JPS6331624A - 圧力調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、密封（シール）ガスケットに制御された漏洩
をもたらす装置を備えた、圧力調理器に関する。

〔従来の装置〕

使用者が最初に圧力調理器内で圧力降下をさせないでこ
の圧力調理器を不注意に開放させた時、蒸気が突然漏れ
出るのを防ぐため、安全装置が通常設けられ、圧力調理
器の開放動作が開始されるやいなや制御された蒸気の解
放が生じるようにすることか知られている。この型式の
安全装置はまた、圧力調理器が不正確に閉じられた場合
にこの圧力調理器内で圧力が上昇するのを阻止する役目
を持っている。

特に圧力調理器に差込み閉鎖機構が設けられている場合
には、用いられる安全装置のうちの１つは、蓋の側口に
取付けられかつ平常時は蓋の把手内に置かれているプッ
シュロッド（押し棒）である。このプッシュロッドは、
差込み世蓋閉鎖要素の１つとは反対側の蓋の横穴を通過
し蓋と圧力容器との間のシールガスケットの方に向う復
帰手段によって押し出される。圧力調理器の閉鎖位置に
おいて、プッシュロッドは復帰手段の作用に対抗して容
器蓋の傾斜部の１つにより押し返され、蓋のシール作用
がガスケットにより十分に行われる。

蓋が不正確に閉じられた時又は圧力調理器の開放の最初
の瞬間に、プツシ、ロッドが蓋側斜部から離れるよう動
きシールガスケット上に内側に向う推力を生じ、そのた
めシールガスケットと圧力容器との間に漏れが生じるよ
うになる。その結果としてこれら２つの場合にそれぞれ
得られることは、不正確に閉じられた圧力調理器内部で
の圧力上昇が阻止されることまたは圧力調理器内部の圧
力が蓋が完全に開かれる前に大気圧力に復乃することで
ある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、種々の構成部品（圧力容器、蓋、シールガスケ
ット及びプ、ジュロ、ド復帰スプリング）の製造上の公
差のために、これら部品によってもたらされる漏れが相
当の範囲にわたって変わるのがまぬがれないものとなる
。この漏れは不十分なものであり、この場合には圧力上
昇をひき起し又は圧力調理器内に余分の圧力を保持する
作用をする。その代９、漏れが過度になうこれが蒸気を
実質的に解放することとなりこの蒸気は浸用者が圧力の
もとに圧カシｒ４理器を開いた時に危険を及ぼすものと
なる。

本発明の１つの目的は、シールガスケットに制御された
漏れを生じ、この漏れの流量が圧力調理器の構成部品の
製造公差に関係なくほぼ一定となるようにする装置を備
えた、圧力調理器を提供することである。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕上記の目的の
ため、本発明の圧力調理器は、圧力容器と、蓋と、この
圧力容器と蓋との間のシールガスケットと、圧力容器の
縁と蓋の縁とにそれぞれ形成されかつ差込み閉鎖機構を
得るため相互に協同するようになっている案内傾斜部と
、ガスケットに制御された漏洩を生じる作用を有しかつ
蓋の横方向の開口を通）復帰手段の作用のもとにシール
ガスケットに推力を及ぼすよう蓋に取付けられ九ノッシ
、ロッドを備えた装置とから構成され、前記プッシュロ
ッドが、蓋の完全閉鎖時に圧力容器の案内傾斜部によっ
て保持されている圧力調理器である。前記プッシュロッ
ドは、蓋が不完全に閉じられそしてこのプッシュロッド
が前記案内傾斜部によって保持されていない時に、ガス
ケットを圧力容器の内側に向って押し出す効果を有して
いる。本発明の独特の構成は、シールガスケットが、こ
のガスケットの１つの縁に平行にかつ前記案内傾斜部が
設けられている圧力容器の縁に近接した１つのガスケッ
ト面上に形成された、少なくとも１つの溝を有している
ことにある。圧力容器の縁に対する前記溝の位置は、蓋
が完全に閉じられた時前記溝が圧力容器の外側に突出す
る案内傾斜部に対して当接されかつ傾斜部間の中間部分
で外側大気と連通し、前記溝は、蓋が不完全に閉じられ
そしてシールガスケットが前記圧力容器の内側に向って
プッシュロッドで押し出された時に、圧力容器の内部と
連通されるような位置となっている。

