JPS6332037B2 - - Google Patents

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JPS6332037B2
JPS6332037B2 JP57100407A JP10040782A JPS6332037B2 JP S6332037 B2 JPS6332037 B2 JP S6332037B2 JP 57100407 A JP57100407 A JP 57100407A JP 10040782 A JP10040782 A JP 10040782A JP S6332037 B2 JPS6332037 B2 JP S6332037B2
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JP
Japan
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frequency
signal
speed
dec
motor
Prior art date
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JP57100407A
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JPS58215981A (ja
Inventor
Makoto Goto
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP57100407A priority Critical patent/JPS58215981A/ja
Publication of JPS58215981A publication Critical patent/JPS58215981A/ja
Publication of JPS6332037B2 publication Critical patent/JPS6332037B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/16Controlling the angular speed of one shaft

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、基準信号の位相に同期するようにモ
ータの回転速度を制御するモータの速度制御装置
に関するものである。
このようなモータ速度制御装置は、たとえばビ
デオテープレコーダにおける回転シリンダモータ
やキヤプスタンモータの速度制御に使用されてい
る。その従来例を第1図に示す。第1図におい
て、1は被速度制御モータ、2はモータ1の回転
速度に対応した周波数信号イ(通常、1回転に50
パルス程度)を発生する第1の周波数信号発生
器、3はその周波数信号イから回転速度に応じた
アナログ信号(またはデイジタル信号)ニを得る
速度検出器、4はモータ1の回転位相に対応した
周波数信号ロ(通常、1回転に1パルス)を発生
する第2の周波数信号発生器、5は位相同期の基
準信号ハを発生する基準周波数信号発生器、6は
基準信号ハと第2の周波数信号ロとの位相差に対
応したアナログ信号(またはデイジタル信号)ホ
を得る位相差検出器、7は位相差検出器6の出力
ホに含まれる低周波成分を増強するフイルタ(第
2図にその利得−周波数伝達特性を示す)、8は
速度検出器3の出力ニとフイルタ7の出力ヘを合
成する加算器、9は加算器8の出力トを制御信号
としてモータ1への供給電力を変化させる電力増
幅器である。
このような構成のモータの速度制御装置の制御
性能(外乱トルクに対するモータ1の速度変動の
程度を表わす周波数伝達特性)は第3図のように
なつている(グラフ上の位置が下になる程特性は
良い)。この特性は次の4つの領域から成り立つ
ている。
A領域:モータ1の慣性モーメントによつて制御
性能が決まる周波数領域 B領域:速度検出器3の出力ニによつて、主に制
御される周波数領域(制御信号トにおい
て、速度検出器3の出力ニがフイルタ7
の出力ヘよりも大きく影響し、支配的と
なる領域) C領域:位相差検出器6とフイルタ7を通つた出
力ヘによつて主に制御される周波数領域
(制御信号トにおいて、フイルタ7の出
力ヘが速度検出器3の出力ニよりも大き
く、影響し支配的となる領域) D領域:C領域と同様であるが、フイルタ7の作
用によつて低周波成分の制御利得をさら
