JPS6335869B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6335869B2 JPS6335869B2 JP7459084A JP7459084A JPS6335869B2 JP S6335869 B2 JPS6335869 B2 JP S6335869B2 JP 7459084 A JP7459084 A JP 7459084A JP 7459084 A JP7459084 A JP 7459084A JP S6335869 B2 JPS6335869 B2 JP S6335869B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- automatic transmission
- control
- engine
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 38
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 23
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 11
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 11
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 11
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 15
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 8
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 8
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000003112 inhibitor Substances 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 2
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 2
- 238000012888 cubic function Methods 0.000 description 1
- 230000009849 deactivation Effects 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012887 quadratic function Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 230000003313 weakening effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/20—Preventing gear creeping ; Transmission control during standstill, e.g. hill hold control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H2045/005—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches comprising a clutch between fluid gearing and the mechanical gearing unit
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(1) 技術分野
本発明は車両用変速機として有用な自動変速機
のクリープ防止装置に関するものである。
のクリープ防止装置に関するものである。
(2) 従来技術
自動変速機は通常、エンジンからの動力をトル
クコンバータ等の流体継手を介して入力されるク
ラツチを具え、走行レンジで該クラツチを作動さ
せてエンジン動力をアウトプツトシヤフトに伝達
可能に構成される。
クコンバータ等の流体継手を介して入力されるク
ラツチを具え、走行レンジで該クラツチを作動さ
せてエンジン動力をアウトプツトシヤフトに伝達
可能に構成される。
しかして、走行レンジでは上記クラツチの作動
により自動変速機が動力伝達可能な状態にされて
いるため、アクセルペダルを釈放したエンジンの
アイドリング運転中でも流体継手の引摺りにより
エンジン動力の一部がアウトプツトシヤフトに伝
達されるクリープ現象を生じ、車両が微速走行す
る。そこで、車両を停止状態にするためにブレー
キを作動させておくが、この間クリープ分の負荷
がエンジンにかかり、エンジンがアイドル振動を
発生したり、エンジンの燃費が悪化するのを避け
られない。
により自動変速機が動力伝達可能な状態にされて
いるため、アクセルペダルを釈放したエンジンの
アイドリング運転中でも流体継手の引摺りにより
エンジン動力の一部がアウトプツトシヤフトに伝
達されるクリープ現象を生じ、車両が微速走行す
る。そこで、車両を停止状態にするためにブレー
キを作動させておくが、この間クリープ分の負荷
がエンジンにかかり、エンジンがアイドル振動を
発生したり、エンジンの燃費が悪化するのを避け
られない。
この問題解決のため従来特開昭58−128552号公
報に示されているように、走行レンジでも停止中
は上記クラツチを非作動にしてクリープを防止す
る技術が提案された。しかし、このクリープ防止
装置では、発進時クラツチが非作動から作動状態
になるのにロススロークによる作動遅れを生じ、
この間にエンジンが空吹けしてその回転イナーシ
ヤ分の発進シヨツクを生ずる。
報に示されているように、走行レンジでも停止中
は上記クラツチを非作動にしてクリープを防止す
る技術が提案された。しかし、このクリープ防止
装置では、発進時クラツチが非作動から作動状態
になるのにロススロークによる作動遅れを生じ、
この間にエンジンが空吹けしてその回転イナーシ
ヤ分の発進シヨツクを生ずる。
(3) 発明の目的
本発明はクリープ防止をクラツチの非作動によ
るのではなく、その滑り結合により行なうように
して上記発進シヨツクの問題を解決することを目
的とする。
るのではなく、その滑り結合により行なうように
して上記発進シヨツクの問題を解決することを目
的とする。
(4) 発明の構成
この目的のため本発明クリープ防止装置は第1
図にその概念を示す如く前記自動変速機におい
て、前記エンジンのアイドリング運転を検出する
アイドル検出手段と、前記走行レンジを検出する
走行レンジ検出手段と、前記流体継手の入出力回
転数差を検出する回転数差検出手段と、走行レン
ジでのエンジンアイドリング運転中前記入出力回
