JPS6333582B2 - - Google Patents

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JPS6333582B2
JPS6333582B2 JP57036609A JP3660982A JPS6333582B2 JP S6333582 B2 JPS6333582 B2 JP S6333582B2 JP 57036609 A JP57036609 A JP 57036609A JP 3660982 A JP3660982 A JP 3660982A JP S6333582 B2 JPS6333582 B2 JP S6333582B2
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JP
Japan
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pressure
port
valve
oil passage
spool
Prior art date
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Expired
Application number
JP57036609A
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English (en)
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JPS58156755A (ja
Inventor
Kazuhiko Sugano
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3660982A priority Critical patent/JPS58156755A/ja
Publication of JPS58156755A publication Critical patent/JPS58156755A/ja
Publication of JPS6333582B2 publication Critical patent/JPS6333582B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/06Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
    • F16H61/061Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using electric control means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は自動変速機の油圧制御装置に関するも
のである。 自動変速機の油圧制御装置にアキユムレータを
設けて油圧の立上りを緩和し、変速シヨツクを軽
減することは、例えば特開昭53―72964号公報に
示されるように、周知の技術であるが、従来の自
動変速機、例えば前進4速の自動変速機において
は、第4速から第3,2又は1速への変速(すな
わち、4―3変速、4―2変速、4―1変速)の
場合のシヨツク及びマニユアルバルブをN位置か
らD位置へ切換えた場合のシヨツクを軽減しよう
とする際には、それぞれの場合に作動する複数の
アキユムレータを設ける必要があつたため、油圧
回路が複雑になつて大きなスペースを必要とし、
また価格も高くなるという問題点があつた。 本発明は、従来の自動変速機の油圧制御装置に
おける上記のような従来の問題点に着目してなさ
れたものであり、第4速から第3,2又は1速へ
の変速の際及びマニユアルバルブをN位置からD
位置に切換えた際に作動する1つのアキユムレー
タを設けることにより上記問題点を解消すること
を目的としている。 以下、本発明をその実施例を示す添付図面の第
1〜9図に基づいて説明する。 第1図に、オーバドライブ付き前進4速後退1
速の自動変速機の動力伝達機構を骨組図として示
す。この動力伝達機構は、トルクコンバータT/
Cを介してエンジン出力軸Eからの回転力が伝え
られる入力軸I、フアイナルドライブ装置へ駆動
力を伝える出力軸O、第1遊星歯車組G1、第2
遊星歯車組G2、第1クラツチC1、第2クラツ
チC2、第3クラツチC3、第1ブレーキB1、
第2ブレーキB2、及びワンウエイクラツチ
OWCを有している。第1遊星歯車組G1は、サ
ンギアS1と、インターナルギアR1と、両ギア
S1及びR1と同時にかみ合うピニオンギアP1
を支持するキヤリアPC1とから構成されており、
また遊星歯車組G2は、サンギアS2と、インタ
ーナルギアR2と、両ギアS2及びR2と同時に
かみ合うピニオンギアP2を支持するキヤリア
PC2とから構成されている。キヤリアPC1はク
ラツチC2を介して入力軸Iと連結可能であり、
またサンギアS1は、クラツチC1を介して入力
軸Iと連結可能である。キヤリアPC1はクラツ
チC3を介してインターナシヨナルギアR2とも
連結可能である。サンギアS2は入力軸Iと常に
連結されており、またインターナルギアR1及び
キヤリアPC2は出力軸Oと常に連結されている。
ブレーキB1はキヤリアPC1を固定することが
可能であり、またブヘレーキB2はサンギアS1
を固定することが可能である。ワンウエイクラツ
チOWCは、キヤリアPC1の正転(エンジン出力
軸Eと同方法の回転)は許すが逆転(正転と客方
向の回転は許さない構造(すなわち、逆転時のみ
ブーレキとして作用する構造)としてある。 上記動力伝達機構は、クラツチC1,C2及び
C3、ブレーキB1(ワンウエイクラツチOWC)
及びB2を種々の組み合わせで作動させることに
よつて遊星歯車組G1及びG2の各要素S1,S
2,R1,R2,PC1,及びPC2の回転状態を
変えることができ、これによつて入力軸の回転速
度に対する出力軸Oの回転速度を種々変えること
ができる。クラツチC1,C2及びC3、及びブ
レーキB1及びB2を下表のような組み合わせで
作動させることにより、前進4速後退1速を得る
ことができる。
【表】 なお、上表中O印は作動しているクラツチ及び
ブレーキを示し、α1及びα2はそれぞれインタ
ーナルギアR1及びR2の歯数に対するサンギア
S1及びS2の歯数の比であり、またギア比は出
力軸Oの回転数に対する入力軸Iの回転数の比で
ある。また、B1の下に(OWC)と表示してあ
るのは、ブレーキB1に作動させない場合でもワ
ンウエイクラツチOWCによつて第1速が得られ
ることを示している。ただし、この場合の第1速
では、出力軸O側から駆動することができない
(すなわち、エンジンブレーキが効かない)。 第2図は、上記動力伝達機構を制御するための
油圧制御装置の油圧回路図である。 この油圧制御装置は、レギユレータバルブ2、
マニユアルバルブ4、スロツトルバルブ6、スロ
ツトルフエールセーフバルブ8、スロツトルモジ
ユレータバルブ10、プレツシヤモデイフアイア
バルブ12、カツトバツクバルブ14、ライン圧
ブースタバルブ16、ガバナバルブ18、1―2
シフトバルブ20、2―3シフトバルブ22、3
―4シフトバルブ24、2―4タイミングバルブ
26、2―3タイミングバルブ28、3―4タイ
ミングバルブ30、3―2タイミングバルブ3
2、1速固定レンジ減圧バルブ34、トルクコン
バータ減圧36、1―2アキユムレータ38、4
―3アキユーレータ40、及びオーバドライブイ
ンヒビタソレノイド42を有しており、これらの
各バルブは互いに第2図に示すように接続され、
またオイルポンプO/P、トルクコンバータT/
C、クラツチC1,C2及びブーレーキB1、及
びB2とも図示のように接続されている。なお、
ブレーキB2は、ブレーキを締結させる油圧室で
あるサーボアプライ室S/Aと、ブレーキを解除
させる油圧室であるサーボレリーズ室S/Rを有
している(サーボレリーズ室S/Rの受圧面積は
サーボアプライ室S/Aの受圧面積よりも大きい
ので、サーボレリーズ室S/Rに油圧が供給され
るとサーボアプライ室S/Aに油圧が供給されて
いてもブレーキB2は解除される)。オーバドラ
イブインヒビタソレノイド42はオーバドライブ
インヒビタスイツチSWと電気的に接続されてい
る。 次に各バルブの構成及び作用について説明す
る。 レギユレータバルブ2は、ポート102a〜1
02iを有するバルブ穴102と、バルブ穴10
2に対応したランド202a〜202dを有し軸
方向に移動自在にバルブ穴102内にはめ合わせ
られたスプール202と、プート252a及び2
52bを有しバルブ穴102内に固定されたスリ
ーブ252と、スリーブ252の内径部に対応す
るランド203a及び203bを有し軸方向に移
動自在にスリーブ252内径部にはめ合わせられ
たスプール203と、スリーブ252の図中上端
部に配置されたスプリングシート254と、スプ
リングシート254とスプール202のランド2
02dとの間に設けられたスプリング302とか
ら成つている。スプール202のランド202
b,202c及び202dの直径は等しく、ラン
ド202aの直径はこれらのランドの直径より小
さい。スプール203のランド254aはランド
254bよりも大径としてある。ポート102
a,102c及び102gはドレーンポートであ
る。ポート102b及び102eは、オイルポン
プO/Pから圧油が吐出される油路402(ライ
ン圧回路)と接続されている。ポート102bの
入口にはオリフイス606が設けてある。ポート
102dは油路404を介してオイルポンプO/
Pの容量可変用油室C/Cに接続されている。オ
イルポンプO/Pは吐出容量可変式ベーンポンプ
であり、油室C/Cに供給される油圧に応じて吐
出量を減少するようにしてある。ポート102f
は油路406を介してトルクコンバータ減圧バル
ブ36のポート136bと接続されている。な
お、油路406にはオリフイス608が設けてあ
る。ポート102hは油路410を介してカツト
バルブ14のポート114c及び114gと接続
されており、またポート102iは油路411を
介してカツトバツクバルブ14のポート114a
及び114d、及びプレツシヤモデイフアイアバ
ルブ12のポート112c及び112eと接続さ
れている。 レギユレータバルブ2は次のようにして油路4
02のライン圧を調圧する。スプール202のラ
