JPS6337193Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6337193Y2 JPS6337193Y2 JP4694185U JP4694185U JPS6337193Y2 JP S6337193 Y2 JPS6337193 Y2 JP S6337193Y2 JP 4694185 U JP4694185 U JP 4694185U JP 4694185 U JP4694185 U JP 4694185U JP S6337193 Y2 JPS6337193 Y2 JP S6337193Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- blade body
- base metal
- axis
- tool
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000010953 base metal Substances 0.000 claims description 36
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 7
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 3
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案はプラスチツクフイルム、紙等の長尺シ
ートの切断に使用されるスリツター装置等に適用
される丸刃工具に関するものである。
ートの切断に使用されるスリツター装置等に適用
される丸刃工具に関するものである。
「従来技術およびその問題点」
第4図および第5図は丸刃工具を使用したスリ
ツター装置の一従来例を示すものである。
ツター装置の一従来例を示すものである。
この装置は、軸1に取り付けられて回転する下
刃2と、該下刃2に接触して従動回転する上刃3
とから構成されており、これらの刃物2,3の間
に長尺シート4を挿通させることにより、該長尺
シート4を連続的に切断する機能を持つている。
刃2と、該下刃2に接触して従動回転する上刃3
とから構成されており、これらの刃物2,3の間
に長尺シート4を挿通させることにより、該長尺
シート4を連続的に切断する機能を持つている。
ところで、上記下刃2は、超硬合金等の材料を
リング状に形成してなる刃本体5と、前記軸1の
キー溝6にキー7を介して固定されるボスを備え
た台金8(例えば炭素鋼からなる)とから構成さ
れており、前記刃本体5と台金8とはろう付け等
の手段より一体に固着されている。
リング状に形成してなる刃本体5と、前記軸1の
キー溝6にキー7を介して固定されるボスを備え
た台金8(例えば炭素鋼からなる)とから構成さ
れており、前記刃本体5と台金8とはろう付け等
の手段より一体に固着されている。
しかしながら、互いに材質が異なる刃本体5と
台金8とは熱膨張率が異なつているから、使用中
の温度上昇によつて両者の間に熱応力が発生する
場合がある。また、刃本体5を構成する超硬合金
等の材料と台金8とは、必ずしも溶接性が良いと
は限ず、刃本体5を構成する材料によつては、十
分な溶接強度が得られない場合がある。
台金8とは熱膨張率が異なつているから、使用中
の温度上昇によつて両者の間に熱応力が発生する
場合がある。また、刃本体5を構成する超硬合金
等の材料と台金8とは、必ずしも溶接性が良いと
は限ず、刃本体5を構成する材料によつては、十
分な溶接強度が得られない場合がある。
また、刃本体と台金とを固定するその他の構造
として、従来、刃本体の内周に止め金を溶接し、
該止め金にボルトを介して前記台金を固定するよ
うにした構造があり、この構造は、消耗品である
ところの刃本体のみを交換して台金を流用するこ
とができるという長所を持つている。しかしなが
ら、この構造を採用した場合であつても、ろう付
けを使用している以上、刃本体と止め金との間で
十分な溶接強度を発揮することは困難である。
として、従来、刃本体の内周に止め金を溶接し、
該止め金にボルトを介して前記台金を固定するよ
うにした構造があり、この構造は、消耗品である
ところの刃本体のみを交換して台金を流用するこ
とができるという長所を持つている。しかしなが
ら、この構造を採用した場合であつても、ろう付
けを使用している以上、刃本体と止め金との間で
十分な溶接強度を発揮することは困難である。
「考案が解決しようとする問題点」
本考案は上記の事情に鑑みて提案されたもの
で、溶接等の固着手段を用いることなく刃本体と
台金とを強固に固着することを目的とするもので
ある。
で、溶接等の固着手段を用いることなく刃本体と
台金とを強固に固着することを目的とするもので
ある。
「問題点を解決するための手段」
上記目的を達成するため、本考案は、環状もし
くは筒状等の回転体状に形成された刃本体の本体
の軸線から偏心した位置に、前記軸線と平行な軸
線を有しかつ小径部を互いに対向する方向に向け
られた一対のテーパー面を形成し、該テーパー面
にそれぞれ挿入される台金を一体に締結して両台
金の間に刃本体を挾持させ、両台金に、軸が挿通
される挿通孔を前記刃本体と軸線を同じくして設
けるようにしたものである。
くは筒状等の回転体状に形成された刃本体の本体
の軸線から偏心した位置に、前記軸線と平行な軸
線を有しかつ小径部を互いに対向する方向に向け
られた一対のテーパー面を形成し、該テーパー面
にそれぞれ挿入される台金を一体に締結して両台
金の間に刃本体を挾持させ、両台金に、軸が挿通
