JPS63367A - 熱硬化性被覆用樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性被覆用樹脂組成物

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JPS63367A
JPS63367A JP8186386A JP8186386A JPS63367A JP S63367 A JPS63367 A JP S63367A JP 8186386 A JP8186386 A JP 8186386A JP 8186386 A JP8186386 A JP 8186386A JP S63367 A JPS63367 A JP S63367A
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JP
Japan
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meth
component
acid
oil
acrylic acid
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JP8186386A
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Inventor
Yasuo Kitani
安生 木谷
Yuji Yoshida
吉田 勇次
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63367A publication Critical patent/JPS63367A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明の組成物はブリキ缶等の金属印刷用熱硬化性イン
キとして有用であり、また、スチール家具、スチール棚
等の化粧鋼板用塗料等にも適応できる。
〔従来技術〕
金属印刷用熱硬化性インキ用ビヒクルとしては、印刷適
性及び加工性等の点から半乾性油乃至乾性油変性アルキ
ッド樹脂を乾性油および高沸点石油−溶剤に溶解させた
ものが用いられ、これにコバルトおよび/またはマンガ
ン−次ドライヤーを添加し、顔料その他の添加剤を配合
したインキを金属面に印刷後、150℃10分間程度焼
き付けることにより硬化せしめている。この際、高沸点
石油溶剤が蒸発するとともに、コバルトやマンガンドラ
イヤーが触媒となって(半)乾性油アルキッドおよび乾
性油中の不飽和結合が酸化重合することにより硬化が行
われている。
金属缶印刷において多色刷りを行なう場合には、1色毎
に印刷、焼き付けを行なう必要がある。このため、特に
初期に印刷されたインキ皮膜は最終的には過度の焼き付
けが行われることとなり、過度の焼き付けによって酸化
重合が過度に進むととKよるインキ皮膜の黄変すなわち
色焼けがしばしば問題となっている。
また得られたインキ皮膜は耐久性が不十分な念めにさら
にオーバープリントニスをかけるのが通例となっている
。ざらに、高沸点石油溶剤が空気中に飛散するため、こ
れを回収するために多大なコストを必要とする。こうし
た問題点があるにもかかわらず該インキが用いられるの
は、油変性アルキッド樹脂を主体とする該組成物が安価
であるとともに平版印刷適性上非常に好ましい適性を有
するからであり、さらに−液であり、貯、故安定性も空
気と隔離する限りにおいて半永久的である理由からであ
る。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、従来の油変性アルキッド型インキの好ましい
特性である平版印刷適性、−液性、貯蔵安定性、加工性
等を保持しつつ、従来インキの欠点であった色焼は性の
みならず溶剤飛散性、皮膜耐久性等九ついても改善され
た金属缶印刷インキ用熱硬化性皮覆用樹脂組成物の提供
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための具体的手段〕本発明者らは、
平版印刷適性に優れる油変性アルキッド樹脂と特定のア
クリル化合物の組合わせが色焼けを促進するコバルトお
よび/またはマンガンドライヤーの最少量の使用あるい
は不使用でも十分な熱硬化速度を有し、かっ色焼は性に
優れることを見い出し本発明に到った。
即ち、本発明は、 (A)成分: 油長30〜80%の油変性アルキッド 50〜90重量% (B)成分: 1分子中にn個の非フェノール性水酸基を保有する多価
アルコールに、該アルコール1モル当たりmモルのエチ
