JPS633158Y2 - - Google Patents

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JPS633158Y2
JPS633158Y2 JP14639780U JP14639780U JPS633158Y2 JP S633158 Y2 JPS633158 Y2 JP S633158Y2 JP 14639780 U JP14639780 U JP 14639780U JP 14639780 U JP14639780 U JP 14639780U JP S633158 Y2 JPS633158 Y2 JP S633158Y2
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JP
Japan
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insulating material
lead wire
annular groove
hollow bent
container
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JP14639780U
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JPS5769326U (ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は水晶発振子、水晶共振子、水晶波
器、光センサーおよびハイブリツド回路等の素子
を内部に収容する金属製器体で装甲される形式の
気密封入容器に係り、詳しくはプリント基板に取
付ける場合に必要に応じて縦型又は横型に取付け
することができる縦横取付兼用型の気密封入容器
に関する。
この種の縦横取付兼用形の気密封入容器では、
器体に形成した中空折曲部にリード線を横断して
配設し、該中空折曲部内の環状溝にガラス又はセ
ラミツクあるいは樹脂等の絶縁材を溶融して封着
することにより、リード線を固定するものである
が、絶縁材を封着する際に絶縁材中に気泡が内包
されたままの状態で絶縁材が固化すると、素子か
ら引出すリード線間およびリード線と容器(器
体)の間の絶縁が低下してしまう。そこで、本考
案は器体の環状溝に封着する絶縁材が固化する以
前に絶縁材中に含まれる気泡を抜くことにより、
所定の絶縁性が達成できるようにした縦横取付兼
用型の気密封入容器を提供することを目的とす
る。
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。第
1図および第2図は、本考案の実施例の縦横取付
兼用型の気密封入容器の平面図および断面図であ
る。図に於て、1は金属板をプレス塑性加工法に
より逆U字断面の中空折曲部2を平面からみて方
形の環状に形成した器体であつて、中空折曲部2
を形成する内側壁3と底壁4と外側壁5との内側
に環状溝6が形成され、内側壁3および外側壁5
にはリード線9を緩通するため穴7,8があけら
れている。この穴7,8はリード線数に応じた数
とするものである。9は前記穴7,8に緩通して
中空折曲部2を横断して配設したリード線であつ
て、断面円形、角形あるいは平板状のものを使用
する。10は溶融して前記環状溝6内を埋めリー
ド線9を封着するガラス又はセラミツクあるいは
樹脂等の絶縁材、11は前記中空折曲部2の開口
側の内側壁3の端縁に電気スポツトあるいは金属
又は有機接着剤で接合部分を密にして固着した金
属製あるいはガラス製の底体、また12は底体1
1に対向して中空折曲部2の底壁4に電気スポツ
トあるいは金属又は有機接着剤で接合部分を密に
して固着した金属製、ガラス製、セラミツク製あ
るいは樹脂板製の蓋体で、中空折曲部2と底体1
1と蓋体12との間に形成される気密室13には
リード線9と接続して水晶発振子又は光センサー
及びハイブリツド回路等の素子14を封入する。
そして例えば、この容器を光センサー用の気密封
入容器として使用する場合には前記底体11、蓋
体12のうち少なくとも一方を全体又は部分的に
透明ガラス材にして容器内の光センサーが受光で
きるようにし、またこの容器を水晶発振子、水晶
共振子等の受光を必要としない素子用として使用
する場合には、通常は底体11および蓋体12を
金属製とするものである。但し、このとき底体1
1および蓋体12の一方又は両方の全体又はその
一部分にガラス材を使用することもある。
上記のように構成する縦横取付兼用型の気密封
入容器に於て、その器体1の中空折曲部2の内側
壁3、底壁4および外側壁5の全周にわたつて空
気抜用のための小孔15を適宜な数だけあけるも
のである。
したがつて、ガラス又はセラミツクあるいは樹
脂等の絶縁材10を器体1の環状溝6に配設する
ときには、器体1の中空折曲部2の穴7,8にリ
ード線9を緩通した状態で、あらかじめ環状溝6
と相似形のブロツクに形成するとともに、このブ
ロツクに前記リード線9の逃げ部分を形成したガ
ラス又はセラミツクあるいは樹脂等の絶縁材10
を環状溝6内に配置し、熱を加えることにより絶
縁材10を溶融して環状溝6の各側壁に密着させ
るとともに、この絶縁材10の中にリード線9を
埋込み、リード線9が穴7,8の中心に位置する
ようにこれを保持しながら絶縁材10が冷えて固
化するまで放置し又は強制的に冷却してリード線
9を封着するものである。この際に、溶融した絶
縁材10の中に含まれる気泡は、器体1の中空折
曲部2にあけた空気抜用の小孔15から外部へ抜
けて、絶縁材10が冷えて固化すると絶縁材10
中の気泡は完全に取除かれた状態でリード線9が
封着されることになる。
第1図および第2図の気密封入容器は、器体1
の中空折曲部2を逆U字断面に形成したものを記
載しているが、これを更に構造堅固に構成したも
のが第3図および第4図の気密封入容器である。
この容器では第1図および第2図の気密封入容器