に増強した周波数領域 ビデオ用回転シリンダモータでは、再生画像の
安定性とジツタを小さくするために、交流的な速
度変動を小さくすると共に回転位相の定常的な偏
差(負荷トルクの定常的な変化に対する位相同期
点のずれ)をも小さくしなければならない。その
ために、フイルタ7を付加することにより直流お
よび低周波における制御利得を大きくして(第2
図参照)、第3図に示すように、低周波領域Dで
の制御性能を良好にしている。
しかし、第1図の様な構成では、位相を検出す
る第2の周波数信号発生器4の出力信号ロがモー
タ1の1回転に1回のパルスしか発生できないた
めに、位相制御を主体にできる周波数範囲(第3
図の2以下のC領域とD領域)が低くおさえられ
てしまう。これは、速度制御の安定性を確保する
ために必要とされ、2を大きくすることには限界
がある。そのために、2以上の周波数領域におけ
る制御性能を良好にするためには、第1の周波数
信号発生器2の1回転あたりの検出パルス数を大
きくする必要がある(通常、50程度)。しかし、
パルス数の増加には物理的な限界があり、制御性
能の向上がはかりにくかつた。その結果、ジツタ
(特に、5から4におけるジツタ)が多く発生し
問題となつていた。
本発明は、そのような点を考慮して、少ないパ
ルス数ながらも良好な制御性能が得られるように
したモータの速度制御装置を提供するものであ
る。
本発明は、被速度制御モータの回転速度に対応
した第1の周波数信号を発生する第1の周波数信
号発生手段と、前記第1の周波数信号にもとづい
て前記モータの回転速度に対応した信号を得る速
度検出手段と、前記モータの回転に対応し前記第
1の周波数信号の周波数よりも低い周波数の第2
の周波数信号を発生する第2の周波数信号発生手
段と、基準周波数信号を発生する基準周波数信号
発生手段と、前記第2の周波数信号と前記基準周
波数信号の間の位相差に対応した信号を得る位相
差検出手段と、前記位相差検出手段の出力信号に
含まれる低周波成分を高周波成分よりも大きく増
強するフイルタ手段と、前記フイルタ手段の出力
信号と前記速度検出手段の出力信号を合成し、そ
の合成信号の低周波成分を高周波成分よりも大き
く増強する合成フイルタ手段と、前記合成フイル
タ手段の出力信号に応動して前記モータへの供給
電力を変化させる電力増幅手段を具備し、前記フ
イルタ手段は、前記位相差検出手段の出力信号を
入力とし、第3の周波数3a以下の低周波成分を
−20dB/decまたは略−20dB/decの特性にて増
強する領域と、前記第3の周波数3a以上の第2
の周波数223a)を含む所要周波数間の周波
数成分所定利得にて通過する領域を有するように
構成され、前記合成フイルタ手段は、前記フイル
タ手段の出力信号と前記速度検出手段の出力信号
を合成した前記合成信号について、所定周波数
3b3b2)以下の低周波成分を所定利得にて通
過する領域と、前記第2の周波数2以下の前記所
定周波数3bから前記第2の周波数以上の第1の
周数112)までの周波数成分を−20dB/
decまたは略−20dB/decの特性にて増強する領
域と、前記第1の周波数1以上の所要周波数間の
周波数成分を所定利得にて通過する領域を有する
ように構成され、前記合成フイルタ手段の出力信
号を周波数成分に分解するときに、第1の周波数
1より高い周波数(1≦)の領域では前記速
度検出手段の出力信号を所定利得にて増幅した信
号が支配的となり、第2の周波数221)か
ら前記第1の周波数1の間の周波数(2≦<
1)の領域では前記速度検出手段の出力信号を−
20dB/decまたは略−20dB/decの特性にて増幅
した信号が支配的となり、前記第2の周波数2
りも低い周波数(<2)の領域では前記位相
差検出手段の出力信号を−20dB/decまたは略−
20dB/decの特性にて増幅した信号がさらに、前
記第3の周波数3aおよび前記所定周波数3bをそ
れぞれ前記第2の周波数2の1/2程度もしくはそ
れ以下になるように、前記フイルタ手段および前
記合成フイルタ手段の増幅特性および合成特性を
選定したものである。
以下に本発明を図示の実施例に基いて説明す
る。第4図は本発明に係るモータの速度制御装置
の一実施例のブロツク構成図である。第4図にお
いて、1は被速度制御モータ、2はモータ1の回
転速度に対応した周波数信号イを発生する第1の
周波数信号発生器、3はその周波数信号イから回
転速度に応じたアナログ信号(またはデイジタル