レンオキシドおよび/マタはプロピレンオキシドを付加
させて得られるポリエーテルポリオールと、アクリル酸
及び/又はメタクリル酸とをエステル化反応はせて得ら
れる(メタ)アクリロイルオキシ基1個当たりの平均分
子量が500以下で、(A)成分を溶解し得る20℃で
液状の(メタ)アクリル酸のポリエーテルポリオールエ
ステル (但し、nは2〜6の整数であり、m1jl< m /
 n≦6を満たす数である。)50〜10重量% (C)成分: 1分子中に平均3個以上のアクリロイルオキシ基及び/
又はメタクリルロイルオキシ基を有し、かつ(メタ)ア
クリロイルオキシ基1個あたりの平均分子量が300以
下である(B)成分以外の(メタ)アクリル酸エステル
0〜20重景チ の)成分: (A)成分、(B)成分および(C)成分の合計Zo。
重量部につき、金属量でO〜0.01重量部のコバルト
およびマンガンドライヤー 上記(A)、(Bl、(C)および(DJ酸成分上記割
合で配合されておる熱硬化性被覆用樹脂組成物を提供す
るものである。
〔■成分〕
本発明による乾性油乃至半乾性油変性アルキッドとは、
半乾性油および/又は乾性油あるいはこれらの脂肪酸で
変性されたアルキッド樹脂を意味し、従来のまたは将来
提供されることあるべき(半)乾性油変性アルキッドと
本質的には変らない(α、β−不飽和モノカルボン酸あ
るいは多官能(メタ)アクリレート等で更に変性したも
のも含む。)。
アルキッド樹脂の原料の多塩基酸成分としては、無水フ
タル酸、イソフタル酸、テトラヒドロフタル酸無水物、
テレフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸
、各種の共役二重結合含有イソプレンニ量体と無水マレ
イン酸とのディールス・アルダ−付加反応生成物である
1、2.3.6−テトラヒドロ無水フタル酸酸誘導体、
たとえばミルセン無水マレイン化物、アロオシメン無水
マレイン化物、オシメン無水マレイン化物、3−(β−
メチル−2−ブテニル)−5−メチル−1,2,3,6
−テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、
4−メチルテトラヒドロ無水フタル酸、トリメリット酸
等の芳香族、脂肪族ないし脂環族の飽和、不飽和多塩基
酸が単用または併用される。ゲル化が生じない範囲で飽
和多塩基酸の一部をα、β−不飽和多塩基酸たとえばマ
レイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等で
置き換えてもよい。
多価アルコール成分としては、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1.4−7’タンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘ
キサンジメタツール、水素化ビスフェノールA1グリセ
リン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン
、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、シグ
リセリン等が単用または併用される。
乾性油、半乾性油またはこれらの脂肪酸とじては、たと
えば脱水ヒマシ油、アマニ油、大豆油、トール油、サフ
ラワー油等の油脂あるいはこれらより分離される脂肪酸
、合成乾性油脂肪酸(たとえば綜研化学■製、商品名ハ
イジエン)等が挙げられる。
また、エステル化縮今度調整剤として安息香酸、ターシ
ャリ−ブチル安息香酸等の一塩基酸を併用することも可
能である。
生成皮膜の強靭性および耐久性を改善するためにクロト
ン酸、ソルビンrL2−(β−フリル)アクリル酸等の
α、β−不飽和モノカルボン酸あるいはトリメチロール
プロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールト
リアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレ
ート等の多官能(メタ)アクリレートを用いて油変性ア
ルキッドを更に変性してもよい。
これらの成分よりなる油変性アルキッド樹脂は常法によ
り製造されるが、具体的には、脂肪酸、多塩基酸および
多価アルコールに、必要に応じて一塩基酸を加えて先ず
反応させ、これにα、β−不飽和モノカルポン酸あるい
は多官能(メタ)アクリレートを反応きせる。また脂肪
酸のかわりに油脂を用いる場合にはあらかじめ油脂と多
