JPS63315830A - 温風暖房機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は温風暖房機に関する。

（従来の技術） 従来の温風暖房機として、室内の空気をファンの駆動に
よりフィルタを介してバーナへ燃焼用空気として供給す
ると共に燃焼筐の周囲へ温風用空気として供給し、該燃
焼筐からの排熱と共に再び室内へ吹出し、これを暖房用
の温風として利用するものは知られ、この場合フィルタ
が埃り等で目詰りするのを知らせる為に温風用空気の通
路にバイメタルスイッチを設け、吸引空気が減って温風
用空気の温度が一定値以上になったとき、これを該バイ
メタルスイッチで感知し、フィルタの目詰り信号を発す
るようにしたものは知られる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記従来のものはバーナへの燃焼用空気
の減少を温風用空気の温度上昇として間接的に感知して
いるため、燃焼用空気が減少して燃焼が不完全でも、温
風用空気が十分に供給されていると温風用空気の温度は
上昇せずフィルタの目詰り信号が発せられず、バーナの
燃焼不良が更に進んでしまう不都合がある。

（問題点を解決するための手段） 本発明はフィルタの目詰りをバーナの燃焼変化として直
接感知することにより上記不都合を無くそうとするもの
であって、ファンの駆動によりフィルタを介してバーナ
へ燃焼用空気を供給するものにおいて、該バーナに臨ま
せて感熱素子を設け、該フィルタの目詰りに伴う該バー
ナ又は燃焼炎の温度変化を該感熱素子で感知し、その感
知出力により警報器を作動させるようにしたことを特徴
とする。

（作　用） 本発明は上記構成によるもので、燃焼用空気が減少して
、バーナ又は燃焼炎の温度が変化すると、これをバーナ
に臨ませた感熱素子が感知して警報器を作動させるので
、燃焼用空気の減少を温風用空気の温度上昇とは無関係
に直接感知することができ、フィルタの目詰りを感熱素
子により確実に知らせることができる。

（実施例） 次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図及び第２図において、（１）は背面上部にフィル
タ（２）付の温風用空気の吸込口（３）を備え背面下部
にフィルタ（４）付の燃焼用空気の吸込口（５）を備え
前面下部に温風吹出口（６）を備えた外筐、（７）は外
筐（１）内の温風吹出口（６）に対向する位置に設けた
対流用ファン、（８）は外筐（１）内に設けられ下部に
セラミックプレートを有する全−次空気式のバーナ（９
）を備えた燃焼筐、（１０はバーナ（９）にガスを供給
するガス供給路を示し、該ガス供給路（ＩＧには、上流
側の電磁開閉弁（１１）と下流側の電磁比例弁０３とを
介在させて、室温に応じてこれが設定温度を下回ったと
きは電磁開閉弁（Ｉｖを開弁状態のまま電磁比例弁（Ｉ
ｚの開度を大きくしてバーナ（９）への供給ガス量を所
望量まで増大させ、設定温度を上回ったときは電磁開閉
弁（１１）を開弁状態のまま電磁比例弁（′ｌｚの開度
を小さくしてバーナ（９）への供給ガス量を所望量まで
減少させ、更に室温が上昇したときは電磁開閉弁（１１
）を閉じてバーナ（９）への燃焼供給を停止させるよう
にした。

０３はバーナ〈９）の燃焼面に臨ませた感熱素子たる熱
雷対を示し、該熱電対ａ３からの出力すなわち起電力の
大きさに応じて対流用ファン（７）の回転数を増減制御
することでバーナ〈９）の燃焼状態に見合った燃焼用空
気と温風用空気とが得られるようにした。

