JPS6342018A - 磁気ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は固定磁気ディスク装置に使用する磁気ヘッド
、特に、その形状及び材料に関するものである。

（従来の技術） 従来のこの種の装置としては第２図に示すものがあった
。第２図は従来の磁気ヘッドの構成及びその動作状態を
示す立面図であり、図において（１）はスライダーであ
り通常材料はＡｔ２０３ＴｉＣで作られている。（２）
はスライダー（１）に形成された薄膜ヘッド、（３）は
スライダー前部のテーパ部、（４）はディスフである。

従来の磁気ヘッドは上記のように形成され、薄膜ヘッド
（２）はＡｔ２０３ＴｉＣで構成されているスライダー
（１）の後部に形成され、第２図ｆａｔに示すようにデ
ィスク（４）が静止状態の時はスライダー＋１）とディ
スク（４）は接触しており、又、ヘッド前部のテーパ部
（３）は接触していない状態である。

次にディスク（４）が回転し始めると第２図ｆｂｌに示
すように磁気ヘッドの前部が空気流によって持ち上げら
れ、後部は接触したり離れたりしながら浮上高が一定以
上になると第２図ｔｅｌに示すように前部が後部の約２
倍の高さで一定の姿勢を保って浮上状態になる。

ディスク（４）が止まる場合も、この前部が高い姿勢で
浮上高が低下し後部からディスク（４）に接触し始め静
止状態に戻るようになっている。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のような従来の磁気ヘッドは以上のようにスライダ
ー（１）がディスク（４）と接触するようになっており
ディスクの材料の硬さよりもヘッドの材質は著しく硬い
ためディスク（４）との接触においてディスクに損傷を
与える場合があるという問題点があった。

この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、ディスクに損傷を与えることな〈従来と同様な動
作を行うことのできる磁気ヘッドを得ることを目的とし
ている。

（問題点を解決するための手段） この発明に係る磁気ヘッドのスライダーはディスクと接
触する部分の材料を柔らかくするためにＭｎＺｎ　　を
使用し接触状態を良くするとともに薄膜ヘッドの形成を
容易にするＡｔ２０３ＴｉＣを薄膜ヘッドのベースとし
て使用できるようにしている。即ち、この発明に係る磁
気ヘッドは、スライダ一部を柔らかいＭｎＺｎ　　と硬
いＡｔ２０３ＴｉＣで構成しスライダーがディスクと接
触する部分なＭｎＺｎ　　とし、薄膜ヘッドを形成する
部分なＡＬ２０３　Ｔ　ｉＣとして、磁気ヘッドの後部
にテーパ部を設け、ＡＬ　２０３　Ｔ　Ｉ　Ｃで構成さ
れている部分が動作中にディスクと接触しないようにし
たものである。

〔作用〕

この発明においてはＡｔ２０３ＴｉＣで構成された部分
が動作中にディスクと接触することがないのでディスク
を損傷させることはない。

（発明の実施例） 以下この発明の実施例を図について説明する。

第１図は、この発明の一実施例を示す磁気ヘッドの構成
及び動作状態を示す平面図であり図において（５）はス
ライダー（１）のＭｎＺｎ　　で構成されている前部と
ＡＬ２０３　Ｔ　ｉＣで構成されている後部との接着部
、（６）は後部テーパ部で浮動ヘッドの浮動姿勢のうち
前部と後部の傾きの最大角よりも大きいテーパ角をもち
、又、浮着部（５）より前から傾きを持っている。

次にこの発明の動作について説明する。上記のように構
成された磁気ヘッドにおいてディスク（４）が静止状態
のときは第１図ｔａｌに示すようにディスク（４）と接
触しているのはＭｎＺｎ　で構成された部分であり、後
部のＡｔ２０３　Ｔ　ｉＣで構成されている部分はテー
パによりディスク（４）とは接触していない。

