JP2002084621A - バスバーモジュール - Google Patents
バスバーモジュールInfo
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- JP2002084621A JP2002084621A JP2000267174A JP2000267174A JP2002084621A JP 2002084621 A JP2002084621 A JP 2002084621A JP 2000267174 A JP2000267174 A JP 2000267174A JP 2000267174 A JP2000267174 A JP 2000267174A JP 2002084621 A JP2002084621 A JP 2002084621A
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- Japan
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- bus bar
- insulating layer
- thermal expansion
- insulating layers
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-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G5/00—Installations of bus-bars
- H02G5/002—Joints between bus-bars for compensating thermal expansion
Landscapes
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂製の絶縁層におけるクラックの発生を防
止する。 【解決手段】 バスバーモジュール10は、金属材料か
らなるバスバー11と樹脂製の絶縁層12とを一体成形
してなり、バスバー11と絶縁層12との間の熱膨張率
の差に起因する熱膨張時の歪みを吸収する手段として、
バスバー11の長さ方向における適宜箇所で絶縁層12
を分断した構成の歪み吸収手段14を備えている。熱膨
張時には、絶縁層12が、その分断箇所である分断空間
15において、バスバー11との膨膨張寸法の差分だけ
余分に伸張できるので、絶縁層12に無理な変形や過剰
な応力が生じたりする虞がない。このように歪み吸収手
段14により、バスバー11と絶縁層12の熱膨張率の
差に起因する歪みが吸収され、絶縁層12におけるクラ
ックの発生が防止される。
止する。 【解決手段】 バスバーモジュール10は、金属材料か
らなるバスバー11と樹脂製の絶縁層12とを一体成形
してなり、バスバー11と絶縁層12との間の熱膨張率
の差に起因する熱膨張時の歪みを吸収する手段として、
バスバー11の長さ方向における適宜箇所で絶縁層12
を分断した構成の歪み吸収手段14を備えている。熱膨
張時には、絶縁層12が、その分断箇所である分断空間
15において、バスバー11との膨膨張寸法の差分だけ
余分に伸張できるので、絶縁層12に無理な変形や過剰
な応力が生じたりする虞がない。このように歪み吸収手
段14により、バスバー11と絶縁層12の熱膨張率の
差に起因する歪みが吸収され、絶縁層12におけるクラ
ックの発生が防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスバーと樹脂製
の絶縁層とを一体化したバスバーモジュールに関する。
の絶縁層とを一体化したバスバーモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】高温雰囲気中(例えば、内燃機関など)
で使用される電気回路では、耐熱性の高い金属材料(例
えば、銅合金)からなるバスバーを複数本並列させると
ともに、複数本のバスバーと耐熱性の樹脂材(例えば、
エポキシ樹脂)からなる絶縁層とをインサート成形など
により一体化させ、各バスバー間を絶縁層で絶縁するよ
うにしたバスバーモジュールが用いられる。尚、バスバ
ーよるバスバーモジュールとしては、従来、特開200
0−151149号公報に開示されているものがある。
で使用される電気回路では、耐熱性の高い金属材料(例
えば、銅合金)からなるバスバーを複数本並列させると
ともに、複数本のバスバーと耐熱性の樹脂材(例えば、
エポキシ樹脂)からなる絶縁層とをインサート成形など
により一体化させ、各バスバー間を絶縁層で絶縁するよ
うにしたバスバーモジュールが用いられる。尚、バスバ
ーよるバスバーモジュールとしては、従来、特開200
0−151149号公報に開示されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、金属と樹脂と
では、熱膨張率が大きく異なるという事情があるため、
上記のように金属製のバスバーと樹脂製の絶縁層とを一
体化させたバスバーモジュールでは、常温状態と高温に
曝された状態が繰り返されると、熱膨張率の差によって
樹脂製の絶縁層にクラックが発生する虞があった。本願
発明は上記事情に鑑みて創案され、樹脂製の絶縁層にお
