JP2820881B2 - エリプティシン誘導体およびその製法 - Google Patents

エリプティシン誘導体およびその製法

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JP2820881B2
JP2820881B2 JP701694A JP701694A JP2820881B2 JP 2820881 B2 JP2820881 B2 JP 2820881B2 JP 701694 A JP701694 A JP 701694A JP 701694 A JP701694 A JP 701694A JP 2820881 B2 JP2820881 B2 JP 2820881B2
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邦彦 尾崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗腫瘍剤として有用な新
規エリプティシン誘導体およびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】2−メチル−9−ヒドロキシエリプティ
シニウムアセテートが抗腫瘍剤、例えば乳癌治療剤とし
て使用し得ることは知られている(メルク・インデック
ス第10版第512頁)。しかしながら、この化合物
は、ルイス肺癌を移植したマウスにおいて延命効果を奏
しない等、薬効が充分でなく、また頻脈等の副作用や毒
性が強いという難点があった。また、9−ヒドロキシエ
リプティシン・塩酸塩はエリプティシンに比べ優れた抗
腫瘍活性を示すが、水に対する溶解度が低く、臨床的実
用には適さない〔アルカロイズ・ケミストリー・アンド
・ファーマコロジー;アーノルド ブロッシ編;アカデ
ミック・プレス(ロンドン);XXV巻、141頁(1
985年)〕。一方、9位ヒドロキシ基上に置換基を有
するものとして、アセチル基やプロパノイル基などで置
換された化合物が知られている(U.S.Patent
3,933,827)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた抗腫
瘍作用を有し、副作用・毒性の少ない及び/又は水に対
する溶解度の高い、新規エリプティシン誘導体を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は下記一般式
〔I〕で示されるエリプティシン誘導体またはその薬理
的に許容しうる塩に関する。
【化5】 (式中、Rは置換基を有する低級アルキル基、置換基を
有していてもよい低級アルコキシ基あるいは複素単環式
基である) 本発明のエリプティシン誘導体またはその薬理的に許容
しうる塩は優れた抗腫瘍作用を有し、抗腫瘍剤として有
用な医薬化合物である。
【0005】本発明の目的化合物〔I〕において、Rが
置換基を有する低級アルキル基である場合の具体例とし
ては、置換または非置換低級アルコキシ基、保護されて
いてもよいカルボキシル基、置換または非置換低級アル
コキシカルボニル基、置換または非置換フェニル基、保
護されていてもよいアミノカルボニル基、保護されてい
てもよいアミノ基、保護されていてもよいアミノ基置換
低級アルカノイルアミノ基および保護されていてもよい
水酸基から選ばれる1〜3個の置換基を有する低級アル
キル基が挙げられ、さらに詳しくは、低級アルコキシ
基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、保護され
ていてもよいカルボキシ低級アルコキシ基、保護されて
いてもよいカルボキシル基、低級アルコキシカルボニル
基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシカルボニル
基、保護されていてもよいカルボキシ低級アルコキシカ
ルボニル基、保護されていてもよいアミノカルボニル
基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていても
よいアミノ基置換低級アルカノイルアミノ基および保護
されていてもよい水酸基から選ばれる1〜3個の置換基
を有する低級アルキル基が挙げられる。このうち、とり
わけ低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換低級アル
コキシ基、カルボキシル基置換低級アルコキシ基、カル
