JPS6342630B2 - - Google Patents

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JPS6342630B2
JPS6342630B2 JP12941381A JP12941381A JPS6342630B2 JP S6342630 B2 JPS6342630 B2 JP S6342630B2 JP 12941381 A JP12941381 A JP 12941381A JP 12941381 A JP12941381 A JP 12941381A JP S6342630 B2 JPS6342630 B2 JP S6342630B2
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JP
Japan
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acid
group
formula
dithiophosphoric
dithiophosphoric acid
Prior art date
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Application number
JP12941381A
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English (en)
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JPS5832888A (ja
Inventor
Shukichi Nabekawa
Koichi Takahashi
Itaru Ootsubo
Shuji Oota
Michinori Hashimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はジチオリン酸の改良製造方法に関する
ものである。具体的にはヒドロキシ化合物と五二
硫化リンを反応させてジチオリン酸を製造する際
にホスホニウム塩を触媒として存在させて反応を
行うことから成立するものである。 従来、式ROHまたはR1OH(式中R,R1はそれ
ぞれ炭化水素基または置換炭化水素基を示す)で
示されるヒドロキシ化合物を五二硫化リンと反応
させることにより式
【式】で表わされる ジチオリン酸を製造する方法は周知である。 しかし、上記反応を従来行われているように無
触媒で行うと、反応速度が遅く、またヒドロキシ
化合物のROHまたはR1OHとしてメチルアルコ
ール、エチルアルコール等の低級アルコールを用
いた場合には副反応生成物が多量に生成して製品
の純度、及び収率が低下する。一方ヒドロキシ化
合物のROHまたはR1OHにオクチルアルコール
等の炭素数の多い高級アルコール、又はフエノー
ル、クレゾール、キシレール等の芳香族系のヒド
ロキシ化合物を用いると、反応速度が著るしく低
下するために、反応温度を高温にして長時間反応
させなければならない欠点があつた。 従つて、反応を促進するために触媒を使用する
方法、例えば触媒としてアミン、ラクタムを用い
てジチオリン酸を合成する方法があるが、これら
の触媒を使用するとジチオリン酸を塩素化して農
薬中間体として重要なジアルキルチオリン酸クロ
ライドを合成する場合の原料とした場合、副反応
の進行が大きくなり、収率を低下させる欠点があ
つた。 本発明は、このような従来技術の欠点を克服す
るために鋭意研究を行つた結果、ジチオリン酸の
製造において、ヒドロキシ化合物を五二硫化リン
と反応させる際に、触媒として特定のホスホニウ
ム塩を存在させることにより、反応温度を低下さ
せ、反応時間を短縮し、さらに高純度の製品を高
収率で得られることを知見し本発明の完成に至つ
たものである。 即ち、本発明は式
【式】(式中R,R1 はそれぞれ炭化水素基または置換炭化水素基を示
す。)で表わされるジチオリン酸を式ROHまたは
R1OH(式中R,R1は前記意義を示す。)で表わさ
れる少なくとも一つのヒドロキシ化合物と五二硫
化リンより製造するにあたり、式〔R2 4P〕X(式
中R2は同種または異種のアルキル基、アリール
基、アルケニル基、置換アルキル基、置換アリー
ル基、置換アルケニル基、水素原子を示し、Xは
1価の陰性原子または基を示す。)で表わされる
ホスホニウム塩の存在下で反応させることを特徴
とするジチオリン酸の改良製造方法である。 本発明のジオチリン酸の製造のために用いられ
るROH又はR1OHで示されるヒドロキシ化合物
としては、R及びR1は炭化水素基及び置換炭化
水素基を示すものであるが、一般的にはアルキル
基、シクロアルキル基、置換シクロアルキル基、
アリール基、アリールアルキル基、アルコキシア
ルキル基、アルコキシアリール基、ハロアルキル
基、ハロアリール基、ニトロアリール基等が挙げ