とは器体の中空折曲部の形状が異なるものであ
る。すなわち、器体1の外側壁5の端縁に外側壁
5と略垂直にして折曲辺5aを連設し、更にこの
折曲返5aと略垂直にして折曲側辺5bを連設す
ることにより逆U字断面の外側にU字断面が連設
した形状の中空折曲部2′を形成したものである。
リード線9は、中空折曲部2′の内側壁3および
外側壁5の穴7,8に重ねて折曲側片5bにあけ
た穴8aをも緩通させて器体1の外部へ引出し、
絶縁材10は中空折曲部2′のU字断面部分に形
成される環状溝6a内も埋めるようにして環状溝
6および環状溝6a内でリード線9を封着するも
のである。
上記のように構成する縦横取付兼用型の気密封
入容器に於ても、その器体1の中空折曲部2′の
内側壁3、底壁4、外側壁5、折曲辺5aおよび
折曲側辺5bの全周にわたつて空気抜用のための
小孔15を適宜な数だけあけるものである。しか
し、外側壁5には必ずしも小孔15をあける必要
はない。
この容器に絶縁材10を封着するには環状溝6
と6aの開口部が反対側に位置するので、これら
に同時に絶縁材10を封着することはできない。
そこでまず最初に、中空折曲部2′の穴7,8,
8aにリード線9を緩通した状態で、この中空折
曲部2′の内側の環状溝6に、この環状溝6と相
似形に形成しリード線9の逃げ部分を設けたブロ
ツク状の絶縁材10を配設し、器体1を加熱する
ことにより絶縁材10を溶融してリード線9を封
着する。この際に、溶融した絶縁材10に含まれ
る気泡は、器体1の中空折曲部2′の内側壁3、
底壁4および外側壁5にあけた空気抜用の小孔1
5から外部に抜ける。中空折曲部2′の環状溝6
に絶縁材10を封着したら次に、底体11を器体
1の中空折曲部2′の折曲辺5aに固着して環状
溝6を底体11によつて密閉する。そして中空折
曲部2′の環状溝6aの開口部を上方に向けて、
同様に環状溝6aにブロツク状の絶縁材10を配
置し、これを加熱することにより環状溝6aに絶
縁材10を封着する。このときにも絶縁材10に
含まれる気泡は中空折曲部2′の折曲辺2aおよ
び折曲側辺2bにあけた小孔15から外部に抜
け、したがつて、中空折曲部2′の環状溝6,6
a内に配設される絶縁材10は気泡が完全に取除
かれた状態でリード線9を密着することになる。
なお、第1図乃至第4図の容器は器体1と底体
11と別体にしているが、これを一体化すること
もあり、また器体1の平面からみた形状は方形の
環状だけでなく、長方形、円形、楕円形、卵形等
にすることもある。
この発明は前記の実施例に基づいて実用新案登
録請求の範囲のように構成したので、器体の中空
折曲部の環状溝に配設してリード線を封着する絶
縁材は、溶融して封着する際にその内部に内包す
る気泡が器体の中空折曲部にあけた空気抜用の小
孔から抜けて固化するため、絶縁材の絶縁性が低
下することなくリード線間あるいはリード線と容
器の器体間で所定の絶縁が確保され、極めて善縁
性の優れた気密封入容器を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の気密封入容器の平面
図、第2図は同じく断面図、第3図は本考案の他
の実施例の気密封入容器の平面図、第4図は同じ
く断面図である。 1……器体、2,2′……中空折曲部、6,6
a……環状溝、9……リード線、10……絶縁
材、11……底体、12……蓋体、13……気密
室、14……素子、15……小孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状溝6を有する環状の逆U字断面形状あるい
    は該逆U字断面の外側に更に環状溝6aを有する
    U字断面を連設した形状の中空折曲部2,2′を
    形成した器体1の該中空折曲部2,2′を横断し
    てリード線9を配設するとともに、該リード線9
    を前記環状溝6,6aに配設する絶縁材10で封
    着し、前記器体1の上部と下部にそれぞれ蓋体1
    2と底体11を配設して該器体1の内側に気密室
    13を形成し、該気密室13内に前記リード線9
    と接続して素子14を封入するようにした気密封
    入容器に於て、中空折曲部2,2′の適所に、環
    状溝6,6aに絶縁材10を溶融して封着する際
    に絶縁材10に含まれる気泡を抜くための小孔1
    5を適宜な数だけ形成したことを特徴とする気密
    封入容器。
JP14639780U 1980-10-16 1980-10-16 Expired JPS633158Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14639780U JPS633158Y2 (ja) 1980-10-16 1980-10-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14639780U JPS633158Y2 (ja) 1980-10-16 1980-10-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5769326U JPS5769326U (ja) 1982-04-26
JPS633158Y2 true JPS633158Y2 (ja) 1988-01-26

Family

ID=29505967

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JP14639780U Expired JPS633158Y2 (ja) 1980-10-16 1980-10-16

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JPS5769326U (ja) 1982-04-26

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