JPS634199Y2 - - Google Patents

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JPS634199Y2
JPS634199Y2 JP1980009755U JP975580U JPS634199Y2 JP S634199 Y2 JPS634199 Y2 JP S634199Y2 JP 1980009755 U JP1980009755 U JP 1980009755U JP 975580 U JP975580 U JP 975580U JP S634199 Y2 JPS634199 Y2 JP S634199Y2
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カメラ用モータードライブ装置にお
けるモーター駆動制御回路、更に詳しくは、切換
スイツチの接点不良,チヤツタリング等による誤
動作を防止するようにした、カメラ用モータード
ライブ装置におけるモーター駆動制御回路に関す
る。
操作釦を押して操作スイツチを閉成することに
より、モーターを回転し、カメラのレリーズ機構
を作動させてフイルムへの露光を行い、露光終了
後、スイツチの切替により、モーターの回転力を
フイルム巻上機構に伝達することによつて露光済
のフイルムを巻上げるようにしたモータードライ
ブ装置、即ち、レリーズ動作,露出動作,フイル
ムの巻上動作の1サイクルを自動的に行うカメラ
用モータードライブ装置は周知である。
カメラ用モータードライブ装置内に配設され
て、モーターの駆動を制御することによつて、同
装置の一連の動作を制御する、従来のモーター駆
動制御回路は、例えば第1図に示すように構成さ
れている。即ち、このモーター駆動制御回路は、
操作スイツチSW1,露光連動切換スイツチSW2
巻上連動切換スイツチSW3の3つのスイツチと、
コンデンサーC1,抵抗R2でなる時定数回路と、
モーター始動用のスイツチング素子であるトラン
ジスターQ1,モーター制御用のスイツチング素
子であるトランジスターQ2で主体が形成された
モーター制御回路と、時定数用抵抗R7,時定数
コンデンサーC2,巻上終了検知用トランジスタ
ーQ3,制動用トランジスターQ4で主体が形成さ
れたモーター制動回路とによつて、その主要部が
構成されている。
上記操作スイツチSW1は、電源Eの両端から引
き出された動作電圧供給ラインE1,E2間に、上
記時定数コンデンサーC1,ダイオードD1と直列
回路をなすように接続されている。上記コンデン
サーC1とダイオードD1の直列回路には、コンデ
ンサーC1の放電用抵抗R1が並列に接続され、ま
たコンデンサーC1とダイオードD1の接続点には、
上記時定数用抵抗R2を介して上記モーター始動
用トランジスターQ1のベースが接続されている。
このモーター始動用トランジスターQ1は、NPN
型トランジスターで形成されていて、コレクタは
抵抗R5を介して上記露光連動切換スイツチSW2
の一方の固定接点Dに接続され、またエミツタ
は、上記モーター制御用トランジスターQ2のベ
ースに接続されると共に、抵抗R4を通じてライ
ンE2に接続されている。さらに、トランジスタ
ーQ1のベースは、抵抗R3を介してラインE2に接
続されている。
上記露光連動切換スイツチSW2は、カメラ内に
配設された小型の機械的な切換スイツチで形成さ
れていて、シヤツターレリーズ機構、例えば一眼
レフカメラの可動反射ミラー(図示されず)の跳
ね上げ、跳ね下しに連動して切り換え作動が行な
われるようになつている。このスイツチSW2の、
可動反射ミラーが降下しているときに、可動接片
が接触する一方の固定接点Dは、上記抵抗R5
接続されていると共に、巻上連動切換スイツチ
SW3の可動接片端子に接続されている。また、可
動反射ミラーが撮影光路外に跳ね上げられたとき
に可動接片が接触する他方の固定接点Uは、一端
がラインE1に接続された駆動用モーターMの他
端に接続されている。
上記巻上連動切換スイツチSW3は、モータード
ライブ装置の駆動機構(図示されず)に配設され
た機械式の切換スイツチで形成されていて、シヤ
ツターレリーズ終了およびフイルム巻上終了に連
動して切り換えられるようになつている。このス
