JPS6341394B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6341394B2
JPS6341394B2 JP55013474A JP1347480A JPS6341394B2 JP S6341394 B2 JPS6341394 B2 JP S6341394B2 JP 55013474 A JP55013474 A JP 55013474A JP 1347480 A JP1347480 A JP 1347480A JP S6341394 B2 JPS6341394 B2 JP S6341394B2
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JP
Japan
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formula
group
carbon atoms
following
meanings
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Application number
JP55013474A
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English (en)
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JPS55104279A (en
Inventor
Rodeii Jiin
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPS55104279A publication Critical patent/JPS55104279A/ja
Publication of JPS6341394B2 publication Critical patent/JPS6341394B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3467Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
    • C08K5/3477Six-membered rings
    • C08K5/3492Triazines
    • C08K5/34926Triazines also containing heterocyclic groups other than triazine groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はs−イリアジンの新規ポリアルキルピ
ペリジン誘導体およびそのポリマー用安定剤とし
ての用途に関するものである。 本発明の誘導体は次式: 〔式中、 XおよびX′は炭素原子数2ないし12のアルキ
レン基を表わし、 X″はXおよびX′に与えられた意味の1つを表
わすか、または直接結合を表わし、 X1およびX2は直接結合または炭素原子数1な
いし4のアルキレン基を表わし、 Y1、Y2、ZおよびZ′は−NH−またはNR3
(式中、R3は下記の意味を表わす。)を表わし、 Y、Y′およびY″は−O−、−NH−または−
NR5(式中、R5は下記の意味を表わす。)を表わ
し、 Rは水素原子を表わし、 R1は炭素原子数1ないし18のアルキル基また
は次式: (式中、R、X1、X2、Y1、Y2およびZは前記
の意味を表わし、R2およびR4は下記の意味を表
わす。) で表わされる基を表わし、 R2は次式: (式中、Rは前記の意味を表わし、R4は下記
の意味を表わす。) で表わされるポリアルキルピペリジニル基を表わ
し、 R3は炭素原子数1ないし18のアルキル基また
は前記式で表わされるポリアルキルピペリジニ
ル基を表わし、 R4は水素原子、炭素原子数1ないし4のアル
キル基、アリル基またはベンジル基を表わし、 R5は次式: (式中、R、R2、R4、X、X1、X2、Y、Y1
よびY2は前記の意味を表わす。) で表わされる基を表わす。〕 で表わされる。 炭素原子数1ないし18のアルキル基としての
R1およびR3は枝分れ鎖または直鎖のアルキル基、
例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、第
三ブチル基、ヘキシル基、イソオクチル基、デシ
ル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシ
ル基またはオクタデシル基であつてよい。 炭素原子数1ないし4のアルキル基としての
R4は枝分れ鎖または直鎖のアルキル基、例えば
メチル基、エチル基、イソプロピル基または第三
ブチル基であつてよい。 炭素原子数1ないし4のアルキレン基としての
X1およびX2は例えば、メチレン基、エチレン基、
1,3−プロピレン基、1,2−プロピレン基、
1,1−ジメチルエチレン基または2,2−プロ
ピレン基であつてよい。 アルキレン基としてのX、X′およびX″は枝分
れ鎖または直鎖のアルキレン基例えば、エチレン
基、トリ−、テトラ−、ヘキサ−、オクタ−、デ
カ−、もしくはドデカ−メチレン基、2,2−ジ
メチル−1,3−プロピレン基、1,2−ブチレ
ン基または1,2−プロピレン基であつてよい。 特公昭49−21389号公報(ドイツ特許公開第
2319816号公報)には次式: (式中、置換基Z′、Z″およびZの少なくとも