られる。このようなヒドロキシ化合物を具体的に
示すと、フエノール、ハレドロキノン、クレゾー
ル、キシレノール、ヒドロキシジフエニル、ベン
ジルフエノール、フエニルエチルフエノール、メ
チルヒドロキシジフエニル、αおよびβナフトー
ル、αおよびβ―メチルナフトール、ベンジルナ
フトール、アンスラノール、フエニルメチルナフ
トール、フエナンスロール、アニソール、クロロ
フエノール、オクチルアルコール、シクロヘキサ
ノール、2―エチルヘキサノール、イソプロパノ
ール、n―プロパノール、メタノール、エタノー
ル、ブタノール、メチルシクロヘキサノール、シ
クロヘプタノール、シクロペンタノール、2,4
―ジアミルフエノキシフエノール、イソアミルア
ルコール、オレイルアルコール、ドデカノール、
ラウリルアルコール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、オクチルフエノキシエタノー
ル、ネオペンチルアルコール、イソヘキシルアル
コール、2,3―ジメチルブタノール―1、n―
ヘプタノール、ジイソプロピルカルビノール、グ
リセリン、ジエチレングリコール、カプリルアル
コール、ノニルフエノール、デシルフエノール等
がある。 一般的には、R及びR1の炭素原子数は1〜100
個の範囲のものであり、通常は炭素原子数1〜30
個の範囲のものが用いられる。さらに、これらの
ヒドロキシ化合物は2種以上の混合物である混合
ヒドロキシ化合物を使用することもでき、又ヒド
ロキシ化合物はモノヒドロキシ化合物のみでな
く、ジ、トリ、テトラ及び他のポリヒドロキシ化
合物を用いることもできる。 次に本発明のジチオリン酸の改良製造方法に使
用される触媒は次に挙げるホスホニウム塩が用い
られる。即ち、一般式〔R2 4P〕Xで示されるホ
スホニウム塩であり、式中4個のR2は同種また
は異種のアルキル基、アリール基、アルケニル
基、置換アルキル基、置換アリール基、置換アル
ケニル基、水素原子を示し、Xは陰性原子または
基を示す。これらのホスホニウム塩の中で好まし
くは、一般式〔R3 4P〕Xで表わされた4級ホス
ホニウム化合物であり、式中4個のR3はそれぞ
れ鎖状もしくは環状のアルキル基(好ましくは
C1〜C20)、アリール基(好ましくかC6〜C10)、ア
ルケニル基(好ましくはC2〜C20)、およびシアノ
基、水酸基あるいはカルボニル基置換アルキル基
(好ましくはC1〜C20)の異種または同種の置換基
からなり、Xは水酸基、またはハロゲン化水素、
硝酸、リン酸、次亜リン酸等の無機酸もしくはカ
ルボン酸、リン酸、ホスホン酸、スルホン酸等の
有機酸から生じるアニオンを示すものであり、こ
れ等の4級ホスホニウム塩の一種又は二種以上か
らなるものである。 上記一般式で表わされる4級ホスホニウム塩の
うちR2,R3およびXは必ずしもこれらのみに限
定されるものではない。しかし製造、精製の容易
性、経剤性、触媒としての活性、安定性等の観点
からみて最も実用的だと伝える。 本発明の方法に於ける代表的な4級ホスホニウ
ム塩の具体例を示すと、トリエチルベンジルホス
ホニウムクロライド、トリエチルドデシルホスホ
ニウムクロライド、テトラブチルホスホニウムク
ロライド、テトラブチルホスホニウムブロマイ
ド、テトラブチルホスホニウムヨーダイド、硝酸
テトラブチルホスホニウム、硫酸テトラブチルホ
スホニウム、テトラブチルホスホニウム―0,
0′―ジ―2―エチルヘキシルホスフエート、テト
ラブチルホスホニウム0,0′―ジエチルジチオホ
スフエート、テトラブチルホスホニウム0,0′―
ジイソプロピルジチオホスフエート、テトラブチ
ルホスホニウム0,0′―ジ―n―プロピルジチオ
ホスフエート、テトラブチルホスホニウム0,
0′―ジ―n―プロピルチオホスフエート、テトラ
ブチルホスホニウム0,0′―ジトリルジチオホス
フエート、テトラブチルホスホニウム―アセテー
ト、トリブチルベンジルホスホニウムクロライ
ド、トリブチルメチルホスホニウムヨーダイド、
トリブチルヘキサデシルホスホニウムブロマイ
ド、トリス(2―シアノエチル)ブチルホスホニ
ウムブロマイド、トリス(2―シアノエチル)ア
リールホスホニウムクロライド、トリス(2―シ
アノエチル)ベンジルホスホニウムクロライド、
トリス(2―シアノエチル)フエナシルホスホニ
ウムクロライド、テトラキス(2―シアノエチ
ル)ホスホニウムクロライド、トリス(2―シア
ノエチル)2―カルベトキシエチルホスホニウム
ブロマイド、トリフエニルメチルホスホニウムヨ
ーダイド、トリフエニルブチルホスホニウムブロ
マイド、が挙げられる。 又、有効な触媒使用量は、他の反応条件によつ
て変動するが、通常は反応に使用する五二硫化リ
ンに対して0.05〜15重量%であり、好ましくは
0.1〜30重量%である。本発明の触媒は反応系に
使用した場合如何なる機構に基づいて作用するか