転数差がクリープ防止上必要な所定値となるよう
前記クラツチをスリツプ状態にするクラツチ制御
手段とを設けてなることを特徴とする。
図にその概念を示す如く前記自動変速機におい
て、前記エンジンのアイドリング運転を検出する
アイドル検出手段と、前記走行レンジを検出する
走行レンジ検出手段と、前記流体継手の入出力回
転数差を検出する回転数差検出手段と、走行レン
ジでのエンジンアイドリング運転中前記入出力回
転数差がクリープ防止上必要な所定値となるよう
前記クラツチをスリツプ状態にするクラツチ制御
手段とを設けてなることを特徴とする。
(5) 実施例
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
明する。
第2図は本発明クリープ防止装置の一実施例を
示し、図中1はエンジン、2は自動変速機のトル
クコンバータ(流体継手)、3は自動変速機のク
ラツチである。エンジン1からの動力はそのクラ
ンクシヤフト1aを経てトルクコンバータ2に入
力され、トルクコンバータ2はその出力軸2aを
経てエンジン動力をクラツチ3に入力する。クラ
ツチ3はクラツチハウジング3aと、これに駆動
結合したドライブプレート3b及び自動変速機の
アウトプツトシヤフト4に駆動結合したドリブン
プレート3cよりなるクラツチパツクと、クラツ
チピストン3dとで構成し、室3eに油圧を供給
する時クラツチ3は作動状態となつて軸2aに達
しているエンジン動力をアウトプツトシヤフト4
に伝達し、車両を走行させ得るものとする。
示し、図中1はエンジン、2は自動変速機のトル
クコンバータ(流体継手)、3は自動変速機のク
ラツチである。エンジン1からの動力はそのクラ
ンクシヤフト1aを経てトルクコンバータ2に入
力され、トルクコンバータ2はその出力軸2aを
経てエンジン動力をクラツチ3に入力する。クラ
ツチ3はクラツチハウジング3aと、これに駆動
結合したドライブプレート3b及び自動変速機の
アウトプツトシヤフト4に駆動結合したドリブン
プレート3cよりなるクラツチパツクと、クラツ
チピストン3dとで構成し、室3eに油圧を供給
する時クラツチ3は作動状態となつて軸2aに達
しているエンジン動力をアウトプツトシヤフト4
に伝達し、車両を走行させ得るものとする。
室3eには、自動変速機の走行レンジで供給さ
れる元圧(自動変速機のライン圧)PLを制御弁
5により調圧して得られるクラツチ圧PCを供給
し、これによりクラツチ3を作動制御するものと
する。制御弁5はスプール5aを具え、その一端
を室5bに、又他端を室5cに臨ませ、スプール
5aは室3eからの回路6を選択的に脈動減衰オ
リフイス7付の元圧回路8又はドレンポート9に
通じさせるものとする。室5bは脈動減衰オリフ
イス10付の回路11により回路6に接続し、室
5cは入口オリフイス12付の回路13により元
圧回路8に接続すると共にドレンオリフイス14
に通じさせる。
れる元圧(自動変速機のライン圧)PLを制御弁
5により調圧して得られるクラツチ圧PCを供給
し、これによりクラツチ3を作動制御するものと
する。制御弁5はスプール5aを具え、その一端
を室5bに、又他端を室5cに臨ませ、スプール
5aは室3eからの回路6を選択的に脈動減衰オ
リフイス7付の元圧回路8又はドレンポート9に
通じさせるものとする。室5bは脈動減衰オリフ
イス10付の回路11により回路6に接続し、室
5cは入口オリフイス12付の回路13により元
圧回路8に接続すると共にドレンオリフイス14
に通じさせる。
ドレンオリフイス14に電磁弁15を対設し、
この電磁弁は常態でプランジヤ15aを進出させ
てドレンオリフイス14を閉じ、付勢時プランジ
ヤ15aを図示の如く後退させてドレンオリフイ
ス14を開くものとする。電磁弁15は制御用コ
ンピユータ16によりデユーテイ制御し、そのデ
ユーテイ比に応じた制御圧PSを室5c内に発生さ
せる。
この電磁弁は常態でプランジヤ15aを進出させ
てドレンオリフイス14を閉じ、付勢時プランジ
ヤ15aを図示の如く後退させてドレンオリフイ
ス14を開くものとする。電磁弁15は制御用コ
ンピユータ16によりデユーテイ制御し、そのデ
ユーテイ比に応じた制御圧PSを室5c内に発生さ
せる。
制御圧PSは、回路11を経て室5bに達するク
ラツチ圧PCと対向するようスプール5aに作用
し、PS>PCの時スプール5aは図中左行してク
ラツチ圧PCを元圧PLの補充により高め、PS<PC
の時スプール5aは図中右行してクラツチ圧PC
をポート9からのドレンにより低下せしめる。か
くて、制御弁5はクラツチ圧PCを制御圧PSと同
じ値に制御する作用をなし、制御圧PSを変更する
ことによりクラツチ圧PCを変更することができ
る。
ラツチ圧PCと対向するようスプール5aに作用
し、PS>PCの時スプール5aは図中左行してク
ラツチ圧PCを元圧PLの補充により高め、PS<PC
の時スプール5aは図中右行してクラツチ圧PC
をポート9からのドレンにより低下せしめる。か
くて、制御弁5はクラツチ圧PCを制御圧PSと同
じ値に制御する作用をなし、制御圧PSを変更する
ことによりクラツチ圧PCを変更することができ
る。
電磁弁15への通電は制御用コンピユータ16
からの第3図a,bに示すようなパルス幅(オン
時間)中において行なわれるようデユーテイ制御
する。第3図aに示すようにデユーテイ(%)が
小さい時電磁弁15がドレンオリフイス14を開
く時間は短かく、従つて制御圧PSは第4図に示す
ようにデユーテイ(%)の減少につれ上昇し、遂
には元圧PLと同じ値にされる。逆にデユーテイ
(%)が第3図bに示す如く大きい時電磁弁15
がドレンオリフイス14を開く時間は長く、従つ
て制御圧PSは第4図に示すようにデユーテイ
(%)の増大につれ減少し、遂にはオリフイス1
2,14の開口面積差で決まる一定の最低値にさ
れる。ところで、制御弁5が前述したようにクラ
ツチ圧PCを制御圧PSと同じ値にすることから、
クラツチ圧PCもデユーテイ(%)に応じ第4図
のような特性をもつて変化する。
からの第3図a,bに示すようなパルス幅(オン
時間)中において行なわれるようデユーテイ制御
する。第3図aに示すようにデユーテイ(%)が
小さい時電磁弁15がドレンオリフイス14を開
く時間は短かく、従つて制御圧PSは第4図に示す
ようにデユーテイ(%)の減少につれ上昇し、遂
には元圧PLと同じ値にされる。逆にデユーテイ
(%)が第3図bに示す如く大きい時電磁弁15
がドレンオリフイス14を開く時間は長く、従つ
て制御圧PSは第4図に示すようにデユーテイ
(%)の増大につれ減少し、遂にはオリフイス1
2,14の開口面積差で決まる一定の最低値にさ
れる。ところで、制御弁5が前述したようにクラ
ツチ圧PCを制御圧PSと同じ値にすることから、
クラツチ圧PCもデユーテイ(%)に応じ第4図
のような特性をもつて変化する。
