JPS6340623B2 - - Google Patents
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- JPS6340623B2 JPS6340623B2 JP59046158A JP4615884A JPS6340623B2 JP S6340623 B2 JPS6340623 B2 JP S6340623B2 JP 59046158 A JP59046158 A JP 59046158A JP 4615884 A JP4615884 A JP 4615884A JP S6340623 B2 JPS6340623 B2 JP S6340623B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0611—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a single casting wheel, e.g. for casting amorphous metal strips or wires
- B22D11/0617—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a single casting wheel, e.g. for casting amorphous metal strips or wires the casting wheel having its axis vertical and a casting strip formed in a peripheral groove of the wheel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鋼板、鋼帯、形鋼、条鋼等の各種鋼材
の連続鋳造法に関するものである。
の連続鋳造法に関するものである。
従来、厚鋼板、鋼帯等は平炉並びに純酸素上吹
転炉で精製した鋼（溶鋼）を鋳型に注入してイン
ゴツトを造り、又は溶鋼をタンデイツシユに注入
し、タンデイツシユ底部のノズルより連続鋳造用
モールドに注湯しながら連続的に凝固させていく
連続鋳造により肉厚の板状並びに角状の鋼塊を経
て所要の鋼材に製造される。
転炉で精製した鋼（溶鋼）を鋳型に注入してイン
ゴツトを造り、又は溶鋼をタンデイツシユに注入
し、タンデイツシユ底部のノズルより連続鋳造用
モールドに注湯しながら連続的に凝固させていく
連続鋳造により肉厚の板状並びに角状の鋼塊を経
て所要の鋼材に製造される。
この連続鋳造圧延法は鋳型の寸法に制約されず
に長い鋳造品をつくることが出来る点で有利であ
るが、此の際溶鋼中に含有されたガス状物質H2、
N2、O2、CO、CO2等は溶鋼の凝固に際し鋼塊の
外部はガス成分の析出が少なく、内部にガスが封
じ込められる傾向となつて中心部において多く析
出され、粗悪な組織の部分を形成し、製鋼上の難
問題とされている。これを改善するため、モール
ドに注入する前の段階で溶鋼を脱ガス装置、或は
タンデイツシユ内において真空脱ガス法が行われ
ているが、未だ完全ではない。粗悪な鋳造組織を
持つ鋼塊は粗悪部分を切除、又は消化改善するた
め圧延比を大きく（多段の圧延）といつた加工工
程が必要となり、加工時間とエネルギーの消費が
大である。
に長い鋳造品をつくることが出来る点で有利であ
るが、此の際溶鋼中に含有されたガス状物質H2、
N2、O2、CO、CO2等は溶鋼の凝固に際し鋼塊の
外部はガス成分の析出が少なく、内部にガスが封
じ込められる傾向となつて中心部において多く析
出され、粗悪な組織の部分を形成し、製鋼上の難
問題とされている。これを改善するため、モール
ドに注入する前の段階で溶鋼を脱ガス装置、或は
タンデイツシユ内において真空脱ガス法が行われ
ているが、未だ完全ではない。粗悪な鋳造組織を
持つ鋼塊は粗悪部分を切除、又は消化改善するた
め圧延比を大きく（多段の圧延）といつた加工工