価アルコールを反応はせてエステル交換を行うのが一般
的である。
本発明で使用される囚成分のアルキッド樹脂の油長は、
30〜80%、好ましくは40〜70%である。油長3
0%未満では印刷適性が低下し、また硬化速度も低下す
る。一方80矛を越えては、硬化速度が低下し、また色
部は性についても改善の種度が小さくなる。
本発明の(半)乾性油変性アルキッドをα、β−不飽和
脂肪酸または多官能(メタ)アクリレートで変性する場
合は、該変性アルキッド樹脂中のα。
β−不飽和脂肪酸あるいは多官能(メタ)アクリレート
の含量は1〜20%が好ましい。
本発明で使用される油変性アルキッド樹脂の酸価は5〜
25が好ましい。
〔(B)成分〕
本発明に用いられる(B)成分の原料となる1分子中に
n個(nは2〜6の数)の非フェノール性水酸基を保有
する多価アルコールとしては、エチレンクリコール、フ
ロピレンゲリコール、1,4−ブタンジオール、1,3
−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタツール、トリ
シクロデカンジメタツール、水素化ビスフェノールA1
水素化ビスフェノールA、1.4−ジヒドロキシシクロ
ヘキサン、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタ 
・エリスリトール等が挙げられるが、特に、トリシクロ
デカンジメタツール、水素化ビスフェノールA等の脂環
式二価アルコール、またはグリセリン、トリメチロール
プロパン、ペンタエリスリトールの如き三官能以上の多
価アルコールが不揮発性、印刷適性、硬化速度、(A)
成分との相溶性等のバランスがとれて好ましい。
これらの多価アルコール1モルについて、水酸基n個あ
たり、1 < m / n <、 6となる量を満足す
るようにエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドm
モルを反応させる必要があるol〉m/nでは、(B)
成分の揮発分が多くなり大気汚染上好ましくなく、また
印刷適性上においても好ましくない。また、6 (m 
/ nでは、硬化速度が遅くなる上に、硬化皮膜の強靭
性や耐久性も悪くなる。
このエポキシド付加反応の触媒としては、種々の酸ある
いは塩基触媒が用いられ、たとえば、硫酸、塩酸、三フ
ッ化ホウ素エーテラート等の酸触媒、金属ナトリウム、
ナトリウムアルコラード、水酸化す) IJウム、水酸
化カリウム等の塩基触媒が挙げられる。触媒の使用量は
一般に多価アルコールに対して0.1〜10モルチ、特
に0.5〜5モルチの範囲が好ましい。
又、反応温度は常温〜200℃、特に50℃〜150℃
が好ましい。エポキシド付加反応に溶媒を用いる場合、
溶媒としてたとえば、トルエン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、キシレン、NJ  v’メチルホルムアミド、n
−オクタン、エチルベンゼン、クメン、メチルインブチ
ルケトン、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリド
ン、トリクロルエチレン、エーテル等の不活性溶媒が単
用あるいは併用される。溶媒の使用は必ずしも必須では
ないが、溶媒を使用する場合には多価アルコールとエポ
キシドを反応させた後、その反応液をその41次のエス
テル化反応て用いられるという点から、水と共沸混合物
をつくり、しかも実質的に水と混合しない溶媒、たとえ
ば、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン
などを単用あるいは併用するのが良い。これらの溶媒は
多価アルコールに対して50ON−i%以下、特に2o
om@%以下で使用する。
多価アルコールのエポキシド付加反応は、多価アルコー
ル、触媒および溶媒を用いる場合は溶媒を反応器内だ仕
込み、エポキシド化合物を逐次添加あるいは一括仕込み
によシ実施きれる。
反応終了後、未反応のエポキシド化合物は単蒸留にて容
易に回収され、釜残物は生成ポリエーテルポリオールと
触媒および溶媒からなる混合物である。
かくして得られたポリエーテルポリオール反応溶液から
触媒を分離あるいは分離することなく、また反応溶媒を
使用しかつ該溶媒がエステル化反応溶媒として使用し得
ない場合は溶媒を留去した後、反応物を(メタ)アクリ
ル酸とのエステル化反応に供する。
ポリエーテルポリオールとアクリル酸及び/又はメタク
リル酸〔以下両者を併せて(メタ)クリル酸で示す。〕
とのエステル化反応は、ポリエステルポリオールの水酸