1つはO、SまたはNによつてトリアジン基に結
合するポリアルキルピペリジン基を表わす。) で表わされるs−トリアジンの単純なポリアルキ
ルピペリジン誘導体が既に開示されている。 また特開昭52−71486号公報及び同52−78336号
公報には複数のs−トリアジン環とポリアルキル
ピペリジンが連結した化合物が開示されている。 これらの公知のs−トリアジンのポリアルキル
ピペリジン誘導体は、ポリマーの優れた光安定剤
である。しかしながら、特定の用途においてはこ
れらの公知化合物の揮発性およびマイグレーシヨ
ンの傾向は大きすぎるので工業的に使用できな
い。この問題はポリマーを薄層状、例えばフアイ
バー、フアイバーテープ、フイルムまたはラツカ
ーとして使用し、長期間にわたる安定化が要求さ
れる場合に特に重要である。本発明者は上記で定
義したs−トリアジンの新規ポリアルキルピペリ
ジン誘導体が、非常に低い揮発性およびより小さ
いマイグレーシヨン傾向を有し、そのため厚味の
薄いポリマー中でさえも長期間にわたる安定化作
用を有することを見出した。 本発明の式で表わされる化合物のさらに別の
利点は、抽出されにくいことである。この特性
は、例えば安定化した合成繊維の布を合成ラテツ
クス塗料でコーテイングする時(この操作におい
ては安定剤は繊維中から抽出され易い)はつきり
と認められる。このような操作の例は、合成ラテ
ツクス塗料によるカーペツトの裏面のコーテイン
グである。 式で表わされる好ましい化合物は、Rが水素
原子を表わすものである。これらは2,2,6,
6−テトラメチルピペリジンの誘導体である。式
においてR4が水素原子またはメチル基を表わ
す化合物もまた好ましい。式で表わされるさら
に別の好ましい化合物は、Y、Y′およびY″が−
O−、−NH−または−NR5−(式中、R5は前記の
意味を表わす。) を表わすもので、特にY、Y′およびY″が−NH
−または−NR5−を表わすものである。 式で表わされる化合物の好ましいグループの
1つは次式: 〔式中、Qは次式: (式中、Y、X、Y1、X1、Y2、X2、Z、R、
R2およびR4は前記の意味を表わす。) で表わされる基を表わす。〕 で表わされる化合物であり、特に式においてQ
が次式: (式中、 Xは炭素原子数2ないし12のアルキレン基を表
わし、 X1およびX2は直接結合または炭素原子数1な
いし4のアルキレン基を表わし、 Yは−NH−または−NR5−を表わし、 Y1およびY2は−NH−または−NR3−を表わ
し、、 Zは−NH−を表わし、 R3は炭素原子数1ないし12のアルキレン基ま
たは次式: で表わされる基を表わし、 R4は水素原子、炭素原子数1ないし4のアル
キル基、アリル基またはベンジル基を表わし、 R5は次式: で表わされる基を表わす。) で表わされる基を表わす化合物である。 式で表わされる化合物における基Qは同一で
あり、その結果、これらの化合物の製造は容易で
ある。トリアジン環に3個の同一の置換基が結合
した式で表わされるトリアジン化合物の製造は
さらに容易である。したがつて、特に好ましい化
合物は一般式: (式中、Qは前記式で表わされる基を表わ
す。) で表わされるものである。 これらの式で表わされる化合物のうちでも好
ましいものは、Qが前記式で表わされる基を表
わすものである。 式で表わされる化合物は、塩化シアヌルを段
階的にa)次式:R1−X″−Y″H(式中、R1
X″およびY″は前記の意味を表わす。)で表わされ
る化合物、b)次式: (式中、R、R2、R4、X、X1、X2、Y、Y1
Y2およびZは前記の意味を表わす。) で表わされる化合物およびc)次式: (式中、R、R2、R4、X′、X1、X2、Y′、Y1
Y2およびZは前記の意味を表わす。) で表わされる化合物と酸結合剤の存在下で、塩化
シアヌルとヒドロキシ化合物、チオール化合物お
よびアミノ化合物との段階反応によつて、反応さ
せることによつて製造する。反応は好ましくは溶
媒を使用して行なう。有機溶媒、例えばベンゼ
ン、トルエンまたはジオキサンをこの目的に使用
することもでき、あるいは反応を水性溶媒、特に
水と水溶液性有機溶媒例えばアセトンまたはメタ
ノールとの混合物中で行なうこともできる。使用
する酸結合剤は、無機または有機塩基、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、酸化マグネシウム、トリエチルアミンまたは
ピリジンである。 反応工程の順序を変えることも可能であり、例
えば最初に反応b)およびc)を行ない、次いで
反応a)を行なうことも可能である。 反応工程a)は式において、R1−X″−Y″−
が塩素原子を表わす化合物を製造する時は省略す
ることができる;すなわち、塩化シアヌルを単に
b)およびc)に従つて反応させるだけでよい。 式で表わされる化合物を製造する場合は、工
程b)は工程c)と同一なので、これらの工程を
まとめて一つの反応工程にすることができる。 式で表わされる化合物を製造する場合は、工
程a)、b)およびc)は同一なので、全部まと
めて単一工程反応にすることができる。 最初の2工程の後に形成される中間生成物は、
単離および精製する必要はない;すなわち、各々
の反応工程を一つの反応容器中で連続して行なう
ことができる。 式で表わされる最終生成物は主として、再結
晶によつて精製可能な固体化合物である。通常、
