JPS6337571B2 - - Google Patents
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- JPS6337571B2 JPS6337571B2 JP8842282A JP8842282A JPS6337571B2 JP S6337571 B2 JPS6337571 B2 JP S6337571B2 JP 8842282 A JP8842282 A JP 8842282A JP 8842282 A JP8842282 A JP 8842282A JP S6337571 B2 JPS6337571 B2 JP S6337571B2
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- Japan
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- insulating
- paper
- cable
- different types
- reinforcing
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- Expired
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- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 20
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 17
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 10
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 claims description 7
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Gas Or Oil Filled Cable Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、異種絶縁紙油入り(以下OFと称す)
ケーブル接続部の補強絶縁構造の改良に関するも
のである。
ケーブル接続部の補強絶縁構造の改良に関するも
のである。
異種絶縁紙OFケーブルどうし、例えば、低損
失紙絶縁OFケーブルと半合成紙絶縁OFケーブル
との接続の場合、同種絶縁紙OFケーブルのよう
に、低損失紙絶縁のみ、または半合成紙絶縁のみ
を用いて補強絶縁を施すとすると次のような問題
を生じ、これを第1図、第2図により説明する。
失紙絶縁OFケーブルと半合成紙絶縁OFケーブル
との接続の場合、同種絶縁紙OFケーブルのよう
に、低損失紙絶縁のみ、または半合成紙絶縁のみ
を用いて補強絶縁を施すとすると次のような問題
を生じ、これを第1図、第2図により説明する。
第1図は低損失紙のみを用いて補強絶縁の場合
の接続部の直流課電時電位分布を表わした断面図
を示し、1は半合成紙絶縁OFケーブル、2は低
損失紙絶縁OFケーブル、4は低損失紙で、被覆
を剥離された導体6,6の間を接続した導体接続
管5の外周に巻回されて絶縁補強部9を形成して
いる。7は補強鋼管である。
の接続部の直流課電時電位分布を表わした断面図
を示し、1は半合成紙絶縁OFケーブル、2は低
損失紙絶縁OFケーブル、4は低損失紙で、被覆
を剥離された導体6,6の間を接続した導体接続
管5の外周に巻回されて絶縁補強部9を形成して
いる。7は補強鋼管である。
第1図の構造において、直流電圧課電時の等電
位線は、半合成紙絶縁OFケーブル1のペンシリ
ング部に集中し急激に立ち上り、その結果沿層方
向ストレスが高くなることになる。これは、半合
成紙の固有抵抗が低損失紙4のそれよりも数桁大
きいため、半合成紙部分に電位が集中するためで
ある。そして、これは電気特性の低下をもたら
し、絶縁構造上重大な欠点となる。
位線は、半合成紙絶縁OFケーブル1のペンシリ
ング部に集中し急激に立ち上り、その結果沿層方
向ストレスが高くなることになる。これは、半合
成紙の固有抵抗が低損失紙4のそれよりも数桁大
きいため、半合成紙部分に電位が集中するためで
ある。そして、これは電気特性の低下をもたら
し、絶縁構造上重大な欠点となる。
一方、第2図は絶縁補強部9を半合成紙3のみ
を用いて構成した場合であるが、上記と同様の理
由により、低損失紙絶縁OFケーブル2側のスト
レスコントロールコーン立上り部に電位が集中
し、これが電気的弱点となる。
を用いて構成した場合であるが、上記と同様の理
由により、低損失紙絶縁OFケーブル2側のスト
レスコントロールコーン立上り部に電位が集中
し、これが電気的弱点となる。
本発明は上記の状況に鑑みなされたものであ
り、直流耐電圧特性を向上できる異種絶縁紙油入
りケーブル接続部の補強絶縁構造を提供すること
を目的としたものである。
