JPS6335575A - マイトマイシン誘導体 - Google Patents

マイトマイシン誘導体

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JPS6335575A
JPS6335575A JP18101286A JP18101286A JPS6335575A JP S6335575 A JPS6335575 A JP S6335575A JP 18101286 A JP18101286 A JP 18101286A JP 18101286 A JP18101286 A JP 18101286A JP S6335575 A JPS6335575 A JP S6335575A
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JP
Japan
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group
formula
substituted
compound
mitomycin
Prior art date
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Pending
Application number
JP18101286A
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English (en)
Inventor
Kenji Muto
武藤 健治
Tokuyuki Kuroda
黒田 徳幸
Makoto Morimoto
森本 眞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は13位にジペプチドもしくはトリペプチド残基
を導入した新規マイトマイシン誘導体に関する。本誘導
体は優れた抗111瘍活性を有し抗腫瘍剤の有効成分と
して有用である。
従来の技術 マイトマイシン類は一般に抗菌活性、抗腫瘍活性を有す
る抗生物質として知られている。代表的なマイトマイシ
ン類としてはマイトマイシンA1BSC,ポルフィロマ
イシン(以上、メルクインデックス10版)、マイトマ
イシンD、 E (以上、特開昭54−122797)
、マイトマイシンF(特開昭55−45322)等があ
げられる。これらのマイトマイシン類は以下の化学構造
を有しくJ、八m、 Chem、 Soc、、  10
5.7199(1983)により訂正されたマイトマイ
シンCの構造に基づ<〕、ストレプトミセス・ケスピト
ーサスの菌株を培養することによって得ることができる
XA   9  10  RA   RBマイトマイシ
ンA   0CI(、4C113H〃      B 
   OCH3い\い\     HCH。
〃CNH2−’m   CH,H 7/      D    NH21い1い     
HC)I3〃E   NH,”\\い  CH,C)1
3〃F   OCH,4CH3C)I!1ポルフィロマ
イシン  NHa    −−C)It  C)+3こ
れらのマイトマイシン類中マイトマイシンCは抗腫瘍活
性が特に強く広く臨床に供せられている。しかしながら
毒性、骨髄毒性が強(、抗II!瘍活性の増強および/
または副作用の軽減を目的に従来マイトマイシン類の種
々の透導体かつ(られている。
これらの誘導体中、アジリフ213位が置換された化合
物としては1a−アシルマイトマイシン類(特開昭5O
−89398)、1a−ベンゾイルマイトマイシンC,
la−ベンジルカルボニルマイトマイシンC,la−ベ
ンジルオキシカルボニルマイトマイシンC,la−ベン
ジルマイトマイシンC,la−ベンゾイルオキシメチル
マイトマイシンC〔以上、Int、J、 Pherma
ceutics S15.49(1983))などが知
られている。
