JPS6334208Y2 - - Google Patents

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JPS6334208Y2
JPS6334208Y2 JP16361482U JP16361482U JPS6334208Y2 JP S6334208 Y2 JPS6334208 Y2 JP S6334208Y2 JP 16361482 U JP16361482 U JP 16361482U JP 16361482 U JP16361482 U JP 16361482U JP S6334208 Y2 JPS6334208 Y2 JP S6334208Y2
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JP
Japan
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gate valve
sample
chamber
wall
opening
Prior art date
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JP16361482U
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JPS5966850U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエレクトロンプローブマイクロアナラ
イザ(EPMA)や走査型電子顕微鏡(SEM)な
どの分析装置に設けられた試料室に試料を導入す
るための試料導入装置に関する。
一般に、EPMAやSEMなどの分析装置におい
ては、その試料室内は分析時は勿論のこと、試料
交換時においても分析効率および試料室内の汚染
防止等の点から常時真空状態を保つ必要がある。
このため、試料室に付属して試料導入装置が設け
られている。この試料導入装置は、試料室に設け
た試料導入用の開口部と、この試料室の外側に連
設された予備排気室ならびに上記開口部を開閉す
るゲートバルブを主体に構成され、分析時には、
まず試料を予備排気室内に入れて予備排気室を真
空状態にし、次いでゲートバルブを開放して試料
を上記開口口部から試料室内に導入するようにし
て試料室内の真空状態を保つている。
ところで、従来の試料導入装置においては、ゲ
ートバルブの開閉機構としてスライド式のものや
回転式のものが採用されている。しかしながら前
者の場合はゲートバルブを単にスライドさせるだ
けでは試料室の気密性が充分に保てないので、ゲ
ートバルブ押え付け機構を別途設けている。この
ゲートバルブ押え付け機構はゲートバルブが上記
開口部を閉塞するにともない、順次その押圧力を
増大させる構成のため、ゲートバルブが試料室と
の接触によつて摩耗したり、傷が付いたり、ま
た、ゲートバルブに設けたOリングが短期間に損
傷するなどの問題がある。また、後者の場合は予
備排気室にゲートバルブの回転分のスペースを確
保する必要があるので予備排気室がゲートバルブ
の開閉機構によつて多大のスペースを占められ、
このため導入試料の大きさが制限されたり予備排
気室のスペースが必要以上に大きくなつて排気に
時間がかかるなどの不都合が生じている。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもので
あつて、試料室に設けた開口部がゲートバルブに
よつて完全に閉塞された状態になつて始めて押圧
カムでゲートバルブを試料室に押え付けるように
し、かつ、ゲートバルブの開閉機構が従来に比べ
て簡単でこのため予備排気室がコンパクトであり
ながら実質的には大きな形状の試料導入を可能と
し、これによつて上記問題点を解消した試料導入
装置を提供することを目的とするものである。
以下、本考案の構成を実施例について、図面に
基づいて説明する。
本考案の試料導入装置1は、第1図に示すよう
に、予備排気室2を有しており、この予備排気室
2は試料室3の外壁4の一部と、この外壁4に形
成された開口部5の前方に設けられたゲートバル
ブ6と、このゲートバルブ6ならびに上記開口部
5を覆つて外壁4に取付けられたカバー部材7と
で構成される。また、カバー部材7は前壁7aが
脱着可能であつて、この前壁7aに試料導入棒8
がパツキン9を介して前後に移動自在に挿通さ
れ、予備排気室2内の試料導入棒8の先端に試料
11を載置する試料ホルダ10が取付けられてい
る。一方、カバー部材7の左右の側壁7bには第
2図に示すように上下のカム軸12,13と枢軸
14およびガイド軸16が回動自在に支承されて