これらの化合物は、さらに精製することなくプラ
スチツク用安定剤として使用できる程度に高い純
度で得られる。 反応工程b)およびc)で必要な反応体もまた
同様に、塩化シアヌルとヒドロキシ化合物、チオ
ール化合物またはアミノ化合物との段階反応によ
つて製造することができる。 製造に関するさらに詳細な説明は実施例に記載
する。式で表わされる化合物は、ポリマーの安
定剤として使用することができる;これらは特に
顕著な光安定化作用を有することを特徴とする。
式で表わされる化合物の添加によつて安定化さ
れるポリマーの例は次のとおりである: 1 モノ−およびジ−オレフインのポリマー、例
えばポリエチレン(架橋されても良い。)、ポリ
プロピレン、ポリイソブチレン、ポリメチルブ
ト−1−エン、ポリメチルペント−1−エン、
ポリイソプレンまたはポリブタジエン。 2 1)にあげたポリマーの混合物、例えばポリ
プロピレンとポリエチレンまたはポリイソブチ
レンとの混合物。 3 モノ−およびジ−オレフインのコポリマー、
例えばエチレン/プロピレン コポリマー、プ
ロピレン/ブト−1−エン コポリマー、プロ
ピレン/イソブチレン コポリマー、エチレ
ン/ブト−1−エン コポリマーおよびエチレ
ンとプロピレンおよびヘキサジエン、ジシクロ
ペンタジエンまたはエチリデンノルボルネン等
のジエンとのターポリマー。 4 ポリスチレン。 5 スチレンまたはα−メチルスチレンとジエン
またはアクリル誘導体とのコポリマー、例えば
スチレン/ブタジエン、スチレン/アクリロニ
トリルまたはスチレン/アクリロニトリル/メ
チルアクリレート;スチレンコポリマーおよび
他のポリマーから得られる耐衝撃性樹脂混合
物、例えばポリアクリレート、ジエンポリマー
またはエチレン/プロピレン/ジエン ターポ
リマー;さらにまたスチレンのブロツクコポリ
マー、例えばスチレン/ブタジエン/スチレ
ン、スチレン/イソプレン/スチレンまたはス
チレン/エチレン−ブチレン/スチレン。 6 スチレンのグラフトコポリマー、例えばスチ
レンの結合したポリブタジエン、スチレンおよ
びアクリロニトリルの結合したポリブタジエン
およびこれらと5にあげたコポリマーとの
ABSポリマーとして知られる混合樹脂。 7 ハロゲン含有ポリマー、例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ弗化ビニル、ポ
リクロロプレン、塩化ゴムおよび塩化ビニル/
塩化ビニリデン、塩化ビニル/酢酸ビニルもし
くは塩化ビニリデン/酢酸ビニル等のコポリマ
ー。 8 α,β−不飽和酸およびその誘導体から誘導
されるポリマー、例えばポリアクリレートおよ
びポリアクリロニトリル。 9 不飽和アルコールおよびアミンまたはそれ等
のアシル誘導体またはアセタールから誘導され
るポリマー、例えばポリビニルアルコール;ポ
リ酢酸ビニル、ポリステアリン酸ビニル、ポリ
ビニルベンゾエート、ポリビニルマレエート、
ポリビニルブチラール、ポリアリルフタレー
ト、ポリアリルメラミンおよびそれらと他のビ
ニル化合物とのコポリマー、例えばエチレン/
酢酸ビニル コポリマー。 10 エポキシのホモポリマーおよびコポリマー、
例えばポリエチレンオキシド、ポリプロピレン
オキシドまたはそれらとビス−グリシジルエー
テルとのコポリマー。 11 ポリアセタール、例えばポリオキシメチレン
さらにまたエチレンオキシドをコモノマーとし
て含むポリオキシメチレン。 12 ポリフエニレンオキシド。 13 ポリウレタンおよびポリウレア。 14 ポリカーボネート。 15 ポリスルホン。 16 ジアミンおよびジカルボン酸および/または
アミノカルボン酸または相当するラクタムから
誘導されるポリアミドおよびコポリアミド、例
えばポリアミド6、ポリアミド6/6、ポリア
ミド6/10、ポリアミド11およびポリアミド
12。 17 ジカルボン酸およびジアルコールおよび/ま
たはヒドロキシカルボン酸または相当するラク
トンから誘導されるポリエステル、例えばポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、またはポリ−1,4−ジメチロール
シクロヘキサンテレフタレートおよびまた末端
水酸基を有するポリエーテルとジカルボン酸か
ら誘導されるブロツクポリエーテルエステル。 18 一方でアルデヒド、他方でフエノール、尿素
およびメラミンから誘導される架橋ポリマー、
例えばフエノール−ホルムアルデヒド樹脂、尿
素−ホルムアルデヒド樹脂およびメラミン−ホ
ルムアルデヒド樹脂。 19 アルキツド樹脂、例えばグリセロール/フタ
ル酸樹脂およびそのメラミン−ホルムアルデヒ
ド樹脂との混合物。 20 飽和および不飽和ジカルボン酸と多価アルコ
ールとのビニル化合物を架橋剤とするコポリエ
ステルから誘導される、不飽和ポリエステル樹
脂およびさらにそのハロゲン原子を含む難燃性
の変性樹脂。 21 ポリエポキシ、例えばビス−グリシジルエー
テルまたは脂環式ジエポキシから誘導される架
橋エポキシ樹脂。 22 天然のポリマー、例えばセルロース、ゴムお
よびそれ等を重合同族体として化学変性した誘
導体、例えば酢酸セルロース、プロピオン酸セ
ルロース、セルロースブチレートおよびメチル
セルロースの様なセルロースエーテル。 これらのポリマーのうち、1−7,13および16
のグループのポリマーは、これらを基質とした時
本発明の安定剤が特に優れた効果を発揮するので
