JPS6339483Y2 - - Google Patents

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JPS6339483Y2
JPS6339483Y2 JP1982181580U JP18158082U JPS6339483Y2 JP S6339483 Y2 JPS6339483 Y2 JP S6339483Y2 JP 1982181580 U JP1982181580 U JP 1982181580U JP 18158082 U JP18158082 U JP 18158082U JP S6339483 Y2 JPS6339483 Y2 JP S6339483Y2
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JP
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pressure side
pressure
packing
packing ring
cylindrical
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JP1982181580U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高圧容器の密封装置に関する。
静水圧押出しプレスに用いられる高圧容器の密
封装置は、その圧媒を確実にシールし、漏出を防
止しなければならない。
しかしながら、従来の該密封装置はシール性の
点で若干の問題点があつた。
これを、図において説明すると、第1図は従来
例の密封装置であり、該装置は、高圧容器1と、
これに嵌合するシールピストンとなる円柱状主体
部2と、該円柱状主体部2を高圧容器1内で往復
摺動自在にする加圧ステム3を備えている。
円柱状主体部2はその高圧側に、円錐面部4を
介して円柱状小径部5が形成され、円錐面部4は
高圧側に向つて順次小径となるテーパー面で、円
柱状小径部5はその外周面はストレート面とさ
れ、円錐面部4と円柱状小径部5には銅合金製の
断面三角形のパツキン構成部材としててのリング
6、鋼製のリング7、銅合金リング8並びに軟質
パツキン材9が嵌合され、押え板10をボルト1
1で締結することにより、高圧容器1の圧媒12
を密封するようにされている。
而して、静水圧押出しに用いる高圧容器1の内
径は内径寸法と使用する圧力の大小に関係して変
化する。即ち、容器内径が大きくなればなるほ
ど、又、圧力が高くなればなるほど径変化が大き
くなるので、小さい内径の高圧容器で使用できて
いた構造のパツキン構成部材であつても、相似形
に大きくして大きな内径の高圧容器に適用しても
圧力封止ができなかつた。
例えば、50〜70mmφ高圧容器では10000Kg/cm2
の圧力で内径は0.3〜0.4mm程度であつて、前述し
た第1図に示す密封装置で充分その目的を期待で
きたが、高圧容器の内径が150mm〜200mmφのよう
に大きくなると、10000Kg/cm2の圧力で内径変化
が1〜1.8mm程度になつて最早、圧力封止が困難
である。
これを、第2図1,2を参照して詳述すると、
第2図1のように組立てられたものに、前述の圧
力で使用すると、円柱状主体部2の外径は第2図
2の点線Bで示すように変形し、円柱状小径部5
は同じく点線Cで示すように変形し、これに伴い
高圧容器1の内径は圧力により変形することもあ
つて実線Dで示すように変形され、軸方向のスキ
マΔhは増大する。
一方、圧力によりパツキン構成部材であるリン
グ6,7,8,9は符号6′,7′,8′,9′のよ
うに変形され、次に圧力を除いても第2図1で示
した組合せ状態に戻ることがない。
従つて、その後の昇圧に際してはパツキン性能
が十分に発揮されずもれの原因となつている。
仮りに、2回目、3回目と圧力封止ができたと
しても変形が大きいために寿命は著しく短かくな
るのである。
そこで、本考案は斯る従来の密封装置の問題点
を解消するために案出されたもので、特に、パツ
キン構成部材のうち最も低圧側のパツキンリング
の形状を特定することによつて、長期にわたつて
昇圧と除圧を繰返しても完ぺきなシール性能を発
揮できるようにしたものである。
従つて、本考案では高圧容器に嵌合する円柱状
主体部と、該主体部の高圧側に形成され高圧側に
向つて順次小径となる円錐面部と、該円錐面部の
高圧側に形成された円柱状小径部と、該小径部並
びに前記円錐面部に嵌合する複数のパツキン構成
部材とを含む高圧容器の密封装置において、前記
複数のパツキン構成部材は、銅合金製パツキンリ
ング、鋼製パツキンリング、銅合金製パツキンリ
ング及び初期シール用軟質パツキンリングを順
次、低圧側より高圧側に向つて配置することで構
成され、該パツキン構成部材のうち最も低圧側の
パツキンリングが、高圧側の円筒状部と、該円筒
状部の低圧側に形成されその内径が低圧側に向つ
て順次大径となりその断面が三角形を呈する円錐