制御用コンピユータ16は電源+Vにより作動
され、トルクコンバータ入力回転数センサ17か
らの信号Sir、トルクコンバータ出力回転数セン
サ18からの信号Str、変速機出力回転数センサ
19からの信号Sが、温度センサ20からの自動
変速機作動油温(エンジン1の油温でもよい)に
関する信号ST、スロツトル開度が全閉時ONとな
るアイドルスイツチ21からのエンジンアイドリ
ング運転に関した信号Sid、インヒビタスイツチ
22からの自動変速機選択レンジに関する信号
Sio及びスロツトル開度センサ23からのエンジ
ンスロツトル開度に関する信号を夫々に受けて、
これら入力情報の演算結果に基づき電磁弁15を
デユーテイ制御する。
され、トルクコンバータ入力回転数センサ17か
らの信号Sir、トルクコンバータ出力回転数セン
サ18からの信号Str、変速機出力回転数センサ
19からの信号Sが、温度センサ20からの自動
変速機作動油温(エンジン1の油温でもよい)に
関する信号ST、スロツトル開度が全閉時ONとな
るアイドルスイツチ21からのエンジンアイドリ
ング運転に関した信号Sid、インヒビタスイツチ
22からの自動変速機選択レンジに関する信号
Sio及びスロツトル開度センサ23からのエンジ
ンスロツトル開度に関する信号を夫々に受けて、
これら入力情報の演算結果に基づき電磁弁15を
デユーテイ制御する。
この目的のため制御用コンピユータ16は例え
ば第5図に示すように、ランダムアクセスメモリ
(RAM)を含むマイクロプロセツサユニツト
(MPU)24と、読取専用メモリ(ROM)25
と、入出力インターフエース回路I/O26と、
アナログ−デジタル変換器A/D27と、波形整
形回路28と、増幅器29とよりなるマイクロコ
ンピユータで構成し、第6図乃至第8図の制御プ
ログラムを実行するものとする。
ば第5図に示すように、ランダムアクセスメモリ
(RAM)を含むマイクロプロセツサユニツト
(MPU)24と、読取専用メモリ(ROM)25
と、入出力インターフエース回路I/O26と、
アナログ−デジタル変換器A/D27と、波形整
形回路28と、増幅器29とよりなるマイクロコ
ンピユータで構成し、第6図乃至第8図の制御プ
ログラムを実行するものとする。
第6図はメインルーチンを示し、そのステツプ
30でエンジン1のイグニツシヨンスイツチが投入
されると、コンピユータ16は作動を開始する。
先ずステツプ31においてMPU24及びI/O2
6の初期値設定(イニシヤライズ)が行なわれ、
次のステツプ32で、信号STHをA/D変換器27
によりデジタル信号に変換した後(但し本例では
スロツトル全閉から全開迄の間を8分割してデジ
タル信号を量子化しているものとする)I/O2
6を経て読込み、エンジンスロツトル開度THの
読込みを行なう。また、このステツプ32でアイド
ルスイツチ21からの信号Sidも読み込む。
30でエンジン1のイグニツシヨンスイツチが投入
されると、コンピユータ16は作動を開始する。
先ずステツプ31においてMPU24及びI/O2
6の初期値設定(イニシヤライズ)が行なわれ、
次のステツプ32で、信号STHをA/D変換器27
によりデジタル信号に変換した後(但し本例では
スロツトル全閉から全開迄の間を8分割してデジ
タル信号を量子化しているものとする)I/O2
6を経て読込み、エンジンスロツトル開度THの
読込みを行なう。また、このステツプ32でアイド
ルスイツチ21からの信号Sidも読み込む。
なお、この信号Sidは、スロツトル弁の全閉を
検出するスイツチ21として別個に設けずに、上
述した量子化したスロツトル開度THで代用して
もよいことは勿論である。また、スロツトル開度
が全閉から開くことを検知できる手段であれば、
エンジン吸気管負圧、燃料噴射装置の燃料噴射量
等を用いてもよいことも同様である。
検出するスイツチ21として別個に設けずに、上
述した量子化したスロツトル開度THで代用して
もよいことは勿論である。また、スロツトル開度
が全閉から開くことを検知できる手段であれば、
エンジン吸気管負圧、燃料噴射装置の燃料噴射量
等を用いてもよいことも同様である。
次のステツプ33では、信号STをA/D変換器2
7によりデジタル信号に変換した後I/O26を
経て読込むことにより変速機作動油温Tを読込
む。
7によりデジタル信号に変換した後I/O26を
経て読込むことにより変速機作動油温Tを読込
む。
次で制御はステツプ34に進み、ここで信号Sir
を基に第7図aの割込みルーチンを実行してトル
クコンバータ入力回転数Nirを演算する。信号Sir
を発生する入力回転数センサ17はクランクシヤ
フト1aの回転中第7図bに示すような信号Sir
を出力する正弦波形発生器とし、該信号はその振
幅がスレツシヨールドレベルを越える毎に波形整
形器28をトリガしてこれにより第7図bに示す
矩形波信号Sir′にされる。そしてMPU24は信
号Sir′の立上がり毎に第7図aの割込みルーチン
を開始し、先ずステツプ40で信号Sir′をI/O2
6を経て読込む。次のステツプ41で前回の信号
Sir′の読込みとの時間差から信号周期T1を測定
し、この周期を基に入力回転数Nirを演算するこ
とができる。その後制御はステツプ42に進み、こ
こで第6図のメインルーチンに復帰する。
を基に第7図aの割込みルーチンを実行してトル
クコンバータ入力回転数Nirを演算する。信号Sir
を発生する入力回転数センサ17はクランクシヤ
フト1aの回転中第7図bに示すような信号Sir
を出力する正弦波形発生器とし、該信号はその振
幅がスレツシヨールドレベルを越える毎に波形整
形器28をトリガしてこれにより第7図bに示す
矩形波信号Sir′にされる。そしてMPU24は信
号Sir′の立上がり毎に第7図aの割込みルーチン
を開始し、先ずステツプ40で信号Sir′をI/O2
6を経て読込む。次のステツプ41で前回の信号
Sir′の読込みとの時間差から信号周期T1を測定
し、この周期を基に入力回転数Nirを演算するこ
とができる。その後制御はステツプ42に進み、こ
こで第6図のメインルーチンに復帰する。
第6図中次のステツプ35では、上記入力回転数
Nirをエンジンアイドリング運転中の入力回転数
から例えば2000rpmまでの間で、10等分して量子
化しNirsとする。
Nirをエンジンアイドリング運転中の入力回転数
から例えば2000rpmまでの間で、10等分して量子
化しNirsとする。
次のステツプ36では信号Strを基に、入力回転
数Nirを求めたと同様にしてトルクコンバータ出
力回転数Ntrを演算し、次のステツプ37でも信号
Sprを基に、入力回転数Nirを求めたと同様にして
変速機出力回転数Nprを演算する。
数Nirを求めたと同様にしてトルクコンバータ出
力回転数Ntrを演算し、次のステツプ37でも信号
Sprを基に、入力回転数Nirを求めたと同様にして
変速機出力回転数Nprを演算する。
