕
本発明により、紐状品を予め反応性プライマー処理し、
次いでポリウレタンエラストマー樹脂を含浸し、熱可塑
性樹脂で被覆した複合紐状品は、反応性プライマー処理
せずに1他の処理は同じにした複合紐状品に比して耐屈
曲疲労性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は耐屈曲疲労試験Bの試験機の説明図、第2図は
耐摩耗試験機の説明図である。 1は被試験紐状物、2はローラー、3は往復用プーリー
、4はスプリング、5はサンドグラインダー、6は本件
、7はガイドローラー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、反応性プライマーで処理した後、ポリウレタンエラ
    ストマー樹脂で含浸した高強度低伸度繊維紐状品を熱可
    塑性樹脂で被覆してなる複合紐状品。 2、高強度低伸度繊維がアラミド繊維、炭素繊維および
    ガラス繊維からなる群から選択した1種以上の繊維であ
    る特許請求の範囲第1項記載の複合紐状品。 3、反応性プライマーが反応性のエポキシ基含有化合物
    、イソシアネート基含有化合物、またはシラン系もしく
    はチタニウム系カップリング剤である特許請求の範囲第
    1項記載の複合紐状品。 4、反応性プライマーの付着量が被処理高強度繊維に対
    して0.05〜10重量%である特許請求の範囲第1項
    または第3項記載の複合紐状品。 5、ポリウレタンエラストマー樹脂が、熱可塑性または
    硬化型のポリウレタンエラストマー樹脂であり、温度2
    0℃、相対湿度65%で、フィルム成形物としての10
    0%モジユラスが5〜50kg/cm^2である特許請
    求の範囲第1項記載の複合紐状品。 6、ポリウレタンエラストマー樹脂の付着量が被処理高
    強度低伸度繊維に対して0.5〜20重量%である特許
    請求の範囲第1項または第5項記載の複合紐状品。 7、熱可塑性樹脂がポリウレタンエラストマー、ポリエ
    ステルエラストマー、アイオノマーまたはポリアミド樹
    脂である特許請求の範囲第1項記載の複合紐状品。 8、熱可塑性樹脂の曲げ弾性率が400〜15000K
    g/cm^2である特許請求の範囲第1項または第7項
    記載の複合紐状品。9、ポリウレタンエラストマー樹脂
    含浸紐状品と熱可塑性樹脂被覆の間に接着剤層を設けた
    特許請求の範囲第1項〜第8項の何れか一つに記載の複
    合紐状品。
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