ボキシル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコ
キシ基置換低級アルコキシカルボニル基、カルボキシル
基置換低級アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル
基、低級アルキルアミノカルボニル基、アミノ基、低級
アルキルアミノ基、ホルミルアミノ基、アミノ基置換低
級アルカノイルアミノ基および水酸基から選ばれる1〜
3個の置換基を有する低級アルキル基が望ましい。また
Rが置換基を有していてもよい低級アルコキシ基である
場合の具体例としては、置換または非置換低級アルコキ
シ基、保護されていてもよいカルボキシル基、置換また
は非置換低級アルコキシカルボニル基、保護されていて
もよいアミノカルボニル基、保護されていてもよいアミ
ノ基、保護されていてもよいアミノ基置換低級アルカノ
イルアミノ基および保護されていてもよい水酸基から選
ばれる1〜3個の置換基を有してもいてもよい低級アル
コキシ基が挙げられ、とりわけ低級アルコキシ基または
低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基が望ましい。さ
らにRが複素単環式基である場合の具体例としては、窒
素原子および硫黄原子から選ばれる1〜3個のヘテロ原
子を含む複素単環式基が挙げられ、例えば、チアゾリル
基、イソチアゾリル基またはチアゾリジニル基等が挙げ
られる。このうち、特にチアゾリジニル基が望ましい。
【0006】本発明の目的化合物〔I〕のなかで、薬効
上好ましい化合物はRが保護されていてもよいカルボキ
シル基置換低級アルキル基であるか、または一般式
〔I〕中、一般式〔II〕
【化6】 (式中、Rは前記と同意義である)で示される基がアミ
ノ酸残基である化合物である。該アミノ酸残基として
は、例えばグリシン、アラニン、セリン、フェニルアラ
ニン、バリン、リジン、イソロイシン、アスパラギン
酸、グルタミン酸、アスパラギン、グルタミンなどのア
ミノ酸のカルボキシル基から水酸基を除いた基が挙げら
れ、特にアスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギ
ン、グルタミン残基が望ましい。また、これらアミノ酸
残基中に存在するアミノ基、カルボキシル基、水酸基な
どの官能基はこの分野で通常用いられる保護基で保護さ
れていてもよい。薬効上さらに好ましい化合物は、Rが
保護されていてもよいカルボキシル基置換低級アルキル
基である化合物があげられ、とりわけカルボキシル基置
換低級アルキル基である化合物が望ましい。
【0007】薬効上最も好ましい化合物は、9−(4−
カルボキシブチリルオキシ)エリプティシンである。な
お、基Rがその構造中に不斉炭素原子を有する場合、本
目的化合物には光学異性体が存在するが、本発明はこれ
ら光学異性体およびそのラセミ体等それらの混合物のい
ずれをも目的物の範囲に含むものである。
【0008】本発明の目的化合物〔I〕において、保護
されたカルボキシル基としては、エステル化されたカル
ボキシル基があげられる。かかるエステル残基として
は、低級アルキル基、ハロゲン置換低級アルキル基、フ
ェニル低級アルキル基、フェナシル基等があげられる。
これらのうち、低級アルキル基、フェニル低級アルキル
基が好ましいエステル残基である。保護されたアミノ基
としては、通常用いられるアミノ基の保護基、例えば、
ホルミル基、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニ
ル基、フェニル低級アルコキシカルボニル基で保護され
たアミノ基をあげることができる。このうち、とりわけ
ホルミル基、低級アルキル基で保護されたアミノ基が好
ましい。保護された水酸基としては、通常用いられる水
酸基の保護基、例えば、低級アルコキシカルボニル基、
ハロゲノ低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級ア
ルキル基、トリ低級アルキルシリル基、フェニル低級ア
ルコキシカルボニル基等で保護された水酸基をあげるこ
とができる。これらのうち、とりわけフェニル低級アル
キル基で保護された水酸基が好ましい。
【0009】本発明の目的化合物〔I〕は遊離の形でも
またその薬理的に許容しうる塩の形でも医薬として使用