ンド202aと202bとの面積差にポート10
2bから油圧が作用しスプール202に図中下向
きの力を作用している。一方、スプール202に
は、スプリング302による図中上向きの力及び
スプール203による上向きの力(後述する)が
作用している。ポート102bの油圧は、これと
油路402を介して連通するポート102e内の
油がポート102fへ排出されることにより、上
記上向きの力とつり合うように調節される。すな
わち、ポート102bの油圧が高くなつて下向き
の力が上向きの力よりも大きくなると、スプール
202はわずかに下に移動し、ランド202dと
ポート102fとの間にすきまが形成され、この
すきまからポート102e内の油が流出しポート
102eの油圧が低下するが、ポート102eは
油路402によつてポート102bとを連通して
いるので、結局ポート102bの油圧が低下し、
下向きの力が小さくなるためスプール202は上
方向へ押し戻される。このような作動を連続的に
繰り返すことにより、ポート102bの油圧、す
なわち油路402の油圧、は常に上向きの力とつ
り合うように調圧される。このようにして得られ
る油圧(すなわちライン圧)は、スプリング30
2による力は一定であるから、スプール203に
よる上向きの力に応じて変化することになる。バ
ルブ穴102のポート102h及び102iの位
置は、それぞれスリーブ252のポート252a
及び252bの位置と一致しているため、スプー
ル203のランド203aと203bとの面積差
には油路410の油圧が作用し、またランド20
3bの下端部には油路411の油圧が作用し、ス
プール203は上向きの力を受けている。従つ
て、油路410及び411の油圧に応じてライン
圧は制御される。ライン圧の具体的な特性につい
ては、関連する他のバルブを説明した後で説明す
る。 マニユアルバルブ4は、ポート104a〜10
4fを有するバルブ穴104と、バルブ穴104
に対応したランド204a及び204bを有し軸
方向に移動自在にバルブ穴104内にはめ合わせ
られたスプール204とから成つている。スプー
ル204は、図示していない運転席のシフトレバ
ーによつて作動され、パーキング位置P、後退走
行位置R、中立位置N、前進自動変速走行位置
D、2速位置、及び1速位置の6位置におい
て停止するように設定されている。ポート104
aはドレーンポートであり、ポート104bは油
路408を介してクラツチC1、及びシヤトルバ
ルブ502のポート502aと接続されている。 ポート104Cは前述のライン圧回路である油
路402と接続され、ポート104dは油路41
2を介して1―2シフトバルブ20のポート12
0g、3―4シフトバルブ24のポート124h
及びガバナバルブ18に接続され、ポート104
eは油路414を介してライン圧ブースタバルブ
16のポート116e、2―3シフトバルブ22
のポート122a及びシヤトルバルブ504のポ
ート504aに接続され、またポート104fは
油路416を介して1速固定レンジ減圧バルブ3
4のポート134dと接続されている。スプール
204が各停止位置において停止すると、ライン
圧が供給されているポート104Cは下表に示す
ように各ポートと連通し、各ポートにライン圧を
配分する。
【表】 なお、上表中O印を付したポートにライン圧が
供給され、それ以外のポートはすべてドレーンポ
ートと接続される。 スロツトルバルブ6は、ポート106a〜fを
有するバルブ穴106と、バルブ穴106に対応
したランド206a〜cを有し軸方向移動自在に
バルブ穴106内にはめ合わされたスプール20
6と、スプール206を図中左方向に押圧するス
プリング306と、図示しないアクセルペダルと
リンケージ等を介して連動しバルブ穴106内を
移動可能なプランジヤ207と、プランジヤ20
7とスプール206との間に設けられたスプリン
グ307とから成つている。ランド206cはラ
ンド206a及び206bよりも小径としてあ
る。ポート106a及び106fはドレーンポー
トである。ポート106bは、キツクダウン圧回
路である油路418に接続されており、後述する
ようにアクセルペダルをキツクダウン位置まで踏
み込んだときだけキツクダウン圧(ライン圧と同
等の圧力)が供給され、それ以外の場合はドレー
ンポート106aと接続されている。ポート10
6c及び106eはスロツトル圧回路である油路
420と接続されており、またポート106dは
ライン圧回路である油路402と接続されてい
る。なお、ポート106eの入口にはオリフイス
610が設けてある。このような構成のスロツト
ルバルブ6は、スプリング306による力及びラ
ンド206b及び206c間の面積差に作用する
ポート106eの油圧の力という図中左向きの力
と、スプリング307による右向きの力とがつり
合うように、ポート106dのライン圧を油圧源
として周知の調圧作用によりポート106e及び
106cの油圧を調圧する。従つて、油路420
にはスプリング307の押力に比例した油圧が得
られるが、スプリング307の押力はアクセルペ
ダルと連動するプランジヤ207によつて可変と
してあるので、結局油路420の油圧はアクセル
ペダルの踏み込み量(スロツトル開度)に比例し
た油圧(すなわちスロツトル圧)になる。このス
ロツトル圧の特性を第3図に実線で示す。なお、
キツクダウン時においては、スロツトルバルブ6
はプランジヤ207及びスプリング307により
図中右側に押し込まれて調圧機能を失い、油路4
20にもライン圧が供給されるため、後述のよう
にドレインポートであつたポート106bにもラ
イン圧が供給される。 スロツトルフエールセーフバルブ8は、ポート
108a〜eを有するバルブ穴108(このバル
ブ穴108はスロツトルバルブ6のバルブ穴10
6と同軸に形成されている)と、ランド208a
〜cを有しバルブ穴108に軸方向に移動自在に
はめ合わせれたスリーブ208と、ランド207
aを有する前述のプランジヤ207(ランド20
7aはスリーブ208の内径部に軸方向に移動自
在にはめ合わせてある)と、バルブ穴108を封
鎖するプラグ209(ただし、プランジヤ207
を通過させる内径部を有している)と、プラグ2
09とスリーブ208との間に設けられたスプリ
ング308とから成つている。バルブ穴108の
ポート108a及び108dは前述のスロツトル
圧回路である油路420に接続され、またポート
108bはライン圧回路である油路402に接続
されている。ポート108cは油路422を介し
てシヤトルバルブ506のポート506aと接続
されている。また、ポート108eは前述のキツ
クダウン回路である油路418と接続されてい
る。このような構成のスロツトルフエールセーフ
バルブ8は、通常は(すなわち、キツクダウン時
及びアクセルリンケージの故障時以外)プランジ
ヤ207の押力を軽減する作用を有する。すなわ
ち、ポート108aに供給されるスロツトル圧は
スリーブ208の内径部に達し、プランジヤ20
7のランド207aに作用して図中右方向の力を
与える。従つて、スプリング307を圧縮するた
めのプランジヤ207の力(すなわち、アクセル
ペダルの踏み込み力)が軽減される。スプリング
307を圧縮すればするほどその反力が大きくな
るが、これに応じてスロツトル圧も前述のように
高くなるので、スロツトル圧がプランジヤ207
を押す力も大きくなり、常にほぼ一定のアクセル
ペダル踏力を維持することができる。キツクダウ
ン時には、プランジヤ207は図中上半部に示す
位置まで押し込まれ、これによつてポート108
eとポート108aとがスリーブ208の内径部
を介して連通する。このため油路420の油圧が
油路418に送り込まれる。油路420はスロツ
トル圧回路であり、通常はスロツトル圧が供給さ
れているが、キツクダウン時には前述のスロツト
ルバルブ6のスプール206も図中上半部に示す
ように押し込まれ、ポート106dと106cと
が連通し、油路420にもライン圧が送り込まれ
ている。従つて、油路418にもライン圧が供給
される。スリーブ208はスプリング308によ
つて図中右側奥部に押し込まれている(図中上半
部位置)ので、ポート108cと108dとは、
スリーブ208のランド208a及び208b間
において連通し、油路420のスロツトル圧は油
路422に送り込まれている。しかし、アクセル
ペダルとプランジヤ207とを連結するリンケー
ジ等に故障を生じてプランジヤ207が図中左方
向に押し戻されると、スリーブ208もプランジ
ヤ207と共に左方向に移動し、図中下半部に示
す状態となる。このためポート108cはポート
108bと連通し、油路422には、油路402
からライン圧が送り込まれ、後述のようにしてラ
イン圧はその最も高い状態となるため、クラツチ
及びブレーキに滑りを生じることがなく、上記故
障にもかかわらず必要に応じて自動車を走行させ
ることができる。(例えば、修理工場まで自走さ
せるような場合)。 スロツトルモジユレータバルブ10は、ポート
110a〜eを有するバルブ穴110と、バルブ
穴110に対応したランド210a〜cを有しバ
ルブ穴110内に軸方向に移動自在にはめ合わせ
られたスプール210と、スプール210を図中
左方向に押圧するスプリング310とから成つて
いる。ランド210aは、ランド210b及び2
10cよりも大径としてある。ポート110a及
び110dは、前述のスロツトル圧回路である油
路420と接続され、またポート110bは前述
のキツクダウン回路である油路418と接続され
ている。また、ポート110c及び110eは油
路424を介して2―3シフトバルブ22のポー
ト122dと接続されている。ポート110eの
入口にはオリフイス612が設けられている。こ
のような構成のスロツトルモジユレータバルブ1
0は、キツクダウンでない状態においてはポート
110bが油路418を介してドレーンポートと
なつているため、ポート110dを高圧側ポート
(スロツトル圧が供給されている)とすると共に
ポート110bをドレーンポートとして調圧作用
を行なう。スプール210のつり合いは、ポート
110aの油圧(スロツトル圧)がランド210
aに作用する右向きの力と、ポート110eの油
圧がランド210cに作用する力にスプリング3
10の力を加えた左向きの力とによつて達成され
る。従つて、ポート110eの油圧(以下、「ス
ロツトルモジユレート圧」とする)は、スロツト
ル圧に応じて変化し、第3図に破線で示すような