信号)ニを得る速度検出器、4はモータ1の回転
位相に対応した周波数信号ロを発生する第2の周
波数信号発生器、5は位相同期の基準周波数信号
ハを発生する基準周波数信号発生器、6は基準周
波数信号ハと第2の周波数信号ロとの位相差に対
応したアナログ信号(またはデイジタル信号)ホ
を得る位相差検出器、7は位相差検出器6の出力
ホに含まれる低周波成分を増強するフイルタ(特
性は第5図参照)、11は速度検出器3の出力ニ
とフイルタ7の出力ヘが入力されて両者を合成す
る第6図に示すごとき利得−周波数特性のフイル
タ性能を有する信号処理手段であるところの合成
フイルタ器、9はその合成フイルタ器11の出力
トを制御信号としてモータ1への供給電力を変化
させる電力増幅器である。
第1の周波数信号発生器2は、たとえば周波数
発電機と波形整形器や分周器によつて構成され、
モータ1の回転に比例した周波数の交流信号をパ
ルス信号に整形している。第2の周波数信号発生
器4も、たとえば別の周波数発電機と波形整形器
や分周器によつて構成され、第1の周波数信号イ
よりもかなり低い第2の周波数信号ロを発生する
(ここで、第1の周波数信号イを分周して第2の
周波数信号ロを得るようにしても良く、また、モ
ータ1と連動動作する別の回転体や走行体(磁気
テープ等)から第2の周波数信号ロを得るように
しても良い)。
速度検出器3は第1の周波数信号イの零クロス
時刻を検出し、その時間間隔(周期)に対応した
アナログ電圧信号(またはデイジタル信号)を得
て、次の零クロス時点までホールドする。位相差
検出器6は基準周波数信号ハの零クロス時刻から
第2の周波数信号ロの零クロス時刻までの時間間
隔(またはその逆の時間間隔)を検出し、その時
間間隔に対応したアナログ電圧信号(またはデイ
ジタル信号)を得て、次の検出時点までホールド
する。
従つて、第2の周波数信号ロと基準周波数信号
ハの位相が同期するように、モータ1はその回転
速度と回転位相を制御される。すなわち、位相同
期状態における第1の周波数信号イの周波数を
a、第2の周波数信号ロの周波数をb、基準周波
数信号ハの周波数をrとすると、 bra …(1) の関係がある。ビデオテープレコーダ用のシリン
ダモータでは、r=30Hz(NTSC方式)であり、
aは通常rの5倍以上に選定される。
フイルタ7は第5図に示す利得−周波数特性
(伝達特性)を有している。すなわち、周波数3a
よりも低い周波数成分(直流を含む)を−
20dB/decの特性にて増幅し、3aより高い周波
数成分を所定利得(1以下を含む一定値)にて増
幅し、さらに、3aよりもかなり高い周波数6
上の周波数成分を−20dB/decで減衰させるよう
にしている。第8図にフイルタ7の具体的な構成
例を示す。演算増幅器21を利用してアナログ電
圧信号を増幅するものであり、その伝達特性は近
似的に 〔信号ヘ〕=−(R24/R23)・(1+1/SR24C25) ×1/1+SR24C26・〔信号ホ〕 …(2) となり、 3a=1/2πR24C25 …(3) 6=1/2πR24C26 …(4) 3a6 …(5) となされている。ここに、R23,R24は抵抗23,
24の抵抗値、C25,C26はコンデンサ25,26
の容量値である。従つて、第8図のフイルタ7の
利得伝達特性は第5図のようになる。
合成フイルタ器11は、速度検出器3の出力ニ
とフイルタ7の出力ヘを所定比にて合成したる後
に、所定の周波数特性を有する増幅(第6図参
照)を行なう。すなわち、周波数3b以下の周波
数成分(直流を含む)を所定利得(1以下を含む
一定値)にて増幅し、周波数3bから1の間の周
波数成分は−20dB/decの特性にて増強し、1
り高い周波数成分を所定利得(1以下を含む一定
値)にて増幅し、さらに、1よりかなり高い周波
7以上の周波数成分を−20dB/decにて減衰さ
せるようにしている。
第9図に合成フイルタ器11の具体的な構成例
を示す。演算増幅器31を利用してアナログ電圧
信号を増幅するものであり、その伝達特性は近似
的に 〔信号ト〕=−{〔信号ニ〕/R33+〔信号ヘ〕/R34
} ×(R35+R37) ・{1+SC36R35/1+SC36(R35+R37)} ×1/1+SC38R35 …(6) となり、 3b=1/2πC36(R35+R37) …(7) 1=1/2πC36R35 …(8) 7=1/2πC38R35 …(9) 3b17 …(10) となされている。ここに、R33,R34,R35,R37
