JPS6341590Y2 - - Google Patents
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- JPS6341590Y2 JPS6341590Y2 JP17417382U JP17417382U JPS6341590Y2 JP S6341590 Y2 JPS6341590 Y2 JP S6341590Y2 JP 17417382 U JP17417382 U JP 17417382U JP 17417382 U JP17417382 U JP 17417382U JP S6341590 Y2 JPS6341590 Y2 JP S6341590Y2
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- Japan
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- valve
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- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、例えば空気や冷媒等の気体(以下、
空気という)を圧縮するのに用いて好適なスクロ
ール式圧縮機に関し、特に無負荷運転中には吐出
側の圧縮空気の一部をクランク室内に導びき、旋
回スクロールを固定スクロール側に押圧すること
により、無負荷運転中であつても該旋回スクロー
ルと固定スクロールとの間の軸方向のシールを確
実に行なわせることができるようにしたスクロー
ル式圧縮機に関するものである。
空気という)を圧縮するのに用いて好適なスクロ
ール式圧縮機に関し、特に無負荷運転中には吐出
側の圧縮空気の一部をクランク室内に導びき、旋
回スクロールを固定スクロール側に押圧すること
により、無負荷運転中であつても該旋回スクロー
ルと固定スクロールとの間の軸方向のシールを確
実に行なわせることができるようにしたスクロー
ル式圧縮機に関するものである。
従来、この種の圧縮機としてケーシングには固
定スクロールを固着して設け、前記ケーシングに
は駆動軸を回転自在に設け、該駆動軸には前記固
定スクロールと重なり合つて旋回する間に圧縮室
を形成する旋回スクロールを回転自在に設け、前
記固定スクロールの中心位置には前記圧縮室から
の圧縮空気を吐出する吐出口を設けると共に該吐
出口から離れた位置には吸込み口を設け、前記旋
回スクロール背面を前記ケーシングとの間にクラ
ンク室を形成し、前記圧縮室内の圧縮空気を前記
クランク室に導びくための背圧導入孔を前記旋回
スクロールに形成してなるものが知られている。
定スクロールを固着して設け、前記ケーシングに
は駆動軸を回転自在に設け、該駆動軸には前記固
定スクロールと重なり合つて旋回する間に圧縮室
を形成する旋回スクロールを回転自在に設け、前
記固定スクロールの中心位置には前記圧縮室から
の圧縮空気を吐出する吐出口を設けると共に該吐
出口から離れた位置には吸込み口を設け、前記旋
回スクロール背面を前記ケーシングとの間にクラ
ンク室を形成し、前記圧縮室内の圧縮空気を前記
クランク室に導びくための背圧導入孔を前記旋回
スクロールに形成してなるものが知られている。
このように構成されるスクロール式圧縮機は、
負荷運転中は背圧導入孔を介して圧縮室内の圧縮
空気の一部をクランク室内に導びき、旋回スクロ
ールを固定スクロール側に押圧することにより、
該旋回スクロールと固定スクロールとの間の軸方
向のシールを行なわせることができる。
負荷運転中は背圧導入孔を介して圧縮室内の圧縮
空気の一部をクランク室内に導びき、旋回スクロ
ールを固定スクロール側に押圧することにより、
該旋回スクロールと固定スクロールとの間の軸方
向のシールを行なわせることができる。
しかし、このような形式のスクロール式圧縮機
は、スクリユ圧縮機やベーン式圧縮機の如く吐出
圧が所定圧力に達したとき吸込み口からの吸気量
を制限する吸込み絞り弁式または閉鎖弁式の無負
荷運転機構(アンローダ)を適用することができ
ないという問題がある。
は、スクリユ圧縮機やベーン式圧縮機の如く吐出
圧が所定圧力に達したとき吸込み口からの吸気量
を制限する吸込み絞り弁式または閉鎖弁式の無負
