JPS6335513Y2 - - Google Patents

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JPS6335513Y2
JPS6335513Y2 JP5195381U JP5195381U JPS6335513Y2 JP S6335513 Y2 JPS6335513 Y2 JP S6335513Y2 JP 5195381 U JP5195381 U JP 5195381U JP 5195381 U JP5195381 U JP 5195381U JP S6335513 Y2 JPS6335513 Y2 JP S6335513Y2
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JP
Japan
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outer tube
inner tube
tube
heat dissipation
heat
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JP5195381U
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JPS57164996U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は放熱器に係り、特に空気調和機等の発
熱源として用いられる放熱器の改良に関する。
従来の斯種放熱器としては、並設された多数の
放熱フインにその延長方向と直交して複数の管体
を挿通固着し、これら管体内に直接発熱体を装着
して成るものが一般的である。しかし、この構成
によると放熱フインと管体とが一体的に固定され
ているので、管体に内装された発熱体が切断等に
より使用不能となり交換を要する場合でも、その
交換すべき発熱体を内装する管体のみを単独で放
熱フインから取外すことができず、したがつて放
熱器全体を交換しなければならず、非常に不経済
であるのみならず交換に手間がかかるという欠点
があつた。更に、放熱フインと管体とを一体的に
固定させてから発熱体を管体内に装着するので組
立作業も面倒であり、量産化も困難である等の欠
点もあつた。
そこで、上述の緒事情に鑑みて、例えば実公昭
51−5276号公報に示す如く、前記管体を外管と内
管との二重構造とし、外管を放熱フインに挿通固
定すると共に発熱体を内装した内管を外管内に挿
脱可能に挿入することにより、不良の生じた発熱
体の単独交換を可能にすると同時に組立作業の簡
素化を図るようにしたものが提案されている。
しかし、この例では上述の欠点は解消し得るも
のの、外管の内径とこれに嵌挿される内管の外径
の微妙な相互調整に大変苦心を要するという新た
な問題がある。即ち、内管から外管への熱伝導率
を高め放熱フインを素早く加熱するためには、内
管を外管に隙間なく密着嵌合させて熱伝導率の低
い空気の介在をできる限り避けることが必要であ
る。しかし、これには非常に高度の加工技術を要
し、放熱器の生産コストが上昇すると共に製品不
良率が高くなり実用性に欠ける。のみならず、外
管及び内管の周面全体が隙間なく密着嵌合される
場合には、内管の挿脱が極めて困難であり、発熱
体の交換や組立作業においても非常に不便である
から、通常は熱伝導率を犠牲にしても外管の内径
及び内管の外径の寸法公差を大きくしているのが
現状である。したがつて、内管と外管との隙間に
介在する若干の空気層により熱伝導率が低下し、
放熱フインの加熱立ち上がり速度が遅くなるとい
う欠点があつた。
そこで、本考案は内管及び外管間の熱伝導率を
低下させることなく、内管の挿脱を極めて容易に
行ない得る新規な放熱器を提供することを目的と
し、並設された多数の放熱フインと、該放熱フイ
ンにその延長方向と直交して挿通固着された外管
と、該外管内に緩挿される発熱体を内装した内管
と、前記外管及び内管間に密着介装された高熱伝
導率を有するスペーサとから成ることを特徴とす
る放熱器である。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第1図は本案放熱器の外観を示す平面図であつ
て、図中1は並設された多数の放熱フイン、2は
放熱フイン1にその延長方向と直交して挿通固着
された例えば銅製の外管である。外管2の両端部
には夫々絶縁碍子3a及び3bが嵌着され、これ
ら絶縁碍子3a及び3bは石綿等から成る耐熱板
4a及び4bを内側に配設したL字状の取付枠5
a及び5bに嵌着保持されている。また、外管2
内には第3図で明示する如く、外管2の内径より
僅かに小径の鉄製内管6が緩挿され、該内管6内
にはその両端に嵌合された端子7a及び7b間に
接続された発熱線8が張設されると共に該発熱線
8を絶縁するマグネシア等の絶縁粉末9が充填さ
れている。内管6は、その両端から外方に突出し
ている端子7a及び7bの棒部10a及び10b
に螺子が形成され、これらに夫々外管2の端面と