好ましいものである。さらに、ワニス用樹脂とし
て使用されるポリマーは特に重要である。 式で表わされる安定剤は、安定化すべき物質
に対して、0.01ないし5重量%の濃度で基質中に
添加する。 好ましくは安定化すべき物質に対して、0.01な
いし1.0、特に好ましくは0.02ないし0.5重量%の
本発明の化合物を安定化すべき物質中に添加す
る。添加は、例えば本発明の光安定剤の少なくと
も1種および所望によりさらに別の添加剤を、プ
ラスチツク技術分野で慣用の方法で成形前または
成形中に混入するか、または溶解もしくは分散し
た本発明の化合物をポリマー中に加え、必要によ
り次いで溶媒を蒸発させることにより行なう。 このようにして安定化されたポリマーは、プラ
スチツク技術分野で慣用のさらに別の安定剤また
は他の添加剤(例えばドイツ特許公開第2349962
号公報第25−32頁に列記されたもの)を含有して
もよい。このような安定剤または添加剤の含有と
は、特に可塑剤、滑剤、顔料、増量剤、強化剤、
防炎加工剤、帯電防止剤、光安定剤、酸化防止剤
または金属不活性化剤の添加を意味する。 公知の安定剤をも使用する時は相乗作用が得ら
れることがあり、特に他の光安定剤または有機ホ
スフイツトを併用した時相乗作用がしばしば認め
られる。 ポリオレフインを安定化する時の酸化防止剤の
併用が特に重要である。 したがつて、本発明は式で表わされる化合物
を0.01ないし5重量%添加して安定化され、所望
によりさらに別の公知、慣用の添加剤を含有する
ことのできるポリマーにも関するものである。こ
のようにして安定化されたポリマーは非常に広範
な形態、例えばフイルム、フアイバー、テープも
しくは形材の形でまたはラツカー、接着剤もしく
はパテの結合剤として使用できる。 フアイバー、フイルムおよびラツカーのような
薄い層状での使用が特に重要である。 下記の実施例により、本発明の化合物の製造お
よび使用につきさらに詳細に記載する。実施例
中、部およびパーセントは、夫々重量部および重
量パーセントを表わし、温度は摂氏単位で表わ
す。 実施例 1
【式】
エチレンジアミン200ml中の2−クロロ−4,
6−ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル−ブチルアミノ)−1,3,5−ト
リアジン53.6gを24時間還流した。反応混合物中
にトルエン200mlおよび30%水酸化ナトリウム溶
液100mlを加え、得られた混合物を30分間激しく
撹拌した。水相を分離して除き、トルエン溶液を
水200mlで2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し
てから蒸発させた。このようにして得られた2−
(2−アミノエチルアミノ)−4,6−ビス−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−ブ
チルアミノ)−1,3,5−トリアジンをキシレ
ン200mlに溶解し、得られた溶液を5゜に冷却した。
この温度で塩化シアヌル6.1gを導入し、反応混
合物を5−10゜で1時間撹拌した。微粉末状の水
酸化ナトリウム1.4gを添加した後、温度を35−
40゜に上昇し、混合物をこの温度で2時間撹拌し
た。新たに水酸化ナトリウム1.4gを加えた後、
混合物を徐々に還流温度まで加熱した。3時間還
流した後、最終分の水酸化ナトリウム1.4gを添
加し、次いで反応混合物を還流しながら18時間撹
拌した。冷却後、水200mlを加え、混合物を10分
間充分に撹拌し、水相を分離除去してキシレン溶
液を水100mlで3回洗浄した。このキシレン溶液
を減圧下で蒸発させ、次に残渣を高度減圧下
(130゜/0.001mmHg)で乾燥した。得られたガラス
様の黄色の固形物は粉砕して実質的に無色の粉末
にすることができた。上記の構造式で表わされる
光安定剤は約140゜で溶融した。 実施例 2
【式】 2−クロロ−4,6−ビス−(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル−ブチルアミ
ノ)−1,3,5−トリアジン53.6gの代りに2
−クロロ−4,6−ビス−(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル−オクチルアミノ)
−1,3,5−トリアジン63.6gを使用し、他の
点は同様にして実施例1の方法を繰返した。上記
の構造式で表わされる化合物が、融点82−83゜の
実質的に無色粉末として得られた。 実施例 3
【式】
キシレン300ml中の2−クロロ−4,6−ビス
−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル−ブチルアミノ)−1,3,5−トリアジン
107.2gおよびジエチレントリアミン10.3gを12
時間還流した。微粉末状の水酸化ナトリウム8.8
gを添加した後、混合物を還流しながらさらに24
時間撹拌し、100゜より低い温度まで冷却し、水
200mlを加え、得られた混合物を10分間撹拌し、
次いで水相を分離して除いた。キシレン溶液を水
100mlで3回洗浄した。キシレン溶液の脱水を完
全にするため、溶媒約20mlを蒸留して除き、次に
溶液を乾燥キシレン120mlで希釈して5−10゜に冷
却した。塩化シアヌル6.1gを添加した後、混合
物を室温で2時間撹拌し、次いで水酸化ナトリウ