荷運転機構(アンローダ)を適用することができ
ないという問題がある。
即ち、仮りに吸込み口に吸込み絞り弁や閉鎖弁
等のアンロード弁を設け、吐出側圧力が所定圧力
に達したときこれらの弁を作動して吸気量を制限
すると、吸込み口が真空状態となり、吐出口が開
口するまでの圧縮行程が真空のまま進むことにな
る。この結果、背圧導入孔を介してクランク室内
の空気を吸込み、該クランク室内を真空状態とし
てしまい、従つて旋回スクロールを固定スクロー
ルに押圧するための押圧力が失なわれ、吐出口が
吐出側配管に開口したとき該吐出側配管圧力によ
つて旋回スクロールを浮き上らせる方向に作動
し、該旋回スクロールのラツプ部歯先が固定スク
ロールから離れてしまう。
等のアンロード弁を設け、吐出側圧力が所定圧力
に達したときこれらの弁を作動して吸気量を制限
すると、吸込み口が真空状態となり、吐出口が開
口するまでの圧縮行程が真空のまま進むことにな
る。この結果、背圧導入孔を介してクランク室内
の空気を吸込み、該クランク室内を真空状態とし
てしまい、従つて旋回スクロールを固定スクロー
ルに押圧するための押圧力が失なわれ、吐出口が
吐出側配管に開口したとき該吐出側配管圧力によ
つて旋回スクロールを浮き上らせる方向に作動
し、該旋回スクロールのラツプ部歯先が固定スク
ロールから離れてしまう。
このように、旋回スクロールが固定スクロール
から浮き上ると、該旋回スクロールラツプ部歯先
が叩かれて異常摩耗を起したり、異常振動を起
し、旋回スクロールを破損するばかりでなく軸受
をも損傷し、ひいては圧縮機の寿命を縮めてしま
うことになり、結局前述した如く吸込み口に吸込
み絞り弁や閉鎖弁を設けることができない。
から浮き上ると、該旋回スクロールラツプ部歯先
が叩かれて異常摩耗を起したり、異常振動を起
し、旋回スクロールを破損するばかりでなく軸受
をも損傷し、ひいては圧縮機の寿命を縮めてしま
うことになり、結局前述した如く吸込み口に吸込
み絞り弁や閉鎖弁を設けることができない。
本考案は前述した問題点に鑑みなされたもの
で、スクリユ圧縮機やベーン式圧縮機と同様に、
吸込み口に吸込み絞り弁や閉鎖弁等のアンロード
弁を設けても、旋回スクロールの浮上現象を防止
しうるようにしたスクロール式圧縮機を提供する
ことを目的とするものである。
で、スクリユ圧縮機やベーン式圧縮機と同様に、
吸込み口に吸込み絞り弁や閉鎖弁等のアンロード
弁を設けても、旋回スクロールの浮上現象を防止
しうるようにしたスクロール式圧縮機を提供する
ことを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本考案で採用する
構成の特徴は、吸込み口に吐出口に連なる吐出側
空間の圧力が所定圧力に達したとき作動し、該吸
込み口からの吸気量を制限して無負荷運転を行な
わせるアンロード弁を設け、該アンロード弁が作
動したとき吐出側空間の圧縮気体をクランク室に
供給する気体配管を設けたことにある。
構成の特徴は、吸込み口に吐出口に連なる吐出側
空間の圧力が所定圧力に達したとき作動し、該吸
込み口からの吸気量を制限して無負荷運転を行な
わせるアンロード弁を設け、該アンロード弁が作
動したとき吐出側空間の圧縮気体をクランク室に
供給する気体配管を設けたことにある。
ここで、前記吐出側空間とは吐出口から下流側
の空間を意味し、該吐出口、該吐出口に接続され
る空気配管、該空気配管途中の油分離器、該油分
離器の次段に設けられる空気タンク等を含む概念
として定義される。また、アンロード弁としては
吐出側空間圧力が所定圧力に達したとき吸込み側
を閉鎖すると共に圧縮空気の一部を吸込み口に供
給するようにしてなる吸込み絞り弁、同じく吐出
側空間圧力が所定圧力に達したとき吸込み口を完
全に閉鎖してしまう閉鎖弁、さらには吸込み口か
らの吸込み量を減少させる絞り弁等が用いられ
る。
の空間を意味し、該吐出口、該吐出口に接続され
る空気配管、該空気配管途中の油分離器、該油分
離器の次段に設けられる空気タンク等を含む概念
として定義される。また、アンロード弁としては
吐出側空間圧力が所定圧力に達したとき吸込み側
を閉鎖すると共に圧縮空気の一部を吸込み口に供
給するようにしてなる吸込み絞り弁、同じく吐出
側空間圧力が所定圧力に達したとき吸込み口を完