される挿通孔を前記刃本体と軸線を同じくして設
けるようにしたものである。
「作用」
前記両台金を刃本体に対して偏心させて設ける
ことにより、工具が台金の挿通孔を中心として回
転しようとする際に、刃本体と台金との相対的な
回転を規制することができる。
ことにより、工具が台金の挿通孔を中心として回
転しようとする際に、刃本体と台金との相対的な
回転を規制することができる。
「実施例」
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、図中符号10は刃本体である。この刃本
体10は、超硬合金、硬質の焼結体、工具鋼等の
材料を環状に形成してなるもので、その外周部が
切断用の刃先として使用され、一方、内周には、
それぞれ前記刃本体10の軸方向両端部から中心
に向つて徐々に縮径された一対のテーパー面11
A,11Bが形成されている。また、これらのテ
ーパー面11A,11Bは、その軸線(第3図鎖
線AおよびBで示す)を、前記刃本体10の軸線
(第1図鎖線Cで示す)に対して平行にして、か
つ該軸線Cから同一の偏心量を持つた線対称位
置に配設されて、回転体としてのバランスが取ら
れるようになつている。
もので、図中符号10は刃本体である。この刃本
体10は、超硬合金、硬質の焼結体、工具鋼等の
材料を環状に形成してなるもので、その外周部が
切断用の刃先として使用され、一方、内周には、
それぞれ前記刃本体10の軸方向両端部から中心
に向つて徐々に縮径された一対のテーパー面11
A,11Bが形成されている。また、これらのテ
ーパー面11A,11Bは、その軸線(第3図鎖
線AおよびBで示す)を、前記刃本体10の軸線
(第1図鎖線Cで示す)に対して平行にして、か
つ該軸線Cから同一の偏心量を持つた線対称位
置に配設されて、回転体としてのバランスが取ら
れるようになつている。
前記刃本体10の両側には、該刃本体10の軸
線と平行な方向に向けられた締結具(図示例では
ボルト)12によつて、円板状の台金13A,1
3Bが取り付けられており、これらの台金13
A,13Bの外周には、前記テーパー面11A,
11Bと傾斜角が等しいテーパー面14A,14
Bがそれぞれ構成されている。また、前記台金1
3A,13Bには、前記刃本体10の軸線Cと同
心状に挿通孔15が設けられている。すなわち、
この挿通孔15は、丸刃工具を支持する軸(図示
略)を挿通させて該軸に前記台金13A,13B
を固定せしめる機能を持つもので、その軸線Cと
前記台金13A,13Bの軸線D,Eとの間に
は、前記軸線A,BとCとの間と同様に、それぞ
れの偏心量が設けられている。なお、符号19
は、台金13A,13Bを軸(図示略)に固定す
る際に使用されるキー溝である。
線と平行な方向に向けられた締結具(図示例では
ボルト)12によつて、円板状の台金13A,1
3Bが取り付けられており、これらの台金13
A,13Bの外周には、前記テーパー面11A,
11Bと傾斜角が等しいテーパー面14A,14
Bがそれぞれ構成されている。また、前記台金1
3A,13Bには、前記刃本体10の軸線Cと同
心状に挿通孔15が設けられている。すなわち、
この挿通孔15は、丸刃工具を支持する軸(図示
略)を挿通させて該軸に前記台金13A,13B
を固定せしめる機能を持つもので、その軸線Cと
前記台金13A,13Bの軸線D,Eとの間に
は、前記軸線A,BとCとの間と同様に、それぞ
れの偏心量が設けられている。なお、符号19
は、台金13A,13Bを軸(図示略)に固定す
る際に使用されるキー溝である。
このように構成された丸刃工具を組み立てる場
合には、第3図に示すように、各テーパー面11
Aと14A、および11Bと14Bを密着させる
如く刃本体10に台金13A,13Bを取り付
け、一方の台金13Aのボルト孔17に締結具1
2を挿入して他方の台金13Bのめねじ部18に
螺合させ、両台金13A,13Bの間に刃本体1
0を挾持させた状態で三者を一体に結合すればよ
い。
合には、第3図に示すように、各テーパー面11
Aと14A、および11Bと14Bを密着させる
如く刃本体10に台金13A,13Bを取り付
け、一方の台金13Aのボルト孔17に締結具1
2を挿入して他方の台金13Bのめねじ部18に
螺合させ、両台金13A,13Bの間に刃本体1
0を挾持させた状態で三者を一体に結合すればよ
い。
「考案の変形実施例」
(i) 上記一実施例では、刃本体10の軸線Cを中
心としてテーパー面11A,11Bの軸線A,
Bを対称的に偏心させ、回転体としてのバラン
スをとるようにしたが、工具を使用する際の回
転数が小さい場合には、異なる偏心量を採用
し、あるいは、テーパー面11A,11Bの軸
線A,Bが一致する如く同一方向に偏心させる
ようにしてもよい。
心としてテーパー面11A,11Bの軸線A,
Bを対称的に偏心させ、回転体としてのバラン
スをとるようにしたが、工具を使用する際の回
転数が小さい場合には、異なる偏心量を採用
し、あるいは、テーパー面11A,11Bの軸
線A,Bが一致する如く同一方向に偏心させる
ようにしてもよい。
(ii) 上記一実施例では、一方の台金13Bにめね
じ部18を設けて該めねじ部18に締結具12
を螺合させるようにしたが、両方の台金13
A,13Bにボルト孔17を設け、ボルト・ナ
ツトを使用して結合するようにしてもよい。
じ部18を設けて該めねじ部18に締結具12
を螺合させるようにしたが、両方の台金13
A,13Bにボルト孔17を設け、ボルト・ナ
ツトを使用して結合するようにしてもよい。
(iii) 上記一実施例では刃本体10をリングにした