ム1.4gを添加し、得られた混合物を40−45゜で2
時間撹拌した。さらに水酸化ナトリウムを1.4g
添加した後、混合物を還流温度まで徐々に加熱
し、還流しながら4時間撹拌し、最終分の水酸化
ナトリウム1.4gを添加し、得られた混合物をさ
らに24時間還流した。水200mlを反応混合物に加
え、得られた混合物を10分間撹拌し、次いで水相
を分離して除去した。キシレン溶液を水100mlで
3回洗浄し、減圧下で蒸発させた。 残渣を130−40゜/0.005mmHgで乾燥させた。上
記の構造式で表わされる生成物が、容易に粉砕し
て融点約140゜の粉末とすることのできる脆い黄色
の固形物として得られた。 実施例 4
【式】
ジエチレントリアミン10.3gの代りにジプロピ
レントリアミン13.1gを使用し、他の点は同様に
して実施例3の方法を繰返した。上記の構造式で
表わされる化合物が融点約120゜の無色粉末として
得られた。 実施例 5 2−クロロ−4,6−ビス−(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル−ブチルアミ
ノ)−1,3,5−トリアジン107.2gの代りに2
−クロロ−4,6−ビス〔2−(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)−エチルアミ
ノ〕−1,3,5−トリアジン96.0gを使用し、
他の点は同様にして実施例3の方法を繰返した。
上記の構造式で表わされる化合物が融点約100゜の
淡黄色の粉末として得られた。 実施例 6
【式】
2−クロロ−4,6−ビス−(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル−ブチルアミ
ノ)−1,3,5−トリアジン53.6gを、実施例
2の記載と同様にしてジエチレントリアミン5.2
gと反応させた。得られた中間生成物の脱水キシ
レン溶液に2,4−ジクロロ−6−イソプロポキ
シ−1,3,5−トリアジン5.2gを室温で加え、
次いで混合物を50゜で2時間撹拌した。微粉末状
の水酸化ナトリウム1.0gを添加した後、混合物
を12時間還流し、水酸化ナトリウム1.1gを添加
し、そして混合物をさらに36時間還流した。実施
例2と同様にして後処理した後、上記の構造式で
表わされる生成物が融点約120゜の無色粉末として
得られた。 実施例 7 塩化シアヌル36.9gをアセトン250ml中に溶解
し、溶液を5゜に冷却した。水500ml中の2,2,
6,6−テトラメチル−4−〔2−(2,2,6,
6−テトラメチルピペリジル−4)−アミノエチ
ル〕−ピペリジン129.4gの溶液を前記の溶液に5
−10゜で約2時間かけて滴加し、得られた混合物
をさらに30分間反応させた。次いで水50ml中の水
酸化ナトリウム8.0gの溶液を約5分間かけて滴
加し、得られた混合物を35−40゜でさらに2時間
撹拌した。水50ml中の水酸化ナトリウム8.0gの
溶液を再び滴加し、次いで得られた混合物を45−
50゜で6時間撹拌した。2−クロロ−4,6−ビ
ス−〔2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル−2−(2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジル−4)−エチルアミノ〕−1,3,5−ト
リアジンの無色沈殿を過して除き、水で洗浄
し、乾燥してアセトニトリルから再結晶した(融
点142゜)。この化合物45.5gおよびジエチレント
リアミン3.0gをキシレン200ml中で12時間還流し
た。微粉末状の水酸化ナトリウム2.5gを添加し
た後、この混合物を還流しながらさらに24時間撹
拌した。反応混合物を約10゜に冷却し、塩化シア
ヌル1.84gを加えた。得られた混合物を室温で2
時間次いで45−50゜で4時間撹拌し、水酸化ナト
リウム1.3gを添加し、次いで得られた混合物を
24時間還流した。冷却後水200mlをこの反応混合
物に加え、得られた混合物を10分間激しく撹拌
し、水相を分離して除いた。キシレン溶液を水
100mlで3回洗浄し、次いで減圧下で蒸発させた。
得られた残渣を130゜/0.001mmHgで15時間乾燥し
てから粉末化した。上記の構造式で表わされる生
成物が融点約130゜の実質的に無色の粉末として得
られた。 実施例 8 ジエチレントリアミン3.0gの代りにジプロピ
レントリアミン3.9gを使用し、他の点は同様に
して実施例7の方法を繰返した。上記の構造式で
表わされる化合物が融点約136゜の実質的に無色の
粉末として得られた。 実施例 9
【式】
2−クロロ−4,6−ビス−(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジル−ブチルアミ
ノ)−1,3,5−トリアジン56.4gを80゜のヘキ
サメチレンジアミン120gの融溶物中へ加えた。
次いで反応混合物を100゜で8時間撹拌し、キシレ
ン50mlを加えた後140゜で16時間撹拌した。反応混
合物をキシレン200mlで希釈し、水50ml中の水酸
化ナトリウム4.4gの溶液を加え、得られた混合
物を室温で4時間激しく撹拌した。分液漏斗でキ
シレン溶液を水相から分離し、硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧下で蒸発させた。このようにして得
