JPS6335842Y2 - - Google Patents

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JPS6335842Y2
JPS6335842Y2 JP10498183U JP10498183U JPS6335842Y2 JP S6335842 Y2 JPS6335842 Y2 JP S6335842Y2 JP 10498183 U JP10498183 U JP 10498183U JP 10498183 U JP10498183 U JP 10498183U JP S6335842 Y2 JPS6335842 Y2 JP S6335842Y2
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JP
Japan
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blower
temperature
outside air
signal
vehicle
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JP10498183U
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JPS6011811U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用空気調和装置、特に窓ガラス内
面の曇りを除去するための送風機の制御に関する
ものである。
一般に外気温度が低くなると車室内温度と外気
温度の差が大きくなるので窓ガラス内面に曇りが
発生し或いは車室内の空気の湿度が高い時はもち
ろん湿度が相体的に低くてもガラス温度が低けれ
ば曇りが発生してしまい、運転の妨げとなつてし
まう。
従来、特開昭56−60715号に示すものが公知で
あるが、これは所定以下の外気温度に対し、送風
量を一定値増加しているのみであるため外気温度
が低下すると曇りが晴れにくく、また、送風機の
制御に具体性を欠く。そこで、第1図に示すよう
な車両用空気調和装置が考えられる。同図におい
て1は制御装置であり、温度設定器2の設定温度
TD、外気温度センサ3により検出される外気温
度ta、内気温度センサ4により検出される車室内
温度trを演算、具体的にはTD−(tr+ta)を演算
することにより総合信号Tを出力する演算部5
と、上記総合信号Tの大きさに基づいて送風機6
を制御する送風機制御部7、コンプレツサ制御部
8、内外気切換ドア制御部9、モード切換ドア制
御部10、エアミツクスドア制御部11から構成
される。20はコンプレツサ、21,22,23
は、内外気切換ドア24、モード切換ドア25、
エアミツクスドア26のアクチユエータである。
12は回転数設定部であり、回転数設定信号Pを
出力して送風機6の回転数を制御するもので、曇
り検出センサ14が曇りを検出したときにこの制
御を行う。送風機制御部7からの制御信号mと回
転数設定信号Pとは選択部13により選択されて
送風機6に供給される。選択部13は通常は制御
信号mを選択し、曇り発生時回転数設定信号Pを
選択する。
このような構成の車両用空気調和装置の動作に
ついて第2図に示すフローチヤートを用いて説明
する。曇り検出センサ14によつて曇りが検出さ
れると、制御装置1は外気温度が高いか低いかを
判定し、夏場等において外気温度が高いときは車
両用空気調和機をクーラモードとして働かせる。
すなわちコンプレツサ制御部8がコンプレツサを
オンし、内外気切換ドア制御部9が外気を1/3程
度導入し、モード切換ドア制御部10がモード切
換ドアのモードを顔部吹出しモードとし、エアミ
ツクスドア制御部11がエアミツクスドアを冷風
吹出し開度とする。送風機制御部7は送風機6を
第3図に示す特性Fに従つて制御する。すなわち
外気温度の上昇に伴い総合信号Tが次第に減少す
るに従つて送風機6の回転数を増速する。これに
よつて送風機6は低速回転レベルLOWから曲線
F1に従つて増速し、高速回転レベルHIGHまで
増速される。なお、外気温度が冬場において低く
なるようなときは総合信号Tが増加するので送風
機6は低速回転レベルLOWからの曲線F2に従
つて増速し、高速回転レベルHIGHまで増速する
ことになる。
一方、冬場等外気温度が低い場合には、車室内
温度を高めるべきヒータモードであり、この時は
内外気切換ドアが外気導入モード、モード切換ド
アが足元及びデフロスト吹出しモードとされ、エ
アミツクスドアが総合信号Tの大きさに相当する
開度とされ、また、コンプレツサが停止される。
また、送風機制御部7は第3図特性Fの曲線F2