けるクラックの発生を防止することを目的としている。
では、熱膨張率が大きく異なるという事情があるため、
上記のように金属製のバスバーと樹脂製の絶縁層とを一
体化させたバスバーモジュールでは、常温状態と高温に
曝された状態が繰り返されると、熱膨張率の差によって
樹脂製の絶縁層にクラックが発生する虞があった。本願
発明は上記事情に鑑みて創案され、樹脂製の絶縁層にお
けるクラックの発生を防止することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、導電
性金属材料からなるバスバーと、樹脂製の絶縁層とを一
体成形してなるバスバーモジュールにおいて、前記バス
バーと前記絶縁層との間の熱膨張率の差に起因する熱膨
張時の歪みを吸収可能な歪み吸収手段を備えている構成
とした。請求項2の発明は、請求項1の発明において、
前記歪み吸収手段が、前記バスバーの長さ方向における
適宜箇所で前記絶縁層を分断した構成とされている。
性金属材料からなるバスバーと、樹脂製の絶縁層とを一
体成形してなるバスバーモジュールにおいて、前記バス
バーと前記絶縁層との間の熱膨張率の差に起因する熱膨
張時の歪みを吸収可能な歪み吸収手段を備えている構成
とした。請求項2の発明は、請求項1の発明において、
前記歪み吸収手段が、前記バスバーの長さ方向における
適宜箇所で前記絶縁層を分断した構成とされている。
【0005】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記バスバーの表面に絶縁コーティングが施されて
いる構成とした。
て、前記バスバーの表面に絶縁コーティングが施されて
いる構成とした。
【0006】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]歪み吸収手
段を設けたので、バスバーと絶縁層の熱膨張率の差に起
因する歪みが吸収され、ひいては、絶縁層にクラックが
発生することが防止される。 [請求項2の発明]金属に比べて樹脂は熱膨張率が大き
いのであるが、熱膨張時には、絶縁層が、その分断箇所
において、バスバーとの膨膨張寸法の差分だけ余分に伸
張できるので、絶縁層に無理な変形や過剰な応力が生じ
たりする虞がない。
段を設けたので、バスバーと絶縁層の熱膨張率の差に起
因する歪みが吸収され、ひいては、絶縁層にクラックが
発生することが防止される。 [請求項2の発明]金属に比べて樹脂は熱膨張率が大き
いのであるが、熱膨張時には、絶縁層が、その分断箇所
において、バスバーとの膨膨張寸法の差分だけ余分に伸
張できるので、絶縁層に無理な変形や過剰な応力が生じ
たりする虞がない。
【0007】[請求項3の発明]絶縁層の分断箇所にお
いてはバスバーが部分的に露出するのであるが、その露
出部分の表面は絶縁コーティングで覆われているので、
バスバーは絶縁状態に保たれる。
いてはバスバーが部分的に露出するのであるが、その露
出部分の表面は絶縁コーティングで覆われているので、
バスバーは絶縁状態に保たれる。
【0008】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1及び図2を参照して説明す
る。まず、本実施形態のバスバーモジュール10の使用
形態を図1を参照して説明する。バスバーモジュール1
0の基端部は、耐熱性及び耐油性を有する合成樹脂材料
からなるコネクタ20に接続されている。コネクタ20
は、例えば内燃機関のシリンダヘッド21内に収容され
ており、このシリンダヘッド21の内部ではコネクタ2
0が高温に曝されるとともに飛散する油にまみれること
になる。バスバーモジュール10は、シリンダヘッド2
1の外部へ導出され、バスバーモジュール10の先端部
においては各バスバー11に夫々電装部品22が接続さ
れている。このバスバーモジュール10が配索される配
索空間23内はシリンダヘッド21に近いため、その配
索空間23内では、内燃機関の駆動に伴ってシリンダヘ
ッド21からの放熱により高温(例えば、140℃)に
曝される状態と、内燃機関が停止して冷却されるのに伴
って常温に戻る状態とが交互に繰り返される。
体化した実施形態1を図1及び図2を参照して説明す
る。まず、本実施形態のバスバーモジュール10の使用
形態を図1を参照して説明する。バスバーモジュール1
0の基端部は、耐熱性及び耐油性を有する合成樹脂材料
からなるコネクタ20に接続されている。コネクタ20
は、例えば内燃機関のシリンダヘッド21内に収容され
ており、このシリンダヘッド21の内部ではコネクタ2
0が高温に曝されるとともに飛散する油にまみれること
になる。バスバーモジュール10は、シリンダヘッド2
1の外部へ導出され、バスバーモジュール10の先端部
においては各バスバー11に夫々電装部品22が接続さ
れている。このバスバーモジュール10が配索される配
索空間23内はシリンダヘッド21に近いため、その配
索空間23内では、内燃機関の駆動に伴ってシリンダヘ
ッド21からの放熱により高温(例えば、140℃)に
曝される状態と、内燃機関が停止して冷却されるのに伴
って常温に戻る状態とが交互に繰り返される。
【0009】次に、バスバーモジュール10について説
明する。バスバーモジュール10は、例えば黄銅や耐熱