り、直流耐電圧特性を向上できる異種絶縁紙油入
りケーブル接続部の補強絶縁構造を提供すること
を目的としたものである。
本発明の異種絶縁紙油入りケーブル接続部の補
強絶縁構造は、互に異なる絶縁紙を被覆された2
本の油入りケーブルの導体が露出されて導体接続
管を介し接続され、該導体接続管の外周部に絶縁
紙からなる絶縁補強部が形成されてなり、上記絶
縁補強部が、それぞれのケーブル側の上部ストレ
スコントロールコーンの少なくとも一部が各ケー
ブル絶縁紙と同種の絶縁紙により形成されると共
に、上記両ケーブルにそれぞれ被覆された異種絶
縁紙どうしの絶縁補強部における境界部が絶縁紙
端部を突き合せ形成されてなるものである。
強絶縁構造は、互に異なる絶縁紙を被覆された2
本の油入りケーブルの導体が露出されて導体接続
管を介し接続され、該導体接続管の外周部に絶縁
紙からなる絶縁補強部が形成されてなり、上記絶
縁補強部が、それぞれのケーブル側の上部ストレ
スコントロールコーンの少なくとも一部が各ケー
ブル絶縁紙と同種の絶縁紙により形成されると共
に、上記両ケーブルにそれぞれ被覆された異種絶
縁紙どうしの絶縁補強部における境界部が絶縁紙
端部を突き合せ形成されてなるものである。
以下本発明の異種絶縁紙油入りケーブル接続部
の補強絶縁構造の一実施例を従来と同部品は同等
号で示し同部分の説明は省略し第3図、第4図に
より説明する。第3図は接続部の要部断面図、第
4図は第3図のA部を詳細に示した第3図と同部
分の断面図である。第3図において、半合成紙絶
縁OFケーブル1側には同じ半合成紙3を用いて
従来と同様にストレスコントロールコーンを構成
し、低損失紙絶縁OFケーブル2側には、低損失
紙4で従来通りのストレスコントロールコーンが
構成されている。そして、この場合、半合成紙
3、低損失紙4の境界部は絶縁補強体9の最大径
部に設けられている。また、境界部は、オイルギ
ヤツプとなるため、詳細を第4図に示すように半
合成紙3と低損失紙4とを交互に重ねる積層構造
とされ、積層部は、突き合せ、あるいは細幅絶縁
紙による谷埋め等によりオイルギヤツプとならぬ
ように形成されている。尚、この場合、第4図の
如く若干の角度傾けて境界面部を形成すれば、更
にオイルギヤツプとなる欠点を補うことができ
る。
の補強絶縁構造の一実施例を従来と同部品は同等
号で示し同部分の説明は省略し第3図、第4図に
より説明する。第3図は接続部の要部断面図、第
4図は第3図のA部を詳細に示した第3図と同部
分の断面図である。第3図において、半合成紙絶
縁OFケーブル1側には同じ半合成紙3を用いて
従来と同様にストレスコントロールコーンを構成
し、低損失紙絶縁OFケーブル2側には、低損失
紙4で従来通りのストレスコントロールコーンが
構成されている。そして、この場合、半合成紙
3、低損失紙4の境界部は絶縁補強体9の最大径
部に設けられている。また、境界部は、オイルギ
ヤツプとなるため、詳細を第4図に示すように半
合成紙3と低損失紙4とを交互に重ねる積層構造
とされ、積層部は、突き合せ、あるいは細幅絶縁
紙による谷埋め等によりオイルギヤツプとならぬ
ように形成されている。尚、この場合、第4図の
如く若干の角度傾けて境界面部を形成すれば、更
にオイルギヤツプとなる欠点を補うことができ
る。
このように本実施例の異種絶縁紙油入りケーブ
ル接続部の補強絶縁構造は構成され、固有抵抗の
異なる異種絶縁紙OFケーブルの接続において直
流課電時の電位分布を適正に制御でき直流耐電圧
特性を向上できる。即ち、直流課電時には固有抵
抗の大きい絶縁部に電位分布が集中するため、ケ
ーブル絶縁紙と同種の絶縁紙を用いて絶縁補強体
を構成することにより、ペンシリング部あるいは
ストレスコントロールコーン立上り部などの電位
集中を防ぎ、また、絶縁補強部の最大径部に異種
絶縁紙境界部を設けることにより等電位線を平担
な連続とならしめることができる。そして、本実
施例は上記のように材料の固有抵抗に大きな差の
ある異種絶縁紙OFケーブルの接続に適用効果が
大きい。
ル接続部の補強絶縁構造は構成され、固有抵抗の
異なる異種絶縁紙OFケーブルの接続において直
流課電時の電位分布を適正に制御でき直流耐電圧
特性を向上できる。即ち、直流課電時には固有抵
抗の大きい絶縁部に電位分布が集中するため、ケ
ーブル絶縁紙と同種の絶縁紙を用いて絶縁補強体
を構成することにより、ペンシリング部あるいは
ストレスコントロールコーン立上り部などの電位
集中を防ぎ、また、絶縁補強部の最大径部に異種
絶縁紙境界部を設けることにより等電位線を平担
な連続とならしめることができる。そして、本実
施例は上記のように材料の固有抵抗に大きな差の
ある異種絶縁紙OFケーブルの接続に適用効果が
大きい。
第5図は他の実施例を示し、上記実施例と異な
るところは、上記実施例は異種絶縁紙境界部を絶
縁補強部9の最大径部に設けたのに対し、本実施
例は絶縁補強部9のストレスコントロールコーン
部に設けたものであり、ペンシリング部及びスト