全に閉鎖してしまう閉鎖弁、さらには吸込み口か
らの吸込み量を減少させる絞り弁等が用いられ
る。
以下、本考案について図面に示す実施例と共に
説明する。
説明する。
図は本考案の全体構成図で、ケーシング1には
軸受部1Aと後述のクランク室を形成する円筒部
1Bとが形成され、該円筒部1Bには固定スクロ
ール2が固着して設けられている。前記固定スク
ロール2は鏡板2Aと、該鏡板2Aに立設された
うず巻状のラツプ2Bと、前記円筒部1Bに固着
されるフランジ部2Cとからなり、該ラツプ部2
Bはインボリユートまたはインボリユートに近い
曲線に形成されている。また、前記固定スクロー
ル2のフランジ部2C近くには吸込み口3が形成
されると共に鏡板2Aの中心位置には吐出口4が
形成されている。
軸受部1Aと後述のクランク室を形成する円筒部
1Bとが形成され、該円筒部1Bには固定スクロ
ール2が固着して設けられている。前記固定スク
ロール2は鏡板2Aと、該鏡板2Aに立設された
うず巻状のラツプ2Bと、前記円筒部1Bに固着
されるフランジ部2Cとからなり、該ラツプ部2
Bはインボリユートまたはインボリユートに近い
曲線に形成されている。また、前記固定スクロー
ル2のフランジ部2C近くには吸込み口3が形成
されると共に鏡板2Aの中心位置には吐出口4が
形成されている。
5は固定スクロール2と同一軸線O1に設けら
れた駆動軸で、該駆動軸5はケーシングの軸受部
1Aに軸受6,6を介して回転自在に支持されて
いる。前記駆動軸5には旋回スクロール7が軸受
8を介して回転自在に支持され、旋回スクロール
7の軸線O2は駆動軸5の軸線O1に対して距離δ
だけ偏心するように設けられている。ここで、旋
回スクロール7は鏡板7Aと、該鏡板7Aに立設
されたうず巻状のラツプ部7Bとからなり、該ラ
ツプ部7Bはインボリユートまたはインボリユー
トに近い曲線に形成されている。そして、ラツプ
部7Bは固定スクロール2のラツプ部2Bと所定
角度ずらせて重なり合うように取付けられ、該各
ラツプ部2B,7B間は密閉空間となつて複数の
圧縮室9を形成し、かつ鏡板7Aと固定スクロー
ル2のフランジ部2Cとが摺動面10となつて互
いに摺動するように構成されている。
れた駆動軸で、該駆動軸5はケーシングの軸受部
1Aに軸受6,6を介して回転自在に支持されて
いる。前記駆動軸5には旋回スクロール7が軸受
8を介して回転自在に支持され、旋回スクロール
7の軸線O2は駆動軸5の軸線O1に対して距離δ
だけ偏心するように設けられている。ここで、旋
回スクロール7は鏡板7Aと、該鏡板7Aに立設
されたうず巻状のラツプ部7Bとからなり、該ラ
ツプ部7Bはインボリユートまたはインボリユー
トに近い曲線に形成されている。そして、ラツプ
部7Bは固定スクロール2のラツプ部2Bと所定
角度ずらせて重なり合うように取付けられ、該各
ラツプ部2B,7B間は密閉空間となつて複数の
圧縮室9を形成し、かつ鏡板7Aと固定スクロー
ル2のフランジ部2Cとが摺動面10となつて互
いに摺動するように構成されている。
11はケーシング1と旋回スクロール7背面と
の間に形成された密閉空間からなるクランク室
で、該クランク室11内に圧縮室9内の圧縮空気
の一部を導びくため、旋回スクロール7の鏡板7
Aには背圧導入孔12が1または2箇所形成され
ている。なお、クランク室1内には吸込み口3の
圧力よりも高く、吐出口4の吐出圧力よりも低い
圧力を導びくため、背面導入孔12は吸込み口3
と吐出口4との中間部位の圧縮室9に開口し、圧
縮運転中はクランク室11内は当該中間部位に位
置する圧縮室9の圧力と等圧となつて旋回スクロ
ール7に押圧力を与えている。
の間に形成された密閉空間からなるクランク室
で、該クランク室11内に圧縮室9内の圧縮空気
の一部を導びくため、旋回スクロール7の鏡板7
Aには背圧導入孔12が1または2箇所形成され
ている。なお、クランク室1内には吸込み口3の
圧力よりも高く、吐出口4の吐出圧力よりも低い
圧力を導びくため、背面導入孔12は吸込み口3
と吐出口4との中間部位の圧縮室9に開口し、圧
縮運転中はクランク室11内は当該中間部位に位
置する圧縮室9の圧力と等圧となつて旋回スクロ
ール7に押圧力を与えている。
13はクランク室11内に設けられた自転防止