以下これを詳述すると、対流用ファン（ｆ）の制御は熱
電対（ｌｅの起電力の大きさに応じた回転数指令信号を
発生する回転数指令回路Ｇ４１と、対流用ファン（７）
の回転数検知用ピックアップコイル（ｌＳと、該ピック
アップコイル（１ｓ１からの出力により該対流用ファン
（７）の実際の回転数に応じた信号を発生する回転数検
知回路１１Ｇと、該両回路（＋４１００からの信号を入
力する差動増幅回路（１７１とを設け、該差動増幅回路
（＋７）の出力により対流用ファン（７）の駆動モータ
ＣＵ１１０の回転制御用パワートランジスタ（１９を作
動させて、該両回路（１＠　ａｅからの信号の偏差が零
になるように対流用ファン（７）の回転数を増減させ、
かくて熱電対ａ３の出力の変化すなわちバーナ（９）の
燃焼状態に応じた燃焼用空気と温風用空気とが得られる
ようにした。

かくするときは、室内温度が設定温度になっていない場
合は、電磁開閉弁（１’Ｄが開弁状態に保持されたまま
電磁比例弁（ＩＺが設定温度に応じた開度に制御される
と共に対流ファン（７）が設定温度に応じた回転数に制
御され、バーナ（９）が着火されて、室内の空気が対流
ファン（７）により吸引されてフィルタ（４）を介して
バーナ（９）へ燃焼用空気として所望量供給されると共
にフィルタ（２）を介して燃焼筐（８）の周囲の温度通
路■へ温風用空気として所望量供給され、温められた温
風用空気が燃焼筐（８）から排熱と共に温風吹出口（６
〉から吹出され、これにより室内は設定温度に維持され
る。

以上はフィルタ（２）　（４）に目詰りがなく、バーナ
（９）への燃焼用空気が十分に供給されて正常燃焼して
いる場合であり、この場合、具体的にはバーナ（９）の
プレートの温度は５００℃第３図に示すように対流用フ
ァン（７）の回転数は１ｌ１００ｒｐ以下熱雷対ｑ３の
起電力は２５ＩＩｌｖ以下、であるが、フィルタ（４）
が徐々に目詰りし、燃焼用空気が徐々に減少するときは
、これを知らせるのが望ましく、本発明ではフィルタ（
４）の目詰りに伴うバーナ（９）又は燃焼炎の温度変化
を前記熱電対（１，ｍで感知し、その感知出力により警
報器のを作動させるようにし、具体的にはフィルタ（４
）が徐々に目詰りし、バーナク９）のプレートの温度が
６００℃、対流ファン（７）の回転数が１５００ｒｐｍ
　ｓ熱電対（１３の起電力が２８ｍｖとなったとき、こ
れを例えば比較器■により判別して警報器０たるランプ
、ブザー等を作動させ、目詰りを知らせるようにした。

さらにフィルタ（４）の目詰りが進行し、燃焼用空気が
極端に減少してバーナ（９）が逆火傾向になって、バー
ナが過熱されたりする場合にはバーナ（９）のプレート
の温度は７００℃、対流用ファン（７）の回転数は１．
５００ｒｐＩＩｌ熱電対ａ３の起電力は３４ＩＩｌ■と
なるので、熱電対（Ｉｅの起電力が３４ｍｖとなったと
きはこれを例えば比較器ωにより判別してバーナ（９）
の燃焼を停止させるようにした。

図中■は温風通路■、温風吹出−（６）等が詰ったとき
の外筐（１）内の異常な温度上昇で作動して電磁開閉弁
（Ｉ′Ｄを閉弁するオーバーヒートスイッチを示す。

尚、上記した実施例によれば、１つの熱電対（１３から
の出力をとらえて段階的に警報器σとバーナ（９）の燃
焼停止とを順次行なうようにしているので、２つのバイ
メタルの一方で警報器Ｏを作動させ、他方でバーナ（９
）の燃焼を停止させるようにしたもののように互の特性
誤差のためバーナ（９）の燃焼停止が警報器■の作動よ
り先になるようなことがなくなる。

尚、上記した実施例では、熱電対ｑ■の高温部をバーナ
（９）の燃焼面に可及的に接近させ、バーナ（９）又は
燃焼炎の温度上昇に比例して該熱電対ａ９から発生され
る起電力を上昇させて、フィルタ（４）の目詰りを感知
するようにしたが、バーナをブンゼンバーナとし熱電対
（′１３の高温部を正常燃焼時の燃焼炎の先端部に位置
させ、燃焼用空気の減少に伴う燃焼炎の伸長に比例して
該熱電対（Ｉｅからの起電力を下降させて、フィルタ（
４）の目詰りを感知するようにしても良い。