特性となる。このスロツトルモジユレート圧は、
上述のように油路424によつて2―3シフトバ
ルブ22に送られ、その切換えを制御するために
用いられる。キツクダウン時には、ドレーンポー
トであつたポート110bにキツクダウン圧(ラ
イン圧)が供給され、スロツトルモジユレータバ
ルブ10は調圧機能を失つて図中上半部に示す状
態となるため、油路424にはライン圧が供給さ
れることになる。 プレツシヤモデイフアイアバルブ12は、ポー
ト112a〜eを有するバルブ穴112と、バル
ブ穴112に対応した等径のランド212a及び
bを有しバルブ112内に軸方向に移動自在には
め合わせられたスプール212と、スプール21
2を図中下向きに押圧するスプリング312とか
ら成つている。ポート112a及び112bは共
にドレーンポートである。ポート112c及び1
12eは前述の油路411を介してレギユレータ
バルブ2のポート102iと接続されており、ま
たポート112dは油路426を介してシヤトル
バルブ506のポート506cと接続されてい
る。ポート112eの入口にはオリフイス622
が設けてある。このような構成はプレツシヤモデ
イフアイアバルブ12には、ポート112dを高
圧側ポート(後述のようにスロツトル圧又はライ
ン圧が供給されている)とすると共にポート11
2bをドレーンポートとして調圧作用を行なう。
スプール212のつり合いは、ポート112eの
油圧がランド212bに作用する図中上向きの力
とスプリング312による下向きの力とによつて
達成される。従つて、ポート112eの油圧(以
下、「プレツシヤモデイフアイア圧」とする)は、
スプリング312の力に対応した一定の値とな
る。ただし、ポート112dに供給される油圧が
スプリング312による力よりも小さい場合に
は、プレツシヤモデイフアイアバルブ12は調圧
状態とはならず図中右半部の状態に維持されるた
め、ポート112dの油圧がそのまま油路411
に供給され、油路411の油圧は油路426と油
圧と同じ圧力となる。通常の場合(アクセルペダ
ルリンケージが故障していない場合及びマニユア
ルバルブ4が位置でない場合)には、ポート1
12dには、スロツトルフエールセーフバルブ8
のポート108c、油路422、シヤトルバルブ
506及び油路426を介してスロツトル圧が供
給されるため、プレツシヤモデイフアイア圧は第
4図に示すような特性となる。アクセルペダルリ
ンケージが故障した場合には、前述のようにスロ
ツトルフエールセーフバルブ8が切換つて油路4
22にライン圧が供給されるのでプレツシヤモデ
イフアイア圧は一定圧となる。また、後述のよう
にマニユアルバルブ4をD位置から位置に切換
えた場合には、ライン圧ブースタバルブ16から
油路428を介してシヤトルバルブ506のポー
ト506bにライン圧が供給されるので、油路4
22のスロツトル圧の値にかかわらずポート11
2dにライン圧が供給され、プレツシヤモデイフ
アイア圧は一定圧となる。プレツフヤモデイフア
イア圧は油路411を介してレギユレータバルブ
2のポート102iに導びかれているので、ライ
ン圧はプレツフヤモデイフアイア圧に応じて高く
なる。また、プレツフヤモデイフアイア圧はカツ
トバツクバルブ14にも導びかれている。 カツトバツクバルブ14は、ポート114a〜
gを有するバルブ穴114と、ランド214a〜
cを有しバルブ穴114内に軸方向に移動自在に
はめ合わされたスプール214と、ポート114
f及び114gにそれぞれ対応したポート256
a及び256bを有しバルブ穴114にはめ合わ
されたスリーブ256と、ランド215a及びb
を有しスリーブ256の内径部に軸方向に移動自
在にはめ合わされたスプール215とから成つて
いる。スプール214のランド214aはランド
214b及び214cよりも小径にしてある。ま
た、スプール215のランド215aはランド2
15bよりも大径にしてある。ポート114a及
び114dは油路411に接続されており前述の
プレツフヤモデイフアイア圧が供給されている。
ポート114bはドレーンポートである。ポート
114c及びポート114gは油路410に接続
されており、ポート114eは油路428に接続
されており、またポート114fはガバナ圧回路
である油路430に接続されている。なお、ポー
ト114gの入口にはオリフイス614が設けて
ある。このような構成のカツトバツクバルブ14
は、マニユアルバルブ4が位置にない場合又は
ライン圧ブースタバルブ16が図中に上半部位置
にある場合(すなわち、油路428がドレーン油
路となつている場合)には、ポート114dを高
圧ポートとすると共にポート114bをドレーン
ポートとして調圧作用を行なう。スプール214
を215とは一体に一個のスプールと同様の作用
をし、ポート114aのプレツシヤモデイフアイ
ア圧がランド214aに作用する右向きの力が、
ポート114gの油圧がランド215bに作用す
る力及びポート114fの油圧(ガバナ圧)がラ
ンド215a及び215b間の面積差に作用する
力という左向きの力とつり合う。従つて、ガバナ
圧が高くなるとポート114gの油圧(以下、
「カツトバツク圧」とする)は低くなり、ガバナ
圧がある値以上になると図中下半部に示すような
状態となつてカツトバツク圧は0となる。また、
カツトバツク圧はプレツフヤモデイフアイア圧が
低くなるにつれて低くなる。このカツトバツク圧
の特性を第5図に示す。カツトバツク圧は油路4
10を介してレギユレータバルブ2のポート10
2hに導びかれているので、ライン圧はガバナ圧
が高くなるのつれて低くなると共にプレツフヤモ
デイフアイア圧が低くなるにつれて低くなる。マ
ニユアルバルブ4をD位置から位置に切換える
と、前述のように油路428にライン圧が供給さ
れるためポート114eにライン圧が作用し、ス
プール214は図中左方向に押される。従つて、
ポート114cはドレーンポートであるポート1
14bに連通し、油路410の油圧は、ガバナ圧
及びプレツフヤモデイフアイア圧とは無関係に0
になる。 ライン圧ブースタバルブ16は、ポート116
a〜fを有するバルブ穴116と、バルブ穴11
6に対応したランド216a〜cを有しバルブ穴
116内に軸方向に移動自在にはめ合わされたス
プール216と、スプール216を図中左方向に
押圧するスプリング316とから成つている。ス
プール216のランド216a〜cは同径であ
り、またスプール216にはランド216a及び
216bにはさまれた空間部をスプール216の
左端に連通させる穴216dが設けられている。
ポート116c及び116fはドレーンポートで
あり、ポート116dは前述の油路428に接続
されており、またポート116eは油路414に
接続されている。ポート116bは油路432を
介して1―2シフトバルブ20のポート120h
と接続されているが、このポート120hには後
述のように1―2シフトバルブ20が2速位置
(アツプ側)にあるときにライン圧が供給される。
ポート116aは油路434を介して2―3シフ
トバルブ22のポート122gと接続されている
が、このポート122gには後述のように2―3
シフトバルブ22が3速位置(アツプ側)にある
ときにライン圧が供給される。このような構成の
ライン圧ブースタバルブは、2―3シフトバルブ
22が2速位置(ダウン側)から3速位置に切換
わる場合と、逆に3速位置から2速位置に切換わ
る場合とでは、その挙動が異なる。すなわち、1
―2シフトバルブ20が1速位置にある場合及び
アツプ側に切換わつて2速位置になつた場合に
は、ライン圧ブースタバルブ16のスプール21
6はスプリング316によつて押圧されて図中上
半部に示す位置にある(1―2シフトバルブ20
が2速位置にある場合にはポート116bにライ
ン圧が供給されるが、このポート116bはラン
ド216bによつて封鎖されているのでライン圧
ブースタバルブ16が切換わることはない)。こ
の状態では、ポート116dはドレーンポート1
16cと連通している。次に、2―3シフトバル
ブ22が3速位置に切換わると、後述のように油
路434にライン圧が供給される。油路434の
ライン圧は、ポート116a及びスプール216
の穴216dを通つてスプール216の左端面に
作用し、スプール216をスプリング316の力
に抗して図中右方向に移動させ、図中下半部の状
態とする。この状態になると、ポート116bと
スプール216の穴216dとが連通し(ポート
116aはランド216aによつて封鎖される)、
スプール216の左端部には油路432の圧力が
作用する。従つて、2―3シフトバルブ22が2
速位置に切換わつてもライン圧ブースタバルブ1
6は図中下半部の位置に維持される。ライン圧ブ
ースタバルブ16が図中下半部の状態であつて
も、マニユアルバルブ4が又は位置にない場
合は、マニユアルバルブ4のポート104eがド
レーンポートとなつているため、油路428は、
ポート116d、ポート116e、油路414を
介してポート104eへ排油されている。しか
し、マニユアルバルブ4が又は位置にある場
合には、油路414にライン圧が供給されるため
ポート116e及び116dを介して油路428
にライン圧が供給される。油路428のライン圧
はシヤトルバルブ506を介してプレツシヤモデ
イフアイアバルブ12のポート112dに供給さ
れ前述のようにしてライン圧を高める作用をす
る。従つて、3速で走行中にマニユアルバルブ4
を又は位置に切換えて強制的に2速としてエ
ンジンブレーキを利用する場合に、ライン圧が高
くなるので速やかに変速させてエンジンブレーキ
を効果的に使用することができる。なお、1―2
シフトバルブ20が1速位置になると油路423
の油圧が排出されるのでライン圧ブースタバルブ
16は図中上半部の状態に復帰し、ライン圧を高
める作用はなくなる。ガバナバルブ18は、自動
変速機の出力軸Oと一体に回転するように取り付
けられており、油路412から供給されるライン
圧(マニユアルバルブ4がD、又は位置にあ
るときに供給されるライン圧)を用いて調圧し、
油路430に車速に対応した油圧(ガバナ圧)を
供給する。ガバナ圧は第6図に示すような特性を
有している。 1―2シフトバルブ20は、ポート120a〜
kを有するバルブ穴120と、バルブ穴120内
に軸方向に移動自在にはめ合わせられた2つのス
プール220及び221と、スプール220を図