程が必要となり、加工時間とエネルギーの消費が
大である。
本発明はこの製鋼上の難点を解消することを目
的として発案されたもので、均質な鋼板、鋼帯の
製造を簡単に能率よく、従つて生産性を向上せし
めようとするものである。
的として発案されたもので、均質な鋼板、鋼帯の
製造を簡単に能率よく、従つて生産性を向上せし
めようとするものである。
以下本発明の一実施例を図面について説明す
る。
る。
１は回転鋳型の主軸、２は回転体、３は回転体
２の周囲に設けられた切断面形の環状をなし、
且つ裏面の放射方向には回転中に外側から気体、
噴霧を通過させる多数の冷却通路４等の冷却手段
を具有する環状の回転鋳型で、放射方向に等分に
配置された複数個の鋳型支持ローラー５に支承さ
れ、主軸１に取付けた歯車６と別設の駆動装置の
伝動歯車７との噛合いにより第１図の矢印方向に
回転するようにしてある。
２の周囲に設けられた切断面形の環状をなし、
且つ裏面の放射方向には回転中に外側から気体、
噴霧を通過させる多数の冷却通路４等の冷却手段
を具有する環状の回転鋳型で、放射方向に等分に
配置された複数個の鋳型支持ローラー５に支承さ
れ、主軸１に取付けた歯車６と別設の駆動装置の
伝動歯車７との噛合いにより第１図の矢印方向に
回転するようにしてある。
８は前記回転鋳型３に溶鋼を水平に薄肉状に展
開し凝固させるべく回転鋳型３上の局所に設置し
た溶鋼注入配分槽で、回転鋳型３の進行方向に順
に、外廓を鋼板で、内部をマグネシヤを焼結して
なる耐火物９により、溶鋼注入口１０と溶鋼注入
口内に於ける溶滓並に過剰溶鋼を処理するための
溶滓流出口１１とを有する溶鋼注入室１２と、溶
鋼注入室１２の前壁下部に設けた溶鋼出口１３と
連絡して底部が回転鋳型３の上に無底状に開放さ
れ、かつ底部前面に所定厚さの溶鋼を回転鋳型３
上に流出する為の形に切欠いた溶鋼流出口１４
と上部耐火壁に室内を減圧させるための調整口１
５を有する第１次溶鋼滞溜室１６と、続いて同様
に下面が回転鋳型３上に開放され、前壁下端に
形に切欠いた溶鋼流出口１７と上方に室内のガス
を吸い出し減圧して溶鋼の流出量を加減する減圧
調整口１８を設けた第２次溶鋼滞溜室１９とを並
設して一体的に構成されている。更に前記溶鋼注
入室１２の後背部には該室底部と回転鋳型３上面
との隙間にアルゴンガスを封入して回転鋳型進行
方向と反対側への溶鋼洩出を防止するアルゴンガ
ス注入口２０を有した溶鋼流出防止室２１が設け
られている。
開し凝固させるべく回転鋳型３上の局所に設置し
た溶鋼注入配分槽で、回転鋳型３の進行方向に順
に、外廓を鋼板で、内部をマグネシヤを焼結して
なる耐火物９により、溶鋼注入口１０と溶鋼注入
口内に於ける溶滓並に過剰溶鋼を処理するための
溶滓流出口１１とを有する溶鋼注入室１２と、溶
鋼注入室１２の前壁下部に設けた溶鋼出口１３と
連絡して底部が回転鋳型３の上に無底状に開放さ
れ、かつ底部前面に所定厚さの溶鋼を回転鋳型３
上に流出する為の形に切欠いた溶鋼流出口１４
と上部耐火壁に室内を減圧させるための調整口１
５を有する第１次溶鋼滞溜室１６と、続いて同様
に下面が回転鋳型３上に開放され、前壁下端に
形に切欠いた溶鋼流出口１７と上方に室内のガス
を吸い出し減圧して溶鋼の流出量を加減する減圧
調整口１８を設けた第２次溶鋼滞溜室１９とを並
設して一体的に構成されている。更に前記溶鋼注
入室１２の後背部には該室底部と回転鋳型３上面
との隙間にアルゴンガスを封入して回転鋳型進行
方向と反対側への溶鋼洩出を防止するアルゴンガ
ス注入口２０を有した溶鋼流出防止室２１が設け
られている。
２２は溶鋼注入配分槽８位置から鋳型進行方向
に間隔を置いて、回転鋳型３で移送される帯板状
溶鋼表面を整圧するよう放射方向に設置された回
転ローラー、２３は前記溶鋼表面を清掃する為に
設置した回転ブラシ、２４は回転鋳型３より凝固
鋼帯を離型する直前に設けた押えロール、２５は
回転鋳型３上から剥離した凝固鋼帯の支持ロール
で、回転鋳型３の上位の定位置で回転するよう設