当接する雲母座金11及び通常の金属座金12を
介して締付ナツト13が螺合され、次いで座金1
4を介して止めナツト15が螺合されて、外管2
に抜け出すことなく固定されている。
更に、外管2及び内管6間には高熱伝導率を有
する銅製或いはアルミニウム製等のスペーサ16
U及び16Lが例えば180゜の角間隔を保つて密着
介装されている。ここで、スペーサ16U及び1
6Lの夫々は、内管6の長さより十分長く選定さ
れ、その一端部が互に係合するべくコ字状に折曲
された係合部17U及び17Lを有する。
而して、組立作業に於いては、まず放熱フイン
1に外管2を挿通固着した後、内管6の挿入側端
子7aの先端面に互に係合されたスペーサ16U
及び16Lの係合部17U及び17Lを当接し
て、スペーサ16U及び16Lを内管6の外周面
に沿わせた状態で外管2内に圧入し、これにより
外管2及び内管6がスペーサ16U及び16Lを
介して密着される。そして、スペーサ16U及び
16Lの係合部17U及び17Lを離間させて、
棒部10a及び10bに夫々雲母座金11、座金
12を介して締付ナツト13を螺合させ、更に座
金14を介して止めナツト15を螺合させること
により、外管2内に内管6が抜け出すことなく固
定される。この状態で電源に接続されたリード線
(図示せず)を端子7a及び7bの両端部に接続
して発熱線8に通電することにより、該発熱線8
がジユール熱により発熱し、その熱が内管6、ス
ペーサ16U及び16L、外管2の順に素早く伝
導して放熱フイン1により外部に放熱される。
ここで、発熱線8の断線、絶縁不良等の事故が
発生して、内管6を交換する場合には、前記の場
合とは逆に端子7a又は7bの何れか一方のナツ
ト13及び15を取外して内管6と外管2との固
定状態を解除させ、その反対側から内管6を抜脱
する。この際、内管6はスペーサ16U及び16
Lの介在により、外管2内から容易に摺動抜脱さ
せることができる。
上述のとおり、本考案によれば外管及び内管の
寸法に多少のバラツキがあつても、これをスペー
サによつて十分許容することができ、これら管体
の製作に高精度な加工技術を駆使することなく容
易に大量生産し得るという実用化上の利点があ
る。更に、外管と内管とが高熱伝導率を有するス
ペーサによつて完全に密着されているから、内管
から外管への熱伝導率が高く、放熱フインへの加
熱が極めて迅速であるという優れた効果がある。
而もスペーサの介在により、内管の挿脱を容易に
行なうことができ、したがつて組立作業及び発熱
体の交換が容易であり、極めて有用性の高いもの
である。
尚、上例に於いては本考案の一例を示したに留
まり、スペーサ16U及び16Lの本数は2本に
限らず、1本以上の任意の数とし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による放熱器の略線的平面図、
第2図はその側面図、第3図は一部を切欠して示
す外管の拡大断面図である。 符号の説明、1……放熱フイン、2……外管、
6……内管、8……発熱線(発熱体)、16U,
16L……スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 並設された多数の放熱フインと、該放熱フイン
    にその延長方向と直交して挿通固着された外管
    と、該外管内に緩挿される発熱体を内装した内管
    と、前記外管及び内管間に密着介装された高熱伝
    導率を有するスペーサとから成ることを特徴とす
    る放熱器。
JP5195381U 1981-04-13 1981-04-13 Expired JPS6335513Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5195381U JPS6335513Y2 (ja) 1981-04-13 1981-04-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5195381U JPS6335513Y2 (ja) 1981-04-13 1981-04-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57164996U JPS57164996U (ja) 1982-10-18
JPS6335513Y2 true JPS6335513Y2 (ja) 1988-09-20

Family

ID=29848664

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JP5195381U Expired JPS6335513Y2 (ja) 1981-04-13 1981-04-13

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JPS57164996U (ja) 1982-10-18

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