JPS6341688A

JPS6341688A - 容積型ポンプ用液状物定圧供給装置

Info

Publication number: JPS6341688A
Application number: JP18655686A
Authority: JP
Inventors: Tsuneo Ono; 小野　恒男; Shuji Kijima; 木島　修二
Original assignee: Heishin Sobi KK
Current assignee: Heishin Sobi KK
Priority date: 1986-08-07
Filing date: 1986-08-07
Publication date: 1988-02-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）ごの発明は、例えば−軸ねしポンプと称される容積型組
ポンプにより複数台の同種容積型子ポンプへ液状物を供
給し、各子ポンプにより諸作業を行う場合に、各子ポン
プへ供給される液状物の圧力を該子ポンプの吐出圧に等
しく　Ａｌｔｌ整するため液状物定圧供給装置に関する
もので、特に高粘性の液状物の定圧供給に有効な装置に
係るものである。

（従来の技術）ポンプのローター運転時間（回転数）と吐出容量が比例
する、−軸ねじポンプのような容積型ポンプ同士を接続
して、液状物を供給タンクから目的の箇所へ搬送する際
、両方のポンプの吐出量（若しくは吐出圧）が、いいか
えれば子ポンプに供給される容量（若しくは供給圧）と
該ポンプの吐出量（若しくは吐出圧）が、一致せずに供
給量が吐出量を越えると、両ポンプの接続管が破損して
液漏れを起こすので、子ポンプへの供給量をその吐出量
に一致するように調整する必要がある。

そこで、子ポンプに比べて吐出圧のかなり高い親ポンプ
を用いて複数台の子ポンプに液状物を供給する場合、各
子ポンプの吸込口側に減圧弁を介装して親ポンプからの
供給圧が設定圧（通常、子ポンプの吐出圧）に比べて高
くなると、該減圧弁により供給液状物の一部を外部へ排
出して設定圧に減圧する方法か、従来より一般的に実施
されている。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、−１−記した従来の方法によると、親ポンプを
常時運転して各子ポンプへの液状物供給を継続する必要
があり、ランニングコス１−が高くて不経済である。ま
た、高粘性の液状物を供給する場合には、液状物の供給
圧力の伝達作用が鈍くなるので、従来の一般的な減圧弁
では、減圧燥作用のパイロット圧が瞬時に応答せず、減
圧操作が遅れてポンプ間の接続管を破…したり、子ポン
プに悪影響を与える虞れがあった。

この発明は上述の点に鑑みなされたもので、供給タンク
から容積型組ポンプによって複数台の容積型子ポンプに
液状物を供給する際、各子ポンプに常にそれらのポンプ
吐出圧と等しい圧力で液状物を供給でき、しかも、親ポ
ンプは各子ポンプの液状物吐出状況に合わせて断続的運
転が可能な液状物の定圧供給装置を提供しようとするも
のである。

（問題点を解決するための手段）上記した目的を達成するだめのこの発明の要旨とすると
ころは、一端に流出口を、側周壁中間位置に流入口をそ
れぞれ開設したシリンダ本体内に、該本体内径より小径
の連結部材両端にピストンをそれぞれ設けた摺動子を移
動自在に配装すると共に、該摺動子は流出口側ピストン
が本体内一端と前記流入口閉鎖位置間を移動し目一つ反
流出口側ピストンが前記流入口を閉鎖しないように構成
して、前記摺動子に前記流入［１と前記流出口を連通ず
る流通路を穿設し、前記シリンダ本体の他端側に、前記
摺動子を流出口側へ−・定圧力で付勢する付勢装置を配
備したことである。

（作　用）この発明の液状物定圧供給装置によれば、親ポンプから
の液状物は、各子ポンプの手前にそれぞれ介装されてい
る本装置のシリンダ本体内に、親ポンプからの供給圧に
より摺動子が付勢手段に抗して反流出口側へ移動するこ
とによって一旦貯溜され、この貯溜された液状物が付勢
手段の付勢力により摺動子を介して子ポンプ吐出圧力で
押し出されて子ポンプに供給されろ。

また、該付勢手段に前記摺動子の移動位置検出装置を装
備し、その所定移動位置で親ポンプの運転と停止を制御
するようにしておりば、各子ポンプからの液状物の吐出
状況に応じて親ポンプの運転を適宜停止することができ
るものである。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図は本液状物定圧供給装置の実施例を示す断面図、
第２図は本液状物定圧供給装置を組め込んだ接着剤塗布
装置の全体糸路図である。