イツチSW3の、シヤツターレリーズ終了時に可動
接片が接触するレリーズがわ固定接点Rは、抵抗
R6を通じて、上記モーター制御用トランジスタ
ーQ2のベースに接続されている。また、フイル
ム巻上終了時に可動接片が接触する巻上がわ固定
接点Wは、時定数用抵抗R7を介して上記時定数
用コンデンサーC2の一端に接続されている。
上記モーター制御用トランジスターQ2は、
NPN型トランジスターで形成されていて、コレ
クタが上記駆動用モーターMの他端に、エミツタ
がラインE2に、それぞれ接続されている。上記
モーターMの両端には、同モーターの停止時の逆
起電圧によつて生ずるノイズを防止するためのコ
ンデンサーC3と、上記逆記電圧を吸収するため
のダイオードD4とがそれぞれ接続されていると
共に、上記制動用トランジスターQ4のエミツタ
およびコレクタが接続されている。このトランジ
スターQ4は、NPN型トランジスターで形成され
ていて、ベースが抵抗R8を通じて上記巻上終了
検知用トランジスターQ3のコレクタに接続され
ている。この巻上終了検知用トランジスターQ3
はNPN型トランジスターで形成され、エミツタ
がラインE2に接続されており、またベースがダ
イオードD3を逆方向に介してラインE2に接続さ
れると共に、上記時定数用コンデンサーC2の他
端に接続されている。この時定数用コンデンサー
C2の一端は、上記抵抗R7に接続されると共に、
ダイオードD2を順方向に介して、トランジスタ
ーQ2のコレクタに接続されている。
このように構成された、従来のモーター駆動制
御回路は、次のように作動する。まず、第1図に
示すフイルム巻上完了状態から操作スイツチSW1
を閉成すると、コンデンサーC1と抵抗R2との時
定数回路で定まる時間、モーター始動用トランジ
スターQ1のベースに電流が供給され、同トラン
ジスターQ1がオンする。このトランジスターQ1
がオンすると、露光連動切換スイツチSW2の固定
接点D−抵抗R5−モーター始動用トランジスタ
ーQ1のコレクタ・エミツタを通じてモーター制
御用トランジスターQ2のベースに電流が供給さ
れ、同トランジスターQ2がオンする。これによ
り、駆動用モーターMと電源Eと直列に接続さ
れ、モーターMが始動する。モーターMが回転を
開始すると、モータードライブ装置内の駆動機構
が作動され、カメラ内のシヤツターレリーズ機構
がシヤツターのチヤージ状態の解除動作に入る。
シヤツターレリーズ機構がシヤツターのチヤー
ジ状態を解除すると、巻上連動切換スイツチSW3
がレリーズがわ接点Rに切り換えられると共に、
同機構によつて可動反射ミラーが撮影光路外に跳
ね上げられ、露光連動切換スイツチSW2が接点D
から接点Uに切り換えられる。すると、モーター
制御用トランジスターQ2のベースへの電流の供
給が断たれて同トランジスターQ2がオフすると
同時に、モーターMの両端が短絡され、これによ
り発生する逆起電圧によつてモーターMは急激に
回転を停止する。そして、フイルム面への露光動
作中に撮影フイルムが巻き上げられるのが防止さ
れる。
シヤツターが開閉作動し、フイルム面への被写
体像の露光が終了すると、可動反射ミラーが再び
撮影光路中に降下してくる。そして、これと連動
して、露光連動切換スイツチSW2が再び接点Dに
切り換えられる。すると、露光連動切換スイツチ
SW2の固定接点D−巻上連動切換スイツチSW3
固定接点R−抵抗R6を通じて、モーター制御用
トランジスターQ2のベースに電流が供給され、
同トランジスターQ2がオンして、再びモーター
Mが回転を開始する。このモーターMの回転によ
り、撮影フイルムが巻き上げられると共に、カメ
ラのシヤツターレリーズ機構が再びチヤージ状態
にされる。そして、フイルムが撮影済みの一駒分
巻き上げられると、フイルムの一駒分の巻き上げ
完了に基づく巻き上げトルクの増大をモータード
ライブ装置の駆動機構が検知しても、巻上連動切
換スイツチSW3を巻上がわ接点Wに切り換える。
巻上連動切換スイツチSW3が巻上がわ接点Wに
切り換えられると、巻上連動切換スイツチSW3
切換以前に、コンデンサーC1と抵抗R2でなる時
定数回路による時間が経過するように定めてある
ので、モーター制御用トランジスターQ2がオフ