が、筒状、あるいは、第4図に示す上刃の如き
皿状など、他の回転体状の形状としてもよい。
が、筒状、あるいは、第4図に示す上刃の如き
皿状など、他の回転体状の形状としてもよい。
(iv) 締結具の個数はさらに多数あるいは少数であ
つてもよい。
つてもよい。
(v) 本考案の丸刃工具は、スリツター装置のみな
らず、刃を回転させる方式の他の機械、例えば
グラインダーにも応用することができる。
らず、刃を回転させる方式の他の機械、例えば
グラインダーにも応用することができる。
「考案の効果」
以上の説明で明らかなように、本考案は、回転
体状に形成された刃本体の本体の中心から偏心し
た位置に、前記中心を通る軸線と平行な軸線を有
しかつ小径部を互いに対向する方向に向けられた
一対のテーパー面を形成し、該テーパー面にそれ
ぞれ挿入される台金を一体に締結して両台金の間
に刃本体を挾持させ、両台金に、軸が挿通される
挿通孔を前記刃本体と軸線を同じくして設けるよ
うにしたから、下記の優れた効果を奏する。
体状に形成された刃本体の本体の中心から偏心し
た位置に、前記中心を通る軸線と平行な軸線を有
しかつ小径部を互いに対向する方向に向けられた
一対のテーパー面を形成し、該テーパー面にそれ
ぞれ挿入される台金を一体に締結して両台金の間
に刃本体を挾持させ、両台金に、軸が挿通される
挿通孔を前記刃本体と軸線を同じくして設けるよ
うにしたから、下記の優れた効果を奏する。
(a) 溶接部を介さずに刃本体と台金とを固着する
ことができ、したがつて、刃本体および台金の
材料を選択する上で溶接性を考虜する必要がな
く、これらの材料選択の自由度が高まる。
ことができ、したがつて、刃本体および台金の
材料を選択する上で溶接性を考虜する必要がな
く、これらの材料選択の自由度が高まる。
(b) 刃本体と台金とが脱着可能に結合されている
から、刃本体が消耗した場合等においてその交
換を容易に行うことができる。
から、刃本体が消耗した場合等においてその交
換を容易に行うことができる。
(c) 上記(c)とは反対に、被取り付け部(軸)に応
じて台金を取り替えることにより、一つの刃本
体を多くの用途に流用することができ、製造
時、あるいは使用時に管理すべき部品の点数を
減少さることができる。
じて台金を取り替えることにより、一つの刃本
体を多くの用途に流用することができ、製造
時、あるいは使用時に管理すべき部品の点数を
減少さることができる。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は横断面図、第2図は第1図の
−線に沿う矢視図、第3図は分解した状態の横
断面図、第4図および第5図は従来の丸刃工具を
採用してなるスリツター装置の一例を示すもの
で、第4図は正面図、第5図は側面図である。 10……刃本体、11A,11B……テーパー
面、12……締結具、13A,13B……台金、
14A,14B……テーパー面、15……挿通
孔、A,B,C,D,E……軸線。
もので、第1図は横断面図、第2図は第1図の
−線に沿う矢視図、第3図は分解した状態の横
断面図、第4図および第5図は従来の丸刃工具を
採用してなるスリツター装置の一例を示すもの
で、第4図は正面図、第5図は側面図である。 10……刃本体、11A,11B……テーパー
面、12……締結具、13A,13B……台金、
14A,14B……テーパー面、15……挿通
孔、A,B,C,D,E……軸線。
Claims (1)
- 回転体状に形成された刃本体の内周に軸方向両
端部からそれぞれ内方に向つて縮径する如く形成
された二つのテーパー面と、該二つのテーパー面
にそれぞれ密着状態に挿入されるテーパー面を有
する台金と、該台金を互いに連結してこれらの間
に前記刃本体を挾持させる締結具とから構成さ
れ、前記テーパー面は、その軸線が前記刃本体の
軸線から偏心した位置に設けられ、前記台金に
は、丸刃工具を支持する軸が挿入される挿通孔が
前記刃本体と軸線を同じくして形成されたことを
特徴とする丸刃工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4694185U JPS6337193Y2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4694185U JPS6337193Y2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61163188U JPS61163188U (ja) | 1986-10-09 |
JPS6337193Y2 true JPS6337193Y2 (ja) | 1988-10-03 |
Family
ID=30561807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4694185U Expired JPS6337193Y2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6337193Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-03-30 JP JP4694185U patent/JPS6337193Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61163188U (ja) | 1986-10-09 |
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