第１図において、■はシリンダ本体で、本体１の一端（
左端）に液状接着剤の流出口２が、また、本体１側周壁
の中間位置に流入口３がそれぞれ開設されている。

４は本体１内に摺動自在に配装された摺動子で、前記流
入口３を閉鎖可能な厚みの厚いピストン５とこのピスト
ン５より厚みの薄いピストン６を本体１内径より小径の
連結部材７の両端に一体的に設けた構造からなる。流出
口側ピストン５は、側周壁中間部に環状溝５ａが形成さ
れ、その両側にＯリング５ｂがそれぞれ配設されており
、また、反流出口側ピストン６にも○リング６ａが配設
されている。８は摺動子４に穿設した流通路で、この流
通路８は連結部材７の側周壁から流出口側ピストン５の
中央部に互り貫通して設けられている。そして、摺動子
４の最左端位置で反流出口側ピストン６が流出口４のや
や右側に位置し、摺動子４の最右端位置で流出口側ピス
トン５が流出口４を完全に閉鎖するように構成されてい
る。

なお、本体１の他端（右端）より側周壁には、漏れ口９
を開設して、この漏れ口９より反流出口側ピストン６よ
り漏れ出した液状接着剤が排出されるようにしている。

１０は摺動子４の付勢手段としてのエアーシリンダで、
このシリンダ１０は前記シリンダ本体ｌの他端に一体的
に装着され、シリンダ１０内に摺動自在に配装されたピ
ストン１１と前記摺動子４とが連結ロッド１２を介して
連結されている。

なお、ｌｌａは環状のゴム磁石で、前記ピストン１１の
側周壁に埋設されている。

１３および１４はエアー流出入口で、エアー流出入口１
３よりシリンダ１０内に、高圧エアー源（図示せず）か
ら減圧弁やリリーフ弁等の調圧装置（図示せず）を介し
一定圧のエアーが導入され、摺動子４を流出口５側へ付
勢する。

１５および１６は前記摺動子４位置検出機構としてのピ
ストン１１感知器で、前記ゴム磁石１１ａの磁力により
ピストン１１を感知する。そして、これらの感知器１５
．１６は前記摺動子４の最左端位置付近と最右端位置付
近を感知出来るように、それらの位置におりる摺動子４
にそれぞれ対応するピストン１１位置のシリンダ１０側
周壁に装着されている。

次に、第２図において、２１は一軸ねしポンプと称され
る容積型親ポンプで、ポンプ２１下部に配された雌ねじ
孔を有するステータ２Ｉａ内で、該１１Ｒｔ螺子の％ピ
ッチのｌｉｔねじ状ロータ２１ｈがモーター２１ｃを介
して回転することにより、供給タンク２２内の液状接着
剤が複数台の塗布装置としての容積型芥子ポンプ２３〜
２６へ供給されるようになっている。各子ポンプ２３〜
２６は、親ポンプ２１と同一構造で、吐出圧（容量）は
親ポンプ２１に比べて小さいものである。

そして、各子ポンプ２３〜２６の手前、すなわち吸込口
付近に、前記実施例に示した液状物定圧供給装置Ａが介
装されている。

２７は親ポンプ２１のモータ２１．ｃの運転制御装置で
、各子ポンプ２３〜２６手前の各定圧供給装置Ａの感知
器（第１図の１５．１６参照）から信号がこの制御装置
２７に送られるように配線されている。また、制御装置
２７は全ての定圧供給装置への摺動子４が最右端位置、
いいかえればシリンダ本体１が液状接着剤で略満杯にな
った状態で、前記モータ２１ｃの運転を停止させ、逆に
各子ポンプ２３〜２６手前の各定圧供給装置への１台で
も摺動子４が最左端位置、いいかえればシリンダ本体１
内の液状接着剤が空に近くなった状態で、前記モータ２
１ｃの運転を開始するように回路構成されている。

次に、−１−記実施例についてその作動態様を説明する
。第１図および第２図において、各子ポンプ２３〜２６
による塗布作業を開始する簡に、予め親ポンプ２１によ
り各子ポンプ２３〜２６への液状接着剤の供給を開始す
ると、液状接着剤は各定圧供給装置Ａを通って各子ポン
プ２３〜２６へ供給される。各定圧供給装置Ａては、液
状接着剤は流入１］３より本体１内に流入し、摺動子４
の流１ｆｆｉ路８を通って流出口２より子ポンプへ送ら
れる。しかし、子ポンプからの液状接着剤の吐出が開始
されておらず、親ポンプ２１からの供給圧がエアーシリ
ンダ１０の摺動子４の流出目側への付勢力よりも高いの
で、摺動子４ばエアーシリンダＩＯの付勢力に抗して反
流出口側へ摺動する。

このようにして、摺動子４の反流出口側への摺動に伴っ
て、シリンダ本体ｌ内に液状接着剤か貯溜され、摺動子
４が最右端位置近くに来ると右端側の感知器１６から制
御装置２７−・運転停止１゛イバ号が送られる。