すると共に、露光連動切換スイツチSW2の固定接
点D−巻上連動切換スイツチSW3の固定接点W−
抵抗R7−コンデンサーC2を通じて、コンデンサ
ーC2への充電電流が、抵抗R7とコンデンサーC2
とで定まる時定数の間流れ、これによつてトラン
ジスターQ3はオンし、抵抗R8を通じて、制動用
トランジスターQ4のベースが吸引され、同トラ
ンジスターQ4がオンしてモーターMの両端を短
絡する。この短絡により、モーターMは、同モー
ター内に発生する逆起電圧によつて急激に制動を
かけられて回転を停止する。
このようにして、操作スイツチSW1の1回の閉
成動作により、シヤツターのレリーズ動作、被写
体像の露光動作、フイルムの巻上動作の一サイク
ルが行なわれ、1回の写真撮影に必要な一連の動
作が完了する。なお、時定数用コンデンサーC2
の充電々荷は、次回のモータードライブ装置の作
動時の、シヤツターレリーズ機構のチヤージ状態
の解除時およびフイルムの巻上時に、ダイオード
D2−トランジスターQ2のコレクタ・エミツタ−
ダイオードD3のループを通じて放電される。
ところで、このように構成されて動作する、上
記従来のモーター駆動制御回路においては、カメ
ラがわに配設される露光連動切換スイツチSW2
が、スペース等の関係上、モータードライブ装置
がわに配設される巻上連動切換スイツチSW3に較
べて非常に小型に形成されるのが一般的である。
しかし、このスイツチSW2を小型にすると、その
可動接片の固定接点に対する接触圧を十分大きく
することができないばかりか、接点の腐食,酸化
による接触抵抗の増大、長期間の使用による可動
接片の接触弾力の減退、可動接点のチヤツタリン
グ等によつて、接触不良を起しやすく、これに伴
つてモータードライブ装置の作動不良,誤動作を
招く。即ち、電源Eの起電圧をV0とした場合、
接点Dにおける電位は、第2図Bに示すように、
露光連動スイツチSW2が接点Dがわに切り換わつ
ている時間AにおいてはV0を、接点Uがわに切
り換つている時間Bにおいて0をとる筈である
が、接点の酸化やチヤツタリング等を生じると第
2図Aに示すように、時間Aにおける接点Dの電
位は一定値V0とはならない。そればかりか、符
号Cで示すように、可動接片が接点Dから完全に
離れてしまうような事態も生じ、モーター制御用
トランジスターQ2がオフし、モーターMが停止
して、モータードライブ装置の作動不良,誤動作
が生ずる結果となる。
本考案の目的は、上記従来の欠点を解消するた
めに、モーター制御用のスイツチング素子が一旦
オンする動作に基づいて同スイツチング素子をオ
ン状態に維持させるホールド用スイツチング素子
を設け、モーターの作動中に露光連動切換スイツ
チの可動接片が接触抵抗,チヤツタリング等によ
つて接点から離れた状態となつても、モーターの
回転が維持されるようにした、カメラ用モーター
ドライブ装置におけるモーター駆動制御回路を提
供するにある。
本考案によれば、露光連動切換スイツチの切換
によつて、一旦モーター制御用スイツチング素子
がオンされれば、これに基づいてホールド用スイ
ツチング素子がオンしてモーター制御用スイツチ
ング素子のオン状態を維持するので、シヤツター
レリーズ,フイルム巻上のためのモーター作動中
に、露光連動切換スイツチが接点不良を起したと
しても、モーターの回転が維持され、途中でモー
タードライブ装置が不作動状態となるおそれがな
くなる。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第3図に示すように、本考案のモーター駆動制
御回路は、上記第1図に示した従来のモーター駆
動制御回路に、ホールド用スイツチング素子とし
てのホールド用トランジスターQ5を付設して構
成されている。このホールド用トランジスター
Q5は、PNP型トランジスターで形成されていて、
エミツタは操作スイツチSW1とコンデンサーC1
との接続点に、またコレクタは露光連動切換スイ
ツチSW2の接点Dに、さらにベースは抵抗R9
介してモータ用制御用トランジスターQ2のコレ
クタに、それぞれ接続されている。
その他の回路構成は、上記第1図に示した従来
の回路と同一なので、対応部品には同一符号を付
してその説明を省略する。