最後のステツプ38では信号Sioから自動変速機
の選択レンジを読込み、その制御をステツプ32に
戻して上述のループを繰返す。
の選択レンジを読込み、その制御をステツプ32に
戻して上述のループを繰返す。
第8図は電磁弁15をデユーテイ制御するため
割込みルーチンで、この割込ルーチンはステツプ
50において図示せざるタイマからの設定時間隔
ΔTns毎に入力される割込信号で繰返し実行され
る。
割込みルーチンで、この割込ルーチンはステツプ
50において図示せざるタイマからの設定時間隔
ΔTns毎に入力される割込信号で繰返し実行され
る。
先ずステツプ51において、自動変速機の選択レ
ンジが走行Dレンジであるか否かを判別する。D
レンジでなければ中立N又は駐車Pレンジである
からステツプ52において出力デユーテイ(Duty)
を100%にし、次のステツプ53で制御を第6図の
メインルーチンに戻す。出力デユーテイ100%の
場合、制御用コンピユータ16は増幅器29を介
し電磁弁15を付勢し続けてドレンオリフイス1
4を開放状態に保ち、クラツチ圧PCを第4図か
ら明らかなように最低値に保つ。従つてクラツチ
3は非作動状態に保たれ、軸2aからアウトプツ
トシヤフト4への動力伝達を一切行なわず、車両
をN又はPレンジで駐停車させておくことができ
る。
ンジが走行Dレンジであるか否かを判別する。D
レンジでなければ中立N又は駐車Pレンジである
からステツプ52において出力デユーテイ(Duty)
を100%にし、次のステツプ53で制御を第6図の
メインルーチンに戻す。出力デユーテイ100%の
場合、制御用コンピユータ16は増幅器29を介
し電磁弁15を付勢し続けてドレンオリフイス1
4を開放状態に保ち、クラツチ圧PCを第4図か
ら明らかなように最低値に保つ。従つてクラツチ
3は非作動状態に保たれ、軸2aからアウトプツ
トシヤフト4への動力伝達を一切行なわず、車両
をN又はPレンジで駐停車させておくことができ
る。
Dレンジである場合ステツプ51はステツプ54を
選択し、ここで変速機出力回転数Npr(車速)が
設定値Nlin以上か否かを判別する。そうであれ
ば、Dレンジでの通常走行であるから、制御をス
テツプ55に進めた後ステツプ53において第6図の
メインルーチンに復帰する。ステツプ55では出力
デユーテイ(Duty)を0%にするが、これによ
り電磁弁15は一切付勢されず、ドレンオリフイ
ス14を常閉する。かくてクラツチ圧PCは第4
図から明らかなように最高値にされ、クラツチ3
を完全締結状態に保ち、軸2aに伝わるエンジン
動力を全てアウトプツトシヤフト4に伝えて車両
の通常走行を可能にする。
選択し、ここで変速機出力回転数Npr(車速)が
設定値Nlin以上か否かを判別する。そうであれ
ば、Dレンジでの通常走行であるから、制御をス
テツプ55に進めた後ステツプ53において第6図の
メインルーチンに復帰する。ステツプ55では出力
デユーテイ(Duty)を0%にするが、これによ
り電磁弁15は一切付勢されず、ドレンオリフイ
ス14を常閉する。かくてクラツチ圧PCは第4
図から明らかなように最高値にされ、クラツチ3
を完全締結状態に保ち、軸2aに伝わるエンジン
動力を全てアウトプツトシヤフト4に伝えて車両
の通常走行を可能にする。
Npr≧Nlinでなければ、ステツプ54はステツプ
56を選択し、ここで信号Sidからアイドルスイツ
チ21がONか否か、つまりエンジン1がアイド
リング運転中か否かを判別する。そうであればス
テツプ57より開始される本発明のクリープ防止が
以下の如くに実行される。即ちステツプ57ではト
ルクコンバータ入出力回転数差のクリープ防止上
要求される上限値(制御目標値)ΔNrefをROM
25から読込む。ところで、この制御目標値は当
然自動変速機作動油温T及びエンジンアイドリン
グ運転中におけるトルクコンバータ入力回転数
Nirによつて異なるから、油温Tに対応するテー
ブルデータを基に第6図中ステツプ35で量子化し
たトルクコンバータ入力回転数Nirsから制御目標
値ΔNrefをテーブルルツクアツプ方式により読込
む。
56を選択し、ここで信号Sidからアイドルスイツ
チ21がONか否か、つまりエンジン1がアイド
リング運転中か否かを判別する。そうであればス
テツプ57より開始される本発明のクリープ防止が
以下の如くに実行される。即ちステツプ57ではト
ルクコンバータ入出力回転数差のクリープ防止上
要求される上限値(制御目標値)ΔNrefをROM
25から読込む。ところで、この制御目標値は当
然自動変速機作動油温T及びエンジンアイドリン
グ運転中におけるトルクコンバータ入力回転数
Nirによつて異なるから、油温Tに対応するテー
ブルデータを基に第6図中ステツプ35で量子化し
たトルクコンバータ入力回転数Nirsから制御目標
値ΔNrefをテーブルルツクアツプ方式により読込
む。
次のステツプ58ではトルクコンバータ入出力回
転数差ΔNrefをΔNreal−Nir−Ntrにより演算し、
次のステツプ59で目標値ΔNrefに対する実回転差
ΔNrealの偏差ΔN1をΔN1−ΔNreal−ΔNrefの演算
により求める。次で制御はステツプ60に進み、偏
差ΔN1が正か否かを判別する。ΔN1>0であれ
ば、ΔNreal>ΔNrefであるからステツプ61に進ん
で、Duty(NEW)−Duty(OLD)+K1・ΔN1なる
出力デユーテイ増大方向の演算を行ない、ΔN1
>0でなければΔNreal<ΔNrefであるから、ステ
ツプ62に進んで、Duty(NEW)−Duty(OLD)−
K1・ΔN1なる出力デユーテイ減少方向の演算を
行なう。ここでDuty(NEW)は更新すべきデユ
ーテイ、Duty(OLD)は前回のデユーテイ、K1
は制御定数を夫々示す。
転数差ΔNrefをΔNreal−Nir−Ntrにより演算し、
次のステツプ59で目標値ΔNrefに対する実回転差
ΔNrealの偏差ΔN1をΔN1−ΔNreal−ΔNrefの演算
により求める。次で制御はステツプ60に進み、偏
差ΔN1が正か否かを判別する。ΔN1>0であれ
ば、ΔNreal>ΔNrefであるからステツプ61に進ん
で、Duty(NEW)−Duty(OLD)+K1・ΔN1なる
出力デユーテイ増大方向の演算を行ない、ΔN1
>0でなければΔNreal<ΔNrefであるから、ステ
ツプ62に進んで、Duty(NEW)−Duty(OLD)−
K1・ΔN1なる出力デユーテイ減少方向の演算を
行なう。ここでDuty(NEW)は更新すべきデユ
ーテイ、Duty(OLD)は前回のデユーテイ、K1
は制御定数を夫々示す。
従つて、ΔN1>0の時デユーテイの増大によ
り第4図から明らかな如くクラツチ圧PCは低下
してクラツチ3の締結力を弱め、これによりトル
クコンバータ入出力回転数差ΔNrealを低下させて
目標値ΔNrefに近付けることができるし、又ΔN1