発明が解決しようとする問題点 優れた抗腫瘍活性を有するマイトマイシン誘導体は常に
求められている。
問題点を解決するための手段 本発明の優れた抗腫瘍活性を有するマイトマイシン誘導
体は次の式(I)で表される:II         
   n 〔式中、Aは同一もしくは異なるα−アミノ酸からなる
ジペプチドまたはトリペプチドのN末端アミノ基および
C末端カルボキシル基を除く残基(該残基がアミン基、
カルボキシル基、グアニジノ基、メルカプト基、水酸基
またはイミダゾリル基を有する場合には、当該基はそれ
ぞれの基を保護するために通常用いら、れる保護基で保
護されていてもよい)である。R’はアミノ基またはメ
トキシ基を表す。R2、R3は一方がR’C0−1R’
0CO−1R’SO□−もしくはR’NHCO−(式中
、R4は水素原子、非置換もしくは置換の低級アルキル
基、非置換もしくは置換のシクロアルキル基、非置換も
しくは置換のアリール基、非置換もしくは置換の複素環
基、または非置換もしくは置換のアラルキル基を表す)
またはR’S−(式中、R5は置換アリール基または置
換複素環基を表す)で他方が水素原子を表アリーレン基
を表す)を表す〕式(1)で表される化合物を以下化合
物(1)という(他の式番号の化合物についても以下同
様)。
式(I)のAの定義中、α−アミノ酸はグリシン、アラ
ニン、バリン、ロイシン、インロイシン、プロリン、フ
ェニルアラニン、フェニルグリシン、セリン、トレオニ
ン、チロシン、メチオニン、リジン、アスパラギン酸、
アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、システィン
、ヒスチジン、トリプトファン、アルギニン、N−メチ
ルグリシン(ザルコシン)、オルニチン、ヒドロキシプ
ロリン等を包含する。これらのα−アミノ酸からなるジ
ペプチド、トリペプチドはアラニルアランン、グリシル
バリンン、アラニルアラニン、グリシルロイシン、アラ
ニルロイシン、グリシルバリン、アラニルバリン、クリ
シルフェニルアラニン、アラニルフェニルアラニン、グ
リシルプロリン、アラニルプロリン、バリルプロリン、
ロイシルプロリン、インロイシルプロリン、フェニルア
ラニルプロリン、ザルコンルプロリン、チロンルブロリ
ン、フェニルグリシルプロリン、トレオニルプロリン、
メチオニルプロリン、セリルプロリン、アラニルバリン
、アスパラギニルプロリン、クルタミルプロリン、グル
タミニルブロリン、ンスティニルブロリン、オルニチル
プロリン、トリプトフィルプロリン、ヒスチジルプロリ
ン、リジルプロリン、グリシルリジン、アラニルリジン
、ロイシルリジン、グリシルアルギニン、アラニルアル
ギニン、ロイシルアルギニン、クリシルグリシルフロリ
ン、クリシルアラニルプロリン、アラニルクリシルプロ
リン、アラニルアラニルプロリン、グリシルチロシルプ
ロリン、アラニルチロシルプロリン、グリシルグリシル
アルギニン、グリシルアラニルアルギニン、アラニルグ
リシルアルギニン、アラニルアラニルアルギニン、クリ
シルクリシルリジン、グリシルアラニルリジン、アラニ
ルプリンルリジン、アラニルアラニルリジン等を包含す
る。
ジペプチド、トリペプチド中、化合物(1)の抗腫瘍活
性の面から優れているのはカルボキシル末端(マイトマ
イシンと直接結合する側)がプロリンであるジペプチド
、特にグリシルプロリン、アラニルプロリン、チロシル
プロリンである。
Aの定義に関し、同一もしくは異なるα−アミノ酸から
なるジペプチドまたはトリペプチドのN末端およびC末
端カルボキシル基を除(残基がさらにアミノ基、カルボ
キシル基、グアニジ7基、メルカプト基、水酸基、イミ
ダゾリル基等を含む場合にはこれらはそれぞれの基を保
護するために通常用いられる保護基で保護されていても
よい。
これらの保護基としては、アミノ基に対してはベンジル
オキシカルボニル基やtert−ブチルオキシカルボニ
ル基等のウレタン基、ホルミル基やトリフルオロアセチ
ル基等のアシル基、p−)ルエンスルホニル基等が、カ
ルボキシル基に対してはエステル基とするためのメチル
、エチル、tert−ブチル等の炭素数1〜4の低級ア
ルキル基やベンジルエステル等が、グアニジノ基に対し
てはニトロ基が、メルカプト基に対してはベンジル基、
ジフェニルメチル基、トリフェニルメチル基等のアラル
キル基や、ベンジルオキシカルボニル基、ベンゾイル基
等が、水酸基に対してはベンジル基、tert−ブチル
基、ベンゾイル基、アセチル基等が、イミダゾリル基に
対してはベンジル基や、ベンジルオキシカルボニル基等
があげられる。
R4の定義中、低級アルキル基は炭素数1〜5のアルキ
ル基、例えばメチノペエチノペn−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、t
ert−アミル基等を包含する。置換低級アルキル基に
いう置換基は1〜3個のハロゲン原子(フッ素、塩素、
臭素またはヨウ素原子)、1〜3個の水酸基、1〜3個
のアミノ基、1個の炭素数1〜4のアルコキシ基(例え
ばメトキン、エトキシ基)、1個の炭素数1〜6のアル
カノイルオキシ基(例えばアセチルオキシ、ピバロイル
オキシ基等)、1個の炭素数2〜7の低級アルキルアミ
7カルポニルオキシ基(例えばtert−ブチルカルバ
モイルオキシ基)、1個のベンゾイルオキシ基、1個の
ベンジルオキシカルボニルオキシ基、1個の炭素数1〜
6のアルカノイルアミノ基(例えばアセチルアミノ基)
、1個の炭素数2〜7の低級アルキルアミノカルボニル
アミノ基、1個のベンズアミド基、1個のベンジルオキ
シカルボニルアミ7基等を包含する。
R4の定義中、シクロアルキル基は炭素数3〜7のシク
ロアルキル基、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル
基等を包含する。置換シクロアルキル基にいう置換基は
置換低級アルキル基にいう置換基と同様のものを包含す
る。
R4の定義中、アリール基はフエニノペナフチル、ビフ
ェニル基等を包含する。置換アリール基にいう置換基は
1〜3個のハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素またはヨ
ウ素原子)、1〜3個の水酸基、1〜3個のニトロ基、
1〜3個の炭素数1〜4のアルキル基(例えばメチル基
、エチル基)、1〜3個の炭素数1〜4のアルコキシ基
(例えばメトキシ、エトキシ基)、1個のアミノ基、1
個のトリフルオロメチル基等を包含する。
R4の定義中、複素環基はピリジル基等を包含する。置
換複素環基にいう置換基は置換アリール基にいう置換基
と同様のものを包含する。
R4の定義中、アラルキル基はベンジル、ジフェニルメ
チル、トリフェニルメチル基等を包含する。
置換アラルキル基にいう置換基はアリール核上の置換基
をさし、置換アリール基にいう置換基と同様のものを包
含する。
R5の定義における置換アリール基は2−ニトロフェニ
ル、4−メトキシ−2−二トロフェニル基等を包含し、
置換複素環基は3−ニトロ−2−ピリジル基等を包含す
る。
R6の定義におけるアリーレン基はフェニレン基等を包
含する。
次に化合物N)の製造法について説明する。
化合物(1)は式(IT) (式中、R’は式(I)におけると同義である)で表さ
れるマイトマイシンC(R’=N)12、以下MMCと
略す)もしくはマイトマイシンA (R’=OCH3、
以下MMΔと略す)と 式(III) (式中、A、 R’およびR3は式N)におけると同義
である)で表される化合物とを不活性溶媒中、カップリ
ング試薬の存在下縮合させることによ。
て得られる。カップリング試薬としてはN、N’−シン
クロへキシルカーポジイミド(以下DCCと略す)やN
−エチル−N′−ジメチルアミノプロピルカーポジイミ
ド(EDCI)  などのカーポジイミドや、カルボニ
ルジイミダゾール(CDI)、■−エトキシカルボニル
ー2−エトキシ−1,2−ジヒドロキシキノリン(εI
EDQ) 、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)
等の試薬があげられる。
カーポジイミドを使用する際は1−ヒドロキシベンズト
リアゾール(以下HOBtと略す)やN−ヒドロキシサ
クシンイミド(HOSu)等の添加剤を加えてカーポジ
イミドを活性化してもよい。またカップリング試薬の代
わりに、塩化チオニルやp−二トロフェノール/DCC
などの試薬で化合物(I[[)を酸クロライドやp−ニ
トロフェニルエステルなどに活性化した後、化合物(n
)と反応させることもできる。以上の様に化合物(II
)と化合物(III)の縮合は種々の方法で可能である
が、安価なりCCを用いる方法、またはD CC/HO
8tによる方法が簡便である。
反応に適当な不活性溶媒としては、塩化メチレン、クロ
ロホルム、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、N、N−ジメチルホルムアミド、メタノール、
エタノール、イソプロパツール等が単独もしくは混合し
て用いられる。
化合物(■)、化合物(III)およびカップリング試
薬の反応時のモル比は理論的には1:1:1でよいが、
化合物(II)を完全に反応させるには化合物(III
)およびカップリング試薬を過剰に用いる方が好ましく
、そのモル比はlL:l〜に4:4が適当である。
反応温度は通常0℃から室温が適当である。
反応時間は、用いられる化合物(III)の種類、モル
比、反応温度により異なるが、通常数時間ないし24時
間で十分である。
反応液から目的物を単離するには、例えばカップリング
試薬としてDCCを用いた場合、反応に伴って生成する
N、N’−ジシクロへキシルウレアを戸去し、濃縮、抽
出、カラムクロマトグラフィー、プレバラティブ薄層ク
ロマトグラフィー(以下PTLCと略す)、再結晶等の
通常の操作を行えばよい。
本発明で原料として用いられる化合物(III)はそれ
自体公知か、公知の方法〔例えば、幾層ら、“ペプチド
合成の基礎と実験″、丸善(1985)、巳、Gros
sら”j116 peptide″、Academic
 Press。
N、 Y、 Vol l (1979)、Vol 2 
(1980) 、Vol 3(1981)など〕によっ
て得られる。
以上の方法によって得られる化合物(I)の具体例を表
1に示す。またその構造を表2に示す。
なお表中の化合物番号は後述の実施例番号に対応してい
る。
表   1 化合物(1)は優れた抗腫瘍活性を示す。
以下、代表的な化合物(1)の薬理作用を実験例で示す
実験例1゜ 代表的化合物N)のサルコーマ180固型腫瘍に対する
効果を表3に示す。表中C,l、  とは化れる。ここ
でLDsoは急性毒性値を又E Dsoはサルコーマ1
80固型腫瘍体積を非投与対照群の腫瘍体積の50%に
低下させる投与量を示す。
を与える投与量とEDs。の比を示し、末梢白血球数に
対する影響を表すものである。
表3 サルコーマ180固型腫瘍に対する効果LDso
、EDso、WBC400Gの値はそれぞれ以下に述べ
る方法により求められた。
(1)  LDsoの求め方 ddyマウスに薬剤を1回腹腔内に投与し、1群5匹の
マウスの投与後14日間の生死を観察し、各投与群の死
亡率より、ベーレンスーケルバー法に従いLDs。を算
出する。
(2)  EDs。の求め方 5X10’個のサルコーマ180細胞をday ?ウス
腹腔内に移植し、7日目の腹水から細胞を採取し滅菌生
理食塩水で1回洗浄後、滅菌生理食塩水で、5X10’
個/mlの細胞浮遊液を作成する。このQ、1mlを体
重(20±2)gのddy雄性マウスの右腋窩部皮下に
移植する。
薬剤は生理食塩水又はツイーン80含有生理食塩水に溶
解し、腫瘍移植後24時間目に1群5匹のマウス尾静脈
より0.1〜QJmlを投与す薬剤の抗腫瘍活性の測定
は移植後7日目に腫瘍の長径(a)と短径ら)を測定し
、腫瘍体積に相当と の体積(C)に対する薬物投与群の体積<T)の横軸に
対数目盛で投与量を表したグラフに各段存置における−
をプロットし、投与量と一の関係を最小二乗法により直
線として求T め得られる直線の回帰式から一=0.5を示す投与量を
計算することによりEDs。を算出する。
(3)  WBC400Gの求め方 5XIO6個のサルコーマ180細胞を1群5匹の体重
(20±2)gのddy雄性マウスの右腋窩部皮下に移
植し、24時間後に薬剤を腹腔内に投与する。薬物投与
後4日目に担癌マウスの眼窩静脈叢より血液を0.02
m1採取し、9.98m1のセルキットセブン液に分散
させる。サポニン液を1滴加え赤血球を溶解させた後、
ミクロセルカウンターで白血球数を測定する。縦軸に通
常目盛で白血球数を、横軸に対数目盛で投与量を表した
グラフに各投与量における白血球数をプロットし、投与
量と白血球数の関係を求め白血球数4000/mm3(
正常マウスにおける末梢白血球類のほぼ各)を与える投
与量をWBC4oo。
として算出する。
上記の如く化合物(1)は一般にマイトマイシンCに比
べて化学療法係数(C,I、値)が高くすぐれた抗腫瘍
活性を有する。
従って化合物(1〕はこれを含有してなる抗腫瘍剤、特
に化合物(1)の有効量と医薬補助剤とを含有してなる
抗腫瘍剤として用いることができる。
ここに医薬補助剤は常用される希釈剤、賦形層、崩壊剤
、結合剤、滑沢剤、基剤等を包含する。
化合物(1)は各種の投与形態で用いることができる。
注射剤として用いる場合には希釈剤としてこの分野で常
用されているもの、例えばエタノールに化合物(1)を
溶解後(必要に応じ界面活性剤、可溶化剤を併用)、エ
タノールを吸引除去するか又はせずに、注射用蒸留水;
生理食塩水;ブドウ糖、フラクトース、マンニット等の
注射用蒸留水への溶液と混合して製造する。又、エタノ
ール溶液を凍結乾燥した注射剤や化合物(r)と塩化ナ
トリウムとを混合した粉末注射剤としてもよ(、これら
の場合は用時溶解して用いる。これらの注射剤は例えば
静脈内投与に供せられるが、筋肉内投与、動脈内投与、
腹腔内投与、胸腔内投与等も可能である。経口投与用製
剤は化合物(I)及び適当な賦形剤、崩壊剤、結合剤、
滑沢剤等を常法により混合成型して錠剤、粒剤、粉剤と
することにより製造する。
串刺用製剤は化合物(I)及び常用される担体を常法に
より混合成型して製造する。
投与量は投与方法、化合物(I)の種類、年令、症状等
により異なるが、一般的には人を含む哺乳動物に対し、
1日あたり化合物(,1)として2〜150mg/ 6
0kgが適当である。
実施例 以下、本発明の実施例および参考例を示す。
なお各実施例の化合物のNMRスペクトルデータ(27
0MHz)を表5に示す。
実施例1. 1 a −(tert−ブチルオキシカル
ボニル−し−アラニルグリシル)マイトマイシンAte
rt−ブチルオキシカルボニル−し−アラニルグリシン
 0.74 g (3mmol)  とマイトマイシン
A  0.35g(In++nol)のアセトニトリル
(25ml )懸濁液に、水冷下N、N’−ジシクロへ
キシルカーポジイミド(以下DCC) 0.62 g 
(3mmol)を加え1時間攪拌後、さらに室温で3時
間攪拌する。析出したN、N’−ジシクロへキシルウレ
アをp去後、p液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開液、クロロホルム/アセトン=
1/1)で精製する。目的物の両分を濃縮乾固し、0.
