JPS6333550A - 高張力溶融亜鉛めつき鋼板とその製造方法 - Google Patents

高張力溶融亜鉛めつき鋼板とその製造方法

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JPS6333550A
JPS6333550A JP17568986A JP17568986A JPS6333550A JP S6333550 A JPS6333550 A JP S6333550A JP 17568986 A JP17568986 A JP 17568986A JP 17568986 A JP17568986 A JP 17568986A JP S6333550 A JPS6333550 A JP S6333550A
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hot dip
dip galvanized
hot
sec
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Ensuke Ishibashi
石橋 延介
Takashi Sakata
敬 坂田
Koichi Hashiguchi
橋口 耕一
Shinobu Okano
岡野 忍
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、引張強度(以下rTsJと略記する)が35
kgf/mm2以上で、しかも全伸び(以下r[!IJ
と略記する)が35X以上を示す加工性に優れた高張力
溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法に関するもので
ある。
近年、自動車用鋼板としては、安全性、車体重量軽減お
よび素材使用量削減などの観点から、高張力鋼板が広く
利用されるようになってきた。かかる高張力鋼板は、そ
の使用目的からして普通鋼を用いたときよりも薄肉で使
用される場合が多いため、腐食に対しては普通鋼以上に
深刻な状況下にあると云える。このような理由から最近
では、単に強度のみではなく耐食性をも兼備した高張力
鋼板への要請が高い。しかしながら、上記要請に対し充
分に応えられる鋼板はいまだ製造されていない。
(従来の技術) 鋼板に耐食性を付与する一般的な方法としては、鋼中に
Cu、Cr等鋼の耐食性を高める元素を添加する方法、
鋼板表面に金属めっき等表面処理を施す方法などが知ら
れている。しかし、前者は塩害のような厳しい環境下で
はその効果は顕著ではなく、一方かような厳しい腐食に
対しては後者の表面処理が有効であり、中でも厚めつき
が可能で製造コストが他に比べて安価な溶融亜鉛めっき
鋼板が好適である。しかも、近年、塗装後耐食性や塗膜
密着性、スポット溶接性の良好な鋼板の要求が高いこと
を考えあわせると、溶融亜鉛めっき後にさらに合金化熱
処理を施すことが好ましい。
しかしなから、鋼板の強度と、加工性やめっき性とは互
いに相反した特性とされ、従来これら特性値がそれぞれ
調和よ(満たされた鋼板は皆無であった。すなわち、T
Sを上昇させるとElが劣化する。まためっき密着性に
ついては、一般に高強度になるほど鋼中に添加する元素
の種類および看は増加するが、これらの添加元素はめっ
き密着性にとって有害であることはよく知られた事実で
ある。
この点、TS、 Elともに良好な高張力鋼板として、
フェライト−マルテンサイト2相よりなる複合組織高張
力鋼板が有力であるが、かような複合組織高張力鋼板は
、掻く一般的なめっき処理によってもマルテンサイト組
織が焼戻され、その結果TSが著しく低下するという問
題があった。
従来、かかる問題の解決策として、特開昭56−589
27号公報に開示の技術等においては、連続溶融亜鉛め
っきライン(以下rCGLJと略記する)で加熱したの
ち、急冷してから溶融亜鉛めっきを施すことにより、複
合組織を得てTS−Elのバランスを良好にする方法を
提案している。しかしながら、上記方法は、溶融亜鉛め
っき後に500℃以上に再加熱して合金化処理を施すこ
とになるので、マルテンサイトを主体とする第2相が焼
戻され材質劣化が生ずる。
また、特開昭57−43974号公報に開示の技術のご
と<、Tiなど炭化物生成元素を添加して強度を確保す
