JPS6337495A

JPS6337495A - 現金取引システムの集計方式

Info

Publication number: JPS6337495A
Application number: JP61182367A
Authority: JP
Inventors: 進丸山; 西牧　武彦; 後藤　完全
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1986-08-01
Filing date: 1986-08-01
Publication date: 1988-02-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、金融機関等に設置されている現金入出金機（
以下、単に「機械」ともいう）と該現金入出金機を制御
する制御装置とを有する現金取引システムにおける現金
集計方式に関し、特に現金に手扱い分がある場合の集計
を容易にする、現金取引システムの集計方式に関する。

〔従来の技術〕

従来のシステムは、現金入出金機で正常に扱った現金の
みを機械扱いとして集計し、機械が異常の場合等に手扱
いとした分の現金の集計は行わないか、あるいは、補正
取引等の複雑な操作により集計を行うものであった。以
下、これについて、詳細に説明する。

従来の現金入出金機を用いたシステムは、現金入出金機
に制御装置から入出金指示を出し、機械の入出金動作が
終了した時点で、機械の終了報告としての計数結果を制
御装置側で持っている機械集計カウンタに加算していた
。

現金入出金機の機械動作が正常な場合はこれで間層ない
が、機械の障害や現金不足等で機械動作が正常に終了し
なかった場合は、現金を手扱いにする必要がある。この
手扱いになった分の集計の処置として、従来、二つの方
法が行われている。

第一は、手扱い分の集計を全く行わず、機械集計のみと
するものであり、もう一つは、手扱いの集計カウンタを
用意しておき、手扱いにした金額を集計カウンタに加算
するためのオペレーションを設け、人がこの操作を行う
ことにより加算するものである。

なお、この種の方式として、関連するものとしては、特
開昭５７−４１７５８号公報に記載されたものがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上述の、手扱い分の集計を全く行わず、
機械集計のみとする方式の場合には、手扱いが発生した
場合には金額の管理ができなくなるという問題があり、
また、手扱いの集計カウンタを用意しておき、手扱いに
した金額を集計カウンタに加算するためのオペレーショ
ンを行う方式の場合には、補正のための操作が煩わしい
という問題があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来の現金取引システムの集計方式にお
ける上述の如き問題を解消し、現金に手扱い分がある場
合の集計を容易にする現金取引システムの集計方式を提
供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の上記目的は、現金入出金機と該現金入出金機を
制御する制御装置とを有する現金取引システムにおいて
、手扱い分と機械扱い分とを別々に集計する二つの計数
手段を設けて、取扱い金額を集計する際に、前記制御装
置から前記現金入出金機への入出金指示に前後して、該
入出金金額を前記手扱い分計数手段に加算し、現金入出
金機の動作に伴なう計数結果を前記機械扱い計数手段に
加算するとともに、同一結果を前記手扱い計数手段から
減算することを特徴とする、現金取引システムの集計方
式によって達成される。

〔作用〕

本発明においては、人出金取引において、現金入出金機
が正常に動作しない場合は、かならず人による手扱いで
カバーされる運用に着目し、機械が一部または全く動作
しないことを想定して、入出金指示金額を、前以って手
扱い分に加算しておき、後で機械が正常に扱った分を減
算するようにしたものである。

本方式によれば、機械の動作が正常な場合、後述する手
扱いカウンタに最初に指示金額が加算されても、機械動
作終了後に同一値が減算されるので、取引前の状態と変
わらないことになる。

また、指示しても１機械が全く動作しなかった場合は、
機械からの終了報告がないので、上述の減算分がなく、
指示金額がそのまま上記手扱いカウンタに加算されるこ
とになる。

更に、機械の入出金動作の一部が正常に行われた場合に
は、その分が機械扱いとしての終了報告となるので、こ
の分が上記手扱いカウンタから減算されることになる。

いずれの場合にも、入出金指示のうち、手扱いとなった
分は、手扱い集計カウンタに自動的に加算されるので、
集計の運用管理が容易、がっ、確実になる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第２図は本発明の一実施例を示す現金取引システムの全
体構成図である。図示される如く、本実施例の現金取引
システムは、制御装置１と現金入出金機２と入出力指示
オペレーションを行う入出力装置３、および取引を管理
制御するホストコンピュータ４から構成されている。

上記制御装置１は、現金入出金機２．入出力装置３．お
よびホストコンピュータ４との間の制御を担う制御部１
０と、手扱い分集計用カウンタ１１゜１２、機械扱い分
集計用カウンタ１３．１４から構成されている。なお、
以下の説明においては、上記手扱い分集計用カウンタ１
１．１２および機械扱い分集計用カウンタ１３．１４を
、一括して「集計カウンタ」という。

また、前記現金入出金機２は、現金の鑑別・収納を行う
入金部５．現金の支払いを行う支払い部６、上記入金部
５．支払い部６と連動し、人出金の計数を行う計数部７
から構成されている。

上述の如く構成されている本実施例の動作は、以下の通
りである。

入金取引時は、オペレータが指定金額を入出力装置３か
ら入力し、現金を入出金機２の入金部５にセットする。

すると、制御部１０から入金指示８が出力され、入金部
５に現金が収納されるとともに、その結果が７で計数さ
れ、計数結果が終了報告９として、制御装置１に返送さ
れる。

制御装置１では、その結果で、集計カウンタ１２および
１４を更新し、入出力装置３の確認オペレーションの下
に、制御部１０を経由して、ホストコンピュータ４に取
引データを送る。

指示金額が、入金部５によりリジェクトされる等して、
全部計数・収納できなかった場合には、その分を図示さ
れていない手元のキャッシュボックス等に保管する。

一方、出金取引時は、入出力装置３のオペレーションに
より、制御部１０を経由して、ホストコンピュータ４に
取引データを送ると、ホストコンピュータ４から回答デ
ータとして出金指示がある。