に基づき送風機6を制御する。ここで、曇りが発
生すると、回転数設定部12が送風機7に優先し
て働き、送風機6の特性Fに基づく現時点(曇り
発生時点)の回転数を検出し、送風機の回転数が
中速回転レベルMEDより下であれば送風機の回
転数を中速(MED)とし、中速回転レベルMED
以上の時は高速(HIGH)に切換える。例えば送
風機6の回転数が第3図に示すように低速回転レ
ベルLOWに近いレベルB1で回転している場合、
送風機6の回転数をM1だけ引き上げて中速回転
レベルMEDに設定し、また、中速回転レベル
MEDに近いレベルB2の時は回転数をM2だけ
引き上げて中速回転レベルMEDに設定する。
しかしながら、このような制御によれば送風機
6が低速回転レベルLOWに近いレベルB1で回
転している時はM1だけ回転数が引き上げられ、
その増速量が大きく、曇りを晴らすデミスト能力
が大きいのであるが、中速回転レベルMEDに近
いレベルB2で回転している時には、その増速量
がM2と極めて小さいのでデミスト能力が小さ
く、このとき曇りが発生していると、曇りを迅速
に晴らすことができない。trはやや上昇している
が、外気温度より低いときは曇りが発生する。第
4図はこのことを説明するための特性図であり、
同図から明らかなように送風機の回転数の目標値
すなわち曇り発生時点の回転数が低速レベルから
中速回転レベルMEDに近づくに従つてデミスト
能力が低下し、また、上記同様高速回転レベル
HIGHに近づくに従つてデミスト能力が低下して
しまう。
従つて、本考案の目的は外気温度に関連して送
風機の回転速度を制御するようにして上記欠点を
除去するものであり、以下実施例を用いて詳細に
説明する。
第5図は本考案による車両用空気調和装置の一
実施例を示すブロツク図であり、第1図と同じも
のは同一符号を用いている。
この場合、演算部5により得られる総合信号T
は加算器30を介して送風機制御部7に供給さ
れ、上記加算器30には外気温度センサ4により
検出される外気温度taの大きさを関数とする補正
信号Xが供給される。補正信号Xは演算部31に
より次式によつて演算することにより得られる。
X=α・ta+C (但しαはXの増加の傾きを表す定数、Cは定
数) すなわち補正信号Xは第6図に示すような特性
に従つて変化するもので、外気温度taが低くなれ
ばなるほどその値が大きくなる。上記演算部31
は曇り検出センサ14により曇りが検出され制御
装置1によつて曇り発生と判定されたときに動作
して補正信号Xを加算器30に供給する。
以上の構成の車両用空気調和装置の動作につき
第7図のフローチヤートを用いて説明する。まず
冬場等外気温度が低く車室内温度を高くすべきヒ
ータモードのときにおいて、通常は第3図特性F
にもとづいて送風機が制御される。ここで、窓ガ
ラス内面に曇りが発生した場合、外気温度を関数
とする補正信号Xが加算器30に供給され、これ
が総合信号Tに加算されるので、送風機6は第3
図の特性Lに示すように補正信号Xの値だけ増速
される。この場合、増速量は外気温度が低ければ
低いほど大きくなる。外気温度が低ければ低いほ
ど曇りの発生割合が大きくなるので、それに見合
つた量だけ送風機の回転数が増速され、曇りを迅
速に晴らすことができる。すなわち曇りの発生割
合が大きい場合、デミスト能力がそれに応じて大
きく設定される。従つて第1図に示すものにあつ
ては曇りの発生割合とは無関係に送風機の回転数
が所定の回転数に設定されるので、曇りの発生割
合が大きいときにデミスト能力が小さいと曇りを
迅速に晴らすことができないことがあつた(第4
図参照)。本考案によればこのような問題を解消
することができるとともに、送風機の曇りの回転
数の曇り発生時点の目標値がいかなる大きさであ
つても送風機の回転数が常に所定割合に増速され
るので、デミスト能力が送風機の回転数の曇り発
生時点の目標値に応じて変化するという問題を解
消することができる。
第8図a,bは以上の制御による送風機の回転
数の変化状態を示すもので、同図aから明らかな
ように曇り発生時点で送風機が補正信号Xによつ
て増速されると、同図bに示すように車室内温度
trが上昇するので、総合信号Tがその分だけ減少
し、このため送風機の回転数は徐々に低下するこ
とになるが、補正信号Xのために送風機は補正値
Xに見合うΔRの分だけ増速した状態を保ち、こ
れにより比較的長時間に渡つてデミスト動作がな
されることになり、曇りの再発生を防止できると
いう効果を奏する。また結露判定値に幅を持たせ
ることもできる。
本考案においては第6図の特性Yで示すように
補正信号Xの大きさが外気温度taが低くなるに従
つて飽和するようにしてもよい。
以上説明したように本考案による車両用空気調
