JPS6339485B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水平に配置された環状の棚台に複数
の物品収納容器を、該棚台によつて定められる環
状の移動経路に沿つて回動し得るように格納した
所謂回転棚に関するものである。

従来技術 このような回転棚に各種の物品を格納する場合
には、これらの物品を前記棚台上の単位棚を構成
する収納容器に収納して格納する。従来の回転棚
においては、前記収納容器は棚台上における該収
納容器の移動方向に沿つた前面を開口面とし、こ
の開口面を回転棚の外方に向けて棚台上に配置
し、取り出そうとする物品が収納されている収納
容器を取出位置まで移動させ、こ収納容器の外を
向いている前記開口面から所要の物品を取り出し
ていた。

しかし、このようにして回転棚に格納した収納
容器から直接所望の物品をピツキングする従来の
回転棚においては、収納容器の取出口すなわち前
記開口面を棚の外側に向け、かつこの収納容器に
収納する各物品は少なくともその一端が前記開口
面に露出するように整列して収納されなければな
らないので、収納物品数を多くしようとすると必
然的に収納容器の前記開口面すなわち間口巾を広
くしなければならず、奥行を利用することはでき
ない。このことは回転棚全体についても同様で、
１台の回転棚に多量の物品を格納しようとする
と、各段の棚台の総延長を長くして収納容器の数
を増すか、段数を増すかしなければならず、物品
収納容量に比して回転棚が大きくなり、狭い場所
に大容量の回転棚を設置することは困難であつ
た。

このため本発明者は、さきに、各棚台に物品収
納容器を引き出し自在に格納するとともに、この
各棚台のそれぞれに接して、前記物品収納容器を
各段の棚台から任意に引き出し、該容器の引き出
した方向と平行な面から物品の出し入れを行つた
のち、同容器をもとの棚台に格納できるピツキン
グステーシヨンを設けた回転棚を提案した（特願
昭58−186814号参照）。この回転棚は、各物品収
納容器をその取出開口面を棚の外側に向けて格納
する必要がなく、該開口面を棚台の奥行方向に向
け、比較的狭い側面を棚の長さ方向に配して格納
することにより、１台の回転棚に多数の物品収納
容器を格納することができる。また棚の奥行を有
効に利用して、各収納容器の取出間口巾を広く
し、収納する物品の量を増すことができる。

しかし、この回転棚においては、物品の取出し
に際して所要の物品を収納した収納容器を棚台か
ら引き出し、またもとの棚台に格納しなければな
らないので、収納容器の引き出し、格納に時間を
要し、高速の物品取出しを行うことができなかつ
た。

発明が解決しようとする問題点 従つて本発明は、各物品収納容器をその物品取
出面を棚台の奥行方向に向けて配置することによ
り物品収納容量を大きくし、しかも物品取出しに
際して物品収納容器を棚台から引き出したり、ま
たもとの棚台に格納したりする必要がなく、簡便
に高速の物品取出しができる回転棚を得ようとす
るものである。

問題点を解決するための手段および作用 このため、本発明においては、両端に円弧状の
回転移動部分を有する環状の移動経路を備えた棚
台に、複数の物品収納容器を前記移動経路に沿つ
て回動自在に支承して成る物品保管装置におい
て、前記回転移動部分の中心位置に１つの物品収
納容器を位置せしめて取出すようにするととも
に、前記回転移動部分に隣接して、前記中心位置
における該回転移動部分の切線方向に移動して前
記物品収納容器内の物品を該切線方向に取出す物
品取出手段を設け、かつこの物品取出手段を前記
切線に直角な方向に平行移動できるようにする。

本発明によれば、取出そうとする物品が収納さ
れている収納容器を回転移動部分の中心位置に停
止させた時、この回転移動部分には他の収納容器
は存在しないので、前記所要の物品を、他の収納
容器に邪魔されることなく、回転移動部分の切線
方向に、すなわち収納容器の長手方向に対して直
角に取り出すことができ、従つて物品の取出しに
際して収納容器を棚台から引出す必要はない。

物品の取出しは、前記切線方向に移動する物品
取出手段により行われるが、この物品取出手段は
前記切線に直角な方向に平行移動できるので、収
納容器内にその長手方向すなわち棚台の奥行方向
に順次並べて収納された物品のうち任意のものを
自由に取出すことができ、従つて棚台の奥行を有
効に利用して、物品取出間口巾が広く物品収納容
量の大きい収納容器を、しかも１台の回転棚に多
数設けることができる。