次に、このように構成された本実施例のモータ
ー駆動制御回路の作動について説明する。第3図
に示すモータードライブ装置がフイルムの巻上を
完了した状態から操作スイツチSW1を閉成する
と、コンデンサーC1と抵抗R2でなる時定数回路
を通じてトランジスターQ1がオンして、モータ
ー制御用トランジスターQ2がオンする。すると、
モーターMが作動してシヤツターレリーズを開始
すると共に、ホールド用トランジスターQ5のベ
ースが吸引され、同トランジスターQ5がオンす
る。これにより、操作スイツチSW1−トランジス
ターQ5のエミツタ・コレクタ−抵抗R5−トラン
ジスターQ1のコレクタ・エミツタを介して、ト
ランジスターQ2のベースがラインE1に接続され、
トランジスターQ2のオン状態が保持される。よ
つて、シヤツターレリーズの途中において、露光
連動切換スイツチSW2の可動接片が、接触抵抗,
チヤツタリング等によつて、接点Dとの間で接触
不良を起したとしても、モーターMの回転が停止
されるようなことはなくなり、シヤツターレリー
ズ動作が続行される。
そして、可動反射ミラーが跳ね上げられ、露光
連動切換スイツチSW2が接点Uがわに切り換えら
れると、モーターMの両端が短絡され、同モータ
ーMは急激に停止する。これと同時に、モーター
制御用トランジスターQ2のコレクタ電位が上昇
し、ホールド用トランジスターQ5がオフすると
共に、トランジスターQ2もオフする。
シヤツターが開閉し、フイルム面への露光が終
了すると、可動反射ミラーが降下し、露光連動切
換スイツチSW2が接点Dがわに切り換えられる。
すると、巻上連動切換スイツチSW3もシヤツター
レリーズ作動終了に伴つて接点Rがわに切り換わ
るので、トランジスターQ2のベースがスイツチ
SW2の接点D−スイツチSW3の接点R−抵抗R6
を介してラインE1に接続されるので、トランジ
スターQ2がオンする。そして、トランジスター
Q2のオンにより、モーターMが回転してフイル
ム巻上作動を開始すると共に、トランジスター
Q5もオンして、再びトランジスターQ2のオン状
態を保持する。よつて、フイルム巻上の途上にお
いて、露光連動切換スイツチSW2が接触抵抗,チ
ヤツタリング等によつて接触不良を起したとして
も、モーターMの回転が維持され、フイルム巻上
が続行される。
撮影済みの一駒分のフイルム巻上が完了する
と、巻上連動切換スイツチSW3が接点Wがわに切
り換えられ、第1図に示した従来の回路の場合と
同様にして、モーター制御回路によりモーターM
の両端が短絡され、モーターMが停止する。これ
と同時に、トランジスターQ2のコレクタ電位が
上昇してホールド用トランジスターQ5がオフし、
トランジスターQ2もオフする。よつて、モータ
ードライブ装置は、一駒分の撮影に必要な一連の
動作を終了し、モーター駆動制御回路は、第3図
に示したフイルム巻上を完了した停止状態に復帰
する。
本実施例のモーター駆動制御回路によれば、露
光連動切換スイツチSW2の接点Dにおける電位
は、ホールド用トランジスターQ5のオンにより、
露光連動切換スイツチSW2の接触抵抗やチヤツタ
リング等の影響を受けることなく、第2図Bに示
すように、良好に整形された矩形波状の電圧波形
を呈する。よつて、モーター制御用トランジスタ
ーQ2は、シヤツターレリーズ時やフイルム巻上
時に途中でオフしてしまうようなことがなく、モ
ーターの正常な回転が維持されて、モータードラ
イブ装置の正常な作動が行なわれる。
第4図は、本考案の他の実施例を示している。
このモーター駆動制御回路は、上記第3図に示し
た実施例の制御回路に、露光連動切換スイツチ
SW2の接点信号を増幅するための増幅回路を設け
たものである。上記増幅回路は、2個の増幅用ト
ランジスターによつてその主要部が構成されてい
て、NPN型トランジスターで形成された前段の
トランジスターQ6は、ベースを抵抗R10を介して
スイツチSW2の接点Dに、またコレクタを抵抗
R12を介して後段のトランジスターQ7のベース
に、さらにエミツタをモーター始動用トランジス
ターQ1のコレクタに、それぞれ接続されている。
そして、このトランジスターQ6のベース・エミ
ツタ間には、抵抗R11が介挿されている。また、
後段のトランジスターQ7は、PNP型トランジス