銅合金等の導電性を有する金属材料からなる複数本(本
実施形態では3本としたが、2本でも、4本以上でもよ
い)のバスバー11と、例えばエポキシ樹脂やポリフェ
ニレンサルファイド(PPS)等の耐熱性を有する合成
樹脂材料からなる絶縁層12とを、インサート成形によ
って一体化させたものである。
明する。バスバーモジュール10は、例えば黄銅や耐熱
銅合金等の導電性を有する金属材料からなる複数本(本
実施形態では3本としたが、2本でも、4本以上でもよ
い)のバスバー11と、例えばエポキシ樹脂やポリフェ
ニレンサルファイド(PPS)等の耐熱性を有する合成
樹脂材料からなる絶縁層12とを、インサート成形によ
って一体化させたものである。
【0010】バスバー11は、直線状に延びる本体部1
1Aと、この本体部11Aの基端からほぼ直角に延出す
るコネクタ20との接続部11Bと、本体部11Aの先
端からほぼ直角に延出する電装部品22との接続部11
Cとからなる。尚、各バスバー11の本体部11Aの長
さは互いに異なっており、これにより、コネクタ20と
の接続部11B同士が互いに並列されるとともに、電装
部品22との接続部11C同士も互いに並列するように
なっている。
1Aと、この本体部11Aの基端からほぼ直角に延出す
るコネクタ20との接続部11Bと、本体部11Aの先
端からほぼ直角に延出する電装部品22との接続部11
Cとからなる。尚、各バスバー11の本体部11Aの長
さは互いに異なっており、これにより、コネクタ20と
の接続部11B同士が互いに並列されるとともに、電装
部品22との接続部11C同士も互いに並列するように
なっている。
【0011】バスバー11の本体部11Aは互いに平行
に並べられ、その隣り合う本体部11A同士の間には絶
縁層12が介在されているとともに、並列方向両端に位
置する本体部11Aの外側にも絶縁層12が配されてい
る。即ち、絶縁層12と本体部11Aとが交互に重ねら
れた状態となっている。また、各バスバー11の表面に
は、その全体(全長)に亘り、例えばエナメル塗装等の
耐熱性を有する絶縁コーティング13が施されている。
この絶縁コーティング13は、インサート成形する前
(バスバー11と絶縁層12を一体化させる前)に予め
バスバー11に施されている。
に並べられ、その隣り合う本体部11A同士の間には絶
縁層12が介在されているとともに、並列方向両端に位
置する本体部11Aの外側にも絶縁層12が配されてい
る。即ち、絶縁層12と本体部11Aとが交互に重ねら
れた状態となっている。また、各バスバー11の表面に
は、その全体(全長)に亘り、例えばエナメル塗装等の
耐熱性を有する絶縁コーティング13が施されている。
この絶縁コーティング13は、インサート成形する前
(バスバー11と絶縁層12を一体化させる前)に予め
バスバー11に施されている。
【0012】上記バスバーモジュール10には、バスバ
ー11の材料である金属と絶縁層12の材料である合成
樹脂との間の熱膨張率の差(合成樹脂の方が金属よりも
大きい)に起因する熱膨張時の歪みを吸収するための歪
み吸収手段14が設けられている。この歪み吸収手段1
4は、バスバー11の本体部11Aの長さ方向における
複数の適宜箇所において絶縁層12を分断した構成とな
っている。換言すると、絶縁層12の一部を除去した構
成となっている。この歪み吸収手段14により、絶縁層
12は、本体部11Aの長さ方向において複数の分割絶
縁層12Aに分割され、その分割絶縁層12Aの端面同
士の間に分断空間15が確保されている。この分断空間
15の長さ方向における寸法は、バスバー11の材料で
ある金属の熱膨張率の値と、絶縁層12の材料である合
成樹脂の熱膨張率の値と、各分割絶縁層12Aの長さ寸
法等に基づいて設定される。この設定された空間の寸法
は、バスバーモジュール10が想定される最大温度まで
昇温したときのバスバー11の熱膨張寸法と分割絶縁層
12Aの熱膨張寸法との寸法差よりも大きい寸法とされ
ており、かかる寸法設定により隣接する分割絶縁層12
A同士が熱膨張したときに干渉しないようになってい
る。尚、分割絶縁層12A間の分断空間15において露
出した本体部11Aは、その表面が絶縁コーティング1
3で覆われた状態に保たれている。
ー11の材料である金属と絶縁層12の材料である合成
樹脂との間の熱膨張率の差(合成樹脂の方が金属よりも
大きい)に起因する熱膨張時の歪みを吸収するための歪
み吸収手段14が設けられている。この歪み吸収手段1
4は、バスバー11の本体部11Aの長さ方向における
複数の適宜箇所において絶縁層12を分断した構成とな
っている。換言すると、絶縁層12の一部を除去した構
成となっている。この歪み吸収手段14により、絶縁層
12は、本体部11Aの長さ方向において複数の分割絶
縁層12Aに分割され、その分割絶縁層12Aの端面同
士の間に分断空間15が確保されている。この分断空間
15の長さ方向における寸法は、バスバー11の材料で
ある金属の熱膨張率の値と、絶縁層12の材料である合
成樹脂の熱膨張率の値と、各分割絶縁層12Aの長さ寸
法等に基づいて設定される。この設定された空間の寸法
は、バスバーモジュール10が想定される最大温度まで