いる。そして、予備排気室2内において、カム軸
12,12にはそれぞれ左右にゲートバルブ6に
当接可能な押圧カム18,18,18,18が、
また、枢軸14には左右にプーリ20,20が
各々取付けられている。このプーリ20,20
と、前記ガイド軸16には両端をそれぞれゲート
バルブ6の上下端に固定した線や帯などでできた
連結部材22,22が懸架されてゲートバルブ6
を上下に摺動自在に支持している。さらに、試料
室3の外壁4の開口部5より上方の左右にはゲー
トバルブ6が開口部5を閉塞した位置にてその摺
動を係止するストツパ手段の係止ピン24,24
が固着されている。この係止ピン24,24は本
例のように試料室3の外壁4に設ける他カバー部
材7の側壁7bや、側壁7bと外壁4の両者に設
けてもよい。
駆動手段26は予備排気室2の外側にあつてモ
ータ28の駆動軸28aの一端に駆動歯車30が
取付けられ、この駆動歯車30には中間歯車32
ならびに下側のカム軸12の一端に取付けられた
第1従動歯車34がそれぞれ噛合され、、また上
記中間歯車32には上側のカム軸12の一端に取
付けられた第2従動歯車36ならびに第3従動歯
車38がそれぞれ噛合して構成されている。上記
第3従動歯車38は、枢軸14に回動自在に支持
されており、その一側に枢軸14に巻回したねじ
り回転ばね40の一端が固定され、このねじり回
転ばね40の他端は枢軸14に固着したつば42
に固定されている。従つて枢軸14はねじり回転
ばね40を介して駆動手段26の第3従動歯車3
8に接続されている。
なお、44,46は共に気密保持用のOリング
である。
次に上記構成において試料を試料室3内に導入
する際の試料導入装置1の動作について説明す
る。
まず、試料11を試料ホールダ10に載置した
後、カバー部材7の前壁7aを側壁7bに嵌合す
る。ゲートバルブ6は、前壁7aを離脱する前か
ら第2図に示す実線位置にあつて、試料室3の開
口部5を閉塞している。そして前壁7aを側壁7
bに嵌合すると直ちに予備排気室2内の空気は図
示省略した排気口を通して真空ポンプにより排気
される。予備排気室2内が真空状態になつたとき
に、駆動手段26のモータ28を回転すると、そ
の回転力は駆動歯車30、中間歯車32を介し
て、第1、第2、第3の各従動歯車34,36,
38に伝達され、第2図において第1従動歯車3
4は反時計方向に、第2と第3の従動歯車36,
38は共に時計方向に回転する。このため、ま
ず、カム軸12,13が回転して押圧カム18,
18…によるゲートバルブ6への押し付けを解除
し、次いで、第3従動歯車34の回転力はねじり
回転ばね40を介して枢軸14に伝達されて、枢
軸14が時計方向に回転し、従つてプーリ20,
20も同方向に回転して連結部材22,22に連
結されたゲートバルブ6が下方に摺動する。これ
によつて試料室3の開口部5が開放され、試料室
3と予備排気室2とが連通する。その後、試料導
入棒8を押して試料ホールダ10を開口部5から
試料室3内に導入し試料ホールダ10を試料室3
に設けられた試料ステージ(図示省略)に装填
し、試料導入棒8を試料ホールダ10から取り外
し、試料導入棒8のみを予備排気室2内に引き戻
す。次いで、モータ28を上記と反対に逆回転さ
せると、第2図において、第1従動歯車34は時
計方向に、第2および第3従動歯車36,38は
共に反時計方向に回転する。従つて、各カム軸1
2,13はそれぞれ第1従動歯車34および第2
従動歯車36と同方向に、枢軸14およびプーリ
20,20はねじり回転ばね40によつて第3従
動歯車38と同じ反時計方向に回転する。このた
め、ゲートバルブ6は連結部材22に引張られて
上方に摺動し、また押圧カム18,18,18,
18も回転する。しかしながら、各歯車30,3
2,34,36,38の歯車比と、押圧カム1
8,18,18,18の配置を予じめ調整してい
るので、押圧カム18,18,18,18がゲー
トバルブ6に当接する前にまずゲートバルブ6が
係止ピン24,24に当接して係止され、試料室
3の開口部5を閉塞する。引き続いて枢軸14は
回転し続けようとするがゲートバルブ6は係止ピ
ン24,24に係止されているので、その回転は
阻止され、第3従動歯車38の回転はねじり回転
ばね40のねじりによつて吸収される。次いでカ
ム軸12,13の回転により押圧カム18,1
8,18,18がゲートバルブ6と当接するの
で、ゲートバルブ6は押圧カム18,18,1
8,18により試料室3の外壁4に押圧され、試
料室3内が密閉される。押圧カム18,18,1
8,18がゲートバルブ6を押圧後は図示省略し
たリミツトスイツチによつてモータ28の回転が
停止されるので、ねじり回転ばね40には必要以
上の応力が加わるのが未然に防止される。このよ
うにして試料導入操作が行なわれる。
以上のように、本考案によれば試料導入にとも
なうゲートバルブの摺動動作はゲートバルブに試
料室側への押圧力が加わらないために円滑に行な
われ、ゲートバルブが試料室の開口部を閉塞した
後押圧カムでゲートバルブを試料室側へ押圧する
ようにしたので、従来のようにゲートバルブが試
料室との接触により容易に傷ついたりゲートバル
ブに設けたOリングが短期間で使用できなくなる
などの問題が解消される。さらに、構造が簡単で
かつ、カム軸や枢軸を回転させるための駆動手段
などはカバー部材の外方に設けられているため予
備排気室がコンパクトでありながら、実質的には
大きな形状の試料を導入することができる等実用
上優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は試料導
入装置の平面断面図、第2図は第1図の−線
に沿う断面図である。 1……試料導入装置、2……予備排気室、3…
…試料室、4……外壁、5……開口部、6……ゲ
ートバルブ、7……カバー部材、12,13……
カム軸、14……枢軸、18……押圧カム、20
……プーリ、22……連結部材、24……係止ピ
ン、26……駆動手段、40……ねじり回転ば
ね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 試料室の外壁と、この外壁に形成された開口部
    の前方に設けられたゲートバルブと、このゲート
    バルブならびに前記開口部を覆つて前記外壁に取
    付けられたカバー部材とで予備排気室が構成さ
    れ、このカバー部材には予備排気室の外方に設け
    た駆動手段に接続されたカム軸と、同じくこの駆
    動手段にねじり回転ばねを介して接続された枢軸
    とがそれぞれ回動自在に支承され、前記予備排気
    室内のカム軸には前記ゲートバルブを押圧する押
    圧カムが、また、枢軸にはプーリがそれぞれ取付
    けられ、このプーリには、両端が前記ゲートバル
    ブに固定された線、帯などでできた連結部材が懸
    架されてゲートバルブが摺動自在に支持され、前
    記試料室の外壁ならびにカバー部材の少なくとも
    一方には前記ゲートバルブの摺動を係止するスト
    ツパ手段が設けられ、前記駆動手段により枢軸を
    回転させて連結部材を介してゲートバルブを摺動
    し前記試料室の開口部を開閉するとともに、ゲー
    トバルブが前記ストツパ手段に係止されて開口部
    を閉塞したときには、前記ねじり回転ばねによつ
    て枢軸の回転を停止し、カム軸のみを回転させて
    前記押圧カムでゲートバルブを試料室の外壁に押
    し付けるようにしたことを特徴とする試料導入装
    置。
JP16361482U 1982-10-27 1982-10-27 試料導入装置 Granted JPS5966850U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16361482U JPS5966850U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 試料導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16361482U JPS5966850U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 試料導入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5966850U JPS5966850U (ja) 1984-05-04
JPS6334208Y2 true JPS6334208Y2 (ja) 1988-09-12

Family

ID=30358946

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JP16361482U Granted JPS5966850U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 試料導入装置

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JPS5966850U (ja) 1984-05-04

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