中下方向に押圧するスプリング320とから成つ
ている。スプール220は、順に径を大きくした
ランド220a〜cを有しており、またスプール
221はランド221a〜d(ランド221a〜
cは同径、ランド221dはこれらよりも大径)
を有している。ポート120a、120f及び1
20iはドレーンポートである。ポート120b
はキツクダウン圧回路である油路418と接続さ
れており、ポート120bの油圧は、スプール2
20がダウン側(図中右半部)にあるときはラン
ド220a及び220b間の面積差に作用し、ス
プール220がアツプ側(図中左半部)にあると
きはランド220a及び220c間の面積差に作
用してスプール220を図中下方向に押すように
してある。ポート120cはスロツトル圧回路で
ある油路420と接続されており、ポート120
cの油圧は、スプール220がダウン側にあると
きはランド220b及び220c間の面積差に作
用してスプール220を下方向に押すが、スプー
ル220がアツプ側にあるときはランド220c
の周囲に作用するだけで下方向に押す力は生じな
いようにしてある。ポート120j及び120k
はガバナ圧回路である油路430に接続されてお
り、スプール221がダウン位置にあるときには
ランド221dの面積からランド221d及びc
間の面積差を減じた面積(すなわち、ランド22
1cの面積に等しい)にガバナ圧が作用し、スプ
ール221がアツプ位置にあるときにはランド2
21dの面積にガバナ圧が作用し、スプール22
1を上向きに押すようにしてある。油路412に
接続されたポート120gは、スプール221が
ダウン位置にあるときランド221bによつてし
や断され、スプール221がアツプ位置にあると
きポート120hを介して油路432と連通する
ようにしてある。油路432はブレーキB2のサ
ーボアプライ室S/Aと接続されている。ポート
120dは油路436を介してシヤトルバルブ5
02のポート502cと接続されている。このポ
ート120dは、スプール221がダウン位置に
あるときポート120eと連通するようにしてあ
る。ポート120eは油路438を介してブレー
キB1に接続されている。このような構成の1―
2シフトバルブ20は、そのダウン位置及びアツ
プ位置に応じてサーボアプライ室S/A及びブレ
ーキB1への圧油の供給を制御するが、その詳細
については後述する。 2―3シフトバルブ22は、ポート122a〜
jを有するバルブ穴122と、ランド222a〜
eを有しバルブ穴122内に軸方向に移動自在に
はめ合わされたスプール222と、バルブ穴12
2の奥部に軸方向に移動自在にはめ合わされたプ
ラグ223と、スプール222とプラグ223と
の間に配置されたスプリング322とから成つて
いる。ランド222a〜222cは順に径が大き
くなつており、ランド222cと222dとは同
径であり、ランド222eはこれよりも更に大径
としてある。ポート122b及び122hはドレ
ーンポートである。ポート122aは油路414
(マニユアルバルブ4が又は位置にある場合
にライン圧が供給される油路)と接続されてお
り、ポート112aの油圧はプラグ223の上端
面に作用するようにしてある。ポート122cは
キツクダウン圧回路である油路418と接続され
ており、ポート122cの油圧はスプール222
のランド222a及び222b間の面積差に作用
してスプール222に図中下向きの力を与えるよ
うにしてある。ポート122dには油路424か
らスロツトルモジユレート圧が供給されており、
スプール222がアツプ位置にあるときにランド
222b及び222c間の面積差にスロツトルモ
ジユレート圧が作用して下向きの力を与えるよう
にしてある。ポート122eには油路420から
スロツトル圧が供給されており、スプール222
がダウン位置にあるときランド222b及び22
2c間の面積差にスロツトル圧が作用して下向き
の力を与えるようにしてある。ポート122i及
び122jには油路430からガバナ圧が供給さ
れており、スプール222がダウン位置にあると
きにはランド222eの面積からランド222e
及び222d間の面積差を減じた面積(すなわ
ち、ランド222dの面積に等しい)にガバナ圧
が作用し、スプール222がアツプ位置にあると
きにはランド222eの面積にガバナ圧が作用
し、スプール222を上向きに押すようにしてあ
る。入口にオリフイス616が設けられたポート
122fは油路432と接続されており、またポ
ート122gは油路434と接続されており、両
ポート122f及び122gはスプール222が
アツプ位置にあるとき互いに連通するようにして
ある。油路434はクラツチC2に接続されてい
る。このような構成の2―3シフトバルブ22
は、そのダウン位置及びアツプ位置に応じてクラ
ツチC2への圧油の供給を制御するが、その詳細
については後述する。 3―4シフトバルブ24は、ポート124a〜
kを有するバルブ穴124と、ランド224a〜
dを有しバルブ穴124内に軸方向に移動自在に
はめ合わされたスプール224と、バルブ穴12
4の奥部に軸方向に移動自在にはめ合わされたプ
ラグ225と、スプール224とプラグ225と
の間に配置されたスプリング324とから成つて
いる。ランド224a〜224cは同径であり、
ランド224dはランド224a〜224cより
も大径としてある。ポート124aはスロツトル
圧回路である油路420と接続されており、ポー
ト124aの油圧はプラグ225の端面に作用し
これを図中下方向に押すようにしてある。ポート
124bは油路440を介してシヤトルバルブ5
08のポート508cと接続されている。このポ
ート124bの油圧は常にランド224aの上側
に作用してスプール224を下向きに押す。ポー
ト124cは油路442を介してクラツチC3と
接続されている。このポート124cは、スプー
ル224がアツプ位置にあるときに、油路444
を介してブレーキB2のサーボレリーズ室S/R
に接続されたポート124dと連通する。ポート
124dはスプール224がダウン位置にあると
きにポート124eと連通する。ポート124e
は油路434を介してクラツチC2と接続されて
いる。ポート124fは油路446を介して2―
4タイミングバルブ26のポート126dと接続
されており、またポート124gは油路442と
接続されている。ポート124fと124gとは
スプール224がアツプ位置にあるとき連通す
る。また、ポート124gは、スプール224が
ダウン位置にあるときに、油路412と接続され
たポート124hと連通する。ポート124iは
ドレーンポートである。ポート124j及び12
4kは、ガバナ圧回路である油路430と接続さ
れており、前述の1―2シフトバルブ20及び2
―3シフトバルブ22と同様に、スプール224
がダウン位置ではガバナ圧はランド224c面積
に作用し、またスプール224がアツプ位置では
ガバナ圧はランド224dの面積に作用し、スプ
ール224を上方向に押す。このような構成の3
―4シフトバルブ24は、そのダウン位置及びア
ツプ位置に応じてクラツチC3及びサーボレリー
ズ室S/Rへの圧油の供給を制御するが、その詳
細については後述する。 2―4タイミングバルブ26は、ポート126
a〜fを有するバルブ穴126と、ランド226
a〜cを有しバルブ穴126内に軸方向に移動自
在にはめ合わされたスプール226とから成つて
いる。ランド226b及び226cは同径であ
り、ランド226aはこれらよりも小径である。
ポート126a及び126cはドレーンポートで
あり、またポート126eもドレーンポートであ
るがドレーン油路の途中にオリフイス602が設
けてある。油路446にはオリフイス618が設
けてある。ポート126bにはスロツトル圧回路
である油路420からスロツトル圧が導びかれて
おり、このポート126bのスロツトル圧はスプ
ール226a及び226b間の面積差に常に作用
してスプール226を図中下方向に押している。
ポート126dは、油路446に接続されてお
り、スプール226がダウン位置ではポート12
6eと連通し、スプール226がアツプ位置では
ポート126cと連通する。ポート126fは油
路434を介してクラツチC2と接続されている。
このような構成の2―4タイミングバルブ26
は、2―4変速時におけるクラツチC2への圧油
の供給とクラツチC3からの圧油の排出とが所定
のタイミングで行なわれるように作用するが、そ
の詳細については後述する。 2―3タイミングバルブ28は、ポート128
a〜eを有するバルブ穴128と、ランド228
a〜cを有しバルブ穴128内に軸方向に移動自
在にはめ合わされたスプール228と、スプール
228を図中上方向に押すスプリング328から
成つている。ポート128aには油路430から
ガバナ圧が供給されておりスプール228は下向
きの力を受けている。一方、これに対抗してポー
ト128eには油路420からスロツトル圧が供
給されており、スプール228は上向きの力を受
けている。ポート128bはドレーンポートであ
る。ポート128c及び128dは共に油路43
4に接続されているが、ポート128cは油路4
34の途中に設けたチエツクバルブ750及びオ
リフイス650(両者は並列に設けてある)の上
流側(2―3シフトバルブ22に近い側)と接続
されており、ポート128dは下流側(クラツチ
C2に近い側)と接続されている。このような構
成の2―3タイミングバルブ28は、スロツトル
圧及びガバナ圧の大小に応じてクラツチC2に供
給される圧油を制御し、クラツチC2が2―3変
速時に所望のタイミングで締結されるようにす
る。 3―4タイミングバルブ30は、ポート130
a〜eを有するバルブ穴130と、ランド230
a〜cを有しバルブ穴130内に軸方向に移動自
在にはめ合わされたスプール230と、スプール
230を図中上方向に押すスプリング330とか
ら成つている。ポート130aには油路430か
らガバナ圧が供給されており、スプール230は
下向きの力を受けている。一方、これに対抗して
ポート130eには油路420からスロツトル圧
が供給されており、スプール230は上向きの力
を受けている。ポート130bはドレーンポート
である。ポート130c及び130dは共に油路
442に接続されているが、ポート130cは油
路442の途中に設けたチエツクバルブ752及
びオリフイス652(両者は並列に設けてある)
