JPS633901A - 加圧ビ−ム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、木及び／又は任意の同種材料のパネルのパッ
ク（パネルパック）を分断するためののこ引き機械及び
のこ引きプラントに関し、より詳しくは、この種ののこ
引き機械の複式加圧ビーム、即ち、切片を形成すること
なしにパネルの完全な切断を保証するために切断線と平
行にそのすぐ上流側及び下流側においてパネルパックを
加圧するための部材に関する。

＝３− 〈従来の技術〉 この形式の部材即ち加圧ビームは、現在では２つの直線
状の互いに平行な加圧要素（適宜の形状の板体から成る
）によって形成され、これらの板体は、どんな異なった
作動上の要求にも加圧ビームを適合させうるように、板
体を垂直に案内し移動させるための別々の手段に組合さ
れている。

同一のサイズ又は異なったサイズのパネルのパック（パ
ネルパック）を切断するための寸法及び／又は切断プロ
グラムを変更する場合、このパックの周縁部のトリミン
グによる前縁側及び後縁側の側面の切除部の幅又は深さ
が変化する。この変化は複式加圧ビームの作動を問題の
あるものとする。それは切除部側にある加圧要素が、こ
の加圧要素の内面とその近傍の切断線との間の距離に実
質的に等しいか又はこれよりもごく少し大きいかもしく
は小さい幅又は深さをもった切除部に作用しうるためで
ある。この場合に加圧ビームをその作動位置まで下行さ
せると、加圧要素はパネルパックの側面に対して摩擦さ
れるか、又は、切除部がパネルパックから分離されても
はやそれに連結されていなくなった時に加圧ビームが急
激に落下したり、切断のこが欠陥切断を行なったりする
ような、不整な位置において、加圧要素が切除部に突当
たることがある。

ヨーロッパ特許願ＥＰ−ＡＩ　　２０８０７９号によれ
ば、２つの加圧ビームの垂直方向の上動及び下動は、互
いに独立されているため、前記の事態が生ずると、切除
部の側面上にある加圧要素は、その上動位置に保つこと
ができる。しかし、前記ヨーロッパ特許願に開示されて
いるように、一方の加圧要素が切断中の被加工物と接触
しない場合には、該一方の加圧要素は、事故防止の目的
のためにのこ経路をその内部に閉じ込めるトンネルを形
成すると共に、このトンネルの長手方向の上部において
作用する吸気マニホルドによってのこ引き作業による粉
塵を排除することを可能とするように、被加工物を支持
する被加工物テーブルと接触するので、この構成は、前
述した問題点を解決しない。また、切除されたストリッ
プの幅は、或る場合には前記の臨界的な範囲に含まれ、
即ち、加圧要素の内面と切断線との間の距離に実質的に
等しいか又はこれよりもわずかに大きいかもしくは小さ
いため、この構成は必ずしも可能ではない。

〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は、これらの欠陥が解消されるように、冒
頭に述べた形式ののこ引き機械及びのこ引きプラントを
改良することにある。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明によって、パネル又はパネルパックのような被加
工物を切断するためにのこ引き機械において使用するよ
うにした加圧ビームであって、切断線を画定する真直な
長手方向のスロットを備えた被加工物支持テーブルと、
該切断線に沿って可動なのこ引き工具とを有し、加圧ビ
ームは、被加工物支持テーブルの上方に配設してあり、
該切断線の全長に沿って延長しており、該切断線と平行
にその両側に配された２つの加圧要素から成り、各々の
加圧要素を他の加圧要素と独立して上下動させるための
上下動手段が設けられているものにおいて、加圧要素を
横方向に移動させることによって該加圧要素の間にある
切断線に対する加圧要素の距離を変更するためのトラバ
ース手段を備えたことを特徴とする加圧ビームが提供さ
れる。

本発明の加圧ビームによれば、加圧要素を垂直に案内す
るための案内手段が水平トラバース手段に組合され、少
くともパネルパックの切除部の上方にある加圧要素の切
断線からの横距離を変更することが所要の時に可能なよ
うにして、この加圧要素が該切除部上に正確に作用する
か、又は、これと干渉せずにのこ引き機械の被加工物テ
ーブルと接触し、かくしてどんな場合にも前記トンネル
の閉止が保証されるようになっている。

本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面に示した実
施例についての以下の詳細な説明によって一層明らかと
なるであろう。

