JPS6337187Y2 - - Google Patents

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JPS6337187Y2
JPS6337187Y2 JP1982116828U JP11682882U JPS6337187Y2 JP S6337187 Y2 JPS6337187 Y2 JP S6337187Y2 JP 1982116828 U JP1982116828 U JP 1982116828U JP 11682882 U JP11682882 U JP 11682882U JP S6337187 Y2 JPS6337187 Y2 JP S6337187Y2
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circular
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロボツトアーム等の揺動腕に使用す
るのに好適な液圧式の原動装置に関するものであ
る。
一般に、産業用ロボツトの腕関接部等に搭載さ
れる原動装置は、小形かつ軽量でしかも高い出力
トルクを発揮し得るものであることが望まれる。
従来、かかる原動装置として、油圧モータとハ
ーモニツク減速機とを直列に接続し、前記ハーモ
ニツク減速機の出力軸から取出される動力によつ
てロボツトの腕等を作動させ得るものがあるがこ
のようにモータと減速機とを各別に構成したもの
は、嵩が高く、特に軸線方向の寸法を短かくする
のが難かしい上、軽量化にも一定の限界がある。
そのため、かかる原動装置をロボツトの腕関接等
に搭載した場合、軽量化によるロボツトの動特性
の向上を図り難く、また、原動装置の一部が腕関
接部のカバー外に出つ張る等、スペース的な問題
からアームの駆動可能範囲が制限されるというよ
うな不都合を招き易い。
本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、特殊な構造のハーモニツク減速機と液圧
モータとを巧みに組合せ、さらに出力の取出しを
前記減速機の外周部から行なうという独特の構成
を採用することによつて、前述した不都合をこと
ごとく解消することができるようにした原動装置
を提供するものである。
以下、本考案の一実施例を第1図〜第4図を参
照して説明する。
産業用ロボツトAの腕関接部Bに本考案に係る
原動装置Cを搭載している。
原動装置Cは、液圧モータ1の動力をハーモニ
ツク減速機2を介して出力するようにしている。
液圧モータ1は、偏心部3aを有した支軸3
と、この支軸3の軸心01回りに回転可能なケー
シング4とを有している。ケーシング4は、前記
支軸3の偏心部3aを囲繞するカツプ状の本体部
4aと、この本体部4aの開口部を閉塞する蓋部
4bとからなるもので、前記支軸3の一端部は前
記蓋部4bを通してケーシング4外へ突出してい
る。また、前記ケーシング4の内周に奇数個の平
面部4c…を円周方向に等角間隔をあけて形成し
ている。そして、このケーシング4の内側の前記
各平面部4c…に対応する部位にそれぞれピスト
ン5…を配設し、これら各ピストン5…の先端面
を静圧ベアリング6…を介して対応する平面部4
c…に添接させている。静圧ベアリング6は、前
記ピストン5の先端面を前記平面部4cに密着す
るように平面状に形成するとともに、この先端面
に圧力ポケツト7を形成し、この圧力ポケツト7
内に流体圧を導入するようにしたものである。ま
た前記支軸3の偏心部3aにシリンダブロツク8
を回転可能に嵌着し、このシリンダブロツク8に
よつて前記各ピストン5…の基端面側に前記ケー
シング4の回転に伴つて容積が増減する空間9…
を形成している。具体的に説明すれば、シリンダ
ブロツク8には複数のシリンダ11…が円周方向
に等角間隔をあけて放射状に形成されている。そ
してこれら各シリンダ11…に前記各ピストン5
…がスライド自在に嵌合させてあり、これら各ピ
ストン5…の基端面と前記各シリンダ11…の内
面とによつて前記空間9…が形成されている。な
お、このシリンダブロツク8の端面にはピン12
…が突設されており、このピン12…の先端部を
前記ケーシングに設けたばか穴13…に遊嵌させ
ることによつて該シリンダブロツク8が前記ケー
シング4に対して一定回転角度以上自転しないよ
うにしてある。すなわち、このシリンダブロツク
8は前記ケーシング4に追従して回転するように
なつている。また、前記ケーシング4内を前記支
軸3の軸心01と偏心部3aの軸心02とを通る仮
想分割線Pを境にして第1領域Aと第2領域Bと
に2分割し、前記第1領域A内を通過中の前記空
間9…を第1の流体流通系路14に連通させると
ともに第2領域B内を通過中の空間9を第2の流
体流通系路15に連通させている。第1の流体流
通系路14は、前記偏心部3aの外周面に設けた
第1領域A側の圧力ポケツト16を支軸3の先端
部に設けた第1の流出入口(図示せず)に連通さ
せるためのもので、前記支軸3内に形成されてい
る。また、第2の流体流通系路15は、前記偏心
部3aの外周面に設けた第2領域B側の圧力ポケ
ツト17を支軸3の先端部に設けた第2の流出入
口(図示せず)に連通させるためのもので、前記
支軸3内に形成されている。また、前記各ピスト
ン5の軸心部には対応する空間9内の流体圧を対
応する静圧ベアリング6の圧力ポケツト7内に導
入するための圧力導入路18が設けてある。
一方、ハーモニツク減速機2は、一端面側を第
1の支持部材21に支持された第1のサーキユ