けられている。２６は回転鋳型３の略半周を経て
凝固し彎曲状となる凝固鋼帯を均等な厚みと直線
状に矯正するための上下一対の矯正ロールで、回
転鋳型３の円周上における前記溶鋼注入配分槽８
位置と対称な反対側に設置され、矯正された鋼板
を回転鋳型３の接線方向に移送するようになつて
いる。２７は矯正された鋼板、２８は鋼板の進行
路に設置された上下一対の圧延ロールである。
に間隔を置いて、回転鋳型３で移送される帯板状
溶鋼表面を整圧するよう放射方向に設置された回
転ローラー、２３は前記溶鋼表面を清掃する為に
設置した回転ブラシ、２４は回転鋳型３より凝固
鋼帯を離型する直前に設けた押えロール、２５は
回転鋳型３上から剥離した凝固鋼帯の支持ロール
で、回転鋳型３の上位の定位置で回転するよう設
けられている。２６は回転鋳型３の略半周を経て
凝固し彎曲状となる凝固鋼帯を均等な厚みと直線
状に矯正するための上下一対の矯正ロールで、回
転鋳型３の円周上における前記溶鋼注入配分槽８
位置と対称な反対側に設置され、矯正された鋼板
を回転鋳型３の接線方向に移送するようになつて
いる。２７は矯正された鋼板、２８は鋼板の進行
路に設置された上下一対の圧延ロールである。
本発明では駆動装置の歯車７より歯車６を介し
主軸１、回転体２、回転鋳型３を所定速度で第１
図、第３図の矢印方向に回転駆動すると共に、回
転鋳型３の裏面の放射方向に形成された多数の冷
却通路４に適宜の冷却装置によつて外側から冷却
用の気体、噴霧を通過するようにして冷却し、一
方転炉、平炉等の製鋼炉から出鋼した溶鋼ａを溶
鋼注入配分槽８における溶鋼注入口１０より溶鋼
注入室１２に注入すると、溶鋼ａは溶鋼出口１３
より回転鋳型３を底部として開放した第１次溶鋼
滞溜室１６に流出され滞溜する。この際アルゴン
ガス注入口２０より溶鋼流出防止室２１にアルゴ
ンガスを送り込んで室内のガス圧を高めることに
より、回転鋳型３上面とこれに近接する溶鋼注入
室１２底部との隙間がアルゴンガス圧力で封圧さ
れ、回転鋳型３の進行方向と逆向きに第１次溶鋼
滞溜室１６の溶鋼が洩出するのが防止されると共
に、このガスは第１次溶鋼滞溜室１６内の溶鋼中
を上昇して、溶鋼中の介在物を貯溜溶鋼表面a′に
浮上分離される。また、この第１次溶鋼滞溜室１
６において調整口１５よりガスを吸い出し室内を
減圧調整することにより溶鋼注入室１２から第１
次溶鋼滞溜室１６に溶鋼ａがスムーズに流入し、
溶鋼注入時の不均衡な溶鋼の量を調整して平均的
に鋳型へ配分することができると共に、溶鋼流出
口１４を経て第２次溶鋼滞溜室１９直下の回転鋳
型３上に所定厚みｂに展開移送され、ここにおい
て前記溶鋼注入室１２に溶鋼が不足した時点に於
て減圧調整口２０が作動して室内のアルゴンガス
を吸い出す減圧作用により、溶鋼流出口１７から
回転鋳型３に出る溶鋼凝固側の表面を一定の高さ
に保つ作用を継続して溶鋼が安定した状態で平均
して帯板状に流出され、この溶鋼注入配分槽８下
の第３図に示す回転範囲Ａにおいて回転鋳型３に
注入展開された帯板状溶鋼ｃは、冷却された回転
鋳型３との面接触による吸熱作用で回転範囲Ｂ部
において下面から次第に流動体より固溶体を経て
凝固すると共に、溶鋼中のガス成分は上面より放
出し易く、また、回転ローラー２２部を通過する
ことにより次第に凝固する帯板状溶鋼表面の凹凸
が均整になり、次いで回転範囲Ｃ部において凝固
の継続と、凝固鋼板の表面にある鉱滓及び耐火物
の粉塵等の異物は回転ブラシ２３の回転研磨作用
により除去されて進行し、回転鋳型３の上面位置
に定置された凝固鋼板剥取り用ナイフ（又はブレ
ード）及び支持ロール２５と上部に押えロール２
４を配した回転部位Ｄ及Ｅにおいて凝固鋼板は回
転鋳型３より離型されると共に、この鋳型形状に
より平面的に彎曲状に凝固する鋼板は前記支持ロ
ール２５，２５………を経て上下一体の矯正ロー
ル２６の間に導入通過せられて直線状鋼板２７に
矯正され、続いて圧延ロール２８に通過されて前