ターで形成されていて、エミツタをラインE1に、
またコレクタを巻上連動切換スイツチSW3の可動
接片端子に、それぞれ接続されている。そして、
トランジスターQ6のエミツタとトランジスター
Q7のコレクタ間には、抵抗R13が介挿されてい
る。
その他の回路構成は、上記第3図に示した実施
例の回路と同一なので、対応部品には同一符号を
付してその説明を省略する。
次に、このように構成された本実施例のモータ
ー駆動制御回路の作動について述べる。第4図に
示すモータードライブ装置のフイルム巻上完了状
態から操作スイツチSW1を閉成すると、コンデン
サーC1と抵抗R2とでなる時定数回路を通じて、
モーター始動用トランジスターQ1がオンする。
すると、露光連動切換スイツチSW2の接点D−抵
抗R10を通じてトランジスターQ6のベースに電流
が流れ、同トランジスターQ6がオンする。これ
により、このトランジスターQ6のコレクタには
増幅された電流が流れ、ベースを吸引されたトラ
ンジスターQ7がオンし、トランジスターQ7のエ
ミツタ・コレクタ−抵抗R13−トランジスターQ1
のコレクタ・エミツタを通じて、モーター制御用
トランジスターQ2のベースに大きく増幅された
電流が流れ込み、トランジスターQ2がオンする。
すると、モーターMが回転し、カメラのシヤツタ
ーレリーズ作動を開始すると共に、ホールド用ト
ランジスターQ5がオンしてトランジスターQ2
オン状態を保持する。
次で、可動反射ミラーが跳ね上げられると、露
光連動切換スイツチSW2が接点Uがわに切り換え
られる。これにより、モーターMが両端を短絡さ
れて急激に停止すると共に、ホールド用トランジ
スターQ5がオフして、モーター制御用トランジ
スターQ2もオフする。また、これと同時に、ベ
ース電流の供給されなくなつたトランジスター
Q6がオフし、トランジスターQ7もオフする。
そして、シヤツターが開閉し、フイルム面への
露光が終了すると、可動反射ミラーが降下し、露
光連動切換スイツチSW2が接点Dがわに切り換え
られる。すると、コンデンサーC1と抵抗R2でな
る時定数回路の時定数秒時の経過によつてトラン
ジスターQ1がオフしていると共に、巻上連動切
換スイツチSW3がシヤツターレリーズ終了に伴つ
て接点Rがわに切り換つているので、複合接続さ
れた増幅回路のトランジスターQ6,Q7がそれぞ
れオンし、トランジスターQ7のエミツタ・コレ
クタ−スイツチSW3の接点R−抵抗R6を通じて、
大きく増幅された電流が、トランジスターQ2
ベースに流れ込み、同トランジスターQ2がオン
する。これにより、モーターMがフイルムの巻上
を行なうと共に、ホールド用トランジスターQ5
もオンし、トランジスターQ2のオン状態を保持
する。
撮影済みの一駒分のフイルムの巻上が完了する
と、巻上連動切換スイツチSW3が接点Wがわに切
り換えられ、第1図に示した従来の回路の場合と
同様にして、モーター制動回路によりモーターM
の両端が短絡され、モーターMが停止される。ま
た、巻上連動切換スイツチSW3の切換によつて、
トランジスターQ6およびQ7もオフされる。さら
に、ホールド用トランジスターQ5がオフするこ
とにより、モーター制御用トランジスターQ2
オフする。よつて、モータードライブ装置は、一
駒分の撮影に必要な一連の動作を終了し、モータ
ー駆動制御回路は、第4図に示したフイルム巻上
完了の停止状態に復帰する。
このように、本実施例のモーター駆動制御回路
においては、第3図に示した実施例の回路と同様
に、シヤツターレリーズ時およびフイルム巻上時
には、ホールド用トランジスターQ5によりモー
ター制御用トランジスターQ2のオン状態が保持
され、モーターMの回転が維持されるほか、トラ
ンジスターQ6,Q7でなる増幅回路により、露光
連動切換スイツチSW2の接点電流が接触抵抗,チ
ヤツタリング等によつて微弱な電流であつても、
増幅された大きな電流がモーター制御用トランジ
スターQ2のベースに供給されるので、モーター
制御用トランジスターQ2の作動がより正確とな
り、モータードライブ装置の不作動,誤動作をさ
らに確実に防止することができる。
以上述べたように、本考案によれば、明細書冒
頭に述べた従来の欠点を解消した使用上甚だ実用