形状部と、によつて構成されるとともに前記円筒
状部の長さhが、 Δγ/tanα+A≦h≦1.5W 但し、Δγは最高使用圧力発生時の高圧容器内半
径の拡大量 αは低圧側パツキンリングの円錐形状部先
端の角度 Aはパツキンの摩滅を考慮した定数 Wは低圧側パツキンリングの円筒状部の半
径方向厚み とされていることを特徴とする。
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳述す
る。
第3図1,2は使用前と使用中の挙動を併わせ
て示す要部断面であり、20は高圧容器であり、
例えば静水圧押出しにおけるコンテナである。
21は円柱状主体部であり、高圧容器20に摺
動自在に嵌合されるシールピストンであつて、該
主体部21にはその高圧側(図では左側)に高圧
側に向つて順次小径となる円錐面部22が形成さ
れ、更に、該円錐面部22の高圧側には外周面が
軸方向と平行とされた円柱状小径部23が連設さ
れている。
而して、円柱状小径部23並びに前記円錐面部
22には複数のパツキン構成部材が嵌合され、該
パツキン構成部材は高圧側端面において押え板2
4を円柱状小径部23にボルトで取着することに
より、抜止めされている。
前記パツキン構成部材は、銅合金製のパツキン
リング25、鋼製のパツキンリング26、銅合金
パツキンリング27及び初期シール用の軟質パツ
キンリング28を順次、低圧側より高圧側に向つ
て配置することにより構成され、特に、パツキン
構成部材のうち最も低圧側のパツキンリング25
が、高圧側の円筒状部25Aと、該円筒状部25
Aの低圧側に形成され、その内径が低圧側に向つ
て順次大径となりその断面が三角形を呈する円錐
形状部25Bと、によつて構成されている。
そして、円筒状部25Aの長さhは、最高使用
圧力発生時の高圧容器20の内半径の拡大量Δγ、
低圧側のパツキンリング25の円錐形状部25B
先端の角度α、パツキンの摩滅を考慮した定数
A、及び、該リング25の円筒状部25Aの半径
方向厚みWを考慮して、次式を満足する範囲とさ
れているのである。
即ちΔγ/tanα+A≦h≦1.5W ここで、円筒状部25Aの軸方向長さh、即
ち、平行部の長さを、Δγ/tanα+Aと等しいかそれ 以上としたのは、第2図に示したΔhのスキマ又
はずれ量は、Δh=Δγ/tanαであり、これに、パツキ ンの摩滅を考慮する必要があることから、Δγ/tanα +A≦hとされているのである。
また、円筒状部25Aの長さはこれを無限にす
ると座屈を生じることから、h≦1.5Wとされる
のである。
〔実施例〕
高圧容器の内径150mm、低圧側パツキンリング
25の形状を第4図に示すようにし、その全高
(全長)Hを7.5mm、10.5mm、13.5mmと3種類にか
えて静水圧押出実験に使用した。
押出圧は8500〜9000Kg/cm2で、使用中のパツキ
ン部温度は250〜300℃に上昇していた。
参考写真1はH=7.5mmの場合で、従来のパツ
キンリングであり、20回使用後の状況である。写
真1で明らかなように、パツキンリングは変形
し、一部流れた部分が落ち込んだ状態になつてい
る。
一方、H=10.5mmで本考案実施例のパツキンリ
ングの場合であり、写真2で示すように70回使用
後でも写真1のような状態にならず、シール性能
は良好である。又、H=18.0mmとした本考案の他
の実施例によるパツキンリングの場合は、写真2
の場合と同様で70〜90回の使用が可能であつた。
以上のように、最も低圧側のパツキンリング2
5として円筒状部25Aと円錐形状部25Bを有
する形状にし、円筒状部25Aの長さhの大小に
より、その寿命が決定され、シール性能を良好に
することが確認できる。
しかし、円筒状部25Aの長さhはこれが大き
すぎると圧縮されて座屈を生じ、その部分にしわ
が生じ、シール性能が劣化することになる。
そこで、W=7.5mmの銅合金のパツキンリング
25を用いて、円筒状部25Aの長さhの比較テ
ストを行つた。
即ち、できるだけ長さhを大きくすれば損耗も
少ないであろうとの考えから、h=20mm、h=15
mm、h=10mmの3種類についてテストをした。
h=20mmのときの挙動が第5図に示す。
第5図で明らかな如く、円錐形状部25Bのテ
ーパー面25B′に対応する部分25B″は容器内
面と当接し、すり傷がついていたが、中間部は2
5Cで示す如く径が若干小さくなり、所謂シワが
入つたようになり、容器内面と当つた部分は周上
の一部分であり、又、円筒状部25Aの外周面2
5A′は大部分が容器内面に当接状態にある。
而して、h=15mmのときは、h=20mmのものに
比べ中間部25Cの変形割合が少なくなつてはい
るが、全長にわたつて容器内面と接触している状
態ではなく、一方、h=10mmのものではパツキン
全体が容器内面に当接したすり傷が全長にわたつ
てついていた。
従つて、W=7.5mmのものではh=3〜10mm程
度のものが使用上好ましいことがわかる。
以上、要するに本考案の高圧容器の密封装置に