基1当量につき0.7〜2当量の(メタ)アクリル酸が
使用される。エステル化触媒としては、硫酸、塩酸、臭
化水素酸、フッ化水素、三フッ化ホウ素、メタンスルホ
ン酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンス
ルホン酸などの酸触媒が用いられ、(メタ)アクリル酸
に対して0.1〜10モル係、特て好ましくは1〜5モ
ル係使用される。
反応溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサンヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン等が単独であるいは二種以上併用され、上
記ポリエーテルポリオールと(メタコアクリル酸の合計
100重量部に対して、50〜300重量部の割合で使
用される。
反応は5O−S−150℃で、1〜30時間行われる。
この場合重合防止剤、例えばフェノチアジン、ハイドロ
キノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、銅粉、銅
塩等の存在下で実施するのが好ましい。さらに反応液中
に空気を少量ずつ吹きこみつつ反応を行うのも好まし込
反応終了後、反応液をアルカリ水溶液で中和、水洗し、
溶媒および未反応の(メタ)アクリル酸を留去しての)
成分である(メタ)アクリル酸のポリエーテルポリオー
ルエステルが釜残液として得られる。
かくして得られる(メタ)アクリル酸のポリエーテルポ
リオールエステル中の(メタ)アクリロイル基含量は、
(メタコアクリロイルオキシ基1個描たシの平均分子量
が500以下である必要がある。(メタ)アクリロイル
オキシ基1個当たシの平均分子量が500を超える場合
には組成物は十分な熱硬化速度全示さなくなる。
本発明に用いるCB)成分の(メタ)アクリル酸のポリ
エーテルポリオールエステルは、熱硬化条件、たとえば
5〜30μの膜厚で150℃、40分間の加熱で、はと
んど揮発分を生ずることがなく非常に高い不揮発性を有
するのみならず、非常に低粘度であり、(A)成分であ
る油変性アルキッドとの相溶性に優れ、また十分な熱硬
化性を示し、また印刷適性に悪影響を及ぼさないといっ
た反応性希釈剤としての種々の好ましい特性を保有して
いる。
〔Ω成分〕
本発明の(Q成分として用いる1分子中に平均3個以上
の(メタノアクリロイルオキシ基を有し、かつ(メタ)
アクリロイルオキシ基1個当たフの平均分子量が300
以下の(B)成分以外の(メタ)アクリル酸エステルと
しては、たとえばトリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、ジグリシジル、ジペンタエリスリトール等
の三価以上の多価アルコールあるいは、これら三価以上
の多価アルコールと環状ラクトンとの反応生成物である
多価アルコール等の(メタノアクリル酸エステり;コハ
ク酸、アジピン酸、無水フタル酸、トリメリット酸、ピ
ロメリット酸等の多塩基酸と前記三価以上の多価アルコ
ールとのエステル化反応物であるポリエステルポリオー
ルの(メタ)アクリル酸エステル;1分子内に2個以上
のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物たとえばビス
フェノールAのジグリシジルエーテル、水素化ビスフェ
ノールAのジグリシジルエーテル、ヘキサヒドロフタル
酸のジグリシジルエステル等と(メタ)アクリル酸との
付加反応によって得られる付加物の残留水酸基を更に(
メタ)アクリル酸あるいは(メタ)アクリロイルオキシ
基含有イソシアネート等と反応させることによって得ら
れるエポキシ(メタファクリレートあるいはエポキシウ
レタン(メタ)アクリレート;前述の三価以上の多価ア
ルコールとインホロンジイソシアネート、メキサメチレ
ンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート等のポリイソシアネートとを多
価アルコール中の水酸基1個轟たり2個のインシアネー
ト基が存在する量で反応させた生成物に、更にヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(
メタ)アクリレート等の水酸基含有(メタ)アクリレー
トを反応させることによって得られるウレタン(メタ)
アクリレート等が挙げられる。中でも4価以上の多価ア
ルコールあるいは3価以上の多価アルコールの環状ラク
トンの付加物の(メタ)アクリレートおよび三価以上の
