JPS6338671Y2 - - Google Patents

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JPS6338671Y2
JPS6338671Y2 JP1001381U JP1001381U JPS6338671Y2 JP S6338671 Y2 JPS6338671 Y2 JP S6338671Y2 JP 1001381 U JP1001381 U JP 1001381U JP 1001381 U JP1001381 U JP 1001381U JP S6338671 Y2 JPS6338671 Y2 JP S6338671Y2
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JP
Japan
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fitting
tightening
wire
tightening bolt
electric wire
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JP1001381U
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JPS57125145U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は配電線路に用いられるクランプ金具の
改良に関するものである。
従来の配電用クランプ金具としては、第1図な
いし第3図に示すように、クランプ本体1の頂部
に設けた電線受け溝2と、該電線受け溝2と対を
なす電線押え溝3を脚部4aの下面に形成した押
え金具4の前記電線押え溝3とで電線5を挟着
し、これを前記クランプ本体1の上端1′に電線
受け溝2を挟んで立設した締付ボルト6をもつて
緊締する構造のものが知られている。(実開昭55
−121416号公報) ところで、この構成において、前記押え金具4
は脚部4aの上端より張設されている両翼部4′,
4″に設けた貫通孔7,7をもつて前記締付ボル
ト6,6に遊嵌されていて各締付ボルト6、6に
螺合されるナツト6′,6″により締緩されるもの
としてあり、一方の貫通孔7は、その翼部4″の
一側縁に達する切欠状の切欠部8を有したもので
あり、ナツト6′,6″を緩めて押え金具4を若干
上昇させたうえ、他方の貫通孔7に挿通された締
付ボルト6を枢軸として回動させるだけで押え金
具4を取り外すことなく電線5の取付け作業が行
ない得るようになつている。
ところが、このような従来の押え金具4は締付
ボルト6を枢軸として回動させたときに他方の締
付ボルト6が押え金具4の切欠部8に容易に挿脱
できるように、その切欠部8の切欠巾8aは少な
くとも前記締付ボルト6のネジ山直径よりも広く
形成されている。
そのため、切欠部8では座金6″と押え金具4
とは非接触状態となりナツト6′で電線5を締付
けたとき押え金具4にかかる荷重が偏荷重となつ
て切欠部8の付根ア部分から切損する恐れがあつ
た。
また、緊締時にナツト6′を回転させて電線5
を締付けるときに、該ナツト6′の摩擦力によつ
て前記押え金具4が時計方向に回転し、その結果
押え金具4が正規の位置からズレたり、場合によ
つては切欠部8から外れたりして電線5を充分把
持できないことがあつた。
さらにまた、中央に脚部4aを備えた押え金具
4を締付ボルト6から取り外すことなく電線5の
取付を行なうためには、少なくとも締付ボルト6
は前記脚部4a分だけは長くする必要があり、こ
のままで電線5を緊締した場合、ボルト上方の余
分な部分が電線5緊締後に突出してしまい、その
分クランプが大型化し、装柱美化の点で問題があ
つた。
本考案は、前記のような種々の難点を解決する
ためになされたもので、クランプ本体の電線受溝
と押え金具の電線押え溝とで電線を挟着するとと
もに、前記クランプ本体の上端に電線受け溝を挟
んで立設した締付ボルトのナツトを締緩すること
により電線を緊締する配電用クランプ金具におい
て、前記締付ボルトの軸部外面に案内離断部を設
けた配電用クランプである。
以下、本考案の好ましい実施例について図面を
参照しながら詳しく説明する。なお、これらの図
中における符号のうち第1図ないし第3図と同一
符号は同一または相当する部分を示す。
第4図ないし第6図に示すように、本考案の配
電用クランプ金具は、クランプ本体1の頂部に設
けた電線受け溝2と、該電線受け溝2と対をなす
電線押え溝3を脚部4aの下面に形成した押え金
具4の該電線押え溝3とで電線5を挟着し、これ
を前記クランプ本体1の上端1′に電線受け溝2
を挟んで立設した各締付ボルト6,6で緊締する
点は従来と同様であるが、本考案においては、ク
ランプ本体1の上端1′に立設する締付ボルト6,
6が、第5図に示すようにその周縁の所定位置に
巾細の案内離断部10を環状に形成するととも
に、押え金具4の一方の貫通孔7に連設した切欠
部8の切欠き巾8aを狭くしたものである。
締付ボルト6に設けた環状の案内離断部10
は、第5図に詳示するように円筒状の細径部10
aと、この細径部10aの両端からそれぞれ外方
へ延在する円錐部10bとからなつており細径部
10aの軸方向の長さlは、一方の締付ボルト6
を枢軸として押え金具4を回動したときに、その
案内離断部10が容易に通過できる長さに設定し
ておけばよく、好ましくは押え金具4の板厚tよ
りもやや大き目に形成する。この細径部10aの
直径は運搬取扱時あるいは緊線作業中などに普通
に受ける機械的シヨツクによつて容易に切損しな
い範囲で可能な限り細く形成しておく。
また、環状の案内離断部10を設ける位置は、
押え金具4が他方の締付ボルト6を枢軸として自
由に回動でき、かつ少なくとも電線5を押え金具
4で締付けた状態では第4図に示すように、ナツ
ト6′の直上に位置するのが好ましく、一般には
l1>l2の関係に設けておく。
一方、クランプ本体1に立設された締付ボルト
6,6に遊嵌される押え金具4は、従来同様に脚
部4aの上端より張設されている両翼部4′,
4′に設けた貫通孔7、7の一方に切欠部8を備
えているが、この切欠部8は少なくとも締付ボル
ト6のネジ山直径よりも狭く、かつ締付ボルト6
