JPS6335107A - 移動用ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は移動用ガス絶縁開閉装置に係り、特に移動可能
に構成した台車枠上にガス絶縁主母線や複数台のガス遮
断器などを配置する移動用ガス絶縁開閉装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、ガス絶縁開閉装置は、（以下Ｇ　Ｉ　Ｓと略称
する。）発変電所に設置することを前提にしてその配置
構成を考慮していたため、台車枠上にそのまま配置する
ことは不可能であり、この配置を適切に行なわない場合
には移動用として使用できなくなる。従来では、移動用
変電所と称し、タイヤ等で支持して所望位置に索引車両
で移動可能とした台車枠上に、変電所に要する全ての機
器、例えば遮断器の如き高圧側及び低圧側の開閉装置と
この付属機器、変圧器や計器用変圧器及び交流器などの
種々の機器を載置固定し、これら相互間を電気的に接続
を行ない、高圧側系統から受電して低圧側系統に至るよ
うに構成することも提案されている。（特開昭５８−８
９００９号公報他参照）〔発明が解決しようとする問題
点〕 しかし、このような移動用変電所は、小規模の変電所の
代替用として使用できるものの、更に高電圧大容量化す
るには、全体が著しく大きくなってしまい、移動用とし
て機能を失なってしまう問題がある。これを改善するた
めには、変圧器部分とガス遮断器などの開閉装置部分と
を別々の台車枠に載置し、組合せて使用することも考え
られる。

ところが、開閉装置部分は高電圧になる程、各機器の配
置が難しくなり、簡単には製作できない状況となってく
る。

また、通常変電所に設置するＧＩＳは１幅及び高さとも
に制限の少ない据付基礎面上に設置する構造であるから
、これをそのまま台車枠上に載置して移動用として構成
することができない問題がある。

本発明の移動用ＧＩＳの目的は、台車枠上にＧＩＳを適
切に配置することにより、台車枠の長手方向寸法を大き
くすることなく製作でき、しかも保守点検も支障なく行
えるようにすることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明では、移動可能に構成した台車枠上に、平行母線
部分を直交母線部分からなるほぼ口字状にするガス絶縁
主母線を配置するようにし、この内周側に各母線部分に
対向するように少なくとも３台の縦形ガス遮断器を配置
し、平行母線部分に一端を接続する縦形ガス遮断器は、
他端を引出端子装置に至るようにし、また直交母線部分
に一端をそれぞれ接続する各縦形ガス遮断器は、他端を
ブッシングに至るようにしたものである。

〔作用〕

ガス絶縁主母線をほぼ口字状に形成して台車枠上に配置
し、また各縦形ガス遮断器をコ字状内に配置したので、
台車枠上にＧＩＳを適切に構成することができるし１台
車枠の長手方向寸法も大きくせずに製作することができ
る。

〔実施例〕

本発明の一実施例である移動用ＧＸＳを示す第１図及び
第２図は、第３図の単線結線図に相当するものである。

２回線方式である第３図の単線結線図は、主母線ＢＵＳ
に周知の如く、両端へ断路器ＤＳが連らなりかつ接地開
閉器ＥＳを備える遮断器ＣＢ　１〜ＣＢδの一端が接続
され、中央の遮断器ＣＢ　１の他端は途中に接地開閉袋
ＥＳを備えるケーブルヘッドＣＨの如き引出端子装置に
至り。

またこの左右の各２台の遮断器ＣＢ２．ＣＢａ及びＣ３
Ａ、ＣＢ！＋の他端はそれぞれ途中に接地開閉器ＥＳを
備える引出端子であるブッシングＢＧに至るようになっ
ている。ＣＴは変流器である。

この２回線方式で移動用ＧＩＳを構成するために、本発
明では第１図及び第２図に示す如く、トレーラなどで移
動させる台車枠１０上には、ガス絶縁主母線１と、５台
の縦形ガス遮断器２Ａ。

２Ｂ・・・・・・２Ｅが適切に配置されている。ガス絶
縁主母線１は、台車枠１０の長手方向と平行に延びる平
行母線部分ＩＡと、この両端部付近にそれぞれ回線数に
応じた長さに形成して接続する直交母線部分ＩＢから形
成し、−側が開放されたほぼ口字状となるようにして配
置している。そして、このガス絶縁主母線１の口字状部
分で囲まれる内周側には、平行母線部分ＩＡに対向して
１台の縦形ガス遮断器２Ａが、また各直交母線部分１Ｂ
に対向してそれぞれ２台の縦形ガス遮断器を配置してい
る。このように各縦形ガス遮断器を配置することにより
、口字状としたガス絶縁主母線１の内周側空間部を有効
に活用でき、また各ガス遮断器２Ａ〜２Ｅもほぼ同一構
造のものを使用できるし、これらの部分の保守点検も集
中して１行なうことができる。