多価の多価アルコールと多塩基酸との反応で得られるポ
リエステルポリオールの(メタ)アクリル酸エステルが
硬化速度、不揮発性、粘度、印刷適性等のバランスが取
れて好ましい。これらの好ましい(メタ)アクリル酸エ
ステルとしては、たとえば、ペンタエリスIJ )−ル
トリ(メタファクリレート、ジペンタエリスリトールの
ペンタあるいはヘキサ(メタ)アジリレート、トリメチ
ロールプロパンの1−カプロラクトン3モル付加物の(
メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールの6モル
ε−カプロラクトン付加物のCメタ)アクリレート、無
水フメル酸2モルとトリメチロール3モルの反応物であ
るポリエステルポリオールの(メタ)アクリル酸エステ
ル等が挙げられる。
これらの(Q成分である(メタ)アクリル酸エステルを
使用することによシ熱硬化速度が一層向上し、硬化皮膜
はよシ強靭となりまた耐久性も向上する。
該(メタ)アクリル酸エステルは、囚成分と相溶性であ
る必要はなく、(A)成分と(B)成分の混合物に相溶
であればよい。これらの(Q成分は必ずしも必須ではな
いが用いる場合には囚成分、(A)成分および(Q成分
の総和に対して20重量%以下の範囲で使用する必要が
ある。これ以上用いても硬化速度等のそれ以上の改善は
期待できず、かえって相溶性の低下による硬化皮膜のツ
ヤピケ、クモリ発生、耐加工性の低下等の悪影響があら
れれる。また(Q成分中の(メタ)アクリロイルオキシ
基1個当た)の平均分子量が300以下である必要があ
シ、(メタ)アクリロイルオキシ基当たり1個尚たりの
分子量が300以上である場合には、添加による硬化速
度の改善が小さく得策でない。
〔0成分〕 本発明の0成分であるコバルトおよびまたはマンガン−
次ドライヤーは、必ずしも必須ではないが、添加により
表面硬化性が向上することから囚成分、(B)成分およ
び(C)成分の総和に対して金属量として0.01重量
%以下の範囲で添加される。これ以上の添加は、もはや
それ以上の硬化性向上は期待できないばかシか硬化皮膜
の色部は性に悪影響を与える上に、貯蔵安定性の点から
も好ましくない0 これらの−次ドライヤーは通常、ナフテン酸、オクチル
酸、トール油脂肪酸等のカルボン酸塩としてジオクチル
フタレート、ジブチルフタレート等の溶剤で希釈された
状態で市場より入手できる。
本発明における(A)成分の使用量は、(A)成分、(
B)成分および(C)成分の樹脂分総和に対して、50
〜90重量%の範囲で用いられる。囚成分が50係より
少ない場合は硬化速度が低下し、また印刷適性および硬
化皮膜の耐加工性も悪化する。また(イ)成分が90チ
を超える場合は該組成物の流動性が悪くなり印刷が困難
になる上に、貯蔵安定性、硬化皮膜の強靭性および耐久
性の点でも好ましくない0 また、本発明における(B)成分の使用量は、(A)成
分、(B)成分および(Q成分の総和に対して10〜5
0重量%の範囲で用いるのが好ましい。(B)成分が1
0%以下では組成物の流動性が低下して印刷が固層とな
る上に、硬化皮膜の強靭性および耐久性の点でも好まし
くない。また、(B)成分が50%を超える場合は硬化
速度、特に表面硬化速度が低下し、印刷適性上も好まし
くない。
本発明の(A)成分、(B)成分、(Q成分および■成
分よシなる組成物には、通常、ハイドロキノン、ハイド
ロキノンモノメチルエーテル、2,6一ジ第3級ブチル
ーp−クレゾール、フェノチアジン、4−ニトロソ−オ
ルトクレゾール、N−メチル−Nニトロソアニリン、オ
イゲノール、N−ニトロンフェニルヒドロキシルアミン
のアルミニウム塩、あるいは特開昭60−260648
号記載のダイマー酸アルキレンオキシド付加物の多塩基
酸エステルのアミン塩等の貯蔵安定剤が単独あるいは併
用で添加される。
特に貯蔵安定性が良く、また硬化皮膜の色部は性に悪影
響を与えないという点から、ハイドロキノンおよび又は
ハイドロキノンモノメチルエーテルとダイマー酸アルキ
レンオキシド付加物の多塩基酸エステルのアミン塩の組
み合わせが好ましい。
本発明の組成物をオーバープリントワニスとして用いる
場合には、顔料等の添加は必ずしも必要でないが、印刷
インキとして用いる場合等においては、用途、目的に応
じて、たとえば、二酸化チタン、亜鉛華などの白顔料、
カーボンブラック、黒鉛などの黒顔料、黄鉛亜鉛量など
の黄顔料、朱、ベンガラなどの赤顔料、紺青、コバルト
青などの背顔料、クロム緑、縁上などの緑顔料、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、クレイ、アルミナ、タルクな
