JPS6340343Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （利用分野） 本考案はダンプカーなどの荷箱構造に関するも
のである。

（従来技術） 一般に、ダンプカーなどの荷箱において前壁外
側面には前壁を補強する支柱が設けられている。

しかしながら、荷箱の主桁は床板前端に一致し
ているため、前記支柱を主桁と連結するには補強
材などを介して間接的に取付けざるを得ず、構造
及び溶着作業が複雑となる問題があつた。

（目的） 本考案はかかる問題に鑑みてなされたものであ
り、構造が簡単で溶着作業を容易にしたダンプカ
ーなどの荷箱構造を提供するものである。

（実施例） 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、１はダンプカーの荷箱であつて、底部に床
板２が敷設され、その前縁に前壁３が、両側縁に
側壁４及び後縁に後壁５がそれぞれ立設されてお
り、さらに、前記前壁３上部には連続して鳥居が
架設されている。また床板２の裏面には適宜の間
隔を置いて一対の主桁６，６が、前壁３より若干
前方に突出した状態で設けられると共に、この主
桁６，６突出部から垂直に支柱７，７が前記前壁
３に沿つて立設される。ところで、この支柱７は
第２図に示すように、その一側面７ａを突出され
た主桁６の側面に接するように延設し、前記支柱
７を主桁の上面および側面に一体に連続して溶着
されるよう構成される。

（効果） 本考案は以上の如く、支柱を主桁に直接立設す
ることができることから荷箱を裏返して溶着する
必要がなく、正常姿勢で溶着作業ができるなどの
利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の荷箱の斜視図、第２図は要部
拡大図、第３図は従来の要部拡大図である。 １……荷箱、２……床板、３……前壁、６……
主桁、７……支柱。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 適宜間隔を置いて平行に配設し、床板前部より
   若干突出するように敷設された一対の主桁と、前
   記床板の前縁に立設された前壁と、前壁に固着さ
   れた支柱とよりなり、前記支柱の一側面を前記突
   出された主桁の側面に接するように延設し、前記
   支柱を主桁の上面および側面に一体に溶着したこ
   とを特徴とするダンプカーなどの荷箱構造。