JPS63316639A - 充電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、充電器に着脱自在にして充電される電池パッ
クを備えた充電装置のノイズ防止に関する。

（従来技術） 従来から、充電器と、この充電器に着脱自在で、装着状
態にて充電される電池パックとから構成された充電装置
が多用されている。この種の充電装置の一例を第７図に
示す。同図において、Ａは充電器本体、Ｂは電池を内装
した電池パック、Ｃは電源コードであり、図示の状態に
て充電される。

ところで、この種の充電器本体Ａにおける充電回路には
、一般にスイッチングレギュレータや位相制御回路等で
構成されるスイッチング回路を有することから、このス
イッチング回路より高周波ノイズが発生し、電源コード
Ｃの端子電圧に重畳したり、図示矢印に示すように輻射
によって他の・　機器に悪影響を与えることが知られて
いる。

このような場合に、充電器本体Ａの充電回路全体を、ア
ルミ、銅、鉄などのシールド部材によってシールドし、
充電回路とＹ（スター）結線コンデンサ等で結合するこ
とにより輻射ノイズを抑制することか行なわれている。

しかしながら、充電電流は電池バックＢ内にも流れるの
で、この充電電流または電圧にリップルがあると、高周
波ノイズが発生し、電池の（±）極等がアンテナとなっ
て外部へ輻射されたり、電源コードＣのラインに重畳さ
れたりして、他の機器へ悪影響を招く。

そこで、大抵の場合、電池へ充電電流を供給する手前で
、リップルを押えた純直流に平滑することにより、上記
悪影響を低減しているが、大電流を流す場合、完全な平
滑化は難しく、コスト、スペース面で不利になることが
多い。

（発明の目的） 本発明は、上記問題点を解消するもので、特別な平滑回
路等を用いることなく、スイッチング回路を有した充電
回路を備えた充電器に電池パックを装着したとき、充電
時に発生するノイズが電源コードのラインに重畳したり
外部へ輻射したりすることを防止することができ、コス
ト、スペース面で有利な充電装置を提供することを目的
とする。

（発明の構成） 本発明は、スイッチング回路を有した充電回路を備えた
充電器と、電池を内装し、前記充電器に着脱自在で装着
状態にて充電される電池パックとから構成される装置 体に第１のシールド部材を設けるとともに、電池パック
に第２のシールド部材を設け、かつ、前記第１および第
２のシールド部材を電池の同極側に電気的に接続したも
のである。

この構成により、充電器に電池パックを装着して充電す
るときに、充電回路と電池パックから発生するノイズは
シールドされ、外部へ輻射されるようなことがなくなる
。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例による充電装置において、充
電器に電池パックを装着した状態の断面構成を、第２図
はその回路構成を示す。

第１図において、Ａは充電器本体、Ｂは複数個の電池を
内装した電池パックで、ｌａ，ｌｂは充電器本体Ａの上
，下ハウジング、２は電池パックＢのハウジング、３は
充電される組み電池、４は商用電源に接続される電源コ
ード、５は電池パックＢのハウジング２の内面に貼られ
たシールド材、６は充電器本体Ａのハウジングｌａ，ｌ
ｂ内面ニ貼られたシールド材、７は充電制御をするため
に電池温度を検知する温度センサ、８は充電用端子金具
、９，１０は充電器本体Ａに内蔵されたスイッチング回
路を有した充電回路および充電制御回路、１１はシール
ド材５と電池のＧＮＤを電気的に接続する接続線、１２
ａは温度センサ７の充電器側接触金具、１２ｂは同電池
側接触金具を示す。

また、組み電池３とシールド材５は電気的に絶縁されて
いる。なお、シールド材５，６の材料としては、アルミ
、銅、鉄等の他、これらの粉末を混ぜた導電性塗料を用
いればよい。

第２図において、前述と同部材には同符号を付　。

し、充電器本体Ａにおいて、２１は入力フィルタ回路、
２２は整流平滑回路、２３は主スイツチング回路、２４
はパルス制御回路、２５は突入保護回路、２６は補助電
源回路であり、これらは１次側の回路に該当する。また
、２７はトランス、２８は整流平滑回路、２９は２次側
制御回路、３０は温度センサ７からの検知信号を受ける
充電制御回路、３１は１次・２次絶縁用コンデンサ（Ｃ
ｃｌ、Ｃａ２）であり、これらは２次側の回路に該当す
る。また、整流平滑回路２８の出力としてＣ＋）（−）
の端子金具８を有し、電池パックＢを装着することで、
この端子金具８に電池パックＢの（＋）Ｃ−）端子が接
続される。

