JPS6335406A

JPS6335406A - 過酸化水素含有組成物

Info

Publication number: JPS6335406A
Application number: JP17735586A
Authority: JP
Inventors: Fumio Nakanishi; 文雄中西
Original assignee: HOOU KK
Current assignee: HOOU KK
Priority date: 1986-07-28
Filing date: 1986-07-28
Publication date: 1988-02-16
Also published as: JPH0466448B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は過酸化水素含有組成物に関するもので、詳しく
は、安定に着色され、特に、ブリーチ剤、毛髪脱色用酸
化剤、染毛用酸化剤又はパーマネントウェーブ用第２剤
として適した過酸化水素含有組成物に関するものである
。

［従来技術とその問題点］例えば、ブリーチ剤、毛髪脱色用酸化剤、染毛用酸化剤
、パーマネントウェーブ用第２剤なとの組成物としては
一般めに、過酸化水素を含む組成物が用いられているが
、これらは通常、殆んど無色である。そこで、この組成
物を着色することができれば、他商品との識別機能及び
使用時における清涼感の付与等が期待でき、これらの商
品価値を高めることができる。また、実用的な面でも、
例えば、染毛剤の場合には、酸化剤は還元成分と均一に
混合して使用する必要があるが、片方の酸化剤が着色さ
れていれば、両者の混合状態が目で見て判り、混合終点
の確認が容易となる上、この混合物の着色程度によって
、酸化剤の使用量をコントロールできると言う効果も得
られる。

しかしながら、過酸化水素含有組成物に色素を加えて着
色しようとすると、保存期間中に組成物中の色素が酸化
分解され、色調が変わり商品の価値が損なわれると言う
心配があった。

［発明の課題と解決手段］本発明者は上記実情に鑑み、過酸化水素含有組成物を安
定に着色することのできる方法につき種々検討した結果
、芳香族ニトロ化合物を配合することにより、この組成
物を黄色〜赤色に着色することができ、しかも、この組
成物は保存安定性に優れている上、人体に対しても無害
であることを見い出し、本発明を完成するに到った。

及五ｑ璽戒以下、本発明の詳細な説明するに、本発明で対象となる
過酸化水素含有組成物としては、特に限定されるもので
はないが、通常、液状、クリーム状、ペースト状もしく
はゲル状のブリーチ剤、毛髪脱色用酸化剤、染毛用酸化
剤又はパーマネントウェーブ用第２剤として利用されて
いる過酸化水素を含有する組成物が好適に挙げられる。

本発明の組成物における過酸化水素の含有量は、その応
用目的により多少異なるが、通常、Ｈ２０２として、０
．５〜１２重】％程度である。

本発明では上述の如き過酸化水素含有組成物に、芳香族
ニトロ化合物を配合させることを必須の要件とするもの
である。この芳香族ニトロ化合物は、通常、置換基とし
てアミノ基を有する化合物が好ましく、これら化合物の
置体例としては、例えば５−ニトロ−２−７ミノフエノ
ール、２−ニトロ−４−アミノフェノール、４−ニトロ
−２−アミノフェノールなどのニトロ−アミンフェノー
ル：２−ニトロ−Ｐ−フェニレンジアミン、４−ニトロ
−〇−フェニレンジアミン、４−ニトロ−ｍ　−フェニ
レンジアミンなどのニトロ−フェニレンジアミン；及び
ピクラミン酸及びその塩等が挙げられ、これらは２種以
上、併用して用いてもよい。

芳香族ニトロ化合物の配合量は通常、０．００１〜５重
量％、好ましくは０．０１〜２重】％であり、この量が
あまり少ない場合には、十分な着色効果が得られず、ま
た、あまり多い場合には、着色の効果は変らないので経
済的に不利である。本発明では上述の芳香族ニトロ化合
物の作用により、組成物全体を黄色乃至赤色に安定して
着色することができるのである。

本発明の組成物は、種々の目的のものに適用することが
できるが、例えば、ブリーチ剤、毛髪脱色用酸化剤、染
毛用酸化剤又はパーマネントウェーブ用第２剤などに応
用する場合には、通常、安定剤、油脂類、高級アルコー
ル、界面活性剤、ＰＨ調整剤、増粘剤などの公知の配合
剤と共に本発明の組成物を構成することとなる。