この状況には、通常、親ポンプ２１に最も近くに位置し
、流路抵抗の少ない子ポンプ２４の定圧供給装置Ａが最
初に達し、親ポンプ２１から最も遠くに位置する子ポン
プ２６の定圧供給装置へが最後に達するが、全ての子ポ
ンプ２３〜２６の定圧供給装置Ａの感知器１６から制御
装置２７へ運転停止信号が送られると、制御語Ｗ２７は
親ポンプ２１のモータ２１ｃの運転を停止させる。

この状態で、例えば、子ポンプ２４のみを駆動して塗布
作業を行うと、その手前の定圧供給装置Ａのシリンダ本
体１内に貯ミ留されている液状接着剤は、子ポンプ２４
の吐出圧に設定されたエアーシリンダ１０の付勢力によ
り摺動子４が流出口２側へ摺動して、子ポンプ２４へ供
給される。

こうして、シリンダ本体１内の液状接着剤が空近くなり
、摺動子４が最左端位置近くに来ると左端側の感知器１
５から制御装置２７へ運転開始信号が送られ、制′ａ装
置２７は親ポンプ２１のモータ２１ｃの運転を開始する
ので、供給タンク２２から液状接着剤が再び定圧供給装
置Ａを介して子ポンプ２４へ供給されることになり、子
ポンプ２４による塗布作業が絹：続できる。

なお、上記実施例では、摺動子４のイ」勢子段としてエ
アーシリンダ１０を用いたが、これに限定されず、例え
ば、スプリング装置を用いることもできる。

（効　果）以−に説明したように、この発明の容積型ポンプ用定圧
供給装置は上記した構成からなるから、下記の如き効果
を奏する。

すなわち、本発明の定圧供給装置は、液状物を親ポンプ
からの供給圧によりエアーシリンダ等のイマ１勢手段に
抗してシリンダ本体内に一部貯ジ留して、この貯溜した
液状物を付勢手段により設定圧で子ポンプへ供給するよ
うにしたから、親ポンプから複数台の子ポンプへ液状物
を供給する際、各子ポンプの液状物吐出状況に合わせて
子ポンプへの液状物の供給が常に安定的に行い得て子ポ
ンプによる諸作業が確実に遂行できると共に、親ポンプ
から子ポンプへの供給圧が子ポンプの吐出圧に比べてか
なり高い場合でも直接に子ポンプの吸込口側へ高い供給
圧が作用せず、親ポンプの高い供給圧を緩和するので、
接続管を破損したり子ポンプへ悪影響を与えることがな
く、また、親ポンプは子ポンプの使用状況に合わせて運
転を停止して間欠運転が出来て経済的であり、しかも、
各子ポンプは前記したようにシリンダ本体に一部貯溜し
た液状物を吐出するので、親ポンプの運転停止の間隔を
長く取れるので、親ポンプのモーターに負担がかからな
い。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の液状物定圧供給装置の実施例を示す
断面図、第２図は本液状物定圧供給装置を組め込んだ接
着剤塗布装置の全体糸路図である。１・・・シリンダ本体、２・・・流出口、３・・・流入
口、４・・・摺動子、５，６・・・ピストン、７・・・
連結部材、８・・・流通路、１０・・・イリ勢手段（エ
アーシリンダ）、１５、１６・・・感知器、２１・・・
親ポンプ、２３〜２６・・・子ボンプ、２７・・・制御
装置、Ａ・・・液状物定圧供給装置。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）容積型親ポンプに並列接続される複数台の容積型
子ポンプの該各子ポンプの吸込口側に介装される液状物
定圧供給装置であって、一端に流出口を、側周壁中間位置に流入口をそれぞれ開
設したシリンダ本体内に、該本体内径より小径の連結部
材両端にピストンをそれぞれ設けた摺動子を移動自在に
配装すると共に、該摺動子は流出口側ピストンが本体内
一端と前記流入口閉鎖位置間を移動し且つ反流出口側ピ
ストンが前記流入口を閉鎖しないように構成して、前記
摺動子に前記流入口と前記流出口を連通する流通路を穿
設し、前記シリンダ本体の他端側に、前記摺動子を流出
口側へ一定圧力で付勢する付勢手段を配備したことを特
徴とする容積型ポンプ用液状物定圧供給装置。
（２）前記流出口側ピストンの側周面中央部には、前記
流入口を閉鎖可能に環状溝を形成した特許請求の範囲第
１項に記載の容積型ポンプ用液状物定圧供給装置。
（３）前記付勢手段に前記摺動子の移動位置検出機構を
装備し、該摺動子の所定位置で前記親ポンプの運転並び
に運転停止が指令されるようにした特許請求の範囲第１
項又は第２項に記載の容積型ポンプ用液状物定圧供給装
置。