図示からも明らかなように、上記充電回路は一点鎖線で
示すシールド材６に包囲され、また、電池パックＢはシ
ールド材５に包囲されており、しかも充電器本体Ａのシ
ールド材６は入力側のコンデンサＣ　　、Ｃ　　からな
るＹ（スター）コンデン！３　　　１４ サを通し接続線３２にて充電回路に接続され、また、電
池パックＢのシールド材５は抵抗ＲＩｏ１、コンデンサ
Ｃｃ１　、Ｃａ２を通して充電回路の１次側ＧＮＤに接
続されている。かくして、各シールド材５，６は電池パ
ックＢの電池のＧＮＤ　（同極）側に電気的に接続され
たことになる。

上記のように構成されていることにより、充電器　　６
　　ー 回路および電池パックの突出部分はシールドされ、充電
器本体に着脱される電池パックであっても、全面シール
ドと同じ作用が得られ、不要輻射や電源コード端子の電
圧へノイズが重畳することが防止され、ノイズ防止効果
が得られる。

また、ノイズ防止には電池パックの接続までの経路で完
全に純直流化し、リップル分を出さないようにすること
も考えられるが、本充電装置では、電池自身が平滑化の
役目を果たすので、特別な平滑回路を必要とせず、コス
ト、スペース面で大幅な削減が可能となる。

第３図は本電池パックを電動工具１３の本体に組み込ん
だ例を示す。使用中にモータの刷子ノイズによって高周
波ノイズを発生した場合に、電池はシールドされている
ので、電池パックからノイズが漏れることはなく、この
ような使用状態でもノイズ防止効果が得られる。

第４図は充電状態での端子ノイズ電圧測定結果を示す。

同図において、曲線（ａ）　（ｂ）は従来例での測定結
果、曲線（ｅ）は本発明の結果例を示し、本発明により
ノイズ電圧が大きく低減していることが分る。

第５図、第６図は本発明の第２の実施例を示す。

本実施例では電池パックＢ内のみ上記第１の実施例と相
違する。

すなわち、本実施例では、電池の（−）極板がアンテナ
となってノイズが輻射されることに着目して、各電池の
（−）極板をそれぞれコンデンサＣ、Ｃ、・・・・・・
によって充電回路のＧＮＤに接ＢＩ　　　Ｂ２ 続して、ノイズを防止するものである。

この構成によって、上記第１実施例の接続線１１を有し
なくとも、上記と同様の効果を得ることができる。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、充電回路を備える充電器
本体と、これに着脱される電池パックとにそれぞれシー
ルド部材を設け、これらを電池の同極側に接続したこと
によって、充電回路の２次側出力回路に特別な平滑回路
、フィルタ回路等を設けることなく、充電器と電池パッ
クのシールドをなすことができ、ノイズが外部へ漏れる
ことを防止でき、スペース、コスト面において極めて有
利となる。

また、このように充電器本体に電池パックが着脱自在で
あるにも拘らず、全面シールドしたのと同じノイズ防止
効果が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による充電装置における充電
器へ電池パックを装着した状態の断面図、第２図は同装
置の回路図、第３図は電池パックを電動工具に組み込ん
だ時の外観図、第４図は本発明の効果を示すための端子
ノイズ電圧の測定結果を示す図、第５図は本発明の第２
の実施例による断面図、第６図は同回路図、第７図は従
来の充電装置の外観図である。 Ａ・・・充電器本体、Ｂ・・・電池パック、３・・・電
池、５・・・第２のシールド部材、６・・・第１のシー
ルド部材、１１・・・接続線、Ｒ・・・抵抗、Ｃｃｌ、
ＣｃＯＬ ２、ｃ、ｃ　　・・・コンデンサ、Ｃ、Ｃ・・・コン１
３　　１４　　　　　　　　　ＢＩ　　　Ｂ２デンサ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スイッチング回路を有した充電回路を備えた充電器
   と、電池を内装し、前記充電器に着脱自在で装着状態に
   て充電される電池パックとから構成される充電装置にお
   いて、前記充電器本体に第１のシールド部材を設けると
   ともに、電池パックに第２のシールド部材を設け、かつ
   、前記第１および第２のシールド部材を電池の同極側に
   電気的に接続したことを特徴とする充電装置。 ２、前記第２のシールド部材をコンデンサで構成し、電
   池パック内の電池をコンデンサを介して充電回路に接続
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の充電
   装置。