る方法があるが、一般にこれら析出強化鋼はTS−El
のバランスが劣るだけでなり、CGしで処理すると、鋼
板表面の清浄化を目的とするいわゆるガスクリーニング
工程における弱酸化鉄の還元の際、Tiのような酸化さ
れやすい合金元素の存在によって、十分な還元が行われ
得ないのでしばしば不めっき域が多発し実用に適しない
(発明が解決しようとする問題点) 以上説明したところから明らかなように、高張力亜鉛め
っき鋼板として有効な強化機構は、固溶強化鋼と言える
。ただし、これら固溶強化鋼は、合金元素の種類、量に
より、めっき密着性、材質ともに大きく変化するので、
最適組成範囲を定める必要がある0例えば、Siは材質
的にはTSを上昇させるのみならず、加工性をも良化さ
せるが、溶融亜鉛めっきを施した場合に不めっきを多発
し耐食性も著しく劣化させる。
また前述したように、高張力鋼板に合金化処理を施すこ
とは現在では既に必要不可欠であるが、高張力鋼板に限
らず合金化処理を施した場合加工時に合金層が粉化剥M
(以下「パウダリング」と称す)を起しやすく、このこ
とは溶融亜鉛めっき鋼板本来の良耐食性の利点を著しく
損なうことになる。
従来、以上のような理由から、耐食性、材質ともに良好
な合金化処理を施した高張力溶融亜鉛めっき鋼板を製造
することは不可能な状態にあった。
本発明の目的は、このような事情に鑑みてなされたもの
で、TSが35kgf/ll”以上、Elが35%以上
の良好な材質を有し、しかも耐食性にも優れる合金化処
理を施した高張力溶融亜鉛めっき鋼板と、その有利な製
造方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、高張力溶融亜鉛めっき鋼板として最も有
利と考えろる固溶強化鋼を研究の対象とし、鋼索材の成
分組成および各処理工程について綿密な検討を行ったと
ころ、ある組成範囲のC2P含有鋼あるいはC,P、M
n含有鋼の合金化条件およびその後の冷却条件に工夫を
加えることによって、所期した目的が有利に達成され得
ることの知見を得るに至った。
すなわち、上記目的は次の事項を骨子とする構成の採用
によって充足される。
C: 0.03〜0.20wtχ 、 P:0.02〜0,15賀tχ 、 Mn : 1.0QevtX以下、およびAt : 0
.10wt2以下を含み、かつ、これら各元素の含有量
が下記式の関係を満足して含有し、残部が実質的にFe
の組成よりなり、表面の合金化亜鉛めっき層中PeNa
度が15〜35−tχである高張力溶融亜鉛めっき鋼板
と、 そして、その鋼板を得る手段として、 C: 0.03〜0.20wt%、 P  :0,02〜0.15wt% 。
Mn : 1.00wtX以下、およびAl : 0.
10wt%以下を含み、かつ、これら各元素の含有量が
下記(1)式の関係を満足して含有し、残部が実質的に
Feの組成よりなる熱延鋼板あるいは冷延鋼板に溶融亜
鉛めっきを施した後、650℃〜850℃の温度域に加
熱し、その温度域での熱処理条件が、下記(2)式もし
くは(3)式を満足するように処理し、その後10−1
00℃/secの冷却速度で少なくとも600℃以下ま
で冷却することを特徴とする高張力溶融亜鉛めっき鋼板
の製造方法。
記 46−(40XC+ 4 xMn+35×P)≧35 
 −−−  (1)(各元素の単位は−tχ) 熱処理条件 650℃≦T < 750℃ t≦200       −−−−−−−−−  +2
)750℃≦T≦850℃ −t2.9s+o、o43xr+t、tti〒≦35・
 ・(3)ここで、T:最高加熱温度(℃) t:最高加熱温度での保持時間(sec)At : 7
50℃以上における滞在時間、であ。
を提案する。
(作 用) 以下、本発明鋼の成分組成が上述のように限定される理
由、および製造工程が上述のような方法を経なければな
らないことの理由について説明する。
まず、本発明者らは、固溶強化鋼としてc−p、 c−
Mn+ C−P−Mn系を取り上げ、これらの冷延鋼板
を用いて775℃、 20secの焼鈍を行い、TS−
Elのバランスを調査した。ここで、Cは0.05〜0
 、08w t%に固定し、PおよびMnの含有量をそ
れぞれ0.10wtχ、1.00wtχまで変化させ、