これら配合剤の置体例としては、安定剤としては、例え
ば、フエナセチン、ＥＤＴＡ、８−ヒドロキシキノリン
、アセトアニリド、ピロリン酸ナトリウム、バルビッー
ル酸、尿酸、タンニン酸。

パラベンなどが挙げられ、油脂類としては、例えば、パ
ラフィン、流動パラフィン、ラノリン、スクワラン、ツ
バキ油、ヒマシ油、ワセリン、ユーカリ油、鉱油などが
挙げられ、高級アルコールとしては、例えば、セチルア
ルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール
などが挙げられる。また、界面活性剤としては、例えば
、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレンとマシ油誘導体、ソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリ
ンポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコー
ル脂肪酸エステルなどが挙げられ、ＰＩ−１調整剤とし
ては、例えば、リン酸、クエン酸、硫酸、酢酸、乳酸、
酒石酸。

硫酸アンモニウムなどが挙げられ、増粘剤としては、例
えば、グリコール類、ケトン類、アルデヒド類、カルボ
キシメチルセルロース、キサンタンガム、などが挙げら
れる。更に、コラーゲン加水分解物、ケラチン加水分解
物、レシチン等のコンディショニング剤、香料など必要
に応じて適宜、配合することもできる。

なお、本発明の過酸化水素含有組成物のＰＨは通常、２
〜６．好ましくは２．５〜５．０に調整するのが望まし
い。

Ｒ１五皇１本発明の過酸化水素含有組成物によれば、組成物全体が
黄色〜赤色に着色されており、しかも、この組成物は保
存安定性に極めて優れ、貯蔵中に変色したり、色素が分
解することもない。

そのため、本発明の組成物は他商品との識別機能に優れ
、更に、二液混合にて使用する場合には、両者の混合状
態が目で見て判り、混合終点の確認が確実にできると言
う効果を得ることができる。

また過酸化水素の安定性も優れており長期保存試験でも
、はとんど分解せずに、安定である。

また、従来のそのまま毛髪に塗布して日光に当てるか、
または加温する一液式の毛髪脱色剤では好ましくないぼ
やけた茶色となるが、本発明の過酸化水素含有組成物を
毛髪脱色剤としてそのまま毛髪に塗布またはスプレーし
て、日光に当てるか、または加温すると、毛髪のメラニ
ン色素を分解すると共に、芳香族ニトロ化合物が毛髪の
内部に侵入し黄味〜赤味を帯びたくり色となり、従来に
ない微妙な色調が出せるため、自然な感じとなると言う
効果も有する。

なお、本発明の組成物は人体に対する影響がない安全な
ものであるので、例えば、ブリーチ剤。

染毛用酸化剤、パーマネントウェーブ用第２剤又は毛髪
脱色剤などとして、安心して用いることができる。

［実施例コ次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例の内容に
限定されるものではない。

実施例１（液体組成物の例）３５％過酸化水素水　　　　　　　　　１７．００％ア
セトアニリド　　　　　　　　　　　　　０．０５％２
−二トローｐ−フェニレンジアミン　　０．２０％水　
　　　　　　　　　　　　　　　　　残量合計　　　　
　　１００．００％上記の液体混合物にリン酸を加え、ＰＩ−１２，８に調
整した本発明の組成物（赤橙色に着色している）を４０
″Ｃの温度で６ケ月間、保存試験を行なったところ、変
色はなく美しい赤橙色が保たれていた。また過酸化水素
もほとんど分解せず安定であった。

実施例２（クリーム状組成物の例）３５％過酸化水素水　　　　　　　　　　８．５０％グ
リセリルモノステアレート　　　　　　５．５０％ポリ
オキシエチレンセチルアルコール　　２．００％ポリオ
キシエチレンオレイルアルコール１２．５０％ラノリン
　　　　　　　　　　　　　　　８．００％５−ニトロ
−２−アミノフェノール　　　０．０１％水　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残量合計　
　　　　　１００．００％上記のクリーム状混合物にリン波を加え、ＰＨ３，３に
調整した本発明の組成物（黄色に着色している）を４０
’Ｃの温度で６ケ月間、保存試験を行なったところ、変
色はなく美しい黄色が保たれていた。また過酸化水素も
ほとんど分解せず安定であった。