機構としてのオルダム接手で、該オルダム接手1
3はオルダムリング13Aと、該オルダムリング
13Aの複数箇所に形成された十字状の凹溝13
Bと、旋回スクロール7に植設され、凹溝13B
に嵌合している軸13Cとからなる。従つて、駆
動軸5を回転すると、旋回スクロール7はオルダ
ム接手13によつて案内されつつ該駆動軸5の軸
線O1を中心として半径δをもつて公転する。
機構としてのオルダム接手で、該オルダム接手1
3はオルダムリング13Aと、該オルダムリング
13Aの複数箇所に形成された十字状の凹溝13
Bと、旋回スクロール7に植設され、凹溝13B
に嵌合している軸13Cとからなる。従つて、駆
動軸5を回転すると、旋回スクロール7はオルダ
ム接手13によつて案内されつつ該駆動軸5の軸
線O1を中心として半径δをもつて公転する。
また、14は一端が吐出口4に接続され、他端
が空気タンクまたは空圧機器(いずれも図示せ
ず)に接続された空気配管で、該空気配管14の
途中には圧縮空気中に混入した油分を分離するた
めの油分離器15が設けられ、該油分離器15の
次段には該油分離器15内圧力が所定の設定圧
力、例えば3Kg/cm2となつたとき開弁する常閉の
圧力調整弁16が設けられている。従つて、圧縮
運転中は空気配管14、油分離器15内等は圧力
調整弁16の開弁圧力と等圧以上となつている。
が空気タンクまたは空圧機器(いずれも図示せ
ず)に接続された空気配管で、該空気配管14の
途中には圧縮空気中に混入した油分を分離するた
めの油分離器15が設けられ、該油分離器15の
次段には該油分離器15内圧力が所定の設定圧
力、例えば3Kg/cm2となつたとき開弁する常閉の
圧力調整弁16が設けられている。従つて、圧縮
運転中は空気配管14、油分離器15内等は圧力
調整弁16の開弁圧力と等圧以上となつている。
次に、17はアンロード弁としての閉鎖弁で、
該閉鎖弁17は本体17Aと、該本体17A内を
室A,Bに画成する隔壁17Bと、一方の室A側
に位置して本体17Aに形成された流入口17
C、流出口17Dと、他方の室B側に位置して本
体17Aに形成されたパイロツト口7Eと、室A
内に設けられ流出口17Dを開閉する弁体17F
と、室B内に摺動可能に設けられたピストン17
Gと、該弁体17Fとピストン17Gとを連結す
る連結棒17Hと、弁体17Fを常時開弁する方
向に付勢するため隔壁17Bとピストン17Gと
の間に張設されたばね17Jとからなり、前記パ
イロツト口17Eは本体17Aとピストン17G
とによつて画成されるパイロツト室Cに開口する
構成となつている。そして、流入口17Cは大気
に開口し、流出口17Dは吸込み配管18を介し
て吸込み口3と接続され、パイロツト口17Eは
パイロツト配管19を介して油分離器15の空気
部分または油液部分と接続されている。
該閉鎖弁17は本体17Aと、該本体17A内を
室A,Bに画成する隔壁17Bと、一方の室A側
に位置して本体17Aに形成された流入口17
C、流出口17Dと、他方の室B側に位置して本
体17Aに形成されたパイロツト口7Eと、室A
内に設けられ流出口17Dを開閉する弁体17F
と、室B内に摺動可能に設けられたピストン17
Gと、該弁体17Fとピストン17Gとを連結す
る連結棒17Hと、弁体17Fを常時開弁する方
向に付勢するため隔壁17Bとピストン17Gと
の間に張設されたばね17Jとからなり、前記パ
イロツト口17Eは本体17Aとピストン17G
とによつて画成されるパイロツト室Cに開口する
構成となつている。そして、流入口17Cは大気
に開口し、流出口17Dは吸込み配管18を介し
て吸込み口3と接続され、パイロツト口17Eは
パイロツト配管19を介して油分離器15の空気
部分または油液部分と接続されている。
20は前記パイロツト配管19の途中に設けら
れた常閉の電磁開閉弁、21は油分離器15内圧
力を検出し、所定の設定圧力以上となつたとき作
動する圧力スイツチで、該圧力スイツチ21は伝
送線22を介して前記電磁開閉弁20のソレノイ
ド部20Aと接続され、圧力スイツチ21が作動
したとき電磁開閉弁20を開弁するようになされ
ている。
れた常閉の電磁開閉弁、21は油分離器15内圧
力を検出し、所定の設定圧力以上となつたとき作
動する圧力スイツチで、該圧力スイツチ21は伝