次にディスク（４）が回転し始めると第１図ｔｂｌに示
すごとく磁気ヘッドは前部から先に空気流によって浮上
し、ヘッドの振動によりスライダー（１）の後部のテー
パ部（６）と平面部との角がディスク（４）と接触する
がＡｔ２０３ＴｉＣで構成されている部分は後部のテー
パ部によりディスク（４）と接触することはなし）。

次に磁気ヘッドが完全に浮上した状態においては第１図
ｆｃｌに示すごとく前部が高く後部が低い状態になるが
、スライダーｉｌ＋のテーパ部のテーパ角度を浮上姿勢
の角度よりわずかに太き目にしているので薄膜ヘッド（
２）とディスク（４１との間のギャップはほぼ最小浮上
高に近い状態を取ることができる。又、ＭｎＺｎ　で構
成された部分とＡｔ２０３ＴＩＣで構成された部分との
接着部（５）は後部テーパ部（６）の始まりより少し後
にありＭｎＺｎ　で構成された部分がディスクとの接触
によって摩耗してもＡｔ２０３ＴｉＣで構成された部分
かディスク（４）に接触することはない。

なお上記実施例ではスライダー（１）の構成においてＭ
ｎＺｎとＡｔ２０３ＴｉＣの組合わせについて示したが
、これは他の材料、例えばスライダー（１）の前部にお
いてはディスク（４）との接触に対してディスクを損傷
することのない他の材料およびスライダー（１）の後部
は薄膜ヘッドを形成しゃすいＡｔ２０３ＴｉＣ以外の材
料においても実施できる。

（発明の効果） この発明は以上説明したとおり磁気ヘッドのスライダ一
部を２以上の材料で構成し、後部にもテーパ部を設ける
ことによりスライダーの後部の硬質材料で構成された部
分が駆動中にディスクと接触しないようにしたので、デ
ィスクとヘッドとの接触によるディスクの損傷をなくす
ことができ磁気ディスク装置の信頼性を向上させること
ができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明による磁気ヘッドの構成及び各動作
状態を示す立面図、第２図は従来の磁気ヘッドの構成及
び各動作状態を示す立面図であり、各図中１ａｌは静止
状態、（ｂ）は浮上開始状態、（Ｃ）は浮上状態を示す
。 （１）はスライダー、（２）はスライダー（１）（二形
成された薄膜ヘッド、（３）はスライダー（１）のチー
／Ｎ６部、（４）はディスク、（５）はスライダー（１
）のｋｉｎＺｎ　　で構成された前部とＡｔ２０３Ｔｉ
Ｃで構成された後部の接着部、（６）は後部のテーパ部
である。 なお、各図中同一符号は同−又は相当部分を示すものと
する。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）薄膜ヘッドと、この薄膜ヘッドを接合し薄膜ヘッ
   ドを接合した部分と反対側の部分（以下前部という）に
   テーパ部をもつスライダーで構成され、磁気ディスクが
   回転し初めると上記前部より上昇し上記前部と薄膜ヘッ
   ドを接合した部分（以下後部という）とが上記磁気ディ
   スクの平面に対し所定の角度をもって保持され、上記薄
   膜ヘッドと上記磁気ディスクの間で微小のギャップを作
   り、上記磁気ディスクの回転が止まり初めると上記後部
   より下降し上記磁気ディスクの上に静置する磁気ディス
   ク装置の磁気ヘッドにおいて、 上記スライダーの前部を、上記磁気ディスクとの接触に
   よっても、磁気ディスクを損傷することの少ない材料で
   構成する手段、 上記スライダーの後部を上記薄膜ヘッドを形成しやすい
   材料で構成する手段、 上記前部と上記後部との接合部よりも更に前方から上記
   薄膜ヘッドまでを、上記所定の角度以上の角度をもつテ
   ーパ部に形成する手段、 を有することを特徴とする磁気ヘッド。
2. （２）スライダーの前部を、磁気ディスクとの接触によ
   っても磁気ディスクを損傷することの少ない材料ＭｎＺ
   ｎにより構成することを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の磁気ヘッド。