記回転鋳型３の遠心力により外側が厚く、内側が
肉薄となる凝固帯板状鋼板を均等な厚みの連続鋼
板に製造するもので、さらに薄い鋼帯、或は形鋼
等の製造の場合はそれ以後所定の成形を行う次工
程に移送して製造するものである。
主軸１、回転体２、回転鋳型３を所定速度で第１
図、第３図の矢印方向に回転駆動すると共に、回
転鋳型３の裏面の放射方向に形成された多数の冷
却通路４に適宜の冷却装置によつて外側から冷却
用の気体、噴霧を通過するようにして冷却し、一
方転炉、平炉等の製鋼炉から出鋼した溶鋼ａを溶
鋼注入配分槽８における溶鋼注入口１０より溶鋼
注入室１２に注入すると、溶鋼ａは溶鋼出口１３
より回転鋳型３を底部として開放した第１次溶鋼
滞溜室１６に流出され滞溜する。この際アルゴン
ガス注入口２０より溶鋼流出防止室２１にアルゴ
ンガスを送り込んで室内のガス圧を高めることに
より、回転鋳型３上面とこれに近接する溶鋼注入
室１２底部との隙間がアルゴンガス圧力で封圧さ
れ、回転鋳型３の進行方向と逆向きに第１次溶鋼
滞溜室１６の溶鋼が洩出するのが防止されると共
に、このガスは第１次溶鋼滞溜室１６内の溶鋼中
を上昇して、溶鋼中の介在物を貯溜溶鋼表面a′に
浮上分離される。また、この第１次溶鋼滞溜室１
６において調整口１５よりガスを吸い出し室内を
減圧調整することにより溶鋼注入室１２から第１
次溶鋼滞溜室１６に溶鋼ａがスムーズに流入し、
溶鋼注入時の不均衡な溶鋼の量を調整して平均的
に鋳型へ配分することができると共に、溶鋼流出
口１４を経て第２次溶鋼滞溜室１９直下の回転鋳
型３上に所定厚みｂに展開移送され、ここにおい
て前記溶鋼注入室１２に溶鋼が不足した時点に於
て減圧調整口２０が作動して室内のアルゴンガス
を吸い出す減圧作用により、溶鋼流出口１７から
回転鋳型３に出る溶鋼凝固側の表面を一定の高さ
に保つ作用を継続して溶鋼が安定した状態で平均
して帯板状に流出され、この溶鋼注入配分槽８下
の第３図に示す回転範囲Ａにおいて回転鋳型３に
注入展開された帯板状溶鋼ｃは、冷却された回転
鋳型３との面接触による吸熱作用で回転範囲Ｂ部
において下面から次第に流動体より固溶体を経て
凝固すると共に、溶鋼中のガス成分は上面より放
出し易く、また、回転ローラー２２部を通過する
ことにより次第に凝固する帯板状溶鋼表面の凹凸
が均整になり、次いで回転範囲Ｃ部において凝固
の継続と、凝固鋼板の表面にある鉱滓及び耐火物
の粉塵等の異物は回転ブラシ２３の回転研磨作用
により除去されて進行し、回転鋳型３の上面位置
に定置された凝固鋼板剥取り用ナイフ（又はブレ
ード）及び支持ロール２５と上部に押えロール２
４を配した回転部位Ｄ及Ｅにおいて凝固鋼板は回
転鋳型３より離型されると共に、この鋳型形状に
より平面的に彎曲状に凝固する鋼板は前記支持ロ
ール２５，２５………を経て上下一体の矯正ロー
ル２６の間に導入通過せられて直線状鋼板２７に
矯正され、続いて圧延ロール２８に通過されて前
記回転鋳型３の遠心力により外側が厚く、内側が
肉薄となる凝固帯板状鋼板を均等な厚みの連続鋼
板に製造するもので、さらに薄い鋼帯、或は形鋼
等の製造の場合はそれ以後所定の成形を行う次工
程に移送して製造するものである。
以上説明したように、この発明によれば、回転
鋳型の上に設けた溶鋼注入槽の溶鋼注入室から、
溶鋼を順次第１次、第２次溶鋼滞溜室を経て溶鋼
流出口より回転鋳型上に流出させる間に、前記滞
溜室の２室を減圧調整せしめることによつて、溶
鋼中の介在物の浮上分離と脱ガスが容易に出来る
と共に、前記室内の減圧調整によつて溶鋼注入室
内の溶鋼ヘツドの高低に拘わらず溶鋼が出やすく
なり、常に安定して一定厚さの溶鋼を板状にして
回転鋳型の上に容易に流出でき、最低数の圧延工
程で溶鋼から短時間に肉薄の鋼板、鋼帯の連続鋳
造が可能であり、又溶鋼が凝固する場合、薄手で
あることと、鋳型で急冷するため鋳鋼組織の結晶
分子は微細となり、各部均質である等の利点を有
する。従つて圧延比が大なる為に延び、強度等、