これら元素の影響を調査した。この結果を表1に示す。
表1では、TS−Elのバランス値としてTSXEIを
用いた。同表の示すところより、TS−Elバランスが
良好な鋼種は、C−PおよびC−P−Mn系でありC−
Mn系は劣る。したかって、TS−Elバランスが良好
な高張力鋼板を製造するためには、Pを添加することが
有効である。
表  1 本発明者らは上述の結果をもとにc−p及びc−p−M
n系を開発鋼種として選択した。
C: 0.03〜0.20wtχについてCは、強度を
得るために有用な元素であり、0.02〜0.30wt
Zの範囲であれば強度・加工性の面からは問題がない。
また、同範囲ではC量に伴いめっき密着性も向上する。
しかしながら、ひずみ時効性、自然時効性の低減を考慮
すれば、少なくとも0.03wtX以上の含有量が必要
である。またあまりC含有量が高くなるとElの低下を
招くためこのような現象が発生しない0 、20w t
Zを上限とする。
P : 0.02〜0.15wtχについてPは、強度
を得るために有用な元素であるばかりでなく、加工性の
改善に有利に作用する。この添加の効果は0.02wt
%以下では得がたいが、0.20wtχを超えるとかえ
って加工性、スポット溶接性が劣化するので、十分に安
定した材質が得られる0、02〜0.15wtχの範囲
に限定する。
Mn:1.00 wt!tZについて Mnは、C及びPが適当量添加されていれば積極的に添
加する必要はない。しかしながら、高度のスポット溶接
性が要求される場合、CあるいはPの含有量を低減して
1.00wtX以下の範囲で添加し強度を確保すること
が可能である。Pとともに添加する場合、1.00wt
χを超えて添加してもスポット溶接性改善の効果が飽和
するので1.00wt%以下に限定する。
AI:0.10 wtX以下 Atは、脱酸の目的で添加する他めっき密着性を向上さ
せる。しかしながら、0.10wtχを超えて添加して
もこれらの効果が飽和するのでこれを上限とする。
しかも、本発明者らの研究によれば、より良好なTS−
ELバランスを得るためには、さらに上記3元素の含有
量は、+1)式の関係を満足する必要のあることがわか
った。
46− (40x C+4 x Mn+35 X P)
≧35 −−−−−(11(各元素の単位は−tχ) この式について具体的に説明すると次のとおりである。
本発明者らは、表2に示す組成の冷延鋼板を用いて第1
図に示すヒートサイクル(650℃≦T1≦850℃、
0≦t≦120sec、 10℃/sec S V≦1
00”C/5ecs Tz≦600℃)にて実験を行い
材質を調査した。この実験結果を、第2図に示す。この
第2図よりTS≧35kgf/mm”はすべての鋼種で
満足しているが、El≧35%を満足しないものが、何
種類かある。それらは、サンプルl’h14及びN11
16であるが、これらは、高Cで、Mn、  Pのうち
の少なくとも一方の元素の含有量がかなり高い鋼種であ
る。これらの結果よりElに対しくA)弐を導くことが
できる。
El(χ)=46−(40xC+4xMn+35×P)
  −−−(A)(各元素の単位は−12> 表  2 ここでE1≧35%を満足するためには、(A)弐の右
辺が35%以上となれば良いので、上記(1)式を導く
ことができる。実際、(1)弐を満足する鋼種は実測値
と同じ鋼種である。
上記好適成分組成に調整された鋼板は、次に合金化処理
及びその合金化処理後冷却される。すなわち、該鋼板に
溶融亜鉛めっき処理を施したのち、まず650℃〜85
0℃に加熱し、かかる高温域にて合金化処理を施す。
従来の合金化温度は、500〜600℃付近であったた
め、形成されるめっき層はFe濃度が12%前後の61
相であったところ、かかるδ、相は塗装後耐食性、塗膜
密着性及びスポット溶接性には優れるものの、強い曲げ
加工やプレス加工の際にはしばしばパウダリングを起し
、上記の緒特性が損なわれるだけでな(プレス加工時の
星目などの欠陥発生原因となるという不利があった。
こうした塗装後耐食性、塗膜密着性、スポット溶接性を
損なうことなくパウダリングを軽減するためには、特開
昭58−073498号に開示されているように、めっ
き層のFe4度を15〜35−tχにすることが有効で
あり、このためには合金化温度を650〜780°Cに