レスコントロールコーン立上り部での電位集中を
防ぐ作用効果を有する。
るところは、上記実施例は異種絶縁紙境界部を絶
縁補強部9の最大径部に設けたのに対し、本実施
例は絶縁補強部9のストレスコントロールコーン
部に設けたものであり、ペンシリング部及びスト
レスコントロールコーン立上り部での電位集中を
防ぐ作用効果を有する。
以上記述した如く本発明の異種絶縁紙油入りケ
ーブル接続部の補強絶縁構造は、直流耐電圧特性
を向上できる効果を有するものである。
ーブル接続部の補強絶縁構造は、直流耐電圧特性
を向上できる効果を有するものである。
第1図、第2図は従来の異種絶縁紙油入りケー
ブル接続部の補強絶縁構造のそれぞれの直流課電
時の電位分布示す要部断面図、第3図は本発明の
異種絶縁紙油入りケーブル接続部の補強絶縁構造
の実施例の要部断面図、第4図は第3図のA部を
詳細に示した第3図と同部分の断面図、第5図は
本発明の異種絶縁紙油入りケーブル接続部の補強
絶縁構造の他の実施例の第3図と同部分の断面図
である。 1……半合成紙絶縁OFケーブル、2……低損
失紙絶縁OFケーブル、3……半合成紙、4……
低損失紙、5……導体接続管、6……導体、9…
…絶縁補強部。
ブル接続部の補強絶縁構造のそれぞれの直流課電
時の電位分布示す要部断面図、第3図は本発明の
異種絶縁紙油入りケーブル接続部の補強絶縁構造
の実施例の要部断面図、第4図は第3図のA部を
詳細に示した第3図と同部分の断面図、第5図は
本発明の異種絶縁紙油入りケーブル接続部の補強
絶縁構造の他の実施例の第3図と同部分の断面図
である。 1……半合成紙絶縁OFケーブル、2……低損
失紙絶縁OFケーブル、3……半合成紙、4……
低損失紙、5……導体接続管、6……導体、9…
…絶縁補強部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 互に異なる絶縁紙を被覆された2本の油入り
ケーブルの導体が露出されて導体接続管を介し接
続され、該導体接続管の外周部に絶縁紙からなる
絶縁補強部が形成されたものにおいて、上記絶縁
補強部が、それぞれのケーブル側の上部ストレス
コントロールコーンの少なくとも一部が各ケーブ
ル絶縁紙と同種の絶縁紙により形成されると共
に、上記両ケーブルにそれぞれ被覆された異種絶
縁紙どうしの絶縁補強部における境界部が絶縁紙
端部を突き合せ形成されてなることを特徴とする
異種絶縁紙油入りケーブル接続部の補強絶縁構
造。 2 上記異種絶縁紙どうしの突き合せ部の境界が
交互に積層され形成されている特許請求の範囲第
1項記載の異種絶縁紙油入りケーブル接続部の補
強絶縁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57088422A JPS58204713A (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | 異種絶縁紙油入りケ−ブル接続部の補強絶縁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57088422A JPS58204713A (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | 異種絶縁紙油入りケ−ブル接続部の補強絶縁構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58204713A JPS58204713A (ja) | 1983-11-29 |
JPS6337571B2 true JPS6337571B2 (ja) | 1988-07-26 |
Family
ID=13942339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57088422A Granted JPS58204713A (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | 異種絶縁紙油入りケ−ブル接続部の補強絶縁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58204713A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013157513A1 (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-24 | 古河電気工業株式会社 | 超電導ケーブルの接続構造 |
-
1982
- 1982-05-25 JP JP57088422A patent/JPS58204713A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58204713A (ja) | 1983-11-29 |
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