られた2−(6−アミノヘキシルアミノ)−4,6
−ビス−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル−ブチルアミノ)−1,3,5−
トリアジン57.9gをキシレン200mlに溶解し、得
られた溶液を5゜に冷却した。この温度で塩化シア
ヌル5.5gを加え、反応混合物を5−10゜で1時間
撹拌した。微粉末状の水酸化ナトリウム1.2gを
添加後、温度を35−40゜に上昇し、混合物をこの
温度で2時間撹拌した。新たに水酸化ナトリウム
1.2gを添加した後、反応混合物を徐々に還流温
度まで加熱した。3時間還流した後、最終添加分
の水酸化ナトリウム1.4gを添加し、次いで反応
混合物を還流しながら16時間撹拌した。冷却後、
水200mlを加え、混合物を15分間充分撹拌して、
水相を分離して除き、キシレン溶液を水100mlで
3回洗浄した。キシレン溶液を減圧下で蒸発さ
せ、残渣を高度減圧下(130゜/0.001mmHg)で乾
燥した。得られた淡黄色の固形物は、粉砕して実
質的に無色の粉末にすることができた。上記の構
造式で表わされるこの光安定剤は約125゜で溶融し
た。 実施例 10
【式】
キシレン250ml中の2−クロロ−4,6−ビス
−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル−ブチルアミノ)−1,3,5−トリア
ジン90.2gおよびジプロピレントリアミン10.4g
を8時間還流した。微粉末状の水酸化ナトリウム
8.0gを添加した後、反応混合物を還流しながら
さらに16時間撹拌し、100゜より低い温度まで冷却
し、水200mlを加え、得られた混合物を15分間撹
拌し、次いで水相を分離して除いた。キシレン溶
液を水100mlで3回洗浄し、次いで減圧下で蒸発
させた。こようにして得られた樹脂状の中間生成
物71.4gをキシレン300mlに溶解し、得られた溶
液を5−10゜に冷却した。塩化シアヌル3.6gを加
えた後、混合物を10−15゜で2時間撹拌し、水酸
化ナトリウム0.8gを添加して、得られた混合物
を45−50゜で3時間撹拌した。さらに水酸化ナト
リウム0.8gを添加した後、反応混合物を還流温
度まで徐々に加熱し、還流しながら6時間撹拌
し、最終添加分の水酸化ナトリウム1.0gを添加
し、得られた混合物をさらに18時間還流しながら
撹拌した。反応混合物に水200mlを加え、全体を
15分間充分撹拌し、次いで水相を分離して除い
た。キシレン溶液を水100mlで3回洗浄し、減圧
下で蒸発させた。残渣を130−40゜/0.005mmHgで
乾燥した。上記の構造式で表わされる生成物が、
冷却した時容易に粉砕して融点約145゜の粉末とす
ることのできる黄色の固形物として得られた。 実施例 11 2−クロロ−4,6−ビス−(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジル−ブチルアミ
ノ)−1,3,5−トリアジン90.2gの代りに2
−クロロ−4,6−ビス−(1−ベンジル−2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−ブ
チルアミノ)−1,3,5−トリアジン114.0gを
使用し、他の点は同様にして実施例10の方法を繰
返した。上記の構造式で表わされる化合物が融点
約180゜の淡黄色の粉末として得られた。 実施例 12 2−クロロ−4,6−ビス−(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジル−ブチルアミ
ノ)−1,3,5−トリアジン90.2gの代りに2
−クロロ−4,6−ビス−(1−アリル−2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−ブチル
アミノ)−1,3,5−トリアジン98.6gを使用
し、他の点は同様にして実施例10の方法を繰返し
た。上記の構造式で表わされる化合物が、融点約
95゜の黄色の粉末として得られた。 実施例 13 光に対するポリプロピレンの安定化 ポリプロピレン粉末〔モンテジソン
(Montedison)社製のモプレン、フアイバーグレ
ード(Moplen,fibre grade)〕100部をオクタデ
シルβ−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)−プロピオネート0.2部および下記
第1表の安定剤0.25部と200゜でブラベンダー・プ
ラストグラフ(Brabender Plastograph)中で10
分間均質化した。このようにして得られた組成物
を出来る限り素早くニーダーから取り出し、トグ
ルプレスでプレスして厚さ2−3mmのシートにし
た。得られたプレス形板の一部を切り取り、実験
室用手動式油圧機により2枚の高光沢硬質アルミ
ニウム薄板の間で260゜で6分間プレスして、厚さ
0.1mmのフイルムを得、これを直ちに冷水中に浸
漬した。このフイルムからパンチして試験片を切
り取り、キセノテスト(Xenotest)1200で照射
した。これらの試験片を一定時間間隔で照射装置
から取り出し、そのカルボニル含有量を赤外分光
光度計で調べた。カルボニルによる5.85μの吸収
の照射による増加は、ポリマーの光酸化的劣化の
指標であり〔エル.バラバン(L.Balaban)等、
ジヤーナル・オブ・ポリマーサイエンス(J.
