JPS6339734A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ワイヤ放電加工装置、特にワイヤ電極が貯え
られている電極供給部と該電極供給部に貯えられている
ワイヤ電極を巻き取る電極巻取部の夫々が、ワイヤ電極
の送り出しおよび巻き取りが可能なように構成すること
により、被加工体の移動時に発生するワイヤ電極の切断
を防止するようにしたワイヤ放電加工装置に関するもの
である。

（従来の技術と発明が解決しようとする問題点）一般に
、ワイヤ放電加工装置は、走行しかつ放電電圧が印加さ
れたワイヤ電極と被加工体との間に放電を発生せしめる
ことにより、上記被加工体の切断加工を行うように構成
されている。即ち。

第２図に図示されている如く、ワイヤ放電加工装置１に
おけるワイヤ電極２は、電極供給部３に貯えられており
、上部ガイド４および下部ガイド５を介して電極巻取部
６に巻き取られる（第２図図示点線の状態で）ことによ
り３図示矢印方向に走行する。なお、制御モータ７．８
は上部ガイド４を直交するＵ、Ｖ方向に移動せしめ、ワ
イヤ電極２の傾斜角度を調節するものである。また１機
台９にはＹ軸方向（紙面に対して垂直方向）に制？ｉｌ
ｌモータ１１によって馬区動されるｆ多動テーフ゛ル１
２がもうけられ、更に該移動テーブル１２には上記Ｙ軸
方向に直交するＸ軸方向に制御モータ１０によって駆動
されるように加工テーブル１３がもうけられている。従
って、上記加工テーブル１３に載置されている被加工体
１４は、上記制御モータ１０．１１を制御することによ
って、直交するＸ。

Ｙ方向に移動可能である。

第２図において、加工中におけるワイヤ電極２の状態お
よび被加工体１４の位置が点線によって図示されている
。上記加工状態においては、上部ガイド４と下部ガイド
５との間において、ワイヤ電極２は、直線状態を保持し
つつ走行せしめなければならない。そのため、電極巻取
部６により上記ワイヤ電極２が巻き取られる際に、電極
供給部３にもうけられているテンション・ローラ３１に
より上記ワイヤ電極２に対して送り出し方向と逆方向の
張力を与えるように構成されている。即ち。

ワイヤ電極２は、上記電極巻取部６にもうけられている
巻取ローラ６１を図示矢印方向に駆動することにより、
ワイヤ電極２が巻回されて貯えられている電極貯蔵ロー
ラ３２から上記テンション・ローラ３１を介して送り出
される。なお、上記巻取ローラ６１により巻き取られた
ワイヤ電極２は。

スクラップ・ローラ６２に巻き取られる。

以上説明した如く、従来のワイヤ放電加工装置１におけ
る電極供給部３は、ワイヤ電極２を図示矢印方向に送り
出す機能をそなえ、また電極巻取部６は、ワイヤ電極２
を図示矢印方向に巻き取る機能をそなえるように構成さ
れている。

ところで、ワイヤ放電加工装置においては９例えば第２
図に実線で図示されている如（、加工を中断して被加工
体を移動させる必要が生じる場合がある。第２図図示例
は、ダイス成形加工の場合であり１図中の符号２０は磁
石着脱ユニット、２１は磁石着脱ヘッド、２２は磁石を
表している。

上記ダイス成形加工の場合には、加工の進行に伴って遊
離部分即ちスクラップが生じる。そして。

該スクラップが被加工体の本体と遊離する際に。

ワイヤ電極とスクラップや被加工体との非所望な接触状
態が発生するため、加工状態が不安定となったり、ワイ
ヤ電極が切断したりするという非所望な問題が生じる。

そのため９本願出願人は、第２図に図示されている如く
、磁石２２および該磁石２２を保持する磁石着脱ヘッド
２１を有する磁石着脱ユニット２０をそなえ、スクラッ
プの保持および排除を行うようにする「ワイヤカット放
電加工装置におけるスクラップ保持方法及びその装置（
特願昭５９−２０５８４８号）」を提案している。当該
提案は、所定の位置まで加工が進行した状態（図示点線
の状Ｂ）のもとで、一旦加工を中断し、被加工体１４を
図示実線で示す位置まで移動する。当該移動時には、上
記電極巻取部６は停止させると共に、上記電極供給部３
からワイヤ電極２を送り出すようにすることにより、ワ
イヤ電極２を切断することなく被加工体１４の移動を行
う。また、被加工体１４を図示点線の加工位置に戻す場
合には、ワイヤ電極２の弛みを電極巻取部６を駆動せし
めることにより修正する。