実施例 以下添付図面により本発明を説明する。

第１図は本発明による物品保管装置全体の平面
配置を示す略図である。１は回転棚、２は棚台
で、棚台２は環状の外側および内側の各支持レー
ル３，４等により構成され、長円形状の環状をな
し、その内周側の長軸の両端位置にそれぞれスプ
ロケツトホイール５，６が設けられている。そし
てこれらのスプロケツトホイール５，６間にロー
ラチエーン７が掛け渡されており、スプロケツト
ホイール６は、これと同軸のスプロケツトホイー
ル８、チエン１０、スプロケツトホイール９を介
して駆動モータ１１によつて駆動される。

１２は物品収納容器で、前記支持レール３，４
に支持されて棚台２上に多数配列されている。こ
れらの物品収納容器１２は前記ローラチエン７に
よつて駆動され、支持レール３，４に案内されて
該レール３，４により規定される環状の移動経路
に沿い回動する。すなわち支持レール３，４は両
端の半円形部分３₁，４₁と、これらの半円形部分
３₁，４₁を接続する中間の直線部分３₂，４₂とか
ら成り、両端に円弧状の回転移動部分を有する環
状の移動経路を形成し、複数の物品収納容器１２
がこの移動経路に沿つて回動自在に支承されてい
る。

物品収納容器１２はローラチエン７に沿つて一
定の間隔で配列されているが、その取付けピツチ
Ｐは、図示のように、前記回転移動部分４₁（以下
移動経路の回転移動部分を表示するのに、支持レ
ール４の半円形部分４₁または支持レール３の半
円形部分３₁をもつてする）の中心位置Ａに１つ
の物品収納容器１２ａが位置する時にその前後の
物品収納容器１２ｂ，１２ｃが回転移動部分４₁
に位置しないように選定されている。すなわち、
スプロケツトホイール５の有効直径をＤとする
と、前記取付けピツチＰはπD／４より小さくならな いように選定されている。

従つて前記物品収納容器１２ａは、棚台２の奥
行方向の面１３が開放されるので、この面１３を
広い物品取出し用の間口面とし、比較的狭い側面
１４を棚台の長さ方向に配して各物品収納容器１
２を棚台に格納することができ、１台の回転棚１
に多数の物品収納容器を格納することができる。

回転移動部分４₁に隣接した位置に、該回転移
動部分４₁の前記中心位置Ａにおける切線Ｔに平
行に、すなわち中心位置Ａに位置する物品収納容
器１２ａの前記取出し間口面１３に直角方向に移
動する物品取出手段１５が設けられており、この
物品取出手段１５により物品収納容器１２ａ内の
物品が前記切線Ｔ方向に取出される。物品取出手
段１５の詳細については後述するが、例えばコン
ベヤベルト１６と該ベルト１６の面に突設した取
出部片１７とから成り、取出部片１７が収納容器
１２ａ内の物品と係合してこれを該収納容器１２
ａから取出すようになつている。取出された物品
はベルト１６によつて搬送され、次いで搬送コン
ベヤ１８およびシユータ（またはコンベヤ）１６
を経て、取出物品集荷台２０に送られる。

上記物品取出手段１５はまた、横行案内部材２
１に沿つて、矢印で示すように、前記切線Ｔに直
角方向に平行移動できるようになつており、物品
収納容器１２内に前記取出間口面１３に沿つて配
列収納された各物品のうち任意のものを選択して
取出せるようになつている。

２２は物品補充ステーシヨンで、前記回転移動
部分すなわち物品取出部分２３以外の任意の位置
に棚台２に隣接して設けられ、この物品補充ステ
ーシヨン２２上に物品収納容器１２を引き出し
て、物品の補充を行う。