ラ・スプライン22と、一端面をこの第1のサー
キユラ・スプライン22の他端面に近接させかつ
他端面側を第2の支持部材23に支持された第2
のサーキユラ・スプライン24と、これら両サー
キユラ・スプライン22,24の内側に軸心を一
致させて配設されウエーブジエネレータ25に付
勢されて前記両サーキユラ・スプライン22,2
4に噛合するフレクスプライン26とを具備して
なる。前記サーキユラ・スプライン22,24は
相互に軸心を一致させて配置したリング状のもの
で、各内周に内向歯22a…、24a…を有して
いる。そして、前記両サーキユラ・スプライン2
2,24の内向歯22a…、24a…同士は、相
互に若干歯数が異ならせてある。また、前記フレ
クスプライン26は、弾性変形良好な材料により
作られた薄肉リング状のもので、その外周に前記
各内向歯22a…、24a…に噛合する外向歯2
6a…を有している。そして、この外向歯26a
…の数は、例えば、一方のサーキユラ・スプライ
ン22の内向歯22aの歯数と同一の値に設定し
てある。また、前記ウエーブジエネレータ25
は、前記フレクスプライン26の開口端部を横断
面楕円状に弾性変形させて、その長軸部分におい
て前記外向歯26a…を前記両サーキユラ・スプ
ライン22,24の各内向歯22a…24a…に
噛合させるとともに、その噛合位置a,bを逐次
円周方向に移動させ得るように構成したもので、
具体的には、前記フレクスプライン26の軸心回
りに回転可能な楕円カム27をフレキシブルなボ
ールベアリング28を介して前記フレクスプライ
ン26の内周に嵌合させてなる。しかして、前記
ボールベアリング28のアウターリング28aは
前記フレクスプライン26とともに弾性変形し得
るようになつている。
また、前記フレクスプライン26の内側に前記
両支持部材21,23に囲まれたモータ収容室2
9を形成するとともに前記支持部材21の外周に
出力取出手段たる歯車31を一体に形成し、前記
支持部材23をロボツトAの揺動腕(以下、単に
腕という)32の一側壁32a内面に固着してい
る。そして、前記液圧モータ1の支軸3を前記側
壁32aを介して前記支持部材23に連結すると
ともに、該モータ1のケーシング4を前記モータ
収容室29内に配設し、このケーシング4に前記
ウエーブジエネレータ25を一体的に設けてい
る。すなわち、このケーシング4の本体部4aの
外周に前記楕円カム27を一体に形成している。
また、前記モータ1のケーシング4の端面中心部
には軸部4cが一体に突設されており、この軸部
4cは、前記ロボツトAの腕32の他側壁32b
にベアリング33を介して枢支されている。
なお、このロボツトAの腕32は、該ロボツト
Aの基体34から突設した固定軸35に回動可能
に支持されており、前記原動装置Cの出力取出手
段たる歯車31は、前記固定軸35に固着した固
定歯車36に噛合させてある。
次いで、この実施例の作動を説明する。まず高
圧の流体を、例えば、第1の流体流通系路14を
通して第1領域Aに存在する空間9,9内に供給
すると、第1領域Aに存在する静圧ベアリング
6,6部に高い流体圧が導入され、これらの流体
圧によつて該液圧モータ1のケーシング4に偏心
部3aの軸心02を通り前記ケーシング4の平面
部4cに直交する力Fa,Fbが作用することにな
る。しかして、これらの力Fa,Fbの合力Fabの
作用線は前記軸心02を通り前記ケーシング4の
回転中心たる支軸3の軸心01からある距離だ
け偏位することになる(第4図参照)。その結果、
前記ケーシング4には|Fab|×なるモーメン
トが働くこととなり、それによつて該ケーシング
4が矢印X方向に回転する。この場合、第1領域
Aに存在する空間9,9は前記ケーシング4の回
転に伴つて漸次容積が増大し、第2領域Bに存在
する空間99は漸次容積が縮小するため、高圧の
流体は第1の流体流通系路14を通して第1領域
Aを通過中の空間9,9内に逐次流入し、仕事を
し終つた流体は第2領域Bを通過中の空間9,9
から第2の流体流通系路15を通して逐次外部へ
排出される。このようにして液圧モータ1のケー
シング4が、例えば、矢印X方向に回転すると、
それに伴つてウエーブジエネレータ25の楕円カ
ム27が同じく矢印X方向に回転し、フレクスプ
ライン26の外向歯26a…と、サーキユラ・ス
プライン22,24の内向歯22a…、24a…
と噛合位置a,bが矢印X方向に移動する。そう
すると、前記楕円カム27が1回転する毎に前記
フレクスプライン26が前記内向歯24a…と外
向歯26a…との歯数差分だけ、例えば矢印Y方
向に回転する。また、このフレクスプライン26
が矢印Y方向に回転すると、これと同一の歯数を
有したサーキユラ・スプライン22が、該フレク
スプライン26と同一の速度で矢印Y方向に回転
することになる。そして、前記サーキユラ・スプ
ライン22が回転すると、これと一体に回転する
歯車31が固定歯車36の外周を転動することに
なり、該原動装置Cを保持するロボツトAの腕3
2が前記固転軸35を軸にして図中下方へ回動す
る。また、原動装置Cの第2の流体流通系路15
に高圧の流体を供給して該原動装置Cを逆転させ
ると、前述とは全く逆の作動が営まれ、前記腕3
2が図中上方へ回動することになる。
なお、液圧モータは、図示実施例のものに限ら
ず、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が
可能である。
また、本考案に係る原動装置の用途は、ロボツ
トの腕関接駆動に限られない。なお、ロボツトの