上昇させる必要がある。さらに、本発明者らの詳細な研
究によれば、780℃よりも高温で合金化処理を行って
もめっき層の特性は劣化しないことが明らかとなった。
しかしながらこのような高温の合金化処理では、めっき
層中のFeの拡散が速(、短時間で最適合金化層のFe
濃度を超える可能性がある。本発明者らの詳細な研究に
よると、650〜750℃の温度範囲では、同Fe濃度
:N(wtχ)の増加は、それほど多くないのに750
℃を超えると急速にFe’4度が増加し、F4度N (
wtχ)は次式(B)で表されることがわかった。
N(wtχ)・−12,95+ 0.043 X T 
+ 1.11 E(B)ここでT:最高加熱温度、Δt
 : 750℃以上の温度域での保持時間である。
したがって、N C%’)≦35%を満足するためには
、(B)の右辺が35%以下になればよい。結局、70
0℃以上の場合は、上記(3)式を導出できる。また、
650℃≦T < 750℃の領域では、めっき層Fe
濃度からの制限はゆるいが、200secを超えて熱処
理しても材質的メリットは飽和するのでこれを上限とす
る。なお、本発明の合金化ヒートサイクルは、第3図の
(a)〜(C)のごとり650〜850℃の範囲内で変
化させてもよく、最高加熱温度二TおよびTにおける保
持時間:tあるいは750℃以上の温度域での保持時間
:Δtを、上記(21,(31式を用いて適宜制御する
次に、合金化処理後は10〜b 冷却する。その理由を説明する。まず、10℃/sec
以上の冷却速度で冷却しなければならない理由は、合金
化層につき耐パウダリング性の良好な20−11前後の
r相を低温で安定化させるとともに帯域パウダリング性
の悪いδ1相の生成を抑制するために必要である。すな
わち、高温における合金化層はr相と溶融Zn相とから
成るが、冷却速度が遅い場合には、630〜640℃付
近から包晶反応によって61相が生成する。一方、10
℃/sec以上の冷却速度では上記反応は抑制され、し
たがってr相は安定化する。したがって、少なくとも6
00℃までは10℃/sec以上の冷却速度で冷却する
必要がある。
また、100℃/secを超えると材質的に問題が生じ
る。すなわち、急速な冷却のためα相中に固溶Cが大量
に残留し時効劣化が生じる。以上の理由から少なくとも
600℃までの合金化処理後の冷却速度を10〜b なお第2発明においては通常冷延鋼板の亜鉛めっきに際
して一般に行われているめっき前の再結晶のための加熱
は不要であり、この熱処理省略によってコストダウンが
図れる。
(実施例) 表3に示す組成よりなる溶鋼(サンプルNll0〜阻1
10)を、連続鋳造によってスラブとした後、熱間圧延
を施して板厚2.6鶴の熱延板とした。さらにこの熱延
板の一部を板厚1.2mmに冷間圧延した。
かかるサンプル鋼板をCGLにてめっきし合金化処理を
行い、材質、めっき性試験を行った。この時のめっき、
合金化ヒートサイクルは、470℃のZn浴中に5 s
ec間浸漬後、20℃/secの昇温速度で11℃まで
加熱し、該温度にてO〜60sce保持し合金化処理を
施した後V”C/secの冷却速度で12℃まで冷却し
て巻取った。表4 (熱延綱板)、表5(冷延鋼板)に
それぞれのめっき、合金化処理条件および材質試験値、
めっき性試験値を示す。
表  3 (wtX ) 表42表5のめっき性試験値としては、耐パウダリング
性試験値を記述した。耐パウダリング性については、試
験面を内側にして90!曲げを行い、これにセロハンテ
ープを貼付けた後、これを剥がして、テープに付着した
めっき剥離粉の量を次の5段階基準によって評価したも
のである。
5:剥離粉の付着なし 4:剥離粉の付着微量 3:剥離粉の付着小量 2:剥離粉の付着多量 1:剥離粉の付着極めて多量 以上の試験結果より、すべてのサンプルにおいてTS≧
35kgf/ni”は満足していることがわかる。
しかしながら、El≧35%を満足してない鋼が何鋼種
かみられる。それらは熱延鋼板のサンプル阻70゜冷延
鋼板のサンプル患20および100であるが、これらは
それぞれ、合金化処理後の冷却速度が非常に速い場合(
水焼入れ)と、特に冷延鋼板の場合には温度二T、が6
50℃に満たない場合である。前者は、組織が急冷によ