第２図は上記した本発明物品保管装置の一実施
例における物品取出部分２３の斜視図である。本
実施例における物品収納容器１２は、第３図およ
び第４図に示すように、棚台を構成する支持レー
ル３，４から吊下げられて該棚台に支承されてい
る。すなわち外側および内側の両支持レール３，
４間にまたがつて、容器支持枠２４が支持ローラ
２５を介し、該支持レール３，４に沿つて移動自
在に設けられており、この容器支持枠２４の両側
縁部に設けられた溝２６に、物品収納容器１２の
上部両側縁に沿つて設けられた突縁部２７を嵌合
させて、容器１２を支持枠２４に差込んで固定し
てある。前記補充ステーシヨン２２においては容
器１２と支持枠２４の固定を外して、容器１２を
補充ステーシヨン２２上に引出し、物品を補充す
る。

物品収納容器１２の内部は、前記取出間口面１
３に直角な複数の仕切板２８により、複数の仕切
部２９に区画され、各仕切部２９には、第７図に
示すように、例えば直方体状の複数の物品３０が
上下に積重ねられて収納され、各仕切部２９の巾
はそれぞれ収納する物品３０の巾に合わせてあ
る。仕切板２８の下部には、各仕切部２９内に向
つて突出する物品保持板３１が設けられており、
最下段の物品３０はこの物品保持板３１上に載置
されて保持される。

物品収納容器１２の前記取出間口面１３は大部
分が容器壁により覆われており、下方に少なくと
も前記物品３０の１個分に相当する高さの物品取
出口３２が設けられている。取出間口面１３の大
部分を上記のように覆うかわりに、各仕切板の前
後両端縁部に沿つて上下に延びるフランジを設
け、このフランジ部分によつて物品３０の前後移
動を抑えるようにしもよい。

前記容器支持枠２４の内端部は、第５図に示す
ように、連結ブラケツト３３を介して前記ローラ
チエン７に連結されている。該ローラチエン７は
各リンクの連結部にそれぞれガイドローラ３４を
有し、前述のようにスプロケツトホイール６によ
り駆動され、内側支持レール４と一体のガイドレ
ール３５に案内されて走行する。これに伴つて物
品収納容器１２は支持レール３，４によつて規定
される移動経路に沿つて移動し、前記物品取出部
分２３の中心位置において第２図および第４図に
示すように、物品取出手段１５と直交する。

物品取出手段１５は第６図に示すように、コン
ベヤフレーム３６と、その両端部にそれぞれ軸支
されたプーリ３７₁，３７₂と、これらのプーリ３
７₁，３７₂に掛け渡されたベルト１６とから成
り、ベルト１６の表面に取出部片１７が突設され
ている。ベルト１６はプーリ３７₁を介してコン
ベヤ駆動モータ３９によつて駆動され、第７図に
示すように、取出部片１７が物品収納容器１２を
通過する時に最下段の物品３０が物品取出口３２
から取出され、同図に鎖線で示すようにベルト１
６とともに搬送され、収納容器１２内において
は、上方の物品３０が落下し、次の物品が前記物
品保持板３１上に載る。

コンベヤフレーム３６の一端は軸受４０を介し
て横行案内軸（横行案内部材）２１に軸線方向に
摺動自在に支承されており、横行案内軸２１は前
記回転移動部分４₁に対する切線Ｔ（第１図）に直
角方向に延び、両端を固定部材４１に固定されて
いる。コンベヤフレーム３６の他端部にはボール
ねじ４２が設けられており、このボールねじ４２
に、前記横行案内軸２１に平行な横行駆動スクリ
ユー４３が螺合している。横行駆動スクリユー４
３の両端は軸受４４，４４により回動自在に支承
されており、かつこの横行駆動スクリユー４３は
コンベヤ横行モータ４５により、小プーリ４６、
歯付ベルト４７および大プーリ４８を介して、回
転駆動され、この回転により物品取出手段１５全
体が、横行案内軸２１およびスクリユー４３に沿
い、前記切線Ｔに直角方向に平行移動する。コン
ベヤ横行モータ４５の回転は、パルスエンコーダ
４９からのパルス信号に応働するコンピユータに
より制御され、この回転により物品取出手段１５
のスクリユー４３に沿う位置が正確に制御され
る。

本実施例は上記のように構成されているので、
物品収納容器が第１図および第２図の収納容器１
２ａのように物品取出部分２３の中央位置に存る
時に、物品取出手段１５のベルト１６を一周させ
ると、取出部片１７が、ベルト１６の上方に位置
する仕切部２９から最下段の物品１個を取出し、
ベルト１６上に載せて搬出し、この物品は前述の
ように搬送コンベヤ１８およびシユータ１６を経
て取出物品集荷台２０に送られる。