できる。薬理的に許容しうる塩としては、例えば、無機
酸との塩(塩酸塩、硫酸塩など)、有機酸との塩(低級
アルキルスルホン酸塩、酢酸塩など)、アルカリ金属塩
(ナトリウム塩、カリウム塩など)あるいはアルカリ土
類金属塩(カルシウム塩など)等をあげることができ
る。本発明の目的化合物〔I〕およびその薬理的に許容
しうる塩は経口的にも非経口的にも投与することがで
き、また常法により例えば、錠剤、顆粒剤、カプセル
剤、散剤、注射剤のような適宜の医薬製剤として用いる
ことができる。本発明の目的化合物〔I〕の投与量は、
投与方法、患者の年令、体重、状態によっても異なる
が、通常1日当たり約0.1〜50mg/kg、とりわ
け約1〜10mg/kg程度とするのが好ましい。
【0010】本発明の目的化合物〔I〕は、9−ヒドロ
キシエリプティシンまたはその塩を一般式〔IV〕 R1COOH 〔IV〕 (式中、R1は置換基を有する低級アルキル基、置換基
を有していてもよい低級アルコキシ基あるいは複素単環
式基であり、該置換基がアミノ基、カルボキシル基又は
水酸基を有するときは、それらは保護されていてもよ
い)で示されるカルボン酸化合物、その塩またはその反
応性誘導体と反応させ、一般式〔III〕
【化7】 (式中、R1は前記と同意義である)で示されるエリプ
ティシン誘導体を得、R1が保護されたアミノ基、保護
されたカルボキシル基および/または保護された水酸基
を有する場合は、所望により、そのエリプティシン誘導
体〔III〕を通常の脱保護反応に供して、該保護基を
除去することにより製造することができる。
【0011】9−ヒドロキシエリプティシンまたはその
塩と遊離の化合物〔IV〕またはその塩との反応は、適
当な溶媒中、縮合剤の存在下または非存在下で実施する
ことができる。溶媒は、反応に悪影響を及ぼさないもの
であればいずれも使用でき、例えばアセトン、ジメチル
ホルムアミド等が挙げられる。縮合剤としては、例えば
ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド、
1,1’−カルボニルジイミダゾールなどが挙げられ
る。一方、9−ヒドロキシエリプティシンまたはその塩
と化合物〔IV〕の反応性誘導体またはその塩との反応
は、脱酸剤の存在下または非存在下、溶媒中で実施でき
る。脱酸剤としては、例えば水酸化アルカリ金属、炭酸
アルカリ金属、ピリジン、トリ低級アルキルアミンなど
の無機および有機塩基が挙げられる。また、カルボン酸
化合物〔IV〕の反応性誘導体としては、例えば酸クロ
リドの如き酸ハライド、酸無水物、活性エステルなどが
挙げられる。溶媒は反応に悪影響を及ぼさないものあれ
ばいずれも使用できる。上記反応はいずれも冷却〜加温
下(例えば20〜50℃)で好適に進行する。
【0012】一般式〔IV〕で示されるカルボン酸化合
物またはその反応性誘導体が保護されたアミノ基、カル
ボキシル基又は水酸基を有する場合、該保護基として
は、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基の保護基とし
て通常用いられるものであればいずれも使用できる。ア
ミノ基の保護基としては、ホルミル基、低級アルカノイ
ル基、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、
フェニル低級アルコキシカルボニル基があげられる。カ
ルボキシル基の保護基としては、低級アルキル基、ハロ
ゲン低級アルキル基、フェニル低級アルキル基、フェナ
シル基等のエステル残基があげられる。水酸基の保護基
としては、低級アルコキシカルボニル基、ハロゲノ低級
アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルキル基、ト
リ低級アルキルシリル基、フェニル低級アルコキシカル
ボニル基等があげられる。また、上記アミノ基、カルボ
キシル基又は水酸基の保護基は保護基の種類に応じ、例
えば、還元、酸処理、加溶媒分解の如き通常の脱保護反
応に供して除去することができる。上記反応はいずれも
ラセミ化を伴うことなく進行するため、光学活性なカル
ボン酸化合物〔IV〕を用いれば、光学活性な目的化合
物〔I〕を得ることができる。
【0013】なお、本明細書において、低級アルキル基
とはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、第二級ブチル基、第三級
ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル
基、第三級ペンチル基、ヘキシル基などの炭素数1〜6
の直鎖状又は分枝鎖状のものを意味するものとし、これ
らのうち、好ましくは、炭素数1〜4のものを意味す
る。低級アルコキシ基とはメトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブト
キシ基、第二級ブトキシ基、第三級ブトキシ基、ペンチ
ルオキシ基、イソペンチルオキシ基、ネオペンチルオキ
シ基、第三級ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基など
の炭素数1〜6の直鎖状又は分岐鎖状のものを意味する
ものとし、これらのうち、好ましくは、炭素数1〜4の
ものを意味する。また、低級アルカノイル基とはアセチ
ル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、
バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基、ヘキサノ
イル基などの炭素数2〜6の直鎖状又は分岐鎖状のもの
を意味するものとし、これらのうち、好ましくは、炭素
数2〜4のものを意味する。
【0014】
【実施例】つぎに、本発明を実施例を挙げてさらに詳し
く説明する。
【0015】実施例1 (1)アセトン80mlに9−ヒドロキシエリプティシ
ン1.31g、無水炭酸カリウム6.9gを加え、攪拌
下、メトキシ酢酸クロリド815mgを滴下する。室温
で5時間反応後、ジメチルホルムアミド20mlを加
え、攪拌後、濾過し、濾液を減圧下濃縮する。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:クロロホル
ム−メタノール)で精製して9−メトキシアセトキシエ
リプティシン823mgを黄色粉末として得る。 収率:49% (2)本品823mgをクロロホルム−メタノール
(1:1)混液100mlに溶解し、メタンスルホン酸
260mgを加え、10分間攪拌後、減圧下で溶媒を留
去し、残渣にエーテルを加え析出した粉末を濾取し、洗
浄、乾燥して9−メトキシアセトキシエリプティシンの
メタンスルホン酸塩988mgを黄色粉末として得る。 収率:93% FAB−MS(m/z):335(MH+、以下Mは遊
離塩基を表す) NMR(DMSO−d6)δ:2.40(3H,s),
2.79(3H,s),3.21(3H,s),3.4
8(3H,s),4.45(2H,s),7.43(1
H,dd,J=2.0,8.8Hz),7.63(1
H,d,J=8.8Hz),8.18(1H,d,J=
2Hz),8.39(2H,m),9.84(1H,
s),11.81(1H,NH),15.1(1H,b
rs)
【0016】実施例2 (1)ジメチルホルムアミド60mlに2−メトキシプ
ロピオン酸500mg、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール648mgおよびジシクロヘキシルカルボジイミド
1.19gを加え、室温で4時間攪拌する。ついで9−
ヒドロキシエリプティシン・塩酸塩1.20g、トリエ
チルアミン486mgを加え、室温下一晩攪拌する。反
応液に酢酸エチル300mlを加え、攪拌後、不溶物を
濾去する。濾液を2%炭酸カリウム水溶液、飽和食塩水
で洗浄後、乾燥し、減圧下で濃縮する。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶媒:クロロホルム−メ
タノール)で精製して9−(2−メトキシプロピオニル
オキシ)エリプティシン960mgを黄色粉末として得
る。 収率:69% (2)本品960mgとメタンスルホン酸264mgを
用い、実施例1−(2)と同様に反応処理することによ
り、9−(2−メトキシプロピオニルオキシ)エリプテ
ィシンのメタンスルホン酸塩1178mgを黄色粉末と
して得る。 収率:96% FAB−MS(m/z):349(MH+) NMR(DMSO−d6)δ:1.56(3H,d,J
=6.8Hz),2.39(3H,s),2.78(3
H,s),3.21(3H,s),3.48(3H,
s),4.31(1H,q,J=6.8Hz),7.4
1(1H,dd,J=2.2,8.6Hz),7.63
(1H,d,J=8.6Hz),8.13(1H,d,