>0でない時デユーテイの減少により第4図から
明らかな如くクラツチ圧PCは上昇してクラツチ
3の締結力を強め、これによりトルクコンバータ
入出力回転数ΔNrealを増加させて目標値ΔNrefに
近付けることができる。
り第4図から明らかな如くクラツチ圧PCは低下
してクラツチ3の締結力を弱め、これによりトル
クコンバータ入出力回転数差ΔNrealを低下させて
目標値ΔNrefに近付けることができるし、又ΔN1
>0でない時デユーテイの減少により第4図から
明らかな如くクラツチ圧PCは上昇してクラツチ
3の締結力を強め、これによりトルクコンバータ
入出力回転数ΔNrealを増加させて目標値ΔNrefに
近付けることができる。
ステツプ61又は62から制御はステツプ63に進
み、ここで発進制御開始判定子S1を0にリセツト
する。この判定子は後述の発進制御が開始された
後に1にセツトされるものとする。
み、ここで発進制御開始判定子S1を0にリセツト
する。この判定子は後述の発進制御が開始された
後に1にセツトされるものとする。
その後制御はステツプ64、65を経てステツプ53
に至り、第6図のメインルーチンに戻るが、ステ
ツプ64でDuty(OLD)をDuty(NEW)に置換え、
ステツプ65でDuty(NEW)を出力デユーテイと
することで、この出力デユーテイにより上述の如
くトルクコンバータ入出力回転数差ΔNrealを目標
値ΔNrefに近付けるクリープ防止制御が実行され
る。そして、かかるクリープ防止制御の繰返しに
より、クラツチ3はトルクコンバータ入出力回転
数差ΔNrealがクリープ防止上必要な所定値(制御
目標値)ΔNrefに保たれるよう制御され、自動変
速機のクリープをクラツチ3の滑り結合状態のま
まで防止することができる。
に至り、第6図のメインルーチンに戻るが、ステ
ツプ64でDuty(OLD)をDuty(NEW)に置換え、
ステツプ65でDuty(NEW)を出力デユーテイと
することで、この出力デユーテイにより上述の如
くトルクコンバータ入出力回転数差ΔNrealを目標
値ΔNrefに近付けるクリープ防止制御が実行され
る。そして、かかるクリープ防止制御の繰返しに
より、クラツチ3はトルクコンバータ入出力回転
数差ΔNrealがクリープ防止上必要な所定値(制御
目標値)ΔNrefに保たれるよう制御され、自動変
速機のクリープをクラツチ3の滑り結合状態のま
まで防止することができる。
ところでその後車両の発進を所望して運転者が
アクセルペダルを踏込むと、アイドルスイツチ2
1がOFFになることから、これに対応した信号
Sidを基にステツプ56はステツプ66を選択するよ
うになり、以下の如くに発進制御が実行される。
アクセルペダルを踏込むと、アイドルスイツチ2
1がOFFになることから、これに対応した信号
Sidを基にステツプ56はステツプ66を選択するよ
うになり、以下の如くに発進制御が実行される。
先ずステツプ66では前記の発進制御開始判定子
S1が0か否か、つまり前回クリープ防止制御がな
されていたか否かを判別する。そうであれば制御
はステツプ67に進み、ここで発進開始時に生ずべ
き初回目の目標トルクコンバータ出力回転数Nref
をROM25から読込む。次でステツプ68におい
て、トルクコンバータ出力回転数の目標変化率
dN0/dtをROM25から読込む。この目標変化率は 発進シヨツクを生じないできるだけ大きなものと
し、当然発進時のスロツトル開度によつて異な
り、大スロツトル開度では変化率を大きくし、小
スロツトル開度では変化率を小さくすべきであ
る。従つて、目標変化率dN0/dtの読込みに当つて は、第6図中ステツプ32で読込んだスロツトル開
度THに対応する目標変化率を読込む。
S1が0か否か、つまり前回クリープ防止制御がな
されていたか否かを判別する。そうであれば制御
はステツプ67に進み、ここで発進開始時に生ずべ
き初回目の目標トルクコンバータ出力回転数Nref
をROM25から読込む。次でステツプ68におい
て、トルクコンバータ出力回転数の目標変化率
dN0/dtをROM25から読込む。この目標変化率は 発進シヨツクを生じないできるだけ大きなものと
し、当然発進時のスロツトル開度によつて異な
り、大スロツトル開度では変化率を大きくし、小
スロツトル開度では変化率を小さくすべきであ
る。従つて、目標変化率dN0/dtの読込みに当つて は、第6図中ステツプ32で読込んだスロツトル開
度THに対応する目標変化率を読込む。
次で、ステツプ69において発進制御が開始され
たことを示す判定子S1を1にセツトする。従つて
以後はステツプ66がステツプ70を選択するように
なり、このステツプでは、2回目以後の目標トル
クコンバータ出力回転数Nref(NEW)を次式によ
り演算する。
たことを示す判定子S1を1にセツトする。従つて
以後はステツプ66がステツプ70を選択するように
なり、このステツプでは、2回目以後の目標トル
クコンバータ出力回転数Nref(NEW)を次式によ
り演算する。
Nref(NEW)=Nref(OLD)
−ΔTors・(dN0/dt)
ここでNref(NEW)は今回更新すべき目標トル
クコンバータ出力回転数、Nref(OLD)は前回
(前回が1回目ならNref)の目標トルクコンバー
タ出力回転数、ΔTnsは第8図の割込みルーチン
が実行される時間隔を夫々示す。かくて、目標ト
ルクコンバータ出力回転数はNrefからΔTns毎に
ΔTns・(dN0/dt)回転づつ減少してゆくことにな り、目標変化率dN0/dtが保たれる。なお、目標変 化率dN0/dtをこの例では上述の如くステツプ68で スロツトル開度THに応じ設定したが、ΔTns・
(dN0/dt)の項に代えてΔTnsの2次関数、又は3 次関数とすることで、目標回転数の時間変化工合
を変更することができること勿論である。
クコンバータ出力回転数、Nref(OLD)は前回
(前回が1回目ならNref)の目標トルクコンバー
タ出力回転数、ΔTnsは第8図の割込みルーチン
が実行される時間隔を夫々示す。かくて、目標ト
ルクコンバータ出力回転数はNrefからΔTns毎に
ΔTns・(dN0/dt)回転づつ減少してゆくことにな り、目標変化率dN0/dtが保たれる。なお、目標変 化率dN0/dtをこの例では上述の如くステツプ68で スロツトル開度THに応じ設定したが、ΔTns・
(dN0/dt)の項に代えてΔTnsの2次関数、又は3 次関数とすることで、目標回転数の時間変化工合
を変更することができること勿論である。
ステツプ71では、ステツプ67(初回)又は70(2
回目以後)において求めた目標値Nrefに対するト
ルクコンバータ出力回転数Ntrの偏差ΔN2をΔN2
=Ntr−Nrefにより演算し、その結果が正である
か否かを次のステツプ72で判別する。ΔN2>0
であれば、Ntr>Nrefであることから、ステツプ