ガス絶縁主母線１の平行母線部分ＩＡには、これに対向
する縦形ガス遮断器２Ａの下方の開口部を結合して内部
の母線導体と遮断部とを接続するようにし、また平行母
線部分ＩＡと反対側に設ける下方の開口部には引出端子
装置であるケーブルヘッド（図示せず）を配置する端子
装置室３が接続され、ケーブル４が引出す構造としてい
る。各直交母線部分ＩＢにも上述と同様に、縦形ガス遮
断器２Ｂ、２Ｇ及び２Ｄ、２Ｅの下方の開口部を連結す
ると共に電気的にも接続され、また下方の開口部と同方
向に設ける上方の開口部には、遮断部の他端側に位置す
る線路用断路器６と接地開閉器７を収納する容器ユニッ
ト５が台車枠１０の長長方向に延びるように接続され、
更にこの実施例では三相用で示しているために、絶縁距
離を確保して水平に取付けるそれぞれ３本のブッシング
８が、引出端子容器９に引出端子として設けられ、各ブ
ッシングは所定の回線と架線にて接続されるものである
。

２回線分でしかも三相−指形で示した第１図及び第２の
実施例では、同方向となる各回線のブッシングは、２回
線分の２本のブッシング８が平行に設けられ、これを基
準にして時計方向或いは反時計方向に対称となるように
取付けている。

このように実施例では各回線分の縦形ガス遮断器２Ｂ〜
２Ｅの上方の開口部に、それぞれブッシングを設けるよ
うにしたので、その引出しも絶縁上支障なく行なえるし
、またガス絶縁主母線１が下側に位置しているので取付
けも容易であるばかりか保守点検上極めて効果的である
。各ブッシングはこれに代えてケーブルヘッドの如き引
出端子を用いることもできる。

第１図及び第２図に示す移動用ＧＩＳの実施例は、台車
枠１０上のガス絶縁主母線１に、２回線分の縦形ガス遮
断器５台を配置したものであるが、１回線分の３台のガ
ス遮断器を配置するものにも適用できることは明らかで
あり、また三相用に限らず単相用として構成することも
できるものである。

〔発明の効果〕

本発明のように移動用ＧＩＳを構成すれば、変電所に設
置したＧＩＳ相当のものとして直ちに活用でき、ガス絶
縁主母線と各ガス遮断器を台車枠上に適切に配置したの
で、台車枠の長手方向寸法を大きくせずに製作でき、ま
た保守点検も容易に行える効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の移動用ガス絶縁開閉装置の一実施例を
示す平面図、第２図は第１図の側面図、第３図は移動用
ガス絶縁開閉装置の単線結線図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、移動可能に構成した台車枠上に、ガス絶縁開閉装置
   を載置するものにおいて、前記台車枠上にはこの長手方
   向に延びる平行母線部分と、前記平行母線部分の両端部
   付近に接続する直交母線部分とからなるほぼコ字状のガ
   ス絶縁主母線を配置させ、前記ガス絶縁主母線の内周側
   各母線部分に対向して少なくとも３台の縦形ガス遮断器
   を設置し、前記縦形ガス遮断器の１台は一端をガス絶縁
   主母線の平行母線部分に接続し、かつ他端を引出端子装
   置に至るようにすると共に、他の各縦形ガス遮断器は一
   端をそれぞれ対向するガス絶縁主母線の直交母線部分に
   接続し、かつ他端を引出端子に至るようにしたことを特
   徴とする移動用ガス絶縁開閉装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記ガス絶縁主母
   線の平行母線部分と直交母線部分は、前記各ガス遮断器
   の下端側と接続したことを特徴とする移動用ガス絶縁開
   閉装置。 ３、特許請求の範囲第１項または第２項において、前記
   ガス絶縁主母線及び各ガス遮断器は三相一括形に構成し
   、各相の引出端子はガス遮断器の上端部より水平方向に
   引出したことを特徴とする移動用ガス絶縁開閉装置。 ４、特許請求の範囲第１項において、前記ガス絶縁主母
   線の各直交母線部分には、それぞれ２台のガス遮断器を
   対向配置して接続したことを特徴とするガス絶縁開閉装
   置。