したがって、圧力調理器が正しく閉じられた時には、シ
ールガスケットは正常にその作用を遂行し、圧力調理器
は圧力のもとに置くことができる。

これに対し、圧力調理器が開けられた時又はこれが不正
確に閉じられた時には、安全装置のグッシェロッドはシ
ールガスケット上に局部的な推力を及ぼしてシールガス
ケットを圧力容器の内側に向って押し、シタがってシー
ルガスケットの溝は、圧力容器の内側と外側との間に所
定量の連通を形成する。

本発明の好適な実施態様においては、シールガスケット
は、圧力容器の内側に向う２つのシールリッグが設げら
れ次外側後端部を有し、そして溝はこのがスケシト後端
部の近くに形成される。溝はしたがってシールガスケッ
トの比較的堅い部分に形成され、その次めこの溝の確実
な寸法上の安定性が保証される。

本発明の有利な実施態様においては、溝は半円形の断面
を有している。この溝はし九がって広い外側開口部を提
供し、漏れの流量は圧力容器の縁の上方に直接配された
溝の断口によって調節される。

本発明の好適な実施態様において、シールガスケットに
はその各側口に溝が設けられている。したがりてガスケ
ットを蓋に嵌め込む時、ガスケットを取付ける方向につ
いて苦慮することを要しない。

本発明のさらに他の好適な態様によれば、安全装置のプ
ッシュロッドは蓋の横方向の開口部の縁と対向して位置
する環状肩部を有している。この環状肩部によりプッシ
ュロッドの動きは正確に決められ、溝から外側に延出す
るガスケツ）Ｏ部分はそのため圧力容器の内側に向って
押し戻されるのが阻止される。

〔実施例〕

本発明の上記及びその他の特徴は、この技術に精通した
者にとって以下の記載と添付図面を考察することにより
さらに明瞭となるであろう。

図面を参照すると、本発明の圧力調理器は普通の構造で
ありしたがって蓋２を備え念圧力容器１からなっている
。シールガスケット３が圧力容器１と蓋２との間にこれ
らの縁に沼って装着されている。この圧力調理器には、
圧力容器によって担持されかつ外側方向に延出する一連
の傾斜部４と。

蓋によりて担持されかつ内側方向に延出する一連の補助
案内傾斜部５とを有する差込み閉鎖機構が設けられてい
る。

圧力容器と是との間の相対移動ができるようにする友め
、前記蓋２には把手６が取付けられｉた圧力容器１には
把手７が取付けられている。

シールガスケット３に制御された漏れを発生させる装置
が、蓋把手の中に囲まれそして蓋２に取付けられたプッ
シュロッド８が設けられ、これが前記蓋の横方向の穴９
を貫通して復帰スプリング１０Ｃ１作用のもとに７−ル
ガスケツト３上に推力を及ぼすようにしている・前記プ
ッシュロッド８は、蓋が完全に閉じられ九時圧力容器の
案内傾斜部４によって保持される。前記プッシュロッド
８は、蓋が不完全に閉じられそしてこのプッシュロッド
が案内傾斜部により保持されていない時には。

ガスケットを圧力容器の内側に向って押し出す。

本発明によれば、シールガスケット３には、これの１つ
の縁に平行でかつ案内傾斜部４が設けられ次圧力容器壁
の縁に近接しているガスケット口に形成された、少なく
とも１つの′＠１１が設けられている。圧力容器の縁に
対するこの溝１１の位置、は、ノ、蓋が完全に閉じられ
次時、圧力容器１の外側に突出しかつ案内傾斜部４の間
に位置する中間部分で周囲の大気と連通している案内傾
斜部４に対し、前記溝１１が当接されるような位置であ
る。