73においてDuty(NEW)=Duty(OLD)−K2・
ΔN2なる出力デユーテイ減少方向の演算を行な
い、ΔN2>0でなければ、Ntr<Nrefであること
からステツプ74においてDuty(NEW)=Duty
(OLD)+K2・ΔN2なる出力デユーテイ増大方向
の演算を行なう。なおK2は制御定数である。
回目以後)において求めた目標値Nrefに対するト
ルクコンバータ出力回転数Ntrの偏差ΔN2をΔN2
=Ntr−Nrefにより演算し、その結果が正である
か否かを次のステツプ72で判別する。ΔN2>0
であれば、Ntr>Nrefであることから、ステツプ
73においてDuty(NEW)=Duty(OLD)−K2・
ΔN2なる出力デユーテイ減少方向の演算を行な
い、ΔN2>0でなければ、Ntr<Nrefであること
からステツプ74においてDuty(NEW)=Duty
(OLD)+K2・ΔN2なる出力デユーテイ増大方向
の演算を行なう。なおK2は制御定数である。
従つて、ΔN2>0の時デユーテイの減少によ
り第4図から明らかな如くクラツチ圧PCは上昇
してクラツチ3の締結力を強め、これによりトル
クコンバータ出力回転数Ntrを低下させて目標値
Nrefに近付けることができるし、又ΔN2>0でな
い時デユーテイの増大により第4図から明らかな
如くクラツチ圧PCは低下してクラツチ3の締結
力を弱め、これによりトルクコンバータ出力回転
数Ntrを上昇させて目標値Nrefに近付けることが
できる。
り第4図から明らかな如くクラツチ圧PCは上昇
してクラツチ3の締結力を強め、これによりトル
クコンバータ出力回転数Ntrを低下させて目標値
Nrefに近付けることができるし、又ΔN2>0でな
い時デユーテイの増大により第4図から明らかな
如くクラツチ圧PCは低下してクラツチ3の締結
力を弱め、これによりトルクコンバータ出力回転
数Ntrを上昇させて目標値Nrefに近付けることが
できる。
この制御はステツプ73又は74からステツプ64、
65への移行により遂行され、かかる発進制御の繰
返しによりトルクコンバータ出力回転数Ntrは目
標変化率dN0/dtに沿つて変化(低下)され、発進 シヨツクを生ずることなく滑らかに、それでいて
不必要なクラツチ3の滑りを生ずることなく速や
かに車両を発進させることができる。
65への移行により遂行され、かかる発進制御の繰
返しによりトルクコンバータ出力回転数Ntrは目
標変化率dN0/dtに沿つて変化(低下)され、発進 シヨツクを生ずることなく滑らかに、それでいて
不必要なクラツチ3の滑りを生ずることなく速や
かに車両を発進させることができる。
又、前記クリープ防止はクラツチ3が滑り結合
状態のままで達成されているため、当該発進に際
し、クラツチ3が完全締結状態に移行する時ロス
ストロークを持たず、このクラツチ結合が時間遅
れを生ぜず、エンジンが空吹けしてその回転イナ
ーシヤにより発進シヨツクを生ずることもない。
状態のままで達成されているため、当該発進に際
し、クラツチ3が完全締結状態に移行する時ロス
ストロークを持たず、このクラツチ結合が時間遅
れを生ぜず、エンジンが空吹けしてその回転イナ
ーシヤにより発進シヨツクを生ずることもない。
以上の作用を第10図の動作タイムチヤートに
より要約説明する。今自動変速機の選択レンジを
瞬時t1においてNレンジからDレンジに切換え、
その後瞬時t2においてアクセルペダルの踏込みに
より発進を開始し、この踏込みによりトルクコン
バータ入力回転数Nir及び変速機出力回転数Nprが
夫々図の如く上昇する場合を想定すると、瞬時t1
〜t2間の停車中トルクコンバータ入出力回転数差
Nir−Ntrはクラツチ3の滑り結合制御により所定
値ΔNrefに保たれ、自動変速機のクリープを防止
することができる。又発進開始瞬時t2以後トルク
コンバータ出力回転数Ntrは変速機出力回転数Npr
と一致するまでの間クラツチ3の締結制御により
目標変化率dN0/dtに沿つて変化し、発進シヨツク を防止することができる。更に、この発進に先立
つクリープ防止制御中クラツチ3をすべり結合状
態にしているから、発進時クラツチ3を締結開始
する際、これを時間遅れなしに行なうことがで
き、エンジンの空吹けによる発進シヨツクの発生
を防止し得る。
より要約説明する。今自動変速機の選択レンジを
瞬時t1においてNレンジからDレンジに切換え、
その後瞬時t2においてアクセルペダルの踏込みに
より発進を開始し、この踏込みによりトルクコン
バータ入力回転数Nir及び変速機出力回転数Nprが
夫々図の如く上昇する場合を想定すると、瞬時t1
〜t2間の停車中トルクコンバータ入出力回転数差
Nir−Ntrはクラツチ3の滑り結合制御により所定
値ΔNrefに保たれ、自動変速機のクリープを防止
することができる。又発進開始瞬時t2以後トルク
コンバータ出力回転数Ntrは変速機出力回転数Npr
と一致するまでの間クラツチ3の締結制御により
目標変化率dN0/dtに沿つて変化し、発進シヨツク を防止することができる。更に、この発進に先立
つクリープ防止制御中クラツチ3をすべり結合状
態にしているから、発進時クラツチ3を締結開始
する際、これを時間遅れなしに行なうことがで
き、エンジンの空吹けによる発進シヨツクの発生
を防止し得る。
なお上述の例では、ステツプ57において読込む
トルクコンバータ入出力回転数差の制御目標値
ΔNrefを油温T及びトルクコンバータ入力回転数
Nirのみに応じて変更する値としたが、自動変速
機がN又はPレンジの時もトルクコンバータは第
10図にΔN′で示すような僅かな引摺りを生じこ
の引摺りΔN′が温度(作動油の粘性)や製作誤差
によつて個々にばらつくことから、当該引摺りに
応じた補正も目標値ΔNrefに対し加えるのが、ク
リープ防止制御を一層正確にする上で好ましい。
トルクコンバータ入出力回転数差の制御目標値
ΔNrefを油温T及びトルクコンバータ入力回転数
Nirのみに応じて変更する値としたが、自動変速
機がN又はPレンジの時もトルクコンバータは第
10図にΔN′で示すような僅かな引摺りを生じこ
の引摺りΔN′が温度(作動油の粘性)や製作誤差
によつて個々にばらつくことから、当該引摺りに
応じた補正も目標値ΔNrefに対し加えるのが、ク
リープ防止制御を一層正確にする上で好ましい。
第9図はかかる補正を行なうようにした制御プ
ログラムの要部を示し、本例ではステツプ51、52
間にステツプ75を追加し、ステツプ57、58間にス
テツプ76、77を追加し、ステツプ59における演算
式をΔN1−ΔNreal−ΔNref′と変更する。
ログラムの要部を示し、本例ではステツプ51、52
間にステツプ75を追加し、ステツプ57、58間にス
テツプ76、77を追加し、ステツプ59における演算
式をΔN1−ΔNreal−ΔNref′と変更する。
ステツプ51でDレンジでないと判別した場合、
つまりN又はPレンジである場合、ステツプ75に