〈実施例〉 第１図においてＰは、パネルパックを示し、Ｔ。

Ｔ′は所望の寸法のパック区分を得るためにパックＰが
受ける長手方向及び横方向の切込みの基準線を表わして
いる。またＳは、実行すべき切断プログラムに従って変
化し、更にパックＰから分断されるべき別々の異なった
区分の大きさの関数としても変化する、深さ又は幅をも
った、パックＰの周辺切除部分を表わしている。パネル
パックＰは、両面加圧ビームによって、のこ引き機械の
被加工物テーブル上にブロックされ、この両面加圧ビー
ムは、切断線と平行に切断線のすぐ上流側と下流側で、
また切断線から適正な対象距離のところで、パネルパッ
クＰに作用する。この距離は現在では固定された距離で
ある。技術的に進歩した形式の両面ないしは複式加圧ビ
ームにおいて、各々の加圧要素は、これを垂直に案内す
るためのそれぞれの案内手段によって制御され、それぞ
れの駆動手段によって駆動されるので、これらの加圧要
素は独立して垂直上下に移動させることができ、それに
より異なった長さのランが実行される。切除部分Ｓの形
成をもたらすトリミング切断を行なう場合に、この条件
により、複式加圧ビームの両方の成分をパネルパックＰ
との接触に設定し、又は、一方の成分をパネルパックＰ
との接触に設定し、切除部分側の他方の成分はのこ引き
機械の被加工物テーブルとの接触に設定することが可能
となる。どの場合にも加圧要素はのこ引き機械の切断線
を囲い込んでいるため、事故が防止されると共に、のこ
引き作業によって生じた粉塵の除去は、前記加圧要素の
間に作用する吸気マニホルドによって保証される。

切除部分Ｓの大きさが、各々の加圧要素の内面と近くの
切断線との間の距離に等しいか又はそれよりもごく少し
だけ大きいか小さい場合、切除部分Ｓの異なった深さ又
は幅のため、切除部分Ｓの一側にある圧力要素がパネル
パックＰの端側を摩擦したり、片寄せ位置において切除
部分Ｓに当接したりして、のこ身が膠着し、それに続い
て欠陥切断を行なったり、切除部分Ｓが切離された時に
加圧要素が急激に被加工物テーブル上に落下したりする
ことがありうる。

本発明は、以下に述べる解決策を採用することによって
、このような不具合を解消することを意図したものであ
る。ところで、切断装置及び切断プラントには、小形の
コンピューターが現在使用され、このコンピューターに
は、パネルパックＰの切断についての寸法及び切断プロ
グラムのデータが供給され、このコンピューターは、切
断プラントの操作全体を制御する。このコンピューター
により、プラントの作動サイクルのどの時点において切
除部が前記の不具合を生ずる大きさになるかを知ること
ができる。この目的のために、分断しようとするパネル
パックがその一方の側面によって一様にまた定常的に当
接する固定整列装置の側面上において切断線の上流側及
び下流側に配された適宜の形式及び数のセンサーのよう
な他の手段をコンピューターの代りにか又はコンピュー
ターとの組合せにおいて使用することができる。

第２図には、加圧ビームの加圧要素Ｒ−Ｒ’が切断線（
ディスクソーＺによって示す）から成る所定の同一の距
離りに通常配置されていることが示されている。切除部
分Ｓが、第２図に示したように、距離りよりも充分に小
さな深さ又は幅Ａを有する場合に、加圧要素Ｒ−Ｒ’は
、ディスクソーＺに対するその位置に保たれるため、加
圧要素Ｒ−Ｒ″がその活性作動位置に押下げられた時に
、加圧要素Ｒは、パネルパックＰと接触し、切除部分Ｓ
側にある加圧要素Ｒ′は、のこ引き機械の被加工物テー
ブルＬと接触する。第４図に示したように、切除部分Ｓ
が前記距離りを大きく超過する幅Ａ′を有し、この場合
に加圧要素Ｒ′がディスクソーＺに対する通常の位置に
保たれていると、両方の加圧要素Ｒ，Ｒ’　を下行させ
た際に、これらの両方の加圧要素Ｒ，Ｒ’がパネルパッ
クＰに接触する。第３図に示した側において、切除部分
Ｓの幅Ａ”が、距離りに実質的に等しいか又はこの距離
と大きくは異なっていない場合には、少くとも切除部分
Ｓ側にある加圧要素は、切断線（ディスクソー２によっ
て示す）から離れるように移動し、前記幅Ａ　Ｍよりも
所定値大きな該切断線からの距離に位置されるので、こ
の加圧要素は切除部分Ｓと衝突する可能性なしに、のこ
引き機械の被加工物テーブルＬと接触する。前方の側面
を切除した場合には、第３図に示すように、切断線（デ
ィスクソーＺ）から離れるように移動するのは、加圧要
素Ｒ″であり、後方の側面を切除した場合は、第３ａ図
に示すように、切断線（ディスクソーＺ）から離れるよ
うに移動するのは、加圧要素Ｒである。