以上説明した如く、従来ワイヤ電極２を切断することな
く被加工体１４の移動を行う場合、ワイヤ電極２は切断
溝１５内を移動するため、該ワイヤ電極２は上記切断溝
１５と摺擦して断線し易いという非所望な問題があった
。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上記の如き問題点を解決することを目的とし
ており、そのため本発明のワイヤ放電加工装置は、ワイ
ヤ電極を送り出す電極供給部とワイヤ電極を巻き取る電
極巻取部とをそなえ、上記電極供給部に貯えられたワイ
ヤ電極を上記電極巻取部に巻き取ることにより該ワイヤ
電極を走行せしめて放電加工を行うように構成されたワ
イヤ放電加工装置において、上記電極供給部および／ま
たは上記電極巻取部の駆動方向を正逆自在となるよう構
成したことを特徴としている。以下２図面を参照しつつ
説明する。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例を説明するための説明図を示
す。そして１図中の符号は第２図に対応している。

第１図図示実施例は、電極供給部３および電極巻取部６
の夫々がワイヤ電極２の送り出しおよび巻き取りが可能
なように構成されており、その他の構成は本願明細書冒
頭に説明したワイヤ放電加工装置（第２図図示）と同様
である。

第１図において、放電加工中の動作は、前述した従来の
ワイヤ放電加工装置と同様に行われる。

即ち、ワイヤ電極２は、電極巻取部６に巻き取られるこ
とにより、テンション・ローラ３１によって張力が与え
られた状態で図示矢印方向に走行しつつ、放電加工が行
われる（図示点線状態）。放電加工中においては、電極
巻取部６の巻取ローラ６１およびスクラップ・ローラ６
２が図示矢印反時計方向に駆動されると共に、電極供給
部３のテンション・ローラ３１および電極貯蔵ローラ３
２も図示矢印反時計方向に回動する。

次に、放電加工を一旦中断させて、被加工体１４を移動
させる場合の上記電極供給部３および電極巻取部６の動
作について説明する。

図示点線によって示されている加工位置から例えば図示
実線によって示されている位置に、上記被加工体１４を
移動させる場合には、上記電極供給部３および電極巻取
部６は、上記被加工体１４の移動に対応させて、ワイヤ
電極２を送り出すように動作する。即ち、上記電極供給
部３のテンション・ローラ３１および電極貯蔵ローラ３
２の夫々は１図示矢印反時計方向に駆動され、上記電極
巻取部６の巻取ローラ６１およびスクラップ・ローラ６
２の夫々は２図示矢印時計方向に駆動される。なお、上
記電極供給部３および電極巻取部６によるワイヤ電極２
の送り出し速度は、はぼ等速でありかつ少なくとも上記
被加工体１４の移動速度よりも大であることが望ましい
。

また、上記被加工体１４を図示実線位置から図示点線位
置に移動させる場合には、上記電極供給部３および電極
巻取部６は、上記被加工体１４の移動に対応させて、ワ
イヤ電極２を巻き取るように動作する。即ち、上記電極
供給部３のテンション・ローラ３１および電極貯蔵ロー
ラ３２の夫々は１図示矢印時計方向に駆動され、上記電
極巻取部６の巻取ローラ６１およびスクラップ・ローラ
６２の夫々は１図示矢印反時計方向に駆動される。

なお、この場合のワイヤ電極２の巻き取り速度は。

前述した送り出し時と同様である。

以上説明した如く、被加工体１４の移動に対応させて、
上記電極供給部３および電極巻取部６の双方において、
ワイヤ電極２の送り出しおよび巻き取りを行うようにす
るため、上記被加工体１４の移動時におけるワイヤ電極
２は、切断溝１５に対して静止状態に保たれることにな
る。

（発明の効果） 以上説明した如く１本発明によれば、ワイヤ放電加工装
置において、ワイヤ電極を切断することなく被加工体を
移動させる場合、ワイヤ電極と被加工体との摺擦を防止
することができるため、ワイヤ電極の非所望な切断を防
止することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明図、第２図は従来のワイヤ
放電加工装置の説明図を示す。 図中、１はワイヤ放電加工装置、２はワイヤ電極、３は
電極供給部、３１はテンション・ローラ。 ３２は電極貯蔵ローラ、４は上部ガイド、５は下部ガイ
ド、６は電極巻取部、１３は加工テーブル。 １４は被加工体、１５は切断溝を表す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ワイヤ電極を送り出す電極供給部とワイヤ電極を巻き取
   る電極巻取部とをそなえ、上記電極供給部に貯えられた
   ワイヤ電極を上記電極巻取部に巻き取ることにより該ワ
   イヤ電極を走行せしめて放電加工を行うように構成され
   たワイヤ放電加工装置において、上記電極供給部および
   ／または上記電極巻取部の駆動方向を正逆自在となるよ
   う構成したことを特徴とするワイヤ放電加工装置。