おいて自動変速機の当該レンジにおける(ニユー
トラル時の)トルクコンバータ入出力回転数差
ΔN′をΔN′=Nir−Ntrの演算により求める。そし
て、ステツプ76で当該回転数差ΔN′に対応する補
正量αをROM25から読込み、次のステツプ77
においてステツプ57で求めた制御目標値ΔNrefに
補正量αを加算することにより補正した制御目標
値ΔNref′を求め、ステツプ59ではこれを制御目
標値として用いる。
つまりN又はPレンジである場合、ステツプ75に
おいて自動変速機の当該レンジにおける(ニユー
トラル時の)トルクコンバータ入出力回転数差
ΔN′をΔN′=Nir−Ntrの演算により求める。そし
て、ステツプ76で当該回転数差ΔN′に対応する補
正量αをROM25から読込み、次のステツプ77
においてステツプ57で求めた制御目標値ΔNrefに
補正量αを加算することにより補正した制御目標
値ΔNref′を求め、ステツプ59ではこれを制御目
標値として用いる。
本例ではかかる制御目標値の補正により、これ
がクリープ防止上必要なトルクコンバータ入出力
回転数差に一層正確に対応するものとなり、前記
のクリープ防止を一層確実に達成することができ
る。
がクリープ防止上必要なトルクコンバータ入出力
回転数差に一層正確に対応するものとなり、前記
のクリープ防止を一層確実に達成することができ
る。
(6) 発明の効果
かくして本発明装置は上述の如く、走行Dレン
ジでのエンジンアイドリング運転中トルクコンバ
ータ入出力回転数差がクリープ防止上必要な所定
値となるようクラツチ3を滑り結合状態にしてク
リープを防止する構成にしたから、発進時クラツ
チ3を締結する際、これがロスストロークを持た
ず、時間遅れなしに速やかに締結開始され、従つ
てこの間にエンジンが空吹けすることがなく、空
吹けによる発進シヨツクの発生を防止することが
できる。又、クラツチ3の上記滑り結合制御を、
クリープトルクと相関関係にあるトルクコンバー
タ入出力回転数差に応じて実行するから、自動変
速機の個体差や経時変化があつても上記の作用効
果を確実に達成することができる。
ジでのエンジンアイドリング運転中トルクコンバ
ータ入出力回転数差がクリープ防止上必要な所定
値となるようクラツチ3を滑り結合状態にしてク
リープを防止する構成にしたから、発進時クラツ
チ3を締結する際、これがロスストロークを持た
ず、時間遅れなしに速やかに締結開始され、従つ
てこの間にエンジンが空吹けすることがなく、空
吹けによる発進シヨツクの発生を防止することが
できる。又、クラツチ3の上記滑り結合制御を、
クリープトルクと相関関係にあるトルクコンバー
タ入出力回転数差に応じて実行するから、自動変
速機の個体差や経時変化があつても上記の作用効
果を確実に達成することができる。
第1図は本発明クリープ防止装置の概念図、第
2図は本発明装置の一実施例を示すシステム図、
第3図a,bは同装置の制御用コンピユータが出
力するデユーテイの変化状況を示すタイムチヤー
ト、第4図は同出力デユーテイに対する制御圧及
びクラツチ圧の変化特性図、第5図は制御用コン
ピユータのブロツク線図、第6図、第7図a及び
第8図は同コンピユータの制御プログラムを示す
フローチヤート、第7図bはトルクコンバータ入
力回転数信号の波形説明図、第9図は制御用コン
ピユータが実行する制御プログラムの他の例を示
す要部フローチヤート、第10図は本発明装置に
よるトルクコンバータ入出力回転数の変化工合を
自動変速機出力回転数と共に示す動作タイムチヤ
ートである。 1……エンジン、2……トルクコンバータ(流
体継手)、3……クラツチ、4……アウトプツト
シヤフト、5……制御弁、15……電磁弁、16
……制御用コンピユータ、17……トルクコンバ
ータ入力回転数センサ、18……トルクコンバー
タ出力回転数センサ、19……変速機出力回転数
センサ、20……温度センサ、21……アイドル
スイツチ、22……インヒビタスイツチ、23…
…スロツトル開度センサ、24……マイクロプロ
セツサユニツト、25……読取専用メモリ、26
……入出力インターフエース回路、27……A/
D変換器、28……波形整形回路、29……増幅
器。
2図は本発明装置の一実施例を示すシステム図、
第3図a,bは同装置の制御用コンピユータが出
力するデユーテイの変化状況を示すタイムチヤー
ト、第4図は同出力デユーテイに対する制御圧及
びクラツチ圧の変化特性図、第5図は制御用コン
ピユータのブロツク線図、第6図、第7図a及び
第8図は同コンピユータの制御プログラムを示す
フローチヤート、第7図bはトルクコンバータ入
力回転数信号の波形説明図、第9図は制御用コン
ピユータが実行する制御プログラムの他の例を示
す要部フローチヤート、第10図は本発明装置に
よるトルクコンバータ入出力回転数の変化工合を
自動変速機出力回転数と共に示す動作タイムチヤ
ートである。 1……エンジン、2……トルクコンバータ(流
体継手)、3……クラツチ、4……アウトプツト
シヤフト、5……制御弁、15……電磁弁、16
……制御用コンピユータ、17……トルクコンバ
ータ入力回転数センサ、18……トルクコンバー
タ出力回転数センサ、19……変速機出力回転数
センサ、20……温度センサ、21……アイドル
スイツチ、22……インヒビタスイツチ、23…
…スロツトル開度センサ、24……マイクロプロ
セツサユニツト、25……読取専用メモリ、26
……入出力インターフエース回路、27……A/
D変換器、28……波形整形回路、29……増幅
器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エンジンからの動力を流体継手を介して入力
されるクラツチを具え、走行レンジで該クラツチ
を作動させてエンジン動力をアウトプツトシヤフ
トに伝達可能な自動変速機において、前記エンジ
ンのアイドリング運転を検出するアイドル検出手
段と、前記走行レンジを検出する走行レンジ検出
手段と、前記流体継手の入出力回転数差を検出す
る回転数差検出手段と、走行レンジでのエンジン
アイドリング運転中前記入出力回転数差がクリー
プ防止上必要な所定値となるよう前記クラツチを
スリツプ状態にするクラツチ制御手段とを設けて
なることを特徴とする自動変速機のクリープ防止
装置。 2 前記所定値を流体継手の入力回転数に応じて
変化させる特許請求の範囲第1項記載の自動変速
機のクリープ防止装置。 3 前記所定値をエンジン又は自動変速機の油温
に応じて変化させる特許請求の範囲第1項記載の
自動変速機のクリープ防止装置。 4 前記所定値を、自動変速機の動力伝達不能な
中立状態における流体継手の入出力回転数差に応
じた設定値だけ嵩上げする特許請求の範囲第1項
乃至第3項のいずれかに記載の自動変速機のクリ
ープ防止装置。 5 前記クラツチ制御手段は、前記アウトプツト
シヤフトの回転数が所定値以下の時のみ前記クラ