前記溝１１は、蓋が不完全に閉じられシールガスケット
３が圧力容器の内側に向ってブックユロッド８により移
動させられた時に、圧力容器の内部と連通ずる。

図口に示す実施態様において、シールガスケット３は外
側後端部を有し、この後端部は、圧力容器の内側に向け
られた２つのリップを担持するように作られ、そして溝
１１がこのガスケット後端部に接近して形成される。

第２．４及び５図に、溝１１が好ましくは実質的に半円
形の断面を有していることが示されている。

図示の好適な実施態様においては、シールガスケットに
は、溝１１と同様ではあるが前記シールだスケット３の
反対側の側口に形成された第２の＠１２が設けられてい
る。

プッシュロッド８には好ましくは、蓋２の横方向の開口
９０１つの縁に向い合りて位置する環状肩部１３が設け
られる。

本発明の装置の作用は次のとおシでおる。

圧力調理器が第１図及び第２図に示すように正しく閉じ
られた時は、その作用は安全装置の通常の作用と同じで
ある。いいかえれば、プッシュロッド８が圧力容器１の
案内傾斜部４によって外側に押され、そしてシールガス
ケットが圧力容器１の全周を巡りて圧力容器１の内側縁
に当接し、それによりそのシール作用を保証しまた圧力
調理器の加圧ができるようにする。溝１１はその時完全
に圧力容器１の外側に位置している◎ 開放又は圧力調理器が第３図及び第５図に示すように不
完全に閉じられた時は、圧力容器１の案内傾斜部４と蓋
２の案内傾斜部５とがその一部において重なるだけであ
シそのため圧力調理器が圧力のもとに置かれ又は圧力下
に保持されたならば。

これが突然開くことがらり得る。しかしこの場合。

プツシ、ロッド８は圧力容器１の傾斜部４により後退位
置に保持されずシールガスケット上に局部的な推力を及
はしそれによりこのシールガスケットを復帰スプリング
１０の作用のもとに圧力容器の内側に向けて押し出す。

この動きにより、溝Ｈの一部は、圧力容器（第４図に示
されるように）の内部に延出し、容器内に収容されてい
る圧力下の蒸気が溝１１内部において、ダッシュロッド
８により押し返されておらずその結果第３図及び第５図
に示すように圧力容器の外側に位置している溝１１の対
応部分ｔｉしているｊスケットの近接部分にまで、循環
する。

シールガスケットの変形により溝１１を介して圧力容器
の内側と外側との間の連通が得られることとなる。溝１
１の半円形状の九めに、溝は、押し返された部分で圧力
容器の内側に向きまたこれに隣接する部分で圧力容器の
外側に向く広い開口部を提供する。＠１１内部での蒸気
の流量はそのため、圧力容器１の縁上方の蒸気流の高さ
におけるこの溝の断面積により決定される。ｎＭれの流
量がプッシュロッド８のシールガスケット３に作用する
方法によりて決まるような従来の装置に対比して１本発
明の装置は、適切な寸法を持った溝１１を設けることに
より蒸気の流量の正確な制御が可能となる。さらに、溝
１１は把手６から離れ次個所で蒸気を導く効果を有しし
たがって使用者は蒸気の放出による火傷の危険なしに把
手を操作することができる。