J=2.2Hz),8.36(1H,d,J=7.1H
z),8.42(1H,d,J=7.1Hz),9.9
0(1H,s),12.11(1H,NH)
【0017】実施例3〜8 対応する原料化合物を実施例1または2と同様に反応処
理することにより下記表1〜2の化合物を得る。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】実施例9 (1)ジメチルホルムアミド140mlにグルタール酸
モノベンジルエステル2.14g、1−ヒドロキシベン
ゾトリアゾール1.30g、ジシクロヘキシルカルボジ
イミド2.38gを加え、室温で4時間攪拌する。つい
で9−ヒドロキシエリプティシン2.10gを加え、室
温で一晩攪拌する。以下実施例2−(1)と同様に処理
することにより、9−〔4−(ベンジルオキシカルボニ
ル)ブチリルオキシ〕エリプティシン2.25gを黄色
粉末として得る。 収率:60.3% FAB−MS(m/z):467(MH+) NMR(DMSO−d6)δ:1.99(2H,m),
2.56(2H,t,J=7Hz),2.72(2H,
t,J=7Hz),2.79(3H,s),3.21
(3H,s),5.14(2H,s),7.29(1
H,dd,J=2.1,8.6Hz),7.39(5
H,m),7.56(1H,d,J=8.6Hz),
7.93(1H,d,J=6.0Hz),8.11(1
H,d,J=2.1Hz),8.44(1H,d,J=
6.0Hz),9.7(1H,s) (2)本品1.18gとメタンスルホン酸243mgを
50%メタノール水溶液70mlに溶解し、10%−パ
ラジウム炭素1gを加え、常温常圧下で水素添加を行
う。反応液を濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、残渣にエ
タノール−アセトン(1:10)を加える。析出した粉
末を濾取し、乾燥することにより9−(4−カルボキシ
ルブチリルオキシ)エリプティシンのメタンスルホン酸
塩592mgを黄色粉末として得る。 収率:49.5% FAB−MS(m/z):377(MH+) NMR(DMSO−d6)δ:1.95(2H,m),
2.39(3H,s)、2.43(2H,m),2.7
4(2H,m),2.77(3H,s),3.19(3
H,s),7.38(1H,dd,J=2.0,8.8
Hz),7.60(1H,d,J=8.8Hz),8.
11(1H,d,J=2.0Hz),8.34(1H,
t,J=7Hz),8.40(1H,d,J=7H
z),9.87(1H,s),12.07(1H,
s),15.0(2H,br−s)
【0021】実施例10〜18 対応する原料化合物を実施例9−(1)と同様に反応処
理して下記表3〜5の化合物を得、ついで該生成化合物
を実施例9−(2)と同様に反応処理して下記表6〜8
の化合物を得る。9−(2)でメタンスルホン酸の代わ
りに1.5〜3当量の濃塩酸を用いると目的物化合物の
塩酸塩が得られる。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】
【表6】
【0026】
【表7】
【0027】
【表8】
【0028】実施例19 (1)N−(t−ブトキシカルボニル)ザルコシン91
8mg、9−ヒドロキシエリプティシン918mgを実
施例9−(1)と同様に反応処理し、9−(N−t−ブ
トキシカルボニル−N−メチルアミノアセトキシ)エリ
プティシン1.05gを黄色粉末として得る。 収率:69% FAB−MS(m/z):434(MH+) NMR(DMSO−d6)δ:1.46(9H,s),
2.79(3H,s),2.98(3H,m),3.2
1(3H,s),4.32(2H,m),7.31(1
H,m),7.60(1H,m),7.93(1H,
d,J=6.0Hz),8.09(1H,m),8.4
4(1H,d,J=6.0Hz),9.7(1H,
s),11.5(1H,br−s) (2)本品1.00gをジオキサン10mlに加え、さ
らに氷冷攪拌下、15%塩酸−ジオキサン溶液5mlを
加える。反応液を室温で3時間攪拌後エーテル100m
lを加え、不溶物を濾取し、洗浄、乾燥することによ
り、9−メチルアミノアセトキシエリプティシンの2塩
酸塩851mgを黄色粉末として得る。 収率:91% FAB−MS(m/z):334(MH+) NMR(D2O)δ:1.88(3H,s),2.01
(3H,s),2.99(3H,s),4.38(2
H,s),6.57(1H,d,J=8.8Hz),
6.79(1H,dd,J=2.0,8.8Hz),
7.02(1H,d,J=2.0Hz),7.35(1
H,d,J=6.8Hz),7.57(1H,d,J=
6.8Hz),8.44(1H,s)
【0029】実施例20〜29 対応する原料化合物を実施例19−(1)と同様に反応
処理して、下記表9〜12の化合物を得、ついで各生成
化合物を実施例19−(2)と同様に反応処理して下記
表13〜15の化合物を得る。
【0030】
【表9】
【0031】
【表10】
【0032】
【表11】
【0033】
【表12】
【0034】
【表13】
【0035】
【表14】
【0036】
【表15】
【0037】実施例30 (1)N−ベンジルオキシカルボニル−L−アスパラギ
ン酸−α−ベンジルエステル1.72g、9−ヒドロキ
シエリプティシン・塩酸塩1.20gを、実施例19−
(1)と同様に反応処理することにより、9−(O1
ベンジル−N−ベンジルオキシカルボニル−β−L−ア
スパルチルオキシ)エリプティシン1.40gを黄色粉
末として得る。 収率:58% FAB−MS(m/z):602(MH+) NMR(DMSO−d6)δ:2.79(3H,s),
3.19(5H,s+m),4.73(1H,m),
5.10(2H,s),5.22(2H,s),7.2
1(1H,dd,J=2,8.8H),7.4(10
H,m),7.55(1H,d,J=8.8Hz),
7.93(1H,d,J=6.4Hz),8.09(1
H,d,J=2Hz),8.1(1H,br−d),
8.44(1H,d,J=6.4Hz),9.69(1
H,s),11.47(1H,s) (2)本品1.19gを50%メタノール水溶液40m
l、濃塩酸0.4mlの混液に加え、10%パラジウム
炭素0.6gを触媒にして常圧下水素添加を行う。触媒
を濾去し、濾液を減圧下濃縮する。残渣にアセトン−エ
タノール混液(10:1)を加え、攪拌後析出した粉末
を濾取し、乾燥することにより9−(β−L−アスパル
チルオキシ)エリプティシン・2塩酸塩0.83gを黄
色粉末として得る。 収率:92% FAB−MS(m/z):378(MH+) NMR(D2O)δ:1.58(6H,br−s),
3.19(1H,dd,J=5.9,18.1Hz),
3.31(1H,dd,J=5.9,18.1Hz),
4.36(1H,t−like,J=5.9Hz),
6.22(1H,m),6.48(1H,m),6.5
4(1H,s),7.03(1H,d,J=7Hz),
7.31(1H,br−m),8.08(1H,s)
【0038】実施例31〜33 対応する原料化合物を実施例30−(1)と同様に反応
処理して、下記表16の化合物を得、ついで得られた各
化合物を実施例30−(2)と同様に反応処理して下記
表17の化合物を得る。
【0039】
【表16】
【0040】
【表17】
【0041】実施例34 (1)ジメチルホルムアミド60mlに9−ヒドロキシ
エリプティシン・塩酸塩1.49g、トリエチルアミン
510mg、N−ベンジルオキシカルボニル−L−アス
パラギン酸−β−ベンジルエステル2.14g、1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール338mgおよび1−エチ
ル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミ
ド・塩酸塩1.92gを加える。反応液を室温で一晩攪
拌後、減圧下で濃縮し、得られた残渣に0.1%塩酸水
溶液を加え攪拌する。析出した粉末を濾取し、水洗、つ
いで乾燥する。乾燥粉末をクロロホルム−メタノール混
液(1:1)に溶解し、活性炭末を加え、濾過する。濾
液を減圧下濃縮後、残渣にイソプロピルエーテルを加
え、析出した粉末を濾取し、乾燥することにより9−
(O4 −ベンジル−N−ベンジルオキシカルボニル−α
−L−アスパルチルオキシ)エリプティシン・塩酸塩
1.90gを黄色粉末として得る。 収率:60% FAB−MS(m/z):602(MH+) NMR(DMSO−d6)δ:2.84(3H,s),
3.04(1H,dd,J=8.0,16.5Hz),
3.20(1H,dd,J=5.5,16.5Hz),
3.23(3H,s),4.87(1H,m),5.1
4(2H,s),5.19(2H,s),7.3〜7.
4(11H,m),7.66(1H,d,J=8.5H
z),8.13(1H,d,J=2Hz),8.20
(1H,d,J=8.0Hz),8.37(1H,d,
J=7Hz),8.43(1H,d,J=7Hz),
9.92(1H,s),12.3(1H,s) (2)本品1.50gを実施例30−(2)と同様に反
応処理することにより、9−(α−L−アスパルチルオ
キシ)エリプティシン・2塩酸塩748mgを黄色粉末
として得る。 収率:71% FAB−MS(m/z):378(MH+) NMR(D2O)δ:1.69(6H,br−s),
3.1〜3.3(2H,m),4.65(1H,t,J
=4.4Hz),6.30(1H,d,J=8Hz),
6.50(1H,d,J=8Hz),6.53(1H,
s),7.15(1H,d,J=7Hz),7.43
(1H,d,J=7Hz),8.21(1H,s)
【0042】実施例35〜37 対応する原料化合物を実施例34−(1)と同様に反応
処理することにより、下記表18の化合物を得、ついで
得られた各化合物を実施例34−(2)と同様に反応処
理することにより下記表19の化合物を得る。
【0043】
【表18】
【0044】
【表19】
【0045】実施例38 (1)N−(t−ブトキシカルボニル)−D−アスパラ
ギン酸−α−t−ブチルエステル4.17g、9−ヒド
ロキシエリプティシン・塩酸塩3.59gを実施例19
−(1)と同様に反応処理することにより、9−(N−
t−ブトキシカルボニル−O1 −t−ブチル−β−D−
アスパルチルオキシ)エリプティシン4.28gを黄色
粉末で得る。 収率:66.8% FAB−MS(m/z):534(MH+) NMR(DMSO−d6)δ:1.43(9H,s),
1.45(9H,s),2.80(3H,s),2.9
5(1H,m),3.10(1H,m),3.23(3
H,s),4.42(1H,m),7.29(1H,d
d,J=2.2,9H),7.43(1H,d,J=8
Hz),7.58(1H,d,J=9Hz),7.93
(1H,d,J=6Hz),8.11(1H,d,J=
2.2Hz),8.44(1H,d,J=6Hz),
9.07(1H,s),11.47(1H,s) (2)本品1.70gを塩化メチレン20mlに加え、
攪拌下、トリフルオロ酢酸40mlを加える。室温で6
時間攪拌後、反応液を濃縮し、残渣を少量の水に溶解
後、イオン交換樹脂IRA−68(Cl-型、オルガノ
株式会社製)充填カラム(溶媒:水)で精製し、所定の
溶出液を集め、減圧下濃縮する。残渣にアセトンを加
え、析出する粉末を濾取し、洗浄、乾燥することによ
り、9−(β−D−アスパルチルオキシ)エリプティシ
ン・塩酸塩995mgを黄色粉末として得る。 収率:75.6% FAB−MS(m/z):378(MH+) NMR(D2O)δ:1.67(3H,s),1.73
(3H,s),3.15(1H,dd,J=5.9,1
7.6Hz),3.29(1H,dd,J=5.4,1
7.6Hz),4.18(1H,dd,J=5.4,
5.9Hz),6.30(1H,d,J=8Hz),
6.55(1H,d,J=8Hz),6.68(1H,
br−s),7.12(1H,d,J=6.8Hz),
7.39(1H,d,J=6.8Hz),8.18(1
H,s)
【0046】
【発明の効果】本発明のエリプティシン誘導体〔I〕ま
たはその薬理的に許容しうる塩は優れた抗腫瘍活性を有
し、抗腫瘍剤として有用である。例えば、本発明のエリ
プティシン誘導体のマウスサルコーマ180細胞、マウ
ス白血病細胞P388、マウス大腸癌Colon26細
胞、マウスのLewis肺癌細胞およびB16メラノー
マ細胞を移植したマウスにおいて有意な抗腫瘍作用およ
び延命効果を奏する。さらに、p53遺伝子産物の燐酸
化に寄与する燐酸化酵素、例えばDNA−activa
tedキナーゼ、カゼインキナーゼ、cdc2キナーゼ
に対する選択的阻害作用を有し、これにより癌細胞で大
量に発現している変異型p53遺伝子産物の燐酸化を阻
害し、選択的に癌細胞のアポトーシス(細胞死)を誘起
するという特徴を有する。また、本発明のエリプティシ
ン誘導体〔I〕またはその薬理的に許容しうる塩は、頻
脈等循環器系に対する副作用が弱く、かつ低毒性である
という優れた特長を有する。例えば、9−(4−カルボ
キシルブチリルオキシ)エリプティシンの塩酸塩80m
g/kgをマウスに1日1回7日間静脈内投与し、さら