ツチの作動制御を実行するものである特許請求の
範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の自動変
速機のクリープ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7459084A JPS60220260A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 自動変速機のクリ−プ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7459084A JPS60220260A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 自動変速機のクリ−プ防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60220260A JPS60220260A (ja) | 1985-11-02 |
JPS6335869B2 true JPS6335869B2 (ja) | 1988-07-18 |
Family
ID=13551526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7459084A Granted JPS60220260A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 自動変速機のクリ−プ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60220260A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5046178A (en) * | 1990-01-11 | 1991-09-03 | General Motors Corporation | Control method for automatic transmission garage shifts |
JP2828613B2 (ja) * | 1995-05-12 | 1998-11-25 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
JP3301296B2 (ja) * | 1995-12-28 | 2002-07-15 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
JP3430281B2 (ja) * | 1996-07-03 | 2003-07-28 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機のクリープ防止装置 |
JP3129207B2 (ja) * | 1996-09-30 | 2001-01-29 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
JP2000205392A (ja) | 1999-01-13 | 2000-07-25 | Suzuki Motor Corp | ニュ―トラル制御方法及びニュ―トラル制御装置 |
JP5131441B2 (ja) * | 2007-08-31 | 2013-01-30 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法 |
-
1984
- 1984-04-13 JP JP7459084A patent/JPS60220260A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60220260A (ja) | 1985-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3430272B2 (ja) | 自動変速機のロックアップ制御装置 | |
EP0076433A2 (en) | Fuel cut-off control system in fuel injection internal combustion engine with automatic power transmission | |
JPH0327791B2 (ja) | ||
KR20060045461A (ko) | 자동화된 변속기의 클러치의 클러치 토크 제어 방법 및 이방법의 실행 장치 | |
US5201250A (en) | Fuel cut-off inhibit for a power-off upshift | |
JPH0446224A (ja) | クラッチ操作制御用データの補正方法 | |
JPS6335869B2 (ja) | ||
US6471620B2 (en) | Control method for automatic transmission | |
US6743150B2 (en) | Lock-up control device for torque converter of automatic transmission | |
EP2176535B1 (en) | Control device and control method for vehicle | |
US6876918B2 (en) | Method and apparatus for estimating engine torque | |
JPH0475418B2 (ja) | ||
JPH0475420B2 (ja) | ||
JPS63254256A (ja) | 自動変速機塔載車の変速ショック軽減装置 | |
JP2001214771A (ja) | 内燃機関のスロットル制御装置 | |
US6450920B1 (en) | Method of controlling upshift for an automatic transmission | |
JPH09207628A (ja) | 無段変速機付き車両の制御装置 | |
US6202015B1 (en) | Hydraulic control system of automatic transmission | |
KR20010023469A (ko) | 자동변속기의 제어방법 | |
JPH0450213B2 (ja) | ||
JP3327154B2 (ja) | 自動変速機のクリープ防止装置 | |
JP3324255B2 (ja) | 自動変速機の変速ショック軽減装置 | |
JPH0425168B2 (ja) | ||
JP3203439B2 (ja) | 自動変速機のトルクダウン制御装置 | |
JPH09125998A (ja) | 変速ショック低減装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |