JPS6342828Y2 - - Google Patents

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JPS6342828Y2
JPS6342828Y2 JP5547485U JP5547485U JPS6342828Y2 JP S6342828 Y2 JPS6342828 Y2 JP S6342828Y2 JP 5547485 U JP5547485 U JP 5547485U JP 5547485 U JP5547485 U JP 5547485U JP S6342828 Y2 JPS6342828 Y2 JP S6342828Y2
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JP
Japan
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resin plate
container
resin
container body
buffer substrate
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JP5547485U
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JPS61172534U (ja
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Priority to JP5547485U priority Critical patent/JPS6342828Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は製図用具などの用具収納容器、さら
に詳しくは用具の緩衝基板が容器内部に嵌装され
ている用具収納容器に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の用具収納容器は、例えば第3図
に示すように、容器本体11に蓋12が開閉自在
に取付けられ、容器本体11内部に用具のメス型
13が形成された緩衝基板14が嵌装されてい
る。
用具緩衝基板14は発泡合成樹脂板15から形
成され、該樹脂板15の外形寸法は、第4図に示
すように、その縦横寸法が容器本体11の開口周
縁の寸法にほぼ等しい寸法の平板状六面体に形成
されている。容器本体11の形状は、見栄えをよ
くするために通常は、その底面周縁部16が所定
の曲面に形成されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の用具収納容器
においては、第4図から判るように、緩衝基板1
4すなわち平板状の発泡合成樹脂板15が容器本
体11内に嵌装されると、樹脂板15の下部が容
器本体11の底面周縁部16に圧接し変形される
ので、樹脂板15の下部に斜上向きの圧縮応力F
が発生し、これにより樹脂板15の中央部には上
向きの内部応力F′が発生する。このため、樹脂板
15が変形してその中央部分が容器本体11から
膨出し、これと同時に容器本体11の開口周縁と
の間に隙間17が発生されるという欠点があつ
た。あるいは甚だしい場合には、樹脂板15すな
わち緩衝基板14が容器本体11から跳び出して
しまうという欠点があつた。
このような欠点を解決するため、従来は第5図
に示すように、樹脂板15の底面周縁部15′を
容器本体11の底面周縁部16に合せて面取り切
除することが行なわれて来た。このようにすれ
ば、樹脂板15の下部に発生する圧縮応力Fが減
少ないし除去され且つ圧縮応力の作用方向も水平
方向に近づくので、内部応力F′が減少し、前述し
たような樹脂板15の膨出や容器周縁との間の隙
間の発生が防止される。しかしながら、このよう
な方法においては、樹脂板15が軟らかい弾性体
で形成されているため、前述した底面周縁部1
5′の面取り作業が容易でなく多大の手間を要し、
このため製造価格が上昇するという別の欠点をと
もなうものであつた。また、このように面取り作
業が難しいため均一な切除が行なわれず、往々に
して第5図に鎖線で示したように樹脂板15の中
央部分が僅かながら膨出してしまうことがあつ
た。
(問題点を解決するための手段) したがつて、この考案の目的は、緩衝基板の整
形のための面取り作業を要せず、しかも緩衝基板
を容器本体内の所定の位置に正確且つ確実に装着
できる用具収納容器を提供することにあり、この
目的を達成するため、この考案の用具収納容器
は、容器の少なくとも底面周縁部が曲面に形成さ
れ、該容器の内部に用具緩衝基板が嵌装されてい
る用具収納容器において、前記緩衝基板は複数枚
の発泡合成樹脂板が積層された積層板から形成さ
れ、前記樹脂板のそれぞれの物理的強度は上層の
樹脂板から下層の樹脂板へと順次てい減されるよ
うに構成されている。
これにより、緩衝基板を形成する各発泡合成樹
脂板に発生する圧縮応力が消滅あるいは減少さ
れ、しかもその作用方向もほぼ水平方向になり、
したがつて緩衝基板を膨出させようとする上向き
の内部応力が無視できる程度にまで減少される。
(実施例) 以下、この考案を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、この考案による用具収納容器の一実
施例の要部縦断面図、第2図は第1図とは別の実
施例の要部縦断面図である。
第1図において、緩衝基板2を形成する積層板
3は2枚の発泡合成樹脂板31,32を接着あるい
は融着により積層して形成されている。上層の樹
脂板31の圧縮強さ、曲げ強さなどの物理的強度
は下層の樹脂板32のそれ等より大きく設定され
ている。