Polymer Sci)、パート(Part)C、第22巻、第
1059−1071頁(1969年)参照〕、経験によるとポ
リマーの機械的特性の劣化の程度に一致する。カ
ルボニルの吸収が約0.3に達するまでの経過時間
(この時点で対照フイルムは脆弱化する)を保護
作用の指標とした。 本発明の安定剤の保護作用を下記の第1表に示
す。
【表】 実施例 14 ポリプロピレンフアイバー中の光安定化作用 安定化されていないポリプロピレン粉末(メル
トインデツクス〜18)1000部を高速ミキサー中で
ステアリン酸カルシウム1部、カルシウム ビス
−(4′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−第三ブチル−ベ
ンジル−エチルホスホネート)0.5部、二酸化チ
タン2.5部および表中に列記した光安定剤3部と
混合し、次いで混合物を押出機により220゜で押出
し、粒状化した。得られた粒状物を実験室用溶融
紡糸装置で最高温度270℃、スピード600m/分で
紡糸して403/37デニールのマルチフイラメント
を得た。これをドローツイスターで延伸および加
撚した。延伸比は1:3.2として最終的に130/37
デニールのマルチフイラメントが得られるように
した。これらのマルチフイラメントを白色のカー
ド上に設置し、このカードの両端に別のカードの
ストリツプを取り付けて、フイラメントの中心部
分が5cm以上接触せずに張るようにした。サンプ
ルの半分の接触のない部分を長さ1cmにわたつて
アクリルラテツクス プリマール(Acryllatex
Primal)〔ローム・アンド・ハース(Ro¨hm and
Haas)社製、登録商標〕でコーテイングした。
サンプルを120℃で20分間乾燥し、キセノテスト
1200で照射した。 第2表に引裂強さが50%減少するまでに経過し
た時間を保護作用の指標として示す。先行技術と
の比較のため、ドイツ特許公開第2319816号公報
の類似のモノトリアジン化合物を使用した。比較
のモノトリアジン化合物による安定化の程度が比
較的小さいのは、特にラテツクスによつてモノト
リアジン化合物がフアイバーから抽出され、乾燥
中にフアイバーからコーテイング組成物中にマイ
グレートしてしまう事実によるものである。
【表】 実施例 15 従来技術との比較 ポリプロピレン粉末〔モンテジソン
(Montedison)社製のモプレン、フアイバーグレ
ード(Moplen,fibre grade)〕100部をオクタデ
シルβ−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)−プロピオネート0.2部、ステアリ
ン酸カルシウム0.1部および下記第1表の安定剤
0.25部と200゜でブラベンダー・プラストグラフ
(Brabender Plastograph)中で10分間均質化し
た。このようにして得られた組成物を出来る限り
素早くニーダーから取り出し、トグルプレスでプ
レスして厚さ2−3mmのシートにした。得られた
粗成形物の一部を切り取り、実験室用手動式油圧
機により2枚の高光沢硬質アルミニウム薄板の間
で260゜で6分間プレスして、厚さ0.1mmのフイル
ムを得、これを直ちに冷水中に浸漬した。 このフイルムの一部分を非処理で保存する。第
二の部分は循環空気オーブン中、120゜で7日間加
熱する。第三の部分は撹拌される90℃の水中に7
日間保存する。 その後、全3種の部分から試験片を切り取り、
キセノテスト1200(Xenotest1200)装置中での
UV照射に曝した。一定時間間隔で、その試験片
のカルボニル含有量を、赤外分光光度計で調べ
た。5.85μmでのIR吸収は、ポリマーの光酸化的
劣化の指標であり、〔エル.バラバン(L.