昇温したときのバスバー11の熱膨張寸法と分割絶縁層
12Aの熱膨張寸法との寸法差よりも大きい寸法とされ
ており、かかる寸法設定により隣接する分割絶縁層12
A同士が熱膨張したときに干渉しないようになってい
る。尚、分割絶縁層12A間の分断空間15において露
出した本体部11Aは、その表面が絶縁コーティング1
3で覆われた状態に保たれている。
【0013】次に、本実施形態の作用を説明する。金属
に比べて合成樹脂は熱膨張率が大きいため、熱膨張時の
伸張量も、金属製のバスバー11の本体部11Aにおけ
る分割絶縁層12に相当する領域の伸張量に比べて合成
樹脂製の分割絶縁層12Aの伸張量の方が大きいのであ
るが、絶縁層12の分断箇所である分断空間15におい
ては、このバスバー11と分割絶縁層12Aの膨張寸法
の差分だけ、分割絶縁層12Aの端部が本体部11Aに
対して相対的に伸張できるので、分割絶縁層12Aに無
理な変形や過剰な応力が生じることがない。
に比べて合成樹脂は熱膨張率が大きいため、熱膨張時の
伸張量も、金属製のバスバー11の本体部11Aにおけ
る分割絶縁層12に相当する領域の伸張量に比べて合成
樹脂製の分割絶縁層12Aの伸張量の方が大きいのであ
るが、絶縁層12の分断箇所である分断空間15におい
ては、このバスバー11と分割絶縁層12Aの膨張寸法
の差分だけ、分割絶縁層12Aの端部が本体部11Aに
対して相対的に伸張できるので、分割絶縁層12Aに無
理な変形や過剰な応力が生じることがない。
【0014】上記のように本実施形態では歪み吸収手段
14を設けたので、バスバー11の材料である金属と絶
縁層12の材料である合成樹脂との間の熱膨張率の差に
起因する熱膨張時の歪みを吸収し、ひいては、絶縁層1
2にクラックが発生することが防止される。また、本実
施形態では、バスバー11の表面に絶縁コーティング1
3が施されているので、絶縁層12の分断箇所において
部分的に露出した本体部11Aの表面は絶縁コーティン
グ13で覆われることになり、絶縁状態に保たれる。
14を設けたので、バスバー11の材料である金属と絶
縁層12の材料である合成樹脂との間の熱膨張率の差に
起因する熱膨張時の歪みを吸収し、ひいては、絶縁層1
2にクラックが発生することが防止される。また、本実
施形態では、バスバー11の表面に絶縁コーティング1
3が施されているので、絶縁層12の分断箇所において
部分的に露出した本体部11Aの表面は絶縁コーティン
グ13で覆われることになり、絶縁状態に保たれる。
【0015】[実施形態2]次に、本発明を具体化した
実施形態2を図3を参照して説明する。本実施形態のバ
スバーモジュール30は、歪み吸収手段33を上記実施
形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成
については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成
については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説
明は省略する。本実施形態2の歪み吸収手段33は、バ
スバー31の各本体部31Aの一部をS字形に屈曲させ
た構成になる。このS字形屈曲部31Bの形状、長さ方
向における形成位置、及び曲率は、隣接する本体部31
A同士間で互いに同じとなっている。したがって、隣接
する本体部31Aの間に介在する絶縁層32Aの厚さ
(図3における上下方向の寸法)は、長さ方向に亘って
一定である。また、並列方向両端に位置する本体部31
Aの外側に重なる絶縁層32Bの外面は、バスバー31
の長さ方向と平行に平坦状をなしており、したがって、
その絶縁層32BのS字形屈曲部31Bと対応する領域
の厚さ寸法は、長さ方向において不均一となっている。
実施形態2を図3を参照して説明する。本実施形態のバ
スバーモジュール30は、歪み吸収手段33を上記実施
形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成
については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成
については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説
明は省略する。本実施形態2の歪み吸収手段33は、バ
スバー31の各本体部31Aの一部をS字形に屈曲させ
た構成になる。このS字形屈曲部31Bの形状、長さ方
向における形成位置、及び曲率は、隣接する本体部31
A同士間で互いに同じとなっている。したがって、隣接
する本体部31Aの間に介在する絶縁層32Aの厚さ
(図3における上下方向の寸法)は、長さ方向に亘って
一定である。また、並列方向両端に位置する本体部31
Aの外側に重なる絶縁層32Bの外面は、バスバー31
の長さ方向と平行に平坦状をなしており、したがって、
その絶縁層32BのS字形屈曲部31Bと対応する領域
の厚さ寸法は、長さ方向において不均一となっている。
【図1】実施形態1のバスバーモジュールの使用状態を
あらわす概略図
あらわす概略図
【図2】バスバーモジュールの部分拡大断面図
【図3】実施形態2のバスバーモジュールの部分拡大断
面図
面図