Ｊ３，３ａ図及びこれらの図と第２，４図との比較によ
って明らかなとなるように、前述した目的は、加圧要素
Ｒ，Ｒ’間の距離を一定に保つことと、複式加圧ビーム
を両方向（第３，３ａ図）にシフトさせることが可能で
しかも加圧要素Ｒ９Ｒ′が前記切断線から同一の距離に
おかれる（第２．４図）ように、複式加圧ビームをその
通常の休止位置に復帰させることの可能な、加圧要素Ｒ
２Ｒ′を水平方向に並進運動させるための同一のユニッ
トに、加圧要素Ｒ，Ｒ’　を組合せることとによって、
有利に達成される。

第２〜４図を参照して以上に説明した結果を得るために
、加圧要素Ｒ，Ｒ″を横方向に移動させるためのトラバ
ース手段の実際の可能な構成例を、第５．６．７図を参
照して説明する。図において１は、複動ピストン−シリ
ンダーユニット２のステムの両対向端を支持するための
、垂直方向に配置された構造物を示し、この構造物の本
体は、複動加圧ビームの一方の加圧要素例えば加圧要素
Ｒの一端に固着されている。この加圧要素Ｒの他端にも
同様の構造物が設けられている。複動加圧ビームの他の
加圧要素は、同一の参照数字にプライム符号（′）を付
すことによって示されている。

各々の加圧要素Ｒ，Ｒ’の本体中には軸３が長手方向に
且つ回動可能に取付けられている。軸３は、ラック、チ
ェーン又はロープ５（構造物１により支持される）とそ
れぞれ共働する歯車、ピニオン又はキャプスタン胴から
成る部材４を両端に支持している。ピストン−シリンダ
ーユニット２の運動は、このロープ５によって同期化さ
れるので、加圧要素は、常にそれ自身に対して平行に、
またのこ引き機械の被加工物テーブルＬに対しても平行
に移動する。

本発明によれば、加圧要素Ｒ，Ｒ’の先端の構遺物１，
１′は、スライド６．６’（第６図には一方のスライド
６のみ示す）に固定されており、スライド６．６′は、
連結板７によって相互に連結されていて、直線状の水平
ガイド８上を摺動し、水平ガイド８は、加圧要素Ｒ，Ｒ
’　と直角に配され、中間−端支持体９を介して、のこ
引き機械の基端フレームＫに固定されている。構造物１
，１′の一方には、歯車付電動機１０が固着してあり、
この歯車付電動機１０は、両方向に回転することができ
、そのスロー軸は、加圧要素Ｒ，Ｒ’　と平行に配置さ
れている。歯車付電動機１０は、加圧要素Ｒ，Ｒ’　と
平行に延長する軸１１に、前記スロー軸によって、軸１
１を一端に回動可能に支持するようにキー止めされてい
る。軸１１の他端は加圧要素Ｒの他の構造物１によって
回動可能に支持されている。軸１１の両端には、同様の
ピニオン１２がキー止めしてあり、これらのピニオンは
スライド６．６′と平行にフレームＫに固着されたラッ
ク１３と噛合っている。図において１４は、ケーシング
を示し、このケーシングは軸１１を事故防止のために遮
蔽し、例えば構造物１，１′によって支持されている。

明らかなように、一方向又は反対の方向に歯車付電動機
１０を作動させたことによって、加圧要素Ｒ，Ｒ’　を
１つのユニットとして、水平方向に並進運動させて、第
３，３８図に示した位置に移動させ、次に、第２，４図
に示した休止位置に復動させることができる。歯車付電
動機１０は、当業者には周知のように、のこ引き機械上
に配置したコンピューターと前記のセンサーとのどちら
か一方又は両方によって制御される。

複動圧力ビームの水平並進運動は、前記加圧ビームがそ
の上動体止位置にある間に、好ましくほのと引き機械の
休止時間中に行なわれる。

吸気マニホルドＣは、スライド６．６′と共に移動する
ように、連結板７（第５図）に１両端によって固着する
ことができる。また吸気マニホルドＣは、フレームＫに
別の仕方で固定してもよい。

それはシールＧを形成する材料の弾性によって、加圧要
素Ｒ，Ｒ’の内面に対する封止のきつさが保証されるか
らである。

第５図から明らかなように、スライド６．６′の間の連
結板７を除去し、伝送駆動部（軸１１とピニオン１２）
と共に歯車付電動機１０と同様のユニットを構造物１に
配設したことによって、加圧要素Ｒ，Ｒ’　を独立して
水平に並進運動させることができる。