り非常に硬化したこと、そして後者は十分に再結晶して
いないためElの低下をもたらした。T1が低い場合に
は、熱延鋼板、冷延鋼板を問わず耐パウダリング性が極
めて劣ることも同表よりわかる。また、El≧35%を
満たしていても、耐パウダリング性が劣る鋼種があるこ
とが同じく表4および表5よりわかる。(れらは、熱延
鋼板のサンプル患50と90、および冷延鋼板のサンプ
ルN1140と60であるが、これらはそれぞれ合金化
処理後の冷却速度:■が10″C/seeに満たない場
合と巻取り温度二T2が600℃より高い場合である。
前述したごとく合金化処理後の冷却速度が遅いと冷却途
中δ1相が生成しパウダリングの原因となる。また、V
≧10℃/secで冷却しても、600℃より高温で冷
却が終了した場合、δ、相相生外630℃付近であるこ
とから、これもまた同相生成を抑制することはできない
。これに対し本発明に従う合金化条件(650℃≦T+
≦850℃、10 ≦v ≦100’C/sec、 T
、≧600″C)では、材質、耐パウダリング性いずれ
においても良好であり、加工性、耐食性およびめっき層
別工性の極めて優れた高張力溶融亜鉛めっき鋼板を製造
できることは、表4および表5から明らかである。
(発明の効果) 本発明によれば、強度および加工性に優れるとともにめ
っき密着にも優れる高張力溶融亜鉛めっき鋼板を耐食性
を害することなく安定して製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明製造方法の実施に当って採用するヒー
トサイクルの説明図、 第2図は、種々の鋼組成のものについて得たTSとEl
との関係を示すグラフ、 第3図(a)、 (b)、 (C)は、いずれも本発明
法で採用し得る冷却パターンの説明図である。 第1図 □時間 第2図 TS (K*f/qs−) 第二 <a)   (b) 晴間 (Cン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C:0.03〜0.20wt%、 P:0.02〜0、15wt%、 Mn:1.00wt%以下、および Al:0.10wt%以下を含み、 かつ、これら各元素の含有量が下記式の関係を満足して
    含有し、残部が実質的にFeの組成よりなり、表面の合
    金化亜鉛めっき層中Fe濃度が15〜35wt%である
    高張力溶融亜鉛めっき鋼板。 記 46−(40×C+4×Mn+35×P)≧35(各元
    素の単位はwt%) 2、C:0.03〜0.20wt%、 P:0.02〜0.15wt%、 Mn:1.00wt%以下、および Al:0.10wt%以下を含み、 かつ、これら各元素の含有量が下記(1)式の関係を満
    足して含有し、残部が実質的にFeの組成よりなる熱延
    鋼板あるいは冷延鋼板に溶融亜鉛めっきを施した後、6
    50℃〜850℃の温度域に加熱し、その温度域での熱
    処理条件が、下記(2)式もしくは(3)式を満足する
    ように処理し、その後10〜100℃/secの冷却速
    度で少なくとも600℃以下まで冷却することを特徴と
    する高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。 記 46−(40×C+4×Mn+35×P)≧35・・・
    ・(1)(各元素の単位はwt%)熱処理条件 650℃≦T<750℃ t≦200・・・・・・・・・・・・(2)750℃≦
    T≦850℃ −12.95+0.043×T+1.11√(ΔT)≦
    35・・(3)ここで、T:最高加熱温度での保持時間
    (sec)、Δt:750℃以上における滞在時間であ
    る。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007182608A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Nippon Steel Corp 耐食性、耐疲労性に優れた高強度焼き入れ成形体の製造方法および製造設備

Cited By (2)

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