の上流側(3―4シフトバルブ24のポート12
4cに近い側と接続されており、ポート130d
は下流側(クラツチC3に近い側)と接続されて
いる。このような構成の3―4タイミングバルブ
30は、スロツトル圧及びガバナ圧の大小に応じ
てクラツチC3から排出される圧油を制御し、ク
ラツチC3が3―4変速時に所望のタイミングで
解放されるようにする。 3―2タイミングバルブ32は、ポート132
a〜eを有するバルブ穴132と、ランド232
a〜cを有しバルブ穴132内に軸方向に移動自
在にはめ合わされたスプールル232と、スプー
ル232を図中上方向に押すスプリング232と
から成つている。ポート132aには油路430
からガバナ圧が供給されており、スプール232
は下向きの力を受けている。一方、これに対抗し
てポート132eには油路420からスロツトル
圧が供給されており、スプール230は上向きの
力を受けている。ポート132bはドレーンポー
トである。ポート132c及び132dは共に油
路434に接続されているが、ポート132cは
油路434の途中に設けたチエツクバルブ754
及びオリフイス654(両者は並列に設けてあ
る)の上流側(2―3シフトバルブ22のポート
122gと直接連通する側)と接続されており、
ポート132dは下流側(3―4シフトバルブ2
4のポート124eと直接連通する側)と接続さ
れている。このような構成の3―2タイミングバ
ルブ32は、スロツトル圧及びガバナ圧の大小に
応じてクラツチC2から排出される圧油を制御
し、クラツチC2が3―2変速時に所望のタイミ
ングで解放されるようにする。 1速固定レンジ減圧バルブ34は、ポート13
4a〜eを有するバルブ穴134と、ランド23
4a及びbを有しバルブ134内に軸方向に移動
自在にはめ合わされたスプール234と、スプー
ル234を図中下方向に押すスプリング334と
から成つている。ポート134a及び134bは
ドレーンポートである。ポート134dは油路4
16(マニユアルバルブ4が位置にあるときラ
イン圧が供給される油路)と接続されており、ま
たポート134c及び134eは油路448と接
続されている。ポート134eの入口にはオリフ
イス620が設けてある。このような構成の1速
固定レンジ減圧バルブ34は、ポート134dを
高圧ポートとすると共にポート134bをドレー
ンポートとして調圧作用を行ない、ポート134
eの油圧がスプリング334の力とつり合うよう
にする。従つて、1速固定レンジ減圧バルブ34
は、油路416にライン圧が生じたとき、油路4
48に一定値に減圧された油圧を生じさせる機能
を有する。 トルクコンバータ減圧バルブ36は、ポート1
36a〜eを有するバルブ穴136と、ランド2
36a及びbを有しバルブ穴136に軸方向に移
動自在にはめ合わせられたスプール236と、ス
プール236を図中左方向に押すスプリング33
6とから成つている。ポート136d及び136
eはドレーンポートである。ポート136bは油
路406(レギユレータバルブ2のポート102
fから排出された圧油が供給される油路)と接続
されており、またポート136a及びcは油路4
50を介してトルクコンバータT/Cと接続され
ている。ポート136aの入口にはオリフイス6
24が設けてある。このような構成のトルクコン
バータ減圧バルブ36は、ポート136bを高圧
ポートとすると共にポート136dをドレーンポ
ートとして調圧作用を行ない、ポート136aの
油圧がスプリング336の力とつり合うようにす
る。従つて、トルクコンバータ減圧バルブ36
は、油路406の油圧の変動にかかわらず一定圧
力の圧油をトルクコンバータT/Cに供給する機
能を有する。 1―2アキユムレータ38は、段付きシリンダ
穴138と、このシリンダ穴138に軸方向に移
動自在にはめ合わされたピストン238と、ピス
トン238を図中上方向に押すスプリング338
とから成つている。ピストン238によつて区画
される大径側の室138aは油路432と接続さ
れており、小径側の室138bは油路402(ラ
イン圧回路)と接続されており、また中間の室1
38cはドレーン室としてある。なお、油路43
2の1―2アキユムレータ38及びサーボアプラ
イ室S/Aの上流部分にオリフイス656及びチ
エツクバルブ756が並列に設けてある。このよ
うな構成の1―2アキユムレータ38は、油路4
32の油圧(すなわち、サーボアプライ室S/A
の油圧)がゆるやかに立上るようにする機能を有
しており、1―2変速を円滑に行なわせる。 4―3アキユムレータ40は、シリンダ穴14
0と、このシリンダ穴140に軸方向に移動自在
にはめ合わされたピストン240と、ピストン2
40を図中上方向に押すスプリング340とから
成つている。ピストン240によつて区画される
図中上側の室140aは油路402(ライン圧回
路)と接続されており、また下側の室140bは
油路442(クラツチC3と連通する油路)と接
続されている。なお、油路442のクラツチC3
及び4―3アキユムレータ40の上流側にはオリ
フイス658及びチエツクバルブ758が並列に
設けてある。このような構成の4―3アキユムレ
ータ40は、油路442の油圧(クラツチC3の
油圧)がゆるやかに立上るようにする機能を有し
ており、4―3変速を円滑に行なわせ、またマニ
ユアルバルブ4をN位置からD位置に移動した場
合のシヨツクを軽減する。 オーバドライブインヒビタソレノイド42は、
ライン圧回路である油路402とオリフイス60
4を介して接続された油路409に設けた開口4
09aに対面するように設けられており、作動状
態においてはロツド42aによつて開口409a
を閉鎖することができるようにしてある。なお、
油路409はシヤトルバルブ504のポート50
4bと接続されている。オーバドライブインヒビ
タソレノイド42は、運転席において操作可能な
スイツチSWによつて作動される。スイツチSW
がオフの状態では、オリフイス604を通つて油
路409に流入してくる油は開口409aから排
出されるため油路409に圧力は生じない(な
お、オリフイス604の面積は小さいので、開口
409aから油が排出されてもライン圧に影響を
与えることはない)。スイツチSWをオンとする
と、開口409aがロツド42aによつて閉鎖さ
れるため、油路409は油路402と同じ圧力
(すなわち、ライン圧)になる。これによつて、
後述のように3―4シフトバルブ24をダウン位
置に保持し、4速(オーバドライブ)にならない
ようにしてある。 クラツチC1、クラツチC3及びサーボアプラ
イ室S/Aの入口には、それぞれオリフイス62
6,628及び630が設けてある。 次に、上記のような構成を有する油圧制御装置
の全般的な作用について説明する。 まずレギユレータバルブ2によつて調圧される
ライン圧について説明する。 前述のように、油路402のライン圧はスプー
ル203に図中上向きに作用する力によつて決定
されるが、スプール203にはプレツシヤモデイ
フアイアバルブ12からのプレツシヤモデイフア
イア圧及びカツトバツクバルブ14からのカツト
バツク圧が作用しているため、これらの圧力に応
じて変化する。プレツシヤモデイフアイア圧及び
カツトバツク圧はそれぞれ第4図及び第5図に示
すような特性を有しているため、得られるライン
圧はスロツトル開度を基準にして示すと第7図の
ようになる。ただし、マニユアルバルブ4をD位
置から又は位置にして2速で走行中は、プレ
ツシヤモデイフアイア圧は一定圧となり、カツト
バツク圧は0になるため、ライン圧はスロツトル
圧及びガバナ圧にかかわらず一定の圧力となる
(すなわち、上記条件では、ライン圧ブースタバ
ルブ16の作用によつて油路428にライン圧を
生じるため、この油路428のライン圧はシヤト
ルバルブ506を切換えて油路426に通じる。
このため、プレツシヤモデイフアイアバルブ12
のポート112dにはライン圧が供給されること
となり、前述のようにプレツシヤモデイフアイア
バルブ12は一定圧力を油路411に生じさせ
る。また油路428のライン圧はカツトバツクバ
ルブ14のポート114eに供給されるため、ス
プール214は図中左側に押されると共にスプー
ル215は図中右側に押され、油路410はドレ
ーンポート114bに通じて油圧0となる。)。な
お、第7図中N0は出力軸Oの回転速度であり、
車速に応じて図のようにライン圧が異なつてく
る。また、ライン圧を車速を基準として示すと第
8図のようになる。 次に、マニユアルバルブ4の各位置における作
用について説明する。 マニユアルバルブ4がN位置にあるときには、
ポート104b,104d,104e及び104
fのいずれにもライン圧が供給されずドレーンポ
ートとなつているため、いずれのクラツチ及びブ
レーキにも油圧が供給されず、自動変速機は動力
伝達が行なわれない中立状態となつている。 次に、マニユアルバルブ4をN位置からD位置
に切換えると、前述のようにポート104dにポ
ート104cからライン圧が供給され、このライ
ン圧は油路412を介して1―2シフトバルブ2
0のポート120g、3―4シフトバルブ24の
ポート124h及びガバナバルブ18に供給され
る。ガバナバルブ18は、このライン圧を利用し
て前述のように車速に対応したガバナ圧を発生さ
せ、これを油路430を介して各シフトバルブ2
0,22及び24に供給する。しかし、車速が低
い間はガバナ圧が小さいため、各シフトバルブ2
0,22及び24は図中下向きに作用するスロツ
トル圧に押されてダウン位置に保持されている。
従つて、1―2シフトバルブ20のポート120
gに供給されたライン圧はランド221bによつ
てしや断される。一方、3―4シフトバルブ24
のポート124hはポート124gに連通するた
め油路442にライン圧が供給され、油路442
のライン圧はオリフイス658及び628を通つ
てクラツチC3に達し、これを締結させる。これ
によつて、前述のようにワンウエイクラツチ
OWCとの共同作用により前進1速の状態が達成
される。なお、油路442は4―3アキユムレー
タ40の室140bにも連通しているので室14
0bにライン圧が供給され、油路402から室1
40aに作用するライン圧によつて図中下向きに
押し下げられていた4―3アキユムレータ40の
ピストン240はスプリング340の力によつて
ゆつくりと上方向に移動する。従つて、オリフイ
ス658よりも下流側の油圧はゆるやかに上昇