実施例３（ゲル状組成物の例）３５％過酸化水素水　　　　　　　　　１０．００％ポ
リオキシエチレンセチルアルコールエーテル　１８．００％ポリオキシエ
チレン（２０）　　　　　　　１０．００％０％ツェナ
セチン　　　　　　　　　　　０．１０％４−ニトロ−
２−アミンフェノール　　　０．１％水　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　残量合計　　　　
　　１００．００％上記のゲル状混合物にリン酸を加え、ＰＨ３゜０に調整
した本発明の組成物（黄色に着色している）を４０°Ｃ
の温度で６ケ月間、保存試験を行なったところ、変色は
なく美しい黄色が保たれていた。また過酸化水素もほと
んど分解せず安定であった。

実施例４（ペースト状組成物の例）３５％過酸化水素水　　　　　　　　　１０．００％ワ
セリン　　　　　　　　　　　　　　２３．００％流動
パラフィン　　　　　　　　　　　　１２．００％セチ
ルアルコール　　　　　　　　　　　５．００％ポリオ
キシエチレンセチルアルコールエーテル　１０．００％ポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル　　　２．９０％ポリエチレン
グリコールステアリン酸エステル　　　　３゜００％プロピレング
リコール　　　　　　　　　６．０Ｏ％ＥＤＴＡ　　　
　　　　　　　　　　　　　Ｏ，２０％２−ニトロ−４
−アミフェノール　　　　０．０２％水　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　量合計　　　
　　　１００．００％上記のペースト状混合物にリン酸を加え、ＰＨ３，０に
調整した本発明の組成物（黄色に着色している）を４０
’Ｃの温度で６ケ月間、保存試験を行なったところ、変
色はなく美しい黄色が保たれていた。また過酸化水素も
ほとんど分解せず安定であった。

参考例１（毛髪脱色剤として用いた場合）過酸化水素３
．０％及び第１表に示す芳香族ニトロ化合物を水で１０
０％とした液体組成物を脱色剤とし、これを室温にて毛
髪に塗布し、コームスルーしながらドライヤーで過熱し
、乾燥する操作を３回繰り返した後、次いで、十分に洗
い流して乾燥することにより脱色を行ない、第１表に示
す結果を得た。

第１表（注）染上りの評価パネラ−２０人に対して実施し、一番多い評価回答を結
果として示した。

○：つややかで、まろやかな光沢のある染上りΔ：やや
、つややかさ、まろやかな光沢に欠ける染上りＸ：つややかさ、まろやかな光沢に欠ける染上り参考例２（酸化染毛剤の混合の終点のわかりヤすさの比
較例）第１剤Ｐ−フェニレンジアミン　　　　　１．０％プロピレン
グリコール　　　　　　１０．０％ＥＤＴＡ−Ｎａ　　
　　　　　　　　　０．３％亜５ＡＭナトリウム　　　
　　　　　　０．５％アンモニア　　　　　　ｐＨ１０
，０になる量水で１００％にする。

第２剤過酸化水素水　　　　　　　　　　６．０％芳香族ニト
ロ化合物（第２表の量）水で１００％にする。

第１剤と第２剤をトレイ上で混合し、混合の終点のわか
りやすさについて第２表の結果を得た。

第２表

Claims

【特許請求の範囲】

（１）芳香族ニトロ化合物を含むことを特徴とする着色
された過酸化水素含有組成物。
（２）芳香族ニトロ化合物の含有量が０．００１〜５重
１％であることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項
記載の組成物。
（３）芳香族ニトロ化合物が置換基としてアミノ基を有
する化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第（
１）項記載の組成物。
（４）芳香族ニトロ化合物がニトロ−アミノフェノール
、ニトロ−フェニレンジアミン又はピクラミン酸もしく
はその塩であることを特徴とする特許請求の範囲第（１
）項記載の組成物。
（５）過酸化水素含有組成物が液状、クリーム状、ペー
スト状もしくはゲル状のブリーチ剤、毛髪脱色用酸化剤
、染毛用酸化剤又はパーマネントウェーブ用第２剤であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の組
成物。
（６）過酸化水素含有組成物のＰＨが２〜６であること
を特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の組成物。