的なカメラ用モータードライブ装置におけるモー
ター駆動制御回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のカメラ用モータードライブ装
置におけるモーター駆動制御回路を示す電気回路
図、第2図Aは、上記第1図に示したモーター駆
動制御回路の露光連動切換スイツチの接点電位を
示す波形図、第2図Bは、本考案のカメラ用モー
タードライブ装置におけるモーター駆動制御回路
の露光連動切換スイツチの接点電位を示す波形
図、第3図は、本考案の一実施例を示すカメラ用
モータードライブ装置におけるモーター駆動制御
回路の電気回路図、第4図は、本考案の他の実施
例を示すカメラ用モータードライブ装置における
モーター駆動制御回路の電気回路図である。 M……駆動用モーター、Q2……モーター制御
用スイツチング素子(モーター制御用トランジス
ター)、Q5……ホールド用スイツチング素子(ホ
ールド用トランジスター)、SW2……切換スイツ
チ(露光連動切換スイツチ)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電源Eに接続され、カメラの可動反射ミラーの
    上昇および下降動作に連動して下降側接点Dと上
    昇側接点Uとにそれぞれ切り換えられる第1切換
    スイツチSW2と、 この第1切換スイツチと操作スイツチSW1とに
    接続され、操作スイツチの閉成および第1切換ス
    イツチの下降側接点Dへの切換とによつて出力を
    発する始動回路C1,R2,Q1,R4と、 上記第1切換スイツチに接続され、フイルム巻
    上の終了に応じて巻上側接点Wに、シヤツターの
    レリーズ動作に応じてレリーズ側接点Rにそれぞ
    れ切り換わる第2切換スイツチSW3と、 この第2切換スイツチと上記始動回路とに接続
    され、上記第1切換スイツチの下降側接点Dへの
    切換と第2切換スイツチのレリーズ側接点Rへの
    切換とのアンド出力、または上記始動回路の出力
    を受けて導通し、これらの出力が無いとき非導通
    となるモーター制御用スイツチQ2と、 このモーター制御用スイツチと上記電源との間
    に介挿されたフイルム巻上用およびシヤツターレ
    リーズ用モーターMと、 上記操作スイツチを介して第1切換スイツチの
    下降側接点Dと電源との間に介挿され、上記モー
    ター制御用スイツチQ2の導通を受けて導通して、
    上記第1切換スイツチの下降側接点Dへの接続状
    態と同じ状態をつくり、モータ制御用スイツチ
    Q2が非導通となつたとき、非導通となるホール
    ドスイツチQ5と、 を具備したことを特徴とするカメラ用モーター
    ドライブ装置におけるモーター駆動制御回路。
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JP1980009755U Expired JPS634199Y2 (ja) 1980-01-29 1980-01-29

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JP (1) JPS634199Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5312334B2 (ja) * 1971-07-30 1978-04-28
JPS5438112A (en) * 1977-09-01 1979-03-22 Ando Giichi Device for preventing overload in motor driving equipment

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5312334U (ja) * 1976-07-14 1978-02-01

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JPS56113332U (ja) 1981-09-01

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