不明であるが、特定量を添加することにより反応
速度を促進し、高収率のジチオリン酸を得ること
が出来るのである。触媒使用量が0.05重量%以下
では、反応系の活性化が低く、反応速度が遅いた
め所期の効果果を得ることはできず、又15重量%
以上では、使用量の割に反応活性化の効果がなく
不経済であるばかりか、不純物の増加につなが
る。 反応温度は原料のヒドロキシ化合物の種類によ
り異るが、通常20〜200℃である。 反応時間は原料のヒドロキシ化合物と反応温度
により変動するが、通常0.2〜20時間で完了する。 本発明のジチオリン酸の製造に使用される五二
硫化リンとヒドロキシ化合物の反応モル比は、五
二硫化リン1モルに対してヒドロキシ化合物4モ
ル乃至は10%過剰量を用いて反応を行うが、特に
ジチオリン酸を浮遊選鉱剤の製造原料として利用
する目的の場合には、10%以上の過剰量のヒドロ
キシ化合物を用いることもある。 反応系に使用する溶剤は通常のパラフイン系炭
化水素、芳香族系炭化水素、ハロゲン化炭化水素
等、或いはケロシン、リグロイン等の石油系溶剤
等の五二硫化リンやヒドロキシ化合物と反応しな
い化合物であれば、如何なるものでも良く、また
反応条件によつては特に使用しなくても良い。 次に本発明の効果を触媒を使用しない従来法と
対比して列挙する。 1 反応温度を従来法に対して30〜60℃低下させ
ることが出来る。 2 反応時間を従来法に対して1/2〜1/10に短縮
することが出来る。 3 原料としてメチルアルコール、エチルアルコ
ール、プロピルアルコール等の低級アルキル基
からなるヒドロキシ化合物を用いた場合、純度
および収率を5〜15%向上することができる。 4 ジチオリン酸を塩素化してジアルキルチオリ
ン酸クロライドを合成する場合、アミン、カプ
ロラクタム、尿素等の触媒を用いた場合に起こ
る副反応が比較的少ない。 以上の点より本発明はジチオリン酸を製造する
に際し、エネルギーの節約、原価の低下、生産能
力の向上を計ることができ、特に原料として低級
アルキル基を有するヒドロキシ化合物を用いて製
造したジチオリン酸は農薬原料となるために高純
度、高収率の製品が得られることは本発明の大き
なメリツトである。 又本発明により得られたジチオリン酸は多くの
有用な化合物を合成するための中間体の合成原料
となり、特に農薬原料、浮遊選鉱剤の生産、潤滑
油添加剤等として広い用途がある。次に本発明を
実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。 実施例 1 温度計、コンデンサー、滴下ロート、撹拌機の
付いた四つ口フラスコに硫化リン22.2gとトルエ
ン20g、更に触媒としてテトラブチルホスホニウ
ムヨーダイド0.22gを添加し、60℃に加熱撹拌し
ながら、エチルアルコール18.4gを滴下する。滴
下終了後60℃で1.5時間反応を行い、冷却する。
反応液をロータリーエバポレーターでトルエンを
減圧回収し、0,0―ジエチルジチオリン酸37.2
gを得た。ガスクロマトグラフで分析した所純度
92.1%収率92.1%(硫化リン基準)であつた。 比較例 1 実施例1と同じ装置を用いて、硫化リン22.2g
とトルエン20gを入れ、80℃に加熱撹拌しながら
エチルアルコール18.9gを15分間で滴下する。滴
下終了後80℃に保ちながら、2時間反応を行い、
冷却する。冷却後、反応液をロータリーエバポレ
ーターでトルエンを減圧回収し0,0―ジエチル
ジチオリン酸36.5gを得た。これをガスクロマト
グラフで分析した所、純度81.5%収率80.0%(硫
化リン基準)であつた。 実施例1と比較例1の対比より、触媒を使用す
ることにより、反応温度の低下、反応時間の短
縮、更に純度と収率を向上させることができた。 実施例 2 実施例1と同様の方法により、第1表に示す反
応条件で、ヒドロキシ化合物としてメタノール、
触媒にテトラブチルホスホニウム0,0′―ジメチ
ルジチオホスフエートを用いて、0,0′―ジメチ
ルジチオリン酸を得た結果を第1表に示した。 比較例 2 実施例2の方法において、触媒を使用しない場
合の結果を第1表に示した。 実施例 3 実施例1と同様の方法により第1表に示す反応
条件でヒドロキシ化合物としてn―プロパノー
ル、触媒としてテトラブチルホスホニウム0,
0′―ジ―n―プロピルジチオホスフエートを用い
て0,0′―n―プロピルジチオリン酸を得た結果
を第1表に示した。 比較例 3 実施例3の方法において触媒を使用しない場合
の結果を第1表に示した。
【表】
【表】 実施例2,3と比較例2,3の対比より、触媒
を使用することにより製品の純度、および収率を
向上させることが明らかである。 実施例 4 温度計、冷却器、撹拌器の付いた四ツ口フラス
コに硫化リン22.2gとm―クレゾール43.3g更に
触媒として、トリブチルベンジルホスホニウムブ
ロマイド0.11gを添加し、80℃に加熱撹拌した所