は抵抗33,34,35,37の抵抗値、C36
C38はコンデンサ36,38の容量値である。従
つて、第9図の合成フイルタ器11の特性は第6
図のようになる。
なお、速度検出器3の出力ニおよび位相差検出
器6の出力ホが共にデイジタル信号の場合には、
フイルタ7および合成フイルタ器11をデイジタ
ル回路によつて構成し、数値計算手法によるデイ
ジタルフイルタによつて第5図および第6図の特
性を実現しても良い。
その結果、第4図に示すモータの速度制御装置
の制御性能は、第7図に実線で示すごとき特性と
なる。ここで、 A領域:モータ1の慣性モーメントによつて制御
性能が決まる周波数領域 B領域:速度検出器3の出力ニによつて主に制御
される周波数領域(制御信号トにおい
て、速度検出器3の出力ニが位相差検出
器6の出力ホよりも大きく影響し、支配
的となる領域) E領域:B領域と同様であるが、合成フイルタ器
11の作用により低周波成分の制御利得
を大きくした周波数領域(制御信号トに
おいて、速度検出器3の出力ニを−
20dB/decの特性にて増幅した信号が支
配的となる領域) F領域:位相差検出器6の出力ホを合成フイルタ
器11もしくはフイルタ7の作用により
低周波成分を増強した信号によつて主に
制御される周波数領域(制御信号トにお
いて、位相差検出器6の出力ホが速度検
出器3の出力トよりも大きく影響し、出
力信号ホを−20dB/decの特性にて増幅
した信号が支配的となる領域) なお、第7図に示した制御性能は、小さな値に
なる程(グラフの位置が下になる程)良好な特性
となつている。
次に、本発明のモータ速度制御装置の効果につ
いて、第7図を参照して説明する。第7図に示す
実線の特性が本発明のモータ速度制御装置によつ
て得られる制御性能(ただし3a3bは等しいも
のとして3とおいた)であり、同図の一点鎖線の
特性は従来のモータ速度制御装置(第1図)によ
つて得られる制御性能である。その差は、E領域
とF領域に顕著に現われ、その制御性能は著しく
改善されている。すなわち、 〔E領域〕 速度検出器3の出力ニを合成フイルタ器11に
より−20dB/decの特性で増強して帰還している
ために制御性能が20dB/decにて低周波成分程改
善されている。
〔F領域〕
位相差検出器6の出力ホを合成フイルタ器11
とフイルタ7によつて−20dB/decの特性で増強
して帰還しているために、制御性能は2から5
(従来例の第3図における折点周波数)の間でさ
らに改善度が大きくなつている。そして、5以下
の低周波領域では所定の比率(所定のdB値)だ
け改善されている。
次に、第4図の速度制御装置の制御系の安定性
について説明する。制御系の安定性は、帰還ルー
プ利得の変化点における位相まわりによつて決定
される。この変化点は、制御性能の切り換わり点
となる周波数1234に相当する。
(1) 4における安定性 ここでは、1との関係と共に、第1の周波数信
号発生器2の周波数信号イの周波数a(すなわち、
速度検出器3の検出周波数)との関係も重要であ
る。
まず、4aの関係について説明する。一般
に、検出周波数aが有限であることから、速度に
対応した検出信号ニを得る動作(検出・ホール
ド)において時間遅れが存在し、安定に速度制御
をかけることができる周波数範囲4に限界が生じ
ている(4aよりかなり小さくする必要があ
る)。
次に、14に近づけすぎると、1および4
おける位相余裕が減少し、制御性能に鋭いピーク
が発生し、ひどいときにはモータ1の回転速度が
ハンテイングして安定な制御がかからなくなる。
これらの不安定さをさけるために、 214 …(11) に設定することが好ましい。
(2) 1における安定性 ここでは、2との関係および4との関係(すで
に説明した)が重要となる。12に近づけすぎ
ると、1および2における位相余裕が減少し、制
御性能にピークが生じて不安定となる。この不安
定さをさけるために、 221 …(12) に設定することが好ましい。
(3) 2における安定性 ここでは、1との関係(すでに説明した)と共
に、3との関係および第2の周波数信号発生器4
の信号ロの周波数b(すなわち、位相差検出器6
の検出周波数)との関係も重要である。一般に、
検出周波数bが有限であることから、位相差に対
応した検出信号ホを得る動作(検出・ホールド)
において時間遅れが存在し、安定に位相制御がで
きる周波数範囲2に限界が生じている(2b