40 gの粉末を得る。収率69%。
実施例2. 1 a −(tert−ブチルオキシカル
ボニル−L−アラニル−L−アラニル)マイトマイシン
C tert−ブチルオキシカルボニル−L−アラニル−L
−アラニン 0.78g (3mmol) 、?イトマ
シンC0,33g (’1mmol)及び1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール水和物 0.46 g (3mm
ol)をアセトニトリル/テトラヒドロフラン混合溶媒
(2/1.30m1)に懸濁し、水冷下にDCCo、 
62 g (3mmol)を加え、6時間攪拌する。さ
らに室温で一晩静置後、反応液を濾過、濃縮し、残渣を
酢酸エチルに溶解する。この溶液を飽和NaflC口1
、続いて水で洗浄後、無水Na2SO4で乾燥する。こ
れを濃縮後シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
液、クロロホルム/アセトン=2/3)により精製する
。目的物の両分を濃縮、乾固し、0、42 gの粉末を
得る。収率73%。
実施例3. 1 a −(tert−ブチルオキシカル
ボニル−L−アラニル−L−7’ロリル)マイトマイシ
ンtert−ブチルオキシカルボニル−し−アラニル−
L−プロリン 386 tw (1,35mmol) 
 とマイトマイシンC300mg(0,9+nmol)
のアセトニトリル/テトラヒドロフラン(2/1.9m
1)懸濁液に、氷冷下DCC278+ng (1,35
+++mol)を加え1時間攪拌後、室温で1時間攪拌
する。反応液を濾過、濃縮後、プレパラティプTLC(
展開液、クロロホルム/メタノール=9/1)により目
的物を分離し、50Lgの粉末を得る。収率93%。
実施例4.〜6゜ 実施例2と同様にして、化合物(■)、マイトマイシン
C,1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物及びDC
Cをアセトニトリル/テトラヒドロフラン中で反応させ
ることにより、表4に示す化合物4〜6を得る。なお、
表中マイトマイシンCyf:MMCと略記する(以下の
表でも同様)。
実施例7〜31゜ 実施例3と同様に化合物(■)、マイトマイシンC及び
DCCをアセトニトリル/テトラヒドロフラン中で反応
させることにより、表4に示す化合物7〜31を1辱る
参考例1  注射用製剤例 実施例3の化合物Lomgを10m1用無菌褐色バイア
ルに分注し無菌粉末製剤とする。これに用時滅菌50%
エタノール水5mlを加え、十分振盪攪拌して溶解し、
注射液を調整する。
参考例2  錠剤製剤例 実施例3の化合物2omg、ラクトース170mg。
ポテトスターチ20mg、ヒドロキシプロピルセルロー
ス4mg1びステアリン酸マグネシウム1mgの配合割
合で常法により錠剤を調整する。
参考例3  小剣製剤例 実施例3の化合物2Qmg、ウィテブゾールH−157
50mg、ウィテプゾールE−75320mgの配合割
合で常法により小剣を調整する。
発明の効果 化合物(1)は優れた抗腫瘍活性を有し、抗腫瘍剤の活
性成分として用いることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Aは同一もしくは異なるα−アミノ酸からなる
    ジペプチドまたはトリペプチドのN末端アミノ基および
    C末端カルボキシル基を除く残基(該残基がアミノ基、
    カルボキシル基、グアニジノ基、メルカプト基、水酸基
    またはイミダゾリル基を有する場合には、当該基はそれ
    ぞれの基を保護するために通常用いられる保護基で保護
    されていてもよい)である。R^1はアミノ基またはメ
    トシキ基を表す。R^2、R^3は一方がR^4CO−
    、R^4OCO−、R^4SO_2−もしくはR^4N
    HCO−(式中、R^4は水素原子、非置換もしくは置
    換の低級アルキル基、非置換もしくは置換のシクロアル
    キル基、非置換もしくは置換のアリール基、非置換もし
    くは置換の複素環基、または非置換もしくは置換のアラ
    ルキル基を表す)またはR^5S−(式中、R^5は置
    換アリール基または置換複素環基を表す)で他方が水素
    原子を表すか、両者一体となって▲数式、化学式、表等
    があります▼(式中、R^6はアリーレン基を表す)を
    表す〕で表されるマイトマイシン誘導体。
JP18101286A 1986-07-31 1986-07-31 マイトマイシン誘導体 Pending JPS6335575A (ja)

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