に設けた環状の案内離断部10の細径部10aに
挿通できる程度のなるべく狭い切欠き巾8aを有
し、電線5締付時に押え金具4が回動し、締付ボ
ルト6が切欠部8から外れたり、正規の係合位置
からズレて取付けられることがないようにしてあ
る。
また、締付ボルト6に設ける案内離断部10は
前記実施例のように周縁に環状に形成するのが好
ましいが、この他にも第7図に示すように押え金
具4の切欠部8との係合部10cを板状に形成し
ネジ部を残したものとしてもよく、その形状を限
定するものではない。
このように構成されたものは、クランプ本体1
の頂部に設けた電線受け溝2と押え金具4の脚部
4a下面に前記電線受け溝2と対応するように設
けた電線押え溝3との間に電線5を介在させて締
付ボルト6,6により締付ける場合に各ナツト
6″,6′を締付ボルト6,6の上端まで戻し押え
金具4を締付ボルト6,6の軸部外面に設けた環
状の案内離断部10の位置まで持ち上げた状態で
一方の締付ボルト6を枢軸として時計方向へ回動
させて他方の締付ボルト6の案内離断部10と押
え金具4の切欠部を係合させ、貫通孔7,7と締
付ボルト6,6を嵌合させたうえで押え金具4の
電線押え溝3が電線5と当接する位置まで押し下
げ、締付ボルト6,6に螺合したナツト6′,
6′により電線5を締付け把持する。この状態で
締付ボルト6,6の上端部をベンチなどの工具で
つかみ、環状に形成した案内離断部10の細径部
10aより折り取る。
このように、本考案によれば、締付ボルト6の
軸部外面に環状の案内離断部10を形成したの
で、押え金具4の切欠部8の切欠巾8aを締付ボ
ルト6のネジ山直径より狭くすることができ、し
かも、電線5を締付けるときは該案内離断部10
は押え金具4より上方に位置するので、ナツト
6′を回転させても押え金具4が回動してズレる
ことはなく、したがつて締付ボルト6と押え金具
4との係合が外れたりして電線5が不完全な状態
で把持される惧れは全くない。
また、押え金具4に設けた切欠部8の切欠巾8
aを前記締付ボルト6の細径部10aに合わせて
狭くしたことにより電線5を締付けたとき座金
6′のほぼ全面が押え金具に接触して均一に荷重
されるので、従来のように押え金具4がこじれな
どにより切損することがないばかりか、柱上作業
において電線5を締付けるときにナツト6′の回
転により押え金具4と締付ボルト6との係合が切
欠部8から外れるようなことはないので全ての作
業が片手で簡単に行なうことができ、しかも安全
性の面でも優れた効果が期待できる。
さらにまた、従来のものでは電線5を把持した
後において締付ボルト6,6に螺締したナツト
6′,6′より上の余分な部分が突出して美観を損
なうことがあつたが、本考案では締付ボルト6,
6の所定の位置に設けた案内離断部10の細径部
10aをペンチなどの簡単な工具で折り取ること
により頭部構造を全体として小型化することがで
き、その結果、第4図に破線で示すようにクラン
プカバー9の小型化が可能となり、配電線路の簡
素化および美観上からも優れた効果が得られ地域
環境との調和に大いに役立つものであつて、本考
案は産業の発達に寄与するところきわめて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のクランプ金具の正面図、第2図
は従来のクランプ金具の押え金具の平面図、第3
図は従来のクランプ金具の押え金具回動時の斜視
図、第4図は本考案のクランプ金具の正面図、第
5図は本考案の締付ボルトに設けた案内離断部を
示す斜視図、第6図は本考案の押え金具の平面
図、第7図は締付ボルトに設けた案内離断部の他
の実施例を示す斜視図である。 1……クランプ本体、2……電線受け溝、3…
…電線押え溝、4……押え金具、5……電線、6
……締付ボルト、6′……ナツト、8……切欠部、
10……案内離断部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランプ本体1の電線受け溝2と押え金具4の
    電線押え溝3とで電線5を挟着するとともに、前
    記クランプ本体1の上端1′に電線受け溝2を挟
    んで立設した締付ボルト6のナツト6′を締緩す
    ることにより電線5を緊締する配電用クランプ金
    具において、前記締付ボルト6の軸部外面に案内
    離断部10を設けたことを特徴とする配電用クラ
    ンプ金具。
JP1001381U 1981-01-27 1981-01-27 Expired JPS6338671Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1001381U JPS6338671Y2 (ja) 1981-01-27 1981-01-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1001381U JPS6338671Y2 (ja) 1981-01-27 1981-01-27

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Publication Number Publication Date
JPS57125145U JPS57125145U (ja) 1982-08-04
JPS6338671Y2 true JPS6338671Y2 (ja) 1988-10-12

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ID=29808200

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JP1001381U Expired JPS6338671Y2 (ja) 1981-01-27 1981-01-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0412746Y2 (ja) * 1987-03-16 1992-03-26

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JPS57125145U (ja) 1982-08-04

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