送線22を介して前記電磁開閉弁20のソレノイ
ド部20Aと接続され、圧力スイツチ21が作動
したとき電磁開閉弁20を開弁するようになされ
ている。
さらに、23は空気配管で、該空気配管23の
一端はパイロツト配管19の途中で閉鎖弁17と
電磁開閉弁20との間に接続され、その他端はケ
ーシング1に形成された開口24を介してクラン
ク室11と接続されている。従つて、電磁開閉弁
20が開弁し、閉鎖弁17が作動したときには、
空気配管23を介して油分離器15内の圧縮空気
またはこれと潤滑用油の混合体をクランク室11
内に供給しうるように構成されている。
一端はパイロツト配管19の途中で閉鎖弁17と
電磁開閉弁20との間に接続され、その他端はケ
ーシング1に形成された開口24を介してクラン
ク室11と接続されている。従つて、電磁開閉弁
20が開弁し、閉鎖弁17が作動したときには、
空気配管23を介して油分離器15内の圧縮空気
またはこれと潤滑用油の混合体をクランク室11
内に供給しうるように構成されている。
本考案は以上のように構成されるが、モータ
(図示せず)を回転すると、その回転は駆動軸5、
軸受8を介して旋回スクロール7に伝えられ、該
旋回スクロール7は固定スクロール2に対して軸
線O1を中心として相対的な円運動を行なう。こ
の際、閉鎖弁17はこの弁体17Fが流出口17
Dを開弁しているから、該閉鎖弁17の流入口1
7Cからの外気は吸込み配管18を介して吸込み
口3から吸込まれ、この空気は圧縮室9内で徐々
に圧縮され、所定の圧力に高められた後に吐出口
4から吐出される。さらに、この圧縮空気は空気
配管14を介して油分離器15に供給され、該圧
縮空気中の油分が除去される。油分離器15内が
圧力調整弁6の設定圧力より高圧となると該圧力
調整弁16が開弁し、清浄な圧縮空気が空気タン
ク等に供給される。
(図示せず)を回転すると、その回転は駆動軸5、
軸受8を介して旋回スクロール7に伝えられ、該
旋回スクロール7は固定スクロール2に対して軸
線O1を中心として相対的な円運動を行なう。こ
の際、閉鎖弁17はこの弁体17Fが流出口17
Dを開弁しているから、該閉鎖弁17の流入口1
7Cからの外気は吸込み配管18を介して吸込み
口3から吸込まれ、この空気は圧縮室9内で徐々
に圧縮され、所定の圧力に高められた後に吐出口
4から吐出される。さらに、この圧縮空気は空気
配管14を介して油分離器15に供給され、該圧
縮空気中の油分が除去される。油分離器15内が
圧力調整弁6の設定圧力より高圧となると該圧力
調整弁16が開弁し、清浄な圧縮空気が空気タン
ク等に供給される。
また、圧縮室9内の圧縮空気は背圧導入孔12
を介してクランク室11に供給され、旋回スクロ
ール7の背面にこの圧力を作用させ、該旋回スク
ロール7を固定スクロール2側に押圧して該各ス
クロール2,7間のシールを行なう。
を介してクランク室11に供給され、旋回スクロ
ール7の背面にこの圧力を作用させ、該旋回スク
ロール7を固定スクロール2側に押圧して該各ス
クロール2,7間のシールを行なう。
然るに、油分離器15内圧力が圧力スイツチ2
1の設定圧力まで高まると該圧力スイツチ21が
作動し、伝送線22を介して電磁開閉弁20のソ
レノイド部20Aを励磁し、該電磁開閉弁20を
開弁する。この結果、油分離器15内の圧縮空気
はパイロツト配管19を介して閉鎖弁17のパイ
ロツト室Cに供給され、ピストン17Gをばね1
7Jに抗して押し上げ、弁体17Fによつて流出
口17Dを閉鎖する。これと同時にパイロツト配
管19からの圧縮空気等は空気配管23を介して
開口24からクランク室11に供給される。この
ようにクランク室11に供給された圧縮空気等は
背圧導入孔12から圧縮室9内に導かれ、吐出口
4から空気配管14に吐出され、再び油分離器1
5に戻される。しかし、この間は背圧導入孔12
を介して循環する空気量のみとなり、圧縮仕事を
低減させることができ、動力を大きく低下させる
ことができる。以上の動作によつて無負荷運転が
行なわれる。
1の設定圧力まで高まると該圧力スイツチ21が
作動し、伝送線22を介して電磁開閉弁20のソ
レノイド部20Aを励磁し、該電磁開閉弁20を
開弁する。この結果、油分離器15内の圧縮空気
はパイロツト配管19を介して閉鎖弁17のパイ