圧延方向に強く幅方向に弱く、その差が大きかつ
た従来製造法の鋼板に比べ、その差が小さい平均
した鋼板、鋼帯が連続鋳造によつて得られ且圧延
比を小さくすることができるので、鋼質、靭性を
高め得る。更に溶鋼の脱ガスを別途装置で行う必
要が無く、圧延工数、設備費、エネルギー、人件
費等を大幅に節減でき、生産コストを引き下げる
ことができ作業効率の高い製造法である。また、
本発明では回転鋳型に代えて直線に回転移行する
冷却コンベヤ型の鋳型としてもよい。
鋳型の上に設けた溶鋼注入槽の溶鋼注入室から、
溶鋼を順次第１次、第２次溶鋼滞溜室を経て溶鋼
流出口より回転鋳型上に流出させる間に、前記滞
溜室の２室を減圧調整せしめることによつて、溶
鋼中の介在物の浮上分離と脱ガスが容易に出来る
と共に、前記室内の減圧調整によつて溶鋼注入室
内の溶鋼ヘツドの高低に拘わらず溶鋼が出やすく
なり、常に安定して一定厚さの溶鋼を板状にして
回転鋳型の上に容易に流出でき、最低数の圧延工
程で溶鋼から短時間に肉薄の鋼板、鋼帯の連続鋳
造が可能であり、又溶鋼が凝固する場合、薄手で
あることと、鋳型で急冷するため鋳鋼組織の結晶
分子は微細となり、各部均質である等の利点を有
する。従つて圧延比が大なる為に延び、強度等、
圧延方向に強く幅方向に弱く、その差が大きかつ
た従来製造法の鋼板に比べ、その差が小さい平均
した鋼板、鋼帯が連続鋳造によつて得られ且圧延
比を小さくすることができるので、鋼質、靭性を
高め得る。更に溶鋼の脱ガスを別途装置で行う必
要が無く、圧延工数、設備費、エネルギー、人件
費等を大幅に節減でき、生産コストを引き下げる
ことができ作業効率の高い製造法である。また、
本発明では回転鋳型に代えて直線に回転移行する
冷却コンベヤ型の鋳型としてもよい。
尚、本発明では装置全体をアルゴンガス雰囲気
中に設置することにより製品の不銹を図ることも
できる。
中に設置することにより製品の不銹を図ることも
できる。
第１図は本発明の方法を実施するための装置の
一例を示す平面図、第２図は同装置の正面図、第
３図は同装置における回転鋳型と溶鋼との関係を
示す平面図、第４図は第３図の正面図、第５図は
溶鋼注入配分槽部分を示す第１図Ｘ−Ｘ線縦断面
図、第６図は第５図のＹ−Ｙ線断面図。 ３……回転鋳型、４……冷却手段、８……溶鋼
注入配分槽、１２……溶鋼注入室、１３……溶鋼
流出口、１５……調整口、１６……第１次溶鋼滞
溜室、１７……溶鋼流出口、１８……減圧調整
口、１９……第２次溶鋼滞溜室、２１……溶鋼流
出防止室、２２……回転ローラー、２３……回転
ブラシ、２５……支持ロール、２６……矯正ロー
ル、２７……直線鋼板、２８……圧延ロール。
一例を示す平面図、第２図は同装置の正面図、第
３図は同装置における回転鋳型と溶鋼との関係を
示す平面図、第４図は第３図の正面図、第５図は
溶鋼注入配分槽部分を示す第１図Ｘ−Ｘ線縦断面
図、第６図は第５図のＹ−Ｙ線断面図。 ３……回転鋳型、４……冷却手段、８……溶鋼
注入配分槽、１２……溶鋼注入室、１３……溶鋼
流出口、１５……調整口、１６……第１次溶鋼滞
溜室、１７……溶鋼流出口、１８……減圧調整
口、１９……第２次溶鋼滞溜室、２１……溶鋼流
出防止室、２２……回転ローラー、２３……回転
ブラシ、２５……支持ロール、２６……矯正ロー
ル、２７……直線鋼板、２８……圧延ロール。
Claims (1)
- １ 上面の冷却手段を備え平面的に回転する切断
面〓型の環状の回転鋳型の上に、鋳型の回転方向
に順に溶鋼注入室と、これに連絡して夫々底部が
開放され、且底部前面に〓型に切欠いた溶鋼流出
口と、上部に室内を減圧させる減圧調整口を有す
る第１次溶鋼滞溜室と第２次溶鋼滞溜室と、溶鋼
注入室の背後に溶鋼流出防止室とからなる溶鋼配
分槽を設けて、溶鋼を溶鋼注入室に注入し、順次
第１次、第２次溶鋼滞溜室に流出させ、この際溶
鋼流出防止室にアルゴンガスを送入して回転鋳型
と溶鋼注入室下の〓間を封圧し溶鋼の漏出を防ぐ
と共に、このガスを第１次溶鋼滞溜室の溶鋼中に