和装置によれば、ヒータモードにおいて、窓ガラ
ス内面に曇りが発生した場合、送風機の回転数を
増速するとともに、この増速割合を外気温度が低
ければ低いほど大きくするようにしたので、曇り
の発生の度合いに応じて送風機が制御されること
になり、曇りを有効に晴らすことができる。また
従来のように目標値に応じてデミスト能力が変化
することがなく、目標値如何にかかわらず曇りを
晴らすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用空気調和装置の一例を示
すブロツク図、第2図はその動作を説明するため
のフローチヤート、第3図、第4図は第1図に示
す車両用空気調和装置の動作を説明するための特
性図、第5図は本考案による車両用空気調和装置
の一実施例を示すブロツク図、第6図はその動作
を説明するための特性図、第7図はその動作を説
明するためのフローチヤート、第8図はその動作
を説明するための特性図である。 1……制御装置、1……温度設定器、3……内
気温度センサ、4……外気温度センサ、6……送
風機、7……送風機制御部、8……コンプレツサ
制御部、9……内外気切換ドア制御部、10……
モード切換ドア制御部、11……エアミツクスド
ア制御部、12……回転数設定部、30……加算
器、31……演算部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも車室内温度信号と設定温度の偏差に
    基づき送風機の回転を制御し、外気温度センサの
    信号に基づいて外気温度と設定温度とを比較し、
    外気温度が設定温度より低い場合に内外気切換ド
    アを介して送風機によつて導入した外気を加熱し
    て車室内温度を高めるように車両用空気調和機を
    ヒータモードとする制御手段を有する車両用空気
    調和装置において、上記外気センサからの出力信
    号の大きさに関連し外気温度が低下するに従つて
    大きくなり、送風機の回転数を増速する補正信号
    を出力する補正手段を備え、窓ガラス内面の曇り
    を検出するセンサが曇りを検出したときに上記補
    正手段が作動して上記補正信号に基づいて送風機
    の回転速度を補正するようにしたことを特徴とす
    る車両用空気調和装置。
JP10498183U 1983-07-06 1983-07-06 車両用空気調和装置 Granted JPS6011811U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10498183U JPS6011811U (ja) 1983-07-06 1983-07-06 車両用空気調和装置

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JP10498183U JPS6011811U (ja) 1983-07-06 1983-07-06 車両用空気調和装置

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Publication Number Publication Date
JPS6011811U JPS6011811U (ja) 1985-01-26
JPS6335842Y2 true JPS6335842Y2 (ja) 1988-09-22

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ID=30246274

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JP10498183U Granted JPS6011811U (ja) 1983-07-06 1983-07-06 車両用空気調和装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3346669B2 (ja) * 1995-02-24 2002-11-18 株式会社日本クライメイトシステムズ 電気自動車用空調制御方法
JP2012081870A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Denso Corp 車両用空調装置

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Publication number Publication date
JPS6011811U (ja) 1985-01-26

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