ロツト室Cに供給され、ピストン17Gをばね1
7Jに抗して押し上げ、弁体17Fによつて流出
口17Dを閉鎖する。これと同時にパイロツト配
管19からの圧縮空気等は空気配管23を介して
開口24からクランク室11に供給される。この
ようにクランク室11に供給された圧縮空気等は
背圧導入孔12から圧縮室9内に導かれ、吐出口
4から空気配管14に吐出され、再び油分離器1
5に戻される。しかし、この間は背圧導入孔12
を介して循環する空気量のみとなり、圧縮仕事を
低減させることができ、動力を大きく低下させる
ことができる。以上の動作によつて無負荷運転が
行なわれる。
ところで、油分離器15内圧力が所定の圧力に
達して閉鎖弁17を閉じ、吸込み口3からの吸気
量を制限する無負荷運転時においては、この吸込
み口3近傍が真空状態となり、圧縮室9が吐出口
4に開口するまでの圧縮行程が真空のまま進行す
ることになつて、この間背圧導入孔12からクラ
ンク室11内の空気を吸込み、該クランク室11
内も真空状態としようとする。しかし、本考案に
では閉鎖弁17が閉弁すると同時に空気配管23
を介して油分離器15内の圧縮空気等がクランク
室11内に供給されるから、該クランク室11内
を常に高圧状態に保持することができ、旋回スク
ロール7を固定スクロール2側に押圧する押圧力
が確保でき、旋回スクロール7の浮上現象を確実
に防止することができる。
達して閉鎖弁17を閉じ、吸込み口3からの吸気
量を制限する無負荷運転時においては、この吸込
み口3近傍が真空状態となり、圧縮室9が吐出口
4に開口するまでの圧縮行程が真空のまま進行す
ることになつて、この間背圧導入孔12からクラ
ンク室11内の空気を吸込み、該クランク室11
内も真空状態としようとする。しかし、本考案に
では閉鎖弁17が閉弁すると同時に空気配管23
を介して油分離器15内の圧縮空気等がクランク
室11内に供給されるから、該クランク室11内
を常に高圧状態に保持することができ、旋回スク
ロール7を固定スクロール2側に押圧する押圧力
が確保でき、旋回スクロール7の浮上現象を確実
に防止することができる。
なお、前述の実施例では油分離器15内等の吐
出側空間圧力を検出し、閉鎖弁17に流体圧力を
供給するための手段を電磁開閉弁20と圧力スイ
ツチ21とから構成するものとして述べたが、こ
れに限るものではなく、吐出側空間圧力をパイロ
ツト圧として作動する機械式圧力調整弁をパイロ
ツト配管19に設けるものであつてもよい。また
アンロード弁としては閉鎖弁に限ることなく、絞
り弁や吸込み絞り弁として構成してもよいもので
ある。
出側空間圧力を検出し、閉鎖弁17に流体圧力を
供給するための手段を電磁開閉弁20と圧力スイ
ツチ21とから構成するものとして述べたが、こ
れに限るものではなく、吐出側空間圧力をパイロ
ツト圧として作動する機械式圧力調整弁をパイロ
ツト配管19に設けるものであつてもよい。また
アンロード弁としては閉鎖弁に限ることなく、絞
り弁や吸込み絞り弁として構成してもよいもので
ある。
本考案に係るスクロール式圧縮機は以上詳細に
述べた如くであつて、この種々の圧縮機にも無負
荷運転用のアンロード弁を吸込み口に設けること
ができるから、動力を軽減することができる。ま
た無負荷運転開始と同時にクランク室に吐出側の
圧縮気体を供給し、旋回スクロールの浮上現象を
防止するように構成したから、該旋回スクロール
の歯先が破損したり、異常振動を起したりする事
故を防止でき、圧縮機の寿命を延すことができる
等の効果を奏する。
述べた如くであつて、この種々の圧縮機にも無負
荷運転用のアンロード弁を吸込み口に設けること
ができるから、動力を軽減することができる。ま
た無負荷運転開始と同時にクランク室に吐出側の
圧縮気体を供給し、旋回スクロールの浮上現象を
防止するように構成したから、該旋回スクロール
の歯先が破損したり、異常振動を起したりする事
故を防止でき、圧縮機の寿命を延すことができる
等の効果を奏する。
図は本考案に係るスクロール式圧縮機の全体構
成図である。 1……ケーシング、2……固定スクロール、2
C……フランジ部、3……吸込み口、4……吐出
口、5……駆動軸、7……旋回スクロール、9…
…圧縮室、10……摺動面、11……クランク
室、12……背圧導入孔、13……オルダム接