し、クラツチC3は比較的低い油圧で締結される
ことになるため、N位置からD位置へ切換えた場
合のシヨツク(セレクトシヨツク)が軽減され
る。 自動車が上記1速状態で発進し、車速が高くな
りガバナ圧がある値に達すると、1―2シフトバ
ルブ20のスプール220及び221に上向きに
作用するガバナ圧による力が、スプリング320
による下向きの力及びポート120cからランド
220b及び220c間の面積差に作用するスロ
ツトル圧による下向きの力に打ち勝ち、スプール
220及び221はダウン位置から上昇を開始す
る。その際、スプール221のランド221dが
ポート120jをしや断すると同時にランド22
1cがドレーンポート120iを開くため、ガバ
ナ圧の作用面積が急に増大し、スプール220及
び221は一瞬にして図中左半部位置に上昇す
る。このため、ポート120gと120hとが連
通し、油路412のライン圧が油路432に導入
される。油路432のライン圧はオリフイス65
6及び630を通つてサーボアプライ室S/Aに
供給される。こうすることによつてブレーキB2
が作動し、前記した締結状態のクラツチC3との
共同作用により前進第2速の状態となる。なお、
油路432ライン圧は1―2アキユムレータ38
の室138aにも導かれており、油路402から
室138bに作用するライン圧によつて図中下方
向に押し上げられていたピストン238を上方向
に押し戻す。このため、油路432のオリフイス
656よりも下流の部分の油圧はゆつくりと上昇
し、ブレーキB2はゆるやかに作動する。これに
よつて第1速から第2速への変速の際のシヨツク
(変速シヨツク)が緩和される。 第2速での走行中に更に車速が上昇してガバナ
圧がある値に達すると2―3シフトバルブ22の
スプール222に上向きに作用するガバナ圧によ
る力が、スプリング322による下向きの力及び
ポート122eからランド222b及び222c
間の面積差に作用するスロツトル圧による下向き
の力に打ち勝ち、スプール222はダウン位置か
ら上昇を開始する。その際、スプール222のラ
ンド222eがポート122iをしや断すると同
時にランド222dがドレーンポート122hを
開くためガバナ圧の作用面積が急に増大して上向
きの力が大きくなり、またこれと同時にランド2
22b及び222c間の面積差にポート122e
から作用していたスロツトル圧がポート122d
のスロツトルモジユレート圧(スロツトル圧より
も多少低い油圧となつている)と切換わつて下向
きの力が減少するため、スプール222は一瞬に
して図中左半部位置に上置に上昇する。このた
め、ポート122fと122gとが連通し、油路
432のライン圧が油路434に導入される。油
路434はクラツチC2に連通しているため、ク
ラツチC2が締結される。また、油路434は、
3―4シフトバルブ24のポート124eに連通
しており、このポート124eは3―4シフトバ
ルブ24がダウン位置にある場合は、ポート12
4dに連通しているので、ポート124dに接続
された油路444にもライン圧が導入される。こ
のため、油路444に接続されたサーボレリーズ
室S/Rに油圧が供給され、ブレーキB2が解放
される。従つてクラツチC2及びC3が締結さ
れ、第3速状態が達成される。なお、上記のよう
に第2速から第3速への変速の際には、ブレーキ
B2の解放とクラツチC2の締結とを同時に行な
う必要があり、両者を好ましいタイミングで作動
させないと、大きい変速シヨツクを生じたりエン
ジンの空吹きを生じたりする。このため、2―3
シフトバルブ22からクラツチC2に至る油路4
34の途中に2―3タイミングバルブ28が設け
てある。2―3タイミングバルブ28のスプール
228は、ポート128aに導かれた油路430
からのガバナ圧の作用による下向きの力と、ポー
ト128eに導かれた油路420からのスロツト
ル圧の作用による上向きの力及びスプリング32
8による上向きの力の大小に応じて、図中右半部
の位置又は左半部の位置をとる。すなわち、アク
セルペダルを大きく踏み込んだ加速状態ではスロ
ツトル圧が高いため2―3タイミングバルブ28
は図中右半部位置にあり、ポート128cと12
8dとは連通し、油路434の上流側(2―3シ
フトバルブ22のポート122gに近い側)と
(クラツチC2に近い側)とはオリフイス650
をバイパスして結ばれ、クラツチC2は速やかに
締結される。一方、アクセルペダルのストローク
量を減少させると、スロツトル圧が低下して2―
3タイミングバルブ28は図中左半部の状態に切
換わり、ポート128cと128dとの連通はし
や断されるため、油路434の上流側と下流側と
はオリフイス650を介してのみ結ばれた状態と
なる。従つて、クラツチC2の油圧はゆるやかに
増大しクラツチソC2の締結がわずかに遅れる。
このわずかな時間中にエンジンの回転数が低下す
るため、変速シヨツクがそれだけ軽減される。す
なわち、この2―3タイミングバルブ28は、コ
ーステイング状態における第2速から第3速への
変速の際のシヨツクを軽減する機能を有してい
る。なお、2―3シフトバルブ22のポート12
2gから3―4シフトバルブ24のポート124
eへ至る油路434の途中には、3―2タイミン
グバルブ32、チエツクバルブ754及びオリフ
イス654が並列に配置されているが、ポート1
22gからポート124eへの油の流れの向き
は、チエツクバルブ754の流れを許容する向き
と一致しているため、3―2タイミングバルブ2
の状態にかかわらず、サーボレリーズ室S/Rに
は絞り効果を受けることなく油圧が供給される。 第3速での走行中に更に車速が上昇してガバナ
圧がある値に達すると、3―4シフトバルブ24
のスプール224に上向きに作用するガバナ圧に
よる力が、ポート124aからプラグ225の上
端面に作用するスロツトル圧による下向きの力に
打ち勝ち、スプール224はダウン位置から上昇
を開始する。なお、上記下向きの力は、スロツト
ル圧が小さい場合にはスプリング324による力
の方が大きくなるのでプラグ225は上方に押し
上げられ、スプリング324による一定の力のみ
となる。スプール224が上昇する際、スプール
224のランド224dがポート124jをしや
断すると同時にランド224cがドレーンポート
124iを開くため、ガバナ圧の作用面積が急に
増大して上向きの力が大きくなり、スプール22
4は一瞬にして図中左半部のアツプ位置に達す
る。このため、サーボレリーズ室S/Rに接続さ
れているポート124dは、油路442に接続さ
れたポート124cと連通する。また、油路44
2と接続されたポート124gはポート124f
と連通する。従つて、クラツチC3及びサーボレ
リーズ室S/Rは共にポート124fと連通す
る。ポート124fは油路446を介して2―4
タイミングバルブ26のポート126dに接続さ
れているが、2―4タイミングバルブ26はポー
ト126fに油路434から作用する油圧によつ
て押し上げられて図中右半部位置にあるため、ポ
ート126dはドレーンポートであるポート12
6cと連通している。従つてクラツチC3及びサ
ーボレリーズ室S/Rの油圧は共に排出されてし
まい、クラツチC3が解放されると共にブレーキ
B2が締結される。これによつて、クラツチC2
とブレーキB2とが作動し第4速状態が達成され
る。その際、クラツチC3の油圧は、チエツクバ
ルブ758を順方向(流れを許容する方向)に流
れるため、速やかに排出される。一方、ポート1
24cからポート124gに至る油路442の途
中には、3―4タイミングバルブ30、チエツク
バルブ752及びオリフイス652が並列に設け
てあるため、3―4タイミングバルブ30の位置
に応じてサーボレリーズ室S/Rの油圧の排出速
度は相違する。3―4タイミングバルブ30の構
成は基本的に前述のタイミングバルブ28と同様
であり、加速状態においてはポート124cと1
24gとをオリフイス652をバイパスして連通
させ、一方コーステイング状態においてはポート
124cと124gとの連通をしや断する(従つ
て両ポートはオリフイス652を介して結ばれ
る)。このため、コーステイング状態では、サー
ボレリーズ室S/Rの油圧はゆるやかに減少し、
ブレーキB2の締結がクラツチC3の解放よりも
わずかに遅れる。このわずかな時間中にエンジン
の回転数が低下するため、変速シヨツクがそれだ
け軽減される。 次に、2―4タイミングバルブ26の作用につ
いて説明する。第2速で走行中にスロツトル圧を
急激に減少させると、2―3シフトバルブ22と
3―4シフトバルブ24とが同時にダウン位置か
らアツプ位置に切換わる場合がある。すなわち、
第2速から直接第4速に変速する。この場合、ク
ラツチC3が解放され、クラツチC2が締結され
る。変速シヨツク及びエンジンの空吹きを防止す
るためには、クラツチC3の解放とクラツチC2
の締結とを所定のタイミングで行なわせる必要が
ある。クラツチC2の油圧は油路434を介して
2―3シフトバルブ22から送り込まれる油によ
つて上昇していくが、このクラツチC2の油圧は
2―4タイミングバルブ26のポート126fに
も導かれている。2―4タイミングバルブ26は
第2速の状態ではポート126bに導かれたスロ
ツトル圧によつて図中左半部に示す位置に押し下
げられている。従つて、ポート126dと126
eとが連通しており、クラツチC3の油圧は、油
路442、3―4シフトバルブ24のポート12
4g及び124f、油路446、2―4タイミン
グバルブ26のポート126d及び126e、及
びオリフイス602を経て排出される。従つて、
クラツチC3の油圧はオリフイス602によつて
絞られて最初はゆつくり抜けていく。しかし、ク
ラツチC2の油圧が高くなつて所定の値を越える
と、2―4タイミングバルブ26は押し上げられ
て図中右半部に示す位置となる。このため、いま
までポート126eを通して排出されていたクラ
ツチC3の油圧はポート126cを通して排出さ
れることになり、オリフイス602による絞り効
果を受けなくなるため、クラツチC3の油圧は急
速に低下する。従つて、クラツチC2が締結を開
始した後でクラツチC3が解放されることとな
り、大きな変速シヨツク又はエンジンの空吹きを
生じることはない。なお、2―4タイミングバル
ブ26が図中左半部が右半部に切換わるときのク
ラツチC2の圧力は、スロツトル圧が高くなるほ
ど高くなるため、アクセルペダルのストローク量
が少ないほどクラツチC3が早く解放され、わず
かの時間中立状態となり、この間エンジン回転速
度が車速に対応するように低下するため、変速シ
ヨツクがより小さくなる。 以上、第1速から第4速まで次第に変速(アツ
プシフト)していく動作について説明したが、次
に逆に第4速から第1速へ変速(ダウンシフト)
していく動作について説明する。 第4速で走行中にガバナ圧が低下し又はスロツ
トル圧が上昇すると、3―4シフトバルブ24は
アツプ位置からダウン位置へ切換えられ、油路4
12のライン圧が油路442を介してクラツチC
3に供給されてクラツチC3が締結され、また油
路434のライン圧が油路444を介してサーボ
レリーズ室S/Rに供給されブレーキB2が解放
される。これによつて、クラツチC2及びクラツ
チC3が作動する第3速状態となる。クラツチC
3の油圧が上昇する際に4―3アキユムレータ4
0が作動して油圧がゆるやかに上昇するようにす
る。すなわち、4―3アキユムレータ40のピス
トン240は、第4速の状態においては、室14
0bの油圧が油路442を介して排油されている
ので、室140aのライン圧によつて押し下げら
れているが、3―4シフトバルブ24が切換わつ
て油路442に油圧を生じるとスプリング340
の力によつて押し上げられる。この間、油路44
2の油圧(すなわち、クラツチC3の油圧)はゆ
るやかに上昇し、油圧の上昇中にクラツチC3が
締結されるため、クラツチC3は適切な押付力で
締結され大きな変速シヨツクを生じない。 第3速で走行中に、更にガバナ圧が低下し又は
スロツトル圧が上昇すると、2―3シフトバルブ
22はアツプ位置からダウン位置へ切換えられ、
油路434の油圧がドレーンポート122hへ排
出されてしまう。このため、クラツチC2に作用
していた油圧がなくなり、クラツチC2は解放さ
れ、またブレーキB2のサーボレリーズ室S/R
の油圧も油路444、ポート124d及び124
e、及び油路434を介して排出されるため、ブ
レーキB2が作動する。従つて、クラツチC3と
ブレーキB2とが作動する第2速の状態となる。
なお、サーボレリーズ室S/Rの圧油の排出は、
油路434に設けた3―2タイミングバルブ32
によつて制御される。すなわち、3―4シフトバ
ルブ24のポート124eから2―3シフトバル
ブ22のポート122gに至る油路434の途中
に3―2タイミングバルブ32、チエツクバルブ
754及びオリフイス654が並列に設けてあ
り、3―2タイミングバルブ32が図中左半部位
置ではポート124eとポート122gとはオリ
フイス654をバイパスして連通し、3―2タイ
ミングバルブ32が図中右半部位置ではポート2
14eとポート122gとは3―2タイミングバ
ルブにおいてしや断されオリフイス654を介し
てのみ連通する。3―2タイミングバルブ32
は、ポート132eに作用するスロツトル圧によ
る力がポート132aに作用するガバナ圧による
力よりも大きい場合(すなわち、加速状態)に、
図中右半部位置となり、逆の場合(すなわち、コ
ーステイング状態)に図中左半部位置となる。従
つて、加速状態においては、サーボレリーズ室
S/Rの油圧がオリフイス654を通つて排出さ
れるため、サーボレリーズ室S/Rの油圧はゆつ
くりと低下する。このためブレーキB2の作動が
わずかに遅れ(クラツチC2の油圧は油路434
のチエツクバルブ750を通つて速やかに排出さ
れる)、短時間ではあるが中立状態となりエンジ
ンの回転が車速に対応するように上昇する。これ
によつて変速の際のエンジンの回転速度の変動が
小さくなり、変速シヨツクが軽減される。 第2速で走行中に、更にガバナ圧が低下し又は
スロツトル圧が上昇すると、1―2シフトバルブ
20はアツプ位置からダアン位置へ切換えられ、
油路432の油圧がドレーンポート120iへ排
出される。このためサーボアプライ室S/Aに作
用していた油圧がなくなり、ブレーキB2が解放
される。これによつてクラツチC3のみが締結さ
れた状態となり、ワンウエイクラツチOWCとの
共同作用により第1速状態が達成される。 次に、アクセルペダルのストロークを7/8以上
としたキツクダウン時の作用について説明する。 アクセルペダルをいつぱいに踏み込むと、スロ
ツトルバルブ6のプランジヤ207が図中右方向
に押し込まれ、図中上半部の状態となり、スロツ
トルバルブは非調圧状態となつて油路420には
ライン圧が供給される。油路420からポート1
08aに送られるライン圧は、ポート108eを
通つてキツクダウン圧回路である油路418に供
給される。油路418のライン圧は、1―2シフ
トバルブ20のポート120b及び2―3シフト
バルブ22のポート122cに供給され、またシ
ヤトルバルブ508及び油路440を通つて3―
4シフトバルブ24のポート124bに供給され
る。3―4シフトバルブ24のポート124bに
ライン圧が供給されると、プラグ225は図中上
方に押し上げられ、スプール224は下方に押し
下げられる。車速がいくら高くてもガバナ圧がラ
イン圧よりも高くなることはないので、スプール
224はキツクダウン状態である限りダウン位置
に保持される。従つて、第4速走行中にキツクダ
ウンすると必ず第3速以下の状態となり、またキ
ツクダウン状態である限り第3速から第4速に変
速することはない、2―3シフトバルブ22のポ
ート122cに供給されるキツクダウン圧(ライ
ン圧)は、スプール222のランド222a及び
222bの面積差に作用してスプール222を下
向きに押す。従つて、下向きの力が加算されたこ
とになるため、上向きの力を与えるガバナ圧がそ
の分だけ高い圧力にならないと2―3シフトバル
ブ22は切換わらない。すなわち、キツクダウン
状態においては2―3変速及び3―2変速する車
速が非キツクダウン状態と比較して大幅に高くな
る。なお、油路418のキツクダウン圧はスロツ
トルモジユレータバルブ10のポート110bに
も供給されるため、スロツトルモジユレータバル
ブ10は非調圧状態となり、今までスロツトルモ
ジユレート圧が供給されていた油路424にライ
ン圧を生じる。従つて、2―3シフトバルブ22
のポート122dにライン圧が供給され、またポ
ート122eにもライン圧が供給されている(今
まではスロツトル圧であつたがキツキダウンによ
つてライン圧となつている)ので、スプール22
2のランド222b及び222c間の面積差には
アツプ位置においてもダウン位置においても同じ
油圧が作用し、アツプ側に移動する場合とダウン
側に移動する場合とのガバナ圧の差が小さくな
る。すなわち、キツクダウンにおいては2―3変
速と3―2変速とのヒステリシスが小さくなる。
1―2シフトバルブ20のポート120bに供給
されるキツクダウン圧は、スプール220がダウ
ン位置ではランド220a及び220bの面積差
に作用し、またスプール220がアツプ位置では
ランド220a及び220b間の面積差及びラン
ド220b及び220c間の面積差に作用し、ス
プール220を下向きに押す。従つて下向きの力
を与えるガバナ圧がその分だけ高い圧力にならな
いと1―2シフトバルブ20は切換わらない。す
なわち、キツクダウン状態においては1―2変速
及び2―1変速する車速が非キツクダウン状態と
比較して大幅に高くなる。 以上のようにして得られる自動変速の際の車速
とスロツトル開度との関係を線図で示すと第9図
に示す変速線図となる。 次に、オーバドライブインヒビタソレノイド4
2の作用について説明する。前述のように、ソレ
ノイド42をオンにすると油路409にライン圧
を生ずる。油路409の油圧は、シヤトルバルブ
504、シヤトルバルブ508及び油路440を
通つて3―4シフトバルブ24のポート124b
に達し、プラグ225を図中上方に押し上げると
共にスプール224を下方に押し下げる。このた
めガバナ圧の大きさにかかわらず3―4シフトバ
ルブ24はダウン位置に保持され、第4速状態に
なることはない。従つて、走行条件等に応じて第
4速(オーバドライブ)での走行を望まない場合
には、運転者はスイツチSWを操作することによ
り、第4速にならないようにすることができる。 次に、マニユアルバルブ4をD位置にして第3
速又は第4速で走行中に、マニユアルバルブ4を
位置にした場合の作用について説明する。 マニユアルバルブ4を位置すると、ポート1
04dに加えてポート104eにもライン圧が発
生するため、油路414にライン圧が供給され
る。油路414のライン圧は、シヤトルバルブ5
04、シヤトルバルブ508及び油路440を介
して3―4シフトバルブ24のポート124bに
達する。ポート124bにライン圧が作用する
と、前述のキツクダウンの場合及びオーバドライ
ブヒビタソレノイド42を作動させた場合と同様
に、スプール224はダウン位置となる。また、
油路414のライン圧は、2―3シフトバルブ2
2のポート122aにも導かれているため、プラ
グ223の上端に作用してプラグ223及びスプ
ール222を図中右半部のダウン位置に押し下げ
る。従つて、自動変速機は第2速の状態となり、
車速にかかわらず第3又は4速に変速されること
はなくなる。 なお、油路414のライン圧はライン圧ブース
タバルブ16のポート116eにも導かれている
がライン圧ブースタバルブ16はポート116b
に作用する油圧(油路432の油圧)によつて図
中下半部の状態となつているため、ポート116
eの油圧はポート116dに導かれ、油路428
にライン圧を生じる。これによつて前述のように
ライン圧はスロツトル開度にかかわらず最も高い
状態となるため、スロツトル開度が小さい場合に
もバンドブレーキであるブレーキB2を強力に作
動させることができ、第2速への変速が迅速に行
なわれ、エンジンブレーキを直ちに効かせること
ができる。 マニユアルバルブ4を上記のように位置にし
た場合においても、1―2シフトバルブ20に作
用する油圧の関係はマニユアルバルブ4がD位置
の場合と全く同様であるので、1―2シフトバル
ブ20はガバナ圧及びスロツトル圧の大小に応じ
て切換わる。従つて、マニユアルバルブ4が位
置にある場合も、第1速と第2速との間の自動変
速は行なわれる。 なお、上述のように第4又は3速からマニユア
ルバルブ4を位置とすることにより第2速とし
た場合にはライン圧がスロツトル開度にかかわら
ず高くなるが、一度第1速になつた後第2速に変
速した場合には次のようにライン圧はD位置の場