物品収納容器１２にはそれぞれ番号がつけられ
ており、この各仕切部にもそれぞれ区画番号がつ
けられている。そしてこの区画番号は、各仕切部
の中央位置を物品取出手段１５の横行位置すなわ
ち前記横行駆動スクリユー４３上の位置に対応さ
せて割付けることにより、図示してないコンピユ
ータ制御装置の制御部に登録される。

物品を収納容器１２の各仕切部２９に格納する
時に、その物品番号に対し容器番号および区画番
号を対応させて上記制御部に入力（登録）してお
き、該物品を取出す場合には、その物品番号と個
数を指示すると、収納容器１２が移動経路に沿つ
て回動し、該当する収納容器が前記物品取出部分
２３の中央位置に停止する。それとともに物品取
出手段１５が横行して該当する区画番号に対応す
る位置に停止し、ベルト１６が上記個数に等しい
回数だけ回転して、その上方の仕切部２９から、
指示された物品を指示個数取出す。

各仕切部２９の寸法すなわち収納容器の区画寸
法は、収納容器毎に異つた寸法でも差支えないの
で、多数の異なつた寸法の物品を区別して保管し
ておき、これらの物品を自動的に迅速に取出すこ
とができる。収納容器の区画寸法は任意に設定で
きるが、設定を変える場合には物品取出手段１５
の対応位置も変えるので、制御部に登録されてい
る対応位置を訂正する。

収納容器１２の取付ピツチＰは一定にしておく
と構造が簡単になるので、巾（棚台２の奥行方向
の寸法）の小さい収納容器１２が同じ棚台上に必
要な時には、容器支持枠２４の巾は変えずに収納
容器１２の巾だけを変えるのがよい。

また、容器相互間または区画相互間の巾の差が
大きい場合には、寸法差の小さいものどうしを１
段にまとめて、棚台２を多段に重ねるとよい。棚
台２を多段に重ねるとスペースセービング効果も
大きくなる。

第８図は棚台２を上下に３段重ねた例を示す。
各棚台２の構造は第１図ないし第７図に示したも
のと全く同様で、これらの棚台２が台枠５０の上
に重ねて載置され、全体支持枠５１で囲われてい
る。取出物品集荷台２０は台枠５０上に１箇所設
けられており、３段目および２段目の棚台２₃，
２₂から取出された物品はそれぞれ搬送コンベヤ
１８₃，１８₂およびシユータ１９₃，１９₂を通じ
て集荷台２０に集められ、１段目の棚台２₁から
取出された物品は搬送コンベヤ１８₁、およびコ
ンベヤ１９₁を経て集荷台２０に集められる。

上記各実施例はいずれも物品収納容器１２の各
仕切部２９に複数個の物品を積重ねて格納し、最
下方の物品から順次取出して行くようにしたもの
であるが、各仕切部に１個ずつ、単体の物品、も
しくは多数の単品を一括包装した物品、または多
数の単品を収納した容器状の物品を格納してもよ
い。第９図はこのような例を示す。本実施例にお
ける各物品収納容器１２も前記実施例と同様に支
持レール３，４に懸吊されており、かつ同様な仕
切板２８によつて複数の仕切部２９に区画されて
いるが、取出し間口面は全面的に開放されてお
り、各仕切部２９にそれぞれ１個の比較的大形の
物品３０が格納されている。棚台２および物品取
出部分２３の構成は前記実施例と実質的に同一で
あり、物品取出手段１５によつて取出された物品
３０は垂直コンベヤ５２上に移され、該垂直コン
ベヤ５２は下降してその上の物品を搬送コンベヤ
５３へ移す。搬送コンベヤ５３はこの物品を図示
してないピツキングステーシヨン等へ移送する。

第１０図に示す実施例においては、前記物品収
納容器１２と容器支持枠２４とを兼ねる収納容器
兼支持枠５４上に、複数個の物品５５を棚台の奥
行方向に配列して格納するようにし、前記収納容
器兼支持枠５４は、前記各実施例のように支持レ
ール３，４から懸吊するのではなく、該支持レー
ル３，４上に載置して支持されている。