このような積層板3すなわち緩衝基板2を容器
本体1内に圧挿すると、上層の樹脂板31にも僅
かな圧縮応力Fが発生するが、その大きさは無視
できる程度で積層板3の膨出に関して影響を与え
るようなことはない。一方、下層の樹脂板32
容器本体1の底面周縁部4に押接し大きな圧縮変
位置が発生するので、ある程度の大きさの圧縮応
力Fが発生するが、前述したように樹脂板32
圧縮強さは低く設定されているので、前述圧縮応
力Fの大きさも比較的小さく、且つ応力の作用方
向もほぼ水平方向になる。このため、内部応力
F′の発生は極めて小さい値に押えられる。さら
に、仮りに前記内部応力F′によつて樹脂板32
膨出しようとしても、この膨出しようとする力は
比較的曲げ強さの強い上層の樹脂31によつて容
易に制止される。このようにして、緩衝基板2の
膨出ならびに開口周縁に発生する隙間が完全に防
止される。
なおここで、上層の樹脂板31の材料としては、
例えば気泡倍率15以下で独立気泡のいわゆる硬質
の低発泡ポリエチレンなどが、下層の樹脂板32
の材料としては、例えば気泡倍率30以上で連続ま
たは独立気泡のいわゆる軟質の高発泡ポリエチレ
ンまたはウレタンフオーム類などが好適である。
また、下層の樹脂板32の下面にメス型開口を
閉塞する薄いパツトを貼布しても良く、この場合
パツトは薄いので緩衝基板2の膨出には何等影響
を及ぼすことがなく、このようにすれば、用具を
用具メス型に収納するとき用具が直接容器本体1
の底面に落下し異音を発生するなどの不都合が防
止される。
次に、第2図においては、緩衝基板2を形成す
る積層板3は3枚の発泡合成樹脂板31,32,3
から形成され、これらの樹脂板31,32,33
それぞれの圧縮強さなどの物理的強度は最上層の
樹脂板31から順次樹脂板32,33へと低減する
ように設定されている。このような構成において
は、最上層の樹脂板31には殆んど内部応力が発
生せず、また中間ならびに最下層の樹脂板32
3においてもそれらの内部応力F,Fは極めて
小さく、緩衝基板2の膨出に関しては何等影響を
及ぼすことがない。
なお、樹脂板の枚数ならびにそれぞれの性状は
容器本体の形状あるいは深さに対応して適宜に設
定することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案の用具収納容器
は、容器本体内に嵌装される用具緩衝基板を複数
枚の発泡合成樹脂板を積層した積層板から形成
し、これら樹脂板のそれぞれの圧縮強さなどの物
理的強度を上層の樹脂板から下層の樹脂板へと順
次てい減させることにより、緩衝基板内部に発生
する緩衝基板を膨出させようとする内部応力を抑
制するようにしたものであるから、従来のように
緩衝基板の外形形状を容器本体の内面形状に合せ
て面取り整形する面倒な工作作業が不要となり、
したがつて、収納容器全体の製造価格を大巾に低
減することができる効果がある。さらに、前記樹
脂板の枚数ならびに性状は容器本体の内面形状に
合せて任意、適宜に選定することができるので、
緩衝基板がいかなる形状の容器に対しても確実且
つ正確に装着され、見栄えのよい商品価値の高い
収納用具を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による用具収納容器の一実施
例の要部縦断面図、第2図は全じく第1図とは別
の実施例の要部縦断面図、第3図は用具収納容器
の全体斜視図、第4図は用具収納容器の従来例の
要部縦断面図、第5図は第4図とは別の従来例の
要部縦断面図である。 1……容器本体、2……緩衝基板、3……積層
板、31,32……発泡合成樹脂板、4……底面周
縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器の少なくとも底面周縁部が曲面に形成さ
    れ、該容器の内部に用具緩衝基板が嵌装されてい
    る用具収納容器において、前記緩衝基板は複数枚
    の発泡合成樹脂板が積層された積層板から形成さ
    れ、前記樹脂板のそれぞれの物理的強度は上層の
    樹脂板から下層の樹脂板へと順次てい減されてい
    る用具収納容器。
JP5547485U 1985-04-16 1985-04-16 Expired JPS6342828Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5547485U JPS6342828Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5547485U JPS6342828Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61172534U JPS61172534U (ja) 1986-10-27
JPS6342828Y2 true JPS6342828Y2 (ja) 1988-11-09

Family

ID=30578182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5547485U Expired JPS6342828Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

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JP (1) JPS6342828Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61172534U (ja) 1986-10-27

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