に7日間観察したが死亡例は認められなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 晃司 埼玉県浦和市大字井沼方4番地3A409 (56)参考文献 特開 昭61−37799(JP,A) 特開 昭60−45579(JP,A) J.Med.Chem.(1975),18 (7),p755−760 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 471/00 - 471/22 A61K 31/00 - 31/80 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 (式中、Rは低級アルコキシ基、保護されていてもよい
    カルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基、保護さ
    れていてもよいカルボキシル基置換低級アルコキシカル
    ボニル基、保護されていてもよいアミノ基および保護さ
    れていてもよいアミノ基置換低級アルカノイルアミノ基
    から選ばれる1〜3個の置換基を有する低級アルキル
    基;低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基;またはチ
    アゾリジニル基である)で示されるエリプティシン誘導
    体またはその薬理的に許容しうる塩。
  2. 【請求項2】 Rが低級アルコキシ基、カルボキシル
    基、低級アルコキシカルボニル基、カルボキシル基置換
    低級アルコキシカルボニル基、アミノ基、ホルミルアミ
    ノ基およびアミノ基置換低級アルカノイルアミノ基から
    選ばれる1〜3個の置換基を有する低級アルキル基;低
    級アルコキシ基置換低級アルコキシ基;またはチアゾリ
    ジニル基である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Rが保護されていてもよいカルボキシル
    基置換低級アルキル基であるか、または一般式〔I〕
    中、式〔II〕 【化2】 (式中、Rは前記と同意義である)で示される基が保護さ
    れていてもよいアミノ酸の残基である請求項1記載の化
    合物。
  4. 【請求項4】 Rが保護されていてもよいカルボキシル
    基置換低級アルキル基である請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 Rがカルボキシル基置換低級アルキル基
    である請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】 9−(4−カルボキシブチリルオキシ)
    エリプティシンまたはその薬理的に許容しうる塩。
  7. 【請求項7】 9−ヒドロキシエリプティシンまたはそ
    の塩と一般式〔IV〕 R1COOH 〔IV〕 (式中、R1は低級アルコキシ基、保護されていてもよい
    カルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基、保護さ
    れていてもよいカルボキシル置換低級アルコキシカルボ
    ニル基、保護されていてもよいアミノ基および保護され
    ていてもよいアミノ基置換低級アルカノイルアミノ基か
    ら選ばれる1〜3個の置換基を有する低級アルキル基;
    低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基;またはチアゾ
    リジニル基である)で示されるカルボン酸化合物、その
    塩またはその反応性誘導体を反応させることにより一般
    式〔III〕 【化3】 (式中、R1は前記と同意義である)で示されるエリプテ
    ィシン誘導体を得、R1が保護されたアミノ基、および
    /または保護されたカルボキシル基を有する場合は、所
    望により、該保護基を除去し、更に要すれば、生成物を
    薬理的に許容しうる塩とすることを特徴とする、一般式
    〔I〕 【化4】 (式中、Rは低級アルコキシ基、保護されていてもよい
    カルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基、保護さ
    れていてもよいカルボキシル基置換低級アルコキシカル
    ボニル基、保護されていてもよいアミノ基および保護さ
    れていてもよいアミノ基置換低級アルカノイルアミノ基
    から選ばれる1〜3個の置換基を有する低級アルキル
    基;低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基;またはチ
    アゾリジニル基である)で示されるエリプティシン誘導
    体またはその薬理的に許容しうる塩の製法。
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