本実施例においては、各物品５５自体がまたそ
れぞれ容器を形成し、この中にそれぞれ各種の小
物品が保管されている。

物品取出手段１５は物品取出部分２３の上方に
設けられており、前記切線Ｔ（第１図）方向に延
びる案内部材５６と、この案内部材５６に摺動自
在に支持されて往復運動する摺動部材５７とから
成り、摺動部材５７の前後の下縁部には、第１１
図に示すように、フツク５８が枢動可能に設けら
れている。物品（容器）５５の前後の上縁部には
突条５９が設けられており、この突条５９に前記
フツク５８を係合させることにより、物品５５は
摺動部材５７に吊下げられて案内部材５６の搬出
部５６₁に取出される（摺動部材５７およびフツ
ク５８は図示してない駆動モータにより制御され
る）。搬出部５６₁の下方には、第９図と同様な垂
直コンベヤ５２が配設されており、該コンベヤ５
２に転載された物品５５は第９図の実施例と同様
にしてピツキングステーシヨン等へ搬送される。

第１２図および第１３図はさらに他の実施例を
示す。この実施例は前記第９図の実施例とほぼ同
様であるが、物品収納容器１２の各仕切部２９
に、その前後の下方部分に立上がり部片６０を設
け、収納容器１２の移動時に物品３０が該容器１
２からずれ出さないようにしてある。そして物品
取出手段１５はリフトアツプ装置６１により全体
として昇降できるようになつており、物品３０を
取出す時には、第１３図に鎖線で示すように、物
品取出手段１５が上昇してベルト１６により物品
３０を持上げ、そのまま前記立上がり部片６０を
超えて物品３０を収納容器１２から取出す。

なお第９図ないし第１３図の各実施例において
も物品取出手段１５は第６図と同様に横行案内軸
２１および横行駆動スクリユー４３により横行可
能となつている。

発明の効果 以上の通り、本発明によれば、物品収納容器を
引出すことなくその移動経路内で物品の取出しが
行えるので、空間を有効に利用でき、保管スペー
ス効率が大きく、また物品を迅速に取出すことが
でき、しかも取出しのための各動作が単純で簡易
である。

さらに、物品取出手段が平行移動できるので、
物品収納容器を種々に区画して多種類の物品を保
管することができる。

また、棚台の奥行を利用して、１個の物品収納
容器の容量を増すとともに、この物品収納容器を
多段配置することができるので、多量の物品の保
管が可能である。

その他、物品の補充作業も容易である等、本発
明は多くの優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による物品保管装置全体の平面
配置を示す略図、第２図は本発明の一実施例にお
ける物品取出部分の斜視図、第３図は同実施例に
おける物品収納容器および容器支持枠の斜視図、
第４図は回転移動部分中心位置における物品収納
容器の断面図、第５図は容器支持枠とローラチエ
ンとの連結部の平面図、第６図は物品取出手段の
斜視図、第７図は物品取出動作を説明するための
断面図、第８図ないし第１０図はそれぞれ他の実
施例を示す部分的斜視図、第１１図は第１０図の
実施例における物品取出手段の横断面図、第１２
図はさらに他の実施例を示す斜視図、第１３図は
第１２図の物品取出手段の中心線に沿う略断面図
である。 １…回転棚、２…棚台、３…外側支持レール、
４…内側支持レール、１２…物品収納容器、１５
…物品取出手段、２１…横行案内部材、２３…物
品取出部分、３０…物品、３９…コンベヤ駆動モ
ータ、４３…横行駆動スクリユー、４５…コンベ
ヤ横行モータ、５４…収納容器兼支持枠、５５…
物品（容器）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 両端に円弧状の回転移動部分を有する環状の
   水平移動経路を備えた棚台に、複数の物品収納容
   器を前記移動経路に沿つて回動自在に支承して成
   る物品保管装置において、前記回転移動部分の中
   心位置に１つの物品収納容器を位置せしめて取出
   すようにするとともに、前記回転移動部分に隣接
   して、前記中心位置における該回転移動部分の切
   線方向に移動して前記物品収納容器内の物品を該
   切線方向に取出す物品取出手段を設け、かつこの
   物品取出手段を前記切線に直角な方向に平行移動
   できるようにしたことを特徴とする物品保管装
   置。