激しく硫化水素ガスを発生して、硫化リンが、1
時間で殆ど無くなつた。更に1時間80℃で熟成を
行い、0,0―ジ―m―トリルジチオリン酸61.9
gが得られた。収率99.7%である。分析結果を第
2表に示す。 比較例 4 温度計、冷却器、撹拌器の付いた四ツ口フラス
コに、硫化リン22.2gとm―クレゾール43.3gを
入れ80℃に加熱撹拌する。10時間経過しても大部
分の硫化リンが未反応で回収された。 上記と同様の実験を110℃で行つたが硫化リン
が反応して完全に無くなるまでに13時間を必要と
した。得られた0,0′ジ―m―トリルジチオリン
酸の分析結果を第2表に示す。 比較例 5 比較例4と同様の実験を130℃で行つた所、硫
化リンが反応により完全に無くなるまでに4時間
を必要とした。得られた製品の分析結果を第2表
に示す。
【表】 実施例 5〜25 実施例1と同様の方法により、第3表に示すヒ
ドロキシ化合物、および触媒を用いて反応を行つ
た結果を第3表に示した。
【表】
【表】
【表】 但し、表中の触媒A〜Uを下記に示す。 A…テトラブチルホスホニウム00′―ジ―i―プ
ロピルジチオホスフエート B…テトラブチルホスホニウムブロマイド C…テトラブチルホスホニウムヨーダイド D…硝酸テトラブチルホスホニウム E…トリエチルベンジルホスホニウムクロライド F…テトラキス(2―シアノエチル)ホスホニウ
ムクロライド G…テトラエチルホスホニウムクロライド H…トリフエニルブチルホスホニウムブロマイド I…トリエチルベンジルホスホニウムクロライド J…硫酸テトラブチルホスホニウム K…テトラブチルホスホニウム00′ジオクチルホ
スフエート L…テトラブチルホスホニウム00′―ジ―n―プ
ロピルチオホスフエート M…テトラブチルホスホニウムアセテート N…トリブチルメチルホスホニウムヨーダイド O…トリブチルオクタデシルホスホニウムブロマ
イド P…トリス(2―シアノエチル)ブチルホスホニ
ウムブロマイド Q…トリス(2―シアノエチル)アリールホスホ
ニウムクロライド R…トリス(2―シアノエチル)ベンジルホスホ
ニウムクロライド S…トリス(2―シアノエチル)2―カルベトキ
シエチルブロマイド T…トリフエニルメチルホスホニウムヨーダイ U…テトラキスヒドロキシメチルホスホニウムク
ロライド 実施例 26 ジチオリン酸の製造方法において、触媒として
本発明のホスホニウム塩とアミン、カプロラクタ
ムを用いた場合の反応性の比較を示す。 実施例1の装置を用いて硫化リン36gに各触媒
を硫化リンに対して1重量%(0.36g)を添加し
て、イソプロピルアルコール100mlと混合し、そ
の反応熱による温度上昇速度を測定した結果を第
4表に示す。
【表】 以上の結果から本発明のホスホニウム塩はラク
タム、あるいはトリエチルアミンと同等もしくは
それ以上の反応性が有ることが明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式【式】(式中R,R′はそれぞれ炭 化水素基または置換炭化水素基を示す。)で表わ
    されるジチオリン酸を式ROHまたはR1OH(式中
    R,R1は前記意義を示す。)で表わされる少なく
    とも一つのヒドロキシ化合物と五二硫化リンより
    製造するにあたり、式〔R2 4P〕X(式中R2は同種
    または異種のアルキル基、アリール基、アルケニ
    ル基、置換アルキル基、置換アリール基、置換ア
    ルケニル基、水素原子を示し、Xは1価の陰性原
    子または基を示す。)で表わされるホスホニウム
    塩の存在下で反応させることを特徴とするジチオ
    リン酸の改良製造方法。 2 ホスホニウム塩が式〔R3 4P〕X(式中R3は同
    種または異種の鎖状または環状のアルキル基、ア
    リール基、アルケニル基およびシアノ基・水酸基
    あるいはカルボニル基で置換したアルキル基を示
    し、Xは水酸基またはハロゲン化水素、硝酸・リ
    ン酸・次亜リン酸等の無機酸もしくはカルボン
    酸・リン酸・ホスホン酸、スルホン酸等の有機酸
    から生じるアニオンを示す。)で表わされる第4
    級ホスホニウム塩の一種又は二種以上である特許
    請求の範囲第1項記載のジチオリン酸の改良製造
    方法。 3 ホスホニウム塩を五二硫化リンに対して0.05
    〜15重量%存在させる特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載のジチオリン酸の改良製造方法。
JP12941381A 1981-08-20 1981-08-20 ジチオリン酸の改良製造方法 Granted JPS5832888A (ja)

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