上記の作用中に溝１２の縁が蓋２の上方部分に接触して
引続き保持され蓋からの漏れの流れが全くないというこ
とは注目するに値することである。

この溝１２の作用はシールガスケット３をどのような向
きにも装着させることを本質的に可能とするもので、こ
れは圧力調理器の高度の生産性に通じるものである。

その他の注目すべき点は、制御された漏れの時に、プッ
シュロッド８の環状肩部１３が蓋２の横方向の口に対し
て接触するよう当てかわれ（第４図に示すように）、そ
のためシールガスケット３が一定距離を越えて押し返さ
れるということである。特に、溝１１の外側に位置して
いるシールガスケットの部分が圧力容器１０頂端、縁と
接触状態を保持しプツシ−ロッド８の高さにおける制御
されない漏れを阻止する。

容易に明らかなように１本発明は上記の実施態様に限定
されず、変形構造が考えられるものである。

特に、溝１１と１２は任意の断裂形状を与えることがで
きる。同様に、シールガスケット３はＵ形断面の帯状形
式のものが図示されたが、このガスケットは蓋の形状と
圧力容器の縁に適合するような他の任意の形状とするこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の圧力調理器の閉じられた位置を示す破
截頂面図、 第２図は第１図の■−■線に沿う断面図、第３図は上記
圧力調理器が不十分に閉じられ又は半は開かれ次位置に
ある第１図と同様な頂面図、第４図は第３図のＩＩ／−
４／線に沿う断面図。 第５図は第３図の■−■線に沿う断面図である。 １・・・圧力容器、２・・・蓋、３・・・シールガスケ
ット、４．５・・・案内傾斜部、８・・・プッシュロッ
ド、９・・・開口、１０・・・復帰スプリング、１１．
１２・・・溝。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、圧力容器（１）と、蓋（２）と、これら圧力容器と
   蓋との間のシールガスケット（３）と、圧力容器の縁と
   蓋の縁にそれぞれ形成されかつ差込み閉鎖機構を得るた
   め相互に協同するようになっている案内傾斜部（４、５
   ）と、シールガスケット（３）に制御された漏れを生じ
   る機能を持ちかつ前記蓋の横方向の開口（９）を貫通し
   前記シールガスケット（３）に推力を及ぼすよう蓋（２
   ）に取付けられたプッシュロッド（８）を有する装置と
   から構成され、前記プッシュロッド（８）が、蓋が完全
   に閉じられた時圧力容器の案内傾斜部（４）により保持
   され、前記プッシュロッド（８）の作用が、蓋が不完全
   に閉じられ前記プッシュロッドが前記案内傾斜部（４）
   により保持されていない時に前記ガスケットを圧力容器
   の内側に向けて押し出すものである圧力調理器において
   、前記シールガスケット（３）が、このガスケットの１
   つの縁に平行にかつ前記案内傾斜部（４）が設けられて
   いる圧力容器の縁に隣接するガスケットの口に形成され
   た少なくとも１つの溝（１１）を有し、圧力容器の縁に
   対する前記溝（１１）の位置が、蓋が完全に閉じられた
   時、圧力容器（１）の外側に突出しかつ前記傾斜部の間
   の中間位置で外側大気と連通している案内傾斜部（４）
   に対して前記溝（１１）が当接し、前記溝（１１）が、
   蓋の不完全閉鎖時及びシールガスケット（３）がプッシ
   ュロッド（８）により前記圧力容器の内側に向けて押し
   出された時に、圧力容器の内部と連通するような位置と
   なっていることを特徴とする圧力調理器。 ２、シールガスケットが、圧力容器の内側に向けられた
   ２つのシールリップが設けられた外側後端部を有し、溝
   （１１）がこのガスケット後端部の近くに形成されてい
   る特許請求の範囲第１項記載の圧力調理器。 ３、溝（１１）が半円形断面を有している特許請求の範
   囲第１項記載の圧力調理器。 ４、シールガスケット（３）には、前記ガスケットの各
   側面に溝（１１、１２）が設けられている特許請求の範
   囲第１項記載の圧力調理器。 ５、プッシュロッド（８）が、蓋（２）の横方向の開口
   （９）の縁と対向して位置する環状肩部（１３）を有し
   ている特許請求の範囲第１項記載の圧力調理器。