どの体質顔料、ハンザイエロー10G、トルイジンレッ
ド、フタロシアニンブルー、キナクリシン等の有機顔料
、銀粉、銅粉、金粉などの金属末顔料、ガラスピーズ、
ガラス粉末、ガラスフレーク、雲母などを配合できる。
さらに、本発明の組成物には、ジブチルフマレート、ジ
オクチルフタレート等の可塑剤;モダフロー、ポリフロ
ー、バイロンOLなどの商品で市販されている表面平滑
剤;オイゲノール、メチルエチルケトオキシムの如き皮
張り防止剤;ナフテン酸鉛、オクチル酸亜鉛、ナフテン
酸ジルコニウム、オクチル酸カルシウムなどの二次ドラ
イヤー;有機ベントナイト、アルミニウムオフテート、
シリカゲルの如き増粘剤;ワックス、グリース類などを
適宜添加できる。
さらに本発明の組成物の製品価格を低減させたり、印刷
適性等の用途に応じた緒特性を向せしめるために、本発
明の目的を損わない範囲において、アクリル樹脂、エポ
キシ樹脂、石油樹脂、キシレン樹脂、塩素化ポリエチレ
ン、塩素化ポリプロピレン、塩化ゴム、ロジンエステル
、ロジン変性フェノール樹脂等を若干量配合することも
可能である。また粘性f:調節するために公知の有機溶
剤を使用することも可能である〇 本発明の熱硬化性被覆用樹脂組成物は、通常の印刷方法
もしくは塗布方法を用いて金属、石材、ガラス、プラス
チック等の被着基材に塗布もしくは印刷した後、加熱炉
にて、80〜300℃、好ましくは100〜200℃に
て1分〜1時間程度加熱することにより硬化させる。
本発明の上記特徴を生かして、金属、石材、陶磁器、ガ
ラス、プラスチックなどへの印刷インキ、塗料、コーチ
イン材として使用できる。
本発明をさらに具体的に説明するために以下に実施例を
挙げるが、勿論本発明はとnらの実施例に何ら限定され
るものではない。
なお、製造例および実施例中に部とあるのは特にことわ
りのない限り重量部を示す。
樹脂製造例−1 脱水ヒマシ油脂肪酸325部、無水7タル酸220部、
ネオペンチルグリコール30部、グリセリン122部、
ハイドロキノン0.2部およびキシレン25部?:フラ
スコ内に仕こみ、N2ガス置換の後、攪拌下に加熱し、
系外へ水を抜き出しつつ約2時間で220’Cまで昇温
し、220℃で1時間さらに240℃で2時間反応を行
ない、その後180℃で減圧下にキシレンを除去して、
油長約52係、酸価10、トルエン50係希釈粘度(樹
脂10部をトルエン10部で希釈しなもので粘度を測距
した。以下同じ。)が43 cpsの油変性アルキッド
樹脂(樹脂〜1)を得た。
樹脂製造例−2 亜麻仁油脂肪酸358部、無水フタル酸138部、アロ
オシメン無水マレイン酸付加物73部、グリセリン11
8fflS、ペンタエリスリトール10部、ハイドロキ
ノン0.2部およびキシレン25部を用いて樹脂製造例
−1と同様に反応を行ない、油長約57係、酸価9、ト
ルエン50%希釈粘度49 cpsの油変性アルキッド
樹脂(樹脂−2)を得た。
樹脂製造例−3 大豆油脂肪酸423部、無水フタル酸127部、グリセ
リン10部、ペンタエリスリトール116部、ハイドロ
キノン0.1部及びキシレン25部をフラスコに仕こみ
、N2置換の後、攪拌下に加熱し、系外へ水を留去しつ
つ220℃、まで昇温し、220℃で1時間反応を行な
った後、冷却した。
内温か140℃以下になったのを確認してから、フラス
コ内にソルビン酸20部を仕こみ、再び220℃に昇温
し、220℃で1時間、240℃で5時間反応させた後
、フラスコ内温を180″Cまで下げ、180℃で減圧
下にキシレンを除去して油長約68チ、酸価7、トルエ
ン50%、希釈粘度52 Cpsの油変性アルキッド樹
脂(樹脂−3)を得た。
樹脂製造例−4 ハイジエン(綜研化学■製合成乾性油脂肪酸の商品名)
260部、無水フタル酸113部、イソフタル酸127
部、1,6−ヘキサンジオール140部、ペンタエリス
リトール69部、ハイドロキノン0.2部およびキシレ
ン25部を用いて樹脂製造例−1と同様に反応を行ない
油長約42チ、酸価13、トルエン50%希釈粘度58
 Cpsの油変性アルキッド樹脂(樹脂−4)を得た。
樹脂製造例−5 亜麻仁油脂肪酸163部、無水フタルr!!308部、
ネオペンチルグリコール166部、グリセリン62部、
ハイドロキノン0.2部およびキシレン25部を用いて
樹脂製造例−1と同様に反応を行ない、油長約26係、
酸価17、トルエン50%希釈粘度73 Cpsの油変
性アルキッド樹脂(比較樹脂−1)を得念。