第８図を参照すると、加圧要素Ｒ，Ｒ’は、切断線（デ
ィスクソー２）に非常に近接した距離に通常位置させる
ことができる。それは第９図に示したように、切除部分
Ｓのサイズが小さい場合にはいつでも、前述した変更に
よって加圧要素Ｒ２Ｒ′を選択的に切断線（ディスクソ
ーＺ）から離れるように移動させうるためである。前述
した構成とは異なって、一方の加圧要素Ｒ又はＲ′が切
断線（ディスクソー２）から離れるように移動した場合
に、他の要素Ｒ′又はＲは、静止に保たれている。その
ため可動要素の重量が減少し、その結果として構造及び
機能が簡単になる。この場合には吸気マニホルドＣは、
フレームＫに固着してあり、シールＧの翼部の可撓性は
、加圧要素Ｒ９Ｒ′の内面とのこれらの翼部の恒久的で
−様な接触を保証する（加圧要素Ｒ，Ｒ’の相互からの
距離はこの例では可変となっている）、。

以上に説明した本発明の特定的な構成において、電気も
しくは電子回路、流体圧回路及びいくつかの安全装置は
、当業者には自明であり、ここでは割愛されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用される形式の自動プラントによっ
て切断されるパネルパックを示す概略平面図、第２．３
，３ａ、４図は、本発明による改良された複式加圧ビー
ムを異なった作動位置において示す概略側面図、第５図
は本発明による加圧ビームを示す平面図、第６，７図は
それぞれ第５図のＶＩ−ＶＩ線及び■−■線に沿って切
断して示した詳細な断面図、第８，９図は加圧要素が互
いに他のものと独立に水平に並進運動を行なうことので
きる本発明の実施例による複式加圧ビームを可能な異な
った作動位置において示した概略側面図である。 Ｐ・・パネルパック、Ｌ・・被加工物支持テーブル、２
・・ディスクソー（のこ引き工具）、Ｒ９Ｒ′　・・加
圧要素。 特許出願人　　ギベン・インピアンテイ・ニス・ピー・
ニー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）パネル又はパネルバック（Ｐ）のような被加工物を
   切断するためにのこ引き機械において使用するようにし
   た加圧ビームであって、切断線を画定する真直な長手方
   向のスロットを備えた被加工物支持テーブル（Ｌ）と、
   該切断線に沿って可動なのこ引き工具（Ｚ）とを有し、
   加圧ビームは、被加工物支持テーブル（Ｌ）の上方に配
   設してあり、該切断線の全長に沿って延長しており、該
   切断線と平行にその両側に配された２つの加圧要素（Ｒ
   、Ｒ’）から成り、各々の加圧要素（Ｒ、Ｒ’）を他の
   加圧要素（Ｒ、Ｒ’）と独立して上下動させるための上
   下動手段が設けられているものにおいて、加圧要素（Ｒ
   、Ｒ’）を横方向に移動させることによって該加圧要素
   の間にある切断線に対する加圧要素（Ｒ、Ｒ’）の距離
   を変更するためのトラバース手段を備えたことを特徴と
   する加圧ビーム。 ２）該トラバース手段が、各々の加圧要素（Ｒ、Ｒ’）
   について、該加圧要素を支持するようにその両端に配さ
   れた１対のスライド（６、６’）を含み、各々のスライ
   ド（６、６’）は、該加圧要素と直角に配された水平の
   固定ガイド（８）上において可動とし、該固定ガイド（
   ８）上においてスライド（６、６’）を水平に横移動さ
   せるための適当な駆動手段（１０、１１、１２、１３）
   が更に設けられたことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の加圧ビーム。 ３）該駆動手段が、軸（１１）を駆動する電動機ユニッ
   ト（１０）を含み、該軸は加圧要素の全長に沿って延長
   し、固定ラック（１３）と係合するピニオン（１２）を
   両端に備えたことを特徴とする特許請求の範囲第２項記
   載の加圧ビーム。 ４）２つの加圧要素（Ｒ、Ｒ’）が横運動に関して運動
   学的に互いに結合され、該トラバース手段は、該加工要
   素（Ｒ、Ｒ’）のうちの一方にのみ作用する駆動手段（
   １０、１１、１２、１３）を含み、それにより、該駆動
   手段によって助長された一方の加圧要素の横運動が他の
   加圧要素の対応する横運動を自動的に助長することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の加圧ビーム。 ５）水平に移動可能な適宜の支持部材（６、６’）上に
   、各々の加圧要素（Ｒ、Ｒ’）を取付け、一方の加圧要
   素（Ｒ）の支持部材（６）は、連結板（７）のような適
   宜の連結要素によって他の加圧要素（Ｒ’）に連結され
   たことを特徴とする特許請求の範囲第４項記載の加圧ビ
   ーム。 ６）２つの加圧要素（Ｒ、Ｒ’）を横運動について互い
   に他のものと独立としたことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の加圧ビーム。