手、14……空気配管、15……油分離器、16
……圧力調整弁、17……閉鎖弁(アンロード
弁)、18……吸込み配管、19……パイロツト
配管、20……電磁開閉弁、21……圧力スイツ
チ、23……空気配管(流体配管)。
成図である。 1……ケーシング、2……固定スクロール、2
C……フランジ部、3……吸込み口、4……吐出
口、5……駆動軸、7……旋回スクロール、9…
…圧縮室、10……摺動面、11……クランク
室、12……背圧導入孔、13……オルダム接
手、14……空気配管、15……油分離器、16
……圧力調整弁、17……閉鎖弁(アンロード
弁)、18……吸込み配管、19……パイロツト
配管、20……電磁開閉弁、21……圧力スイツ
チ、23……空気配管(流体配管)。
Claims (1)
- ケーシングには固定スクロールを固着して設
け、前記ケーシングには駆動軸を回転自在に設
け、該駆動軸には前記固定スクロールと重なり合
つて旋回する間に圧縮室を形成する旋回スクロー
ルを回転自在に設け、前記固定スクロールの中心
位置には前記圧縮室からの圧縮気体を吐出する吐
出口を設けると共に該吐出口から離れた位置には
吸込み口を設け、前記旋回スクロール背面と前記
ケーシングとの間にクランク室を形成し、前記圧
縮室内の圧縮気体を前記クランク室に導くための
背圧導入孔を前記旋回スクロールに形成してなる
スクロール式圧縮機において、前記吸込み口には
前記吐出口に連なる吐出側空間の圧力が所定圧力
に達したとき作動し、該吸込み口からの吸気量を
制限して無負荷運転を行なわせるアンロード弁を
設け、該アンロード弁が作動したとき前記吐出側
空間の圧縮気体を前記クランク室に供給する気体
配管を設けたことを特徴とするスクロール式圧縮
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17417382U JPS5976787U (ja) | 1982-11-17 | 1982-11-17 | スクロ−ル式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17417382U JPS5976787U (ja) | 1982-11-17 | 1982-11-17 | スクロ−ル式圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5976787U JPS5976787U (ja) | 1984-05-24 |
JPS6341590Y2 true JPS6341590Y2 (ja) | 1988-11-01 |
Family
ID=30379243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17417382U Granted JPS5976787U (ja) | 1982-11-17 | 1982-11-17 | スクロ−ル式圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5976787U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0799146B2 (ja) * | 1985-08-20 | 1995-10-25 | トキコ株式会社 | スクロ−ル圧縮機 |
JPH055268Y2 (ja) * | 1987-07-17 | 1993-02-10 | ||
JPH0645669Y2 (ja) * | 1987-08-20 | 1994-11-24 | トキコ株式会社 | スクロ−ル式圧縮機 |
JP2552304Y2 (ja) * | 1990-03-23 | 1997-10-29 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 容量可変スクロール型圧縮機 |
-
1982
- 1982-11-17 JP JP17417382U patent/JPS5976787U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5976787U (ja) | 1984-05-24 |
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