腕関接に用いる場合でも、第5図に示すような変
形例が考えられる。すなわち、第5図に示すもの
は、原動装置Cの出力取出手段たる歯車31を遊
星歯車37…を介して固定軸たる固定内歯歯車3
8に噛合させたものである。この場合には、前記
遊星歯車37…の動きによつてロボツトAの腕を
回動させる。
さらに、出力取出手段は歯車に限定されないの
は勿論であり、例えば、チエーンを係合させるた
めのスプロケツトやタイミングベルトを噛合させ
るためのタイミングプーリ等であつてもよい。
さらに、回転検出手段およびブレーキ手段を付
設する変形例も考えられる。
以上、説明したように、本考案は、液圧モータ
の動力をハーモニツク減速機を介して出力し得る
ようにしているので、高いトルクを発生させるこ
とができ、しかも、ハーモニツク減速機内に形成
したモータ収容室内に液圧モータを収納しそのケ
ーシングにウエーブジエネレータを一体的に設け
ているので、空間の有効利用と部品点数の削減に
より小形化並びに軽量化を図ることができるもの
である。特に、本考案では、カツプ状ではなくリ
ング状のフレクスプラインを用いて2つのサーキ
ユラ・スプラインを差動的に動作させるようにし
たハーモニツク減速機を用い、さらに出力を装置
の外周部から取り出し得るように構成しているの
で、減速機内にモータを完全に収納できる上にそ
の原動装置全体を揺動腕の内部にコンパクトに収
納できて、装置の軸線方向の寸法を従来のものに
比べて大幅に短縮することが可能となる。したが
つて、本考案に係る原動装置をロボツトの腕関接
等にその内部に収納して搭載することで、軽量化
によるロボツトの動特性の向上を図ることができ
るとともに、原動装置が嵩張つてロボツトの可動
範囲が制限されるという不都合を無理なく確実に
解消することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第
1図は全体を示す概略正面図、第2図は第1図に
おける−線断面図、第3図は第2図における
−線断面図、第4図は作用説明図である。第
5図は本考案の他の実施例を示す概略正面図であ
る。 1……液圧モータ、2……ハーモニツク減速
機、3……支軸、4……ケーシング、21……第
1の支持部材、22……第1のサーキユラ・スプ
ライン、23……第2の支持部材、24……第2
のサーキユラ・スプライン、25……ウエーブジ
エネレータ、26……フレクスプライン、29…
…モータ収容室、31……出力取出手段(歯車)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端面側を第1の支持部材に支持させたリング
    状の第1のサーキユラ・スプラインと、一端面を
    この第1のサーキユラ・スプラインの他端面に近
    接させかつ他端面側を第2の支持部材に支持させ
    た前記第1のサーキユラ・スプラインとは歯数の
    異なるリング状の第2のサーキユラ・スプライン
    と、これら両サーキユラ・スプラインの内側に配
    設されウエーブジエネレータに付勢されて前記両
    サーキユラ・スプラインに噛合するフレクスプラ
    インとを有し、前記第1の支持部材又は前記第1
    のサーキユラ・スプラインの外周に出力取出手段
    を設けたハーモニツク減速機と、 このハーモニツク減速機を構成する前記第2の
    支持部材に支軸を連結するとともに、この支軸周
    りに回転するケーシングを前記フレクスプライン
    の内側に形成されるモータ収容室内に配置し、か
    つこのケーシングに前記ウエーブジエネレータを
    設けた液圧モータとを具備してなる原動装置であ
    つて、 前記ハーモニツク減速機を構成する前記第2の
    支持部材を、揺動腕の一側壁内面に固着して前記
    原動装置を該揺動腕の内部に収納するとともに、
    この揺動腕を回動可能に支持して基体から該揺動
    腕内に突設される固定軸に前記ハーモニツク減速
    機の出力取出手段を係合し、この出力取出手段に
    得られる前記液圧モータの減速動力で前記揺動腕
    を回動させるようにしたことを特徴とする揺動腕
    の原動装置。
JP11682882U 1982-07-31 1982-07-31 揺動腕の原動装置 Granted JPS5924293U (ja)

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JPS5924293U JPS5924293U (ja) 1984-02-15
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5564168A (en) * 1978-11-10 1980-05-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Low-speed, large-torque fluidic motor

Family Cites Families (1)

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JPS55108279U (ja) * 1979-01-24 1980-07-29

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JPS5924293U (ja) 1984-02-15

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