りかなり小さくする必要がある)。
次に、23の関係について説明する。フイル
タ7の折点周波数3a(第5図)と合成フイルタ器
11の折点周波数3b(第6図)が等しい(3a
3b、これを3とおいている)ときには、32
近くにあつても問題はない。
3a3bの場合の制御性能の特性図を第10図
および第11図に示す(ここで、33a3b
幾何平均値とする)。
第10図は32と十分に離れている場合
(232)であり、同図の実線は3a3bのとき
の特性、同図の破線は3a3bのときの特性、
同図の一点鎖線は3a3bのときの特性であ
る。これより、3a3bのときには、制御性能
3よりも低い周波数範囲において少し劣化する
が安定性には問題ないといえる。また、3a
3bのときには、3bから3aの間において部分的に
−60dB/decの区間が生じ、制御性能が3以下の
周波数範囲において少し向上する。3a3bの間
の帰還ループ利得がかなり大きくなり、3a3b
近傍における位相余裕を少さくするが、23a
3bが十分に離れているために(23a2,23b
2)、ハンテイングまたは発振を生じるまでに至
らない。
第11図は32に近接している場合を示し、
同図の実線は3a3bのときの特性、同図の破線
3a3bのときの特性、同図の一点鎖線は
3a3bのときの特性である。これより、3a
3bのときには、制御性能が3よりも低い周波数
範囲において少し劣化するが、安定性には問題な
いといえる。一方、3a3bのときには、3b
3aの間で部分的に−60dB/decの区間が生じ制
御系の安定性がそこなわれる。すなわち、3b
2が近接しているために(第11図のでは3b
2)、制御性能が−60dB/decから直接−
20dB/decに移るようになり、その転換点2にお
ける位相余裕がなくなり、ハンテイングおよび発
振を生じてしまう。
以上をまとめると、23の関係において安定
性を得るためには、次の(i)もしくは(ii)の条件を満
たすように各部の利得を設定することが好まし
い。
(i) 33aおよび3b)を2より十分小さくする
(23a2,23b2)。
(ii) 3a3bに等しく、もしくは小さくする(制
御性能を良好にするために、3a3b3a
23b2とする)。
なお、上記(i)および(ii)を同時に満たしているほ
うがより好ましい。
ここで、前述第5図、第6図、第7図、第10
図、および第11図は周波数伝達関数の特性図で
あり、折線近似して示している(ボードゲイン線
図)。
また、位相差検出器6の出力ホが支配的となる
F領域(第7図)の上限周波数2は、従来と同程
度またはそれ以下に選定されているために、第2
の周波数信号発生器4の周波数が低くても制御系
の位相余裕は十分に確保できる。このときの制御
性能は、2を小さめに選定しても従来例(第7図
の一点鎖線)よりも大幅に改善されている。
このように、フイルタ7によつて位相差検出器
6の出力ホの直流を含む低周波成分を増強した後
に速度検出器3の出力ニと合成し、その合成値を
さらに低周波成分を増強して制御信号トを得て、
モータ1を回転駆動しているために、次のような
種々の利点を有している。
(1) モータ1の外乱トルクに対する速度変動は著
しく小さくなる(制御性能が向上している)。
(2) モータ1の定常的な負荷トルクの増加に対し
てモータ1の回転速度が変化しなくなると共
に、その回転位相の変化も極めて小さくなる。
(3) 速度検出器3の検出感度やオフセツトが温度
変化や経年変化を生じた場合でも、位相差検出
器6の出力ホの直流分のほんのわずかな変化に
よつて速度検出器3の感度変化やオフセツト変
化を補正できる。すなわち、速度検出器3の特
性劣化が生じても、モータ1の回転位相はほと
んど変化しない。
以上本発明によれば、良好な制御性能が得ら
れ、本発明にもとづいて、特に、ビデオテープレ
コーダにおける回転シリンダモータやキヤプスタ
ンモータの速度制御装置を構成するならば、安定
した再生画像を容易に得ることができる。
なお、前述の本発明の実施例(第4図)に使用
した被速度制御モータ1、第1と第2の周波数信
号発生器2および4、速度検出器3、基準周波数
信号発生器5、位相差検出器6、フイルタ7、電
力増幅器9および合成フイルタ器11は、その機
能を果たすものであれば他の各種の構成を採用で
きることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のモータの速度制御装置のブロツ