実施例−1及び比較例−1 樹脂製造例1〜5で得られた各樹脂を、表−1に示す割
合で成分(B)および/又は成分(B)とフラスコ内で
N2雰囲気下100℃で1時間加熱しつつ攪拌混合した
後、貯蔵安定剤としてハイドロキノン七ツメチルエーテ
ル0.2部およびダイマー酸の12モルエチレンオキサ
イド付加物の無水マレイン酸との反応物のトリエチルア
ミン塩の40%キシレン/ブタノール(l/1重量比)
混合溶液(特開昭60−260648の方法で調製した
。)0.5部を加えて、ワニスを調製した。
ワニスを5℃の冷蔵glc1週間保管した後の透明性を
目視で評価し、濁りの認められるものについて相溶性を
不良(×)とし、濁りが全く認められず透明なものにつ
いて相溶性を良好(0)とした0 実施例−2および比較例−2 実施例−1および比較例−1で調製した各ワニスを用い
て、表−2に示す配合で三本ロールで練肉して熱硬化性
白インキを調製した。
得られた白インキを軟鋼板(100wX150闘内厚0
.2m)上に膜厚的5μとなるようにRIテスター(明
製作所■製)を用いて印刷した後、150℃で10分間
乾燥した印刷面の状態を観察して硬化速度を評価した。
この際、用いた軟鋼板の重−ffiAダラム、乾燥前印
刷軟鋼板重量Bグラム、および乾燥後印刷軟鋼板重fk
Cグラムを秤量することにより硬化時不揮発分(C−A
)÷CB−A)X100(重i%)を求めた。
また得られた印刷面の物性を下記の条件で測定した。結
果を表−3に示す0 硬化 速度:◎はぼ最終硬度に達している。
Oタックがなく、実用上問題ない。
Xタンクが残っている。
光 沢 感:目視評価 光   沢:60°−600鏡面反射率。
鉛筆硬度:JIS  K−5625による。
表面平滑性二〇(平i) ×(ゆず肌)。
耐屈曲性:JISK−5400(2ai+の)○合格 ×破壊。
色部は性:150℃/10分硬化印刷面をさら[150
℃/30分間追い焼きした 時の黄変度を目視評価。
○はとんど変化なし △わずかに黄変 ×はつきシ黄変がわかる。
貯蔵安定性:インキを50℃71週間保管したものを、
5℃で保管したものと比較し たO O(増粘なし) ×(ゲル化又は著しい増粘)。
(以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)、(A)成分: 油長30〜80%の油変性アルキッド50〜90重量% (B)成分: 1分子中にn個の非フェノール性水酸基を保有する多価
    アルコールに、該アルコール1モル当たりmモルのエチ
    レンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドを付加
    させて得られるポリエーテルポリオールと、アクリル酸
    及び/又はメタクリル酸とをエステル化反応させて得ら
    れる(メタ)アクリロイルオキシ基1個当たりの平均分
    子量が500以下で、(A)成分を溶解し得る20℃で
    液状の(メタ)アクリル酸のポリエーテルポリオールエ
    ステル(但し、nは2〜6の整数であり;mは1≦m/
    n≦6を満たす数である。) 50〜10重量% (C)成分: 1分子中に平均3個以上のアクリロイルオキシ基及び/
    又はメタクリロイルオキシ基を有し、かつ(メタ)アク
    リロイル基1個当たりの平均分子量が300以下である
    (B)成分以外の(メタ)アクリル酸エステル0〜20
    重量% (D)成分: (A)成分、(B)成分および(C)成分の合計100
    重量部につき、金属量で0〜0.01部のコバルトおよ
    び/またはマンガンドライヤー 上記(A)、(B)、(C)および(D)成分が上記割
    合で配合されてなる熱硬化性被覆用樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03215310A (ja) * 1990-01-19 1991-09-20 Osaka Titanium Co Ltd 多結晶シリコンの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03215310A (ja) * 1990-01-19 1991-09-20 Osaka Titanium Co Ltd 多結晶シリコンの製造方法
JPH0694367B2 (ja) * 1990-01-19 1994-11-24 大阪チタニウム製造株式会社 多結晶シリコンの製造方法

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