尚、上記した実施例では、バーナ（９）の消火操作後直
ちに再点火操作した場合にもいわゆるオーバーシュート
現象により、熱電対（１３から２８１１ＩＶ以上の起電
力が発生され、警報器■が作動してしまう虞れがあるの
で、これ虞れを無くすため、第４図に示すように、タイ
マ・保持回路■を設け、熱電対（１３から２８ｍｖの起
電力が３０秒以上連続して発生されて初めて警報器■を
作動させ目詰りを知らせるようにし、さらにタイマ回路
■を設け、熱電対（１３から３４ｎ＋ｖの起電力が１０
秒以上連続して発生されて初めてバーナ（９）の燃焼を
停止させるようにするのが好ましい。但しこのようにタ
イマ・保持回路■とタイマ回路Ｃ！Φとを設けた場合に
おいて、３０秒以内に熱電対（′１３から３４１１１ｖ
の起電力が１０秒以上連続して発生されると、警報器■
が作動される前にバーナ（９）の燃焼が停止されてしま
うので、これを無くすため、基準レベルを下げタイマ・
保持回路■の設定時間を短くするダイオード■を含む回
路■を設け、熱電対（′ｌｅから２８１１ＩＶの起電力
が５秒以上連続して発生され、その後３４ｍｖの起電力
が発生されたときは、警報器のを作動させ、目詰りを知
らせた後にバーナ（９）の燃焼が停止されるようにした
。

尚、第４図のタイマ・保持回路によれば何らかの原因で
３０秒たった後一時的に熱電対（１３からの起電力が２
８ｏ＋ｖ以下に下っても警報器Ｑの作動が保持されるよ
うにした。

尚、第４図はタイマ・保持回路■の設定時間を短くする
ために基準レベルを下げる回路■を用いたが、第５図の
ように充電時間を短くする回路■を用いても良い。

尚、フィルタ（２）　（４）を掃除した後、つけ忘れた
ままで点火操作をしたときには不都合を生じるので、フ
ィルタ（２）　（４）に夫々マイクロスイッチをそのレ
バーの部分において直接又は間接的に当接させ、フィル
タ（２）　（４）を外したままのときはマイクロスイッ
チが作動してランプを点灯させたり、ブザーを鳴らした
りして知らせるようにするのが好ましく、また点火操作
してもマイクロスイッチが作動してバーナ（９）を停止
させるようにするのが好ましい。

（発明の効果） このように本発明によるときは、バーナの燃焼状態をバ
ーナ又は燃焼炎の温度を感知する感熱素子で直接感知し
、その感知出力により警報器を作動させ、フィルタの目
詰りを知らせるようにしたので、バーナの燃焼状態を温
風用空気の温度を感知するバイメタルで間接的に感知し
てフィルタの目詰りを知らせる前記従来のものよりもフ
ィルタの目詰りを確実に使用者に認知させることができ
る効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施の１例を示す裁断側面図、第２図
はその作動回路図、第３図はその熱電対の出力と対流フ
ァンの回転数との関係を含めたフローチャート、第４図
はその電気回路図、第５図は他の実施例の電気回路図で
ある。 （４）・・・フィルタ　　（Ｄ・・・対流ファン（ファ
ン）（９）・・・バーナ　　　０３・・・熱電対（感熱
素子）■・・・警報器 、４　堅・７・３１８

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ファンの駆動によりフィルタを介してバーナへ燃焼用空
   気を供給するものにおいて、該バーナに臨ませて感熱素
   子を設け、該フィルタの目詰りに伴う該バーナ又は燃焼
   炎の温度変化を該感熱素子で感知し、その感知出力によ
   り警報器を作動させるようにしたことを特徴とする温風
   暖房機。