合と同様の圧力となる。第2速から第1速に変速
すると(すなわち、1―2シフトバルブ20がダ
ウ位置となると)、油路432の油圧はポート1
20iに排出されてしまう。このためライン圧ブ
ースタバルブ16のポート116b及びスプール
216の穴216dを通じてスプール216の図
中左端に作用していた油圧がなくなり、スプール
216はスプリング316によつて左に押され図
中上半部位置となる。従つて、油路414と油路
428との連結はしや断され、油路428の油圧
はポート116cに排出される。このため、プレ
ツシヤモデイフアイアバルブ12及びカツトバツ
クバルブ14は、前述のマニユアルバルブ4がD
位置にある場合と同様に作用する。この状態にお
いて、1―2シフトバルブ20が再びアツプ位置
になつて油路432に油圧が発生しても、ライン
圧ブースタバルブ16のポート116bはスプー
ル216のランド216bによつてしや断される
ため、ライン圧ブースタバルブ16は図中上半部
位置のまま維持される。従つて、この場合は第2
速になつてもライン圧が最高値まで上がるという
ことはない。こうすることによつて、マニユアル
バルブ4の位置における第1及び2速間の変速
シヨツクはD位置における変速シヨツクと同等に
してある。 次いで、マニユアルバルブ4を位置にする
と、ポート104d及び104eに加えて、ポー
ト104fにもライン圧が発生するため、油路4
16にライン圧が供給される。油路416のライ
ン圧は1速固定レンジ減圧バルブ34のポート1
34dに導かれる。このライン圧は、ポート13
4c及び油路448を通つてポート134eに達
し、スプール234を図中上方に押し上げ、ドレ
ンポート134bがわずかに開かれた状態でスプ
ール234を釣合わせる。従つて、ポート134
eの油圧(すなわち、油路448の油圧)は、ス
プリング334の力に対応する一定値の圧力(ラ
イン圧より低い圧力)となる。この油路448の
一定圧力は、シヤトルバルブ502及び油路43
6を介して1―2シフトバルブ20のポート12
0dに導かれ、スプール221のランド221a
の上側に作用し、スプール221を下側に押す。
このため、スプール221を上側に押すガバナ圧
が一定値以下の場合には、スプール221はダウ
ン位置に押し下げられる(スプール220はアツ
プ位置のままである)。これによつて、油路43
2のライン圧がドレーンポート120iに排出さ
れ、ブレーキB2が解放される。これと同時に、
1―2シフトバルブ20のポート120dと12
0eとが連通し、油路436の前記一定圧力が油
路438を介してブレーキB1に供給される。従
つて、自動変速機はクラツチC3とブレーキB1
とが作動した第1速(エンジンブレーキを効かせ
ることができる第1速)となる。なお、ガバナ圧
が前記一定値以上に場合には、ポート120dに
一速固定レンジ減圧バルブ34からの一定圧が作
用してもスプール221は切換わらないので、一
定車速以上で走行中にはマニユアルバルブ4を
位置としても第1速になることはなく、エンジン
のオーバーランを防止することができる。 次に、マニユアルバルブ4をN位置からR位置
に移動した場合の作用について説明する。マニユ
アルバルブ4をR位置とすると、ポート104b
にのみライン圧を生じ、このライン圧は、油路4
08を介してクラツチC1へ、及び油路408、
シヤトルバルブ502及び油路436を介して、
1―2シフトバルブ20のポート120dへ導か
れている。ポート120dに作用するこの油圧に
よつて1―2シフトバルブ20のスプール221
は必ずダウン位置に移動する(ガバナ圧は、油路
412のライン圧が存在しないため、発生してい
ない)ため、油路436と油路438とが連通
し、ブレーキB1にライン圧が供給される。従つ
て、クラツチC1とブレーキB1とが作動し、自
動変速機は後退状態となる。 前述のように、本発明による4―3アキユムレ
ータ40は、クラツチC3に連通する油路442
のオリフイス658(及びチエツクバルブ75
8)よりも下流側に設けてあるため、油路442
を介してクラツチC3に油圧が供給される場合に
はピストン240が移動する間油圧を徐々に立上
らせる。クラツチC3には、マニユアルバルブ4
をN位置からD位置に切換えた場合及び第4速か
ら第3,2又は1速へ変速する場合に油圧が供給
されるため、これらの場合のシヨツクが軽減され
る。 以上説明してきたように、本発明によると、第
1,2及び3速時に締結されると共に第4速時及
びマニユアルバルブがN位置にあるとき解放され
るクラツチに連通する油路にアキユムレータを設
け、クラツチの油圧の立上りを緩和するようにし
たので、1つのアキユムレータによつてマニユア
ルバルブをN位置からD位置に切換えた場合のシ
ヨツク、及び4→3変速及び4→2変速及び4→
1変速の場合のシヨツクを軽減することができ、
油圧回路が簡略化され必要スペースが小さくなる
と共に価格が低減されるという効果が得られる。
しかもアキユムレータには背圧としてライン圧を
作用させるようしてあるので、N→Dの場合のセ
レクトシヨツク及び4速→3速などの場合の変速
シヨツクに対してそれぞれ適切な油圧立上がり緩
和効果を得ることができる。すなわち、N→Dの
場合には通常スロツトル開度は0であるから、ラ
イン圧は低い状態となつており、これに対応して
アキユムレータによつて得られる油圧も低い油圧
となつており、十分な油圧低減効果を得ることが
でき、一方4→3変速などはスロツトル開度を増
大させることにより行われるので、ライン圧は比
較的高い状態にあり、これに応じてアキユムレー
タによつて得られる油圧も比較的高い状態にあ
り、変速に適切な油圧となつている。これにより
セレクトシヨツク及び変速シヨツクの両方に対し
て適切なアキユムレータの効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はオーバドライブ付4速自動変速機の骨
組図、第2図は油圧制御装置全体を示す油圧回路
図、第3図はスロツトル圧及びスロツトルモジユ
レート圧特性を示す線図、第4図はプレツシヤモ
デイフアイア圧特性を示す線図、第5図はカツト
バツク圧特性を示す線図、第6図はガバナ圧特性
を示す線図、第7図はライン圧特性を示す線図、
第8図はライン圧特性を示す線図、第9図は変速
パターンを示す線図である。 T/C…トルクコンバータ、E…エンジン出力
軸、I…入力軸、O…出力軸、G1,G2…遊星
歯車組、S1,S2…サンギア、R1,R2…イ
ンターナルギア、PC1,PC2…キヤリア、P
1,P2…ピニオンギア、C1,C2,C3…ク
ラツチ、B1,B2…ブレーキ、OWC…ワンウ
エイクラツチ、O/P…オイルポンプ、SW…オ
ーバドライブインヒビタスイツチ、S/A…サー
ボアプライ室、S/R…サーボレリーズ室、2…
レギユレータバルブ、4…マニユアルバルブ、6
…スロツトルバルブ、8…スロツトルフエールセ
ーフバルブ、14…カツトバツクバルブ、16…
ライン圧ブースタバルブ、18…ガバナバルブ、
20…1―2シフトバルブ、22…2―3シフト
バルブ、24…3―4シフトバルブ、26…2―
4タイミングバルブ、28…2―3タイミングバ
ルブ、30…3―4タイミングバルブ、32…3
―2タイミングバルブ、34…1速固定レンジ減
圧バルブ、36…トルクコンバータ減圧バルブ、
38…1―2アキユムレータ、40…4―3アキ
ユムレータ、42…オーバドライブインヒビタソ
レノイド、102,104,106,108,1
10,112,114,116,120,12
2,124,126,128,130,132,
134,136…バルブ穴、102a〜j,10
4a〜f,106a〜f,108a〜e,110
a〜e,112a〜e,114a〜g,116a
〜f,120a〜k,122a〜j,124a〜
k,126a〜e,130a〜e,132a〜
e,134a〜e,136a〜e…ポート、13
8,140…シリンダ穴、202,203,20
4,206,210,212,214,215,
216,220,221,222,224,22
6,228,230,232,234,236…
スプール、202a〜d,203a〜b,204
a〜b,206a〜c,208a,210a〜
c,212a〜b,214a〜c,215a〜
b,216a〜c,220a〜c,221a〜
d,222a〜e,224a〜d,226a〜
c,228a〜c,230a〜c,232a〜
c,234a〜b,236a〜b…ランド、20
7…プランジヤ、208…スリーブ、209…プ
ラグ、223…プラグ、225…プラグ、23
8,240…ピストン、252…スリーブ、25
2a〜c…ポート、254…スプリングシート、
302,306,307,308,310,31
2,316,320,322,324,328,
330,332,334,336,338,34
0…スプリング、402,404,406,40
8,409,410,411,412,414,
416,418,420,422,424,42
6,428,430,432,434,436,
438,440,442,444,446,44
8,450…油路、502,504,506,5
08…シヤトルバルブ、602,604,60
6,608,610,612,614,616,
618,620,622,624,626,62
8,630,650,652,654,656,
658…オリフイス、750,752,754,
756,758…チエツクバルブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1,2及び3速時に締結されると共に第4
    速時及びマニユアルバルブがN位置にあるときに
    解放されるクラツチを有する自動変速機の油圧制
    御装置において、 前記クラツチに連通する油路に、油圧の立上が
    りを緩和するアキユムレータが設けられており、
    このアキユムレータの一方の油室には背圧として
    ライン圧が供給され、ピストンに上記一方の油室
    とは逆向きの力を作用する他方の油室が前記クラ
    ツチと連通していることを特徴とする自動変速機
    の油圧制御装置。
JP3660982A 1982-03-10 1982-03-10 自動変速機の油圧制御装置 Granted JPS58156755A (ja)

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