よれば、複数のパツキン構成部材は、銅合金製パ
ツキンリング、鋼製パツキンリング、銅合金製パ
ツキンリング及び初期シール用軟質パツキンリン
グを順次低圧側より高圧側に向つて配置すること
によつて構成しているので、高圧容器の密封性が
確実となり、更に、最も低圧側のパツキンリング
を、円筒状部と、断面三角形の円錐形状部とで構
成し、円筒状部の長さを特定することによつて、
シール性能は長期にわたつて良好にすることがで
き、しかも、パツキンリングの寿命も増大するこ
とができ、ここに、静水圧押出用を初め各種の高
圧容器の密封装置として実益大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の静水圧押出で示す密封装置の
一部切欠断面図、第2図1,2は従来例の挙動を
示す要部拡大断面図、第3図1,2は本考案の実
施例であり、挙動状態を示す断面図、第4図はパ
ツキンリングの拡大説明図、第5図は該リングの
挙動を示す説明図である。 20……高圧容器、21……円柱状主体部、2
2……円錐面部、23……円柱状小径部、25〜
28……パツキン構成部材、25A……円筒状
部、25B……円錐形状部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 高圧容器に嵌合する円柱状主体部と、該主体部
    の高圧側に形成され高圧側に向つて順次小径とな
    る円錐面部と、該円錐面部の高圧側に形成された
    円柱状小径部と、該小径部並びに前記円錐面部に
    嵌合する複数のパツキン構成部材とを含む高圧容
    器の密封装置において、 複数のパツキン構成部材は、銅合金製パツキン
    リング、鋼製パツキンリング、銅合金製パツキン
    リング及び初期シール用軟質パツキンリングを順
    次、低圧側より高圧側に向つて配置することで構
    成され、該パツキン構成部材のうち最も低圧側の
    パツキンリングが、高圧側の円筒状部と、該円筒
    状部の低圧側に形成されその内径が低圧側に向つ
    て順次大径となりその断面が三角形を呈する円錐
    形状部と、によつて構成されるとともに前記円筒
    状部の長さhが、 Δγ/tanα+A≦h≦1.5W 但し、Δγは最高使用圧力発生時の高圧容器内半
    径の拡大量 αは低圧側パツキンリングの円錐形状部先
    端の角度 Aはパツキンの摩滅を考慮した定数 Wは低圧側パツキンリングの円筒状部の半
    径方向厚み とされていることを特徴とする高圧容器の密封装
    置。
JP18158082U 1982-11-29 1982-11-29 高圧容器の密封装置 Granted JPS5985458U (ja)

Priority Applications (1)

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JP18158082U JPS5985458U (ja) 1982-11-29 1982-11-29 高圧容器の密封装置

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JP18158082U JPS5985458U (ja) 1982-11-29 1982-11-29 高圧容器の密封装置

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Publication Number Publication Date
JPS5985458U JPS5985458U (ja) 1984-06-09
JPS6339483Y2 true JPS6339483Y2 (ja) 1988-10-17

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ID=30393438

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB836153A (en) * 1956-09-13 1960-06-01 Babcock & Wilcox Co Improvements in or relating to pressure vessels and seals therefor

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB836153A (en) * 1956-09-13 1960-06-01 Babcock & Wilcox Co Improvements in or relating to pressure vessels and seals therefor

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JPS5985458U (ja) 1984-06-09

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