JPS633502A - アンテナ入力回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ループアンテナを使用する受信機のアンテナ
入力回路に関するものである。

従来の技術 従来のループアンテナを使用した受信機のアンテナ入力
回路を、第２図を基にして説明する。

図中１は入力コイルで、この入力コイル１ば、アンテナ
巻線１ａと同調巻線１ｂとベース巻線１ｃとで構成され
ている。前記アンテナ巻線１ａの一端２はアースされ、
他の一端３はループアンテナ４の一端４ａと接続されて
いる。このループアンテナの他端４ｂはアースされ、ア
ンテナ巻線１ａの一端２と導通している。また、前記同
調巻線１ｂの一端５は、可変容量ダイオード６とコンデ
ンサ７と抵抗８からなる同調制御回路９に接続され、こ
の同調制御回路９は同調制御信号用の入力端子１ｏに接
続されている。

そして、前記ベース巻線１Ｃの各端子１１．１２は、そ
れぞれ出力信号取出用端子１３．１４と接続されている
。

以上のように構成されたアンテナ入力回路の動作を説明
すると、まず、ループアンテナ４に誘起した高周波電流
が入力コイル１のアンテナ巻線１ａに流れる。このとき
、同調制御信号用の入力端子１ｏに希望する周波数に応
じた制御信号が印加されると、同調制御回路９の可変容
量ダイオード６がこれに応じた容量となり、同調巻線１
ｂと同調制御回路９よシなる同調回路が希望する周波数
に同調する。そのため、ループアンテナ４に誘起した高
周波電流の中から、希望する周波数の信号を入力コイル
１のベース巻線１Ｃに誘起させ、出力信号用端子１３．
１４から出力を得るものである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような構成では、強電界環境下では
、ループアンテナ４に極めて大きな妨害信号が誘起する
ことがあり、入力コイル１のアンテナ巻線１ａを通じて
ベース巻線１ｃに妨害信号が誘起し、出力信号用端子１
３．１４から妨害信号が出力されることになる。また、
ループアンテナ４に発生した妨害信号が、端子４ｂのア
ースから受信機のアースへと流れ込み、妨害信号となる
等の問題点を有していた。

そこで本発明は、この問題点に留意し、妨害信号排除能
力を大幅に改善することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明のアンテナ入力回路
は、ループアンテナと入力コイルの間に直列に並列共振
回路を接続したものである。

作　　用 このため、ループアンテナに誘起する高周波電流のうち
、妨害信号となる周波数に共振するように並列共振回路
を設定することにより、この並列共振回路のインピーダ
ンスが妨害信号となる周波数に対して大きくなるので、
妨害信号が入力コイルに侵入することを阻止することが
できる。

実施例 以下に、本発明のアンテナ入力回路についての一実施例
を、第１図に基づき説明する。

第１図中の１５は入力コイルで、アンテナ巻線１５ａと
同調巻線１５ｂとベース巻線１５ｃとで構成されている
。前記アンテナ巻線１５ａの一端１ｅはアースされ、他
の一端１７はループアンテナ１８の一端１８ｃと接続さ
れている。このループアンテナの他端１８ｂには、可変
容量コンデンサ１９とコイル２０とからなる並列共振回
路２１の一端が接続され、この並列共振回路２１の他端
はアースされていてアンテナ巻線１５ａの一端１６と導
通している。また、前記同調巻線１５ｂの一端２２は、
可変容量ダイオード２３とコンデンサ２４と抵抗２５と
からなる同調制御回路２６に接続され、この同調制御回
路２６は同調制御信号用の入力端子２７に接続されてい
る。そして、前記ベース巻線１５ｃの各端子２８．２９
は、それぞれ出力信号取出用端子３０，３１と接続され
ている。

以上のように構成されたアンテナ入力回路は、まず、ル
ープアンテナ１８が高周波電波を受け、このループアン
テナ１８に高周波電流が誘起される。

ここで、並列共振回路２１の可変容量コンデンサ１９を
調節して妨害信号となる周波数に共振周波数をあわせる
ことにより、この妨害信号となる周波数の高周波電流に
対して並列共振回路２１のインピーダンスが大きくなり
、入力コイル１５のアンテナ巻線１５ａに流れる高周波
電流のうち、妨害信号となる高周波電流のみが減少する
。そして、従来と同様に同調制御信号用の入力端子２７
に希望する周波数に応じた制御信号を印加することによ
り、同調制御回路２６の可変容量ダイオード２３がこれ
に応じた容量となシ、同調巻線１５ｂと同調制御回路２
６よυなる同調回路によってループアンテナ１８に誘起
した高周波電流の中から、希望する周波数の信号がベー
ス巻線１５ｃに誘起され、出力信号用端子３０．３１か
ら出力信号を得ることができる。なお、このときの出力
信号には並列共振回路を設けたことによシ、妨害信号と
なる高周波電流が含まれていない。

このように、入力コイル１５とループアンテナ１８との
間に、妨害信号となる周波数に共振する並列共振回路２
１を直列に介在させて、入力コイル１５とループアンテ
ナ１８とを接続しているので、妨害信号に対してのイン
ピーダンスが増加し、妨害信号が出力されることを著し
く減少させることができるのである。また、並列共振回
路２１に可変容量コンデンサ１９を使用しているため、
周波数が異なる妨害信号にも対応できるのである。

なお、本実施例ではループアンテナ１８の他端１８ｂに
並列共振回路２１を接続しているが、−端１８ａの側に
並列共振回路２１を接続しても同様である。

発明の効果 以上の説明で明らかなように本発明のアンテナ入力回路
は、入力コイルとループアンテナとの間に、並列共振回
路を直列に接続したことにより、ループアンテナに誘起
する高周波電流の中の妨害信号周波数に対してのみ、並
列共振回路を共振させてインピーダンスを増加させるこ
とができるので、妨害信号となる高周波電流のみを減少
させることができる。そのため受信機の妨害信号排除能
力を増加させることができる優れたアンテナ入力回路を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のテンテナ入力回路の一実施例を示す回
路図、第２図は従来のアンテナ入力回路の回路図である
。 １５・・・・・・入力コイル、１８・・・・・・ループ
アンテナ、１つ・・・・・・可変容量コンデンサ、２０
・・・・・・コイル、２１・・・・・・並列共振回路、
２６・・・・・・同調制御回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ループアンテナと、入力コイルと、コイルとコン
   デンサによる並列共振回路とを備え、この並列共振回路
   を、前記ループアンテナと入力コイルの間に直列に接続
   したアンテナ入力回路。
2. （２）並列共振回路を構成するコンデンサが可変容量コ
   ンデンサである特許請求の範囲第（１）項記載のアンテ
   ナ入力回路。