ク構成図、第2図は第1図のフイルタの伝達特性
図、第3図は従来例の制御性能を表わす特性図、
第4図は本発明の実施例のブロツク構成図、第5
図は第4図におけるフイルタの伝達特性図、第6
図は第4図における合成フイルタ器の伝達特性
図、第7図は本発明の実施例の制御性能を表わす
特性図、第8図はフイルタの具体的な構成例を示
す回路図、第9図は合成フイルタ器の具体的な構
成例を示す回路図、第10図および第11図は本
発明の制御系の安定性を説明するための図であ
る。 1……モータ、2……第1の周波数信号発生
器、3……速度検出器、4……第2の周波数信号
発生器、5……基準周波数信号発生器、6……位
相差検出器、7……フイルタ、9……電力増幅
器、11……合成フイルタ器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被速度制御モータの回転速度に対応した第1
    の周波数信号を発生する第1の周波数信号発生手
    段と、前記第1の周波数信号にもとずいて前記モ
    ータの回転速度に対応した信号を得る速度検出手
    段と、前記モータの回転に対応し、前記第1の周
    波数信号の周波数よりも低い周波数の第2の周波
    数信号を発生するの第2の周波数信号発生手段と
    基準周波数信号を発生する基準周波数信号発生手
    段と、前記第2の周波数信号と前記基準周波数信
    号の間の位相差に対応した信号を得る位相差検出
    手段と、前記位相差検出手段の出力信号に含まれ
    る低周波成分を高周波成分よりも大きく増強する
    フイルタ手段と、前記フイルタ手段の出力信号と
    前記速度検出手段の出力信号を合成し、その合成
    信号の低周波成分を高周波成分よりも大きく増強
    する合成フイルタ手段と、前記合成フイルタ手段
    の出力信号に応動して前記モータへの供給電力を
    変化させる電力増幅手段を具備し、前記フイルタ
    手段は、前記位相差検出手段の出力信号を入力と
    し、第3の周波数3a以下の低周波成分を−
    20dB/decまたは略−20dB/decの特性にて増強
    する領域と、前記第3の周波数3a以上の第2の
    周波数223a)を含む所要周波数間の周波数
    成分所定利得にて通過する領域を有するように構
    成され、前記合成フイルタ手段は、前記フイルタ
    手段の出力信号と前記速度検出手段の出力信号を
    合成した前記合成信号について、前記第2の周波
    2以下所定周波数3b3b2)以下の低周波成
    分を所定利得にて通過する領域と、の前記所定周
    波数3bから前記第2の周波数2以上の第1の周
    波数112)までの周波数成分を−20dB/
    decまたは略−20dB/decの特性にて増強する領
    域と、前記第1の周波数1以上の所要周波数間の
    周波数成分を所定利得にて通過する領域を有する
    ように構成され、前記合成フイルタ手段の出力信
    号を周波数成分に分解するときに、前記第1の周
    波数1より高い周波数(1≦)の領域では前
    記速度検出手段の出力信号を所定利得にて増幅し
    た信号が支配的になり、前記第2の周波数2から
    前記第1の周波数2から前記第1の周波数1の間
    の周波数(2≦<1)の領域では前記速度検
    出手段の出力信号を−20dB/decまたは略−
    20dB/decの特性にて増幅した信号が支配的にな
    り、さらに、前記第3の周波数3aおよび前記所
    定周波数3bをそれぞれ前記第2の周波数2の1/2
    程度もしくはそれ以下になるように、前記フイル
    タ手段および前記合成フイルタ手段の増幅特性お
    よび合成特性を設定したことを特徴とするモータ
    の速度制御装置。 2 第1の周波数1と第2の周波数2を 221 となしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載のモータの速度制御装置。 3 第3の周波数3aと所定周波数3bを等しくし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    のモータの速度制御装置。
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