これが、制御部１０を経由して入出金機２への出金指示
８となる。

該出金指示８により支払い部６が動作し、現金を支払う
とともに、その結果が計数部７で計数され、終了報告９
として制御装置１に返送される。

制御装置１では、その結果で、集計カウンタ１１および
１３を更新する。

オペレータは、支払い部６から支払われた現金と、上記
入出力装置３のオペレーション指示結果とを確認する。

もし、支払い部６からの現金が不足の場合には、その分
を前記キャッシュボックス等から手払いする。

第１図、第３図は出金取引を例にして、集計方式の詳細
を説明するものである。集計カウンタ１１には、出金指
示時に、前記出金指示８の内容により、その金額を加算
しくステップ２１）、機械を動作させて（ステップ２２
）、動作終了時に、終了報告９により計数結果を減算す
る（ステップ２４）。

また、集計カウンタ１３には、出金指示時には何も加算
せず、動作終了時に、上記終了報告９により、その計数
結果を加算する（ステップ２３）。

ここでは、集計カウンタ１１には今までの集計値（Ａ）
が計数されており、集計カウンタ１３には集計値（Ｂ）
が計数されていたとする。ここで、新たな取引により出
金指示８が発生し、その金額を（ａ）とするとき、（ａ
）は集計カウンタ１１に加算され、その値は（Ａ）＋（
ａ）となる。

一方、前記出金指示８によって支払い部６．計数部７が
動作し、その結果は終了報告９として返送される。この
値を（ｂ）とすると、この値（ｂ）は上記集計カウンタ
１１からは減算され、上記集計カウンタ１３には加算さ
れる。この結果、上記集計カウンタ１１の値は（Ａ）＋
（ａ）−（ｂ）となり、上記集計カウンタ１３の値は（
Ｂ）＋（ｂ）となる。

機械が正しく動作した場合には、（ａ）＝（ｂ）となり
、上記集計カウンタ１１と同１３の値は、それぞれ、（
Ａ）と（Ｂ）＋（ａ）になる。機械が全く動作しなかっ
た場合は、（ｂ）＝Ｏとなり、上記集計カウンタ１１と
同１３の値は、それぞれ、（Ａ）＋（ａ）および（Ｂ）
となる。また、機械が一部正常に支払った場合には、（
ａ）＞（ｂ）となり、上記集計カウンタ１１と同１３の
値は、それぞれ、（Ａ）＋　（ａ　）−（ｂ　）と（Ｂ
）＋（ｂ）となる。

上述の如く、上記上記集計カウンタ１１と同１３の値は
、機械動作に伴なって、自動的に更新されることが理解
される。

上記集計カウンタ１１の内容を監視し、これが変化した
場合には、係員による手扱い処理を行う必要がある（第
１図、ステップ２５．２６）。

現金入出金機は種々の要因により、常に正常に動作する
とは限らず、必らず、人手による現金支払いの補正が必
要になる。上記実施例に示した方式によれば、手扱い分
の集計が自動的に行われるので、手扱い分の集計補正等
の煩わしさが解消される。

上記実施例においては、支払いの場合を例に挙げたが、
入金動作についても、集計カウンタを１２および１４に
置換えれば、同様に考えることができることは言うまで
もない。

なお、上記実施例に示した集計カウンタ１１〜１４は、
更に細分化して取引課日別や、万円、千円等の金種別に
することも可能である。また、本発明の方式は、現金取
引システムがホストコンピュータと関係しないオフライ
ンシステムであっても、適用することが可能である。

もちろん、現金入出金機と制御装置および入出力装置が
、物理的に一体化されていても、本方式は適用可能であ
る。

〔発明の効果〕

以上述べた如く、本発明によれば、現金入出金機と該現
金入出金機を制御する制御装置とを有する現金取引シス
テムにおいて、手扱い分と機械扱い分とを別々に集計す
る二つの計数手段を設け、取扱い金額を集計する際に、
前記制御装置から前記現金入出金機への入出金指示に前
後して、該入出金金額を前記手扱い分計数手段に加算し
、現金入出金機の動作に伴なう計数結果を前記機械扱い
計数手段に加算するとともに、同一結果を前記手扱い計
数手段から減算するようにしたので、現金に手抜い分が
ある場合の集計を容易にする現金取引システムの集計方
式を実現できるという顕著な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す集計方式の動作フロー
チャート、第２図は本発明の一実施例を示す現金取引シ
ステムの全体構成図、第３図は出金取引を例にした集計
方式の詳細を説明する図である。１：制御装置、２：現金入出金機、３：入出力装置、４
：ホストコンピュータ、５：入金部、６：支払い部、７
；計数部、８：入出金指示、９：終了報告、１０：制御
部、１１，１２：手扱い分集計用カウンタ、１３，１４
：機械扱い分集計用カウンタ。特許出願人　株式会社日立製作所第　　　　　１　　　　　図第　　　　　２　　　　　図

Claims

【特許請求の範囲】

１、現金入出金機と該現金入出金機を制御する制御装置
とを有する現金取引システムにおいて、手扱い分と機械
扱い分とを別々に集計する二つの計数手段を設けて、取
扱い金額を集計する際に、前記制御装置から前記現金入
出金機への入出金指示に前後して、該入出金金額を前記
手扱い分計数手段に加算し、現金入出金機の動作に伴な
う計数結果を前記機械扱い計数手段に加算するとともに
、同一結果を前記手扱い計数手段から減算することを特
徴とする、現金取引システムの集計方式。