Balaban)等、ジヤーナル・オブ・ポリマーサイ
エンス(J.Polymer Sci.)、パート(Part)C、
第22巻、第1059−1071頁(1969年)参照〕、経験
によると、ポリマーの機械的特性の劣化の程度に
一致する。カルボニルの吸収が約0.3に達するま
での経過時間T0.3(この時点で対照フイルムは脆
弱化する)を保護作用の指標とした。 安定化された試験片と安定化されない試験片
の、該時間の商が光保護係数(light protecting
factor;LPF)である。 LPF=安定化された試験片のT0.3/安定化されない試
験片のT0.3 この試験に以下の光安定剤が使用された。 A 本発明化合物 B 従来化合物
【式】
【式】 〔特開昭49−21389号公報の実施例16〕
【式】 〔特開昭52−71486号公報の実施例2〕 〔特開昭52−73886号公報の実施例2〕 試験結果を下記表に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式: 〔式中、 XおよびX′は炭素原子数2ないし12のアルキ
    レン基を表わし、 X″はXおよびX′に与えられた意味の1つを表
    わすか、または直接結合を表わし、 X1およびX2は直接結合または炭素原子数1な
    いし4のアルキレン基を表わし、 Y1、Y2、ZおよびZ′は−NH−または−NR3
    −(式中、R3は下記の意味を表わす。)を表わし、 Y、Y′およびY″は−O−、−NH−または−
    NR5−(式中、R5は下記の意味を表わす。)を表
    わし、 Rは水素原子を表わし、 R1は炭素原子数1ないし18のアルキル基また
    は次式: (式中、R、X1、X2、Y1、Y2およびZは前記
    の意味を表わし、R2およびR4は下記の意味を表
    わす。) で表わされる基を表わし、 R2は次式: (式中、Rは前記の意味を表わし、R4は下記
    の意味を表わす。) で表わされるポリアルキルピペリジニル基を表わ
    し、 R3は炭素原子数1ないし18のアルキル基また
    は前記式で表わされるポリアルキルピペリジニ
    ル基を表わし、 R4は水素原子、炭素原子数1ないし4のアル
    キル基、アリル基またはベンジル基を表わし、 R5は次式: (式中、R、R2、R4、X、X1、X2、Y、Y1
    よびY2は前記の意味を表わす。) で表わされる基を表わす。〕 で表わされるs−トリアジンのポリアルキルピペ
    リジン誘導体。 2 式においてR4が水素原子またはメチル基
    を表わす特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 次式: 〔式中、Qは次式: (式中、 Xは炭素原子数2ないし12のアルキレン基を表
    わし、 Yは−NH−又は−NR5−を表わし、 Zは−NH−を表わし、そして X1、X2、Y1、Y2およびR4は特許請求の範囲第
    1項で与えられた意味を表わす。)で表わされる
    基を表わす。〕 で表わされる特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。 4 次式 〔式中、 XおよびX′は炭素原子数2ないし12のアルキ
    レン基を表わし、 X″はXおよびX′に与えられた意味の1つを表
    わすか、または直接結合を表わし、 X1およびX2は直接結合または炭素原子数1な
    いし4のアルキレン基を表わし、 Y1、Y2、ZおよびZ′は−NH−または−NR3
    −(式中、R3は下記の意味を表わす。)を表わし、 Y、Y′およびY″は−O−、−NH−または−
    NR5−(式中、R5は下記の意味を表わす。)を表
    わし、 Rは水素原子を表わし、 R1は炭素原子数1ないし18のアルキル基また
    は次式: (式中、R、X1、X2、Y1、Y2およびZは前記
    の意味を表わし、R2およびR4は下記の意味を表
    わす。) で表わされる基を表わし、 R2は次式: (式中、Rは前記の意味を表わし、R4は下記
    の意味を表わす。) で表わされるポリアルキルピペリジニル基を表わ
    し、 R3は炭素原子数1ないし18のアルキル基また
    は前記式で表わされるポリアルキルピペリジニ
    ル基を表わし、 R4は水素原子、炭素原子数1ないし4のアル
    キル基、アリル基またはベンジル基を表わし、 R5は次式: (式中、R、R2、R4、X、X1、X2、Y、Y1
    よびY2は前記の意味を表わす。) で表わされる基を表わす。〕 で表わされる化合物である、光劣化に対する有機
    ポリマー用安定剤。 5 ポリオレフインのための特許請求の範囲第4
    項記載の安定剤。
JP1347480A 1979-02-06 1980-02-06 Polyalkylpiperidine derivative of sstriazine and polymer composition stabilized by said derivative Granted JPS55104279A (en)

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