10…バスバーモジュール 11…バスバー 12…絶縁層 13…絶縁コーティング 14…歪み吸収手段 15…分断空間(分断箇所) 30…バスバーモジュール 31…バスバー 32A,32B…絶縁層 33…歪み吸収手段
Claims (3)
- 【請求項1】 導電性金属材料からなるバスバーと、樹
脂製の絶縁層とを一体成形してなるバスバーモジュール
において、前記バスバーと前記絶縁層との間の熱膨張率
の差に起因する熱膨張時の歪みを吸収可能な歪み吸収手
段を備えていることを特徴とするバスバーモジュール。 - 【請求項2】 前記歪み吸収手段が、前記バスバーの長
さ方向における適宜箇所で前記絶縁層を分断した構成と
されていることを特徴とする請求項1記載のバスバーモ
ジュール。 - 【請求項3】 前記バスバーの表面に絶縁コーティング
が施されていることを特徴とする請求項2記載のバスバ
ーモジュール。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000267174A JP2002084621A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | バスバーモジュール |
US09/945,591 US6552273B2 (en) | 2000-04-09 | 2001-09-04 | Bus bar module |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000267174A JP2002084621A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | バスバーモジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002084621A true JP2002084621A (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=18754135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000267174A Pending JP2002084621A (ja) | 2000-04-09 | 2000-09-04 | バスバーモジュール |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6552273B2 (ja) |
JP (1) | JP2002084621A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009095152A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 電力変換装置 |
JP2020043031A (ja) * | 2018-09-13 | 2020-03-19 | 藤森工業株式会社 | バスバー用絶縁フィルム及びバスバー |
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JP4720756B2 (ja) * | 2007-02-22 | 2011-07-13 | トヨタ自動車株式会社 | 半導体電力変換装置およびその製造方法 |
WO2012111036A1 (ja) * | 2011-02-14 | 2012-08-23 | トヨタ自動車株式会社 | 蓄電スタックの誤組み付け診断装置及び車両 |
JP5821822B2 (ja) * | 2012-10-31 | 2015-11-24 | 株式会社デンソー | バスバーアセンブリの製造方法 |
US9666968B2 (en) | 2013-01-17 | 2017-05-30 | Lear Corporation | Electrical busbar, electrical connector assembly and power converter |
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EP3567624A1 (en) | 2018-05-07 | 2019-11-13 | Aptiv Technologies Limited | Bus bar |
US10658819B1 (en) * | 2019-02-07 | 2020-05-19 | Hamilton Sunstrand Corporation | Alternating current bussing connector |
DE102019214218A1 (de) * | 2019-09-18 | 2021-03-18 | Zf Friedrichshafen Ag | Stromschienenanordnung für einen Stromrichter für ein zumindest teilweise elektrisch angetriebenes Fahrzeug |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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