JPS6339143Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、車両のライセンスプレートの照明に
用いる車両用ライセンスランプの取付構造に関す
るものである。

（従来技術） 従来、この種のランプは、第１図の従来例に示
すように、ライセンスランプ取付ベースａに穿設
された取付孔にバルブｂを車長方向前方から挿着
するとともに、後方に突出した前記バルブｂを覆
うように下面と前面が開口したカバーｃを前記ラ
イセンスランプ取付ベースａにビス止めし前記カ
バーｃの下面レンズｄを差し込んでなるものであ
つた。また第２図に示すようにカバーｃとレンズ
ｄとを一体に形成したものもあつた。

しかしながら、前者の場合にはランプ取付ベー
スの他に、カバー、レンズの成形型がそれぞれ必
要なため、製作コストが高くなる欠点があり、ま
た、後者の場合にもレンズとカバーの一体成形費
の分だけコストアツプになる欠点があつた。

（考案の目的） 本考案は、上記した従来の欠点を考慮してなさ
れたもので、コストの低減が図れ、かつ外観が良
好となる車両用ライセンスランプの取付構造を提
供することを目的とするものである。

（考案の構成） 上記した目的を達成するためになされた本考案
は、車体のライセンスプレート取付部の上方に、
車体後方に張出され下面と前面とが開口した箱状
のライセンスランプ取付ベースを設け、該ライセ
ンスランプ取付ベース内に、上面が開口した箱状
のランプレンズを環状のパツキンを介して挿着
し、該ランプレンズの車長方向前方の前側面部に
穿設された取付孔にバルブを装着したことを特徴
とするものである。

（実施例） つぎに、本考案を第３図と第４図に示す一実施
例に基づいて説明する。

第３図はオートバイのテール部における本考案
の一実施例を示すものである。図中１は合成樹脂
から成形されたベースで、該ベース１はライセン
スプレート取付部１０とコンビネーシヨンランプ
取付部１１とが一体形成されたものである。そし
て前記ライセンスプレート取付部１０とコンビネ
ーシヨンランプ取付部１１との間には開口部１２
が開設されており、該開口部１２の上縁に、車体
後方に向けて張出され下面と前面が開口された箱
状のライセンスランプ取付ベース２が一体形成さ
れている。

また図中３は合成樹脂から成形されたレンズで
あり、該レンズ３は上面を開口した箱状に設けら
れており、第４図に示すように、左右側面部内面
に取付ボス３０を有している。そして車長方向前
方に位置する前側面部には、取付孔３１が穿設さ
れており、該取付孔３１に、バルブ５が取付けら
れたソケツトホルダー６が車長方向前方から後方
に向けて挿着されている。前記レンズ３の上面開
口周縁には、環状にしてかつ横断面コ型のパツキ
ン４が冠着されており、上記ライセンスランプ取
付ベース２に前記レンズ３を挿入し、ライセンス
ランプ取付ベース２の上面部に穿設された孔２０
を挿通するビス７を前記取付ボス３０に螺合締付
することにより、レンズ３がライセンスランプ取
付ベース２に取着固定されているのである。そし
てバルブ５を点灯すると、その発光がレンズ３を
通してライセンスプレート８面に照射されるので
ある。

（考案の効果） 以上のように本考案によれば、ライセンスラン
プ取付ベースとレンズを型加工すればよいので、
成形型の削減および部品点数の削減によつてコス
トの低減が図れ、ライセンスランプの取付けが容
易になる。また、ライセンスランプ取付ベース内
にレンズが収容されるため、外観的にも良好とな
るなど、実用性にすぐれた効果を奏するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はそれぞれ車両用ライセンス
ランプの従来構造を示す断面図、第３図は本考案
に係る車両用ライセンスランプの取付構造の一実
施例を示す断面図、第４図は同じく一実施例を示
す組立説明図である。 １……ベース、１０……ライセンスプレート取
付部、１１……コンビネーシヨンランプ取付部、
１２……開口部、２……ライセンスランプ取付ベ
ース、３……レンズ、４……パツキン、５……バ
ルブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車体のライセンスプレート取付部の上方に、車
   体後方に張出され下面と前面とが開口した箱状の
   ライセンスランプ取付ベースを設け、該ライセン
   スランプ取付ベース内に、上面が開口した箱状の
   ランプレンズを環状のパツキンを介して挿着し、
   該ランプレンズの車長方向前方の前側面部に穿設
   された取付孔にバルブを装着したことを特徴とす
   る車両用ライセンスランプの取付構造。