上昇させ、また第１次、第２次溶鋼滞溜室内を減
圧調整して溶鋼中の介在物の浮上分離と脱ガスを
行わせると共に、前記第１次、第２次溶鋼滞溜室
の２室の減圧調整により溶鋼注入室の溶鋼ヘツド
の高低に拘わらず平均的に一定厚さの溶鋼を板状
にして回転鋳型の上に流出し回転移行しつつ凝固
せしめると共に表面の均整手段を経て鋼板を連続
形成することを特徴とする回転鋳型による鋼板の
連続鋳造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4615884A JPS60191643A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | 回転鋳型による鋼板の連続鋳造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4615884A JPS60191643A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | 回転鋳型による鋼板の連続鋳造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60191643A JPS60191643A (ja) | 1985-09-30 |
| JPS6340623B2 true JPS6340623B2 (ja) | 1988-08-11 |
Family
ID=12739189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4615884A Granted JPS60191643A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | 回転鋳型による鋼板の連続鋳造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60191643A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62113843U (ja) * | 1986-01-10 | 1987-07-20 | ||
| JPH0722805B2 (ja) * | 1990-02-15 | 1995-03-15 | 新日本製鐵株式会社 | 帯体および条用鋳片の水平回転連続鋳造装置および鋳片の製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5668569A (en) * | 1979-11-09 | 1981-06-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Controlling method and equipment for continuous casting |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5377916U (ja) * | 1976-12-01 | 1978-06-29 |
-
1984
- 1984-03-09 JP JP4615884A patent/JPS60191643A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5668569A (en) * | 1979-11-09 | 1981-06-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Controlling method and equipment for continuous casting |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60191643A (ja) | 1985-09-30 |
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